JP2005111054A - Fpd撮影システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ポータブル撮影が可能であるとともに、撮影した画像データに対してのキャリブレーションなどの画像処理のための情報入力作業の負担や予備撮影実行を軽減することである。
【解決手段】制御装置10において、撮影オーダ情報生成装置としてのHIS/RIS20から受信した撮影オーダ情報を、撮影対象の第1のFPD撮影装置としての立位撮影装置40及び臥位撮影装置50並びに第2のFPD撮影装置としてのFPDカセッテカメラ60のうちの少なくとも1つに送信して、撮影された画像データを撮影装置から受信し、受信した画像データの送信元がどの撮影装置であるかに基づいて前記画像データに画像処理を施す。
【選択図】図1
【解決手段】制御装置10において、撮影オーダ情報生成装置としてのHIS/RIS20から受信した撮影オーダ情報を、撮影対象の第1のFPD撮影装置としての立位撮影装置40及び臥位撮影装置50並びに第2のFPD撮影装置としてのFPDカセッテカメラ60のうちの少なくとも1つに送信して、撮影された画像データを撮影装置から受信し、受信した画像データの送信元がどの撮影装置であるかに基づいて前記画像データに画像処理を施す。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像を撮影するFPD撮影システムに関する。
近年、病院内では、医用画像の撮影装置として、CR(Computed Radiography)撮影装置とともに、FPD(Flat Panel Detector)を用いた撮影装置が用いられるようになってきた。これは、CR撮影装置に対し、FPD撮影装置が撮影現場で一時的に技師などが画像を確認可能なため、撮影の成否などを直ちに確認できる利点を有している。
また、複数のFPD方式のデジタルカセッテ(以下、FPDカセッテカメラとする)を立位撮影装置や臥位撮影装置に装填し、立位撮影や臥位撮影に使用したり、あるいは、ポータブルX線装置とともにFPDカセッテカメラを使用し、ベッドサイドでの撮影を可能とするFPD撮影システムが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
上記のFPD撮影システムでは、FPDカセッテカメラがどの撮影方式にも使用できる利点を有している反面、使用するFPDカセッテカメラと立位撮影室や臥位撮影室に固定して設けられたX線源との相性補正(キャリブレーション)、又は患者のベッドサイドなどでの撮影に使用されるポータブルのX線源と個々のFPDカセッテカメラのとのキャリブレーションが必要である。このキャリブレーション結果を保存し、各FPDカセッテカメラを用いて患者撮影された医用画像データを、当該保存された各キャリブレーション結果に基づいて補正することで、初めて画像の均一性が確保可能となる。
よって、上記FPD撮影システムでは、撮影された医用画像データの制御装置へ送信するにあたり、FPDカセッテカメラ側から、FPDカセッテカメラのIDとともに、どのX線源を使用したかのX線源識別情報を画像データに付加して送信する。あるいは、撮影された画像データを1つの制御装置で受信する際に、受信した画像データごとに、当該画像データがどの撮影装置を用いたかを示す装置識別情報を技師などの操作者が入力する。
また、1つのコントローラに立位専用のFPD撮影装置及び臥位専用のFPD撮影装置を接続して、立位撮影及び臥位撮影を一元的に管理するFPD撮影システムが考えられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−336225号公報
特開2003−210449号公報
上記のFPDカセッテカメラID及びX線源識別情報を画像データに付加する方式では、複数のFPDカセッテカメラそれぞれに、X線源を特定するための入力手段が必要となり、FPDカセッテカメラの構造が複雑化するおそれがある。
また、受信した画像データごとに撮影装置識別情報を技師などの操作者が入力する方式では、操作者の入力作業が必要であり、操作者の作業負担が増大する。撮影者が操作者である場合に、撮影者が制御装置まで戻らなければならない。また、撮影者と操作者とが別人である場合に、撮影者が照射録などに撮影装置識別情報を手書きし、その照射録を操作者に届けるなどが必要である。このため、病院内のワークフロー上好ましくなく、全体の撮影効率を下げるおそれがあった。
また、上記1つのコントローラで立位専用撮影装置と臥位専用撮影装置とを管理する方式では、キャリブレーションのための情報入力を撮影ごとに行う必要がないものの、ベッドサイドにおけるポータブル撮影を行うことができないという問題があった。
本発明の課題は、ポータブル撮影が可能であるとともに、撮影した画像データに対してのキャリブレーションなどの画像処理のための情報入力作業の負担や予備撮影実行を軽減することである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、患者をFPD方式で撮影可能なFPD撮影システムにおいて、
撮影対象の患者の撮影オーダ情報を生成する撮影オーダ情報生成装置と、
固定されたX線源から発生されるX線を用いて患者を撮影して画像データを取得する固定式の第1のFPD撮影装置と、
移動可能なX線源から発生されるX線を用いて患者を撮影して画像データを取得する移動式の第2のFPD撮影装置と、
前記撮影オーダ情報生成装置並びに前記第1のFPD撮影装置及び前記第2のFPD撮影装置に通信接続され、前記撮影オーダ情報生成装置から撮影オーダ情報を取得し、当該撮影オーダ情報、又は当該撮影オーダ情報及び当該撮影オーダ情報に関連する情報を、前記第1のFPD撮影装置及び前記第2のFPD撮影装置のうちの少なくとも1つに送信し、当該第1のFPD撮影装置及び第2のFPD撮影装置のうちの少なくとも1つから撮影された画像データを受信し、当該画像データの送信元が前記第1及び第2のFPD撮影装置のいずれであるかを判別し、当該判別結果に基づいて前記画像データに画像処理を施し、画像処理後の画像データと前記撮影オーダ情報とを関連付ける制御装置と、を備えることを特徴とする。
