JP2004298210A - 医用画像撮影システム及び撮影オーダ情報の管理方法 - Google Patents

医用画像撮影システム及び撮影オーダ情報の管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡素なシステム構成で、撮影を効率良く行う。
【解決手段】医用画像撮影システム100では、撮影オーダ情報を表示する携帯端末60を複数備え、制御装置40において情報管理装置30から受信された撮影オーダ情報のうち、ポータブル指定された撮影オーダ情報が携帯端末60に送信され、携帯端末60において制御装置40から送信された撮影オーダ情報が表示され、撮影オーダ情報とカセッテIDとの対応付けが行われる。撮影後、制御装置40において読取装置20から取得された医用画像と撮影オーダ情報との対応付けが行われ、医用画像及び医用画像に対応付けられた撮影オーダ情報のオーダIDが情報管理装置30に送信される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回診先において撮影を行う医用画像撮影システム及び撮影オーダ情報の管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
医療の分野においては、患者を撮影した医用画像のデジタル化が実現されており、コンピュータ放射線画像撮影装置(以下、CR;Computed Radiographyという。)や核磁気共鳴イメージング装置(以下、MRI;Magnetic Resonance Imagingという。)等によりデジタル画像データを得て通信ネットワークを介して画像管理装置や表示装置に配信する医用画像撮影システムが利用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
なかでも、CRは、支持体上に輝尽性蛍光体層を形成した蛍光体プレートを用いるもので、患者を透過した放射線を当該蛍光体プレートに吸収させた後、励起光を照射して蛍光体プレートに吸収された放射線エネルギーを励起させて蛍光として放射させ、この放射された蛍光を光電変換して画像信号を得るものである。
【0004】
図17を参照して、上記医用画像撮影システムについて説明する。
図17に示すように、従来の医用画像撮影システムでは、一般的に患者が撮影室に移動して撮影が行われ、各撮影室には、蛍光体プレートを内蔵して撮影と画像読み取りを行う撮影読取装置や、蛍光体プレートを収納した持ち運び可能なカセッテから画像の読み取りを行うカセッテ専用の読取装置等が固定的に設置されている。
【0005】
また、各撮影室には、読取装置における画像の読取動作を制御する制御装置が設置され、撮影室近辺には、放射線科内の情報を管理するシステム(以下、RIS;Radiology Information Systemという。)に対応するための端末装置(以下、RIS端末という。)が設置され、これら各制御装置とRIS端末は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介して通信可能に接続されている。
【0006】
以上のように構成された医用画像撮影システムでは、まず撮影前にRISにおいて、医師からの依頼により、撮影対象の患者氏名、性別等の患者情報や撮影部位、撮影方法等の撮影情報、その他検査情報などを含む撮影オーダ情報が発行され、病院内のフロア毎或いは病棟毎などに設置される各RIS端末に配信される。このRIS端末に配信された撮影オーダ情報は、RIS端末に接続された制御装置の何れからでも取得可能であり、撮影技師は、任意の制御装置の設置場所まで移動し、当該制御装置を操作して所望の撮影オーダ情報をRIS端末から取得することができる。
【0007】
撮影時には、取得された撮影オーダ情報が制御装置のモニタに表示され、撮影技師は、表示された撮影オーダ情報により指定された患者や撮影部位を確認し、撮影を行う。撮影読取装置により撮影を行った場合は、撮影後すぐに画像の読み取りが自動的に行われるが、カセッテを用いて撮影を行った場合は、カセッテ専用の読取装置に撮影技師がカセッテを装着し、当該読取装置に画像の読み取りを実行させて医用画像データを得る。
【0008】
撮影後には、制御装置から医用画像データと撮影オーダ情報とがRIS端末に送信され、RIS端末において医用画像データと撮影オーダ情報とが対応付けられてRISサーバに転送される。転送された医用画像はRISサーバにおいてデータベース化されて画像管理される。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−239165号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
患者が移動可能な場合は、上述したような撮影方法で撮影室にて撮影が行われるが、撮影室までの移動が困難な患者のために、移動可能な撮影装置とカセッテとを用いて、患者のベッドサイド等の回診先で撮影が行われる場合がある。この場合、撮影技師は、回診先において撮影オーダ情報を確認できないため、制御装置で保持されている撮影オーダ情報を印刷する等して回診先に持ち込まなければならず、不便であった。
【0011】
また、上記システム構成では、病院内のフロア毎或いは病棟毎等に制御装置とRIS端末とを別個に設置しなければならないため、設置スペースの確保が必要となるとともにシステムの大型化によりコスト高を招くこととなる。
【0012】
特に、CRでは、緊急撮影の依頼が多く、割り込み撮影が頻繁であるとともに、撮影の変更(撮影順序の変更、撮影オーダ情報の追加、撮影条件や患者の変更、キャンセル)が頻繁に行われる。制御装置では、撮影オーダ情報の管理機能を有していないため、撮影の変更や追加がある度に、変更に応じてRIS端末において撮影オーダ情報の更新を行ったり、追加分の撮影に対応する撮影オーダ情報を新たに発行したりしなければならず、撮影作業の効率が悪かった。また、RISのシステムダウン時には撮影オーダ情報を取得できないとともに、医用画像の管理が行えず、医療活動に支障をきたすこととなる。
【0013】
本発明の課題は、簡素なシステム構成で、撮影を効率良く行うことができる医用画像撮影システムを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、
患者の医用画像を撮影しカセッテに記録する移動可能な撮影装置と、撮影オーダ情報を管理する情報管理装置と、前記情報管理装置から通信ネットワークを介して撮影オーダ情報を取得する少なくとも一つの制御装置と、から構成された医用画像撮影システムであって、
前記制御装置は、
前記情報管理装置から取得された撮影オーダ情報を記憶する記憶手段と、
撮影オーダ情報の管理を行うオーダ管理手段と、
カセッテから医用画像を読み取る読取装置から医用画像及び医用画像の関連情報を取得し、当該取得された医用画像と撮影オーダ情報とを対応付けて画像登録を行う画像登録手段と、
前記オーダ管理手段によるオーダ管理の際には第1の表示モードで操作画面を表示し、前記画像登録手段による画像登録の際には第2の表示モードで操作画面を表示する表示手段と、
を備えることを特徴としている。
【0015】
請求項10に記載の発明は、
患者の医用画像を撮影しカセッテに記録する移動可能な撮影装置と、撮影オーダ情報を管理する情報管理装置と、前記情報管理装置から通信ネットワークを介して撮影オーダ情報を取得する少なくとも一つの制御装置と、から構成された医用画像撮影システムにおける撮影オーダ情報の管理方法であって、
前記制御装置において、
前記情報管理装置から取得された撮影オーダ情報を記憶手段に記憶する工程と、
撮影オーダ情報の管理を行うオーダ管理工程と、
カセッテから医用画像を読み取る読取装置から医用画像及び医用画像の関連情報を取得し、当該取得された医用画像を撮影オーダ情報と対応付けて画像登録する画像登録工程と、
オーダ管理の際には第1の表示モードで操作画面を表示し、画像登録の際には第2の表示モードで操作画面を表示手段に表示する表示工程と、
を含むことを特徴としている。
【0016】
請求項1、10に記載の発明によれば、撮影オーダ情報が携帯端末に表示されるので、患者のベッドサイド等の回診先で撮影を行う場合であっても、撮影技師は携帯端末により容易に撮影対象の患者や撮影条件を確認することができる。従って、回診先における撮影を効率良くかつ正確に行うことができる。また、制御装置は医用画像の読取制御機能に加えて撮影オーダ情報の管理機能を備えるので、RIS端末を別途設置する必要がなく、撮影に変更が生じた場合でも適宜対応することができる。さらに、オーダ管理機能により動作中は第1の表示モードで、読取制御機能により動作中は第2の表示モードで操作画面が表示されるので、撮影技師は制御装置が現在どの機能により動作中かを操作画面から容易に判別することができる。
