JP6158789B2 - 積層式電池 - Google Patents

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Description

本発明は、積層式電池に関する。
近年、電池は、携帯電話、ノートパソコン、PDA等の移動情報端末の電源のみならず、ロボット、電気自動車、バックアップ電源などに使用されるようになってきており、さらなる高容量化が要求されるようになってきている。このような要求に対し、リチウムイオン電池は、高いエネルギー密度を有し、高容量であるので、上記のような駆動電源として広く利用されている。
このようなリチウムイオン電池の電池形態としては、大別して、渦巻状の電極体を外装体に封入した渦巻式のものと、方形状電極を複数積層した積層電極体を外装缶またはラミネートフィルムを溶着することにより作製したラミネート外装体に封入した積層式のもの(積層タイプの角型リチウムイオン電池)とがある。
これらリチウムイオン電池のうち、積層式電池の積層電極体の具体的な構成は、正極集電タブを延出させたシート状の正極板と、負極集電タブを延出させたシート状の負極板とを、セパレータを介して必要な数だけ積層するような構成である。さらに、積層された複数枚の正極集電タブおよび負極集電タブが、それぞれ集束して正極集電端子および負極集電端子に接合され、これにより集電部が形成されている。(なお本明細書において、「集電部」とは、基本的に、正負極集電タブ、正負極集電端子等の集電用部材およびその周辺のスペースを含む広汎な概念であるが、特に狭義に用いた場合には、正負極集電タブ、正負極集電端子およびこれらの接合部分等を含意する。)
上記積層式電池の集電部においては、正負極集電タブを容易かつ確実に接合できる構成とする、電池の異常発熱等に対する安全対策を講じる、等の要求があり、これらの要求に応えるべく、集電部の構成として種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1および2に開示されているように、負極集電タブを折り曲げて集束しやすくするために、負極集電タブを局部的に断面積が小さくなるように成形することが提案されている。特許文献1では、集電タブの断面積を5〜90%に減少させることが開示されている。また、短絡電流が流れた場合に、このような小断面積部を溶断させるようにしてヒューズとして機能させ、これにより異常発熱を抑止することも知られている。
実開平6−11258号公報 特開平7−226197号公報
一方、上記積層式電池においては、正極板と負極板とをセパレータを介して積層する際に、積層ズレが発生する虞がある。積層ズレが発生すると、正極板と負極板とが接触して短絡を生じることとなりやすい。
このとき、例えば負極板とセパレータとが同寸法に成形されている場合には、負極板がセパレータからはみ出すと積層ズレが発生していることが外部から容易に判る。ところが、負極板において負極集電タブが延出する端縁すなわち集電部形成側の端縁においては、対向するセパレータの端縁を負極板の端縁よりも外側へ大きく延出するように成形し、これにより負極集電タブにおける短絡をより十全に防止する構成とすることもなされている。この構成によれば、集電部形成側の端縁において積層ズレが生じたとしても負極板がセパレータからはみ出し難いため、外部から積層ズレの発生が判り難い。
このような集電部形成側の端縁における積層ズレの問題については、上記特許文献1および2等では考慮されておらず、このため積層ズレの問題を効果的に解決し得る集電部の構成が要望される。
上記の点に鑑み、本発明は、積層式電池の積層電極体における積層ズレを容易に検知することが可能な積層式電池および積層式電池の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成する為に、本発明に係る積層式電池は、
正極集電タブが延出する正極と負極集電タブが延出する負極とがセパレータを介して交互に積層された積層電極体を備える積層式電池であって、
前記正極集電タブおよび前記負極集電タブのうちの少なくとも一方に、厚さ方向に貫通する位置合せ用の貫通部が形成され、
前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に沿った延出高さ位置において前記位置合せ用の貫通部が形成されていない位置である貫通部未形成位置における前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に直交する方向の幅が50mm以上であり、
前記位置合せ用の貫通部の、前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に直交する方向の幅が、前記貫通部未形成位置における前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に直交する方向の幅の10%以下、より好適には10%未満、さらに好適には5%以下であることを特徴とする。
本発明において、「貫通部」とは、正極集電タブないし負極集電タブの端縁を段差(幅が狭くなる部分)が形成されるように部分的に欠損させた切欠、正極集電タブないし負極集電タブの端縁より内側に穿設した開口(貫通孔)等をいずれも含意する。
上記本発明の構成によれば、例えば正極ないし負極において正極集電タブないし負極集電タブが延出する端縁(以下、「集電側端縁」とも称す)に対し、これに対向するセパレータの端縁(以下、「集電側端縁」とも称す)が外側へ大きく延出するように成形されているような場合であっても、位置合せ用の貫通部と当該セパレータの集電側端縁との間の位置ズレの有無を検査するようにすることにより、当該正極ないし負極とセパレータとの間における位置ズレの有無を容易に精度よく検知することができる。
このとき、貫通部未形成位置における前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に直交する方向の幅が50mm以上であり、かつ、位置合せ用の貫通部の幅が貫通部未形成位置における正極集電タブまたは負極集電タブの幅の10%以下、より好適には10%未満、さらに好適には5%以下(即ち貫通部未形成位置における正極集電タブまたは負極集電タブの幅から位置合せ用の貫通部の幅を引いた幅が貫通部未形成位置における正極集電タブまたは負極集電タブの幅の90%以上、より好適には90%より大、より好適には95%以上)となっているので、正極集電タブないし負極集電タブに貫通部を形成しても、この貫通部形成位置における正極集電タブないし負極集電タブの幅は45mm以上は確保されることとなり、したがって当該正極集電タブないし負極集電タブの断面積を十分に確保することができる。即ち、貫通部を形成することによってその位置で正極集電タブないし負極集電タブの断面積を減少させることになっても、なお大電流を流す集電タブとして必要な断面積を確保することができる。
また換言すれば、この位置合せ用の貫通部は、前述の特許文献1および2に開示の小断面積部のように集電タブの折り曲げを容易とするためのものでも、あるいは短絡電流により溶断するヒューズとして機能させるためのものでもないため、当該貫通部の形成位置における断面積を大きくすることができる。これにより、大電流を流しても当該貫通部形成位置で溶断することのない集電タブとすることができる。したがって、大電流で充放電することが可能な大型の積層電極体を備える積層式電池を構成することもできる。
前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブが折り曲げて正極集電端子および負極集電端子に接合され、この折り曲げ位置よりも前記積層電極体側の位置に前記位置合せ用の貫通部が形成されていることが望ましい。
上記構成によれば、積層電極体を構成した後でも、位置合せ用の貫通部とセパレータの集電側端縁との間の位置ズレの有無を検査することができる。また、位置合せ用の貫通部は、集電タブの折り曲げ位置よりも前記積層電極体側の位置に形成されるものであり、したがって集電タブの折り曲げを容易とするためのものとは明確に異なるものとなっている。
前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブに、予め折り曲げられて折り曲げ線(折り目)が形成されていることが望ましい。
