JP6156272B2 - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP6156272B2
JP6156272B2 JP2014138963A JP2014138963A JP6156272B2 JP 6156272 B2 JP6156272 B2 JP 6156272B2 JP 2014138963 A JP2014138963 A JP 2014138963A JP 2014138963 A JP2014138963 A JP 2014138963A JP 6156272 B2 JP6156272 B2 JP 6156272B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
valve
fuel cell
fuel
oxidant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014138963A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016018611A (ja
Inventor
豪 平安名
豪 平安名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014138963A priority Critical patent/JP6156272B2/ja
Publication of JP2016018611A publication Critical patent/JP2016018611A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6156272B2 publication Critical patent/JP6156272B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Description

本発明は、燃料電池のアノード側から排出される燃料オフガスを燃料電池に循環させ、燃料オフガスに含まれる燃料ガスを再利用するように構成された燃料電池システムに関する。
従来、燃料電池のアノード側から排出される燃料オフガスを燃料電池に循環させ、燃料オフガスに含まれる燃料ガスを再利用するように構成された燃料電池システムとして、特許文献1に記載のものが知られている。
この燃料電池システムは、酸化オフガス流路(酸化剤オフガス排出流路)における調圧弁の下流側において、酸化ガス流路(酸化剤ガス供給流路)と酸化オフガス流路とをつなぐバイパス流路を備えている。また、酸化剤ガス供給流路とバイパス流路との連結部分に三方弁を備えている。これにより、余剰回生電力をエアコンプレッサで消費させるとともに、燃料電池内への酸化剤ガス(たとえば空気)の流入を遮断して、ドライアップを防止することができる。
特開2013−218789号公報
燃料ガス循環型の燃料電池システムでは、循環にともなって、燃料オフガス中の燃料ガスが消費される一方、窒素などの不純物が増加する。不純物が増加すると発電効率が低下するため、ある段階で排気排水弁(開閉弁)を開にし、燃料オフガスを燃料オフガス流路(燃料オフガス排出流路)に排出する。排出される燃料オフガスには、燃料ガス(たとえば水素)が含まれている。したがって、開閉弁を通じて燃料オフガス排出流路に排出された燃料オフガスは、希釈器にて、酸化剤オフガスや酸化剤ガスにより所定の濃度以下まで希釈され、大気中に排気される。
上記したように、燃料オフガス排出流路に排出される燃料オフガスは、燃料ガスを含んでいるため、燃料オフガス排出流路からのガス漏れを検出する必要がある。従来、燃料ガスセンサを用いて、燃料ガスの漏れを検出する方法が知られている。燃料オフガス排出経路からのガス漏れを1つの燃料ガスセンサによって検出するには、燃料オフガス排出経路の周辺に漏れ出た燃料ガスを燃料ガスセンサに導く部材が必要となり、搭載スペースの点で問題となる。一方、複数の燃料ガスセンサを用いると、上記部材を用いることなく、燃料オフガス排出経路全体にわたってガス漏れを検出することができる。しかしながら、燃料ガスセンサは非常に高価であり、特に複数個用いると、燃料電池システムのコストが非常に高いものとなってしまう。
また、酸化剤オフガス排出流路やバイパス流路でガス漏れが生じると、燃料オフガスを希釈器にて所定の濃度以下まで希釈できない虞がある。さらに、希釈器からのガス漏れ(リーク)により、燃料ガスが、酸化剤オフガス排出流路やバイパス流路側に流れ込むことも考えられる。したがって、燃料オフガス排出流路だけでなく、酸化剤オフガス排出流路やバイパス流路からのガス漏れについても検出する必要がある。この場合、酸化剤ガスを検出するセンサや、燃料ガスセンサがさらに必要となる。
本発明は上記問題点に鑑み、複数のガスセンサを用いることなく、搭載スペースの自由度を向上し、燃料オフガス排出流路、酸化剤オフガス排出流路、バイパス流路からのガス漏れを検査することができる燃料ガス循環型の燃料電池システムを提供することを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
開示された発明のひとつは、燃料電池(12)のアノード側から排出される燃料オフガスを燃料電池に循環させ、燃料オフガスに含まれる燃料ガスを再利用するように構成された燃料電池システムであって、
燃料電池のカソード側から排出される反応後の酸化剤オフガスと、燃料オフガスとを混合希釈する希釈器(18)と、
希釈器にて混合希釈された排気ガスを外部に排出するための排気ガス排出流路(70)と、
閉状態で燃料オフガスを循環させ、開状態で燃料オフガスを排出させる開閉弁(42)と、
開閉弁と希釈器とをつなぐ燃料オフガス排出流路(44)と、
燃料電池に酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス供給流路(52)と、
酸化剤ガス供給流路に酸化剤ガスを送り込むエアコンプレッサ(50)と、
酸化剤オフガスを、燃料電池から希釈器へ排出するための酸化剤オフガス排出流路(54)と、
酸化剤オフガス排出流路に設けられ、燃料電池内における酸化剤ガスの圧力を調整する調圧弁(56)と、
酸化剤オフガス排出流路における調圧弁よりも下流側の部分と、酸化剤ガス供給流路とをつなぐバイパス流路(58)と、
酸化剤ガス供給流路とバイパス流路との連結部分に設けられた三方弁(60)と、
酸化剤ガス供給流路において、三方弁よりも上流に設けられた第1漏れ検査弁(62)と、
排気ガス排出流路に設けられた第2漏れ検査弁(64)と、
排気ガス排出流路、燃料オフガス排出流路、酸化剤ガス供給流路、酸化剤オフガス排出流路、及びバイパス流路のうち、開閉弁、調圧弁、三方弁、第1漏れ検査弁、第2漏れ検査弁により規定される検査領域(80)に設けられ、該検査領域内の圧力を検出する圧力センサ(64)と、
開閉弁、調圧弁、三方弁、第1漏れ検査弁、第2漏れ検査弁、及びエアコンプレッサの作動を制御するとともに、検査領域からのガス漏れを検査する制御部(22)と、を備えている。
そして、制御部は、開閉弁及び調圧弁を閉状態、第1漏れ検査弁を開状態、三方弁におけるバイパス流路側を開状態、燃料電池側を閉状態、第2漏れ検査弁を全開ではない少なからず閉の状態にしつつエアコンプレッサを駆動させるとともに、圧力センサの値に基づいて、検査領域にガス漏れが生じているか否かを検査することを特徴とする。