【0017】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医用画像撮影システムにおいて、前記制御装置の表示手段は、前記第1の表示モードでは帳簿形式で操作画面を表示し、前記第2の表示モードではグラフィック形式で操作画面を表示することを特徴としている。
【0018】
請求項11に記載の発明は、
前記表示工程において、前記第1の表示モードでは帳簿形式で操作画面を表示し、前記第2の表示モードではグラフィック形式で操作画面を表示することを特徴とする請求項10に記載の撮影オーダ情報の管理方法。
【0019】
請求項2、11に記載の発明によれば、第1の表示モードは帳簿形式であり、第2の表示モードはグラフィック形式であるので、オーダ管理の動作時と画像登録の動作時とで画面構成が全く異なり、どちらの機能で動作中かの判別が容易となる。
【0020】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の医用画像撮影システムにおいて、
前記制御装置は、前記オーダ管理手段によるオーダ管理動作と前記画像登録手段による画像登録動作との切り換え指示を入力する入力手段を備えることを特徴としている。
【0021】
請求項12に記載の発明は、請求項10又は11に記載の撮影オーダ情報の管理方法において、
前記オーダ管理工程におけるオーダ管理動作と前記画像登録工程における画像登録動作との切り換え指示を入力する工程を含むことを特徴としている。
【0022】
請求項3、12に記載の発明によれば、目的に応じて適宜、オーダ管理動作と画像登録動作との切り換えを指示することができ、操作性が向上する。
【0023】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の医用画像撮影システムにおいて、
前記読取装置は、カセッテから医用画像とカセッテの識別情報を読み取り、当該読み取られた医用画像にカセッテの識別情報を対応付け、
前記制御装置において、
前記入力手段は、前記記憶された撮影オーダ情報に対応付けるカセッテの識別情報を入力し、
前記記憶手段は、前記入力されたカセッテの識別情報を撮影オーダ情報に対応付けて記憶し、
前記画像登録手段は、前記読取装置から医用画像と医用画像に対応付けられたカセッテの識別情報を取得し、当該医用画像に対応付けられたカセッテの識別情報と、撮影オーダ情報に対応付けられたカセッテの識別情報とに基づいて、取得された医用画像を撮影オーダ情報に対応付けることを特徴としている。
【0024】
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の撮影オーダ情報の管理方法において、
前記読取装置が、カセッテから医用画像とカセッテの識別情報を読み取り、当該読み取られた医用画像にカセッテの識別情報を対応付ける工程と、
前記制御装置において、
前記記憶された撮影オーダ情報の撮影に用いるカセッテの識別情報を入力する工程と、
前記入力されたカセッテの識別情報を撮影オーダ情報に対応付ける工程と、
前記読取装置から医用画像と医用画像に対応付けられたカセッテの識別情報を取得する工程と、
前記取得された医用画像に対応付けられたカセッテの識別情報と、撮影オーダ情報に対応付けられたカセッテの識別情報とに基づいて、取得された医用画像を撮影オーダ情報に対応付ける工程と、
を含むことを特徴としている。
【0025】
請求項4、13に記載の発明によれば、制御装置においてカセッテと撮影オーダ情報との対応付けが行われ、さらに撮影オーダ情報と医用画像との対応付けが行われるので、確実に医用画像と撮影オーダ情報を対応付けることができ、医用画像を正確に管理することができる。また、撮影技師が対応付けを行う作業を省略することができ、撮影技師の作業負担を軽減させることができる。
【0026】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の医用画像撮影システムにおいて、
前記制御装置は、前記撮影オーダ情報に対応付けられた医用画像及び/又はその医用画像の関連情報を前記情報管理装置に送信することを特徴としている。
【0027】
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の撮影オーダ情報の管理方法において、
前記制御装置が、前記撮影オーダ情報に対応付けられた医用画像及び/又はその医用画像の関連情報を前記情報管理装置に送信する工程を含むことを特徴としている。
【0028】
請求項5、14に記載の発明によれば、制御装置において撮影オーダ情報に対応付けられた医用画像及び/又は関連情報が情報管理装置に送信されるので、情報管理装置では医用画像のデータベース化が容易となるとともに、医用画像を正確に管理することができる。
【0029】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の医用画像撮影システムにおいて、
前記制御装置の少なくとも一つに接続可能な複数の携帯端末を備え、
前記制御装置において、
前記オーダ管理手段は、前記記憶された撮影オーダ情報のうち、指定された撮影オーダ情報を前記携帯端末に送信し、
前記携帯端末は、
前記制御装置から送信された撮影オーダ情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶された撮影オーダ情報を表示する表示手段と、
を備えることを特徴としている。
【0030】
請求項15に記載の発明は、請求項10〜12の何れか一項に記載の撮影オーダ情報の管理方法において、
前記制御装置の少なくとも一つに接続可能な携帯端末に、制御装置の記憶手段に記憶された撮影オーダ情報のうち、指定された撮影オーダ情報を送信する工程と、
前記携帯端末において、
前記制御装置から送信された撮影オーダ情報を記憶手段に記憶する工程と、
前記記憶された撮影オーダ情報を表示する工程と、
を含むことを特徴としている。
【0031】
請求項6、15に記載の発明によれば、撮影オーダ情報が携帯端末に表示されるので、患者のベッドサイド等の回診先で撮影を行う場合であっても、撮影技師は携帯端末により容易に撮影対象の患者や撮影条件を確認することができる。従って、回診先における撮影を効率良くかつ正確に行うことができる。
【0032】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の医用画像撮影システムにおいて、前記読取装置は、カセッテから医用画像とカセッテの識別情報を読み取り、当該読み取られた医用画像にカセッテの識別情報を対応付け、
前記携帯端末は、前記記憶された撮影オーダ情報と、撮影に用いられるカセッテの識別情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶し、当該撮影オーダ情報に対応付けられたカセッテの識別情報を前記制御装置に送信し、
前記制御装置において、
前記画像登録手段は、前記読取装置から医用画像と医用画像に対応付けられたカセッテの識別情報を取得し、当該医用画像に対応付けられたカセッテの識別情報と、前記携帯端末から送信された撮影オーダ情報に対応付けられたカセッテの識別情報とに基づいて、取得された医用画像を撮影オーダ情報に対応付けることを特徴としている。
【0033】
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の撮影オーダ情報の管理方法において、
前記読取装置が、カセッテから医用画像とカセッテの識別情報とを読み取り、当該読み取られた医用画像にカセッテの識別情報を対応付ける工程と、
前記携帯端末が、前記記憶された撮影オーダ情報と、撮影に用いられるカセッテの識別情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶し、当該撮影オーダ情報に対応付けられたカセッテの識別情報を前記制御装置に送信する工程と、
前記制御装置において、
前記読取装置から医用画像と医用画像に対応付けられたカセッテの識別情報を取得する工程と、
前記取得された医用画像に対応付けられたカセッテの識別情報と、前記携帯端末から送信された撮影オーダ情報に対応付けられたカセッテの識別情報とに基づいて、取得された医用画像を撮影オーダ情報に対応付ける工程と、
を含むことを特徴としている。
【0034】