上記構成によれば、集電タブが折り曲げられて集電部が整形される際に、より容易かつ確実に所定の折り曲げ位置で折り曲げられることとなり、例えば誤って位置合せ用の貫通部で折り曲げられたりすることもより効果的に防止することができる。
なおこの場合、集電タブは1枚ずつ、あるいは2〜5枚ずつ折り曲げて折り曲げ線(折り目)を形成すればよい。また、この折り曲げは、正極、負極およびセパレータを積層する前に行うことで、予め折り曲げ線(折り目)を形成することができる。
前記位置合せ用の貫通部における前記積層電極体側端縁が、前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に沿った延出高さ位置において、対向するセパレータの集電側端縁から±1mm(より好適には±0.4mm)の範囲内に形成されていることが望ましい。
上記構成によれば、位置合せ用の貫通部における積層電極体側端縁が対向するセパレータの集電側端縁に実質的に一致することとなり、したがって位置合せ用の貫通部と当該セパレータの集電側端縁との間の位置ズレの有無をほぼ正確に検査することができる。即ち、このあたりに位置合せ用の貫通部を形成することで、積層電極体を構成した状態で積層ズレを検査しやすい。
この場合、例えば、位置合せ用の貫通部における積層電極体側端縁が対向するセパレータの集電側端縁から1mm以上(または0.4mm以上)突出する状態にある場合、積層ズレがあるものと判断することができる。
前記セパレータが袋状に構成され、この袋状のセパレータ内に前記正極または前記負極が収容されていることが望ましい。
上記構成によれば、積層ズレにより正極と負極とが接触して短絡することをより確実に防止することができる。
前記正極、前記負極および前記袋状のセパレータが方形状であり、前記正極が前記袋状のセパレータの内部に収容され、前記負極集電タブに前記位置合せ用の貫通部が形成され、前記負極の集電側端縁を除く3端縁が前記袋状のセパレータの集電側端縁を除く3端縁と実質的に同一線上に位置するように配置されていることが望ましい。
なお、負極の端縁がセパレータの端縁と実質的に同一線上に位置するとは、一方の端縁が他方の端縁から±1mm程度の範囲内に位置することを意味する。
負極は通常、正極よりも大型に成形されることから、上述のように袋状セパレータ内に正極を収容する構成とすると、負極を収容する構成とするよりも、袋状セパレータを比較的に小型に構成することができる。この場合、上述のように負極の集電側端縁を除く3端縁を袋状セパレータの集電側端縁を除く3端縁と実質的に同一線上に位置するように配置する、即ち負極の集電側端縁以外の3端縁を袋状セパレータの集電側端縁以外の3端縁と揃えるようにすると、この3端縁部では積層ズレがあると負極が袋状セパレータから多少ともはみ出すため、積層ズレを外部から容易に検知することができる。これに対し、袋状セパレータの集電側端縁は、正極集電タブの位置でセパレータを溶着することができないこともあって短絡が生じやすいことから、特にこの集電側端縁を対向する負極の集電側端縁よりも外側へ大きく延出するように成形しておき、これによりなるべく短絡を防止するようにすることが望ましい。ところが集電側端縁をこのような構成とすると、積層ズレがあっても負極の集電側端縁が袋状セパレータの集電側端縁からはみ出さないため、積層ズレが検知され難い。そこで、上述のように負極集電タブに位置合せ用の貫通部を形成することにより、集電側端縁においても積層ズレの有無を容易に検知することができる。
前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの厚みが0.03mm以下であることが望ましい。
上記構成によれば、集電タブが折り曲げ易く、集電部の形成が容易となる。また、エネルギー密度の高い積層式電池が得られる。されに、部材コストを低減できる。
前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブのうち、同極性のもの同士が、平面視で重なる位置に配置されていることが望ましい。
上記構成によれば、積層された複数の前記正極集電タブまたは前記負極集電タブにおける位置合せ用の貫通部の位置が揃うことになるので、積層電極体における積層ズレの有無を検査しやすい。
また、上記目的を達成する為に、本発明に係る積層式電池は、
正極集電タブが延出する正極と負極集電タブが延出する負極とがセパレータを介して交互に積層された積層電極体を備える積層式電池であって、
前記正極および前記負極のうちの少なくとも一方に、端縁から部分的に延出する位置合せ用の延出片が形成されていることを特徴とする。
上記本発明の構成によれば、例えば正極ないし負極の端縁に対し、これに対向するセパレータの端縁が外側へ大きく延出するように成形されているような場合であっても、位置合せ用の延出片と当該セパレータの端縁との間の位置ズレの有無を検査するようにすることにより、当該正極ないし負極とセパレータとの間における位置ズレの有無を容易に精度よく検知することができる。
前記位置合せ用の延出片が、前記正極および前記負極のうちの少なくとも一方における集電側端縁に形成されていることが望ましい。
前記位置合せ用の延出片は、正極ないし負極におけるいずれの端縁に形成するようにしてもよいが、前述の通り、集電側端縁以外においては、正極ないし負極の端縁と対向するセパレータの端縁とを揃えるようにすることで位置ズレがあっても外部から容易に判るのに対し、集電側端縁においては対向するセパレータの集電側端縁が外側へ大きく延出するように成形されている場合には積層ズレがあっても検知され難いため、位置合せ用の延出片を形成しておくことで積層ズレを容易に精度よく検知することができる。
前記位置合せ用の延出片の先端が、該延出片の延出方向に沿った延出高さ位置において、対向するセパレータの端縁から±1mm(より好適には±0.4mm)の範囲内にくるように形成されていることが望ましい。
上記構成によれば、位置合せ用の延出片の先端が対向するセパレータの端縁に実質的に一致することとなり、したがって位置合せ用の延出片と当該セパレータの端縁との間の位置ズレの有無をほぼ正確に検査することができる。即ち、このあたりに先端がくるように位置合せ用の延出片を形成することで、積層電極体を構成した状態で積層ズレを検査しやすい。
この場合、例えば、位置合せ用の延出片の先端が対向するセパレータの端縁から1mm以上突出する状態にある場合、積層ズレがあるものと判断することができる。
前記位置合せ用の延出片の延出方向に直交する方向の幅が1〜10mmであることが望ましい。
位置合せ用の延出片の延出方向に直交する方向の幅が1mm以上であると、対向するセパレータの端縁との間に位置ズレがあるかどうかが検知しやすく、また延出片の機械的強度が良好となって破損し難くなり、一方、10mm以下であると、延出片の幅が必要以上に大でない範囲内となり、これにより、集電タブと同様に短絡を生じやすい部分が必要以上に増大することをなるべく抑制することができる。
前記セパレータが袋状に構成され、この袋状のセパレータ内に前記正極または前記負極が収容されていることが望ましい。
上記構成によれば、積層ズレにより正極と負極とが接触して短絡することをより確実に防止することができる。
前記正極、前記負極および前記袋状のセパレータが方形状であり、前記正極が前記袋状のセパレータの内部に収容され、前記負極の集電側端縁に前記位置合せ用の延出片が形成され、前記負極の集電側端縁を除く3端縁が前記袋状のセパレータの集電側端縁を除く3端縁と実質的に同一線上に位置するように配置されていることが望ましい。
負極は通常、正極よりも大型に成形されることから、上述のように袋状セパレータ内に正極を収容する構成とすると、負極を収容する構成とするよりも、袋状セパレータを比較的に小型に構成することができる。この場合、上述のように負極の集電側端縁を除く3端縁を袋状セパレータの集電側端縁を除く3端縁と実質的に同一線上に位置するように配置する、即ち負極の集電側端縁以外の3端縁を袋状セパレータの集電側端縁以外の3端縁と揃えるようにすると、この3端縁部では積層ズレがあると負極が袋状セパレータから多少ともはみ出すため、積層ズレを容易に検知することができる。これに対し、袋状セパレータの集電側端縁は、正極集電タブの位置でセパレータを溶着することができないこともあって短絡が生じやすいことから、特にこの集電側端縁を対向する負極の集電側端縁よりも外側へ大きく延出するように成形しておき、これによりなるべく短絡を防止するようにすることが望ましい。ところが集電側端縁をこのような構成とすると、積層ズレがあっても負極の集電側端縁が袋状セパレータの集電側端縁からはみ出さないため、積層ズレが検知され難い。そこで、上述のように負極の集電側端縁に位置合せ用の延出片を形成することにより、集電側端縁においても積層ズレの有無を容易に検知することができる。
