JP6158022B2 - 回転電機、及び車輌 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、回転電機、及びこれを用いた車輌に関する。
横方向磁束型の回転電機は、回転軸を中心に回転可能な回転子と回転子の外周を覆って設けられた固定子を備える。固定子は回転子と同軸に巻かれた巻線とそれを取り囲み円周上に分割して配置された複数のU字型の固定子鉄心を備える。この固定子鉄心はU字の両端に磁極部を有している。回転子は固定子鉄心の磁極部に対向するように円周上に交互に配置された永久磁石と鉄心を備える。このような回転電機では、巻線に電流を供給することでトルクを発生させる。
しかしながら、従来の横方向磁束型回転電機では、永久磁石と固定子鉄心との間に、回転電機の駆動中にトルクの脈動(トルクリップル)の1つの原因となる吸引力(コギングトルク)が発生する。回転電機を滑らかに駆動するために、このコギングトルクをできる限り小さくすることが望まれている。
特開2012−217312号公報
本発明が解決しようとする課題は、コジングトルクが小さい回転電機、及びこれを用いた車輌を提供することである。
実施形態に係る回転電機は、回転軸を中心として回転方向に巻かれた環状の巻線と、回転方向に所定の間隔を置いて設けられ、それぞれが巻線の一部を取り囲む複数の第1の強磁性体と、を備える固定子と、第1の強磁性体に対して所定の空隙を持って設けられ、回転軸を中心として回転可能な回転子と、を備える。回転子は、回転方向に所定の間隔を置いて設けられた複数の第2の強磁性体と、隣り合う第2の強磁性体の間に回転方向に磁界を形成する磁界形成部とを備える。回転電機は、隣り合う第2の強磁性体の間に設けられ複数の第2の強磁性体の内周側に位置する。
第1の実施形態に係る回転電機を概略的に示す斜視図。 図1に示した回転子及び固定子の断面斜視図。 図1に示した回転子及び固定子の正面図。 第1の実施形態に係る駆動要素を概略的に示す斜視図。 図4に示した回転子及び固定子の断面斜視図。 (a)及び(b)は図4に示した回転子及び固定子の部分断面図。 第2の実施形態に係る回転電機を概略的に示す斜視図。 図7に示した回転子及び固定子の断面斜視図。 図7に示した回転子及び固定子の正面図。 第2の実施形態に係る駆動要素を概略的に示す斜視図。 図10に示した回転子及び固定子の断面斜視図。 (a)及び(b)は図10に示した回転子及び固定子の部分断面図。 第3の実施形態に係る回転電機駆動系を概略的に示すブロック図。 図13に示した駆動回路部の構成例を示すブロック図。 図14に示した電機子巻線に流れる電流の一例を示すグラフ。 図14に示した電機子巻線に流れる電流の他の例を示すグラフ。 第4の実施形態に係る車輌の一例を概略的に示すブロック図。 第4の実施形態に係る車輌の他の例を概略的に示すブロック図。 第4の実施形態に係る車輌のさらに他の例を概略的に示すブロック図。 第4の実施形態に係る車輌のさらにまた他の例を概略的に示すブロック図。 比較例に係る回転子及び固定子の部分断面図。
以下、図面を参照しながら実施形態を説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る横方向磁束型の回転電機10を概略的に示す斜視図である。回転電機10は、図1に示すように、回転軸5、及び回転軸5を回転駆動する複数の(図1では3つの)駆動要素1を備える。これらの駆動要素1は、回転軸5が延伸する方向である軸方向に配置されている。駆動要素1の各々は固定子2及び回転子3を含む。また、3つの駆動要素1は、回転方向の相対位置(位相)関係において、固定子2または回転子3(図1では回転子3)が各駆動要素1間で回転方向に所定の位相差を持たせて設けられている。回転電機10は、駆動要素1を収容する円筒形状の筐体(図示せず)をさらに備え、回転軸5は、筐体に設けられている1対の軸受けによって回転自在に支持されている。
図2では、回転軸5を通り且つこの回転軸5に平行な仮想面に沿う回転電機10の断面が示されている。以下では、断面とは、回転軸5を通り且つ回転軸5に平行な仮想平面での断面、すなわち、回転子3の回転方向に垂直な方向に沿った断面を指す。図2に示すように、回転子3は、回転軸5に取り付けられ、回転軸5を介して互いに連結されている。
回転子3は、回転軸5周りに固定子2(後述の複数の固定子鉄心)に対して相対的に回転可能である。固定子2間には非磁性体の連結部材(図示せず)が設けられ、これら連結部材を介して固定子2は互いに連結されている。固定子2は筐体に固定されている。各駆動要素1では、回転子3及び固定子2(後述の固定子鉄心)は、軸方向に垂直な方向である径方向に、空隙を介して対向している。本実施形態では、回転子3は固定子2の内側に位置している。