請求項7、16に記載の発明によれば、携帯端末においてカセッテと撮影オーダ情報との対応付けが行われ、制御装置において撮影オーダ情報と撮影された医用画像との対応付けが行われるので、確実に医用画像と撮影オーダ情報を対応付けることができ、医用画像を正確に管理することができる。また、撮影技師が対応付けを行う作業を省略することができ、撮影技師の作業負担を軽減させることができる。
【0035】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の医用画像撮影システムにおいて、前記制御装置は、前記撮影オーダ情報に対応付けられた医用画像及び/又は医用画像の関連情報を前記情報管理装置に送信することを特徴としている。
【0036】
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の撮影オーダ情報の管理方法において、
前記撮影オーダ情報に対応付けられた医用画像及び/又はその医用画像の関連情報を前記制御装置から前記情報管理装置に送信する工程を含むことを特徴としている。
【0037】
請求項8、17に記載の発明によれば、制御装置において撮影オーダ情報に対応付けられた医用画像及び/又は関連情報が情報管理装置に送信されるので、情報管理装置では医用画像のデータベース化が容易となるとともに、医用画像を正確に管理することができる。
【0038】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れか一項に記載の医用画像撮影システムにおいて、
前記制御装置において、
前記オーダ管理手段は、撮影オーダ情報の変更又は追加を行い、当該変更又は追加された撮影オーダ情報の更新情報を前記情報管理装置に送信することを特徴としている。
【0039】
請求項18に記載の発明は、請求項10〜17の何れか一項に記載の撮影オーダ情報の管理方法において、
前記オーダ管理工程では、撮影オーダ情報の追加又は変更を行い、
前記オーダ管理工程において追加又は変更された撮影オーダ情報の更新情報を前記制御装置から前記情報管理装置に送信する工程を含むことを特徴としている。
【0040】
請求項9、18に記載の発明によれば、制御装置において撮影オーダ情報の追加又は変更を行うことができ、当該制御装置により更新された撮影オーダ情報の更新情報が情報管理装置に送信されるので、情報管理装置において統括的に管理されている撮影オーダ情報を容易に更新することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
本実施の形態では、医用画像撮影システムに撮影オーダ情報を表示する携帯端末を複数備えるとともに、制御装置に従来備えていた、医用画像を取得し、医用画像と撮影オーダ情報とを対応付ける画像登録機能に加えて、撮影オーダ情報の管理機能を備え、制御装置が現在どちらの機能で動作中かを容易に把握できるように、撮影オーダ情報を管理する際に表示する操作画面と、医用画像の読取制御を行う際に表示する操作画面とを異なる表示モードで表示する例を説明する。
【0042】
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における医用画像撮影システム100のシステム構成を示す。
図1に示すように、医用画像撮影システム100は、移動型撮影装置10、カセッテ専用の読取装置20、情報管理装置30、制御装置40、携帯端末60を備えて構成され、読取装置20、情報管理装置30及び制御装置40は通信ネットワークNを介して接続されている。また、携帯端末60は通信端末60aを介して特定の制御装置40と情報の送受信が可能に接続されている。なお、制御装置40、携帯端末60の設置個数は、一又は複数であってもよく、特に限定しない。
【0043】
移動型撮影装置10は、放射線発生源を備えた移動可能な撮影装置であり、回診先で患者を撮影し(以下、ポータブル撮影するという。)、当該撮影された医用画像をカセッテcに記録する。カセッテcは、蛍光体プレートを内蔵して移動型撮影装置10により撮影された医用画像を記録するものである。カセッテcの表面には、当該カセッテcを他のカセッテcと識別するための識別情報(以下、カセッテIDという。)がバーコード化されて設けられている。
【0044】
読取装置20は、制御装置40の指示に従ってカセッテcに記録されている医用画像の読み取りを行うものであり、カセッテcから医用画像とカセッテIDを読み取って、当該読み取られた医用画像をカセッテIDと対応付けて制御装置40に送信する。
【0045】
情報管理装置30は、医師からの依頼を受け付けて撮影オーダ情報を発行し、当該発行された撮影オーダ情報に、その撮影オーダ情報を他の撮影オーダ情報と識別するための識別情報(以下、オーダIDという。)を付して管理するものである。情報管理装置30としては、病院内の情報を管理するシステム(以下、HIS;Hospital Information Systemという。)、RIS等の情報管理システムにおけるサーバや撮影オーダ情報の発行受付を行う受付端末が適用可能である。
【0046】
情報管理装置30は、発行された撮影オーダ情報を各制御装置40に同時送信するとともに、各制御装置40から送信された医用画像及び撮影オーダ情報を対応付けて記憶し、画像管理を行う。
【0047】
制御装置40は、画像登録機能と、オーダ管理機能とを有する。なお、画像登録機能とは、読取装置20と通信を行い、読取装置20においてカセッテから読み取られた医用画像及び医用画像の関連情報(カセッテID、撮影条件、読取条件等)を取得する機能、取得された医用画像と撮影オーダ情報とを対応付ける(以下、画像登録という。)機能等である。また、オーダ管理機能とは、撮影オーダ情報の更新(追加又は変更)を行う機能、通信端末60aを介して接続される各携帯端末60への撮影オーダ情報の配信する機能等である。
【0048】
図2に、制御装置40の機能的構成を示す。
図2に示すように、制御装置40は、制御部41、入力部42、表示部43、通信部44、RAM(Random Access Memory)45、記憶部46、I/F(InterFace)47を備えて構成される。
【0049】
制御部41は、CPU(Central Processing Unit)等により構成され、記憶部46に格納されるシステムプログラムの他、本発明に係るオーダ送信処理プログラム(図6参照)、画像登録処理プログラム(図11参照)等をRAM45に展開して、当該プログラムとの協働により処理動作を統括的に制御する。
【0050】
入力部42は、患者情報や撮影情報を入力するための数字キー、文字キー、各種機能キー等を含むキーボードや表示部43と一体型に構成されるタッチパネルにより構成され、操作されたキーに対応する操作信号を制御部41に出力する。入力部42は、撮影オーダ情報の管理を行うオーダ管理モードと、医用画像を取得し、画像登録を行う画像登録モードとを切り換えるキーを各モード時に表示される操作画面上に備える。
【0051】
表示部43は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成され、各種操作画面や、制御部41による処理結果等の各種表示情報を表示する。表示部43は、オーダ管理モード時に表示する操作画面と、画像登録モード時に表示する操作画面とで異なる表示モードで表示し、オーダ管理モードでは帳簿形式で表示し、画像登録モードではグラフィック形式で表示する。
【0052】
通信部44は、ネットワークインターフェース、モデム等により構成され、通信ネットワークN上の外部機器と情報の送受信を行う。例えば、撮影前には情報管理装置30から撮影オーダ情報を受信し、撮影後には読取装置20から読み取られた医用画像及びカセッテIDを受信するとともに、医用画像及び医用画像に対応付けられた撮影オーダ情報のオーダIDを画像登録情報として情報管理装置30に送信する。また、撮影オーダ情報の更新情報を情報管理装置30に送信する。
【0053】
RAM45は、制御部41によって実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0054】
記憶部46は、磁気的又は光学的記憶媒体、若しくは半導体メモリで構成され、システムプログラムの他、オーダ送信処理プログラム、画像登録処理プログラム及び各プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0055】
記憶部46は、画像データベース(図示せず)を備えて読取装置20から受信された医用画像のデータファイルを格納する。また、撮影オーダ情報を更新可能に格納する撮影オーダ情報ファイル461(図3参照)、撮影オーダ情報と撮影された医用画像との対応関係を記憶するための登録情報ファイル462(図4参照)を備えている。