前記位置合せ用の延出片の厚みが0.03mm以下であることが望ましい。
積層された前記正極または前記負極のうち、同極性のものにおける位置合せ用の延出片同士が、平面視で重なる位置に配置されていることが望ましい。
上記構成によれば、積層された複数の正極または負極における位置合せ用の延出片の位置が揃うことになるので、積層電極体における積層ズレの有無を検査しやすい。
また、上記目的を達成する為に、本発明に係る積層式電池の製造方法は、
正極集電タブが延出する正極と負極集電タブが延出する負極とをセパレータを介し交互に積層して積層電極体を作製する積層電極体作製工程を有する積層式電池の製造方法であって、
前記正極集電タブおよび前記負極集電タブのうちの少なくとも一方に、厚さ方向に貫通する位置合せ用の貫通部を形成し、
前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に沿った延出高さ位置において前記位置合せ用の貫通部が形成されていない位置である貫通部未形成位置における前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に直交する方向の幅が50mm以上であり、
前記位置合せ用の貫通部の、前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に直交する方向の幅が、前記貫通部未形成位置における前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に直交する方向の幅の10%以下、より好適には10%未満、さらに好適には5%以下であり、
前記位置合せ用の貫通部で前記正極または前記負極の端縁と前記セパレータの端縁との間の位置ズレの有無を検査するようにすることを特徴とする。
上記本発明の構成によれば、例えば正極ないし負極の集電側端縁に対し、これに対向するセパレータの集電側端縁が外側へ大きく延出するように成形されているような場合であっても、位置合せ用の貫通部と当該セパレータの集電側端縁との間の位置ズレの有無を検査することにより、当該正極ないし負極とセパレータとの間における位置ズレの有無を容易に精度よく検知することができる。
このとき、貫通部未形成位置における前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に直交する方向の幅が50mm以上であり、かつ、位置合せ用の貫通部の幅が貫通部未形成位置における正極集電タブまたは負極集電タブの幅の10%以下、より好適には10%未満、さらに好適には5%以下(即ち貫通部未形成位置における正極集電タブまたは負極集電タブの幅から位置合せ用の貫通部の幅を引いた幅が貫通部未形成位置における正極集電タブまたは負極集電タブの幅の90%以上、より好適には90%より大、より好適には95%以上)となっているので、正極集電タブないし負極集電タブに貫通部を形成しても、この貫通部形成位置における正極集電タブないし負極集電タブの幅は45mm以上は確保されることとなり、したがって当該正極集電タブないし負極集電タブの断面積を十分に確保することができる。即ち、貫通部を形成することによってその位置で正極集電タブないし負極集電タブの断面積を減少させることになっても、なお大電流を流す集電タブとして必要な断面積を確保することができる。
また換言すれば、この位置合せ用の貫通部は、前述の特許文献1および2に開示の小断面積部のように集電タブの折り曲げを容易とするためのものでも、あるいは短絡電流により溶断するヒューズとして機能させるためのものでもないため、当該貫通部の形成位置における断面積を大きくすることにより、大電流を流しても当該貫通部形成位置で溶断することのない集電タブとすることができる。したがって、大電流で充放電することが可能な大型の積層電極体を備える積層式電池を構成することもできる。
前記位置ズレの有無の検査を、前記積層電極体作製工程における前記積層電極体の完成後に行うことが望ましい。
なお、「積層電極体の完成」には、積層電極体の正極集電タブおよび負極集電タブをそれぞれ集束して正極集電端子および負極集電端子に接続する工程等は含まれないものとする。
上記構成によれば、積層電極体の全体において十分に積層ズレの有無を検査することができる。
前記位置ズレの有無の検査を、一方面側または他方面側からレーザで前記位置合せ用の貫通部を検出することにより行うことが望ましい。
上記構成によれば、位置ズレの有無の検査を容易に行うことができる。
前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブが折り曲げて正極集電端子および負極集電端子に接合され、この折り曲げ位置よりも前記積層電極体側の位置に前記位置合せ用の貫通部が形成されていることが望ましい。
上記構成によれば、積層電極体を構成した後でも、位置合せ用の貫通部とセパレータの集電側端縁との間の位置ズレの有無を検査することができる。また、位置合せ用の貫通部は、集電タブの折り曲げ位置よりも前記積層電極体側の位置に形成されるものであり、したがって集電タブの折り曲げを容易とするためのものとは明確に異なるものとなっている。
前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブに、予め折り曲げて折り曲げ線(折り目)を形成しておくことが望ましい。
上記構成によれば、集電タブを折り曲げて集電部を整形する際に、より容易かつ確実に所定の折り曲げ位置で折り曲げることができ、例えば誤って位置合せ用の貫通部で折り曲げたりすることもより効果的に防止することができる。
なおこの場合、集電タブは1枚ずつ、あるいは2〜5枚ずつ折り曲げて折り曲げ線(折り目)を形成すればよい。また、この折り曲げは、正極、負極およびセパレータを積層する前に行うことで、予め折り曲げ線(折り目)を形成することができる。
前記位置合せ用の貫通部における前記積層電極体側端縁を、前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に沿った延出高さ位置において、対向するセパレータの集電側端縁から±1mm(より好適には±0.4mm)の範囲内に形成することが望ましい。
上記構成によれば、位置合せ用の貫通部における積層電極体側端縁を対向するセパレータの集電側端縁に実質的に一致させることができ、したがって位置合せ用の貫通部と当該セパレータの集電側端縁との間の位置ズレの有無をほぼ正確に検査することができる。即ち、このあたりに位置合せ用の貫通部を形成することで、積層電極体を構成した状態で積層ズレを検査しやすい。
この場合、例えば、位置合せ用の貫通部における積層電極体側端縁が対向するセパレータの集電側端縁から1mm以上(または0.4mm以上)突出する状態にある場合、積層ズレがあるものと判断することができる。
前記セパレータを袋状に構成し、この袋状のセパレータ内に前記正極または前記負極を収容することが望ましい。
上記構成によれば、積層ズレにより正極と負極とが接触して短絡することをより確実に防止することができる。
前記正極、前記負極および前記袋状のセパレータを方形状に成形し、前記正極を前記袋状のセパレータの内部に収容し、前記負極集電タブに前記位置合せ用の貫通部を形成し、前記負極の集電側端縁を除く3端縁が前記袋状のセパレータの集電側端縁を除く3端縁と実質的に同一線上に位置するように配置することが望ましい。
なお、負極の端縁がセパレータの端縁と実質的に同一線上に位置するとは、一方の端縁が他方の端縁から±1mm程度の範囲内に位置することを意味する。
