JP6159858B1 - 医療活動支援装置及び医療活動支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】災害の現場で撮影された医用画像を撮影から経過した時間を把握した上で利用できるようにすること。【解決手段】時刻算出部201は、GPS衛星からの電波が示す信号に基づいて現在の時刻を算出する。時刻出力部202は、時刻算出部201により算出された現在の時刻を医療活動支援装置10に出力する。時刻同期部102は、タイムサーバ装置20から出力されてきた現在の時刻に時計部101の時刻を同期させる。医用画像取得部103は、医用画像機器により撮影された医用画像を取得する。印刷用データ出力部105は、医用画像取得部103により取得された医用画像と、その医用画像の撮影日時とを印刷するための印刷用データを出力する。【選択図】図5

Description

本発明は、災害の現場で医療活動を支援するための技術に関する。
災害の現場で医療活動を支援するための技術が知られている。例えば特許文献1には、災害現場で使用される第1電子ペンで生成された記入情報と、搬送機関で使用される第2電子ペンで生成された記入情報のいずれであるかを判定して、傷病者の現場から医療機関に収容するまでの状況に応じた傷病者搬送情報を生成する技術が開示されている。
特開2013−222328号公報
災害時には、災害の現場にX線装置などの医用画像機器が緊急車両等により搬送されてきて、患者の医用画像が撮影される場合がある。その場合、撮影された医用画像が搬送先の病院でも利用できることが望ましい。また、治療の際に怪我をしてからの経過時間が重要になる場合もあるため、医用画像が撮影されてから経過した時間を病院側で把握できることが望ましい。
そこで、本発明は、災害の現場で撮影された医用画像を撮影から経過した時間を把握した上で利用できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、医用画像機器により撮影された医用画像を取得する取得部と、時計部と、外部からの電波に基づいて現在の時刻を算出して前記医用画像機器が内蔵時計を備えている場合には当該内蔵時計を前記現在の時刻に同期する外部装置から算出された現在の時刻が出力されてくると、当該現在の時刻に前記時計部の時刻を同期させる同期部と、取得された前記医用画像と、前記医用画像が撮影されたときの時刻とを印刷するための印刷用データを出力する出力部であって、前記医用画像機器の内蔵時計の時刻が前記医用画像に付加されている場合には当該時刻を前記医用画像が撮影されたときの時刻とし、当該時刻が前記医用画像に付加されていない場合には前記時計部が示す時刻を前記医用画像が撮影されたときの時刻として前記印刷用データを出力する出力部とを備え、持ち運ばれて利用される医療活動支援装置を提供する。
また、前記時計部は、内部電源で動作しており、前記同期部は、前記内部電源以外の電源で動作しており、当該電源が投入されたことを契機として前記同期を行ってもよい。
また、前記出力部は、前記印刷用データを、前記医用画像を表示する機能及び当該医用画像の印刷を印刷手段に指示する機能を備えるUI(User Interface)端末に無線で出力してもよい。
また、本発明は、上記の医療活動支援装置と、前記医用画像機器が内蔵時計を備えている場合には当該内蔵時計を前記現在の時刻に同期する前記時刻算出装置とを備える医療活動支援システムを提供する。
さらに、自装置の筐体の外部に露出する端子と、前記端子に一端が接続されるケーブルと、前記ケーブルの他端に接続され、且つ、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信するアンテナであって、利用者によって前記筐体から離れた場所に移動可能な状態で利用されるアンテナと、前記ケーブル及び前記端子を介して前記アンテナが接続されて当該アンテナが受信したGPS衛星からの電波が示す信号に基づいて現在の時刻を算出する算出部と、算出された当該時刻を前記医療活動支援装置に出力する出力部とを備え、持ち運ばれて利用される時刻算出装置とを備えていてもよい。
本発明によれば、災害の現場で撮影された医用画像を撮影から経過した時間を把握した上で利用できるようにすることができる。
実施例に係る医療活動支援システムの全体構成を表す図 医療活動支援装置のハードウェア構成を表す図 タイムサーバ装置のハードウェア構成を表す図 UI端末のハードウェア構成を表す図 医療活動支援システムの各装置が実現する機能構成を表す図 表示された印刷用データの一例を表す図 患者シートに印刷された印刷用データの一例を表す図 印刷処理における各装置の動作手順の一例を表す図
[1]実施例