【0056】
撮影オーダ情報ファイル461には、図3に示すように、オーダID順に撮影オーダ情報が格納される。撮影オーダ情報には、撮影対象の患者のID、患者氏名等の患者に関する情報(以下、患者情報という。)、撮影条件、撮影日等の撮影に関する情報(以下、撮影情報という。)等が含まれている。
【0057】
また、各撮影オーダ情報には、撮影オーダ情報が携帯端末60に送信されたか否かを示す送信済みフラグと、撮影オーダ情報の撮影が終了したか否かを示す撮影済みフラグと、ポータブル撮影が指定されているか否かを示すポータブルの項目が設定される。携帯端末60に送信された撮影オーダ情報の送信済みフラグはONに設定され、未送信の撮影オーダ情報の送信済みフラグはOFFに設定される。また、登録情報ファイル462においてカセッテIDが対応付けられた撮影オーダ情報の撮影済みフラグはONに設定され、カセッテIDが対応付けられていない撮影オーダ情報の撮影済みフラグはOFFに設定される。さらに、ポータブル撮影が指定された撮影オーダ情報のポータブルの項目には撮影場所(例えば、病室名“201号室”など)の情報が格納され、撮影室で撮影を行う通常撮影が指定された撮影オーダ情報のポータブルの項目には情報が格納されない。
【0058】
登録情報ファイル462には、図4に示すように、撮影オーダ情報のオーダIDと、その撮影オーダ情報の撮影に用いられたカセッテcのカセッテIDと、そのカセッテcから読み取られた医用画像のファイル名とが対応付けて格納される。
【0059】
I/F47は、制御装置40と通信端末60aとを接続するためのインターフェイスであり、携帯端末60が通信端末60aに装着されると、検出信号を制御部41に出力する。I/F47は、通信端末60aを介して接続される携帯端末60に撮影オーダ情報を送信し、当該送信された撮影オーダ情報に対応付けられたカセッテIDを携帯端末60から受信する。
【0060】
次に、携帯端末60について説明する。
携帯端末60は、通信端末60aを介して特定の制御装置40に接続可能な携帯型情報処理装置であり、制御装置40からポータブル撮影における撮影オーダ情報を受信して表示するものである。また、携帯端末60は、撮影オーダ情報とその撮影に用いられるカセッテcとの対応付け(以下、カセッテ登録という。)を行い、当該撮影オーダ情報に対応付けられたカセッテcのカセッテIDをカセッテ登録情報として制御装置40に送信する。
【0061】
通信端末60aは、ケーブル等を介して特定の制御装置40に接続され、通信端末60aに装着された携帯端末60と制御装置40との間で情報の送受信を制御する。また、通信端末60aは、携帯端末60が装着されると、制御装置40に検出信号を送信するとともに装着された携帯端末60の充電を行う。
【0062】
図5に、携帯端末60の機能的構成を示す。
図5に示すように、携帯端末60は、制御部61、入力部62、表示部63、I/F64、RAM65、記憶部66、バーコードリーダ67を備えて構成される。
【0063】
制御部61は、CPU等により構成され、記憶部66に格納されるシステムプログラムの他、本発明に係るカセッテ登録処理プログラム(図9参照)等をRAM65に展開して、当該プログラムとの協働により処理動作を統括的に制御する。
【0064】
入力部62は、数字キー、文字キー、各種機能キー等を含むキーボードや表示部63と一体型に構成されるタッチパネル、ジョグダイアル等から構成される。
【0065】
表示部63は、LCD等により構成され、各種操作画面や入力部62からの入力情報、制御部61による処理結果等の各種表示情報を表示する。
【0066】
I/F64は、携帯端末60と通信端末60aとを接続するためのインターフェイスであり、携帯端末60が通信端末60aに装着されると、検出信号を制御部61に出力する。また、I/F64は、通信端末60aを介して制御装置40から撮影オーダ情報を受信し、当該受信された撮影オーダ情報に対するカセッテ登録情報を制御装置40に送信する。なお、I/F64は、必要に応じてPHS等の携帯電話端末を接続し、無線通信を確立してデータの送受信を行う構成であってもよい。
【0067】
RAM65は、制御部61によって実行される各種プログラム及びこれらプログラムに係るデータを一時駅に記憶するワークエリアを形成する。
【0068】
記憶部66は、磁気的又は光学的記憶媒体、若しくは半導体メモリで構成され、システムプログラムの他、カセッテ登録処理プログラム及び各プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0069】
また、記憶部66は、制御装置40から受信された撮影オーダ情報を更新可能に格納する撮影オーダ情報ファイル661(図示せず)と、撮影オーダ情報と当該撮影オーダ情報の撮影に用いられたカセッテcとの対応関係を登録するためのカセッテ登録情報ファイル662(図示せず)とを格納している。
【0070】
撮影オーダ情報ファイル661のデータ構成は、上述した制御装置40が備える撮影オーダ情報ファイル461から送信済みフラグの項目が削除されただけであるため、その図示及び説明は省略する。すなわち、撮影オーダ情報ファイル661には、オーダID順に撮影オーダ情報が複数格納され、各撮影オーダ情報には撮影済みフラグ及びポータブルの項目が設定されている。
【0071】
カセッテ登録情報ファイル662のデータ構成は、上述した制御装置40が備える登録情報ファイル462から医用画像ファイル名の項目を削除しただけであるので、その図示及び説明を省略する。すなわち、カセッテ登録情報ファイル662には、撮影オーダ情報を示すオーダIDと、その撮影オーダ情報の撮影に用いられたカセッテIDとが対応付けて格納されている。
【0072】
バーコードリーダ67は、光学的な読取機構のスキャナを有し、カセッテcの表面からカセッテIDのバーコードを読み取り、所定の規格に従ってデコードすることによりバーコードが示すカセッテIDを取得する。なお、患者のベッドサイド又は患者の身体の一部に、患者IDをバーコード化して付帯し、当該付帯されたバーコードをバーコードリーダ67により読み取って患者IDを取得することも可能である。
【0073】
次に、本実施の形態における動作を説明する。
まず、図6を参照して、制御装置40により実行されるオーダ送信処理を説明する。このオーダ送信処理は、オーダ管理モードで行われる処理であり、情報管理装置30から撮影オーダ情報を取得して携帯端末60に送信する処理である。
【0074】
図6に示すオーダ送信処理では、ステップS1において、情報管理装置30で発行された撮影オーダ情報を要求する要求情報が生成され、通信部44により情報管理装置30に送信される。そして、情報管理装置30から撮影オーダ情報が取得されると、ステップS2では、当該取得された撮影オーダ情報が一覧表示されたオーダリスト画面431(図7参照)が表示部43に表示される。
【0075】
図7に示すように、オーダリスト画面431は、帳簿形式で表示される。表示領域a1には、撮影オーダ情報が帳簿形式で一覧表示され、オーダIDa11毎に、患者ID、患者の氏名、性別、年齢等の患者情報a12、撮影を依頼した診療科を示す依頼科a13、撮影部位a14、撮影枚数a15が表示される。また、各撮影オーダ情報には、ポータブル撮影か通常撮影かを示すポータブルa16の項目と、撮影が終了し画像登録が終了したか否かを示す検査完了a17の項目が設けられる。ポータブルa16では、ポータブル撮影の場合のみ撮影を行う病室名(例えば、“201号室”)が表示され、通常撮影であれば非表示にされる。また、検査完了a17では、画像登録が終了した場合のみ「済み」と表示され、画像未登録の場合は非表示にされる。
【0076】
また、表示領域a2には、一覧表示された撮影オーダ情報のうち選択された撮影オーダ情報の詳細情報が表示される。詳細情報としては、例えば患者の氏名、性別、年齢等の患者情報a21が表示され、患者情報の下部に撮影部位、撮影方向等の各種撮影条件a22と、撮影条件をコード化した撮影コードa23と、撮影枚数a24とが表示される。
【0077】
また、オーダリスト画面431の上部には、ポータブル撮影を指定するためのポータブルキーa3と、撮影が終了した後に、オーダ管理モードから画像登録モードへの切り換えを指示するための検査開始キーa4が設けられる。
【0078】
次いで、ステップS3では、オーダリスト画面431においてポータブルキーa3によりポータブル撮影が指定されたか否かが判別される。ポータブルキーa3が押下されない場合は(ステップS3;N)、通常撮影に応じた処理へ移行し、ポータブルキーa3が押下され、ポータブル撮影が指定された場合(ステップS3;Y)、ステップS4に移行する。