負極は通常、正極よりも大型に成形されることから、上述のように袋状セパレータ内に正極を収容する構成とすると、負極を収容する構成とするよりも、袋状セパレータを比較的に小型に構成することができる。この場合、上述のように負極の集電側端縁を除く3端縁を袋状セパレータの集電側端縁を除く3端縁と実質的に同一線上に位置するように配置する、即ち負極の集電側端縁以外の3端縁を袋状セパレータの集電側端縁以外の3端縁と揃えるようにすると、この3端縁部では積層ズレがあると負極が袋状セパレータから多少ともはみ出すため、積層ズレを容易に検知することができる。これに対し、袋状セパレータの集電側端縁は、正極集電タブの位置でセパレータを溶着することができないこともあって短絡が生じやすいことから、特にこの集電側端縁を対向する負極の集電側端縁よりも外側へ大きく延出するように成形しておき、これによりなるべく短絡を防止するようにすることが望ましい。ところが集電側端縁をこのような構成とすると、積層ズレがあっても負極の集電側端縁が袋状セパレータの集電側端縁からはみ出さないため、積層ズレが検知され難い。そこで、上述のように負極集電タブに位置合せ用の貫通部を形成することにより、集電側端縁においても積層ズレの有無を容易に検知することができる。
前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの厚みが0.03mm以下であることが望ましい。
上記構成によれば、集電タブが折り曲げ易く、集電部の形成が容易となる。また、エネルギー密度の高い積層式電池が得られる。されに、部材コストを低減できる。
前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブのうち、同極性のもの同士を、平面視で重なる位置に配置することが望ましい。
上記構成によれば、積層された複数の前記正極集電タブまたは前記負極集電タブにおける位置合せ用の貫通部の位置が揃うことになるので、積層電極体における積層ズレの有無を検査しやすい。
また、上記目的を達成する為に、本発明に係る積層式電池の製造方法は、
正極集電タブが延出する正極と負極集電タブが延出する負極とをセパレータを介し交互に積層して積層電極体を作製する積層電極体作製工程を有する積層式電池の製造方法であって、
前記正極および前記負極のうちの少なくとも一方に、端縁から部分的に延出する位置合せ用の延出片を形成し、
前記位置合せ用の延出片で前記正極または前記負極の端縁と前記セパレータの端縁との間の位置ズレの有無を検査するようにすることを特徴とする。
上記本発明の構成によれば、例えば正極ないし負極の端縁に対し、これに対向するセパレータの端縁が外側へ大きく延出するように成形されているような場合であっても、位置合せ用の延出片と当該セパレータの端縁との間の位置ズレの有無を検査することにより、当該正極ないし負極とセパレータとの間における位置ズレの有無を容易に精度よく検知することができる。
前記位置ズレの有無の検査を、前記積層電極体作製工程における前記積層電極体の完成後に行うことが望ましい。
上記構成によれば、積層電極体の全体において十分に積層ズレの有無を検査することができる。
前記位置ズレの有無の検査を、一方面側または他方面側からレーザで前記位置合せ用の延出片を検出することにより行うことが望ましい。
上記構成によれば、位置ズレの有無の検査を容易に行うことができる。
前記位置合せ用の延出片を、前記正極および前記負極のうちの少なくとも一方における集電側端縁に形成することが望ましい。
前記位置合せ用の延出片は、正極ないし負極におけるいずれの端縁に形成するようにしてもよいが、前述の通り、集電側端縁においては対向するセパレータの集電側端縁が外側へ大きく延出するように成形されている場合には積層ズレがあっても検知され難いため、位置合せ用の延出片を形成しておくことで積層ズレを容易に精度よく検知することができる。
前記位置合せ用の延出片の先端を、該延出片の延出方向に沿った延出高さ位置において、対向するセパレータの端縁から±1mm(より好適には±0.4mm)の範囲内にくるように形成することが望ましい。
上記構成によれば、位置合せ用の延出片の先端を対向するセパレータの端縁に実質的に一致させることができ、したがって位置合せ用の延出片と当該セパレータの端縁との間の位置ズレの有無をほぼ正確に検査することができる。即ち、このあたりに先端がくるように位置合せ用の延出片を形成することで、積層電極体を構成した状態で積層ズレを検査しやすい。
この場合、例えば、位置合せ用の延出片の先端が対向するセパレータの端縁から1mm以上突出する状態にある場合、積層ズレがあるものと判断することができる。
前記位置合せ用の延出片の延出方向に直交する方向の幅が1〜10mmであることが望ましい。
位置合せ用の延出片の延出方向に直交する方向の幅が1mm以上であると、対向するセパレータの端縁との間に位置ズレがあるかどうかが検知しやすく、また延出片の機械的強度が良好となって破損し難くなり、一方、10mm以下であると、延出片の幅が必要以上に大でない範囲内となり、これにより、集電タブと同様に短絡を生じやすい部分が必要以上に増大することをなるべく抑制することができる。
前記セパレータを袋状に構成し、この袋状のセパレータ内に前記正極または前記負極を収容することが望ましい。
上記構成によれば、積層ズレにより正極と負極とが接触して短絡することをより確実に防止することができる。
前記正極、前記負極および前記袋状のセパレータを方形状に成形し、前記正極を前記袋状のセパレータの内部に収容し、前記負極の集電側端縁に前記位置合せ用の延出片を形成し、前記負極の集電側端縁を除く3端縁が前記袋状のセパレータの集電側端縁を除く3端縁と実質的に同一線上に位置するように配置することが望ましい。
負極は通常、正極よりも大型に成形されることから、上述のように袋状セパレータ内に正極を収容する構成とすると、負極を収容する構成とするよりも、袋状セパレータを比較的に小型に構成することができる。この場合、上述のように負極の集電側端縁を除く3端縁を袋状セパレータの集電側端縁を除く3端縁と実質的に同一線上に位置するように配置する、即ち負極の集電側端縁以外の3端縁を袋状セパレータの集電側端縁以外の3端縁と揃えるようにすると、この3端縁部では積層ズレがあると負極が袋状セパレータから多少ともはみ出すため、積層ズレを外部から容易に検知することができる。これに対し、袋状セパレータの集電側端縁は、正極集電タブの位置でセパレータを溶着することができないこともあって短絡が生じやすいことから、特にこの集電側端縁を対向する負極の集電側端縁よりも外側へ大きく延出するように成形しておき、これによりなるべく短絡を防止するようにすることが望ましい。ところが集電側端縁をこのような構成とすると、積層ズレがあっても負極の集電側端縁が袋状セパレータの集電側端縁からはみ出さないため、積層ズレが検知され難い。そこで、上述のように負極の集電側端縁に位置合せ用の延出片を形成することにより、集電側端縁においても積層ズレの有無を容易に検知することができる。
前記位置合せ用の延出片の厚みが0.03mm以下であることが望ましい。
積層された前記正極または前記負極のうち、同極性のものにおける位置合せ用の延出片同士を、平面視で重なる位置に配置することが望ましい。
上記構成によれば、積層された複数の正極または負極における位置合せ用の延出片の位置が揃うことになるので、積層電極体における積層ズレの有無を検査しやすい。
本発明によれば、積層式電池の積層電極体における積層ズレを容易に検知することが可能となる。
本発明の積層式電池の一部を示す図であって、同図(a)は正極の平面図、同図(b)はセパレータの斜視図、同図(c)は正極が内部に配置された袋状セパレータを示す平面図である。 本発明の積層式電池に用いる負極板の平面図である。 本発明の積層式電池に用いる積層電極体の分解斜視図である。 本発明の積層式電池に用いる積層電極体の平面図である。 本発明の積層式電池に用いる積層電極体の積層ズレ検査を行う状況を示す模式断面図である。 本発明の積層式電池における集電部の整形・接続工程が終了した後の状況を示す模式断面図である。 正負極集電タブに正負極集電端子を接合した積層電極体を示す平面図である。 本発明の積層式電池に用いる外装体に積層電極体を挿入した状態の斜視図である。 本発明の別の実施形態に係る積層式電池に用いる正極板の平面図である。 本発明の別の実施形態に係る積層式電池に用いる負極板の平面図である。 負極集電タブにおける貫通部の基端側端縁が袋状セパレータの集電側端縁よりも外側に突出するようにずれている状況を示す模式部分正面図である。 負極集電タブにおける貫通部の基端側端縁が袋状セパレータの集電側端縁よりも内側に没入するようにずれている状況を示す模式部分正面図である。 本発明の別の実施形態に係る積層式電池に用いる正極板の平面図である。 本発明の別の実施形態に係る積層式電池に用いる負極板の平面図である。 本発明の別の実施形態に係る積層式電池における集電タブの模式部分正面図である。