これによれば、開閉弁、調圧弁、三方弁、第1漏れ検査弁、第2漏れ検査弁により、燃料オフガス排出流路、酸化剤ガス供給流路の第1漏れ検査弁と三方弁との間の部分、バイパス流路、酸化剤オフガス排出流路の調圧弁より下流側の部分、排気ガス排出流路の第2漏れ検査弁までの部分を含んで、検査領域が規定される。そして、開閉弁及び調圧弁を閉状態、第1漏れ検査弁を開状態、三方弁におけるバイパス流路側を開状態、燃料電池側を閉状態、第2漏れ検査弁を全開ではない少なからず閉の状態にしつつエアコンプレッサを駆動させることで、検査領域を、検査前よりも圧力が高まった状態にすることができる。したがって、圧力センサの値に基づいて、検査領域にガス漏れが生じているか否かを検査することができる。
このように本発明によれば、エアコンプレッサと各弁を利用することで、複数のガスセンサや漏れ出したガスを集める部材を用いなくても、燃料オフガス排出流路からのガス漏れ、すなわち燃料ガスの漏れを検査することができる。また、燃料オフガス排出流路だけでなく、酸化剤ガス供給流路の一部、バイパス流路、酸化剤オフガス排出流路の一部、排気ガス排出流路の一部についても、ガス漏れを検出することができる。
第1実施形態に係る燃料電池システムの概略構成を示す図である。 検査実施タイミングと燃料電池停止期間を示すタイミングチャートである。 検査実施タイミングを示す図である。 制御部が実行する始動処理を示すフローチャートである。 制御部が実行する停止処理を示すフローチャートである。 制御部が実行する走行中定期処理を示すフローチャートである。 間欠運転中定期処理を示すフローチャートである。 水素排出準備処理を示すフローチャートである。 漏れ検査を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る燃料電池システムにおいて、制御部が実行する漏れ検査を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。なお、各実施形態において、共通乃至関連する要素には同一の符号を付与するものとする。
(第1実施形態)
先ず、図1に基づき、本実施形態に係る燃料電池システムの概略構成について説明する。
図1に示すように、燃料電池システム10は、燃料電池スタック12と、燃料ガス系14と、酸化剤ガス系16と、希釈器18と、排気ガス系20と、制御部22と、を備えている。この燃料電池システム10は、図示しない燃料電池自動車(Fuel Cell Vehicle)に、動力源として搭載されている。燃料電池スタック12は、特許請求の範囲に記載の燃料電池に相当し、燃料電池スタック12を、以下においてFCスタック12と示す。また、燃料電池自動車を、以下において車両と示す。
FCスタック12は、固体高分子型燃料電池であり、単位セルを複数積層して構成されている。複数積層された単位セルは直列に接続されて組電池が構成されている。このFCスタック12では、そのアノードに燃料ガスとして水素が供給され、そのカソードに酸化剤ガスとして酸素を含む空気が供給される。そして、化学反応によって発電した直流電力を外部に出力可能に構成されている。
燃料ガス系14は、FCスタック12のアノードに対して、水素を供給、排出する機能を有している。この燃料ガス系14は、図1に示すように、水素タンク30と、水素供給配管32と、インジェクタ34と、水素還流配管36と、気液分離器38と、水素循環ポンプ40と、排気排水弁42と、水素排出配管44と、を備えている。
水素タンク30は、水素の供給源として機能する。水素供給配管32は、水素タンク30から供給された水素をFCスタックに送るために、水素タンク30とFCスタック12におけるアノード側の入口とを接続している。インジェクタ34は、水素タンク30から供給される高圧の水素を、適当な圧力(減圧)と流量に調整してFCスタック12側に噴出する機能を有している。
水素還流配管36は、FCスタック12から排出されてきた不純物を含む水素、すなわち燃料オフガスを、水素供給配管32へ戻すために、FCスタック12のアノード側の出口と水素供給配管32とを接続している。水素還流配管36は、水素供給配管32におけるインジェクタ34よりも下流側の部分に連結されている。この水素還流配管36に気液分離器38と水素循環ポンプ40が設けられている。
気液分離器38は、FCスタック12から排出されてきた水素と、該水素に含まれる水分とを分離する機能を有している。これにより、下流側、すなわち水素循環ポンプ40側には、水分回収後の水素が供給される。水素循環ポンプ40は、FCスタック12から排出されてきた水素を水素供給配管32側へ送り出す機能を有している。なお、FCスタック12から排出されてきた燃料オフガスとしての水素には、水分以外にも、窒素などの不純物が含まれている。
排気排水弁42は、FCスタック12から排出されてきた不純物を含む水素、及び、気液分離器38で回収された水分を、希釈器18側に排出する機能を有している。この排気排水弁42には、水素排出配管44が連結されている。水素排出配管44は、不純物を含む水素及び水分を、希釈器18側に送るために、排気排水弁42と希釈器18とを接続している。なお、排気排水弁42が特許請求の範囲に記載の開閉弁に相当し、水素排出配管44が、燃料オフガス排出流路に相当する。
排気排水弁42が開状態となると、水素還流配管36から、気液分離器38を通じて、不純物を含む水素が水素排出配管44に流れ込む。また、合わせて、気液分離器38に貯留された水分も、水素排出配管44に流れ込む。そして、不純物を含む水素及び水分は、希釈器18に送られる。なお、水素還流配管36を循環する水素(燃料オフガス)の不純物濃度が高くなると、発電効率が低下するため、不純物濃度が所定値以上になると、排気排水弁42が開状態に制御され、不純物を含む水素が排出される。なお、不純物濃度については周知の方法により検出、推定することができる。たとえばFCスタック12の稼働時間から推定する方法や、水素の圧力による推定方法などを採用することができる。
酸化剤ガス系16は、FCスタック12のカソードに対して、酸素を含む空気を供給、排出する機能を有している。この酸化剤ガス系16は、図1に示すように、エアコンプレッサ50と、空気供給配管52と、空気排出配管54と、調圧弁56と、空気バイパス配管58と、三方弁60と、第1漏れ検査弁62と、圧力センサ64と、を備えている。
エアコンプレッサ50は、電動式であり、取り込んだ空気を圧縮して、FCスタック12へ送り出す機能を有している。空気供給配管52は、エアコンプレッサ50から送り出された空気をFCスタック12に送るために、エアコンプレッサ50とFCスタック12のカソード側の入口とを接続している。この空気供給配管52が、特許請求の範囲に記載の酸化剤ガス供給流路に相当する。空気排出配管54は、FCスタック12から排出された空気、すなわち酸化剤オフガスを希釈器18へ送るために、FCスタック12のカソード側の出口と希釈器18とを接続している。この空気排出配管54が、特許請求の範囲に記載の酸化剤オフガス排出流路に相当する。なお、FCスタック12から排出された空気には、水分も含まれている。
調圧弁56は、空気排出配管54に設けられている。この調圧弁56は、背圧調整弁とも呼ばれ、FCスタック12内の空気の圧力、換言すれば、FCスタック12への空気の流量を調整する機能を有している。このような調圧弁56としては、たとえばバタフライ弁のような流路の実効開口を調整できる弁を用いることができる。
空気バイパス配管58は、エアコンプレッサ50から送り出された空気を、FCスタック12を介さずに空気排出配管54に送るために、空気供給配管52と空気排出配管54とを接続している。空気バイパス配管58は、調圧弁56よりも下流側において、空気排出配管54に連結されている。この空気バイパス配管58が、特許請求の範囲に記載のバイパス流路に相当する。
