JPS58950B2 - 焼結金属の接合方法 - Google Patents
焼結金属の接合方法Info
- Publication number
- JPS58950B2 JPS58950B2 JP55166453A JP16645380A JPS58950B2 JP S58950 B2 JPS58950 B2 JP S58950B2 JP 55166453 A JP55166453 A JP 55166453A JP 16645380 A JP16645380 A JP 16645380A JP S58950 B2 JPS58950 B2 JP S58950B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sintered
- metal piece
- joining
- metal
- solder material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は粉末冶金製品である鉄系焼結金属部品の製造技
術において特に複雑な形状を有する部品の製造法に関す
るものである。
術において特に複雑な形状を有する部品の製造法に関す
るものである。
鉄系焼結部品は自動車、家電機器、事務機等に実用化さ
れており、その応用範囲はますます広がりつつあり、要
求される性能もより厳しくなっている。
れており、その応用範囲はますます広がりつつあり、要
求される性能もより厳しくなっている。
本発明はこれらの応用の中で、金型で１回で成型不可能
な複雑形状、例えば部品の内面に空洞を有するものとか
、段付形状で中央部がくびれているような部品を安く多
量に製造することを目的としたものである。
な複雑形状、例えば部品の内面に空洞を有するものとか
、段付形状で中央部がくびれているような部品を安く多
量に製造することを目的としたものである。
かゝる複雑な部品は従来、焼結後の機械加工による方法
か、静圧成型等で製造可能なものがあるがいずれも極め
て高価になるのが欠点であった。
か、静圧成型等で製造可能なものがあるがいずれも極め
て高価になるのが欠点であった。
本発明はかゝる問題を解決することができる焼結金属の
接合方法である。
接合方法である。
次に本発明の内容を図面により詳細に説明する。
第１図及び第２図は本発明の実施例を示すもので、第１
図は平面図、第２図は第１図Ａ−Ａ′での縦断面であり
、３つの鉄系金属片、１，２，３を重ねて、加熱処理す
る前の状態を示す。
図は平面図、第２図は第１図Ａ−Ａ′での縦断面であり
、３つの鉄系金属片、１，２，３を重ねて、加熱処理す
る前の状態を示す。
最上段の金属片１には貫通孔４．５が形成されてあり、
中段の金属片２には１つの貫通孔５′が形成され、最下
段の金属片３には貫通孔は設けてない。
中段の金属片２には１つの貫通孔５′が形成され、最下
段の金属片３には貫通孔は設けてない。
そして、貫通孔４．５中には鑞材６，７が挿入されであ
る。
る。
金属片１，２，３は貫通孔、５，５′が合致するように
重ねられ、この全体を鑞材が溶融する温度で加熱すると
、鑞材６は溶融して、金属片１と２の接合面８に浸透し
、鑞材７は金属片２と３の接合面９に十分に浸透し、加
熱後は金属片１，２，３は完全に接合一体化され段付の
複雑形状の部品を得ることができる。
重ねられ、この全体を鑞材が溶融する温度で加熱すると
、鑞材６は溶融して、金属片１と２の接合面８に浸透し
、鑞材７は金属片２と３の接合面９に十分に浸透し、加
熱後は金属片１，２，３は完全に接合一体化され段付の
複雑形状の部品を得ることができる。
鑞材は合金片でもよく、粉末状鑞材を型押成型したタブ
レットでもよい。
レットでもよい。
金属片は鉄系粉末を型押した成型体でも１度焼結した焼
結体でも構わない。
結体でも構わない。
成型体の場合は本発明の加熱によって焼結と鑞材による
接合を同時に行うことが出来る。
接合を同時に行うことが出来る。
以上は、金属片が３個の場合で説明したが３個以上の組
合せでも同様に接合が可能であることは容易に理解でき
よう。
合せでも同様に接合が可能であることは容易に理解でき
よう。
上記貫通孔は金型な始めから準備しておけば型押によっ
て精度よく、所定の位置に設けることができる。
て精度よく、所定の位置に設けることができる。
又、各金属片の積重ねの位置設定のために適当な箇所に
、製品特性を害さない程度のキリカキ、凹凸部を設ける
ことも型押によって可能であり、加熱による位置ずれを
防止できる。
、製品特性を害さない程度のキリカキ、凹凸部を設ける
ことも型押によって可能であり、加熱による位置ずれを
防止できる。
次に実施例により本発明を説明する。
実施例
鉄系焼結金属として、Ｃｕ：２重量％、Ｃ：０．８重量
％、残部Ｆｅの組成の混合粉末により、第３図イ２０、
への形状に型押体を作製した。
％、残部Ｆｅの組成の混合粉末により、第３図イ２０、
への形状に型押体を作製した。
型押密度はイが６．５ｇ／ｃｍ３、口、ハが６．８ｇ／
ｃｍ３である。
ｃｍ３である。
各々の型押体には１１，１１，１２，１２′。
１４．１４′なる鑞材挿入のための貫通孔が型押時設け
られである。
られである。
これを組合せて、第３図二に示す形に重ね、Ｎｉ：４０
％、Ｃｕ：４０％、残部Ｍｎなる組成の鑞材粉末の型押
体ホを組合せた上段の貫通孔１１，１１′、１２，１２
′の中に挿入したのち、吸熱型変成ガス（原料ブタン）
雰囲気中で１１５０℃で１Ｈ焼結を行った。
％、Ｃｕ：４０％、残部Ｍｎなる組成の鑞材粉末の型押
体ホを組合せた上段の貫通孔１１，１１′、１２，１２
′の中に挿入したのち、吸熱型変成ガス（原料ブタン）
雰囲気中で１１５０℃で１Ｈ焼結を行った。
得られた焼結体は第３図二の斜視図の如き１体の部品で
あり、型押体１０，１３，１６は各接合面は鑞材が充分
に浸透し接合面は強固に接合されていた。
あり、型押体１０，１３，１６は各接合面は鑞材が充分
に浸透し接合面は強固に接合されていた。
上記は接合すべき金属片が型押体の場合であるが、第３
図のイ９９０、ハいったん焼結したのち、二の如く組合
せて加熱してもよい。
図のイ９９０、ハいったん焼結したのち、二の如く組合
せて加熱してもよい。
この場合は、加熱温度は、より低くてもよく、時間は１
５分で十分であった。
５分で十分であった。
