JP6822459B2 - 医療画像分類システム、医療画像分類装置、医療画像分類方法及びプログラム - Google Patents

医療画像分類システム、医療画像分類装置、医療画像分類方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、医療画像分類システム、医療画像分類装置、医療画像分類方法及びプログラムに関する。
従来から、医療現場において、医師が患者の皮膚患部を診断する際に、ダーモスコープなどの拡大鏡を用いて診断することが広く行われている。
例えば、特許文献1には、医師の診断を補助する目的で、遠隔診断装置が開示されている。この遠隔診断装置は、医師がダーモスコープ付きカメラで撮影した皮膚画像をネットワーク経由で受信して、受信した皮膚画像を診断して診断結果を送信する。
特開2005−192944号公報
ところで、医療現場においては、医師は患者の皮膚などを撮影した画像をその患者と対応付けて管理しなければならない。このため、医師は、診察時に皮膚などの画像に加えて患者を特定するための画像(例えば患者の顔写真)を撮ったり、あるいは患者の氏名をメモしたりしておく。その後、医師は、PCなどを用いて患者を特定する情報(氏名や顔写真など)とその患者の皮膚の画像とを手作業で対応付けなければならなかった。通常、医師は複数の患者を診察するので、患者毎に画像を分類する作業は手間がかかる。
このようなことから、患者を診断するための医療画像の分類に係る作業負担を軽減することが望まれている。
そこで、本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、患者を診断するための医療画像の分類に係る作業負担を軽減する医療画像分類システム、医療画像分類装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る医療画像分類システムは、
受付装置と、医療画像取得装置と、医療画像分類装置と、を備えた医療画像分類システムであって、
前記受付装置は、
患者を識別する患者識別情報と、該患者が携帯する携帯型情報保持媒体の媒体識別情報と、診察予定場所の第2位置情報と、の入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた前記患者識別情報と、前記受付手段が受け付けた前記媒体識別情報と、前記受付手段が受け付けた前記診察予定場所の第2位置情報と、が対応付けられた第1の対応情報を記憶する第1の記憶手段と、を備え、
前記医療画像取得装置は、
前記患者が携帯する携帯型情報保持媒体から媒体識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記患者を診断するための医療画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した医療画像を識別する医療画像識別情報と、前記識別情報取得手段が取得した媒体識別情報と、が対応付けられた第2の対応情報を記憶する第2の記憶手段と、を備え、
前記医療画像分類装置は、
前記第1の記憶手段が記憶する前記第1の対応情報を取得する第1の取得手段と、
前記第2の記憶手段が記憶する前記第2の対応情報を取得する第2の取得手段と、
前記携帯型情報保持媒体を携帯する患者の該携帯型情報保持媒体の現在の位置情報である第1位置情報を取得する第3の取得手段と、
前記第2の対応情報における前記媒体識別情報と、前記第1の対応情報における前記媒体識別情報と、が一致するか否か判定する第1の判定手段と、
前記第の対応情報における前記第2位置情報が、前記第3の取得手段により取得された第1位置情報と一致するか否か判定する第2の判定手段と、
前記第1及び第2の判定手段の判定結果に基づいて、前記医療画像識別情報を前記患者識別情報毎に分類する分類手段と、を備える、
ことを特徴とする。

本発明によれば、医療画像の分類に係る作業負担を軽減することができる。
実施形態に係る医療画像分類システムの構成を示す図である。 ダーモスコピー診断の様子を示す図である。 ダーモスコピー画像の例を示す図である。 実施形態に係る受付装置の構成を示すブロック図である。 受付処理のフローチャートの一例を示す図である。 患者特定テーブルの一例を示す図である。 実施形態に係る医療画像取得装置の構成を示すブロック図である。 撮像処理のフローチャートの一例を示す図である。 画像特定テーブルの一例を示す図である。 実施形態に係る医療画像分類装置の構成を示すブロック図である。 分類処理のフローチャートの一例を示す図である。 分類テーブルの一例を示す図である。 医療画像分類システムの各装置間における相互作用を示すシーケンス図である。 位置情報テーブルの一例を示す図である。 患者正誤処理のフローチャートの一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る医療画像分類システムの構成を示す図である。
図1に示す医療画像分類システムは、受付装置10と、医療画像取得装置20と、医療画像分類装置30と、を備える。
受付装置10は、例えばPC(Personal Computer)であって、有線(LAN(Local Area Network)ケーブルなど)で医療画像分類装置30と接続され、ユーザ操作に基づく各種情報を受け付ける。
医療画像取得装置20は、例えばカメラであって、有線(USB(Universal Serial Bus)ケーブルなど)で医療画像分類装置30と通信可能である。また、医療画像取得装置20は、ビーコンBが発信する情報を受信可能である。
ビーコンBは、ユーザが携帯可能な携帯型発信媒体であって、各種情報を周囲に発信する。この実施形態では、一例として、ビーコンBは、消費電力を抑えた近距離無線通信規格であるBluetooth(登録商標)low energy(以下、BLEという)に基づいて、自身を識別するビーコンIDを発信する。そして、医療画像取得装置20は、上記近距離無線通信規格をサポートしており、BLEに基づいて、ビーコンBから発信されるビーコンIDを受信する。
医療画像分類装置30は、例えばPCであって、受付装置10と医療画像取得装置20からそれぞれ取得した情報に基づいて、分類を行う。具体的には、医療画像分類装置30は、受付装置10からビーコンBの使用者に係る情報を取得し、医療画像取得装置20から医療画像に係る情報を取得し、それら情報をビーコンBのビーコンIDを仲立ちにして結び付けて、分類処理を行う。この分類処理の詳細は後述する。
以下では、このような各装置(受付装置10、医療画像取得装置20、医療画像分類装置30)を備えた医療画像分類システム100を医療現場に適用した場合を例にとって説明する。この例の場合、受付装置10のユーザは病院の受付のスタッフ(例えば、医療事務員など)、医療画像取得装置20と医療画像分類装置30のユーザは医師、ビーコンBの使用者は患者、となる。
ここで、各装置の具体的な説明に先立って、前提となる医療現場において医師が診断に用いる医療画像取得装置20や撮影された医療画像などについて説明する。
図2は、ダーモスコピー診断の様子を示す図である。ダーモスコピー診断とは、皮膚患部を10〜30倍に拡大して観察するダーモスコープ200を用いた診断である。ダーモスコープ200は、ハロゲンランプや白色LED(Light Emitting Diode)などの光源と、反射光を抑える偏光フィルタと、を備えた拡大鏡である。図中に示すように、ダーモスコープ200は、医療画像取得装置20にアタッチメントなどを介して装着された状態で使用される。