三方弁60は、空気供給配管52における空気バイパス配管58との連結部分に設けられている。この三方弁60は、空気供給配管52のうち、三方弁60よりも下流側の部分52aへ流す空気と、空気バイパス配管58へ流す空気とを調整する機能を有している。以下、空気供給配管52における三方弁60よりも下流側の部分52aを、空気供給配管下流部52aと示す。たとえば空気供給配管下流部52a側を開状態にし、空気バイパス配管58側を閉状態にすると、エアコンプレッサ50からの空気をすべてFCスタック12に送り込むことができる。通常発電時には、この状態とされる。
また、空気供給配管下流部52a側を閉状態にし、空気バイパス配管58側を開状態にすると、エアコンプレッサ50からの空気を、FCスタック12を介さずに、空気排出配管54側に送ることができる。この状態により、たとえば余剰回生電力をエアコンプレッサ50で消費させる際に、回生動作させつつ、FCスタック12への空気の流入を遮断してFCスタック12のドライアップを防止することができる。また、エアコンプレッサ50の送り出した空気のすべてを水素(燃料オフガス)の希釈に用いることもできる。
なお、空気供給配管下流部52a側を半開(たとえば開度50%)にし、空気バイパス配管58側を半開(たとえば開度50%)にすると、空気を、空気供給配管下流部52a側と空気バイパス配管58側とに分けることができる。
第1漏れ検査弁62は、空気供給配管52において、三方弁60よりも上流側、すなわちエアコンプレッサ50と三方弁60の間に設けられている。この第1漏れ検査弁62は、閉状態で、空気供給配管52を遮断し、後述する検査領域80からのガス漏れを検査する際に用いられる。検査時以外、すなわち通常制御時は、開状態とされる。
圧力センサ64は、空気供給配管52において、三方弁60と第1漏れ検査弁62の間に設けられている。この圧力センサ64は、FCスタック12のカソード側に供給される空気の圧力、すなわち空気量を検出する機能を有している。さらに、圧力センサ64は、検査領域80からのガス漏れを検査する際に、検査領域80のガス圧を検出する機能も有している。
希釈器18は、排気排水弁42が開状態のときに供給される不純物を含む水素及び水分(燃料オフガス)と、空気排出配管54を介して供給される空気(酸化剤オフガス)及び空気バイパス配管58を介して供給される空気の少なくとも一方とを混合、希釈する機能を有している。水素は、空気によって所定濃度以下まで希釈され、混合気である排気ガスは、排気ガス系20に排出される。
排気ガス系20は、図1に示すように、排気ガス配管70と、第2漏れ検査弁72と、気液分離器74と、を備えている。排気ガス配管70は、希釈器18と図示しない消音器とを接続している。この排気ガス配管70は、特許請求の範囲に記載の排気ガス排出流路に相当する。第2漏れ検査弁72は、排気ガス配管70に設けられている。この第2漏れ検査弁72は、閉状態で、排気ガス配管70を遮断し、後述する検査領域80からのガス漏れを検査する際に用いられる。検査時以外、すなわち通常制御時は、開状態とされる。
気液分離器74は、混合ガスに含まれる気体(ガス)と水分とを分離する機能を有している。そして、気体と水分を別々に排出する。この気液分離器74は、第2漏れ検査弁72よりも下流側に設けられている。
このように本実施形態に係る燃料電池システム10は、水素(燃料オフガス)を循環させ、且つ、三方弁60及び空気バイパス配管58により、FCスタック12を経由しない空気流路を形成できる従来周知の構成に対して、2つの漏れ検査弁62,72を追加した構成となっている。
制御部22は、燃料電池システム10全体の制御を行うものであり、図示しないCPU、ROM、RAM、レジスタ、I/Oなどを備えて構成されている。CPUは、RAMやレジスタの一時記憶機能を利用しつつ、ROMに予め記憶されたプログラムやI/Oを介して取得した信号などに応じて所定処理を実行する。また、信号処理で得た信号を、I/Oを介して出力する。これにより、各種機能を実行することができる。本実施形態において、制御部22は、車両全体の制御をつかさどる電子制御ユニット(ECU)として構成されている。ECU(制御部22)は、FCスタック12と図示しない二次電池とのそれぞれの出力電力の配分を決定する。また、FCスタック12の発電量が目標電力に一致するように、燃料ガス系14、酸化剤ガス系16、及び排気ガス系20に属する弁やモータを含む部材の作動を制御する。さらに、制御部22は、所定の条件を満たすことで検査領域80のガス漏れを検査する機能を有している。
たとえばFCスタック12による発電時において、制御部22は、排気排水弁42を閉状態、第1漏れ検査弁62及び第2漏れ検査弁72を開状態、三方弁60の空気供給配管下流部52a側を開、空気バイパス配管58側を閉状態にさせる制御を行う。これとともに、制御部22は、水素循環ポンプ40及びエアコンプレッサ50のモータを駆動させ、インジェクタ34による水素の噴射量及び調圧弁56による絞り量を調整させる制御を行う。これにより、FCスタック12に空気と水素が供給されて化学反応により発電し、電力が出力される。また、FCスタック12から排出された水素(燃料オフガス)は、水素還流配管36を通じて水素供給配管32に戻され、循環される。
FCスタック12から排出される水素(燃料オフガス)中の不純物濃度が所定値以上になると、制御部22は、排気排水弁42を開状態にさせる制御を行う。
車両走行中においてFCスタック12による発電を停止させる場合、すなわちFCスタック12を間欠運転させる場合、制御部22は、水素循環ポンプ40及びエアコンプレッサ50のモータを停止させ、インジェクタ34及び排気排水弁42を閉状態にさせる制御を行う。すなわちFCスタック12への水素と空気の供給を停止させ、水素(燃料オフガス)の循環を停止させる。
なお、検査領域80とは、水素排出配管44、空気供給配管52、空気排出配管54、空気バイパス配管58、及び排気ガス配管70のうち、排気排水弁42、調圧弁56、三方弁60、第1漏れ検査弁62、及び第2漏れ検査弁72により規定される、図1に太い実線箇所で示す領域である。詳しくは、水素排出配管44、空気供給配管52のうち、第1漏れ検査弁62と三方弁60の間の部分52b、空気排出配管54のうち、調圧弁56よりも下流側の部分54a、空気バイパス配管58、排気ガス配管70のうち、希釈器18と第2漏れ検査弁72の間の部分70aにより構成されている。以下、空気供給配管52のうち、第1漏れ検査弁62と三方弁60の間の部分を、空気供給配管中流部52bと示す。また、空気排出配管54における調圧弁56よりも下流側の部分54aを、空気排出配管下流部54aと示す。また、排気ガス配管70のうち、希釈器18と第2漏れ検査弁72との間の部分を、排気ガス配管上流部70aと示す。
次に、図2及び図3に基づき、制御部22がガス漏れ検査を実行するタイミングについて説明する。図2において、太い実線は車速の変化を示している。
ガス漏れ検査は、FCスタック12が停止中であり、且つ、エアコンプレッサ50が駆動可能なタイミングであれば実施することができる。FCスタック12が停止中であれば、水素、空気の供給が不要となり、排気排水弁42、調圧弁56、三方弁60、第1漏れ検査弁62、第2漏れ検査弁72の開度を制御して、上記した検査領域80を密閉空間にすることができる。また、エアコンプレッサ50を駆動させることで、検査領域80のガス圧を高めた状態で密閉空間とすることができる。したがって、圧力センサ64の出力に基づき、ガス漏れが生じているか否か検査することができる。
具体的には、以下に示す4つのタイミングT1〜T4でガス漏れ検査を実施することができる。
車両は、図示しないイグニッションスイッチ(以下、IGスイッチと示す)を備えている。IGスイッチは、ユーザが車両の状態を走行可能状態と走行不能状態との間で切り替えるためのスイッチである。以下、走行可能状態をReady−ON状態とも示し、走行不能状態をReady−OFF状態とも示す。