図3は、回転子及び固定子の概略を示す正面図である。駆動要素1は、固定子2と、この固定子2の内周に所定の空隙dを隔てて設けられた回転子3とを備えている。
固定子2は、回転軸5の中心から所定の距離(r1)だけ離れた円筒上に、円周方向(回転方向)に巻かれた環状の巻線4と、円周方向(回転方向)に所定の間隔を置いて巻線4の一部を取り囲むように配置された複数の固定子鉄心(第1の強磁性体)21を備える。
回転子3は、回転軸5の中心から所定の距離(r3)だけ離れた円筒上に、円周方向(回転方向)に所定の間隔を置いて配置された複数の回転子鉄心(第2の強磁性体)31と、3つの連続して隣り合う回転子鉄心31において、1番目と2番目の回転子鉄心31の間に第1の磁界形成部32Aと、2番目と3番目の回転子鉄心31の間に第2の磁界形成部32Bを備えている。回転子鉄心31は内周側を非磁性体の環状部材33に連結されている。
図4は、第1の実施形態に係る駆動要素を概略的に示す斜視図である。3つの連続して隣り合う回転子鉄心31において、1番目と2番目の回転子鉄心31の間に第3の磁界形成部32Cを備え、第1の磁界形成部32Aと第3の磁界形成部32Cは軸方向に対向しており、2番目と3番目の回転子鉄心31の間に第4の磁界形成部32Dを備え、第2の磁界形成部32Bと第4の磁界形成部32Dは軸方向に対向している。
図5は、回転子及び固定子の概略を示す断面斜視図である。各固定子鉄心21は、U字形状であり、U字の腕の部分に一対の第1の磁極部21A及び第2の磁極部21Bを有する。各固定子鉄心21は第1の磁極部21A及び第2の磁極部21Bにより巻線4の一部を取り囲んでいる。
第1の磁界形成部32Aと第2の磁界形成部32Bは、回転軸5の軸方向の位置を第1の磁極部21Aに対応させて、径方向の第1の磁極部21Aに近い端部に配置されている。回転子3の回転に応じて第1の磁極部21Aと回転子鉄心31が対向する。また、第3の磁界形成部32Cと第4の磁界形成部32Dは、回転軸5の軸方向の位置を第2の磁極部21Bに対応させて、径方向の第2の磁極部21Bに近い端部に配置されている。回転子3の回転に応じて第2の磁極部21Bと回転子鉄心31が対向する。
図6(a)、(b)及び(c)は、回転子3の回転に応じて固定子鉄心21と回転子鉄心32が対向する状態となった時点について例示して説明するものであって、それぞれ図4の駆動要素1のA−A断面図、B−B断面図及びC−C断面図である。
第1の磁界形成部32Aと第2の磁界形成部32Bは、隣り合う回転子鉄心31の側面に例えば接着部材(図示せず)を介して接着固定された永久磁石である。第1の磁界形成部32Aと第2の磁界形成部32Bは、回転方向(それぞれ矢印1032Aと1032Bの向き)に磁界を形成することで磁束を流す。矢印1032Aと1032Bは互いに回転方向に逆向きである。このとき、第1の磁界形成部32Aと第2の磁界形成部32Bを介して固定子鉄心21と回転子鉄心31との間で閉じた磁気回路51Aと52Aを形成する。また、第3の磁界形成部32Cと第4の磁界形成部32Dは、隣り合う回転子鉄心31の側面に例えば接着部材(図示せず)を介して接着固定された永久磁石である。第3の磁界形成部32Cと第2の磁界形成部32Dは、回転方向(それぞれ矢印1032Cと1032Dの向き)に磁束を流し、矢印1032Cと1032Dは互いに回転方向に逆向きである。このとき、第3の磁界形成部32Cと第4の磁界形成部32Dを介して固定子鉄心21と回転子鉄心31との間で閉じた磁気回路51Bと52Bを形成する。加えて、矢印1032Aと1032Cが逆向きで、矢印1032Bと1032Dが逆向きのため、回転子鉄心31には強力な磁束が流れる。
なお、第1乃至第4の磁界形成部32A、32B、32C、32Dは、各々が隣り合う回転子鉄心31の側面に対して略垂直な磁化方向を有することが好ましいが、第1の磁界形成部32Aが形成する磁界と第2の磁界形成部32Bが形成する磁界が回転子鉄心31において反発して径方向の外周側(回転子3から固定子2)に向かう磁界が形成されればよい。同様に第3の磁界形成部32Cが形成する磁界と第4の磁界形成部32Dが形成する磁界が回転子鉄心31において反発して径方向の内周側(固定子2から回転子3)に向かう磁界が形成されればよい。