このダーモスコピー診断によれば、皮膚の角質による乱反射がなくなるので、医師は、皮膚の表皮層から真皮浅層までの色素分布を捉えた皮膚患部を拡大して診断することができる。
そして、医師は、皮膚患部を特定してダーモスコープ200付きの医療画像取得装置20で患者の皮膚患部を撮影する。図3に、ダーモスコープ200を介して撮影された画像であるダーモスコピー画像の例を示す。このダーモスコピー画像中の皮膚患部を観察することで、医師は、皮膚患部が良性(ほくろなど)か、悪性(メラノーマなど)か、などを診断することができる。
この実施形態では、ダーモスコピー診断を行う医療現場に医療画像分類システム100を適用して、ダーモスコープ200を介して撮影された患者のダーモスコピー画像を、患者毎に自動で分類する。
以上の医療現場を前提として、医療画像分類システム100の各装置(受付装置10、医療画像取得装置20、医療画像分類装置30)の具体的な構成について順に説明する。
まず、図4を参照しながら、受付装置10の構成について説明する。この受付装置は、病院の受付に設置され、医療事務員からの各種情報の入力を受け付ける。
受付装置10は、制御部11、入力部12、表示部13、記憶部14及び通信部15を備える。
制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)などにより構成される。制御部11は、ROMに記憶されたプログラムに従って制御することにより、受付装置10の各種機能(後述する受付処理など)を実現する。なお、制御部11は、受付手段に相当する。
入力部12は、例えばキーボードやマウスなどから構成され、ユーザが操作内容を入力するために用いられる。
表示部13は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やEL(Electroluminescence)ディスプレイなどによって構成される。表示部13は、制御部11による制御に従って、医療事務員が情報を入力するための画面を表示する。
記憶部14は、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性メモリから構成され、データやテーブル(後述する患者特定テーブルなど)を記憶する。なお、記憶部14は、第1の記憶手段に相当する。
通信部15は、外部装置と通信を行うための通信インターフェイスである。制御部11は、通信部15を介して医療画像分類装置30と通信を行う。
以上の各部を備えた受付装置10の制御部11は、ROMに記憶されたプログラムに従って各部を適宜制御することにより、受付処理を実行する。この受付処理について、図5を参照しながら説明する。この受付処理は、医療事務員が来院した患者を受け付けて、その患者にビーコンBを貸した後、患者IDと貸したビーコンBのビーコンIDと貸与時刻とを入力部12により入力することを契機として、開始される。
なお、ビーコンBは、患者のピークの来院数を見込んで、その患者数分予め受付に用意しておく。そして、医療事務員は、来院した患者を受け付ける度に、複数のビーコンBの中から任意に選択した1つのビーコンBを患者に貸す。そして、医療事務員は、受付装置10に情報(患者ID、ビーコンID、貸与時刻)を入力する。
まず、制御部11は、患者IDと、ビーコンIDと、貸与時刻と、の入力を受け付ける(ステップS11)。具体的には、制御部11は、患者を識別する患者IDと、その患者に貸したビーコンBを識別するビーコンIDと、そのビーコンBを患者に貸した貸与時刻と、の入力を受け付ける。
次に、制御部11は、貸したビーコンBの返却時刻の入力を受け付けたか否か判定する(ステップS12)。制御部11は、返却時刻の入力を受け付けるまで待機する(ステップS12;No)。この間、ビーコンBを持った患者は、医師から診察を受けることになる。診察後、受付に戻った患者がビーコンBを医療事務員に返却すると、医療事務員は返却時刻を受付装置10に入力する。
そして、受付装置10が返却時刻の入力を受け付けると(ステップS12;Yes)、制御部11は、貸与時刻と返却時刻からビーコンBの使用時間帯を算出して(ステップS13)、患者IDと、ビーコンIDと、使用時間帯と、を対応付けて記憶する(ステップS14)。具体的には、制御部11は、患者IDと、ビーコンIDと、使用時間帯と、を対応付けて記憶部14に記憶する。このステップS14の後、受付処理を終了する。
このような受付処理を医療事務員からの入力を受け付ける度に繰り返すことで、記憶部14は、患者IDとビーコンIDとビーコンの使用時間帯が対応付けられた患者特定テーブル(図6参照)を記憶する。
この患者特定テーブルから、ビーコンID1のビーコン1が異なる使用時間帯に、患者
IDがA(患者A)と患者IDがC(患者C)に使用されたことが分かる。このように、
患者特定テーブルから、患者毎のビーコンの使用履歴を時間帯で確認することができる。
なお、各ビーコン(ビーコン1や2など)について、いずれかを特段特定して説明する必
要がない場合は、以下代表してビーコンBにより説明する。また、各患者(患者AやBな
ど)についても、同様に、患者を特段特定して説明する必要がない場合は、以下代表して
患者により説明する。
次に、図7を参照しながら、医療画像取得装置20の構成について説明する。この医療画像取得装置20は、医師の診察中に用いられるカメラであって、医療画像であるダーモスコピー画像を取得する。
医療画像取得装置20は、制御部21、撮像部22、操作部23、通信部24、表示部25、記憶部26及び外部インターフェイス部27を備える。
制御部21は、例えばCPUやROMなどにより構成される。制御部21は、ROMに記憶されたプログラムに従って制御することにより、各部(画像取得部211、ビーコンID受信部212、ビーコンID選択部213)の機能を実現する。これら各部の機能については後述する。
撮像部22は、レンズや絞りなどの光学素子とCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などのイメージセンサとから構成される。撮像部22は、ダーモスコープ200により拡大された患者の皮膚患部を、ユーザ(医師)の操作に基づいて撮影する。
操作部23は、各種ボタンによって構成される。各種ボタンとしては、例えば、撮影動作を指示するためのシャッタボタン、各種設定を行うための機能ボタンなどがある。
通信部24は、BLEによる近距離無線通信を行うためのインターフェイスである。制御部21は、通信部24を介して、ビーコンBが発信するビーコンIDを受信する。
表示部25は、例えば、LCDやELディスプレイなどによって構成される。表示部25は、撮像部22による撮影映像をリアルタイムに映すライブビュー、撮影されたダーモスコピー画像などを表示出力する。
記憶部26は、SD(Secure Digital)カードなどの可搬型記憶媒体であって、ダーモスコピー画像やテーブル(後述する画像特定テーブルなど)を記憶する。なお、記憶部26は、第2の記憶手段に相当する。
外部インターフェイス部27は、USBコネクタやビデオ出力端子などから構成される。制御部21は、USBケーブルなどを介して、医療画像分類装置30へダーモスコピー画像の出力や、医療画像分類装置30の表示部35へダーモスコピー画像の表示出力を行う。
なお、制御部21は、外部インターフェイス部27を介した有線通信に限らず、BLEによる近距離無線通信によりダーモスコピー画像を医療画像分類装置30に出力してもよい。
次に、制御部21の各部(画像取得部211、ビーコンID受信部212、ビーコンID選択部213)の機能について説明する。