【0079】
ステップS4では、情報管理装置30から取得された撮影オーダ情報のうち、ポータブル指定されている撮影オーダ情報、つまりオーダリスト画面431においてリスト表示された撮影オーダ情報のうち、ポータブルa16の項目に病室が設定されている撮影オーダ情報が抽出される。そして、ポータブル撮影用のオーダリスト画面432(図8参照)が表示部43に表示され、抽出された撮影オーダ情報がリスト表示される。
【0080】
図8に示すように、ポータブル撮影用のオーダリスト画面432では、オーダリスト画面431と同様に、表示領域a1に抽出された撮影オーダ情報がリスト表示される。また、表示領域a5に、リスト表示された撮影オーダ情報のうち、選択された撮影オーダ情報の詳細情報が表示され、患者氏名a51、オーダIDa52、撮影条件a53、撮影条件がコード化された撮影コードa54、撮影場所a55、撮影枚数a56が表示される。
【0081】
また、表示領域a6には、制御装置40に接続される携帯端末60のうち、撮影オーダ情報を送信する携帯端末60を選択するためのPDAキーa61と、PDAキーa61の選択操作を確定するためのOKキーa62が表示される。
【0082】
このオーダリスト画面432では、PDAキーa61の押下が待機され、ステップS5では、オーダリスト画面432においてPDAキーa61により撮影オーダ情報を送信する携帯端末が選択指定されたか否かが判別される。PDAキーa61が押下され、OKキーa62が押下されて選択が確定されると(ステップS5;Y)、抽出されたポータブル撮影の撮影オーダ情報が選択指定された携帯端末60に通信端末60aを介して送信される(ステップS6)。なお、オーダリスト画面432において、送信する撮影オーダ情報を選択し、選択された撮影オーダ情報を送信することとしてもよい。送信後、撮影オーダ情報ファイル461において送信された撮影オーダ情報の送信済みフラグがONに設定され、本処理を終了する。
【0083】
撮影技師は、撮影オーダ情報を送信した携帯端末60を携帯して撮影オーダ情報により指定された撮影場所へカセッテc、移動型撮影装置10を持ち運び、撮影準備を行う。
【0084】
次に、図9を参照して携帯端末60により実行されるカセッテ登録処理について説明する。このカセッテ登録処理は、制御装置40から送信された撮影オーダ情報とその撮影に用いるカセッテcとを対応付ける処理である。
図9に示すカセッテ登録処理では、ステップP1において、制御装置40から撮影オーダ情報が受信されたか否かが判別され、撮影オーダ情報が受信されていない場合は(ステップP1;N)、受信が待機される。
【0085】
一方、制御装置40から撮影オーダ情報が受信された場合(ステップP1;Y)、受信された撮影オーダ情報が撮影オーダ情報ファイル661に格納され(ステップP2)、当該格納された撮影オーダ情報に基づいて、患者リスト画面631(図10(a)参照)が表示部63に表示される(ステップP3)。図10(a)に示すように、患者リスト画面631では、表示領域f1に撮影対象の患者の患者ID、氏名等がリスト表示される。撮影技師は、撮影対象の患者のベッドサイドで携帯端末60に表示された患者リスト画面631を確認し、リスト表示された患者の中から撮影対象の患者を選択入力する。
【0086】
患者リスト画面631においてリスト表示された患者のうち、撮影対象の患者が撮影技師により選択されると、オーダリスト画面632(図10(b)参照)が表示部63に表示される(ステップP4)。図10(b)に示すように、オーダリスト画面632では、選択された患者の患者情報g1とともに撮影条件g2がリスト表示される。
【0087】
撮影技師は、オーダリスト画面632においてリスト表示された撮影条件g2のうち、カセッテ登録したい撮影オーダ情報の撮影条件g2を選択指定し、撮影に用いるカセッテcから携帯端末60のバーコードリーダ67によりカセッテIDのバーコードを読み取らせる。
【0088】
携帯端末60ではオーダリスト画面632における撮影条件g2の選択入力が待機され、撮影技師により登録対象の撮影オーダ情報の撮影条件g2が選択指定されると(ステップP5;Y)、バーコードリーダ67によりカセッテIDのバーコードが読み取られ、カセッテIDが取得されたか否かが判別される(ステップP6)。カセッテIDが取得されない場合は(ステップP6;N)、取得が待機される。
【0089】
カセッテIDが取得された場合(ステップP6;Y)、カセッテ登録情報ファイル662において、指定された撮影オーダ情報と取得されたカセッテIDとが対応付けて格納される(ステップP7)。カセッテ登録が終了すると、図10(b)に示すように、オーダリスト画面632では、登録されたカセッテcのカセッテIDg3が撮影条件g2に表示され、カセッテ登録されたことが通知される。
【0090】
撮影技師は、オーダリスト画面632においてカセッテ登録が終了したことを確認し、登録されたカセッテcを用いて患者の撮影を行う。なお、回診先において複数人の患者を連続して撮影する場合には、ステップP2〜P7の処理が繰り返され、カセッテ登録が順次行われることとする。また、カセッテ登録と撮影の順序は問わず、撮影を行った後に携帯端末60によりカセッテ登録を行うこととしてもよい。そして、撮影が終了すると、撮影技師は制御装置40が設置されている撮影室に戻り、制御装置40に接続されている通信端末60aに携帯端末60を装着する。
【0091】
携帯端末60では、通信端末60aへの装着が待機され、ステップP8では、携帯端末60が通信端末60aに装着されたか否かが判別される。そして、携帯端末60が通信端末60aに装着されると(ステップP8;Y)、通信端末60aを介して接続される制御装置40にカセッテ登録情報が送信され(ステップP9)、本処理を終了する。
【0092】
撮影技師は、携帯端末60を通信端末60aに装着してカセッテ登録情報を制御装置40に送信した後、カセッテcを読取装置20に装着し、制御装置40の操作に戻る。
【0093】
次に、図11を参照して、制御装置40により実行される画像登録処理について説明する。この画像登録処理は、指示に応じてオーダ管理モードから画像登録モードに移行して読取装置20から医用画像を取得し、携帯端末60から送信されたカセッテ登録情報に基づいて撮影オーダ情報と、撮影された医用画像とを対応付ける処理である。なお、説明の前提として、制御装置40には、図8に示したポータブル撮影用のオーダリスト画面432が表示されていることとする。
【0094】
図11に示す画像登録処理では、ステップT1において、オーダリスト画面432で検査開始キーa4が押下され、医用画像の読み取りが指示されたか否かが判別される。検査開始キーa4が押下されない場合(ステップT1;N)、押下が待機され、検査開始キーa4が押下された場合(ステップT1;Y)、オーダ管理モードから画像登録モードに切り換えて、カセッテcから医用画像を読み取るよう指示する指示情報が読取装置20に送信される。読取装置20では、装着されたカセッテcから医用画像とともにカセッテIDのバーコードが読み取られてカセッテIDが取得され、読み取られた医用画像のヘッダ領域に取得されたカセッテcのカセッテIDが書き込まれる。そして、カセッテIDが書き込まれた医用画像は制御装置40に送信される。
【0095】
制御装置40では、携帯端末60からのカセッテ登録情報の受信が待機され、ステップT3では、通信端末60aを介してカセッテ登録情報が受信されたか否かが判別される。カセッテ登録情報が受信されると(ステップT3;Y)、受信されたカセッテ登録情報に基づき、撮影オーダ情報ファイル461においてカセッテが登録された撮影オーダ情報の撮影済みフラグがONに設定されるとともに、登録情報ファイル462において撮影オーダ情報とその撮影に用いられたカセッテcのカセッテIDとが対応付けて格納される(ステップT4)。
【0096】
次いで、読取装置20において読み取られた医用画像の受信が待機され、ステップT5では、読取装置20から医用画像が受信されたか否かが判別される。医用画像が受信されると(ステップT5;Y)、受信された医用画像のヘッダ領域からカセッテIDが読み出され、登録情報ファイル462において、当該読み出されたカセッテIDと一致するカセッテIDに対応付けて医用画像のファイル名が格納され、画像登録が行われる(ステップT6)。
【0097】