なお、第1乃至第4の磁界形成部32A、32B、32C、32Dは、予め着磁された永久磁石を用いることもできるし、磁界を形成するものであればよい。例えば鉄心と巻線を組み合わせた部材を用いることで巻線に電流を供給して磁界を発生させることもできる。
従来の横方向磁束型回転電機では、図21に示されるように磁界形成部232は矢印1232の方向(径方向)に磁界を形成し、磁束は磁界形成部232、回転子鉄心231、空隙262、固定子鉄心252、空隙262、磁界形成部232の磁気回路252に沿って流れる。つまり、非通電時でも磁界形成部232の磁界が固定子鉄心252に作用して、コギングトルクが発生する。通電時はその駆動電流に相当するトルクが発生するが、その中には、コギングトルクと同じ原因で発生するトルクの脈動分(トルクリップル)が存在する。回転時にその脈動分により回転のうねりが生じるが、一般的に高速回転時には脈動分により生じるうねりは小さい。また、コギングトルクが小さければ、一般的にその脈動分は小さく抑えられ、低速時の滑らかな回転を行うためには、コギングトルクが小さくなるように、モータを設計することが重要である。
次に、図6(a)、(b)及び(c)を参照して、各駆動要素1が非通電時にコギングトルクを抑えつつ、通電時に大きいトルクを発生するメカニズムについて説明する。 巻線4に通電しない場合、固定子鉄心21と回転子鉄心31は磁気飽和(鉄心内部の磁化量が最大となること)への進行が進まず、第1の磁界形成部32Aと第2の磁界形成部32Bによる磁束のほとんどは鉄心経路が大部分を占める磁気回路51Aに沿って流れ、大きな空隙を経路に含む磁気回路52Aにはほとんど流れない。また、第3の磁界形成部32Cと第4の磁界形成部32Dによる磁束のほとんどは鉄心経路が大部分を占める磁気回路51Bに沿って流れ、大きな空隙を経路に含む磁気回路52Bにはほとんど流れない。この時、磁気回路51Aと51Bに沿って流れる磁束は固定子2には作用せず、コギングトルクは発生しない。
巻線4に通電する場合、その電流に起因する磁束が固定子鉄心21と回転子鉄心31を経路とする磁気回路53に沿って流れ、固定子鉄心21と回転子鉄心31の磁気飽和への進行が進み、その電流の大きさに応じて顕著になる。磁気飽和になれば、磁束の流れやすさは空隙とほぼ同等となり、第1の磁界形成部32Aと第2の磁界形成部32Bによる磁束は磁気回路52Aのように、第3の磁界形成部32Cと第4の磁界形成部32Dによる磁束は磁気回路52Bのように小さい経路に沿って流れるようになる。この磁気回路52A及び52Bに沿って流れる磁束が磁気回路53に沿って流れる磁束と相互作用することによって、トルクが発生する。
また、巻線4に通電しない場合に、空隙61(隣り合う回転子鉄心31の間)と空隙62(固定子鉄心21と回転子鉄心31の間)の大きさの割合で、磁気回路51Aと51B及び磁気回路52Aと52Bに沿って流れる磁束量の割合がおおよそ決まる。空隙61は径方向rの外側に向けて広がっており、g(r)=g+(r−r)tan(θ)と簡略化できる(gは空隙61の最も内径側の空隙長を、θは径方向と回転子鉄心31の長辺との成す角を表し、g(r)の最小値は非磁性の環状部材33と接する部分でr=r、最大値は磁界形成部32Aと接する部分でr=rとする)。径方向rにおける微小区間drから径方向に直交して磁束が空隙611に沿って流れるならば、その部分の単位軸長あたりの磁気抵抗はg(r)cos(θ)/(μdr)と表せる(μは真空の透磁率を表す)。空隙611は径方向r=r〜rまで並列になっており、回転子鉄心31の磁気抵抗の大きさが無視できるとすれば、rについて積分することで空隙61の磁気抵抗Rm1は、sinθ/μln(g−g)となる(gはg(r)を表す)。
一方、磁気回路52Aと52Bでは、回転位置によって異なるが、少なくとも空隙長dを2か所含むため、その磁気抵抗Rm2は高くても2d/μtである(tは回転子鉄心31の周方向の厚さの半分)。したがって、磁気抵抗Rm1<<Rm2と設計すれば、巻線4に通電しない場合に、磁界形成部32Aの磁束はほとんど磁気回路51Aを流れる。
また、より単純化して考えるならば、g<<dと設計するのとほぼ同様である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る回転電機は、回転子鉄心が磁性体の環状部材に連結されている点が第1の実施形態と異なる。