Ready−ON状態では、図示しないシステムメインリレー(以下、SMRと示す)が接続され(閉じた状態とされ)ており、FCスタック12及び二次電池と図示しないパワーコントロールユニット(以下、PCUと示す)とが電気的に接続されている。すなわち図示しないモータジェネレータ(以下、MGと示す)が駆動可能となっている。一方、Ready−OFF状態では、SMRが開かれており、FCスタック12及び二次電池とPCUとが切り離されている。なお、PCUとは、インバータや昇圧コンバータを備えている。
Ready−OFF状態でユーザがIGスイッチを押すと、IGスイッチから制御部22にIG−ON信号が出力される。一方、Ready−ON状態でユーザがIGスイッチを押すと、IGスイッチから制御部22にIG−OFF信号が出力される。制御部22は、IGスイッチからの出力信号に応じて、Ready−ON状態とReady−OFF状態との切り替えを行う。
図2及び図3に示すタイミングT1は、車両始動時の検査タイミングである。具体的には、制御部22がIG−ON信号を受け、SMRが接続されてから、Ready−ON状態に切り替わるまでのタイミングである。Ready−ON状態になるまではFCスタック12が停止しており、SMRの接続によりエアコンプレッサ50を駆動させることができるため、ガス漏れ検査を実施することができる。
タイミングT2は、車両停止時の検査タイミングである。具体的には、制御部22がIG−OFF信号を受け、Ready−OFF状態に切り替わるまでのタイミングである。この時点では、SMRが接続されている。FCスタック12は停止しており、SMRの接続によりエアコンプレッサ50を駆動させることができるため、ガス漏れ検査を実施することができる。
タイミングT3は、間欠運転時の検査タイミングである。具体的には、Ready−ON状態(車両走行可能状態)において、FCスタック12が停止している期間である。この期間は、車両の減速中、停車中、回生中などに対応している。SMRは接続されており、エアコンプレッサ50を駆動させることができるため、ガス漏れ検査を実施することができる。図2に示すタイミングT3の期間内であれば、ガス漏れ検査を実施することができる。
タイミングT4は、水素(燃料オフガス)の排出を行うタイミングT5の直前、すなわち水素排出準備時の検査タイミングである。具体的には、FCスタック12から排出される水素(燃料オフガス)中の不純物濃度が所定値以上となってから、排気排水弁42を開状態にして水素を排出するまでの間のタイミングである。タイミングT4としては、FCスタック12の停止中(間欠運転中)と、FCスタック12の駆動中とが考えられる。
図2に示す2つのタイミングT4のうち、前半のタイミングT4は、FCスタック12の停止中(間欠運転中)である。SMRは接続されており、エアコンプレッサ50を駆動させることができるため、ガス漏れ検査を実施することができる。
一方、後半のタイミングT4は、FCスタック12の駆動中(加速中)である。このタイミングにおいては、FCスタック12の強制停止が可能な場合に、ガス漏れ検査を実施することができる。なお、制御部22は、FCスタック12を強制停止可能か否か判定する機能を有している。たとえばFCスタック12を強制停止させる間は、二次電池によりMGを駆動させることとなる。したがって、制御部22は、たとえばアクセルペダルの操作量、MG(主機)以外の補機の使用状況などから、二次電池の残量が十分であるか否かを判定し、残量が十分であると判定した場合に、FCスタック12を強制的に停止させるように、燃料ガス系14、酸化剤ガス系16、及び排気ガス系20に属する弁やモータを含む部材の作動を制御する。
次に、図4に基づき、制御部22が車両始動時に行う処理について説明する。制御部22は、Ready−OFF状態でIG−ON信号が入力されると、SMRを接続させ、以下に示す処理を実行する。このように、制御部22は、始動処理を上記したタイミングT1で実行する。
図4に示すように、制御部22は、エアコンプレッサ50に電力が供給されているか否かを判定する(ステップS10)。すなわちSMRが正常に接続されたか否かを判定する。エアコンプレッサ50に電力が供給されていると判定すると、次いで制御部22は、検査領域80からのガス漏れが生じていないか漏れ検査を実施する(ステップS11)。漏れ検査の詳細については後述する(図9参照)。
漏れ検査終了後、制御部22は、フェールセーフ要求があるか否かを判定する(ステップS12)。フェールセーフ要求がないと判定した場合に、制御部22は、Ready−ON状態に切り替える(ステップS13)。これにより、走行可能状態となる。そして、制御部22は、一連の処理を終了する。
一方、ステップS10において、エアコンプレッサ50に電力が供給されていないと判定した場合、制御部22は、フェールセーフ処理を実行する(ステップS14)。この場合、停車中であるため、たとえば異常発生を報知するなどの処理を行う。なお、ステップS12において、フェールセーフ要求があると判定した場合にも、ステップS14の処理を実行する。そして、制御部22は、ステップS14後に、一連の処理を終了する。
次に、図5に基づき、制御部22が車両停止時に行う処理について説明する。制御部22は、Ready−ON状態で、シフトレンジがパーキングとされ、IG−OFF信号が入力されると、SMRを開状態にしてReady−OFF状態に切り替える前に、以下に示す処理を実行する。このように、制御部22は、停止処理を上記したタイミングT2で実行する。
図5に示すように、制御部22は、検査領域80からのガス漏れが生じていないか漏れ検査を実施する(ステップS20)。漏れ検査の詳細については後述する(図9参照)。
漏れ検査終了後、制御部22は、フェールセーフ要求があるか否かを判定する(ステップS21)。フェールセーフ要求がないと判定した場合に、制御部22は、SMRを開状態にしてReady−OFF状態に切り替える(ステップS22)。これにより、走行不能状態となる。そして、制御部22は、一連の処理を終了する。
一方、ステップS21において、フェールセーフ要求があると判定した場合、制御部22は、フェールセーフ処理を実行する(ステップS23)。この場合、停車中であるため、たとえば異常発生を報知するなどの処理を行う。そして、制御部22は、ステップS23後に、一連の処理を終了する。
次に、図6に基づき、制御部22が、走行中に定期的に行う処理について説明する。図4に示した始動処理を経て、Ready−ON状態になると、制御部22は、走行中において、以下に示す処理を定期的に実行する。たとえば数msの周期で以下に示す処理を繰り返し実行する。
図6に示すように、制御部22は、FCスタック12から排出される水素(燃料オフガス)中の不純物濃度が、所定値以上となったか否かを判定する(ステップS30)。不純物濃度が所定値以上であると判定すると、次いで制御部22は、水素排出準備処理(ステップS31)を実行する。水素排出準備処理の詳細については後述する(図8参照)。
そして、ステップS31の実行後、水素排出処理を実行する(ステップS32)。水素排出処理については、上記したとおりである。すなわち制御部22は、排気排水弁42を開状態にさせる制御を行う。これにより、水素(燃料オフガス)が、水素排出配管44を通じて希釈器18に送られる。そして、水素は、たとえば空気排出配管54を介して供給される空気(酸化剤オフガス)により希釈され、排気される。そして、制御部22は、一連の処理を終了する。
