JP6155673B2 - 磁気抵抗素子とその製造方法、および磁気記憶装置 - Google Patents

磁気抵抗素子とその製造方法、および磁気記憶装置 Download PDF

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Description

本発明は、磁気抵抗素子とその製造方法、および磁気記憶装置に関する。
スピン注入型のMRAM(Magnetic Random Access Memory)素子では、メモリサイズの縮小化に応じて書き込み電流を小さくできるという利点がある。その一方で、熱による磁化反転が起こりやすく、熱的安定性が低下するという問題がある。MTJ(Magnetic Tunnel Junction:磁気トンネル接合)素子等の磁気抵抗素子の特性を維持するためには、熱による磁化の反転が起こらないように、熱安定性指標Δを一定の値以上に維持する必要がある。
熱安定性指標Δを向上させる方法として、熱安定性指標Δが、記録層(MTJ素子の場合はフリー層)に印加される応力値によって変化する特性を利用する手法がある。熱安定性指標Δは、保持力Hcを高めることにより増大するところ、保持力Hcは記録層(フリー層)の磁化容易軸に沿った内部応力、すなわち歪み量に応じて増大するからである。
たとえば、磁化固定層(ピン層)をフリー層よりも下方に配置したボトムピン構造の磁気抵抗素子で、フリー層と下部配線の間、あるいはフリー層と上部配線の間に低ヤング率の層を設け、かつ層間絶縁膜によってMTJ素子に圧縮応力を印加する構成が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この構成では、低ヤング率層からフリー層までの距離が長くなると、フリー層に歪を与える効果が小さくなる。また、低ヤング率層の膜応力自体が圧縮応力を有する場合は、素子の加工後にフリー層を引っ張る方向(目的とする圧縮応力と反対の方向)に歪みが生じるという問題がある。
別の構成として、ボトムピン構造の磁気抵抗素子で、下部電極材料に磁性層材料よりも熱膨張係数の大きな材料を使用し、圧縮応力の層間絶縁膜を成膜してMTJ素子に圧縮応力を印加する構成が知られている(たとえば、特許文献2参照)。しかし、電極材料のヤング率が大きい場合は、層間絶縁膜の応力の効果は小さくなる。
ボトムピン構造のMTJ素子のピン層直下の下部電極の一部を、圧縮応力を有するタンタル(Ta)で成膜する方法も提案されている(たとえば、特許文献3参照)。Ta膜の面積はMTJ素子の面積よりも大きく、加工後は歪みの伝達効率が悪い。また、応力の向きは反対方向である。
特開2012−39124号公報 国際公開公報WO2010/026831号 特開2012−9804号公報
MRAM素子の構造は、トランジスタとの組み合わせの観点から、ピン層をフリー層よりも上方に配置するトップピン型の構造が有利である。しかし、トップピン構造のMRAM素子は、歪みを与えるべきフリー層が素子積層の最下方に位置するため、応力の印加が難しい。
そこで、トップピン構造の磁気抵抗素子において、フリー層(記録層)に効果的に圧縮歪みを与えることのできる構成とその製造方法を提供することを課題とする。
ひとつの態様では、磁気抵抗素子を提供する。磁気抵抗素子は、
基板と、
前記基板上に形成され、磁化容易軸が前記基板の基板面と垂直な方向に反転可能な第1の強磁性層と、トンネルバリア層と、磁化容易軸が前記基板面と垂直な方向に固定される第2の強磁性層がこの順で積層された磁気トンネル接合部と、
前記第1の強磁性層の下に配置され、前記第1の強磁性層よりも低いヤング率を有し、かつ引っ張り応力を有する非磁性層と、
前記非磁性層および前記磁気トンネル接合部を覆って、前記基板に平行な方向に延伸する表面を含む前記第1の強磁性層および前記非磁性層に圧縮応力を与える保護膜と、
を有し、
前記保護膜の膜厚は、当該保護膜の形成面から前記第1の強磁性層までの高さ以上であり、前記磁気トンネル接合部を含む磁気トンネル接合素子の高さ以下であることを特徴とする。
トップピン構造の磁気抵抗素子において、フリー層(記録層)に対してその磁化容易軸方向に効果的に応力歪を与えることができる。その結果、素子の熱安定性が向上する。