図7は、第2の実施形態に係る横方向磁束型の回転電機110を概略的に示す斜視図である。回転電機110は、図7に示すように、回転軸105、及び回転軸105を回転駆動する複数の(図7では3つの)駆動要素101を備える。これらの駆動要素101は、回転軸105が延伸する方向である軸方向に配置されている。駆動要素101の各々は固定子102及び回転子103を含む。また、3つの駆動要素101は、回転方向の相対位置(位相)関係において、固定子102または回転子103(図7では回転子103)が各駆動要素101間で回転方向に所定の位相差を持たせて設けられている。回転電機110は、駆動要素101を収容する円筒形状の筐体(図示せず)をさらに備え、回転軸105は、筐体に設けられている1対の軸受けによって回転自在に支持されている。
図8では、回転軸105を通り且つこの回転軸105に平行な仮想面に沿う回転電機110の断面が示されている。以下では、断面とは、回転軸105を通り且つ回転軸105に平行な仮想平面での断面、すなわち、回転子103の回転方向に垂直な方向に沿った断面を指す。図8に示すように、回転子103は、回転軸105に取り付けられ、回転軸105を介して互いに連結されている。回転子103は、回転軸105周りに回転可能である。固定子102間には非磁性体の連結部材(図示せず)が設けられ、これら連結部材を介して固定子102は互いに連結されている。固定子102は筐体に固定されている。各駆動要素101では、回転子103及び固定子102は、軸方向に垂直な方向である径方向に、空隙を介して対向している。本実施形態では、回転子103は固定子102の内側に位置している。
図9は、回転子及び固定子の概略を示す正面図である。駆動要素101は、固定子102と、この固定子102の内周に所定の空隙dを隔てて設けられた回転子103とを備えている。
固定子102は、回転軸105の中心から所定の距離(r1)だけ離れた円筒上に、円周方向(回転方向)に巻かれた環状の巻線104と、円周方向(回転方向)に所定の間隔を置いて巻線104の一部を取り囲むように配置された複数の固定子鉄心(第1の強磁性体)121を備える。
回転子103は、回転軸105の中心から所定の距離(r3)だけ離れた円筒上に、円周方向(回転方向)に所定の間隔を置いて配置された複数の回転子鉄心(第2の強磁性体)131と、3つの連続して隣り合う回転子鉄心131において、1番目と2番目の回転子鉄心131の間に第1の磁界形成部132Aと、2番目と3番目の回転子鉄心131の間に第2の磁界形成部132Bを備えている。回転子鉄心131は内周側を強磁性体の環状部材133(第3の強磁性体)に連結されている。
図10は、第2の実施形態に係る駆動要素を概略的に示す斜視図である。3つの連続して隣り合う回転子鉄心131において、1番目と2番目の回転子鉄心131の間に第3の磁界形成部132Cを備え、第1の磁界形成部132Aと第3の磁界形成部132Cは軸方向に対向しており、2番目と3番目の回転子鉄心131の間に第4の磁界形成部132Dを備え、第2の磁界形成部132Bと第4の磁界形成部132Dは軸方向に対向している。
図11は、回転子及び固定子の概略を示す断面斜視図である。各固定子鉄心121は、U字形状であり、U字の腕の部分に一対の第1の磁極部121A及び第2の磁極部121Bを有する。各固定子鉄心121は第1の磁極部121A及び第2の磁極部121Bにより巻線104の一部を取り囲んでいる。
第1の磁界形成部132Aと第2の磁界形成部132Bは、回転軸105の軸方向の位置を第1の磁極部121Aに対応させて、第1の磁極部121Aに近い端部に配置されている。回転子103の回転に応じて第1の磁極部121Aと回転子鉄心131が対向する。また、第3の磁界形成部132Cと第4の磁界形成部132Dは、回転軸105の軸方向の位置を第2の磁極部121Bに対応させて、第2の磁極部121Bに近い端部に配置されている。回転子103の回転に応じて第2の磁極部121Bと回転子鉄心131が対向する。
図12(a)、(b)及び(c)は、回転子103の回転に応じて固定子鉄心121と回転子鉄心132が対向する状態となった時点について例示して説明するものであって、それぞれ図10の駆動要素101のA−A断面図、B−B断面図及びC−C断面図である。