画像取得部211は、患者を診断するための医療画像を取得する。具体的には、画像取得部211は、撮像部22によりダーモスコープ200を介して撮影された患者のダーモスコピー画像を取得する。なお、画像取得部211は、画像取得手段に相当する。
ビーコンID受信部212は、ビーコンBから発信されるそのビーコンBのビーコンIDを受信する。なお、ビーコンID受信部212は、受信手段に相当する。
ビーコンID選択部213は、ビーコンID受信部212が複数のビーコンIDを受信する場合、受信強度が最大のビーコンIDを選択する。ビーコンID選択部213による具体的な選択処理については後述する。なお、ビーコンID選択部213は、選択手段に相当する。
以上の各部を備えた医療画像取得装置20の制御部21は、ROMに記憶されたプログラムに従って各部を適宜制御することにより、撮像処理を実行する。この撮像処理について、図8を参照しながら説明する。この撮像処理は、医師がビーコンBを持った患者の皮膚を診察中に、皮膚患部を特定して操作部23のシャッタボタンを押下したことを契機として、開始される。
まず、画像取得部211は、医療画像を取得する(ステップS21)。具体的には、画像取得部211は、医師が撮影した患者の皮膚患部が写るダーモスコピー画像を取得する。
次に、ビーコンID受信部212は、ビーコンIDを受信したか否か判定する(ステップS22)。具体的には、ビーコンID受信部212は、BLEによる近距離無線通信で、ビーコンBから発信されるビーコンIDを受信したか否か判定する。
ここで、ビーコンIDを受信したと判定した場合(ステップS22;Yes)、ビーコンID受信部212は、受信したビーコンIDは複数か否か判定する(ステップS23)。ビーコンIDが複数ではない(ステップS23;No)、つまり診察中の患者が持つビーコンBから発信されるビーコンIDのみ受診した場合、ビーコンID選択部213は、受信したビーコンIDを選択する(ステップS25)。
一方、ビーコンIDが複数の場合(ステップS23;Yes)、つまり診察中の患者が持つビーコンBから発信されるビーコンID以外のビーコンID(例えば、待合室の別の患者が持つビーコンBから発信されるビーコンID)も受信した場合、ビーコンID選択部213は、受信強度が最大のビーコンIDを選択する(ステップS24)。これにより、医師が診察中の患者が持つビーコンBから発信されるビーコンIDを選択することができる。
なお、受信強度が最大のビーコンIDを選択するのは、受信強度が最大のビーコンIDを発信したビーコンBを持つ患者が一番医師に近いという前提だからである。しかし、現実的には、様々な状況により上記前提が成立しない場合も考えられる。例えば、待合室が近く待合室から発信されたビーコンIDの受信強度の方が強い場合、あるいは複数のビーコンBそれぞれの電池の消耗状態により発信強度が変わって受信強度がばらつく場合などである。実際の現場では当然のことながら医師の確認が必要であり、また後述するNFC(Near Field Communication)やGPS(Global Positioning System)を採用することで精度を上げることができる。
ステップS24又はS25の後、制御部21は、選択したビーコンIDと、医療画像の画像IDと、撮影時刻と、を対応付けて記憶する。具体的には、制御部21は、選択したビーコンIDと、撮影されたダーモスコピー画像を識別する画像IDと、そのダーモスコピー画像が撮影された撮影時刻と、を対応付けて記憶部26に記憶する(ステップS26)。
この撮像処理を医師がシャッタボタンを押下する度に繰り返すことで、記憶部26は、ダーモスコピー画像の画像IDと選択したビーコンIDと撮影時刻とが対応付けられた画像特定テーブル(図9参照)を記憶する。この画像特定テーブルにおける1つのエントリは、1枚のダーモスコピー画像に付帯する付帯情報(Exif: Exchangeable Image File Format)である。このため、画像特定テーブルは、各ダーモスコピー画像にそれぞれ付帯する付帯情報を集めたテーブルとも言える。
この画像特定テーブルから、例えば、画像IDがaのダーモスコピー画像は9時40分に撮影され、撮影時に受信したビーコンIDは1であることが分かる。
このように、画像特定テーブルは、画像ID毎にビーコンIDを対応付けて管理する。
図8に戻って、ステップS22においてビーコンIDを受信しなかった場合(ステップS22;No)、つまり診察中の患者がビーコンBを持っていなかったような場合、制御部21は、医療画像の画像IDと、撮影時刻と、を対応付けて記憶する(ステップS27)。この場合、制御部21は、ビーコンIDを対応付けることができないため、画像特定テーブルとは別に記憶部26に記憶する。
なお、制御部21は、ステップS27において、あわせてビーコンIDが受信できなかった旨のエラーを音声などにより報知してもよい。このエラーは、患者が受付でビーコンBを借り忘れたような場合に効果的である。
ステップS26又は27の後、撮像処理を終了する。なお、医師の診察が終了した後、患者はビーコンBを受付で返却して、医療事務員は、そのビーコンBの返却時刻を受付装置10に入力することになる。
次に、図10を参照しながら、医療画像分類装置30の構成について説明する。この医療画像分類装置30は、医師の診察室内に設置され、取得した患者特定テーブルと画像特定テーブルとに基づいて、患者毎にダーモスコピー画像を分類する。
医療画像分類装置30は、制御部31、入力部34、表示部35、記憶部36及び通信部37を備える。
制御部31は、例えばCPUやROMなどにより構成される。制御部31は、ROMに記憶されたプログラムに従って制御することにより、各部(取得部32、分類部33)の機能を実現する。これら各部の機能については後述する。
入力部34は、例えばキーボードやマウスなどから構成され、ユーザが操作内容を入力するために用いられる。
表示部35は、例えば、LCDやELディスプレイなどによって構成される。表示部35は、医療画像取得装置20から取得されたダーモスコピー画像を、制御部31による制御に従って表示出力する。
記憶部36は、HDDなどの不揮発性メモリから構成され、ダーモスコピー画像やテーブル(後述する分類テーブルなど)を記憶する。
通信部37は、外部装置と通信を行うための通信インターフェイスである。制御部31は、通信部37を介して受付装置10及び医療画像取得装置20と通信を行う。
次に、制御部31の各部(取得部32、分類部33)の機能について説明する。
取得部32は、患者特定テーブルと画像特定テーブルとを取得する。具体的には、取得部32は、受付装置10の記憶部14が記憶する患者特定テーブルと、医療画像取得装置20の記憶部26が記憶する画像特定テーブルと、を通信部37を介して取得する。
ここで、取得の手法は任意であるが、例えば、医療画像分類装置30の取得部32が受付装置10と医療画像取得装置20それぞれにテーブル取得要求を送信して、それに応じて送信された患者特定テーブルと画像特定テーブルとを受信すればよい。あるいは、所定間隔で医療画像分類装置30と受付装置10との間、医療画像分類装置30と医療画像取得装置20との間で、それぞれ自動で同期をとるようにしてもよい。
また、取得部32は、画像特定テーブルの取得のタイミングにあわせて、各画像IDで特定されるダーモスコピー画像も医療画像取得装置20から取得するようにする。なお、取得部32は、第1の取得手段及び第2の取得手段に相当する。
分類部33は、第1判定部331と第2判定部332とを備え、取得部32が取得した患者特定テーブルと画像特定テーブルとに基づいて、患者ID毎に画像IDを分類する。なお、分類部33は、分類手段に相当する。