一方、ステップS30において、不純物濃度が所定値以上ではない、すなわち所定値未満であると判定すると、制御部22は、FCスタック12が駆動中であるか否かを判定する(ステップS33)。そして、FCスタック12が駆動中ではない、すなわち停止中であると判定すると、制御部22は、間欠運転中定期処理を実行する(ステップS34)。間欠運転中定期処理の詳細については後述する(図7参照)。そして、制御部22は、ステップS34の終了後、一連の処理を終了する。なお、ステップS33において、FCスタックが駆動中であると判定した場合にも、制御部22は一連の処理を終了する。
次に、図7に基づき、上記した間欠運転中定期処理(ステップS34)について説明する。制御部22は、間欠運転中定期処理を上記したタイミングT3で実行する。
図7に示すように、制御部22は、前回の漏れ検査から所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS40)。そして、所定時間経過していないと判定すると、制御部22は、一連の処理を終了する。
一方、ステップS40において、所定時間経過したと判定した場合、制御部22は、検査領域80からのガス漏れが生じていないか漏れ検査を実施する(ステップS41)。漏れ検査の詳細については後述する(図9参照)。
漏れ検査終了後、制御部22は、フェールセーフ要求があるか否かを判定する(ステップS42)。フェールセーフ要求がないと判定した場合に、制御部22は、一連の処理を終了する。一方、フェールセーフ要求があると判定した場合、制御部22は、フェールセーフ処理を実行する(ステップS43)。この場合、間欠運転中であるため、フェールセーフ処理として、たとえば異常発生を報知する、退避走行モード(二次電池によるMGの駆動)に切り替えるなどの処理を行う。次いで制御部22は、SMRを開状態にしてReady−OFF状態に切り替える(ステップS44)。これにより、走行不能状態となる。そして、制御部22は、一連の処理を終了する。
次に、図8に基づき、上記した水素排出準備処理(ステップS31)について説明する。制御部22は、水素排出準備処理を上記したタイミングT4で実行する。
図8に示すように、制御部22は、FCスタック12が駆動中であるか否かを判定する(ステップS50)。そして、FCスタック12が駆動中ではない、すなわち停止中であると判定すると、制御部22は、検査領域80からのガス漏れが生じていないか漏れ検査を実施する(ステップS51)。漏れ検査の詳細については後述する(図9参照)。
漏れ検査終了後、制御部22は、フェールセーフ要求があるか否かを判定する(ステップS52)。フェールセーフ要求がないと判定した場合に、制御部22は、一連の処理を終了する。一方、フェールセーフ要求があると判定した場合、制御部22は、フェールセーフ処理を実行する(ステップS53)。この場合、走行可能状態であるため、たとえば異常発生を報知する、退避走行モード(二次電池によるMGの駆動)に切り替えるなどの処理を行う。次いで制御部22は、SMRを開状態にしてReady−OFF状態に切り替える(ステップS54)。これにより、走行不能状態となる。そして、制御部22は、一連の処理を終了する。
ステップS50において、FCスタック12が駆動中であると判定した場合、次いで制御部22は、FCスタック12を強制停止可能か否か判定する(ステップS55)。強制停止可能ではないと判定した場合、制御部22は、直近(最新)の漏れ検査で異常が無かったか否かを判定する(ステップS56)。そして、異常無しと判定すると、制御部22は、一連の処理を終了する。
直近の漏れ検査で異常があれば、異常検出時のフェールセーフ処理が正常に完了しておらず、FCスタック12が駆動しているか、停止中であることが考えられる。そこで、ステップS56において、直近の検査で異常ありと判定すると、制御部22は、フェールセーフ処理を実行する(ステップS57)。この場合、ステップS53同様の処理を行う。次いで制御部22は、SMRを開状態にしてReady−OFF状態に切り替える(ステップS58)。これにより、走行不能状態となる。そして、制御部22は、一連の処理を終了する。
ステップS55において、強制停止可能と判定した場合、次いで制御部22は、FCスタック12を強制停止させる(ステップS59)。このとき、制御部22は、上記した間欠運転同様、一時的に、水素循環ポンプ40及びエアコンプレッサ50のモータを停止させ、インジェクタ34及び排気排水弁42を閉状態にさせる制御を行う。すなわちFCスタック12への水素と空気の供給を停止させ、水素(燃料オフガス)の循環を停止させる。
そして、ステップS59の終了後、制御部22は、検査領域80からのガス漏れが生じていないか漏れ検査を実施する(ステップS60)。漏れ検査の詳細については後述する(図9参照)。
漏れ検査終了後、制御部22は、フェールセーフ要求があるか否かを判定する(ステップS61)。フェールセーフ要求がないと判定した場合に、制御部22は、一連の処理を終了する。一方、フェールセーフ要求があると判定した場合、制御部22は、フェールセーフ処理を実行する(ステップS62)。この場合、ステップS53同様の処理を行う。次いで制御部22は、SMRを開状態にしてReady−OFF状態に切り替える(ステップS63)。これにより、走行不能状態となる。そして、制御部22は、一連の処理を終了する。
なお、水素排出準備処理の終了時点においてReady−ON状態の場合、制御部22は、ステップS32において水素排出処理を実行する。
次に、図9に基づき、検査領域80からのガス漏れを検査する漏れ検査処理(ステップS11,S20,S41,S51,S60)の一例について説明する。
図9に示すように、先ず制御部22は、各弁の開度を設定する(ステップS70)。具体的には、排気排水弁42、調圧弁56、及び第2漏れ検査弁72が閉状態となるように制御し、第1漏れ検査弁62が開状態となるように制御する。また、三方弁60については、FCスタック12側、すなわち空気供給配管下流部52a側が閉状態となり、空気バイパス配管58側が開状態となるように制御する。
このように、三方弁60の空気供給配管下流部52a側を閉とするので、水素排出配管44、空気供給配管中流部52b、空気排出配管下流部54a、空気バイパス配管58、及び排気ガス配管上流部70a、すなわち検査領域80が、1つの流路としてつながる。また、排気排水弁42、調圧弁56、三方弁60のうちの空気供給配管下流部52a側、第1漏れ検査弁62、第2漏れ検査弁72により、検査領域80の開閉状態(解放密閉状態)が決定され、すべての弁が閉弁状態になると検査領域80が密閉空間となる。ステップS70により、検査領域80の開放度を決定する弁のうち、第1漏れ検査弁62のみが開状態となる。
次いで、制御部22は、エアコンプレッサ50のモータを駆動させる(ステップS71)。この時点で、検査領域80は第1漏れ検査弁62のみが開状態となっているため、エアコンプレッサ50の駆動により、駆動前よりも検査領域80内のガス圧(気圧)が高まる。
次いで、制御部22は、圧力センサ64により検出された圧力が、所定値以上となったか否かを判定する(ステップS72)。そして、圧力が所定値未満と判定した場合、ステップS71に戻って、圧力が所定値以上となるまで、ステップS71,S72を繰り返す。
ステップS72において、圧力が所定値以上であると判定した場合、次いで制御部22は、第1漏れ検査弁62が閉状態となるように制御する(ステップS73)。これにより、検査領域80は、高圧の密閉空間となる。第1漏れ検査弁62を閉状態にした後、制御部22は、エアコンプレッサ50のモータを停止させる(ステップS74)。