実施形態で用いられるスピン注入型MTJ素子の概要を示す図である。 実施形態のMTJ素子の加工を示す図である。 実施形態のMTJ素子の加工を示す図である。 非磁性材料のヤング率と、膜応力のガス圧依存性を示す図である。 MTJ保護膜の膜応力のガス圧依存性と、フリー層への圧縮応力印加を示す模式図である。 実施形態のMTJ素子を用いた磁気記憶装置の概略断面図と、メモリセルの等価回路図である。 図6の磁気記憶装置のレイアウト図である。 実施形態のMTJ積層構造の一例を示す図である。 MTJ素子の加工方法の一例を示す図である。 MTJ素子の加工方法の一例を示す図であり、図9の(B)に引き続く工程を示す図である。 MTJ素子を用いた磁気記憶装置の製造工程図である。 MTJ素子を用いた磁気記憶装置の製造工程図であり、図11の(C)に続く工程を示す図である。 MTJ素子を用いた磁気記憶装置の製造工程図であり、図12の(C)に続く工程を示す図である。 MTJ素子を用いた磁気記憶装置の製造工程図であり、図13の(B)に続く工程を示す。
以下で図面を参照して実施形態を説明する。
図1は、磁気抵抗素子としてボトムピン型のMTJ素子110の動作と、これを用いた垂直磁化型STT−MRAM(Spin Torque Tunneling Magnetic Random Access Memory)のメモリセルを示す図である。MTJ素子110は、磁化方向が固定されているピン層13と、磁化方向がピン層の磁化方向に対して平行(P)又は反平行(AP)となるフリー層11と、ピン層13とフリー層11に挟まれたトンネルバリア層12を有する。図示の便宜上、その他の層は省略されている。
ピン層13とフリー層11の相対的な磁化方向を示す平行(P:Parallel)、反平行(AP:Anti-Parallel)は、スイッチング電流によって制御される。平行または反平行によって抵抗値が異なり、抵抗状態を示す2値の値が出力信号となる。
垂直磁化方式の場合、ピン層113の磁化の方向は、基板面に対して垂直な方向に固定される。フリー層113の磁化の方向は、スイッチング電流の印加方向に応じて上下方向に反転する。抵抗値を読み出す場合は、目的のセルの選択トランジスタTrをONにしてMTJ素子110に読み出し電流を流し、MTJの抵抗を読み取る。たとえば、平行状態(P)で磁気抵抗が低い状態をデータ「0」に対応させ、反平行(AP)で磁気抵抗が高い状態をデータ「1」に対応させる。
基板面に垂直な方向を積層方向とすると、ピン層113がフリー層111よりも下方にある場合をボトムピン構造、その逆をトップピン構造と呼ぶ。MTJ素子110とトランジスタTrを組み合わせて磁気メモリのメモリセルを構成する場合、特性の観点からトップピン構造のほうが有利である。MTJはスイッチング電流の流れる向きで、低抵抗と高抵抗を切り替えるので、ビットライン側(上側)に高電圧と、下側に高電圧の2通りに切り換えられる。下側に高電圧がかかった場合、トランジスタの上側に抵抗(すなわちMTJ)があるため、この抵抗によりソースが0Vではなく浮いた状態となり、トランジスタの駆動電流が低下する。上側に高電圧がかかった場合、正常な状態ではトランジスタの駆動電流は維持される。そのため、トランジスタの電流は上側に高電圧がかかるときのほうが大きくなる(非対称性を有する)。
他方、MTJの場合、平行→反平行のほうが、反平行→平行よりもスイッチングに必要な電流は大きい(非対称性を有する)。トップピンの場合は、上側(ビット線側)に高電圧がかかるときの電流が、下側に高電圧がかかるときの電流よりも大きくなり、トランジスタの駆動電流の非対称性とマッチする。トップピン構造のほうが、トランジスタの電流を小さくできる。
しかし、上述したように、トップピン構造でフリー層が積層の最下層近傍に位置すると応力をフリー層にかけにくいという問題がある。
そこで、実施形態ではトップピン構造の磁気抵抗素子において、フリー層の下に、フリー層よりもヤング率が低く、かつ引っ張り応力を有するバッファ層を配置する。さらに素子全体を、圧縮応力を与える保護膜で被覆する。保護膜の膜厚は保護膜形成面に対するフリー層の高さ以上である。