第1の磁界形成部132Aと第2の磁界形成部132Bは、隣り合う回転子鉄心131の側面に例えば接着部材(図示せず)を介して接着固定された永久磁石である。第1の磁界形成部132Aと第2の磁界形成部132Bは、回転方向(それぞれ矢印1132Aと1132Bの向き)に磁界を形成することで磁束を流す。矢印1132Aと1132Bは互いに回転方向に逆向きである。このとき、第1の磁界形成部132Aと第2の磁界形成部132Bを介して固定子鉄心121と回転子鉄心131との間で閉じた磁気回路151Aと152Aを形成する。また、第3の磁界形成部132Cと第4の磁界形成部132Dは、隣り合う回転子鉄心131の側面に例えば接着部材(図示せず)を介して接着固定された永久磁石である。第3の磁界形成部132Cと第2の磁界形成部132Dは、回転方向(それぞれ矢印1132Cと1132Dの向き)に磁束を流し、矢印1132Cと1132Dは互いに周方向に逆向きである。このとき、第3の磁界形成部132Cと第4の磁界形成部132Dを介して固定子鉄心121と回転子鉄心131との間で閉じた磁気回路151Bと152Bを形成する。加えて、矢印1132Aと1132Cが逆向きで、矢印1132Bと1132Dが逆向きのため、回転子鉄心131には強力な磁束が流れる。
なお、第1乃至第4の磁界形成部132A、132B、132C、132Dは、各々が隣り合う回転子鉄心131の側面に対して略垂直な磁化方向を有することが好ましいが、第1の磁界形成部132Aが形成する磁界と第2の磁界形成部132Bが形成する磁界が反発して径方向の外周側(回転子103から固定子102)に向かう磁界が形成されればよい。同様に第3の磁界形成部132Cが形成する磁界と第4の磁界形成部132Dが形成する磁界が反発して径方向の内周側(固定子102から回転子103)に向かう磁界が形成されればよい。
なお、第1乃至第4の磁界形成部132A、132B、132C、132Dは、予め着磁された永久磁石を用いることもできるし、磁界を形成するものであればよい。例えば鉄心と巻線を組み合わせた部材を用いることで巻線に電流を供給して磁界を発生させることもできる。
次に、図12(a)、(b)及び(c)を参照して、各駆動要素101が非通電時にコギングトルクを抑えつつ、通電時に大きいトルクを発生するメカニズムについて説明する。
巻線104に通電しない場合、固定子鉄心121、回転子鉄心131及び磁性体の環状部材133は磁気飽和への進行が進まず、第1の磁界形成部132Aと第2の磁界形成部132Bによる磁束のほとんどは鉄心経路が全区間を占める磁気回路151Aに沿って流れ、大きな空隙を経路に含む磁気回路152Aにはほとんど流れない。また、第3の磁界形成部132Cと第4の磁界形成部132Dによる磁束のほとんどは鉄心経路が全区間を占める磁気回路151Bに沿って流れ、大きな空隙を経路に含む磁気回路152Bにはほとんど流れない。この時、磁気回路151Aと151Bに沿って流れる磁束は固定子102には作用せず、コギングトルクは発生しない。
第1の実施形態と比較して、磁性体の環状部材133があるために、磁気回路151Aと151Bは磁気回路51Aと51Bに比較して小さな磁気回路となり、磁界形成部132A、132B、132C、132Dによる磁束がより流れやすい。そのため、磁気回路152Aと152Bに沿って流れる磁束がより少なくなり、その結果、コギングトルクをより小さくできる。
巻線104に通電する場合、その電流に起因する磁束が固定子鉄心121、回転子鉄心131及び磁性体の環状部材133を経路とする磁気回路153に沿って流れ、固定子鉄心121、回転子鉄心131及び磁性体の環状部材133の磁気飽和への進行が進み、その電流の大きさに応じて顕著になる。磁気飽和になれば、磁束の流れやすさは空隙とほぼ同等となり、第1の磁界形成部132Aと第2の磁界形成部132Bによる磁束は磁気回路152Aのように、第3の磁界形成部132Cと第4の磁界形成部132Dによる磁束は磁気回路152Bのように小さい経路に沿って流れるようになる。この磁気回路152A及び152Bに沿って流れる磁束が磁気回路153に沿って流れる磁束と相互作用することによって、トルクが発生する。
なお、第1の実施形態と比較すれば、磁性体の環状部材133が回転子鉄心131と接しているため、磁気回路151Aと151Bでは空隙を含まず、磁気抵抗は極めて小さい。そのため、巻線104に通電しない場合、そのほぼ全ての磁束は磁気回路151Aと151Bに沿って流れる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、回転電機を駆動するシステムについて説明する。
図13は、第3の実施形態に係る回転電機駆動系401を概略的に示している。回転電機駆動系401は、図13に示すように、回転電機402、回転角度検出部403、回転制御部404、及び駆動回路部405を備える。回転電機402は、第1と第2の実施形態のいずれかの実施形態に係る回転電機であり得る。