図1は実施例に係る医療活動支援システム1の全体構成を表す。医療活動支援システム1は、災害が発生した現場での医療活動を支援するためのシステムである。医療活動支援システム1は、医用画像機器2と、プリンタ3と、無線LAN(Local Area Network)ルータ4と、医療活動支援装置10と、タイムサーバ装置20と、UI(User Interface)端末30とを備える。
無線LANルータ4は、無線LANの規格に準拠した無線通信を行う装置であり、医用画像機器2、医療活動支援装置10、タイムサーバ装置20及びUI端末30の無線通信によるデータのやり取りを仲介する。なお、図1の構成は一例であり、各装置間の通信が有線で行われてもよい。また、無線LANルータ4を介さずに各装置が互いにP2P(Peer to Peer)で通信を行ってもよい。
医用画像機器2は、X線画像、CT(Computed Tomography)画像、MRI(Magnetic Resonance Imaging)画像及び超音波断層画像等の医療に用いる画像を撮影する機器である。医用画像機器2は、救急車両及び救急医療用ヘリコプター等によって災害の現場まで運ばれて患者の医用画像を撮影する。医用画像機器2は、DICOM(Digital Imaging and COmmunication in Medicine)に準拠して医用画像の生成及び通信を行う。
DICOMとは、米国放射線学会(ACR:American College of Radiology)と北米電子機器工業会(NEMA:National Electrical Manufacturers Association)が開発した、医用画像のフォーマット及び医用画像機器間の通信プロトコルを定義した標準規格である。医療活動支援装置10も、このDICOMに準拠したデータの処理及び通信を行う。医用画像機器2は、撮影した医用画像をDICOMフォーマットで生成し、DICOMの通信プロトコルで医療活動支援装置10に送信する。
医療活動支援装置10は、災害現場での医療活動を支援するために用いられる医用画像などの情報を処理する情報処理装置である。医療活動支援装置10は、医用画像機器2から送信されてきた医用画像を受信し、受信した医用画像をUI端末30に表示させるための処理や、その医用画像をプリンタ3に印刷させるための処理を行う。
タイムサーバ装置20は、外部からの電波に基づいて現在の時刻を算出する処理を行う情報処理装置である。タイムサーバ装置20は、本実施例では、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波に基づいて時刻を算出する。タイムサーバ装置20がNTP(Network Time Protocol:ネットワークに接続された機器の時計の時刻を同期するための通信プロトコル)に準拠した通信を行うことで、医療活動支援装置10の内蔵時計及び医用画像機器2の内蔵時計の時刻がタイムサーバ装置20の算出した時刻に同期される。なお、内蔵時計が年月日及び曜日等も示す場合、それらも合わせて同期されてもよい。
UI端末30は、医用画像の表示及び医療活動支援装置10の操作の受け付け等の処理を行うユーザインターフェースとなる端末装置である。プリンタ3は、患者に渡す用紙等の媒体(以下「患者シート」という)に医用画像を印刷する印刷手段である。医療活動支援システム1を利用する医療従事者及び救急隊員等のユーザがUI端末30に医用画像を表示させてその医用画像を患者シートに印刷する操作を行うと、UI端末30から印刷の指示がされてプリンタ3が医用画像を患者シートに印刷する。こうして医用画像が印刷された患者シートを患者に持たせることで、患者が搬送先の病院でその患者シートを医師に渡して自分の容態を診察する参考にしてもらうことができる。
図2は医療活動支援装置10のハードウェア構成を表す。医療活動支援装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、ストレージ14と、第1通信部15と、第2通信部16と、内蔵時計17とを備えるコンピュータである。CPU11は、RAM12をワークエリアとして用いてROM13やストレージ14に記憶されているプログラムを実行することで各部の動作を制御する。
ストレージ14は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)及びフラッシュメモリ等の記憶手段であり、CPU11が制御に用いるデータやプログラムを記憶している。第1通信部15は、有線LANの規格に準拠した通信を行う通信回路を有し、外部装置と有線通信を行う。第2通信部16は、無線LANの規格に準拠した無線通信を行う通信回路を有し、外部装置と無線通信を行う。
内蔵時計17は、医療活動支援装置10の内部に設けられており、時計用電池18から供給される電力で稼働する。時計用電池18は、内蔵時計17に電力を供給する電源である。時計用電池18は本発明の「内部電源」の一例である。バッテリー19は、内蔵時計17以外の各部に電力を供給する電源である。バッテリー19は本発明の「内部電源以外の電源」の一例である。