画像登録が終了すると、ステップT7では、登録情報ファイル462に記憶された対応関係に基づいて、撮影オーダ情報と医用画像とが対応付けて表示された画像確認画面433(図12参照)が表示部43に表示される。図12に示すように、画像確認画面433はグラフィック形式で表示され、複数患者分の医用画像h2が並列表示される。そして各医用画像h2には、患者ID、患者氏名の患者情報h1と、撮影条件及び撮影に用いたカセッテのカセッテIDを含む撮影情報h3とが対応付けて表示される。さらに、医用画像h2毎に医用画像と撮影オーダ情報との対応関係を確定するOKキーh4が表示される。
【0098】
また、画像確認画面433の画面上部には、撮影条件の修正を指示する条件修正キーh5と、患者情報の修正を指示するための患者修正キーh6が設けられ、画面下部には、検査の終了を指示するとともに、画像登録モードからオーダ管理モードへの切り換えを指示するための検査終了キーh7が設けられる。
【0099】
画像確認画面433が表示された後、ステップT8では、条件修正キーh5が押下されたか否かが判別され、条件修正キーh5の押下が無い場合は(ステップT8;N)、ステップT10に移行する。一方、条件修正キーh5が押下された場合(ステップT8;Y)、撮影条件の選択画面434(図13参照)が表示部43に表示される。図10に示すように、選択画面434では、撮影部位及び撮影方向を選択するための撮影条件キーc1が表示される。撮影条件キーc1は通常撮影で撮影可能な撮影部位及び撮影方向を選択するためのキーであり、これら撮影条件キーc1のうち、ポータブル撮影において撮影不可能な撮影部位及び撮影方向の撮影条件キーc2は選択が禁止され、選択できないことを示すために網掛け表示される。
【0100】
撮影技師は、撮影条件の修正を行う場合は画像確認画面433において修正する撮影情報h3を選択後に条件修正キーh5を押下し、次に表示された選択画面434において撮影条件キーc1を用いて撮影条件の修正を行う。一方、撮影オーダ情報の追加を行う場合は、撮影情報h3を選択せずに条件修正キーh5を押下し、次に表示された選択画面434において追加登録する撮影条件を選択する。
【0101】
次いで、ステップT9では、選択画面434における選択入力に応じて撮影条件の修正又は追加が行われ、当該修正又は追加された撮影条件は撮影オーダ情報ファイル461において更新される。そして、更新が終了すると、ステップT10に移行する。
【0102】
ステップT10では、患者修正キーh6が押下されたか否かが判別される。患者修正キーh6の押下が無い場合は(ステップT10;N)、ステップT12に移行し、患者修正キーh6が押下された場合は(ステップT10;Y)、患者情報の入力画面435(図14参照)が表示部43に表示される。図14に示すように、入力画面435では、新規登録する患者の患者ID、患者氏名(ローマ字、カナ、漢字)、性別、生年月日等の各種患者情報を入力するための入力領域b1とともに、文字入力のための文字キーb2が表示される。
【0103】
撮影技師は、患者情報の修正を行う場合は、撮影条件の修正時と同様に画像確認画面433において修正対象の患者情報h1を選択後、患者修正キーh5を押下し、次に表示された入力画面435において文字キーb2により患者情報の修正を行う。一方、撮影オーダ情報の追加を行う場合は、画像確認画面433において撮影条件のみが登録された撮影情報h3を選択し、患者修正キーh5を押下し、次に表示された入力画面435において患者情報を入力する。
【0104】
次いで、ステップT11では、入力画面435における入力に応じて患者情報の修正又は追加が行われ、当該修正又は追加された撮影条件は撮影オーダ情報ファイル461において更新される。更新が終了すると、ステップT12に移行する。
【0105】
ステップT12では、検査終了キーh7が押下されたか否かが判別される。検査終了キーh7の押下が無い場合は(ステップT12;N)、押下が待機され、検査終了キーh7が押下された場合は(ステップT12;Y)、医用画像のデータファイル及び画像登録情報が情報管理装置30に送信されるとともに、撮影オーダ情報の更新情報が情報管理装置30に送信される(ステップT13)。
【0106】
情報管理装置30では、制御装置40から送信された画像登録情報に基づいて医用画像がデータベース化されて管理されるとともに、撮影オーダ情報の更新情報に基づいて、情報管理装置30で管理されている撮影オーダ情報の更新が行われる。
【0107】
制御装置40では、各情報を送信後、本処理を終了し、画像登録モードからオーダ管理モードに移行して最初に説明したオーダ送信処理(図6参照)へ移行する。すなわち、制御装置40では、図15に示すように、オーダ管理モードでは帳簿形式の操作画面が表示され、検査開始キーa4の押下により画像登録モードに切り換えられる。画像登録モードではグラフィック形式の操作画面が表示され、検査終了キーh7の押下によりオーダ管理モードに切り換えられる。帳簿形式とグラフィック形式では画面構成が全く異なるため現在機能中のモードを視覚的に判別することができる。
【0108】
以上のように、医用画像撮影システム100では、複数の携帯端末が備えられ、ポータブル撮影の撮影オーダ情報が制御装置40から携帯端末60に送信されて表示されるので、患者のベッドサイド等、回診先で撮影する場合でも、撮影技師は携帯する携帯端末60により撮影オーダ情報を確認することができ、容易に撮影対象の患者や撮影条件を確認することができる。従って、回診先における医用画像の撮影を効率良くかつ正確に行うことができる。
【0109】
また、携帯端末60においてカセッテ登録が行われ、このカセッテ登録情報が携帯端末60から制御装置40へ送信されると、制御装置40においてカセッテ登録情報に基づき、撮影された医用画像と撮影オーダ情報との対応付けが行われるので、撮影技師が撮影オーダ情報と医用画像との対応関係を制御装置40に入力する作業を省略することができ、撮影技師の作業負担を軽減させることができる。また、撮影技師の入力ミス等により人為的ミスを防止することができ、医用画像を正確に管理することができる。
【0110】
また、制御装置40において最初に情報管理装置30で登録された撮影オーダ情報を取得しておき、ポータブル撮影の際には、当該取得された撮影オーダ情報のうち、ポータブル撮影の撮影オーダ情報のみが抽出されて自動的に携帯端末60に送信されるので、撮影技師が複数の撮影オーダ情報の中からポータブル撮影の撮影オーダ情報を検索する作業や送信作業を省略することができ、作業効率が向上する。
【0111】
また、制御装置40に撮影オーダ情報の管理機能を備えたので、撮影オーダ情報の追加や取得された撮影オーダ情報の修正、削除等の変更ができ、撮影時に割り込み撮影や撮影変更が生じた場合でも制御装置40において対応することができる。従って、HISやRISに対応する端末装置を各フロアや病棟で個別に設置する必要が無く、システムにおける端末装置の設置数を削減してシステム構成の簡素化を図ることができる。
【0112】
また、撮影オーダ情報の管理を行うオーダ管理モードでは、帳簿形式で操作画面が表示され、医用画像の読み取り制御を行う画像登録モードでは、グラフィック形式で操作画面が表示されるので、1台の制御装置40にオーダ管理機能と画像登録機能とを備えても、撮影技師は制御装置40が現在どちらの機能で動作中かを操作画面の表示形式により容易に把握することができる。一般に、制御装置では、オーダ管理、画像登録の順に撮影作業が進められるので、どちらの機能で動作中かを把握することにより、一連の撮影作業において現在どの工程で作業を行っているのかを容易に認識することができる。
【0113】
また、一般的にRISの開発メーカーは医用画像撮影システムや読取装置の開発メーカーとは異なるメーカーである場合が多く、各メーカーでシステム運用形態が異なるため、RIS端末と制御装置とを設置したシステムでエラーが発生した場合、エラー原因の特定が困難であることが予想される。しかし、本発明では、1台の制御装置でオーダ管理機能と画像登録機能とを兼用し、指示に応じて各機能を切り換えるので、エラーが発生した場合でも、どの工程でエラーが発生したのかを容易に判別することができる。
【0114】
また、制御装置40において最初に撮影オーダ情報を情報管理装置30から取得しておくので、情報管理装置30側でシステムダウン等の障害が発生した場合であっても、支障をきたすことなく撮影作業をすすめることができる。また、情報管理装置30側でシステムが復旧したときに制御装置40から情報管理装置30に撮影オーダ情報の更新情報を送信することにより、システムダウン時に失われたデータ又は変更されたデータ等を補足することができ、より効率的なシステム運用が可能となる。
【0115】