回転角度検出部403は、回転電機402に含まれる回転子の回転軸周りの回転角度を検出する。一例では、回転角度検出部403は、回転電機402の回転軸に取り付けられた回転角度センサ431の出力信号から回転角度を検出する。他の例では、回転角度検出部403は、駆動回路部405により出力される電圧及び電流と、回転電機402の物理モデルと、を用いて回転角度を検出する。後者の検出方法をセンサレス推定と呼ぶ。
回転制御部404は、回転角度検出部403から出力された回転角度情報(検出信号ともいう)に基づいて駆動回路部405を制御する。具体的には、回転制御部404は、回転角度情報と実装された回転制御アルゴリズムとに基づいて駆動回路部405に印加すべき電圧を決定し、この電圧を駆動回路部405に供給する。
駆動回路部405は、回転制御部404からの電圧供給及び図示しない電源装置からの電源供給を受け、回転電機402の電機子巻線に電流を供給する。例えば、回転電機402が第1の実施形態で説明した回転電機10(図1)である場合、電機子巻線は固定子2の巻線4に対応する。電流の供給により回転電機402の回転子にトルクが加わり、回転電機402が駆動される。
図14は、駆動回路部405の構成例を概略的に示している。図14に示される駆動回路部405は、スイッチング回路450、及びゲートドライブ回路453を備える。スイッチング回路450は、例えばIGBT(insulated gate bipolar transistor)及びダ
イオードなどを含む複数のスイッチング部451を含む。スイッチング部451は各相の電機子巻線421にブリッジ接続されている。スイッチング部451は、ゲートドライブ回路453からのパルス信号により駆動される。図14では、回転電機402は三相の回転電機(すなわち、図1に示されるような回転子と固定子を含む駆動要素を3つ含む回転電機)であり、電機子巻線は三相結線を想定している。
なお、回転電機402の相数が異なる場合にも、同様にその相数に対応したスイッチング回路450を適用できる。また、電機子巻線421に電力増幅回路(図示せず)を適用してもよい。
図15は、三相結線をした電機子巻線421に流れる電流の一例を示す。図15では、スイッチング回路450を用いたPWM(pulse width modulation)制御を適用した場合、或いは、電力増幅回路(図示せず)の出力を適用した場合における三相電流461を示している。実際は三相電流461にはノイズが含まれるが、図15には、位相が120度ずつ異なる基本波成分のみが示されている。この基本波の周波数に対応した速度で回転子は駆動される。
図16は、三相結線をした電機子巻線421に流れる電流の他の例を示す。図16では、スイッチング回路450を用いたパルス制御を行い、それぞれ位相が120度異なる矩形波状の三相電流471を供給している。
第3の実施形態に係る回転電機駆動系401では、回転子の位置に対して適切な制御系が組まれているので、安定な回転動作が可能になる。さらに、回転角度検出部403がセンサレス推定を行う場合、回転角度センサ431が不要となり、コストが抑えられる。また、回転電機402は相数を任意に設定でき、その相数に応じて、既存の同期モータのPWM制御や、既存のPM(permanent magnet)型又はハイブリッド型のステッピングモータと同様の制御を適用して駆動することが可能である。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、回転電機を備える車輌について説明する。この回転電機は、第1と第2の実施形態のいずれかの実施形態で説明した回転電機であり得る。第4の実施形態に係る車輌の例としては、二輪、三輪、又は四輪のハイブリッド自動車、二輪、三輪、又は四輪の電気自動車、電動アシスト自転車などが挙げられる。
ハイブリッドタイプの車輌は、内燃機関と電池駆動の回転電機とを組み合わせて走行動力源とする。電気自動車は、電池駆動の回転電機を走行原動力とする。車輌の駆動力には、その走行条件に応じ、広範囲な回転数及びトルクの動力源が必要となる。一般的に内燃機関は理想的なエネルギー効率を示すトルク及び回転数が限られているため、それ以外の走行条件ではエネルギー効率が低下する。ハイブリッドタイプの車輌は、内燃機関を最適条件で稼動させて発電するとともに、高効率な回転電機で車輪を駆動することによって、或いは、内燃機関と回転電機の動力を合わせて車輪を駆動することによって、車輌全体のエネルギー効率を向上できる。また、減速時に車輌が持つ運動エネルギーを電力として回生することによって、通常の内燃機関単独走行の車輌と比較して、単位燃料当りの走行距離を飛躍的に増大させることができる。
ハイブリッド自動車は、内燃機関と回転電機の組み合わせ方によって大きく3つに分類することができる。