撮影対象の患者の撮影オーダ情報を生成する撮影オーダ情報生成装置と、
固定されたX線源から発生されるX線を用いて患者を撮影して画像データを取得する固定式の第1のFPD撮影装置と、
移動可能なX線源から発生されるX線を用いて患者を撮影して画像データを取得する移動式の第2のFPD撮影装置と、
前記撮影オーダ情報生成装置並びに前記第1のFPD撮影装置及び前記第2のFPD撮影装置に通信接続され、前記撮影オーダ情報生成装置から撮影オーダ情報を取得し、当該撮影オーダ情報、又は当該撮影オーダ情報及び当該撮影オーダ情報に関連する情報を、前記第1のFPD撮影装置及び前記第2のFPD撮影装置のうちの少なくとも1つに送信し、当該第1のFPD撮影装置及び第2のFPD撮影装置のうちの少なくとも1つから撮影された画像データを受信し、当該画像データの送信元が前記第1及び第2のFPD撮影装置のいずれであるかを判別し、当該判別結果に基づいて前記画像データに画像処理を施し、画像処理後の画像データと前記撮影オーダ情報とを関連付ける制御装置と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、制御装置において、受信した撮影オーダ情報、又は当該撮影オーダ情報及び当該撮影オーダ情報に関連する情報を、第1及び第2のFPD撮影装置のうちの少なくとも1つに送信して、受信した画像データの送信元が第1及び第2のFPD撮影装置のいずれであるかに基づいて前記画像データに画像処理を施す。このため、第1及び第2のFPD撮影装置において、撮影オーダ情報、当該撮影オーダ情報に関連する情報に基づいて容易に撮影を行うことができるとともに、第1のFPD撮影装置に対応して撮影された画像データに対して、画像処理のための情報入力作業及び予備撮影を不要とすることができるので、FPD撮影システム全体として、撮影された画像データに対して、画像処理のための情報入力作業負担や予備撮影実行を軽減することができ、当該画像処理のための情報の記憶容量の節約を行うことができ、かつ第2のFPD撮影装置を用いてポータブル撮影を行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のFPD撮影システムにおいて、
前記制御装置は、1つであり、現在の時刻情報を出力する計時部を備え、前記計時部から出力される時刻情報を含み、前記画像処理後の画像データと前記撮影オーダ情報を関連付けるための固有識別子を生成することを特徴とする。
前記制御装置は、1つであり、現在の時刻情報を出力する計時部を備え、前記計時部から出力される時刻情報を含み、前記画像処理後の画像データと前記撮影オーダ情報を関連付けるための固有識別子を生成することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、1つの制御装置において、現在の時刻情報を含み、画像処理後の画像データと撮影オーダ情報とを関連付けるための固有識別子を生成するので、固有識別子に基づいて、画像処理後の画像データと撮影オーダ情報とを容易に関連付けできるとともに、制御装置及びその計時部が複数存在することによる固有識別子中の時刻情報の重複を防ぐことができ、さらに、固有識別子中の制御装置の識別情報が不要となるので、固有識別子を短くすることができる。
請求項3に記載の発明は、患者をFPD方式で撮影可能なFPD撮影システムにおいて、
複数の種類のX線源と、
前記複数の種類のX線源から発生されるX線を用いて患者を撮影して画像データを取得する複数のFPD撮影装置と、を備え、
前記各FPD撮影装置は、前記複数の種類のX線源のうちの所定のX線源に関連付けられ、
前記FPD撮影装置に通信接続され、前記FPD撮影装置により撮影された画像データを前記FPD撮影装置から受信し、当該画像データに、当該画像データの送信元のFPD撮影装置が関連付けられた前記X線源に対応する画像処理を施す制御装置を備え、
前記複数の種類のX線源は、固定式のX線源と、移動式のX線源とを含むことを特徴とする。
複数の種類のX線源と、
前記複数の種類のX線源から発生されるX線を用いて患者を撮影して画像データを取得する複数のFPD撮影装置と、を備え、
前記各FPD撮影装置は、前記複数の種類のX線源のうちの所定のX線源に関連付けられ、
前記FPD撮影装置に通信接続され、前記FPD撮影装置により撮影された画像データを前記FPD撮影装置から受信し、当該画像データに、当該画像データの送信元のFPD撮影装置が関連付けられた前記X線源に対応する画像処理を施す制御装置を備え、
前記複数の種類のX線源は、固定式のX線源と、移動式のX線源とを含むことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、制御装置において、撮影された画像データをFPD撮影装置から受信し、当該画像データに、送信元のFPD撮影装置が関連付けられた固定式又は移動式のX線源に対応する画像処理を施すので、固定式のX線源に対応して撮影された画像データに対して、画像処理のための情報入力作業及び予備撮影を不要とすることができるので、FPD撮影システム全体として、撮影された画像データに対して、画像処理のための情報入力作業負担や予備撮影実行を軽減することができ、当該画像処理のための情報の記憶容量の節約を行うことができるとともに、移動式のX線源及び当該X線源に対応するFPD撮影装置を用いてポータブル撮影を行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のFPD撮影システムにおいて、
前記複数のFPD撮影装置は、立位撮影装置及び臥位撮影装置のうちの少なくとも1つを含み、
前記立位撮影装置及び臥位撮影装置のうちの少なくとも1つは、前記固定式のX線源に関連付けられることを特徴とする。
前記複数のFPD撮影装置は、立位撮影装置及び臥位撮影装置のうちの少なくとも1つを含み、