以上述べた如く、本発明は従来の金型による成型では不
可能であった複雑な形状の焼結部品の製造を可能にする
ものであり、しかも安価に製造することができるように
なった。
可能であった複雑な形状の焼結部品の製造を可能にする
ものであり、しかも安価に製造することができるように
なった。
又鑞材が接合面に充分浸透することにより高圧液体及び
気体に対する気密性も向上するためにコンプレッサ一部
品、パワステアリング用のサイドプレート等、従来の焼
結部品では不可能な用途にも適用できるようになった。
気体に対する気密性も向上するためにコンプレッサ一部
品、パワステアリング用のサイドプレート等、従来の焼
結部品では不可能な用途にも適用できるようになった。
第１図は、本発明内容を説明するための上面から見た平
面図、第２図は第１図のＡ−に面の断面図、第３図は本
発明の実施例を示す斜視図である。 １．２．３・・・・・・金属片、４，５，５′・・・・
・貫通孔、６、７・・・・・・鑞材、８．９・・・・・
・接合面、１０，１３゜１５・・・・・・型押体、１１
，１１′、１２，１２′、１４゜１４′・・・・・・貫
通孔、１７・・・・・・金属片組合体、１８・・・・・
・鑞材型押体。
面図、第２図は第１図のＡ−に面の断面図、第３図は本
発明の実施例を示す斜視図である。 １．２．３・・・・・・金属片、４，５，５′・・・・
・貫通孔、６、７・・・・・・鑞材、８．９・・・・・
・接合面、１０，１３゜１５・・・・・・型押体、１１
，１１′、１２，１２′、１４゜１４′・・・・・・貫
通孔、１７・・・・・・金属片組合体、１８・・・・・
・鑞材型押体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １３個以上の鉄系焼結金属をその平端面間で接合して複
雑な形状の焼結部品を製造する方法において、最下段の
金属片を除いて各金属片の所定の位置に貫通孔を設け、
各段の接合面に鑞材が浸透出来るように該貫通孔を合せ
て、各金属片を重ね該貫通孔に鑞材を挿入したのち、全
体を加熱することによって前記鑞材を各接合面に浸透す
るようにしたことを特徴とする焼結金属の接合方法。 ２、特許請求の範囲第１項において、各金属片が型押成
型したものであることを特徴とする焼結金属の接合方法
。 ３ 特許請求の範囲第１項において、各金属片が成型後
焼結された焼結体であることを特徴とする焼結金属の接
合方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55166453A JPS58950B2 (ja) | 1980-11-25 | 1980-11-25 | 焼結金属の接合方法 |
| US06/302,355 US4425299A (en) | 1980-09-24 | 1981-09-15 | Method for bonding sintered metal pieces |
| CA000386199A CA1156808A (en) | 1980-09-24 | 1981-09-18 | Method for bonding sintered metal pieces |
| AU75498/81A AU546431B2 (en) | 1980-09-24 | 1981-09-18 | Brazing |
| EP81107593A EP0048496B1 (en) | 1980-09-24 | 1981-09-23 | Method for bonding sintered metal pieces |
| DE8181107593T DE3168170D1 (en) | 1980-09-24 | 1981-09-23 | Method for bonding sintered metal pieces |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55166453A JPS58950B2 (ja) | 1980-11-25 | 1980-11-25 | 焼結金属の接合方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5788969A JPS5788969A (en) | 1982-06-03 |
| JPS58950B2 true JPS58950B2 (ja) | 1983-01-08 |
Family
ID=15831678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55166453A Expired JPS58950B2 (ja) | 1980-09-24 | 1980-11-25 | 焼結金属の接合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58950B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6160525B2 (ja) * | 2014-03-18 | 2017-07-12 | トヨタ自動車株式会社 | 部品の接合方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56114589A (en) * | 1980-02-14 | 1981-09-09 | Agency Of Ind Science & Technol | Manufacture of metallic product with hole |
-
1980
- 1980-11-25 JP JP55166453A patent/JPS58950B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56114589A (en) * | 1980-02-14 | 1981-09-09 | Agency Of Ind Science & Technol | Manufacture of metallic product with hole |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5788969A (en) | 1982-06-03 |
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