図17は、一般にシリーズハイブリッド自動車と呼ばれるハイブリッド自動車500を概略的に示している。このハイブリッド自動車500は、図17に示すように、内燃機関501、発電機502、インバータ503、電源504、回転電機505、及び車輪506を備える。回転電機505は、例えば、第1の実施形態に係る回転電機10(図1)である。
ハイブリッド自動車500では、内燃機関501で発生した動力は一旦全て発電機502で電力に変換される。この電力はインバータ503を通じて電源504に蓄えられる。
電源504に蓄えられた電力は、インバータ503を通じて回転電機505に供給され、回転電機505によって車輪506が回転駆動される。このように、シリーズハイブリッド自動車は、電気自動車に発電機が複合されたようなシステムである。内燃機関は高効率な条件で運転でき、電力回生も可能である。その反面、車輪506の駆動は回転電機505によって行われるため、高出力な回転電機505が必要となる。
図18は、パラレルハイブリッド自動車と呼ばれるハイブリッド自動車510を示している。このハイブリッド自動車510は、図18に示すように、内燃機関501、インバータ503、電源504、回転電機507、及び車輪506を備える。回転電機507は、例えば第1の実施形態に係る回転電機10(図1)であり、車輪506の駆動に使用されるとともに、発電機としても利用される。
ハイブリッド自動車510では、車輪506は主に内燃機関501によって駆動される。内燃機関501で発生した動力の一部は、場合によって回転電機507で電力に変換される。この電力はインバータ503を通じて電源504に蓄えられる。負荷が重くなる発進や加速時には、電源504からインバータ503を通じて回転電機507に電力を供給し、回転電機507により駆動力を補助する。ハイブリッド自動車510は、通常の自動車がベースになっており、内燃機関501の負荷変動を少なくして高効率化を図り、電力回生なども合わせて行うシステムである。車輪506の駆動は主に内燃機関501によって行うため、回転電機507の出力は、必要な補助の割合によって任意に決定することができる。比較的小さな回転電機507及び電源504を用いてシステムを構築することができる。
図19は、シリーズ・パラレルハイブリッド自動車と呼ばれるハイブリッド自動車520を示している。ハイブリッド自動車520は、シリーズとパラレルの両方を組み合わせたシステムである。動力分割機構508は、内燃機関501の出力を発電用と車輪駆動用とに分割する。パラレル方式よりもきめ細かくエンジンの負荷制御を行い、エネルギー効率を高めることができる。
図20は、第4の実施形態に係る電気自動車530を概略的に示している。回転電機507は、例えば第1の実施形態に係る回転電機10(図1)であり、車輪506の駆動に使用されるとともに、発電機としても利用される。
電気自動車530では、電源504に蓄えられた電力は、インバータ503を通じて回転電機505に供給され、回転電機507によって車輪506が回転駆動される。回転電機507は、車輪506を駆動する一方で、場合により発電機として機能して電力を生成する。この電力により電源504が充電される。
以上のように、第4の実施形態によれば、上述した実施形態に係る横方向磁束型回転電機を用いた車両が提供される。
以上述べた少なくとも1つの実施形態に係る横方向磁束型回転電機では、隣り合う回転子鉄心31の間に回転方向に磁界を形成する各磁界形成部を設けており,その他方の先端が近接もしくは強磁性体を介して連結されているので、非通電時に磁束が短絡し,コギングトルクを小さくすることができる。
なお、実施形態に係る回転電機は、図1、図7に示したような回転子と固定子との対向面の法線が半径方向となるラジアルギャップモータである例に限らず、回転子と固定子との対向面の法線が軸方向となるアキシャルギャップモータであってもよい。さらに、実施形態に係る回転電機は、図1、図7に示したような回転子が固定子の内側に位置するインナーロータである例に限らず、回転子が固定子の外側に位置するアウターロータであってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10、110…横方向磁束型回転電機、5、105…回転軸、1、101…駆動要素、2、102…固定子、21、121、221…強磁性体、4、104、204…巻線、21A、21B、121A、121B、221A、221B…磁極、3、103…回転子、31、131、133、233…強磁性体、33、233…非磁性体、32A、32B、32C