前記立位撮影装置及び臥位撮影装置のうちの少なくとも1つは、前記固定式のX線源に関連付けられることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、立位撮影装置及び臥位撮影装置のうちの少なくとも1つを備えて固定式のX線源に関連付けられるので、固定式のX線源に対応して立位又は臥位撮影された画像データに対して、画像処理のための情報入力作業及び予備撮影を不要とすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載のFPD撮影システムにおいて、
前記複数のFPD撮影装置は、FPDカセッテカメラを含み、
前記FPDカセッテカメラは、前記移動式のX線源に関連付けられることを特徴とする。
前記複数のFPD撮影装置は、FPDカセッテカメラを含み、
前記FPDカセッテカメラは、前記移動式のX線源に関連付けられることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、FPDカセッテカメラを備えて移動式のX線源に関連付けられるので、移動式のX線源に対応してFPDカセッテカメラを用いてポータブル撮影を行うことができる。
請求項1に記載の発明によれば、制御装置において、受信した撮影オーダ情報、又は当該撮影オーダ情報及び当該撮影オーダ情報に関連する情報を、第1及び第2のFPD撮影装置のうちの少なくとも1つに送信して、受信した画像データの送信元が第1及び第2のFPD撮影装置のいずれであるかに基づいて前記画像データに画像処理を施す。このため、第1及び第2のFPD撮影装置において、撮影オーダ情報、当該撮影オーダ情報に関連する情報に基づいて容易に撮影を行うことができるとともに、第1のFPD撮影装置に対応して撮影された画像データに対して、画像処理のための情報入力作業及び予備撮影を不要とすることができるので、FPD撮影システム全体として、撮影された画像データに対して、画像処理のための情報入力作業負担や予備撮影実行を軽減することができ、当該画像処理のための情報の記憶容量の節約を行うことができ、かつ第2のFPD撮影装置を用いてポータブル撮影を行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、1つの制御装置において、現在の時刻情報を含み、画像処理後の画像データと撮影オーダ情報とを関連付けるための固有識別子を生成するので、固有識別子に基づいて、画像処理後の画像データと撮影オーダ情報とを容易に関連付けできるとともに、制御装置及びその計時部が複数存在することによる固有識別子中の時刻情報の重複を防ぐことができ、さらに、固有識別子中の制御装置の識別情報が不要となるので、固有識別子を短くすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、制御装置において、撮影された画像データをFPD撮影装置から受信し、当該画像データに、送信元のFPD撮影装置が関連付けられた固定式又は移動式のX線源に対応する画像処理を施すので、固定式のX線源に対応して撮影された画像データに対して、画像処理のための情報入力作業及び予備撮影を不要とすることができるので、FPD撮影システム全体として、撮影された画像データに対して、画像処理のための情報入力作業負担や予備撮影実行を軽減することができ、当該画像処理のための情報の記憶容量の節約を行うことができるとともに、移動式のX線源及び当該X線源に対応するFPD撮影装置を用いてポータブル撮影を行うことができる。
請求項4に記載の発明によれば、立位撮影装置及び臥位撮影装置のうちの少なくとも1つを備えて固定式のX線源に関連付けられるので、固定式のX線源に対応して立位又は臥位撮影された画像データに対して、画像処理のための情報入力作業及び予備撮影を不要とすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、FPDカセッテカメラを備えて移動式のX線源に関連付けられるので、移動式のX線源に対応してFPDカセッテカメラを用いてポータブル撮影を行うことができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
まず、図1〜図4を参照して、本実施の形態の構成を説明する。図1に、本実施の形態のFPD撮影システム100の構成を示す。図2に、制御装置10の内部構成を示す。図3に、立位撮影装置40の内部構成を示す。図4に、FPDカセッテカメラ60の内部構成を示す。
図1に示すように、患者の患部をFPD方式で撮影して、撮影された患部の画像データを取得するFPD撮影システム100は、撮影装置を制御する制御装置10と、情報管理システムとしてのHIS(Hospital Information System)/RIS(Radiology Information System)20と、撮影された画像データを保存及び管理する画像サーバ30と、を備えて構成され、各装置がネットワークNを介して通信接続される。
ネットワークNは、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、インターネットなどの様々な回線形態を適用可能である。なお、病院などの医療機関内で医療機器に支障のある無線LANなどを除く。しかし、許可されるのであれば、無線通信や赤外線通信であってもよいが、撮影オーダ情報を送受信する際には重要な患者情報を含むため、撮影オーダ情報は暗号化することが好ましい。また、ネットワークN上の機器同士のデータ送受信は、送信元の機器が送信先の機器のIP(Internet Protocol)アドレスを指定してデータ送信するものとする。
また、制御装置10は、FPD方式の立位の患者の患部撮影専用で固定式の立位撮影装置40と、FPD方式の臥位の患者の患部撮影専用で固定式の臥位撮影装置50と、FPD方式で患者の患部を撮影し、撮影されたその画像データを記録及び表示するポータブル式のFPDカセッテカメラ60と、FPDカセッテカメラ60用のX線を発生するX線源70と、が通信ケーブルなどを介して通信接続される。