引っ張り応力を有するバッファ層を磁気抵抗素子の積層構造形成時に加工して、フリー層に対して圧縮歪みを与える構成とする。また、保護膜を、その膜応力が圧縮側に大きくなるような成膜条件で形成する。バッファ層は低ヤング率の層であり、保護膜からの歪みを受けやすいため、近接するフリー層に対して、より大きな圧縮歪みを与えることができる。
図2及び図3は、実施形態のMTJ素子の加工を示す図である。図2(A)では、図示しない基板上に、下部電極層21と、バッファ層22と、MTJ素子のための積層30が連続して形成されている。積層30上にメタルハードマスク層26が形成され、メタルハードマスク層26上に、所定の形状のレジストマスク27が形成されている。
バッファ層22は、そのヤング率がフリー層11のヤング率よりも低く、かつ引っ張り応力を有する非磁性層である。
バッファ層22上の積層30は、下から順に、フリー層11、トンネルバリア膜12、ピン層13、接着層23、垂直材料層23、キャップ層25を含む。強磁性体のフリー層11、非磁性体のトンネルバリア膜12、及び強磁性体のピン層13がこの順で配置されて、トップピン構造のMTJ(磁気トンネル接合)を形成する。フリー層11とピン層13は、膜面に対して垂直方向に磁化容易軸を有する。
ピン層13上に、薄い接着層23を介して垂直材料層24が配置される。垂直材料層24は、膜面に対して垂直方向に磁化容易軸を有し、ピン層13の磁化の方向を固定する。キャップ層25は、積層30の最上層に位置する非磁性層である。
図2(B)で、レジストマスク27を用いてメタルハードマスク層28をMTJの形状にエッチングし、レジストマスク27を除去する。エッチングされたメタルハードマスク層26を用いて、積層30を加工してMTJ素子30Aを形成する。このとき、バッファ層22も加工する。
フリー層11の下に設けられたバッファ層22は、フリー層11よりも低いヤング率を有し、かつ引っ張り応力を有する材料で形成されているため、加工により、図中の矢印で示すように、互いに向き合う方向に圧縮歪みが生じる。この圧縮歪みは、上方のフリー層11に対して、膜面に垂直な方向(フリー層11の磁化容易軸の方向に沿った方向)に応力を与える。これにより、フリー層11の保持力Hcが向上する。
図3で、バッファ層22、MTJ素子30A、メタルハードマスク26を保護膜31で被覆して磁気抵抗素子10を形成する。保護膜31は、その膜応力が圧縮側に大きくなる条件で成膜され、その膜厚は、保護膜31の形成面からフリー層11の高さ以上である。保護膜31からMTJ素子30Aとバッファ層22に対して応力が印加される。バッファ層22は低ヤング率であるため、保護膜31からの歪みを受けやすく、フリー層11に対して、より大きな圧縮歪みを与えることができる。
この構成により、フリー層11が積層の最下層近傍に位置するトップピン構造の磁気抵抗素子10でも、フリー層11に対して効果的に圧縮応力を印加することができる。その結果、保持力が増大し、熱安定性が向上する
図4は、各種の非磁性体材料のヤング率[GPa]と、膜応力のガス圧依存性を示す図である。フリー層11よりもヤング率が低い材料として、図4(A)に示す材料のうち、Ta,Al,Hf,Zr,Ti,Cuを用いる。フリー層11は、平坦度が良いほど素子の特性が向上するため、その下のバッファ層22の平坦度も高いことが望ましい。Ta,Al,Hf,Zr,Ti,Cuは、膜の平坦性の観点からも好ましい。これらの非磁性材料の他に、アモルファス合金膜をバッファ層22に用いてもよい。アモルファス合金として、上述した各元素の窒化膜や、Ta-B,Ta-Si,CuZr,Xu−Hf,Al−Hfなどを用いることができる。
図4(B)に示すように、バッファ層22の膜応力を引っ張り応力に制御するには、スパッタガス圧を高圧にする、あるいは、スパッタガスをArから、原子量の大きいKr、Xeに代えることで実現できる。
図5(A)は、保護膜31の応力値のガス圧依存性を示す。保護膜31をSiNで形成する場合、成膜のガス圧力を制御することで、圧縮側に応力を有する膜とすることができる。プラズマCVDでSiN膜を成膜する場合、成膜ガスの圧力を下げるほど、MTJ素子30Aに与える圧縮応力を大きくすることができる。成膜ガス圧力を2.0Paに下げると、1GPa以上の圧縮応力を有するSiN膜31を形成できる。SiN膜に代えて、SiC膜やSiCN膜を保護膜31として用いてもよい。