図3はタイムサーバ装置20のハードウェア構成を表す。タイムサーバ装置20は、CPU21と、RAM22と、ROM23と、ストレージ24と、通信部25と、I/F(Inter Face)26と、アンテナ27と、ケーブル28と、バッテリー29とを備えるコンピュータである。CPU21からストレージ24までは、図2に表す同名のハードウェアと共通するハードウェアである。
通信部25は、無線LANの規格に準拠した通信を行う通信回路を有し、外部装置と有線通信を行う。I/F26は、自装置の筐体の外部に露出する端子を備える。ケーブル28は、一方の端がI/F26の端子に接続され、他方の端子がアンテナ27に接続されている。つまり、アンテナ27は、ケーブル28を介してタイムサーバ装置20の筐体に接続されている。アンテナ27は、GPS衛星からの電波を受信する。アンテナ27が受信した電波が示す信号は、ケーブル28を介してI/F26に供給される。I/F26は、供給された信号をA/D(Analog/Digital)変換してCPU21に伝えるインターフェースである。バッテリー29は、自装置の各部に電力を供給する電源である。
図4はUI端末30のハードウェア構成を表す。UI端末30は、CPU31と、RAM32と、ROM33と、ストレージ34と、第1通信部35と、第2通信部36と、タッチスクリーン37とを備えるコンピュータである。CPU31からROM33までは、図2に表す同名のハードウェアと共通するハードウェアである。ストレージ34は、フラッシュメモリ等の記憶手段であり、CPU31が制御に用いるデータやプログラムを記憶している。
第1通信部35は、無線LANの規格に準拠した無線通信を行う通信回路を有し、外部装置と無線通信を行う。第2通信部36は、例えばBluetooth(登録商標)に準拠した無線通信を行う通信回路を有し、外部装置と無線通信を行う。タッチスクリーン37は、自装置の表示手段であるディスプレイと、ディスプレイの表面に設けられたタッチパネルとを備え、画像を表示するとともに、ユーザからの操作を受け付ける。
医療活動支援システム1が備える各装置のCPUがプログラムを実行して各部を制御することで、以下に述べる機能が実現される。
図5は医療活動支援システム1の各装置が実現する機能構成を表す。医療活動支援装置10は、時計部101と、時刻同期部102と、医用画像取得部103と、印刷用データ生成部104と、印刷用データ出力部105とを備える。タイムサーバ装置20は、時刻算出部201と、時刻出力部202とを備える。UI端末30は、印刷用データ表示部301と、印刷指示部302とを備える。
医療活動支援装置10の時計部101は、自装置が備える内部電源(図2に表す時計用電池18)から供給される電力で動作する内蔵時計である。一方、医療活動支援装置10が備える時計部101以外の各部は、この内部電源以外の電源(図2に表すバッテリー19)から供給される電力で動作する。
時計部101は、例えば通常の精度を有するクォーツ時計であるため、ひと月に数十数秒程度ずれる場合がある。一方、医療活動支援装置10は災害時又は訓練時等にしか利用されないため、時計部101の時刻のずれを直す機会が少ない。そのため、災害発生時にはどれだけ時刻がずれているか分からないので、その時点で正確な時刻に合わせることが望ましい。その時刻合わせを時刻同期部102が行う。
時刻同期部102は、外部からの電波に基づいて現在の時刻を算出する外部装置であるタイムサーバ装置20から出力されてきたその現在の時刻に時計部101の時刻を同期させる。時刻同期部102は本発明の「同期部」の一例である。時刻同期部102は、前述した内部電源以外の電源が投入されたことを契機として時計部101の時刻の同期を行う。具体的には、時刻同期部102は、電源から電力が供給されて動作を開始すると、まず、タイムサーバ装置20に現在の時刻の出力を要求する要求データを送信する。
タイムサーバ装置20の時刻出力部202は、医療活動支援装置10から送信されてきた要求データを受け取ると、時刻算出部201に現在の時刻の算出を指示する。時刻算出部201は、図3に表すケーブル28を介してアンテナ27が接続されており、アンテナ27が受信したGPS衛星からの電波が示す信号に基づいて現在の時刻を算出する。時刻算出部201は本発明の「算出部」の一例である。時刻算出部201は、GPSを時刻同期に利用する周知の技術を用いて現在の時刻を算出する。
時刻算出部201は、現在の時刻を算出すると、算出した時刻を示す時刻データを時刻出力部202に供給する。時刻出力部202は、供給された時刻データを医療活動支援装置10に送信することで、時刻算出部201により算出された現在の時刻を医療活動支援装置10に出力する。時刻出力部202は本発明の「出力部」の一例であり、タイムサーバ装置20は本発明の「時刻算出装置」の一例である。