次いで、制御部22は、単位時間当たりの圧力センサ64の値の変化、すなわちdp/dt(傾き)が所定値以上か否かを判定する(ステップS75)。検査領域80にガス漏れが生じている場合、時間とともに検査領域80内のガス圧が低下する。これにより、圧力センサ64の値が減少する。したがって、dp/dtが大きい場合には、ガス漏れが生じているということである。
ステップS75において、dp/dtが所定値よりも小さい、すなわちガス漏れが生じていないと判定した場合、制御部22は一連の処理を終了する。一方、dp/dtが所定値以上であると判定した場合、制御部22は、フェールセーフ処理の要求を出力する(ステップS76)。そして、制御部22は、一連の処理を終了する。
次に、本実施形態に係る燃料電池システム10の効果について説明する。
燃料電池システム10は、空気供給配管52に設けられた三方弁60を有している。そして、制御部22が、三方弁60の空気供給配管下流部52a側が閉状態、空気バイパス配管58側が開状態になるように制御すると、水素排出配管44、空気供給配管中流部52b、空気排出配管下流部54a、空気バイパス配管58、及び排気ガス配管上流部70aが1つの流路としてつながる。すなわち検査領域80が、1つの流路としてつながる。
また、燃料電池システム10は、空気供給配管52における三方弁60とエアコンプレッサ50との間に設けられた第1漏れ検査弁62と、希釈器18よりも下流側、すなわち排気ガス配管70に設けられた第2漏れ検査弁72を有している。ガス漏れの検査時において、制御部22は、排気排水弁42、調圧弁56、及び第2漏れ検査弁72が閉状態となるように制御し、第1漏れ検査弁62が開状態となるように制御する。また、三方弁60については、空気供給配管下流部52a側が閉状態となり、空気バイパス配管58側が開状態となるように制御する。この状態で、エアコンプレッサ50のモータを駆動させ、駆動前よりも検査領域80内のガス圧(気圧)が高めた状態で、制御部22は、第1漏れ検査弁62を閉状態となるように、すなわち検査領域80が密閉空間となるように、制御する。
検査領域80にガス漏れが生じている場合には、時間の経過とともにガス圧が低下していく。一方、ガス漏れが生じていない場合には、ガス圧はほとんど変化しない。ガス圧は、圧力センサ64により検出できる。制御部22は、dp/dt(傾き)が所定値以上の場合、ガス漏れが生じていると判定し、所定値未満の場合、ガス漏れが生じていないと判定する。
このように、第1漏れ検査弁62及び第2漏れ検査弁72を追加し、エアコンプレッサ50と各弁42,56,60,62,72を利用することで、検査領域80を、検査前よりも圧力が高まった状態にして、圧力センサ64の値に基づき、検査領域80にガス漏れが生じているか否かを検査することができる。したがって、複数のガスセンサや漏れ出したガスを集める部材を用いなくても、水素排出配管44からのガス漏れ、すなわち水素の漏れを検査することができる。
ところで、空気排出配管54や空気バイパス配管58でガス漏れが生じると、FCスタック12から排出された水素(燃料オフガス)を希釈器18にて所定の濃度以下まで希釈できない虞がある。さらに、希釈器18からのガス漏れ(リーク)により、水素が、空気排出配管54側や空気バイパス配管58側に流れ込むことも考えられる。これに対し、本実施形態では、水素排出配管44だけでなく、空気排出配管下流部54a、空気バイパス配管58、空気供給配管中流部52b、及び排気ガス配管上流部70aからのガス漏れも検査することができる。
特に本実施形態では、制御部22が、dp/dt(傾き)から、検査領域80にガス漏れが生じているか否かを検査する。したがって、各弁42,56,60,62,72のシール性の経年劣化などの影響を低減し、より精度の良い検査を行うことができる。しかしながら、制御部22が、検査領域80を密閉した後の圧力センサ64の値そのものから、検査領域80にガス漏れが生じているか否かを検査するようにしてもよい。この場合、圧力センサの値が所定値以下の場合にガス漏れが生じていると判定する。
制御部22は、FCスタック12から排出される水素(燃料オフガス)中の不純物濃度が所定値以上になると、FCスタック12が駆動中でも、FCスタック12の強制停止が可能であれば、FCスタック12を強制的に停止させ、検査領域80からのガス漏れの検査を行う。そして、ガス漏れが生じていない場合に、排気排水弁42を開状態となるように制御し、水素を水素排出配管44に排出させる。一方、ガス漏れが生じている場合には、フェールセーフ処理を実行する。このように、水素(燃料オフガス)の排出タイミングに合わせて検査領域80のガス漏れを検査することができる。これにより、高濃度の水素が配管外に漏れだすのを抑制することができる。なお、水素(燃料オフガス)中の不純物濃度が所定値以上になったときに、FCスタック12が停止中の場合にも、検査領域80からのガス漏れの検査を行う。
制御部22は、走行可能状態においてFCスタック12の停止時に、定期的に検査領域80からのガス漏れを検査する。これによれば、検査タイミングを増やして、ガス漏れを早期に検出することができる。また、水素排出直前のガス漏れ検査ができない(FCスタック12を強制停止できない)場合でも、このタイミングでの検査結果を直近の検査結果とし、水素排出の判断をすることができる。
制御部22は、車両始動時及び車両停止時において、検査領域80からのガス漏れを検査する。このタイミングであれば、FCスタック12が確実に停止している。したがって、確実に検査を行うことができる。また、FCスタック12の起動後に、駆動を止められない場合でも、車両始動時や、全開終了時(車両停止時)の検査結果を、直近の検査結果とし、水素排出の判断をすることができる。
圧力センサ64は、FCスタック12のカソード側に供給される空気の圧力、すなわち空気量を検出するように、空気供給配管52に設けられている。この圧力センサ64を、空気供給配管52のうち、第1漏れ検査弁62と三方弁60の間に設けることで、検査領域80からのガス漏れを検査する際に、圧力センサ64にて検査領域80のガス圧を検出するようにしている。このように、既存の圧力センサ64を用いて、検査領域80のガス圧を検出するため、構成を簡略化することができる。しかしながら、検査領域80のガス圧を検出する圧力センサの配置は、上記例に限定されない。たとえば、検査領域80内であれば、どこに設けてもよい。たとえば水素排出配管44や空気バイパス配管58に設けることもできる。この場合、FCスタック12のカソード側に供給される空気量を検出する圧力センサとは別に、検査領域80のガス圧を検出する圧力センサを設けることとなる。別にする場合、流量センサにより、FCスタック12に供給する空気量を検出することもできる。
(第2実施形態)
本実施形態において、第1実施形態に示した燃料電池システム10と共通する部分についての説明は割愛する。
第1実施形態とは、検査領域80からのガス漏れを検査する漏れ検査処理が異なる。図10に基づき、本実施形態に係るガス漏れの検査処理について説明する。
図10に示すように、先ず制御部22は、各弁の開度を設定する(ステップS80)。本実施形態では、排気排水弁42及び調圧弁56が閉状態となるように制御し、第1漏れ検査弁62が開状態となるように制御する。また、三方弁60については、空気供給配管下流部52a側が閉状態となり、空気バイパス配管58側が開状態となるように制御する。さらには、第2漏れ検査弁72が半開状態となるように制御する。半開とは、全開、全閉のいずれでもない開度の状態である。
このように、三方弁60の空気供給配管下流部52a側を閉とするので、検査領域80が、1つの流路としてつながる。また、ステップS80により、検査領域80の開閉状態を決定する弁のうち、第1漏れ検査弁62が開状態、第2漏れ検査弁72が半開状態となり、それ以外は閉弁状態となる。