図5(B)は、保護膜31からフリー層11にかかる圧縮応力を示す。保護膜31の膜厚tは、下部電極層21の表面からフリー層11の表面までの高さ以上である。好ましくは、膜厚tは、MTJ素子30Aの高さ以下である。保護膜31の膜厚をフリー層11の高さ以上とすることで、フリー層11に対して圧縮応力を与える。また、保護膜31からバッファ層22に圧縮応力が印加されることで、バッファ層22が有する引っ張り応力を増強し、バッファ層22からフリー層11に印加される応力が増大する。
保護膜31は、MTJ素子30Aに圧縮応力を与えるとともに、バッファ層22の材料が外部へ拡散するのを防止する機能も有する。また、吸湿によりMTJの特性が劣化することを防止する役割も果たす。
保護膜31の形成後に、層間絶縁膜52が形成される。層間絶縁膜52は応力性の膜であっても、非応力性の膜であってもよい。
図6は、上述した磁気抵抗素子10を用いた磁気記憶装置(MRAM)1の概略断面図と、メモリセルの等価回路を示す。磁気抵抗素子10の一方の側は、下部電極21、ビアコンタクト61、多層配線72、ビアコンタクト62を介して、トランジスタTrのドレインに接続されている。磁気抵抗素子10の他方の側はビット線BLに接続されている。ワード線WLの一部は、トランジスタTrのゲート電極として機能する。トランジスタTrのソースは、ビアコンタクト63を介してソース線SLに接続されている。
図7は、図6のMRAM1のレイアウト図である。点線で示すメモリセル領域Cは、MTJ、ビット線BL、ワード線WL、ソース線SL、ワード線WLの両側の基板領域に形成されている図示しない不純物拡散領域(ソース・ドレイン領域)を含む。MTJは、たとえば50nm×50nmのドットパターンである。
図8は、MTJの具体的な積層構造とその製造例を示す図である。多層配線ウエハなどの基板2上に、下部電極層21、バッファ層22、MTJ積層30、ハードマスク層41を順次形成する。下部電極層21は、たとえば厚さ5nmのTa層21a、厚さ20nmのRu層21b、厚さ10nmのTa層21cを含む。
バッファ層22は、Cu,Ta,Al,Ti,Hf,Zrなど、200MPa以下の低ヤング率の非磁性材料から選択され、厚さ3〜15nmに成膜される。一例として、厚さ8nmのCu層22を形成する。Cu膜22は、たとえばスパッタ法により、Xeガスで圧力0.1Pa〜0.15Paで成膜して、+800MPa〜1300MPaの引っ張り応力を有する。
MTJ積層30は、下から順に、下地層33、フリー層11、トンネルバリア層12、ピン層13、接着層23、垂直材料層24、キャップ層25を含む。下地層33は、厚さ0.5nmのTa膜33であり、フリー層(CoFeB)11の結晶性向上のために挿入される。Ta膜3上に、フリー層(CoFeB:1nm)11、トンネルバリア層(MgO:0.8nm)12、ピン層(CoFeB:1.2nm)13、接着層(Ta:0.5nm)23をこの順に成膜する。
接着層23上の垂直材料層24は、第1垂直材料層35と、非磁性材料層35と、第2垂直材料層37を含む。第1垂直材料層35は、CoとPtの薄膜を交互に4層繰り返してトータルの膜厚を4.0nmにした膜である。非磁性層36として厚さ0.8nmのRu膜36を挿入する。第2垂直材料層37は、CoとPtの薄膜を交互に14層繰り返してトータルの厚さを14nmにした膜である。垂直材料層24は全体として垂直型強磁性体である。
キャップ層25は、厚さ8nmのRu膜である。ハードマスク層41は、メタル層42と絶縁膜43を含む。たとえば、厚さ100nmのTaのメタル層42と、SiO2膜43を用いる。
下部電極層21、バッファ層22、MTJ積層30、ハードマスク41の形成後に、磁場印加アニールを250℃〜400℃で行う。また、結晶化、磁場方向を揃える処理を行なう。
図9及び図10は、MTJ積層30とバッファ層22の加工例を示す。図9(A)に示すようには、ハードマスク層41の絶縁膜43を所定の形状に加工し、絶縁膜43をマスクとしてメタル層42を加工してメタルマスク26を形成する。メタルマスク26を用いて積層30を加工する。