以下、本発明を図面を参照しながら更に詳細に説明するが、本発明は以下の最良の形態になんら限定されるものではなく、その趣旨を変更しない範囲において適
宜変更して実施することが可能なものである。
[第1実施形態]
〔正極の作製〕
正極活物質としてのLiCoOを90質量%と、導電剤としてのカーボンブラックを5質量%と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデンを5質量%と、溶剤としてのN−メチル−2−ピロリドン(NMP)溶液とを混合して正極用スラリーを調製した。この正極用スラリーを、正極集電体としてのアルミニウム箔(厚み:15μm)の両面に塗布した。その後、加熱することにより溶剤を除去し、ローラーで厚み0.1mmにまで圧縮した後、図1(a)に示すように、幅L1=174mm、高さL2=174mmになるように切断して、両面に正極活物質層1aを有する正極板1を作製した。この際、正極板1における幅L1方向に延びる一辺の一方端部(図1(a)では上辺の左端部)から幅L3=60mm、高さL4=20mmの活物質未塗布部を延出させて正極集電タブ11とした。
またこのとき、正極集電タブ11の延出高さL4方向に延びる両側縁部のうちの内側縁部(図1(a)では右側縁部)において、下端からL11=5mmの高さ位置より上方の、当該側端縁から幅L12=2mmの領域を切り欠いて、高さ15mm、幅L12=2mmの矩形の切欠状の貫通部11Sを形成するようにした。
〔負極の作製〕
負極活物質としての黒鉛を98質量%と、カルボキシメチルセルロース(CMC)を1質量%と、スチレンブタジエンゴム(SBR)を1質量%と、水とを混合することにより負極合剤スラリーを調製した。この負極用スラリーを負極集電体としての銅箔(厚み:10μm)の両面に塗布した。その後、加熱することにより溶剤として用いた水を除去し、ローラーで厚み0.08mmにまで圧縮した後、図2に示すように、幅L7=180mm、高さL8=180mmになるように切断して、両面に負極活物質層2aを有する負極板2を作製した。この際、負極板2の幅方向に延びる一辺において上記正極板1の正極集電タブ11形成側端部と反対側となる端部(図2では上辺の右端部)から幅L9=60mm、高さL10=20mmの活物質未塗布部を延出させて負極集電タブ12とした。
またこのとき、負極集電タブ12の延出高さL10方向に延びる両側縁部のうちの内側縁部(図2では左側縁部)において、下端からL13=2mmの高さ位置より上方の、当該側端縁から幅L14=2mmの領域を切り欠いて、高さ18mm、幅L14=2mmの矩形の切欠状の貫通部12Sを形成するようにした。
〔正極板が内部に配置された袋状セパレータの作製〕
図1(b)に示すように、幅L5=180mmおよび高さL6=182mmを有する2枚の方形状のポリプロピレン(PP)製のセパレータ3a(厚み30μm)の間に正極板1を配置した後、図1(c)に示すように、セパレータ3aの全周縁部における正極集電タブ11が突出する部分以外の部分を融着部4で熱溶着して、正極板1が内部に収納・配置された袋状セパレータ3を作製した。
上記セパレータ3aは上述のように高さL6が182mmと、負極板2の高さL8=180mmよりも2mm大きく成形され、したがってそのぶん袋状セパレータ3から正極集電タブ11が突出する方向にセパレータ3aが負極板2よりも大きく延出するようになっている。これにより、負極板2の位置ズレによる短絡がより生じ難いようになっている。
〔積層電極体の作製〕
上記正極板1が内部に配置された袋状セパレータ3を19枚、負極板2を20枚調製し、図1(c)および図2に示すように、正負極集電タブ11、12(正極集電タブ11および負極集電タブ12)をそれぞれ数枚(5枚程度)ずつ重ねて貫通部11S、12Sの基端側端(正負極活物質層1a、2a側端;図1(c)および図2では下端)よりも0.4mmだけ先端側の位置で、この位置よりも先端側に延出する部分を、一方面側(図1(c)および図2では手前側又は奥側)へ折り曲げ、これにより、正負極集電タブ11、12の延出方向に直交する方向に沿って延びる折り曲げ線11F、12Fをそれぞれ形成した。
ついで、図3に示すように、上記複数枚(19枚)の袋状セパレータ3と複数枚(20枚)の負極板2とを交互に積層した。その際、正極集電タブ11同士および負極集電タブ12同士が、それぞれ平面視で重なる位置に配置されるようにした。また、積層方向における両端部に負極板2が位置するようにし、さらにその両外側に、セパレータ3aと同寸法、同形状のポリプロピレン(PP)製の絶縁シート5をそれぞれ配置するようにした。この後、図4に示すように、この積層体の積層方向における両端面を形状保持のための絶縁テープ26で接続して、積層電極体10を得た。
上記積層電極体10を、図5に示すように正負極集電タブ11、12の先端部の折り曲げ方向を下方に向けるようにして横臥させた体勢で、同図に示す検出位置C11で上方からのレーザによる画像認識で正極集電タブ11および負極集電タブ12における貫通部11S、12Sの基端側端縁をそれぞれ検出することにより、正極板1および負極板2の集電側端縁と袋状セパレータ3の集電側端縁との間の位置ズレの有無を検知するようにした。集電側端縁以外の3端縁においては、負極板2の端縁が袋状セパレータ3の端縁よりはみ出していないか否かをレーザにより検査するようにした。
〔集電部の整形・接続〕
ついで、以下の手順に従い、図6に示すように、上記積層電極体10における正負極集電タブ11、12の整形(集束、切断、折り曲げ等)および正負極集電端子(正極集電端子および負極集電端子)15、16との接続を行った。なお、以下の記述、ならびにこの集電部の整形・接続工程が終了した後の状況を摸式的に示す図6においては、基本的に正極側(正極集電タブ11および正極集電端子15)の場合を示すが、これと同時に負極側においても同様に行っている。
a)第1ステップ(正負極集電タブの集束および切断)
積層電極体10を上述の検査の場合と同様の横臥体勢とし、積層された正極集電タブ11を、積層電極体10の積層方向における一方側である先端部の折り曲げ方向側(下側)に寄せるようにして集束した。ついで、この正極集電タブ11の集束部B11から先端側へ延びる部位における余剰部を切断して先端を揃えた。
b)第2ステップ(正負極集電端子の接続)
ついで、正極集電タブ11の集束部B11から先端側へ延びる部位に下方から正極集電端子15の一方端部を重ねるように配置し、この状態で超音波溶接を行い、図7に示すように、正極集電タブ11および負極集電タブ12の先端部に、幅60mm、厚み0.4mmのアルミニウム板よりなる正極集電端子15ならびに幅60mm、厚み0.4mmの銅板よりなる負極集電端子16を接合した。なお、図6では、後述の第5ステップで正極集電タブ11の集束部B11から先端側へ延びる部位が折り曲げられた後の状況が示されているが、後述の第4ステップまでの段階では、正極集電タブ11の集束部B11から先端側へ延びる部位は正極集電タブ11の延出方向すなわち図6では右方へ真っ直ぐに延出した状況となっている。
また、図6、図7およびその他の図面に示す参照符号15S、16Sは、後述する外装体18を熱封止する際の密閉性を確保するために正負極集電端子15、16にそれぞれ幅方向に沿って帯状に固着するように成形された樹脂封止材(糊材)を指示する。
c)第3ステップ(絶縁層の形成)
図6に示すように、正極集電タブ11と正極集電端子15との接合部(以下、「正極集電接合部」とも称す)F11における一方側面である正極集電タブ11側面(上側面;図6では左側面)に61mm×10mm×厚み35μmのポリイミド製の絶縁テープを付着して内側絶縁層44Nを形成し、他方側面である正極集電端子15側面(下側面;図6では右側面)に61mm× 10 mm×厚み70μmのポリイミド製の絶縁テープを付着して外側絶縁層44Eを形成した。
このとき内側絶縁層44Nの絶縁テープは、正極集電タブ11の集束部B11近傍から、先端より若干外側までを覆うように貼着し、外側絶縁層44Eの絶縁テープにおける正負極板1、2側(正極リード11の基端部側)は、積層電極体10の積層方向における一方側面(即ち図6では下側の絶縁シート5の下面)の先端縁部にやや重なるように貼着し、集電部引き出し側(正極リード11の先端側)は、正極集電端子15および樹脂封止材(糊材)15Sの端部に重なるように貼着した。これにより、正極集電接合部F11における一方側面である正極集電タブ11側面(上側面)の金属部分は内側絶縁層44Nによりほぼ全面的に覆う。また、他方側面である正極集電端子15側面(下側面)は積層電極体10の絶縁シート5と正極集電端子15の樹脂封止材(糊材)15Sとの間を外側絶縁層44Eにより全面的に覆って金属部分が露出しないようにした。