次いで、制御部22は、エアコンプレッサ50のモータを駆動させる(ステップS81)。この時点で、第2漏れ検査弁72が全開ではなく半開状態となっているため、エアコンプレッサ50の駆動により、駆動前よりも検査領域80内のガス圧(気圧)が高まる。
次いで、制御部22は、圧力センサ64により検出される値、すなわち検査領域80のガス圧が、ほぼ一定の安定値となったか否か判定する(ステップS82)。そして、圧力が一定ではないと判定した場合、ステップS81に戻って、圧力が一定となるまで、ステップS81,S82を繰り返す。
ステップS82において、圧力が一定であると判定した場合、次いで制御部22は、一定となった圧力(圧力センサ64による検出圧力)が、予想圧力と一致するか否か判定する(ステップS83)。制御部22は、エアコンプレッサ50による給気量と、第2漏れ検査弁72の開度から、予想圧力を算出する。
検査領域80にガス漏れが生じている場合、一定となる圧力が、ガス漏れが生じていない正常時よりも低くなる。すなわち、ガス漏れが生じていないと、検出圧力は予想圧力とほぼ一致し、ガス漏れが生じていると、検出圧力は予想圧力よりも低い値となる。
したがって、ステップS83において、検出圧力が予想圧力と一致すると判定した場合、制御部22は、エアコンプレッサ50のモータを停止させ(ステップS84)、一連の処理を終了する。一方、検出圧力が予想圧力と一致しないと判定した場合、制御部22は、フェールセーフ処理の要求を出力する(ステップS85)。次いで、制御部22は、ステップS84を実行した後、一連の処理を終了する。
制御部22がこのような漏れ検査処理を実行する燃料電池システム10においても、第1実施形態同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
上記実施形態では、制御部22が、4つのタイミングT1,T2,T3,T4で、検査領域80のガス漏れを検査する例を示した。しかしながら、4つのタイミングT1,T2,T3,T4の少なくとも1つにおいて、ガス漏れを検査する構成としてもよい。たとえば、タイミングT4のみで検査を実施してもよいし、タイミングT3,T4のみで検査を実施してもよい。水素排出直前のタイミングT4において検査を実施するとよい。
10…燃料電池システム、12…燃料電池スタック、14…燃料ガス系、16…酸化剤ガス系、18…希釈器、20…排気ガス系、22…制御部、30…水素タンク、32…水素供給配管、34…インジェクタ、36…水素還流配管、38…気液分離器、40…水素循環ポンプ、42…排気排水弁、44…水素排出配管、50…エアコンプレッサ、52…空気供給配管、52a…空気供給配管下流部、52b…空気供給配管中流部、54…空気排出配管、54a…空気排出配管下流部、56…調圧弁、58…空気バイパス配管、60…三方弁、62…第1漏れ検査弁、64…圧力センサ、70…排気ガス配管、70a…排気ガス配管上流部、72…第2漏れ検査弁、74…気液分離器、80…検査領域

Claims (8)

  1. 燃料電池(12)のアノード側から排出される燃料オフガスを前記燃料電池に循環させ、前記燃料オフガスに含まれる燃料ガスを再利用するように構成された燃料電池システムであって、
    前記燃料電池のカソード側から排出される反応後の酸化剤オフガスと、前記燃料オフガスとを混合希釈する希釈器(18)と、
    前記希釈器にて混合希釈された排気ガスを外部に排出するための排気ガス排出流路(70)と、
    閉状態で前記燃料オフガスを循環させ、開状態で前記燃料オフガスを排出させる開閉弁(42)と、
    前記開閉弁と前記希釈器とをつなぐ燃料オフガス排出流路(44)と、
    前記燃料電池に酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス供給流路(52)と、
    前記酸化剤ガス供給流路に前記酸化剤ガスを送り込むエアコンプレッサ(50)と、
    前記酸化剤オフガスを、前記燃料電池から前記希釈器へ排出するための酸化剤オフガス排出流路(54)と、
    前記酸化剤オフガス排出流路に設けられ、前記燃料電池内における前記酸化剤ガスの圧力を調整する調圧弁(56)と、
    前記酸化剤オフガス排出流路における前記調圧弁よりも下流側の部分と、前記酸化剤ガス供給流路とをつなぐバイパス流路(58)と、
    前記酸化剤ガス供給流路と前記バイパス流路との連結部分に設けられた三方弁(60)と、
    前記酸化剤ガス供給流路において、前記三方弁よりも上流に設けられた第1漏れ検査弁(62)と、
    前記排気ガス排出流路に設けられた第2漏れ検査弁(64)と、
    前記排気ガス排出流路、前記燃料オフガス排出流路、前記酸化剤ガス供給流路、前記酸化剤オフガス排出流路、及び前記バイパス流路のうち、前記開閉弁、前記調圧弁、前記三方弁、前記第1漏れ検査弁、前記第2漏れ検査弁により規定される検査領域(80)に設けられ、該検査領域内の圧力を検出する圧力センサ(64)と、
    前記開閉弁、前記調圧弁、前記三方弁、前記第1漏れ検査弁、前記第2漏れ検査弁、及び前記エアコンプレッサの作動を制御するとともに、前記検査領域からのガス漏れを検査する制御部(22)と、
    を備え、
    前記制御部は、前記開閉弁及び前記調圧弁を閉状態、前記第1漏れ検査弁を開状態、前記三方弁におけるバイパス流路側を開状態、燃料電池側を閉状態、前記第2漏れ検査弁を全開ではない少なからず閉の状態にしつつ前記エアコンプレッサを駆動させるとともに、前記圧力センサの値に基づいて、前記検査領域にガス漏れが生じているか否かを検査することを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記制御部は、
    循環させる前記燃料オフガス中の不純物の濃度が所定値以上になると、前記燃料電池を強制的に停止させて、前記検査領域からのガス漏れの検査を行い、
    ガス漏れが生じていない場合に、前記開閉弁を開の状態にして前記燃料オフガスを前記燃料オフガス排出流路に排出させることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 車両に搭載される請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システムであって、
    前記制御部は、前記車両の走行中における前記燃料電池の停止時に、定期的に前記検査領域からのガス漏れを検査することを特徴とする燃料電池システム。
  4. 車両に搭載される請求項1〜3いずれか1項に記載の燃料電池システムであって、
    前記制御部は、前記車両の始動時及び前記車両の停止時の少なくとも一方において、前記検査領域からのガス漏れを検査することを特徴とする燃料電池システム。
  5. 前記制御部は、
    前記開閉弁、前記調圧弁、前記第2漏れ検査弁を閉状態、前記第1漏れ検査弁を開状態、前記三方弁におけるバイパス流路側を開状態、燃料電池側を閉状態にしつつ、前記エアコンプレッサを駆動させ、
    前記圧力センサの値が所定値以上に達すると、前記第1漏れ検査弁を閉状態にした後、前記エアコンプレッサを停止させ、この状態における前記圧力センサの値に基づいて、前記検査領域にガス漏れが生じているか否かを検査することを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記制御部は、単位時間当たりの前記圧力センサの値の変化から、前記検査領域にガス漏れが生じているか否かを検査することを特徴とする請求項5に記載の燃料電池システム。
  7. 前記制御部は、