図1には、立位撮影装置40と、臥位撮影装置50と、FPDカセッテカメラ60と、X線源70とが1台ずつ、1台の制御装置10に接続される方式であるが、これに限るものではない。立位撮影装置40、臥位撮影装置50、FPDカセッテカメラ60、X線源70は、それぞれ少なくとも1台ずつが1台の制御装置10に接続される構成でよい。また、制御装置10が複数設けられる構成としてもよい。また、X線源70は、制御装置10に接続されて、制御装置10と連動する構成とするが、これに限るものではなく、X線源70が、制御装置10に接続されず、制御装置10から独立して動作可能とする構成としてもよい。また、立位撮影装置40、臥位撮影装置50及びFPDカセッテカメラ60をまとめて撮影装置とする。
制御装置10は、HIS/RIS20から撮影オーダ情報を受信し、受信した撮影オーダ情報に基づいて医用画像撮影を管理するとともに、立位撮影装置40、臥位撮影装置50及びFPDカセッテカメラ60から受信する画像データ及び撮影結果情報に基づいて医用画像の撮影履歴を管理する装置である。
次いで、図2を参照して、制御装置10の内部構成を説明する。制御装置10は、CPU11と、操作部12と、RAM13と、表示部14と、記憶部15と、計時部16と、通信制御部17と、I/F(インタフェース)18とから構成され、各部はバス19により接続されている。
CPU11は、制御装置10内の各部を中央制御し、記憶部15に格納されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムをRAM13に展開し、RAM13に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。この処理の主体を制御部111とする。本実施の形態においては、記憶部15に、撮影処理を実行するための撮影プログラムが記憶される。撮影処理の詳細については後述する。
操作部12は、カーソルキー、数字キー及び各種機能キーなどを備えて構成され、撮影者により押下されたキーに対応する押下信号をCPU11に出力する。なお、操作部12は、必要に応じてマウス、タッチパネルなどのポインティングデバイスや、その他の入力装置を備えることとしてもよい。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、ELディスプレイ(ElectroLuminescent Display)などによる表示ディスプレイを備えた表示手段であり、CPU11からの表示指示に基づいて撮影オーダ情報、画像データなどの各種情報を表示する。
RAM13は、前述の指定されたアプリケーションプログラム、入力指示、入力データ及び処理結果などを格納するワークメモリエリアを有する。
記憶部15は、プログラムやデータが予め記憶されている記憶媒体(図示せず)を有しており、この記憶媒体は、システムプログラム、当該システムプログラムに対応する各種アプリケーションプログラム及び各種処理プログラムで処理されたデータなどを記憶する。また、この記憶媒体は磁気的、光学的記憶媒体又は半導体メモリで構成され、記憶部15に固定的に設けられるもの又は着脱自在に装着するものである。
また、記憶部15には、HIS/RIS20から送信された撮影オーダ情報が記憶可能である。撮影オーダ情報は、医師などの指示により生成され、技師などの撮影者が撮影に要する情報であり、例えば、撮影を識別する撮影ID、撮影対象の患者の患者ID,氏名、性別、年齢、患者の病室、患者の所属する内科、外科などの依頼科、撮影部位、撮影枚数、撮影サイズ、撮影する技師を識別する技師ID、撮影装置IDなどが含まれる。撮影装置IDは、例えば、立位撮影装置40のID、臥位撮影装置50のID、FPDカセッテカメラ60のIDであり、同じ種類の撮影装置がある場合には、その同じ各撮影装置ごとで異なるように付与される。
また、撮影オーダ情報には、患者情報として患者ID、氏名、性別、年齢の他、例えば、担当医師名、感染症などを警告する警告情報、薬物アレルギーの有無、妊娠の有無、追加病歴、車椅子や担架などの特別な介護の必要性、臨床診断名、守秘事項などの各種患者情報が格納される構成であってもよい。また、撮影オーダ情報には、撮影情報として撮影部位、撮影装置、撮影枚数及び撮影サイズの他、例えば、撮影方法(単純撮影、造影撮影など)、撮影予定日などの各種撮影情報が格納される構成、場合によってはパスワード入力により表示可能とする構成であってもよい。
また、記憶部15には、画像データとともに撮影の履歴としての撮影履歴情報が記憶される。撮影履歴情報は、例えば、撮影ID、技師IDなどが含まれ、さらに、固有識別子としてのU(ユニーク)IDが付加される。
ここで、UIDを説明する。先ず、医用画像通信の規格としてDICOM(Digital Imaging and Communications:医療におけるディジタル画像と通信)規格が一般的に使用されている。DICOM規格に準拠した医用画像生成装置では、医用画像の生成時に、OSI(Open Systems Interconnection)オブジェクト登録管理制度を利用して、医用画像生成装置の製造組織または設置施設、個々の検査、シリーズ、画像ファイルに対してUID(Unique Identification)と呼ばれる識別子を付加し管理している。
このUID構成要素の一例を次に示す。
1.2.392.200036.9107.500.301.1.YYYYMMDD.HHMMSS.101
ここで、各項目は以下の通りである。
1.2.392.200036.9107.500.301.1.YYYYMMDD.HHMMSS.101
ここで、各項目は以下の通りである。
(1)1.2.392. :JISC(Japanese Industrial Standards Committee:日本工
業標準調査会)ISOの加盟機関を示すコード
(2)200036. :JIRA(Japan Industries Association of Radiological Systems:日本画像医療システム工業会)を示すコード