d)第4ステップ(正負極集電端子の折り曲げ)
ついで、正極集電端子15において正極集電接合部F11よりも先端側に突出する部分を、側面視鉤形状(L形状)となるように下方(図6では右方)へ折り曲げた。
e)第5ステップ(正負極集電接合部の折り曲げおよび位置決め)
図6に示すように、正極集電接合部F11が積層電極体10の積層方向(図6では上下方向)に略平行となるように、正極集電接合部F11よりも正負極板1、2側部(正極集電タブ11の基端部)で、矢印A11に示すように内側(図6では上側)へ折り曲げた。ついで、正極集電端子15と積層電極体10との間に架設するように、61mm×6mm×厚み35μmのポリイミド製の絶縁テープ46を正極集電接合部F11の先端側方向(図6では上方)から付着し、これにより、正極集電タブ11を所定の折り曲げ状態に保持して位置決めした。
以上の第1〜第5ステップa)〜e)のように正極集電タブ11を集束し折り曲げることにより、集電部が効果的に省スペース化されている。
〔外装体への封入〕
図8に示すように、あらかじめ電極体が設置できるように成形したラミネートフィルム17で構成した外装体18に、上記積層電極体10を挿入し、正極集電端子15および負極集電端子16が外装体18より外部に突出するようにして、正極集電端子15および負極集電端子16がある辺を除く1辺を残し、熱融着した。
〔電解液の封入、密封化〕
上記外装体18の熱溶着していない1辺から、エチレンカーボネート(EC)とメチルエチルカーボネート(MEC)とが体積比で30:70の割合で混合された混合溶媒に、LiPFが1M(モル/リットル)の割合で溶解された電解液を注入した。最後に外装体18における熱溶着していない1辺を熱溶着して、電池A1を作製した。
[第2実施形態]
〔正極の作製〕
図9に示すように、正極集電タブ31を幅L15=74mm、高さL16=25mmとし、正極集電タブ31の延出高さL16方向に延びる両側縁部のうちの内側縁部(図9では右側縁部)において、下端からL17=5mmの高さ位置より上方に、当該側端縁から矩形状に凹入するように切り欠いて、高さL18=3mm、幅L19=2mmの矩形の切欠状の貫通部31Sを形成する以外は、上記第1実施形態の電池A1における正極板1の場合と同様にして、正極板30を作製した。
〔負極の作製〕
図10に示すように、負極集電タブ41を幅L20=74mm、高さL21=25mmとし、負極集電タブ41の延出高さL21方向に延びる両側縁部のうちの内側縁部(図10では左側縁部)において、下端からL22=2mmの高さ位置より上方に、当該側端縁から矩形状に凹入するように切り欠いて、高さL23=3mm、幅L24=2mmの矩形の切欠状の貫通部41Sを形成する以外は、上記第1実施形態の電池A1における負極板2の場合と同様にして、負極板40を作製した。
〔積層電極体の作製〕
上記正極板30および負極板40を用いる以外は上記第1実施形態の電池A1における積層電極体10の場合と同様にして積層電極体を作製し(図示省略)、この積層電極体における積層ズレの有無を上記第1実施形態の場合と同様にして検査した。
この検査においては、上記第1実施形態の場合と同様に、正極集電タブ31および負極集電タブ41における貫通部31S、41Sの基端側端縁をそれぞれ検出した。このとき、貫通部31S、41Sの基端側端縁と袋状セパレータ3の集電側端縁とがちょうど一致する場合にはもちろんこの集電側端縁において位置ズレがないものとするが、必ずしもこのようにちょうど一致している必要はない。例えば、図11に示すように負極集電タブ41における貫通部41Sの基端側端縁41Cが袋状セパレータ3の集電側端縁3Cよりも外側に僅かな距離L25だけ突出するようにずれている場合があるが、この外側へズレた距離L25が1mm未満(もしくは0.4mm未満)であれば、集電側端縁において位置ズレがないものと判断する。換言すれば、正極集電タブ31ないし負極集電タブ41における貫通部31S、41Sの基端側端縁が袋状セパレータ3の集電側端縁3Cよりも外側に1mm以上(もしくは0.4mm以上)突出していることが検出されれば集電側端縁において位置ズレがあるものと判断する。
なお、上記の場合とは逆に、例えば図12に示すように負極集電タブ41における貫通部41Sの基端側端縁41Cが袋状セパレータ3の集電側端縁3Cよりも内側に多少の距離L26だけ没入するようにずれている場合もあるが、この場合には、この内側へズレた距離L26の大小に関わらす、負極板40における集電側端縁に平行なもう一方の(反対側の)端縁が袋状セパレータ3の対向する端縁よりも外側に1mm以上(もしくは0.4mm以上)突出しているか否かを検査すればよい。一方、正極板30における集電側端縁に平行なもう一方の(反対側の)端縁は、袋状セパレータ3の対向する端縁よりも内側に収容されており、袋状セパレータ3の当該端縁はほぼ全的に融着部4で熱溶着されて封止されているので、正極板30が袋状セパレータ3の当該端縁よりも外側に突出することはなく、したがってこの端縁において正極板30の位置ズレの有無を検査する必要はほぼないものと考えられる。
上記のようにして作製および検査した積層電極体を用いる以外は、上記第1実施形態の電池A1の場合と同様にして、電池A2を作製した。
上記第2実施形態の電池A2における位置合せ用の貫通部31S、41Sは、上述の通り、上記第1実施形態の電池A1における位置合せ用の貫通部11S、12Sとほぼ同等に機能することができる。ただし、第2実施形態の電池A2の構成によれば、第1実施形態の電池A1の構成に比して、位置合せ用の貫通部31S、41Sよりも先端側に正負極集電タブ31、41の先端部が幅方向に内側へ突出する形状となるため、この突出部分が邪魔になりやすいきらいもある一方で、この突出部分があるぶん、正負極集電タブ31、41において電流の流通経路となり得る部分の面積がより大きく確保されるという利点もある。
[第3実施形態]
〔正極の作製〕
図13に示すように、正極集電タブ51を幅L27=74mm、高さL28=25mmの矩形とし、正極集電タブ51から幅方向における内側(図13では右側)にやや間隔L29≒2mmをおいて、正極集電タブ51と同方向へ幅L30=2mm、高さL31=5mmの矩形状の延出片51Pが延出する形状とする以外は、上記第2実施形態の電池A2における正極板30の場合と同様にして、正極板50を作製した。
〔負極の作製〕
図14に示すように、負極集電タブ61を幅L32=74mm、高さL33=25mmの矩形とし、負極集電タブ61から幅方向における内側(図14では左側)にやや間隔L34≒2mmをおいて、負極集電タブ61と同方向へ幅L35=2mm、高さL36=2mmの矩形状の延出片61Pが延出する形状とする以外は、上記第2実施形態の電池A2における負極板2の場合と同様にして、負極板60を作製した。
〔積層電極体の作製〕
上記正極板50および負極板60を用いる以外は上記第2実施形態の電池A2における積層電極体の場合と同様にして積層電極体を作製し(図示省略)、上記位置合せ用の延出片51P、61Pを用いる以外は上記第2実施形態の電池A2における積層電極体の場合と同様にして、積層電極体における積層ズレの有無を検査した。
この検査においては、矩形状の延出片51P、61Pの先端縁を検出するようにし、位置ズレの有無の判断は上記第2実施形態の電池A2の場合と同様にして行った。
上記のようにして作製および検査した積層電極体を用いる以外は、上記第2実施形態の電池A2の場合と同様にして、電池A3を作製した。
上記第3実施形態の電池A3における位置合せ用の延出片51P、61Pは、上記第1実施形態の電池A1における位置合せ用の貫通部11S、12Sないし上記第2実施形態の電池A2における位置合せ用の貫通部31S、41Sとほぼ同等に機能することができる。ただし、第3実施形態の電池A3の構成によれば、第1実施形態の電池A1ないし第2実施形態の電池A2の構成に比して、位置合せ用の延出片51P、61Pが正負極集電タブ51、61とは別個に独立して正負極板50、60から延出する構成となっているため、正負極集電タブ51、61は部分的に欠損させることなく矩形状に成形することができるという利点がある。
〔その他の事項〕