    前記開閉弁及び前記調圧弁を閉状態、前記第1漏れ検査弁を開状態、前記三方弁におけるバイパス流路側を開状態、燃料電池側を閉状態、前記第2漏れ検査弁を半開状態にしつつ、前記エアコンプレッサを駆動させ、
    前記圧力センサの値が安定した一定値になると、該一定値に基づいて、前記検査領域にガス漏れが生じているか否かを検査することを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の燃料電池システム。
  8. 前記圧力センサは、前記酸化剤ガス供給流路において、前記三方弁と前記第1漏れ検査弁の間に設けられていることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項に記載の燃料電池システム。
JP2014138963A 2014-07-04 2014-07-04 燃料電池システム Active JP6156272B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014138963A JP6156272B2 (ja) 2014-07-04 2014-07-04 燃料電池システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014138963A JP6156272B2 (ja) 2014-07-04 2014-07-04 燃料電池システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016018611A JP2016018611A (ja) 2016-02-01
JP6156272B2 true JP6156272B2 (ja) 2017-07-05

Family

ID=55233715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014138963A Active JP6156272B2 (ja) 2014-07-04 2014-07-04 燃料電池システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6156272B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102506848B1 (ko) * 2016-12-12 2023-03-08 현대자동차주식회사 연료전지용 공기공급계의 고장 진단장치 및 그 방법
JP6992605B2 (ja) * 2018-03-07 2022-01-13 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
CN113690470B (zh) * 2020-05-18 2023-01-31 广州汽车集团股份有限公司 燃料电池系统的阴极泄露检测方法及装置
CN111799488B (zh) * 2020-06-24 2021-09-10 中国第一汽车股份有限公司 一种基于电流的排氢阀和排水阀开启频率控制方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005201822A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Toyota Motor Corp ガス漏れ判定装置
JP2006216459A (ja) * 2005-02-04 2006-08-17 Nissan Motor Co Ltd 燃料電池システム及び燃料電池のガス漏れ検出方法
JP4951862B2 (ja) * 2005-02-07 2012-06-13 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
JP5011709B2 (ja) * 2005-11-10 2012-08-29 日産自動車株式会社 燃料電池システム及び燃料電池システムの水素漏れ検知方法
JP5966312B2 (ja) * 2011-10-27 2016-08-10 アイシン精機株式会社 燃料電池システム
JP5818014B2 (ja) * 2012-04-04 2015-11-18 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
US8877402B2 (en) * 2012-09-13 2014-11-04 GM Global Technology Operations LLC Method for a fuel cell air system leakage diagnostic

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016018611A (ja) 2016-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9716283B2 (en) Method of starting fuel cell system
JP6225886B2 (ja) 燃料電池システムおよび該システム内の流体の排出方法
JP4806953B2 (ja) 燃料電池システムとその運転方法、及び燃料電池車両
JP4804507B2 (ja) 燃料電池システム及びその制御方法
US10014535B2 (en) Vehicle
WO2006132393A1 (ja) 異常判定装置
JP6156272B2 (ja) 燃料電池システム
WO2005096428A1 (ja) 燃料電池システム及びその制御方法
WO2006048983A1 (ja) 燃料電池システム
US8691460B2 (en) Method of stopping operation of fuel cell system
US10693160B2 (en) Fuel cell system and method of controlling the same
JP5899000B2 (ja) 燃料電池システムの漏れ異常判定方法
US20170309938A1 (en) Fuel cell system
KR101846077B1 (ko) 연료 전지 시스템
JP4353296B2 (ja) 燃料電池システムおよび燃料電池の起動方法
JP4715138B2 (ja) 異常検出処理をする燃料電池システム
JP5297156B2 (ja) 燃料電池システム
JP2010146788A (ja) 燃料電池システム、およびその起動時における開弁動作の制御方法
JP5211875B2 (ja) 燃料電池システムおよび燃料電池システムの異常診断方法
JP4764916B2 (ja) 燃料電池システムおよび燃料電池システムの起動方法
JP2006139935A (ja) 燃料電池システムの制御装置
JP5282863B2 (ja) 燃料電池システム
JP2006107998A (ja) 燃料電池システム
JP5164020B2 (ja) 燃料電池システムおよびその始動方法
JP2010160935A (ja) 燃料電池システムおよび燃料電池システムのカソード圧制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170419

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170419

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170522

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6156272

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250