第1判定部331は、画像特定テーブルにおけるビーコンIDと、患者特定テーブルにおけるビーコンIDと、が一致するか否か判定する。なお、第1判定部331は、第1の判定手段に相当する。
第2判定部332は、画像特定テーブルにおける撮影時刻が、患者特定テーブルにおける使用時間帯内か否か判定する。なお、第2判定部332は、第2の判定手段に相当する。
以上の各部を備えた医療画像分類装置30の制御部31は、ROMに記憶されたプログラムに従って各部を適宜制御することにより、分類処理を実行する。この分類処理について、図11を参照しながら説明する。この分類処理は、医師が入力部34を介して分類処理の実行を指示したことを契機として、開始される。
まず、取得部32は、患者特定テーブルを取得する(ステップS31)。具体的には、取得部32は、テーブル取得要求に応じて受付装置10から送信された患者特定テーブルを取得する。
次に、取得部32は、画像特定テーブルを取得する(ステップS32)。具体的には、取得部32は、テーブル取得要求に応じて医療画像取得装置20から送信された画像特定テーブルを取得する。
なお、患者特定テーブルと画像特定テーブルは、ステップS33以下の分類に係る処理に先立って取得されていればいいので、取得順序は問わない。このため、ステップS31と32の順序を入れ替えてもいいし、同時に取得しても構わない。
次に、分類部33は、画像特定テーブルから1つのビーコンIDを選択する(ステップS33)。例えば、分類部33は、図9に示す画像特定テーブルから画像IDaのビーコンID1を選択する。
次に、第1判定部331は、選択したビーコンIDと一致するビーコンIDが患者特定テーブルにあるか否か判定する(ステップS34)。具体的には、第1判定部331は、選択したビーコンIDと患者特定テーブルにおける各行のビーコンIDとを順に比較して、一致するビーコンIDを全て特定する。例えば、第1判定部331は、ビーコンID1に一致するビーコンIDとして、患者特定テーブルから患者IDがAのビーコンID1と、患者IDがCのビーコンID1と、を特定する。
ここで、選択したビーコンIDと一致するビーコンIDが患者特定テーブルにあると判定された場合(ステップS34;Yes)、つまり一致するビーコンIDが1以上特定された場合、第2判定部332は、撮影時刻が使用時間帯内か否かを判定する(ステップS35)。具体的には、第2判定部332は、選択したビーコンIDに対応付けられた撮影時刻が、一致すると判定されたビーコンIDに対応付けられたビーコンの使用時間帯内か否かを判定する。
例えば、選択したビーコンID1に対応づけられた撮影時刻9:40が、一致すると判定されたビーコンID1に対応付けられたビーコンの使用時間帯9:00〜10:00内か否か、ならびに10:05〜10:30内か否かをそれぞれ判定する。
ここで、撮影時刻が使用時間帯内であれば(ステップS35;Yes)、分類部33は、画像特定テーブルの画像IDを、患者特定テーブルの患者IDに割り当てる(ステップS36)。具体的には、分類部33は、第1判定部331によりビーコンID同士が一致すると判定され、かつ、第2判定部332により撮影時刻が使用時間帯内と判定された場合、画像特定テーブルにおける画像IDを患者特定テーブルにおける患者IDに割り当てて、記憶部36に記憶する。
例えば、分類部33は、第1判定部331により一致すると判定されたビーコンID1であって、第2判定部332によりそのビーコンID1の撮影時刻9:40が使用時間帯9:00〜10:00内と判定された患者IDAに、画像IDaを割り当てて、記憶部36に記憶する。
なお、ステップS34とS35の処理順序は逆でも構わない。処理順序を逆にしても割り当てを行うことができるからである。
一方、選択したビーコンIDと一致するビーコンIDが患者特定テーブルにない場合(ステップS34;No)、又は一致するビーコンIDが患者特定テーブルにあるものの撮影時刻が使用時間帯内でない場合(ステップS35;No)、割り当てを行うことができないのでステップS36をスキップして、ステップS37に進む。
ステップS37において、分類部33は、画像特定テーブルの全ビーコンIDを選択済みか否か判定する(ステップS37)。全ビーコンIDを選択済みでない場合(ステップS37;No)、ステップS33に戻って、分類部33は、未選択のビーコンIDの中から1つのビーコンIDを選択する。上述の例の場合、画像IDがaのビーコンID1以外のビーコンID(例えば、画像IDがbのビーコンID2)を選択して、ステップS34乃至36の処理を行う。
このように、分類部33は、全ビーコンIDを選択するまで、選択した1つのビーコンIDを仲立ちとして画像IDを患者IDに割り当てていき(ステップS33乃至37のループ)、全ビーコンIDを選択すると(ステップS37;Yes)、分類処理を終了する。
この分類処理を行うことにより、記憶部36は患者IDと画像IDとが対応付けられた、つまり患者ID毎に画像IDが分類された分類テーブルを記憶する(図12参照)。画像IDによりダーモスコピー画像が特定されるので、この分類テーブルは、医師が診察した患者毎にダーモスコピー画像を分類したテーブルとも言える。
次に、上述した医療画像分類システム100の各装置(受付装置10、医療画像取得装置20、医療画像分類装置30)間の相互作用を中心に、図13を参照しながら説明する。ここでは、患者Aが病院に来院し、医療事務員からビーコン1を渡されたケースを適宜例にとって説明する。
まず、受付装置10は、上述した受付処理を行う。例えば、受付装置10は、入力を受け付けた患者IDAと、ビーコンID1と、貸与時刻を受け付けて、返却時刻を受け付けるまで待機する。
その間、患者Aは、医師のダーモスコピー診断を受ける。医師が医療画像取得装置20のシャッタボタンを押下すると、医療画像取得装置20は、上述した撮像処理を行って、画像特定テーブル(最初のエントリである画像IDa、ビーコンID1、撮影時刻9:40)を生成して、処理を終了する。
患者Aが診断を終えてビーコン1を受付に返却し、医療事務員が返却時刻を入力したとする。すると、受付装置10は、上述した受付処理において、患者特定テーブル(最初のエントリである患者IDA、ビーコンID1、ビーコンの使用時間帯9:00〜10:00)を生成して、処理を終了する。
次に、医師が医療画像分類装置30の入力部34を介して分類処理の実行を指示すると、医療画像分類装置30は、上述した分類処理を実行して、受付装置10と医療画像取得装置20にそれぞれテーブル取得要求を送信して、それに応じて送信される患者特定テーブルと画像特定テーブルとを取得する。
そして、医療画像分類装置30は、それらテーブルに基づいて、分類テーブル(最初のエントリである患者IDAと画像IDa)を生成して、処理を終了する。これにより、自動で患者Aと画像IDaのダーモスコピー画像とが対応付けられる。患者特定テーブルと画像特定テーブルに複数のエントリがある場合は、患者毎にダーモスコピー画像が分類されることになる。
以上、図4乃至図13を参照しながら説明した医療画像分類システム100によれば、受付装置10と医療画像取得装置20とがそれぞれ生成した各テーブル(患者特定テーブル、画像特定テーブル)におけるビーコンIDを仲立ちとして、ダーモスコピー画像を患者毎に自動で分類することができる。このため、この実施形態における医療画像分類システム100によれば、分類に係る作業負担を軽減することができる。