また、上記システム構成では、携帯端末60は通信端末60aを介して特定の制御装置40に直接接続されるので、システムメンテナンスやシステム変更を行う場合、ある特定の制御装置40とその制御装置40に接続される携帯端末60のみのメンテナンスを行えばよいため、システム変更の自由度が高くシステムの再構成が容易となる。また、直接、情報管理装置30と携帯端末60との間で情報のやり取りを行わずに、携帯端末60を接続する制御装置40を特定し、制御装置40において携帯端末60へ送受信する情報を管理することによりシステムの安定化を図ることができる。
【0116】
なお、本実施の形態における記述内容は、本発明を適用した医用画像撮影システム100の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
【0117】
例えば、上述した説明では、携帯端末60においてカセッテ登録を行うこととしたが、制御装置40においてカセッテ登録することも可能である。この場合、制御装置40において撮影オーダ情報が一覧表示され、この一覧表示された撮影オーダ情報の中からカセッテ登録対象の撮影オーダ情報を選択後、入力部42を介してカセッテIDを入力することにより、選択された撮影オーダ情報と入力されたカセッテIDとが対応付けて登録情報ファイル462に記憶される。
【0118】
上述した説明では、携帯端末60は特定の制御装置40に接続するシステム構成としたが、図16に示す医用画像撮影システム200のように、携帯端末60を通信端末60aを介して直接通信ネットワークNに接続し、この通信ネットワークNを介して任意の制御装置40と通信可能なシステム構成とすることとしてもよい。
【0119】
図16に示した医用画像撮影システム200のシステム構成では、制御装置40から携帯端末60に撮影オーダ情報を送信する際に、その撮影オーダ情報に対応するカセッテ登録情報を送信する制御装置を指定しておき、送信する撮影オーダ情報に指定された制御装置の送信先情報(例えば、IPアドレス等)を付帯情報として付帯させることとする。なお、カセッテ登録情報を送信する制御装置が特に指定されない場合は、撮影オーダ情報の送信元である制御装置に携帯端末60からカセッテ登録情報が送信されることとする。
【0120】
この医用画像撮影システム200におけるシステム構成では、携帯端末60は制御装置40の何れとも接続可能であるので、どの制御装置40からでも所望の携帯端末60に撮影オーダ情報を送信することができ、利便性が向上する。
【0121】
その他、本実施の形態における医用画像撮影システム100の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0122】
【発明の効果】
請求項1、10に記載の発明によれば、制御装置は医用画像を取得し撮影オーダ情報と対応付ける画像登録機能に加えて撮影オーダ情報の管理機能を実現することができ、RIS端末を別途設置する必要がなく、撮影に変更が生じた場合でも適宜対応することができる。さらに、オーダ管理動作中は第1の表示モードで、画像登録動作中は第2の表示モードで操作画面が表示されるので、撮影技師は制御装置が現在どの機能により動作中かを操作画面から容易に判別することができる。従って、簡素なシステム構成で効率良く撮影を行うことができる。
【0123】
請求項2、11に記載の発明によれば、第1の表示モードは帳簿形式であり、第2の表示モードはグラフィック形式であるので、オーダ管理の動作時と画像登録の動作時とで画面構成が全く異なり、どちらの機能で動作中かの判別が容易となる。
【0124】
請求項3、12に記載の発明によれば、目的に応じて適宜、オーダ管理動作と画像登録動作との切り換えを指示することができ、操作性が向上する。
【0125】
請求項4、13に記載の発明によれば、制御装置においてカセッテと撮影オーダ情報との対応付けが行われ、さらに撮影オーダ情報と医用画像との対応付けが行われるので、確実に医用画像と撮影オーダ情報を対応付けることができ、医用画像を正確に管理することができる。また、撮影技師が対応付けを行う作業を省略することができ、撮影技師の作業負担を軽減させることができる。
【0126】
請求項5、14に記載の発明によれば、制御装置において撮影オーダ情報に対応付けられた医用画像及び/又は関連情報が情報管理装置に送信されるので、情報管理装置では医用画像のデータベース化が容易となるとともに、医用画像を正確に管理することができる。
【0127】
請求項6、15に記載の発明によれば、撮影オーダ情報が携帯端末に表示されるので、患者のベッドサイド等の回診先で撮影を行う場合であっても、撮影技師は携帯端末により容易に撮影対象の患者や撮影条件を確認することができる。従って、回診先における撮影を効率良くかつ正確に行うことができる。
【0128】
請求項7、16に記載の発明によれば、携帯端末においてカセッテと撮影オーダ情報との対応付けが行われ、制御装置において撮影オーダ情報と撮影された医用画像との対応付けが行われるので、確実に医用画像と撮影オーダ情報を対応付けることができ、医用画像を正確に管理することができる。また、撮影技師が対応付けを行う作業を省略することができ、撮影技師の作業負担を軽減させることができる。
【0129】
請求項8、17に記載の発明によれば、制御装置において撮影オーダ情報に対応付けられた医用画像及び/又は関連情報が情報管理装置に送信されるので、情報管理装置では医用画像のデータベース化が容易となるとともに、医用画像を正確に管理することができる。
【0130】
請求項9、18に記載の発明によれば、制御装置において撮影オーダ情報の追加又は変更を行うことができ、当該制御装置により更新された撮影オーダ情報の更新情報が情報管理装置に送信されるので、情報管理装置において統括的に管理されている撮影オーダ情報を容易に更新することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態の医用画像撮影システム100の機能的構成を示す図である。
【図2】制御装置40の機能的構成を示す図である。
【図3】撮影オーダ情報ファイル461のデータ構成を示す図である。
【図4】登録情報ファイル462のデータ構成を示す図である。
【図5】携帯端末60の機能的構成を示す図である。
【図6】制御装置40により実行されるオーダ送信処理を説明するフローチャートである。
【図7】オーダリスト画面431を示す図である。
【図8】ポータブル撮影用のオーダリスト画面434を示す図である。
【図9】携帯端末60により実行されるカセッテ登録処理を説明するフローチャートである。
【図10】(a)は患者リスト画面631であり、(b)はオーダリスト画面632である。
【図11】制御装置40により実行される画像登録処理を説明するフローチャートである。
【図12】画像確認画面435を示す図である。
【図13】撮影条件の選択画面434を示す図である。
【図14】患者情報の入力画面435を示す図である。
【図15】オーダ管理モードと画像登録モードとの切り換えにより操作画面の表示モードが切り換えられる様子を示す図である。
【図16】他の実施の形態における医用画像撮影システム200のシステム構成を示す図である。
【図17】従来の医用画像撮影システムのシステム構成を示す図である。
【符号の説明】
100 医用画像撮影システム
10 移動型撮影装置
20 読取装置
30 情報管理装置
40 制御装置
41 制御部
44 通信部
46 記憶部
461 撮影オーダ情報ファイル
462 登録情報ファイル
60 携帯端末
60a 通信端末
61 制御部
63 表示部
64 通信部
66 記憶部
661 撮影オーダ情報ファイル
662 カセッテ登録情報ファイル
200 他の実施の形態の医用画像撮影システム

Claims (18)

  1. 患者の医用画像を撮影しカセッテに記録する移動可能な撮影装置と、撮影オーダ情報を管理する情報管理装置と、前記情報管理装置から通信ネットワークを介して撮影オーダ情報を取得する少なくとも一つの制御装置と、から構成された医用画像撮影システムであって、
    前記制御装置は、
    前記情報管理装置から取得された撮影オーダ情報を記憶する記憶手段と、
    撮影オーダ情報の管理を行うオーダ管理手段と、
    カセッテから医用画像を読み取る読取装置から医用画像及び医用画像の関連情報を取得し、当該取得された医用画像と撮影オーダ情報とを対応付けて画像登録を行う画像登録手段と、
    前記オーダ管理手段によるオーダ管理の際には第1の表示モードで操作画面を表示し、前記画像登録手段による画像登録の際には第2の表示モードで操作画面を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする医用画像撮影システム。