(3)9107. :JIRAが付与した会社を示すコード
(4)500. :モダリティ 各検査方式に対応するコード番号
(5)302. :機種名 医用画像装置の機種名
(6)1. :機種毎の連番(製造番号)
(7)YYYYMMDD.HHMMSS. :医用画像データの時刻情報(年月日時分秒)
(8)101 :装置内で発行されるユニークな番号
業標準調査会)ISOの加盟機関を示すコード
(2)200036. :JIRA(Japan Industries Association of Radiological Systems:日本画像医療システム工業会)を示すコード
(3)9107. :JIRAが付与した会社を示すコード
(4)500. :モダリティ 各検査方式に対応するコード番号
(5)302. :機種名 医用画像装置の機種名
(6)1. :機種毎の連番(製造番号)
(7)YYYYMMDD.HHMMSS. :医用画像データの時刻情報(年月日時分秒)
(8)101 :装置内で発行されるユニークな番号
つまり、本実施の形態において、UIDには、撮影装置及び制御装置10の機種及び機種ごとの連番を示すIDと、画像データの生成時刻情報とが含まれるように生成される。
計時部16は、現在時刻を示す時刻情報をCPU11に出力する。通信制御部17は、ネットワークNに接続され、データの転送速度の調整や、データ形式の変換を行い、ネットワークN上の機器とのデータの送受信を行う。I/F18は、立位撮影装置40、臥位撮影装置50、FPDカセッテカメラ60及びX線源70に接続され、データの転送速度の調整や、データ形式の変換を行い、各撮影装置とのデータの送受信を行う。
次いで、図3を参照して、立位撮影装置40の内部構成を説明する。立位撮影装置40は、CPU41と、操作部42と、RAM43と、表示部44と、記憶部45と、画像読取部46と、X線源部47と、I/F48とから構成され、各部はバス49により接続されている。また、CPU41とRAM43上に展開された各種プログラムの協働により実行される各処理の主体を制御部411とする。
CPU41、操作部42、RAM43、表示部44、記憶部45、I/F48、制御部411は、それぞれ、制御装置10のCPU11、操作部12、RAM13、表示部14、記憶部15、I/F18、制御部111と同様であり、異なる部分を主として説明する。
X線源部47は、X線を発生する管球などにより構成され、固定的に設置されるものである。つまり、1種類のX線を発生する。画像読取部46は、TFT(Thin Film Transistor)などを用いた画素マトリクス状センサパネルなどにより構成され、当該画素マトリクス状センサパネルに入射されたX線を画素ごとに感知することで、画像データを出力する。
画像読取部46の画像読取面と、X線源部47のX線照射面とは対向する。X線源部47から発生されたX線が画像読取部46の画像読取面に照射されるように、画像読取部46及びX線源部47が固定的に設置される。但し、X線源部47のX線照射面及び画像読取部46の画像読取面は被写体部分に合せて位置調整が可能であるものとする。撮影時には、患者が画像読取部46の画像読取面に被写体部分が位置するように立位で静止し、X線源部47から発生されたX線が被写体部分に照射され、患者を透過したX線が画像読取部46に入射され、当該透過X線が画像読取部46により読み取られて画像データが取得される。記憶部45には、取得された画像データが記憶可能である。また、記憶部45に記憶された画像データは、表示部44に表示可能となり、撮影後に一時的に撮影者などが閲覧可能となる。
また、I/F48を介して制御部10から送信された撮影オーダ情報は、記憶部45に記憶可能であり、表示部44に表示可能である。また、記憶部45には、立位撮影装置40を識別する撮影装置IDが予め記憶される。また、記憶部45に記憶された各種データは、I/F48を介して制御部10に送信可能である。
また、図示しないが、臥位撮影装置70は、立位撮影装置60と同様の構成となる。但し、患者が臥位で載る図示しない患者台が設置される。臥位撮影装置70において、画像読取部の画像読取面と、X線源部のX線照射面とは対向する。X線源部から発生されたX線が画像読取部の画像読取面に照射されるように、画像読取部及びX線源部が固定的に設置される。但し、X線源部のX線照射面及び画像読取部の画像読取面は被写体部分に合せて位置調整が可能であるものとする。撮影時には、患者が画像読取部の画像読取面に被写体部分が位置するように患者台の上で臥位で静止し、X線源部から発生されたX線が被写体部分に照射され、患者を透過したX線が画像読取部に入射され、当該透過X線が画像読取部により読み取られて画像データが取得される。
次いで、図4を参照して、FPDカセッテカメラ60の内部構成を説明する。FPDカセッテカメラ60は、CPU61と、操作部62と、RAM63と、表示部64と、記憶部65と、画像読取部66と、I/F67とから構成され、各部はバス68により接続されている。また、CPU61とRAM63上に展開された各種プログラムの協働により実行される各処理の主体を制御部611とする。
CPU61、操作部62、RAM63、表示部64、記憶部65、画像読取部66、I/F67、制御部611は、それぞれ、立位撮影装置40のCPU41、操作部42、RAM43、表示部44、記憶部45、画像読取装置46、I/F48、制御部411と同様であり、異なる部分を主として説明する。
また、画像読取部66は、別体のX線源70から発生されたX線を読み取る。FPDカセッテカメラ60及びX線源70は、ポータブルで位置を自在に設置できる。撮影時には、患者の病室のベッドサイドなどで、X線源70から発生されたX線が画像読取部66の画像読取面に照射されるように、FPDカセッテカメラ60及びX線源70が設置される。患者が画像読取部66の画像読取面に被写体部分が位置するように静止し、X線源70から発生されたX線が被写体部分に照射され、患者を透過したX線が画像読取部66に入射され、当該透過X線が画像読取部66により読み取られて画像データが取得され、記憶部65に記憶される。