また、この実施形態における医療画像取得装置20の記憶部26(SDカードなどの可搬型記憶媒体)が記憶する画像特定テーブルには、患者を特定する情報(例えば、患者ID)が記憶されていない。このため、第三者が不正目的で外部に持ち出したとしても、患者の個人情報が漏洩することがない。これにより、アメリカにおいて、患者の健康情報に関するプライバシールールを策定したHIPAA法(Health Insurance Portability and Accountability Act)を遵守することができる。
また、この実施形態における医療画像分類システム100においては、ビーコンBの使用時間帯を管理することで、複数のビーコンBを使い回すようにしている(換言すれば、患者毎に対応するビーコンを用意しておかなくてもよい)。このため、ピーク時の患者の来院数分、予めビーコンを用意しておけばいいので、ビーコン数を節約することができる。また、患者毎にビーコンを対応付けて管理しなくていいので、複数のビーコンの管理負担を抑えることができるとともに、紛失時も他のビーコンで容易に代用することができる。ただし、患者毎に予め対応するビーコンを用意しておくことを妨げるものではない。
例えば、患者毎にビーコンを対応付けておく、つまり、患者ID毎にビーコンIDを対応付けておけば、時間(撮影時刻が使用時間帯内か否かの判断)によることなく、ビーコンIDのみに基づいて患者毎にダーモスコピー画像を分類することができる。このため、医療画像分類装置30の分類に係る処理負担を軽減することができる。
また、上述した実施形態においては、医療画像取得装置20は、有線(USBケーブルなど)又は無線(BLEなど)でダーモスコピー画像及び画像特定テーブルを医療画像分類装置30に送信するようにしたが、これに限られない。例えば、記憶部26(SDカード)をユーザが抜き取って医療画像分類装置30に差し込むことで、ダーモスコピー画像及び画像特定テーブルを医療画像分類装置30に移してもよい。
また、上述した実施形態においては、患者が携帯する携帯型発信媒体はビーコンを前提として説明したが、これに限られない。例えば、携帯型発信媒体は、NFCに準拠する非接触ICカードでもよい。この場合、患者は非接触IC(Integrated Circuit)カードを携帯して医師の診断を受ける。そして、非接触ICカードは、医療画像取得装置20が内蔵するリーダ/ライタからの微弱電波を受け取って電磁誘導により起動して、カードIDを医療画像取得装置20に送信する。このようにして、非接触ICカードをビーコンBに代えて用いることもできる。
更には、携帯型情報保持媒体であるSDカードや磁気カード等を利用して、接触式で医療画像取得装置20がカードIDを取得しても良い。この場合、例えば磁気カードを携帯するユーザがその磁気カードを医療画像取得装置20に接触させることでカードIDを取得すればよい。この場合、医療画像取得装置20のビーコンID受信部212は、携帯型情報保持媒体の媒体識別情報を取得する(例えば、磁気カードのカードIDを取得する)識別情報取得手段として機能する。なお、携帯型情報保持媒体は、携帯型発信媒体の上位概念であって、磁気カードやSDカードなどの接触型に限らず、ビーコンやフェリカなどの非接触型も含む。
また、上述した実施形態においては、受付装置10のユーザである医療事務員が患者を受け付けると、患者IDとビーコンIDと貸与時刻とを受付装置10に入力するようにしたが、これに限られない。医療事務員は、患者IDとビーコンIDとを入力して、受付装置10がそれらを受け付けた時刻を貸与時刻として自動で貸与時刻と患者IDとビーコンIDとを対応付けてもよい。また、返却時刻は、医療事務員が入力しなくともビーコンBの返却があったことを受付装置10に入力すればよい。例えば、患者Aに貸したビーコン1の返却があると医療事務員は、受付装置10の表示部13に表示されたビーコン1について返却済ボタンを押下すればよい。
この場合、図5の受付処理において、受付装置10は、患者IDとビーコンIDとの入力を受け付けると(ステップS11)、受け付けた際の現在時刻を貸与時刻として患者IDとビーコンIDとに対応付ける。その後、受付装置10は、ビーコンBの返却があったことを受け付けると(ステップS12;Yes)、受け付けた際の現在時刻を返却時刻として、貸与時刻と返却時刻から使用時間帯を算出する。このようにすれば、医療事務員の時刻入力の作業負担を軽減することができる。
以上で実施形態の説明を終了するが、上記実施形態は一例であり、医療画像分類システム100の構成や各装置が行う処理の内容などが上記実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
(変形例)
上述した実施形態においては、患者は、診察場所を誤らない前提で説明した。しかし、現実的には、患者が間違って別の診察場所に行ってしまい、医師が診察予定患者と誤信して診断してしまうことが起こりえる。そこで、変形例における医療画像分類システム100’では、ビーコンBにGPS機能を持たせ、患者の現在位置を特定し、患者が診察を受けるべき診察場所にいるか否か判定する機能を持たせる。以下では、この機能を中心に説明する。
医療画像分類システム100’の受付装置10の記憶部14は、図14に示す位置情報テーブルを記憶する。この位置情報テーブルは、患者がビーコンBを返却するまでに、医療画像分類装置30が参照するテーブルである。
まず、医療事務員は、患者を受け付けて、ビーコンBを貸与する。その後、医療事務員は、受付装置10に、受け付けた患者の患者IDと、貸与したビーコンBのビーコンIDと、ビーコンBの貸与時刻と、診察予定場所の位置情報と、を入力する。受付装置10は、その入力を受け付けて、位置情報テーブルを生成する。
診察予定場所の位置情報とは、患者の行き先を示す情報であって、例えば、診察室の番号(図14の例では、001号室など)である。診察室の番号と経度緯度情報とは、予め、受付装置10が対応関係を記憶しておき、診察室の番号を受け付けると、付帯情報として対応づける(図14の例では、経度x1、緯度y1など)。
この医療画像分類システム100’における医療画像分類装置30は、通信部37を介して、GPS機能を持つビーコンBが発信するビーコンIDと現在位置情報(経度緯度情報)とを受信する。ここで、図15を参照しながら、医療画像分類装置30が行う、患者が診察を受けるべき診察場所にいるか否か判定する患者正誤処理について説明する。
この図15の患者正誤処理は、医療画像分類装置30の制御部31が、通信部37を介して、ビーコンBからのビーコンIDと現在位置情報を受信したか否かをモニタしておく(ステップS41;No)。そして、医師が患者の診察を開始する前に、その患者が携帯するビーコンBから発信されるビーコンIDと現在位置情報とを制御部31が受信したとする(ステップS41;Yes)。すると、ステップS42以下の処理を行う。
まず、取得部32は、位置情報テーブルを取得する。具体的には、取得部32は、通信部37を介して、受付装置10から位置情報テーブルを取得する。次に、制御部31は、位置情報テーブルを参照して、医師が診ている患者の患者IDと診察予定場所の位置情報(その患者の行き先を示す情報)とを特定する(ステップS43)。
具体的には、制御部31は、ステップS41で受信したビーコンIDとタイマなどにより特定した現在時刻とに基づいて、位置情報テーブルから患者IDと診察予定場所の位置情報とを特定する。例えば、ビーコン1からビーコンID1を受信し、かつ、現在時刻が9:10であれば、制御部31は、位置情報テーブルを参照して、ビーコンID1が一致するとともに現在時刻9:10が貸与時刻9:00以降の患者IDAと001号室(経度x1、緯度y1)とを特定する。