バッファ層22が難エッチング材料でない場合は、図9(B)に示すように、CH3OHガス系、CO/NH3ガス系、Arガス系などで、バッファ層22の直上まで、一括エッチングして、MTJ素子30Aを形成する。その後、図10に示すように、バッファ層22をフッ素系あるいは塩素系でエッチングする。
バッファ層22が難エッチング材料である場合は、図9(B)の工程を通らずに、CH3OHガス系、CO/NH3ガス系、Arガス系などで、MTJ積層30とバッファ層22を一括エッチングして図10の状態にする。
図11〜図13は、図6に示すMRAM1の製造工程図である。以下では、MTJ素子30Aと保護膜31の形成を中心に説明する。
図11(A)で、トランジスタ(図6参照)が形成されたウエハの層間絶縁膜71、73に、多層配線72a、72bが形成されている。多層配線72a、72bの表面を平坦化して露出させた状態で、図8のように、下部電極層21、バッファ層22、MTJ積層30、ハードマスク層41を形成する。図9(A)のようにメタルマスク26を形成し、図9(B)および図10のように、積層30とバッファ層22を加工して、下部電極層21上にバッファ層22とMTJ素子30Aを形成する。この、状態が図11(A)に対応する。
図11(B)で、全面に保護絶縁膜51と、絶縁性のハードマスク層52を成膜する。保護絶縁膜はたとえばフリー層の高さ以上、キャップ層の高さ以下の膜厚で、圧縮応力を有するSiN、SiC、SiCNの層である。この例では、バッファ層22の厚さを8nm、Ta膜33の厚さを0.5nm、フリー層11の厚さを1nmとした場合、厚さ15〜40nmのSiN保護膜31をプラズマCVD装置で形成する。成膜温度180℃〜400℃、プロセスガスはSiH4(80 sccm)とNH3(100 sccm)、ガス圧力は1.0Pa〜6.0Pa、ソースパワー5000Wとし、−3.0GPa〜−1.0GPaの膜応力を有するSiN膜31を形成する。
ハードマスク層52は、SiO2、SiOC、Low−k膜などであり、CVD法または塗布法で厚さ100〜500nmに成膜する。
図11(C)で、全面に絶縁膜74を形成して表面平坦化し、絶縁膜75を介してレジストマスク76を形成する。レジストマスク76は、全面に塗布したレジスト層を下部電極の形状にパターン露光し現像することによって得られる。レジストパターンは、たとえば200nm×300nmの矩形パターンである。
図12(A)で、レジストマスク76を用いて絶縁膜75、74、52と保護絶縁膜51をエッチングする。エッチングは下部電極層21上でストップする。このエッチングでハードマスク52aと、圧縮応力印加用の保護膜31が形成される。その後、アッシングによりレジストマスク76を除去する。
図12(B)で、ハードマスク52aを用いて、下部電極層21を電極形状にエッチングして下部電極21Eを形成する。図8のように、下部電極層21がTa膜21a、21cとRu膜21bを含む場合は、Ta膜21a、21cを、Cl2(20 sccm)/BCl3(60 sccm)/2Pa/RF-500Wの条件でエッチングし、Ru膜21bを、O2(200 sccm)/Cl2(20 sccm)/1Pa/RF-800Wの条件でエッチングする。
図12(C)で、全面にバリア絶縁膜78と層間絶縁膜79を形成する。バリア膜78はMTJ素子30Aへの水分の浸入を防止する。層間絶縁膜79は、SiO2、SiON、Low−k膜などである。
図13(A)で、層間絶縁膜70を平坦化する。
図13(B)で、全面に層間絶縁膜81を形成する。
図14(A)で、層間絶縁膜81、79、バリア膜78に、多層配線72bの近傍まで延びるビアホール82を形成する。
図14(B)で、層間絶縁膜81にトレンチ83a、83bを形成する。トレンチ83aを形成する工程で、多層配線72b上のバリア膜78もエッチングされて、多層配線72bの表面が露出する。トレンチ83bの形成により、メタルマスク26が露出する。
図14(C)で、全面に図示しないバリア膜とCuシード層を形成して、Cuメッキ層を成長し、CMPで研磨して配線85a、85bを形成する。配線85bは図示しないビット線に接続される。このようにして、MRAM1が製造される。