表示部64は、LCD、ELなどにより構成され、記憶部65に記憶された撮影済の画像データと、制御装置10から送信された撮影オーダ情報とが表示可能である。操作部62は、携帯機器用のキーなどを備える。また、表示部64及び操作部62は、一体的にタッチパネルを構成することとしてもよい。
次に、図5を参照して、FPD撮影システム100の動作を説明する。図5に、制御装置10において実行される撮影処理を示す。予め、HIS/RIS20において、これから撮影する撮影に対応する撮影オーダ情報が作成及び記憶されている。制御装置10において、HIS/RIS20から送信された前記撮影オーダ情報をネットワークNを介して受信開始したことをトリガとして、CPU11は、記憶部15に記憶されている撮影プログラムを読み出してRAM13に展開し、そのRAM13内の撮影プログラムとの協働により撮影処理を実行する。以下、撮影処理の各ステップの処理主体は、特に言及しない場合、制御部111であるとする。
先ず、HIS/RIS20から送信された撮影オーダ情報が、ネットワークN及び通信制御部17を介して受信されて記憶部15に記憶される(ステップS11)。このとき、操作者により、撮影オーダ情報内の足りない情報や変更された情報などが操作部12から入力されて、撮影オーダ情報が更新される構成としてもよい。そして、ステップS11において受信された撮影オーダ情報から、撮影対象の撮影装置IDが読み出され、当該撮影装置IDに対応する撮影装置に撮影オーダ情報がI/F18を介して送信される(ステップS12)。撮影対象の撮影装置IDが複数ある場合には、各撮影装置に対応する撮影オーダ情報が抽出され、各撮影装置に対応する撮影オーダ情報が送信される。
撮影装置が立位撮影装置40における撮影である場合に、立位撮影装置40は、I/F48を介して撮影オーダ情報を受信して表示部44に表示する。技師は、表示部44に表示された撮影オーダ情報を参照して、操作部42における操作入力などにより立位撮影装置40を用いて患者を撮影する。X線源部47から発生されたX線が患者を透過し、その透過したX線が画像読取部46により読み取られて画像データが取得される。撮影された画像データは、記憶部45に記憶されるとともに表示部44に表示される。技師は、表示部44に表示された画像データが正常に撮影されているか否かを確認し、正常に撮影されている場合に、操作部42を介して画像データの送信指示及び技師IDを入力する。そして、撮影された画像データが、撮影装置ID及び技師IDを含む撮影結果情報とともに、I/F48を介して制御装置10に送信される。正常に撮影されていない場合には、再撮影を行う。
立位撮影装置40は、X線源部47及び画像読取部48がそれぞれ一種類に固定されているので、画像データに対するキャリブレーションは、X線源部47及び画像読取部48の組合せに対応する固定したキャリブレーションを行うだけでよい。このため、キャリブレーションは、予め設定されたキャリブレーション情報を用いる。また、撮影装置が臥位撮影装置50における撮影の場合も同様である。
また、撮影装置がFPDカセッテカメラ60の場合も、X線源70を用いて,同様に撮影及び画像データの送信が行われる。但し、撮影装置がFPDカセッテカメラ60の場合には、X線源70が取換え可能であり、またFPDカセッテカメラ60が取換え可能であるので、X線源70及びFPDカセッテカメラ60の組合せが複数存在し、キャリブレーション情報を取得するためのキャリブレーション撮影を行う必要がある。キャリブレーション撮影の場合、キャリブレーション撮影であることを示す情報が撮影結果情報に含められ、制御装置10に送信される。また、FPDカセッテカメラ60において、正常に撮影されていない場合は、撮影者により操作部62を介して画像の消去指示が入力され、撮影された画像データが記憶部65から消去されて、再撮影される。
そして、制御部10において、撮影装置から画像データ及びその撮影結果情報がI/F18を介して受信される(ステップS13)。そして、受信された撮影結果情報内の撮影装置IDが参照され、送信元の撮影装置がFPDカセッテカメラ60であるか否かが判別される(ステップS14)。送信元の撮影装置がFPDカセッテカメラ60である場合(ステップS14;YES)、受信された撮影結果情報内にキャリブレーション撮影の旨の情報があるか否かが参照され、キャリブレーション撮影であるか否かが判別される(ステップS15)。
キャリブレーション撮影である場合(ステップS15;YES)、受信された画像データを用いて、今回撮影しているFPDカセッテカメラ60及びX線源70の組合せに対応するキャリブレーション情報が作成されてRAM13に記憶される(ステップS16)。そして、撮影オーダ情報と、記憶部15に記憶された撮影履歴情報とが参照され、撮影が終了されたか否かが判別される(ステップS17)。操作者により操作部12から撮影処理の終了指示が入力された場合には、撮影処理の終了と判別される構成でもよい。撮影が終了された場合(ステップS17;YES)、撮影処理が終了される。撮影が終了されていない場合(ステップS17;NO)、ステップS13に移行され、次の画像データ及び撮影結果情報が受信される。
キャリブレーション撮影でない場合(ステップS15;NO)、ステップS16において作成されたキャリブレーション情報に基づいて、新たに受信された画像データにキャリブレーションが施される(ステップS18)。そして、計時部16から現在の年月日時分秒が取得され、取得された現在の年月日時分秒と、受信された画像データに対応する撮影オーダ情報の撮影装置IDなどとを用いて、受信された画像データに対応するUIDが生成される(ステップS19)。そして、撮影された画像データと、ステップS19において作成されたUIDと、撮影結果情報中の技師IDなどとを含む撮影履歴情報が記憶部15に記憶され(ステップS20)、ステップS17に移行される。つまり、ステップS20において、画像データと撮影オーダ情報とが関連付けられて記憶される。例えば、UIDは画像データのファイル名として用いられる。また、UID、技師IDなどの情報は、対応する画像データのヘッダ部分に付加されて付帯情報としてもよい。