次に、制御部31は、特定した診察予定場所の位置情報と、受信した現在位置情報と、が一致するか否か判定する(ステップS44)。具体的には、制御部31は、患者の行き先を示す位置情報(経度緯度情報)と、その患者の現在位置情報(経度緯度情報)と、が一致するか否か判定する。
例えば、制御部31は、診察予定場所の位置情報である001号室の経度x1、緯度y1と、ビーコン1から受信した現在位置情報(経度緯度情報)と、が一致するか否か判定する。この際、経度緯度同士が正確に一致する必要はなく、患者が診察されるべき診察室内にいるか否かの判定ができればいいので、診察室内のサイズに合わせて経度緯度の誤差を設けるとよい。例えば、ステップS44において、特定した診察予定場所の位置情報と、受信した現在位置情報と、が所定の誤差範囲内か否か判定してもよい。
ここで、両者が一致する場合(ステップS44;Yes)、例えば、診察予定場所の位置情報と現在位置情報とが共に経度x1、緯度y1で一致する場合、患者IDAの患者Aは、診察予定場所の001号室にいるので、エラー報知することなく、処理を終了する。
一方、診察予定場所の位置情報と現在位置情報とが一致しない場合(ステップS44;No)、患者は診察予定場所にいないので(上述の例の場合、患者IDAの患者Aは診察予定場所の001号室にいないので)エラー報知して(ステップS45)、処理を終了する。このエラー報知は、例えば、医師に診察予定患者ではないことを知らせる旨の音声通知、あるいは、患者が診察予定場所とは異なる場所にいることを知らせる旨の音声通知である。なお、この正誤判定処理において、取得部32は位置情報受信手段に相当し、制御部31は特定手段及び報知手段に相当する。
このように、変形例に係る医療画像分類システム100’によれば、GPS機能を持つビーコンBから患者の現在位置情報を特定し、その特定した現在位置情報が位置情報テーブル中の患者の行き先を示す情報(診察予定場所の位置情報)と一致するか否か判定している。このため、患者が診察を受けるべき診察場所にいるか否かを判定することができる。したがって、医師は患者を診察する前に、自身が担当する診察予定患者か否か知ることができるとともに、患者は診察前に自身が間違った診察室にいるか否か知ることができる。
なお、この変形例においては、位置情報テーブルを用いるようにしたが、これに限られない。例えば、位置情報テーブルに代えて、患者特定テーブルを用いてもよい。具体的には、患者特定テーブルにおいてビーコンBの返却があるまでは、ビーコンの使用時間帯をビーコンの貸与時刻として代用し、かつ、診察予定場所の位置情報についてはカラムを1つ追加すればよい。これによれば、患者特定テーブルを分類に用いるだけでなく正誤判定のためにも用いることができる。
また、上述した変形例においては、医療画像分類装置30が正誤判定処理を行うようにしたが、これに限られない。医療画像取得装置20が受付装置10から位置情報テーブルを有線又は無線で取得できる限り、医療画像取得装置20が正誤判定処理を行っても構わない。この際、医療画像取得装置20は、エラー報知として、表示部25にエラーメッセージを表示すればよい。
なお、上述した実施形態及び変形例においては、医療画像はダーモスコピー画像であることを前提に説明したが、これに限られない。要は、医療画像であればよいので、例えば、レントゲン画像、X線画像、CT(Computed Tomography)画像、MRI(Magnetic Resonance Imaging)画像などであってもよい。
また、この医療画像分類システム100,100’は、医療現場に適用することを前提に説明した。この場合、ビーコンBの使用者は患者、医療画像取得装置20と医療画像分類装置30の使用者は医師、分類対象物は医療画像であるがこれに限定されないことを念のため付言する。例えば、ビーコンBの使用者を被写体、医療画像取得装置20と医療画像分類装置30の使用者を撮影者、分類対象物をその被写体が写る画像(例えば、風景画像など)にして、被写体毎に画像を分類してもよい。
また、この発明の受付装置10、医療画像取得装置20、医療画像分類装置30の各機能は、通常のPC等のコンピュータによっても実施することができる。
具体的には、上記実施形態では、各装置が行う各処理(受付処理、撮像処理、分類処理)のプログラムが、各装置の制御部11、21及び31のROMに予め記憶されているものとして説明した。しかし、各処理のプログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)及びMO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをコンピュータにインストールすることにより、上述の各部の機能を実現することができるコンピュータを構成してもよい。また、プログラムをインターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、コンピュータがダウンロード等をすることができるようにしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲が含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
受付装置と、医療画像取得装置と、医療画像分類装置と、を備えた医療画像分類システムであって、
前記受付装置は、
患者を識別する患者識別情報と、該患者が携帯する携帯型情報保持媒体の媒体識別情報と、の入力を受け付ける受付手段と、
前記受付手段が受け付けた前記患者識別情報と、前記媒体識別情報と、が対応付けられた第1の対応情報を記憶する第1の記憶手段と、を備え、
前記医療画像取得装置は、
前記患者が携帯する携帯型情報保持媒体から媒体識別情報を取得する識別情報取得手段と、
前記患者を診断するための医療画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した医療画像を識別する医療画像識別情報と、前記識別情報取得手段が取得した媒体識別情報と、が対応付けられた第2の対応情報を記憶する第2の記憶手段と、を備え、
前記医療画像分類装置は、
前記第1の記憶手段が記憶する前記第1の対応情報を取得する第1の取得手段と、
前記第2の記憶手段が記憶する前記第2の対応情報を取得する第2の取得手段と、
前記第1及び第2の対応情報における媒体識別情報に基づいて、前記医療画像識別情報を前記患者識別情報毎に分類する分類手段と、を備えた、
ことを特徴とする医療画像分類システム。
(付記2)
前記第1の記憶手段は、前記第1の対応情報として、さらに、前記携帯型情報保持媒体を携帯する患者の該携帯型情報保持媒体の使用時間帯を、前記患者識別情報と前記媒体識別情報とに対応付けて記憶し、
前記第2の記憶手段は、前記第2の対応情報として、さらに、前記医療画像が撮影された撮影時刻を、前記医療画像識別情報と前記媒体識別情報とに対応付けて記憶し、
前記分類手段は、
前記第2の対応情報における前記媒体識別情報と、前記第1の対応情報における媒体識別情報と、が一致するか否か判定する第1の判定手段と、
前記第2の対応情報における前記撮影時刻が、前記第1の対応情報における前記使用時間帯内か否か判定する第2の判定手段と、
を備え、
前記第1及び第2の判定手段の判定結果に基づいて、前記分類を行う、
ことを特徴とする付記1に記載の医療画像分類システム。
(付記3)
前記分類手段は、前記第1の判定手段により前記媒体識別情報同士が一致すると判定され、かつ、前記第2の判定手段により前記撮影時刻が前記使用時間帯内と判定された場合、前記医療画像識別情報を前記患者識別情報に割り当てて、前記分類を行う、