時刻同期部102は、送信されてきた時刻データを受け取ると、受け取った時刻データが示す時刻に時計部101の時刻を同期させる。このようにして、医療活動支援装置10の電源が投入されたときに時計部101の時刻がより正確な時刻に合わせられるようになっている。
医用画像機器2には、内蔵時計を備えていて撮影した医用画像に撮影日時(撮影日及び撮影時刻)を付加する(具体的には、医用画像データのメタデータに撮影日時を付加する)ものと、内蔵時計を備えていないため、又は、内蔵時計を備えているが、撮影した医用画像に撮影日時を付加しないものとがある。時刻出力部202は、自装置と医用画像機器2との通信が可能な状態になると、上記の時刻データを医用画像機器2にも送信する。医用画像機器2は、内蔵時計を備えている場合、送信されてきた時刻データを受け取ると、受け取った時刻データが示す時刻に内蔵時計の時刻を同期させる。
医用画像取得部103は、図1に表す医用画像機器2により撮影された医用画像を取得する。医用画像取得部103は本発明の「取得部」の一例である。医用画像取得部103は、医用画像機器2からDICOMの通信プロトコルに準拠して送信されてくるDICOMフォーマットの医用画像を受信して、受信した医用画像を取得する。医用画像取得部103は、取得した医用画像を印刷用データ生成部104に供給する。
印刷用データ生成部104は、医用画像取得部103により取得された医用画像と、その医用画像が撮影されたときの撮影日時とを、上述した患者シートに印刷するための印刷用データを生成する。印刷用データ生成部104は、医用画像に撮影日時が付加されている場合には、その付加されている撮影日時及び医用画像を印刷するための印刷用データを生成する。
また、印刷用データ生成部104は、医用画像に撮影日時が付加されていない場合には、その医用画像が取得されたときの自装置の内蔵時計が示す時刻を撮影日時として、その撮影日時及び医用画像を印刷するための印刷用データを生成する。印刷用データとは、例えば医用画像及び印刷する時刻が配置された画像を示すデータである。印刷用データ生成部104は、印刷用データを生成すると、生成した印刷用データを印刷用データ出力部105に供給する。
印刷用データ出力部105は、印刷用データ生成部104から供給された印刷用データ、すなわち、医用画像取得部103により取得された医用画像と、その医用画像の撮影日時とを印刷するための印刷用データを出力する。印刷用データ出力部105は本発明の「出力部」の一例である。印刷用データ出力部105は、本実施例では、無線LANに準拠した無線通信でUI端末30に向けて印刷用データを出力する。
印刷用データ表示部301は、医療活動支援装置10から出力されてきた印刷用データが示す医用画像及び撮影日時(撮影日及び撮影時刻)を表示する。
図6は表示された印刷用データの一例を表す。図6の例では、印刷用データ表示部301が、自装置の表示手段であるタッチスクリーン37に、患者のX線画像A1と、X線画像A1の撮影日時B1と、印刷開始ボタンC1とを表示している。印刷開始ボタンC1を選択する操作をユーザが行うと、印刷指示部302は、印刷用データ表示部301により表示されている印刷用データを患者シートに印刷するよう図1に表すプリンタ3に対して指示する。
印刷指示部302は、表示されている印刷用データであるX線画像A1及び撮影日時B1を患者シートへの印刷用に配置した画像を生成し、その画像をプリンタ3が印刷可能なフォーマットで示した印刷指示データを生成する。印刷指示部302は、生成した印刷指示データをプリンタ3に無線で送信することで、印刷を指示する。このように、UI端末30は、医用画像を表示する機能及び当該医用画像の印刷を印刷手段に指示する機能を備えている。プリンタ3は、受信した印刷指示データに基づいて画像を印刷する。
図7は患者シートに印刷された印刷用データの一例を表す。図7の例では、プリンタ3が、患者シートD1に、X線画像A1と、撮影日時B1とを並べて印刷している。ユーザはこうして印刷された患者シートD1を患者に渡して、搬送先の病院で医師に渡すように指示する。患者はこの患者シートD1を持って救急車両等で病院まで搬送され、自分を診察する医師に患者シートD1を渡す。この医師は、X線画像A1から患者の容態を判断し、さらに、撮影日時から患者の容態がどの程度変化しているかを想定して必要な治療方法を決定する。
医療活動支援システム1が備える各装置は、上記の構成に基づいて、患者シートに印刷用データを印刷する印刷処理を行う。
図8は印刷処理における各装置の動作手順の一例を表す。この動作手順は、災害現場において医療活動支援装置10、タイムサーバ装置20及び無線LANルータ4の電源を投入することを契機に開始される。