(1)上記第1ないし第3実施形態においては、位置合せ用の貫通部11S、12S、31S、41Sないし位置合せ用の延出片51P、61Pが、正極板1、30、50および負極板2、40、60の両方に形成されていたが、位置合せ用の貫通部ないし位置合せ用の延出片は正極および負極のいずれか一方のみに形成するようにしてもよい。ただし、正極および負極の両方に形成するほうが積層ズレの有無をより十全に検査できて望ましい。また、上述の通り、セパレータの端縁が負極の端縁よりも外側へ大きく延出するように成形される場合にはこれら両端縁の位置で位置ズレを検知し難くなることから、この場合に少なくとも負極の当該端縁に位置合せ用の貫通部ないし位置合せ用の延出片を形成することが望ましい。
(2)上記第3実施形態においては、位置合せ用の延出片51P、61Pが正極板50および負極板60の集電側端縁にそれぞれ形成されていたが、位置合せ用の延出片は正負極板における集電側端縁以外の端縁に形成するようにしてもよい。ただし、上述の通り、集電側端縁以外の端縁の場合には、対応するセパレータの端縁と揃えるように成形することで、当該端縁における位置ズレの有無を外部から容易に検知することができ、また、特に極板(正極板または負極板)が袋状セパレータに収容される構成の場合には、集電側端縁以外の端縁の位置ズレの有無を検知することがほぼ不要となる。このため、位置合せ用の延出片は正負極板における少なくとも集電側端縁に形成することが望ましい。
(3)上記第1ないし第2実施形態においては、位置合せ用の貫通部11S、12S、31S、41Sが、正負極集電タブ11、12、31、41の端縁を段差が形成されるように部分的に欠損させた切欠となっていたが、位置合せ用の貫通部としてはこれ以外にも、例えば図15に示すように、集電タブ(正極集電タブないし負極集電タブ)71の端縁より内側に穿設した開口(貫通孔)としてもよい。同図に示す例においては、集電タブ71を矩形状とし、集電タブ71の延出高さ方向に延びる両側縁部のうちの内側縁部(図15では右側縁部)から集電タブ71の中央側へ若干(1〜数mm程度)の間隔をおいて、セパレータの集電側端縁の位置に揃うように下端からL37の高さ位置より上方に、高さL38=3mm、幅L39=2mmの矩形の開口(貫通孔)を穿孔することにより位置合せ用の貫通部71Sが形成されている。この位置合せ用の貫通部71S以外の点では、上記第2実施形態の場合と同様の構成となっている。
上記開口(貫通孔)とした貫通部71Sの場合、上記第1ないし第2実施形態における切欠とした貫通部11S、12S、31S、41Sの場合と同様に、貫通部71Sの基端側端縁(図15では下端縁)71Cがセパレータの集電側端縁よりも突出しているかどうかを検出することにより、積層ズレの検査を行うことができる。ただし、上記第1ないし第2実施形態における切欠とした貫通部11S、12S、31S、41Sに比して、貫通部71Sの形成位置付近がより破損し難いといった利点もある一方、形成の容易性(加工性)等の点ではやや劣るきらいがある。
(4)上記第1ないし第3実施形態においては、積層電極体10の積層ズレの検査を、積層電極体10を絶縁テープ26で接続して固定する工程と、集電部を整形・接続する工程との間で行うようにしていたが、例えば、極板の積層中すなわち積層電極体作製工程の途中(例えば正極、負極およびセパレータを積層していく段階や、積層した後であって絶縁テープ等の固定手段で固定する前の段階)で行うようにしてもよい。換言すれば、集電部の整形・接続の工程に入った後では積層ズレの修正が困難であるが、それ以前の段階であれば、任意の1回または2回以上の時機に積層ズレの検査を行うことができる。ただし、積層電極体の全体において十分に積層ズレの有無を検査するには、積層終了後または固定手段で固定した後に積層ズレの検査を行うほうが望ましい。また、例えば、集電部の整形・接続の工程に入った後であっても積層ズレの検査を行うようにしてもよい。
また、例えば、袋状セパレータの作製段階で、収容された極板の集電側端縁における位置ズレの有無を検査するようにしてもよい。
(5)上記第1ないし第3実施形態においては、外装体として、ラミネートフィルム17で構成した外装体18が用いられていたが、外装体としては、ラミネート外装体以外にも任意のものが使用でき、例えば電池缶等も使用できる。ただし、ラミネート外装体を用いた場合には、例えば正負極板がセパレータより突出していると、ラミネート外装体の絶縁層を突き破って金属層と接触することにより短絡の原因となる虞があり、したがってこのような正負極板の突出を位置合せ用の貫通部ないし延出片で容易に検出し得るようにした本発明の効果が特に発揮される。
ラミネート材としては、例えば、
金属層としてアルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス等を、
内層(電池内側)としてポリエチレン、ポリプロピレン等を、
外層(電池外側)としてナイロン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、PET/ナイロンの積層膜等を、
それぞれ用いて構成されるものが挙げられる。
(6)正極活物質としては、上記コバルト酸リチウムに限定されるものではなく、コバルト−ニッケル−マンガン、アルミニウム−ニッケル−マンガン、アルミニウム−ニッケル−コバルト等のコバルト、ニッケル或いはマンガンを含むリチウム複合酸化物や、スピネル型マンガン酸リチウム等でも構わない。
(7)負極活物質としては、天然黒鉛、人造黒鉛等の黒鉛以外にも、グラファイト・コークス・酸化スズ・金属リチウム・珪素・及びそれらの混合物等、リチウムイオンを挿入脱離できうるものであれば構わない。
(8)電解液としても特に本実施例で示したものに限定されるものではなく、リチウム塩としては例えばLiBF、LiPF、LiN(SOCF、LiN(SO、LiPF6―x(C2n+1[但し、1<x<6、n=1又は2]等が挙げられ、これらの1種もしくは2種以上を混合して使用できる。支持塩の濃度は特に限定されないが、電解液1リットル当り0.8〜1.8モルが望ましい。また、溶媒種としては上記ECやMEC以外にも、プロピレンカーボネート(PC)、γ−ブチロラクトン(GBL)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)等のカーボネート系溶媒が好ましく、更に好ましくは環状カーボネートと鎖状カーボネートの組合せが望ましい。
本発明は、広汎な用途に適用することができ、特に大型の積層電極体を備える積層式電池として、例えばロボットや電気自動車等に搭載される動力、バックアップ電源などの高出力用途の電源に好適に適用することができる。
1:正極
11:正極集電タブ
11S:位置合せ用の貫通部
3:袋状セパレータ
3a:セパレータ
L3:正極集電タブの貫通部未形成位置における幅
L12:位置合せ用の貫通部の幅

Claims (28)

  1. 正極集電タブが延出する正極と負極集電タブが延出する負極とがセパレータを介して交互に積層された積層電極体を備える積層式電池であって、
    前記正極集電タブおよび前記負極集電タブのうちの少なくとも一方に、厚さ方向に貫通する位置合せ用の貫通部が形成され、
    前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に沿った延出高さ位置において前記位置合せ用の貫通部が形成されていない位置である貫通部未形成位置における前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に直交する方向の幅が50mm以上であり、
    前記位置合せ用の貫通部の、前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に直交する方向の幅が、前記貫通部未形成位置における前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に直交する方向の幅の10%以下であり、
    前記位置合せ用の貫通部における前記積層電極体側端縁が、前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に沿った延出高さ位置において、対向するセパレータの集電側端縁から±1mmの範囲内に形成されていることを特徴とする積層式電池。