そして、送信元の撮影装置がFPDカセッテカメラ60でない場合(ステップS14;NO)、送信元の撮影装置が立位撮影装置40又は臥位撮影装置50であるので、記憶部15に予め記憶されている固定のキャリブレーション情報が読み出され、その固定のキャリブレーション情報に基づいて、受信された画像データにキャリブレーションが施され(ステップS21)、ステップS19に移行される。
また、記憶部15に記憶された画像データは、撮影処理後、操作部12を介したユーザの表示指示入力などにより、制御装置10の表示部14に自在に表示される。また、記憶部15に記憶された画像データは、例えば、ネットワークNを介して画像サーバ30に送信される。そして、画像サーバ30において撮影済の画像データが管理される。
以上、本実施の形態によれば、制御装置10において、受信した撮影オーダ情報を、撮影対象の立位撮影装置40、臥位撮影装置50及びFPDカセッテカメラ60のうちの少なくとも1つに送信して、撮影された画像データを受信し、受信した画像データの送信元が立位撮影装置40、臥位撮影装置50及びFPDカセッテカメラ60のいずれであるかに基づいて前記画像データにキャリブレーションを施す。固定式の立位撮影装置40及び臥位撮影装置50には、固定したX線源部が関連付けられ、移動式の取換え可能なFPDカセッテカメラ60には、取換え可能なX線源70が関連付けられる。
このため、立位撮影装置40又は臥位撮影装置50において撮影された画像データに対して、キャリブレーションのためのX線源及び撮影装置の識別情報の情報入力作業やキャリブレーション撮影を不要とすることができ、キャリブレーション時にX線源及び撮影装置の組合せ表などが不要となる。よって、立位撮影装置40、臥位撮影装置50及びFPDカセッテカメラ60において、表示された撮影オーダ情報に基づいて容易に撮影を行うことができるとともに、FPD撮影システム100全体として、撮影された画像データに対して、キャリブレーションのための情報入力作業の負担やキャリブレーション撮影実行を軽減でき、当該キャリブレーションのための情報(例えば、前記組合せ表)の記憶容量の節約を行うことができ、かつFPDカセッテカメラ60及びX線源70を用いてポータブル撮影を行うことができる。
また、1台の制御装置10において、現在の時刻情報を含み、キャリブレーション後の画像データと撮影オーダ情報とを関連付けるためのUIDを生成するので、UIDに基づいて、キャリブレーション後の画像データと撮影オーダ情報とを容易に関連付けできるとともに、制御装置が複数存在しその計時部が複数存在することによるUID中の時刻情報の重複を防ぐことができ、さらに、制御装置IDが1台であるので、UID中の制御装置IDが不要となり、UIDを短くすることができる。
なお、上記実施の形態のFPD撮影システム100では、ネットワークNとは別に、制御装置10に立位撮影装置40、臥位撮影装置50、FPDカセッテカメラ60及びX線源70が接続される構成であるが、これに限るものではない。例えば、図6に示すように、FPDカセッテカメラ60及びX線源70がネットワークNを介して制御装置10に接続されるFPD撮影システム200として構成されてもよい。なお、X線源70は、ネットワークNに接続されて、制御装置10と連動する構成とするが、これに限るものではなく、X線源70が、ネットワークNに接続されず、制御装置10から独立して動作可能とする構成としてもよい。
また、上記実施の形態のFPD撮影システム100では、図7(a)に示すように、FPDカセッテカメラ60に表示部64が設けられ、制御装置10から送信された撮影オーダ情報が表示可能な構成であったが、これに限定されるものではない。例えば、図7(b)に示すように、制御装置10(又はネットワークN)にクレードル80−1が接続され、クレードル80−1にセット可能にPDA(Personal Digital Assistant)80が設けられる構成としてもよい。PDA80は表示部を備える。また、PDA80をクレードル80−1にセットすることで、PDA80と制御装置10とが通信可能となる。そして、PDA80がクレードル80−1にセットされた状態で、PDA80が制御装置10から撮影オーダ情報を受信して内蔵の表示部に表示する構成としてもよい。クレードル80−1は、ネットワークNに接続され、あるいは制御装置10に直接接続される。つまり、PDA80は、クレードル80−1のみを介して、又はネットワークN及びクレードル80−1を介して、制御装置10に接続される。
さらに、ネットワークNにCR方式のカセッテの画像読取装置や、CR方式、CT方式などの方式の画像生成装置を接続して、制御装置10によりFPD方式の以外の画像生成も管理する構成としてもよい。制御装置は、CR用の制御装置をネットワークNに新たに設ける構成としてもよい。また、CR式のカセッテを用いる撮影に撮影オーダ情報を制御装置からPDAに送信して表示させる構成としてもよい。また、FPDカセッテ60及びX線源70のうちの少なくとも1つは、複数設けられる構成としてもよい。
また、上記実施の形態の撮影処理において、FPDカセッテカメラ60を用いる撮影時にキャリブレーション撮影を行う構成としているが、これに限るものではない。例えば、FPDカセッテカメラ60の種類とX線源70の種類との全ての組合せに対応するキャリブレーション情報を予め作成して記憶部15に記憶し、撮影時にキャリブレーション情報を読み出して用いる構成としてもよい。また、撮影処理において制御装置10が撮影オーダ情報をHIS/RIS20から受信して取得する構成としたが、操作者による操作部12を介する入力により作成して取得する構成としてもよい。