ことを特徴とする付記2に記載の医療画像分類システム。
(付記4)
前記携帯型情報保持媒体は、携帯型発信媒体であり、
前記識別情報取得手段は、前記携帯型発信媒体から発信される媒体識別情報を受信する受信手段を含む、
ことを特徴とする付記1乃至3の何れか一つに記載の医療画像分類システム。
(付記5)
前記医療画像取得装置は、
前記受信手段が複数の媒体識別情報を受信する場合、受信強度が最大の媒体識別情報を選択する選択手段をさらに備え、
前記第2の記憶手段は、前記選択手段により選択された媒体識別情報と前記医療画像識別情報とが対応付けられた前記第2の対応情報を記憶する、
ことを特徴とする付記4に記載の医療画像分類システム。
(付記6)
前記第1の記憶手段は、前記第1の対応情報として、さらに、前記携帯型発信媒体を携帯する患者の診察予定場所の位置情報を、前記患者識別情報と前記媒体識別情報とに対応付けて記憶し、
前記医療画像分類装置は、
前記患者が携帯する携帯型発信媒体から発信される、該携帯型発信媒体の媒体識別情報と、該携帯型発信媒体の現在位置を示す現在位置情報と、を受信する位置情報受信手段と、
前記位置情報受信手段が受信した前記媒体識別情報に基づいて、前記第1の取得手段が取得した前記第1の対応情報から、前記患者の診察予定場所の位置情報を特定する特定手段と、
前記特定手段が特定した前記患者の診察予定場所の位置情報と、前記位置情報受信手段が受信した現在位置情報と、が一致しなかった場合、該患者が診察予定場所にいない旨を報知する報知手段と、備えた、
ことを特徴とする付記4又は5に記載の医療画像分類システム。
(付記7)
前記医療画像は、ダーモスコープを介して撮影された患者のダーモスコピー画像である、
ことを特徴とする付記1乃至6の何れか一つに記載の医療画像分類システム。
(付記8)
前記第2の記憶手段は、可搬型記憶媒体である、 ことを特徴とする付記1乃至7の何れか一つに記載の医療画像分類システム。
(付記9)
前記携帯型発信媒体は、Bluetooth(登録商標) Low Energyに準拠するビーコン又はNFC(Near Field Communication)に準拠する非接触ICカードである、
ことを特徴とする付記4乃至6の何れか一つに記載の医療画像分類システム。
(付記10)
患者を識別する患者識別情報と、該患者が携帯する携帯型情報保持媒体の媒体識別情報と、の入力を受け付ける受付ステップと、
前記受付ステップにおいて受け付けた前記患者識別情報と、前記媒体識別情報と、が対応付けられた第1の対応情報を記憶する第1の記憶ステップと、
前記患者が携帯する携帯型情報保持媒体から媒体識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
前記患者を診断するための医療画像を取得する画像取得ステップと、
前記画像取得ステップにおいて取得した医療画像を識別する医療画像識別情報と、前記識別情報取得ステップにおいて取得した媒体識別情報と、が対応付けられた第2の対応情報を記憶する第2の記憶ステップと、
前記第1の記憶ステップにおいて記憶した前記第1の対応情報を取得する第1の取得ステップと、
前記第2の記憶ステップにおいて記憶した前記第2の対応情報を取得する第2の取得ステップと、
前記第1及び第2の対応情報における媒体識別情報に基づいて、前記医療画像識別情報を前記患者識別情報毎に分類する分類ステップと、
を備えたことを特徴とする医療画像分類方法。
(付記11)
患者を識別する患者識別情報と、該患者が携帯する携帯型情報保持媒体の媒体識別情報と、が対応付けられた第1の対応情報を取得する第1の取得手段と、
前記患者を診断するための医療画像を識別する医療画像識別情報と、前記携帯型情報保持媒体から取得した媒体識別情報と、が対応付けられた第2の対応情報を取得する第2の取得手段と、
前記第1及び第2の対応情報における媒体識別情報に基づいて、前記医療画像識別情報を前記患者識別情報毎に分類する分類手段と、
を備えたことを特徴とする医療画像分類装置。
(付記12)
患者を識別する患者識別情報と、該患者が携帯する携帯型情報保持媒体の媒体識別情報と、が対応付けられた第1の対応情報を取得する第1の取得ステップと、
前記患者を診断するための医療画像を識別する医療画像識別情報と、前記携携帯型情報保持媒体から取得した媒体識別情報と、が対応付けられた第2の対応情報を取得する第2の取得ステップと、
前記第1及び第2の対応情報における媒体識別情報に基づいて、前記医療画像識別情報を前記患者識別情報毎に分類する分類ステップと、
を備えたことを特徴とする医療画像分類方法。
(付記13)
コンピュータを、
患者を識別する患者識別情報と、該患者が携帯する携帯型情報保持媒体の媒体識別情報と、が対応付けられた第1の対応情報を取得する第1の取得手段、 前記患者を診断するための医療画像を識別する医療画像識別情報と、前記携帯型情報保持媒体から取得した媒体識別情報と、が対応付けられた第2の対応情報を取得する第2の取得手段、
前記第1及び第2の対応情報における媒体識別情報に基づいて、前記医療画像識別情報を前記患者識別情報毎に分類する分類手段、
として機能させるためのプログラム。
(付記14)
患者が携帯する携帯型発信媒体から発信される該携帯型発信媒体の媒体識別情報を受信する受信手段と、
前記患者を診断するための医療画像を取得する画像取得手段と、
前記受信手段が複数の媒体識別情報を受信した場合、受信強度が最大の媒体識別情報を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された媒体識別情報と、前記画像取得手段が取得した医療画像を識別する医療画像識別情報と、が対応付けられた対応情報を記憶する記憶手段と、
を備えたことを特徴とする医療画像取得装置。
(付記15)
患者が携帯する携帯型発信媒体から発信される該携帯型発信媒体の媒体識別情報を受信する受信ステップと、
前記患者を診断するための医療画像を取得する画像取得ステップと、
前記受信ステップにおいて複数の媒体識別情報を受信した場合、受信強度が最大の媒体識別情報を選択する選択ステップと、
前記選択ステップにおいて選択された媒体識別情報と、前記画像取得ステップにおいて取得した医療画像を識別する医療画像識別情報と、が対応付けられた対応情報を記憶する記憶ステップと、
を備えたことを特徴とする医療画像取得方法。
(付記16)
コンピュータを、
患者が携帯する携帯型発信媒体から発信される該携帯型発信媒体の媒体識別情報を受信する受信手段、
前記患者を診断するための医療画像を取得する画像取得手段、
前記受信手段が複数の媒体識別情報を受信した場合、受信強度が最大の媒体識別情報を選択する選択手段、
前記選択手段により選択された媒体識別情報と、前記画像取得手段が取得した医療画像を識別する医療画像識別情報と、が対応付けられた対応情報を記憶する記憶手段、
として機能させるためのプログラム。
10…受付装置、11…制御部、12…入力部、13…表示部、14…記憶部、15…通信部、20…医療画像取得装置、21…制御部、22…撮像部、23…操作部、24…通信部、25…表示部、26…記憶部、27…外部インターフェイス部、30…医療画像分類装置、31…制御部、32…取得部、33…分類部、34…入力部、35…表示部、36…記憶部、37…通信部、100,100’…医療画像分類システム、200…ダーモスコープ、211…画像取得部、212…ビーコンID受信部、213…ビーコンID選択部、331…第1判定部、332…第2判定部、

Claims (10)