  2. 前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブが折り曲げて正極集電端子および負極集電端子に接合され、この折り曲げ位置よりも前記積層電極体側の位置に前記位置合せ用の貫通部が形成されている、請求項1に記載の積層式電池。
  3. 前記セパレータが袋状に構成され、この袋状のセパレータ内に前記正極または前記負極が収容されている、請求項1または請求項2に記載の積層式電池。
  4. 前記正極、前記負極および前記袋状のセパレータが方形状であり、前記正極が前記袋状のセパレータの内部に収容され、前記負極集電タブに前記位置合せ用の貫通部が形成され、前記負極の集電側端縁を除く3端縁が前記袋状のセパレータの集電側端縁を除く3端縁と実質的に同一線上に位置するように配置されている、請求項3に記載の積層式電池。
  5. 前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの厚みが0.03mm以下である、請求項1から請求項4のいずれかに記載の積層式電池。
  6. 前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブのうち、同極性のもの同士が、平面視で重なる位置に配置されている、請求項1から請求項5のいずれかに記載の積層式電池。
  7. 正極集電タブが延出する正極と負極集電タブが延出する負極とがセパレータを介して交互に積層された積層電極体を備える積層式電池であって、
    前記正極および前記負極のうちの少なくとも一方に、端縁から部分的に延出する位置合せ用の延出片が集電側端縁に形成されていることを特徴とする積層式電池。
  8. 前記位置合せ用の延出片の先端が、該延出片の延出方向に沿った延出高さ位置において、対向するセパレータの端縁から±1mmの範囲内にくるように形成されている、請求項7に記載の積層式電池。
  9. 前記位置合せ用の延出片の延出方向に直交する方向の幅が1〜10mmである、請求項7または請求項8に記載の積層式電池。
  10. 前記セパレータが袋状に構成され、この袋状のセパレータ内に前記正極または前記負極が収容されている、請求項7から請求項9のいずれかに記載の積層式電池。
  11. 前記正極、前記負極および前記袋状のセパレータが方形状であり、前記正極が前記袋状のセパレータの内部に収容され、前記負極の集電側端縁に前記位置合せ用の延出片が形成され、前記負極の集電側端縁を除く3端縁が前記袋状のセパレータの集電側端縁を除く3端縁と実質的に同一線上に位置するように配置されている、請求項10に記載の積層式電池。
  12. 積層された前記正極または前記負極のうち、同極性のものにおける位置合せ用の延出片同士が、平面視で重なる位置に配置されている、請求項7から請求項11のいずれかに記載の積層式電池。
  13. 正極集電タブが延出する正極と負極集電タブが延出する負極とをセパレータを介し交互に積層して積層電極体を作製する積層電極体作製工程を有する積層式電池の製造方法であって、
    前記正極集電タブおよび前記負極集電タブのうちの少なくとも一方に、厚さ方向に貫通する位置合せ用の貫通部を形成し、
    前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に沿った延出高さ位置において前記位置合せ用の貫通部が形成されていない位置である貫通部未形成位置における前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に直交する方向の幅が50mm以上であり、
    前記位置合せ用の貫通部の、前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に直交する方向の幅が、前記貫通部未形成位置における前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に直交する方向の幅の10%以下であり、
    前記位置合せ用の貫通部で前記正極または前記負極の端縁と前記セパレータの端縁との間の位置ズレの有無を前記積層電極体作製工程における前記積層電極体の完成後に検査するようにすることを特徴とする積層式電池の製造方法。
  14. 前記位置ズレの有無の検査を、一方面側または他方面側からレーザで前記位置合せ用の貫通部を検出することにより行う、請求項13に記載の積層式電池の製造方法。
  15. 前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブが折り
    曲げて正極集電端子および負極集電端子に接合され、この折り曲げ位置よりも前記積層電極体側の位置に前記位置合せ用の貫通部が形成されている、請求項13または請求項14に記載の積層式電池の製造方法。
  16. 前記位置合せ用の貫通部における前記積層電極体側端縁を、前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの延出方向に沿った延出高さ位置において、対向するセパレータの集電側端縁から±1mmの範囲内に形成する、請求項13から請求項15のいずれかに記載の積層式電池の製造方法。
  17. 前記セパレータを袋状に構成し、この袋状のセパレータ内に前記正極または前記負極を収容する、請求項13から請求項16のいずれかに記載の積層式電池の製造方法。
  18. 前記正極、前記負極および前記袋状のセパレータを方形状に成形し、前記正極を前記袋状のセパレータの内部に収容し、前記負極集電タブに前記位置合せ用の貫通部を形成し、
    前記負極の集電側端縁を除く3端縁が前記袋状のセパレータの集電側端縁を除く3端縁と実質的に同一線上に位置するように配置する、請求項17に記載の積層式電池の製造方法。
  19. 前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブの厚みが0.03mm以下である、請求項13から請求項18のいずれかに記載の積層式電池の製造方法。
  20. 前記位置合せ用の貫通部が形成された前記正極集電タブまたは前記負極集電タブのうち、同極性のもの同士を、平面視で重なる位置に配置する、請求項13から請求項19のいずれかに記載の積層式電池の製造方法。
  21. 正極集電タブが延出する正極と負極集電タブが延出する負極とをセパレータを介し交互に積層して積層電極体を作製する積層電極体作製工程を有する積層式電池の製造方法であって、
    前記正極および前記負極のうちの少なくとも一方に、端縁から部分的に延出する位置合せ用の延出片を形成し、
    前記位置合せ用の延出片で前記正極または前記負極の端縁と前記セパレータの端縁との間の位置ズレの有無を前記積層電極体作製工程における前記積層電極体の完成後に検査するようにすることを特徴とする積層式電池の製造方法。
  22. 前記位置ズレの有無の検査を、一方面側または他方面側からレーザで前記位置合せ用の延出片を検出することにより行う、請求項21に記載の積層式電池の製造方法。
  23. 前記位置合せ用の延出片を、前記正極および前記負極のうちの少なくとも一方における集電側端縁に形成する、請求項21または請求項22に記載の積層式電池の製造方法。
  24. 前記位置合せ用の延出片の先端を、該延出片の延出方向に沿った延出高さ位置において、対向するセパレータの端縁から±1mmの範囲内にくるように形成する、請求項21から請求項23のいずれかに記載の積層式電池の製造方法。
  25. 前記位置合せ用の延出片の延出方向に直交する方向の幅が1〜10mmである、請求項21から請求項24のいずれかに記載の積層式電池の製造方法。
  26. 前記セパレータを袋状に構成し、この袋状のセパレータ内に前記正極または前記負極を収容する、請求項21から請求項25のいずれかに記載の積層式電池の製造方法。
  27. 前記正極、前記負極および前記袋状のセパレータを方形状に成形し、前記正極を前記袋状のセパレータの内部に収容し、前記負極の集電側端縁に前記位置合せ用の延出片を形成し、前記負極の集電側端縁を除く3端縁が前記袋状のセパレータの集電側端縁を除く3端縁と実質的に同一線上に位置するように配置する、請求項26に記載の積層式電池の製造方法。
  28. 積層された前記正極または前記負極のうち、同極性のものにおける位置合せ用の延出片同士を、平面視で重なる位置に配置する、請求項21から請求項27のいずれかに記載の積層式電池の製造方法。
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