  2. 前記制御装置の表示手段は、前記第1の表示モードでは帳簿形式で操作画面を表示し、前記第2の表示モードではグラフィック形式で操作画面を表示することを特徴とする請求項1に記載の医用画像撮影システム。
  3. 前記制御装置は、前記オーダ管理手段によるオーダ管理動作と前記画像登録手段による画像登録動作との切り換え指示を入力する入力手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像撮影システム。
  4. 前記読取装置は、カセッテから医用画像とカセッテの識別情報を読み取り、当該読み取られた医用画像にカセッテの識別情報を対応付け、
    前記制御装置において、
    前記入力手段は、前記記憶された撮影オーダ情報に対応付けるカセッテの識別情報を入力し、
    前記記憶手段は、前記入力されたカセッテの識別情報を撮影オーダ情報に対応付けて記憶し、
    前記画像登録手段は、前記読取装置から医用画像と医用画像に対応付けられたカセッテの識別情報を取得し、当該医用画像に対応付けられたカセッテの識別情報と、撮影オーダ情報に対応付けられたカセッテの識別情報とに基づいて、取得された医用画像を撮影オーダ情報に対応付けることを特徴とする請求項3に記載の医用画像撮影システム。
  5. 前記制御装置は、前記撮影オーダ情報に対応付けられた医用画像及び/又はその医用画像の関連情報を前記情報管理装置に送信することを特徴とする請求項4に記載の医用画像撮影システム。
  6. 前記制御装置の少なくとも一つに接続可能な複数の携帯端末を備え、
    前記制御装置において、
    前記オーダ管理手段は、前記記憶された撮影オーダ情報のうち、指定された撮影オーダ情報を前記携帯端末に送信し、
    前記携帯端末は、
    前記制御装置から送信された撮影オーダ情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶された撮影オーダ情報を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の医用画像撮影システム。
  7. 前記読取装置は、カセッテから医用画像とカセッテの識別情報を読み取り、当該読み取られた医用画像にカセッテの識別情報を対応付け、
    前記携帯端末は、前記記憶された撮影オーダ情報と、撮影に用いられるカセッテの識別情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶し、当該撮影オーダ情報に対応付けられたカセッテの識別情報を前記制御装置に送信し、
    前記制御装置において、
    前記画像登録手段は、前記読取装置から医用画像と医用画像に対応付けられたカセッテの識別情報を取得し、当該医用画像に対応付けられたカセッテの識別情報と、前記携帯端末から送信された撮影オーダ情報に対応付けられたカセッテの識別情報とに基づいて、取得された医用画像を撮影オーダ情報に対応付けることを特徴とする請求項6に記載の医用画像撮影システム。
  8. 前記制御装置は、前記撮影オーダ情報に対応付けられた医用画像及び/又は医用画像の関連情報を前記情報管理装置に送信することを特徴とする請求項7に記載の医用画像撮影システム。
  9. 前記制御装置において、
    前記オーダ管理手段は、撮影オーダ情報の変更又は追加を行い、当該変更又は追加された撮影オーダ情報の更新情報を前記情報管理装置に送信することを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の医用画像撮影システム。
  10. 患者の医用画像を撮影しカセッテに記録する移動可能な撮影装置と、撮影オーダ情報を管理する情報管理装置と、前記情報管理装置から通信ネットワークを介して撮影オーダ情報を取得する少なくとも一つの制御装置と、から構成された医用画像撮影システムにおける撮影オーダ情報の管理方法であって、
    前記制御装置において、
    前記情報管理装置から取得された撮影オーダ情報を記憶手段に記憶する工程と、
    撮影オーダ情報の管理を行うオーダ管理工程と、
    カセッテから医用画像を読み取る読取装置から医用画像及び医用画像の関連情報を取得し、当該取得された医用画像を撮影オーダ情報と対応付けて画像登録する画像登録工程と、
    オーダ管理の際には第1の表示モードで操作画面を表示し、画像登録の際には第2の表示モードで操作画面を表示手段に表示する表示工程と、
    を含むことを特徴とする撮影オーダ情報の管理方法。
  11. 前記表示工程において、前記第1の表示モードでは帳簿形式で操作画面を表示し、前記第2の表示モードではグラフィック形式で操作画面を表示することを特徴とする請求項10に記載の撮影オーダ情報の管理方法。
  12. 前記オーダ管理工程におけるオーダ管理動作と前記画像登録工程における画像登録動作との切り換え指示を入力する工程を含むことを特徴とする請求項10又は11に記載の撮影オーダ情報の管理方法。
  13. 前記読取装置が、カセッテから医用画像とカセッテの識別情報を読み取り、当該読み取られた医用画像にカセッテの識別情報を対応付ける工程と、
    前記制御装置において、
    前記記憶された撮影オーダ情報の撮影に用いるカセッテの識別情報を入力する工程と、
    前記入力されたカセッテの識別情報を撮影オーダ情報に対応付ける工程と、
    前記読取装置から医用画像と医用画像に対応付けられたカセッテの識別情報を取得する工程と、
    前記取得された医用画像に対応付けられたカセッテの識別情報と、撮影オーダ情報に対応付けられたカセッテの識別情報とに基づいて、取得された医用画像を撮影オーダ情報に対応付ける工程と、
    を含むことを特徴とする請求項12に記載の撮影オーダ情報の管理方法。
  14. 前記制御装置が、前記撮影オーダ情報に対応付けられた医用画像及び/又はその医用画像の関連情報を前記情報管理装置に送信する工程を含むことを特徴とする請求項13に記載の撮影オーダ情報の管理方法。
  15. 前記制御装置の少なくとも一つに接続可能な携帯端末に、制御装置の記憶手段に記憶された撮影オーダ情報のうち、指定された撮影オーダ情報を送信する工程と、
    前記携帯端末において、
    前記制御装置から送信された撮影オーダ情報を記憶手段に記憶する工程と、
    前記記憶された撮影オーダ情報を表示する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項10〜12の何れか一項に記載の撮影オーダ情報の管理方法。
  16. 前記読取装置が、カセッテから医用画像とカセッテの識別情報とを読み取り、当該読み取られた医用画像にカセッテの識別情報を対応付ける工程と、
    前記携帯端末が、前記記憶された撮影オーダ情報と、撮影に用いられるカセッテの識別情報とを対応付けて前記記憶手段に記憶し、当該撮影オーダ情報に対応付けられたカセッテの識別情報を前記制御装置に送信する工程と、
    前記制御装置において、
    前記読取装置から医用画像と医用画像に対応付けられたカセッテの識別情報を取得する工程と、
    前記取得された医用画像に対応付けられたカセッテの識別情報と、前記携帯端末から送信された撮影オーダ情報に対応付けられたカセッテの識別情報とに基づいて、取得された医用画像を撮影オーダ情報に対応付ける工程と、
    を含むことを特徴とする請求項15に記載の撮影オーダ情報の管理方法。
  17. 前記撮影オーダ情報に対応付けられた医用画像及び/又はその医用画像の関連情報を前記制御装置から前記情報管理装置に送信する工程を含むことを特徴とする請求項16に記載の撮影オーダ情報の管理方法。
  18. 前記オーダ管理工程では、撮影オーダ情報の追加又は変更を行い、
    前記オーダ管理工程において追加又は変更された撮影オーダ情報の更新情報を前記制御装置から前記情報管理装置に送信する工程を含むことを特徴とする請求項10〜17の何れか一項に記載の撮影オーダ情報の管理方法。
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JP2009201810A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Fujifilm Corp 放射線画像撮影システム及び撮影方法
JP2010200917A (ja) * 2009-03-02 2010-09-16 Canon Inc 情報処理装置及びその制御方法、並びに、プログラム

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