また、上記実施の形態の立位撮影装置40又は臥位撮影装置50においては、X線源部と画像読取部とが一つの装置内に組み込まれる構成としたが、X線源(部)が固定されて1種類のX線を発生する構成であれば、別々の装置として構成してもよい。また、立位撮影装置40及び臥位撮影装置50が同じ部屋などに設けられ、X線源部を各装置で共通とする構成としてもよい。
また、上記実施の形態において、撮影された画像データに対して、撮影装置及びX線源(部)の組合せに対応するキャリブレーションを施す構成であったが、撮影装置及びX線源(部)の組合せに対応する各種画像処理を施す構成としてもよい。また、上記実施の形態において、制御装置10から撮影オーダ情報を撮影対象の撮影装置に送信する構成であるが、これに限るものではなく、撮影オーダ情報とともに、当該撮影オーダ情報に関連する各種情報を送信する構成としてもよい。
その他、本実施の形態におけるFPD撮影システム100,200の各構成要素の細部構成、及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
100,200 FPD撮影システム
10 制御装置
20 HIS/RIS
30 画像サーバ
40 立位撮影装置
50 臥位撮影装置
60,60A FPDカセッテカメラ
11,41,61 CPU
12,42,62 操作部
13,43,63 RAM
14,44,64 表示部
15,45,65 記憶部
16 通信制御部
18,48,67 I/F
19,49,64 バス
111,411,611 制御部
46,66 画像読取部
47 X線源部
70 X線源
80 PDA
80−1 クレードル
N ネットワーク
10 制御装置
20 HIS/RIS
30 画像サーバ
40 立位撮影装置
50 臥位撮影装置
60,60A FPDカセッテカメラ
11,41,61 CPU
12,42,62 操作部
13,43,63 RAM
14,44,64 表示部
15,45,65 記憶部
16 通信制御部
18,48,67 I/F
19,49,64 バス
111,411,611 制御部
46,66 画像読取部
47 X線源部
70 X線源
80 PDA
80−1 クレードル
N ネットワーク
Claims (5)
- 患者をFPD方式で撮影可能なFPD撮影システムにおいて、
撮影対象の患者の撮影オーダ情報を生成する撮影オーダ情報生成装置と、
固定されたX線源から発生されるX線を用いて患者を撮影して画像データを取得する固定式の第1のFPD撮影装置と、
移動可能なX線源から発生されるX線を用いて患者を撮影して画像データを取得する移動式の第2のFPD撮影装置と、
前記撮影オーダ情報生成装置並びに前記第1のFPD撮影装置及び前記第2のFPD撮影装置に通信接続され、前記撮影オーダ情報生成装置から撮影オーダ情報を取得し、当該撮影オーダ情報、又は当該撮影オーダ情報及び当該撮影オーダ情報に関連する情報を、前記第1のFPD撮影装置及び前記第2のFPD撮影装置のうちの少なくとも1つに送信し、当該第1のFPD撮影装置及び第2のFPD撮影装置のうちの少なくとも1つから撮影された画像データを受信し、当該画像データの送信元が前記第1及び第2のFPD撮影装置のいずれであるかを判別し、当該判別結果に基づいて前記画像データに画像処理を施し、画像処理後の画像データと前記撮影オーダ情報とを関連付ける制御装置と、を備えることを特徴とするFPD撮影システム。 - 前記制御装置は、1つであり、現在の時刻情報を出力する計時部を備え、前記計時部から出力される時刻情報を含み、前記画像処理後の画像データと前記撮影オーダ情報を関連付けるための固有識別子を生成することを特徴とする請求項1に記載のFPD撮影システム。
- 患者をFPD方式で撮影可能なFPD撮影システムにおいて、
複数の種類のX線源と、
前記複数の種類のX線源から発生されるX線を用いて患者を撮影して画像データを取得する複数のFPD撮影装置と、を備え、
前記各FPD撮影装置は、前記複数の種類のX線源のうちの所定のX線源に関連付けられ、
前記FPD撮影装置に通信接続され、前記FPD撮影装置により撮影された画像データを前記FPD撮影装置から受信し、当該画像データに、当該画像データの送信元のFPD撮影装置が関連付けられた前記X線源に対応する画像処理を施す制御装置を備え、
前記複数の種類のX線源は、固定式のX線源と、移動式のX線源とを含むことを特徴とするFPD撮影システム。 - 前記複数のFPD撮影装置は、立位撮影装置及び臥位撮影装置のうちの少なくとも1つを含み、
前記立位撮影装置及び臥位撮影装置のうちの少なくとも1つは、前記固定式のX線源に関連付けられることを特徴とする請求項3に記載のFPD撮影システム。 - 前記複数のFPD撮影装置は、FPDカセッテカメラを含み、
前記FPDカセッテカメラは、前記移動式のX線源に関連付けられることを特徴とする請求項3又は4に記載のFPD撮影システム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003350705A JP2005111054A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | Fpd撮影システム |
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JP2005111054A true JP2005111054A (ja) | 2005-04-28 |
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JP2003350705A Pending JP2005111054A (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | Fpd撮影システム |
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- 2003-10-09 JP JP2003350705A patent/JP2005111054A/ja active Pending
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