、32D、132A、132B、132C、132D、232A、232B、232C、232D…磁界発生部、51A、51B、52A、52B、151A、151B、152A、152B、252A、252B…磁気回路、1032A、1032B、1032C、1032D、1132A、1132B、1132C、1132D、1232A、1232B、1232C、1232D…矢印(磁化方向)、401…回転電機駆動系、402…回転電機、403…回転角度検出部、404…回転制御部、405…駆動回路部、431…回転角度センサ、450…スイッチング回路、453…ゲートドライブ回路、451…スイッチング部、421…電機子巻線、461、471…三相電流、500、510、520…ハイブリッド自動車、501…内燃機関、502…発電機、503…インバータ、504…電源、505、507…回転電機、506…車輪、508…動力分割機構、530…電気自動車。

Claims (8)

  1. 回転軸を中心として回転方向に巻かれた環状の巻線と、前記回転方向に所定の間隔を置いて設けられ、それぞれが前記巻線の一部を取り囲む複数の第1の強磁性体と、を備える固定子と、
    前記第1の強磁性体に対して所定の空隙を持って設けられ、前記回転軸を中心として回転可能な回転子と、
    を備え、
    前記回転子は、前記回転方向に所定の間隔を置いて設けられた複数の第2の強磁性体と、隣り合う前記第2の強磁性体の間に前記回転方向に磁界を形成する磁界形成部とを備え
    隣り合う前記第2の強磁性体の間に設けられ前記複数の第2の強磁性体の内周側に位置する第3の強磁性体をさらに備える回転電機
  2. 前記第2の強磁性体は、前記回転方向に沿って1番目の第2の強磁性体、2番目の第2の強磁性体、3番目の第2の強磁性体を含み、
    前記磁界形成部は、前記1番目の第2の強磁性体と前記2番目の第2の強磁性体との間に設けられた第1の磁界形成部と、前記第2番目の第2の強磁性体と前記3番目の第2の強磁性体との間に設けられた第2の磁界形成部とを含み、前記第1の磁界形成部と前記第2の磁界形成部とは、前記回転方向であって互いに逆方向に磁界を形成する、請求項1に記載の回転電機
  3. 前記第1の強磁性体または前記第2の強磁性体は、少なくとも一部に磁気的な異方性を有する、請求項1または2に記載の回転電機
  4. 前記回転子と前記固定子の組を前記回転軸の軸方向に複数有し、
    前記回転軸の軸方向に隣り合う2つの前記回転子、または前記回転軸の軸方向に隣り合う2つの前記固定子が、前記回転方向に位相差を有している請求項1乃至のいずれか1項に記載の回転電機
  5. 前記回転子の前記回転軸周りの回転角度を検出して検出信号を生成する検出部と、
    前記巻線に電流を供給する駆動回路部と、
    前記検出信号に基づいて前記駆動回路部を制御する回転制御部と、
    をさらに備える請求項1乃至のいずれか1項に記載の回転電機
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の回転電機を備える車輌。
  7. 回転軸を中心として回転方向に巻かれた環状の巻線と、前記回転方向に所定の間隔を置いて設けられ、それぞれが前記巻線の一部を取り囲む複数の第1の強磁性体と、を備える固定子と、
    前記第1の強磁性体に対して所定の空隙を持って設けられ、前記回転軸を中心として回転可能な回転子と、
    を備え、
    前記回転子は、前記回転方向に所定の間隔を置いて設けられた複数の第2の強磁性体と、隣り合う前記第2の強磁性体の間に前記回転方向に磁界を形成する磁界形成部とを備え、
    隣り合う前記第2の強磁性体の間に設けられ前記複数の第2の強磁性体の内周寄りに位置する第3の強磁性体をさらに備える回転電機。
  8. 回転軸を中心として回転方向に巻かれた環状の巻線と、前記回転方向に所定の間隔を置いて設けられ、それぞれが前記巻線の一部を取り囲む複数の第1の強磁性体と、を備える固定子と、
    前記第1の強磁性体に対して所定の空隙を持って設けられ、前記回転軸を中心として回転可能な回転子と、
    を備え、
    前記回転子は、前記回転方向に所定の間隔を置いて設けられた複数の第2の強磁性体と、隣り合う前記第2の強磁性体の間に前記回転方向に磁界を形成する磁界形成部とを備え、
    隣り合う前記第2の強磁性体の間に設けられ前記回転軸寄りに位置する第3の強磁性体をさらに備える回転電機。
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