まず、タイムサーバ装置20(時刻算出部201)は、GPS衛星の電波に基づいて現在の時刻を算出する(ステップS1)。次に、タイムサーバ装置20(時刻出力部202)は、通信可能となった医用画像機器2に対して算出された現在の時刻を出力する(ステップS2)。医用画像機器2は、自装置の内蔵時計の時刻を出力されてきた現在の時刻に同期させる(ステップS3)。続いて、医用画像機器2は、患者の医用画像を撮影し(ステップS4)、撮影した医用画像及び撮影日時を示す撮影画像データを医療活動支援装置10に送信する(ステップS5)。
次に、医療活動支援装置10(時刻同期部102)が、現在の時刻の出力をタイムサーバ装置20に対して要求する(ステップS11)。タイムサーバ装置20(時刻算出部201)は、この要求を受け取ると、GPS衛星の電波に基づいて現在の時刻を算出する(ステップS12)。タイムサーバ装置20(時刻出力部202)は、算出された現在の時刻を医療活動支援装置10に対して出力する(ステップS13)。
医療活動支援装置10(時刻同期部102)は、自装置の内蔵時計(時計部101)の時刻を出力されてきた現在の時刻に同期させる(ステップS14)。なお、ステップS1〜S3とステップS11〜S14とは、どちらが先に行われてもよいし、並行して行われてもよい。また、ステップS1〜S3又はステップS11〜S14のいずれか一方だけが行われてもよい。
この後、ステップS5において医用画像機器2から医用画像が医療活動支援装置10に送信されてくると、医療活動支援装置10(医用画像取得部103)が、この医用画像機器2により撮影された医用画像を取得する(ステップS21)。次に、医療活動支援装置10(印刷用データ生成部104)は、取得された医用画像と、その医用画像の撮影日時とを印刷するための印刷用データを生成する(ステップS22)。続いて、医療活動支援装置10(印刷用データ出力部105)は、生成された印刷用データを出力する(ステップS23)。
UI端末30(印刷用データ表示部301)は、ステップS23で出力されてきた印刷用データ(医用画像及び撮影日時)を表示する(ステップS24)。次に、UI端末30(印刷指示部302)は、表示した印刷用データを印刷する操作を受け付けると(ステップS25)、その印刷を指示する印刷指示データを生成し(ステップS26)、プリンタ3に対して印刷指示データを送信する(ステップS27)。こうして図7に表すようにプリンタ3が医用画像及び時刻を患者シートに印刷する。
本実施例では、以上のとおり、患者シートに医用画像及びその医用画像の撮影日時が印刷される。この患者シートを渡された搬送先の病院の医師が印刷されている撮影日時から現在時刻までに経過した時間を計算すると、その時間は医用画像が撮影されてから経過した時間を表すことになる。このように、本実施例によれば、例えば患者が搬送された病院の医師が、災害の現場で撮影された医用画像を撮影から経過した時間を把握した上で利用することができる。
また、本実施例では、医用画像機器2の内蔵時計及び医療活動支援装置10の内蔵時計がGPS衛星からの電波によってタイムサーバ装置20が算出した現在の時刻に同期されるので、この同期がなされない場合に比べて、より正確な時刻を患者シートに印刷することができる。また、この同期を医用画像機器2がタイムサーバ装置20と通信可能になる度に、及び、医療活動支援装置10の電源が投入される度に行うので、内蔵時計がずれた状態のまま不正確な時刻が印刷されることを防ぐことができる。
また、本実施例では、医療活動支援装置10がUI端末30に印刷用データを出力して表示させる。これにより、災害現場で活動するユーザがその場で医用画像を確認することができる。また、本実施例では、GPSのアンテナ27がケーブル28を介してタイムサーバ装置20の筐体と接続されている。これにより、GPS衛星の電波の届きにくいところ(例えばビルの谷間や屋内など)にタイムサーバ装置20の筐体が設置された状況であっても、アンテナ27だけを移動させてGPS衛星の電波が届きやすいところを見つければ、現在の時刻を算出することができる。
[2]変形例
上述した実施例は本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、実施例及び各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
[2−1]時刻算出部
タイムサーバ装置20の時刻算出部201は、実施例ではGPS衛星の電波を用いて現在の時刻を算出したが、これに限らず、例えばアンテナ27が受信した電波時計用の標準電波が示す信号に基づいて現在の時刻を算出してもよい。
[2−2]時刻同期部