  1. 受付装置と、医療画像取得装置と、医療画像分類装置と、を備えた医療画像分類システムであって、
    前記受付装置は、
    患者を識別する患者識別情報と、該患者が携帯する携帯型情報保持媒体の媒体識別情報と、診察予定場所の第2位置情報と、の入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段が受け付けた前記患者識別情報と、前記受付手段が受け付けた前記媒体識別情報と、前記受付手段が受け付けた前記診察予定場所の第2位置情報と、が対応付けられた第1の対応情報を記憶する第1の記憶手段と、を備え、
    前記医療画像取得装置は、
    前記患者が携帯する携帯型情報保持媒体から媒体識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記患者を診断するための医療画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段が取得した医療画像を識別する医療画像識別情報と、前記識別情報取得手段が取得した媒体識別情報と、が対応付けられた第2の対応情報を記憶する第2の記憶手段と、を備え、
    前記医療画像分類装置は、
    前記第1の記憶手段が記憶する前記第1の対応情報を取得する第1の取得手段と、
    前記第2の記憶手段が記憶する前記第2の対応情報を取得する第2の取得手段と、
    前記携帯型情報保持媒体を携帯する患者の該携帯型情報保持媒体の現在の位置情報である第1位置情報を取得する第3の取得手段と、
    前記第2の対応情報における前記媒体識別情報と、前記第1の対応情報における前記媒体識別情報と、が一致するか否か判定する第1の判定手段と、
    前記第の対応情報における前記第2位置情報が、前記第3の取得手段により取得された第1位置情報と一致するか否か判定する第2の判定手段と、
    前記第1及び第2の判定手段の判定結果に基づいて、前記医療画像識別情報を前記患者識別情報毎に分類する分類手段と、を備える、
    ことを特徴とする医療画像分類システム。
  2. 前記分類手段は、前記第の判定手段により前記第2位置情報が、前記第1位置情報と一致すると判定された場合、前記医療画像識別情報を前記患者識別情報に割り当てて、前記分類を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の医療画像分類システム。
  3. 前記携帯型情報保持媒体は、携帯型発信媒体であり、
    前記識別情報取得手段は、前記携帯型発信媒体から発信される媒体識別情報を受信する受信手段を含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の医療画像分類システム。
  4. 前記医療画像取得装置は、
    前記受信手段が複数の媒体識別情報を受信する場合、受信強度が最大の媒体識別情報を選択する選択手段をさらに備え、
    前記第2の記憶手段は、前記選択手段により選択された媒体識別情報と前記医療画像識別情報とが対応付けられた前記第2の対応情報を記憶する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の医療画像分類システム。
  5. 前記医療画像は、ダーモスコープを介して撮影された患者のダーモスコピー画像である、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の医療画像分類システム。
  6. 前記第2の記憶手段は、可搬型記憶媒体である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の医療画像分類システム。
  7. 前記携帯型発信媒体は、Bluetooth(登録商標) Low Energyに準拠するビーコン又はNFC(Near Field Communication)に準拠する非接触ICカードである、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の医療画像分類システム。
  8. 患者を識別する患者識別情報と、該患者が携帯する携帯型情報保持媒体の媒体識別情報と、前記患者の診察予定場所位置を示す第2位置情報と、が対応付けられた第1の対応情報を取得する第1の取得手段と、
    前記患者を診断するための医療画像を識別する医療画像識別情報と、前記携帯型情報保持媒体から取得した媒体識別情報と、が対応付けられた第2の対応情報を取得する第2の取得手段と、
    前記携帯型情報保持媒体を携帯する患者の該携帯型情報保持媒体の現在の位置情報である第1位置情報を取得する第3の取得手段と、
    前記第2の対応情報における前記媒体識別情報と、前記第1の対応情報における前記媒体識別情報と、が一致するか否か判定する第1の判定手段と、
    前記第の対応情報における前記第2位置情報と、前記第3の取得手段により取得された前記第1位置情報と、が一致するか否か判定する第2の判定手段と、
    前記第1及び第2の判定手段の判定結果に基づいて、前記医療画像識別情報を前記患者識別情報毎に分類する分類手段と、を備える、
    ことを特徴とする医療画像分類装置。
  9. コンピュータが、
    患者を識別する患者識別情報と、該患者が携帯する携帯型情報保持媒体の媒体識別情報と、前記患者の診察予定場所位置を示す第2位置情報と、が対応付けられた第1の対応情報を取得する第1の取得ステップと、
    前記患者を診断するための医療画像を識別する医療画像識別情報と、前記携帯型情報保持媒体から取得した媒体識別情報と、が対応付けられた第2の対応情報を取得する第2の取得ステップと、
    前記携帯型情報保持媒体を携帯する患者の該携帯型情報保持媒体の現在の位置情報である第1位置情報を取得する第3の取得ステップと、
    前記第2の対応情報における前記媒体識別情報と、前記第1の対応情報における前記媒体識別情報と、が一致するか否か判定する第1の判定ステップと、
    前記第の対応情報における前記第2位置情報と、前記第3の取得ステップにより取得された前記第1位置情報と、が一致するか否か判定する第2の判定ステップと、
    前記第1及び第2の判定ステップの判定結果に基づいて、前記医療画像識別情報を前記患者識別情報毎に分類する分類ステップと、を含む、
    ことを特徴とする医療画像分類方法。
  10. コンピュータを、
    患者を識別する患者識別情報と、該患者が携帯する携帯型情報保持媒体の媒体識別情報と、前記患者の診察予定場所位置を示す第2位置情報と、が対応付けられた第1の対応情報を取得する第1の取得手段、
    前記患者を診断するための医療画像を識別する医療画像識別情報と、前記携帯型情報保持媒体から取得した媒体識別情報と、が対応付けられた第2の対応情報を取得する第2の取得手段、
    前記携帯型情報保持媒体を携帯する患者の該携帯型情報保持媒体の現在の位置情報である第1位置情報を取得する第3の取得手段、
    前記第2の対応情報における前記媒体識別情報と、前記第1の対応情報における前記媒体識別情報と、が一致するか否か判定する第1の判定手段、
    前記第の対応情報における前記第2位置情報と、前記第3の取得手段により取得された前記第1位置情報と、が一致するか否か判定する第2の判定手段、
    前記第1及び第2の判定手段の判定結果に基づいて、前記医療画像識別情報を前記患者識別情報毎に分類する分類手段、
    として機能させるためのプログラム。
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