医療活動支援装置10の時刻同期部102は、実施例では内部電源以外の電源が投入されたことを契機として同期を行ったが、これに限らず、例えばユーザが特定の操作を行ったことを契機として同期を行ってもよいし、前回同期した時刻から一定時間が経過したことを契機として同期を行ってもよい。また、医用画像機器2の内蔵時計の同期も同様の契機に基づいて行われてもよい。
[2−3]時刻部
医療活動支援装置10の時計部101は、実施例では他の各部とは異なる内部電源(図2に表す時計用電池18)から電力が供給されていたが、これに限らず、他の各部と同じ電源(例えば図2に表すバッテリー19)から電力が供給されてもよい。この場合、電力が落とされると時計部101の時計が止まってしまうが、例えば電源が投入される度に実施例で述べたように時刻が同期されることで、医療活動支援装置10が動作している期間は正確な時刻を示すことになる。
[2−4]印刷用データ出力部
医療活動支援装置10の印刷用データ出力部105は、実施例ではUI端末30に印刷用データを出力したが、これに限らず、例えばプリンタ3に直接印刷用データを出力してもよい。この場合、印刷用データ生成部104は、UI端末30の印刷指示部302が生成した印刷指示データのように、プリンタ3が印刷可能なフォーマットで医用画像及び時刻を示したデータを印刷用データとして生成する。これにより、UI端末30が災害現場になくても患者シートに医用画像及び時刻を印刷することができる。
[2−5]発明のカテゴリ
本発明は、医療活動支援装置の他、医療活動支援装置、タイムサーバ装置及びUI端末を備える医療活動支援システムとして捉えられる。また、本発明は、各装置が実施する処理を実現するための情報処理方法としても捉えられるし、各装置を制御するコンピュータを機能させるためのプログラムとしても捉えられる。このプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してコンピュータにダウンロードさせ、それをインストールして利用可能にするなどの形態で提供されてもよい。
1…医療活動支援システム、2…医用画像機器、3…プリンタ、10…医療活動支援装置、20…タイムサーバ装置、30…UI端末、101…時計部、102…時刻同期部、103…医用画像取得部、104…印刷用データ生成部、105…印刷用データ出力部、201…時刻算出部、202…時刻出力部、301…印刷用データ表示部、302…印刷指示部。

Claims (5)

  1. 医用画像機器により撮影された医用画像を取得する取得部と、
    時計部と、
    持ち運ばれて利用され且つ外部からの電波に基づいて現在の時刻を算出する時刻算出装置から算出された現在の時刻が出力されてくると、当該現在の時刻に前記時計部の時刻を同期させる同期部と、
    取得された前記医用画像と、前記医用画像が撮影されたときの時刻とを印刷するための印刷用データを出力する出力部であって、前記医用画像機器の内蔵時計の時刻が前記医用画像に付加されている場合には当該時刻を前記医用画像が撮影されたときの時刻とし、当該時刻が前記医用画像に付加されていない場合には前記時計部が示す時刻を前記医用画像が撮影されたときの時刻として前記印刷用データを出力する出力部
    を備え、持ち運ばれて利用される医療活動支援装置。
  2. 前記時計部は、内部電源で動作しており、
    前記同期部は、前記内部電源以外の電源で動作しており、当該電源が投入されたことを契機として前記同期を行う
    請求項に記載の医療活動支援装置。
  3. 前記出力部は、前記印刷用データを、前記医用画像を表示する機能及び当該医用画像の印刷を印刷手段に指示する機能を備えるUI(User Interface)端末に無線で出力する
    請求項1又は2に記載の医療活動支援装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の医療活動支援装置と、
    前記医用画像機器が内蔵時計を備えている場合には当該内蔵時計を前記現在の時刻に同期する前記時刻算出装置
    を備える医療活動支援システム。
  5. 前記時刻算出装置は、
    自装置の筐体の外部に露出する端子と、
    前記端子に一端が接続されるケーブルと、
    前記ケーブルの他端に接続され、且つ、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信するアンテナであって、利用者によって前記筐体から離れた場所に移動可能な状態で利用されるアンテナと、
    前記ケーブル及び前記端子を介して前記アンテナが接続されて当該アンテナが受信したGPS衛星からの電波が示す信号に基づいて現在の時刻を算出する算出部と、
    算出された当該時刻を前記医療活動支援装置に出力する出力部とを備える
    請求項4に記載の医療活動支援システム。
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