MRAM1は、図3の構造を有する磁気抵抗素子10を有し、フリー層11の下に低ヤング率で引っ張り応力を有するバッファ層22が配置されている。また、フリー層11の高さ以上の膜厚を有する圧縮応力の保護膜31を有する。この構成により、フリー層の保持力が高まって熱安定性が向上する。
以上の説明に対して、以下の付記を提示する。
(付記1)
基板と、
前記基板上に形成され、磁化容易軸が前記基板の基板面と垂直な方向に反転可能な第1の強磁性層と、トンネルバリア層と、磁化容易軸が前記基板面と垂直な方向に固定される第2の強磁性層がこの順で積層された磁気トンネル接合部と、
前記第1の強磁性層の下に配置され、前記第1の強磁性層よりも低いヤング率を有し、かつ引っ張り応力を有する非磁性層と、
前記非磁性層および前記磁気トンネル接合部を覆って、前記第1の強磁性層および前記非磁性層に圧縮応力を与える保護膜と、
を有し、
前記保護膜の膜厚は、当該保護膜の形成面から前記第1の強磁性層までの高さ以上であることを特徴とする磁気抵抗素子。
(付記2)
前記非磁性層のヤング率は200GPa以下であり、800MPa〜1300MPaの引っ張り応力を有することを特徴とする付記1に記載の磁気抵抗素子。
(付記3)
前記非磁性層は、Ta、Al、Hf、Zr、Ti、Cu、これらの窒化膜、またはTa-B、Ta-Si、CuZr、Xu−Hf、Al−Hfを含むアモルファス合金の層であることを特徴とする付記2に記載の磁気抵抗素子。
(付記4)
前記保護膜は、−3.0GPa〜−1.0GPaの圧縮応力を有することを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載の磁気抵抗素子。
(付記5)
前記保護膜は、SiN、SiC、またはSiNCであることを特徴とする付記4に記載の磁気抵抗素子。
(付記6)
前記磁気トンネル接合部は、前記第2の強磁性層上に接着層を介して配置される垂直型磁性層をさらに有することを特徴とする付記1〜5のいずれかに記載の磁気抵抗素子。
(付記7)
前記磁気トンネル接合部は、前記第1の強磁性層と前記非磁性層の界面に結晶性向上のための下地薄膜を有することを特徴とする付記1〜6のいずれかに記載の磁気抵抗素子。
(付記8)
基板上に、引っ張り応力を有する非磁性層、磁化容易軸が前記基板の基板面と垂直な方向に反転可能な第1の強磁性層、トンネルバリア層、および磁化容易軸が前記基板面と垂直な方向に固定される第2の強磁性層を、この順で積層し、
前記積層を所定の形状に加工して積層体を形成し、
前記積層体を覆って、圧縮応力を有する保護膜を形成し、
前記保護膜を、前記保護膜の形成面から前記第1の強磁性層までの高さ以上の厚さに形成することを特徴とする磁気抵抗素子の製造方法。
(付記9)
前記非磁性層は、ヤング率が200GPa以下の非磁性材料で形成されることを特徴とする付記8に記載の磁気抵抗素子の製造方法。
(付記10)
前記非磁性層の形成は、XeガスまたはKrガスを用いて、800MPa〜1300MPaの引っ張り応力を有する膜を形成することを特徴とする付記8または9に記載の磁気抵抗素子の製造方法。
(付記11)
前記保護膜の形成は、成膜圧力1.0Pa〜6.0Paで、−3.0GPa〜−1.0GPaの圧縮応力を有する膜を形成することを特徴とする付記8〜10のいずれかに記載の磁気抵抗素子の製造方法。
(付記12)
前記第2の強磁性層上に、接着層を介して垂直型強磁性層を形成する工程をさらに含むことを特徴とする付記8〜11のいずれかに記載の磁気抵抗素子の製造方法。
(付記13)
前記非磁性層と前記第1の強磁性層の界面に、前記第1の強磁性層の結晶性向上のための下地薄膜を形成する工程をさらに含むことを特徴とする付記8〜12のいずれかに記載の磁気抵抗素子の製造方法。
(付記14)
基板上に形成されるトランジスタ(Tr)と、
前記トランジスタに直列接続される磁気抵抗素子と、
を有し、
前記磁気抵抗素子は、
磁化容易軸が前記基板の基板面と垂直な方向に反転可能な第1の強磁性層と、トンネルバリア層と、磁化容易軸が前記基板面と垂直な方向に固定される第2の強磁性層とがこの順で積層された磁気トンネル接合部と、
前記第1の強磁性層の下に配置され、前記第1の強磁性層よりも低いヤング率を有し、かつ引っ張り応力を有する非磁性層と、
前記非磁性層および前記磁気トンネル接合部を覆って、前記第1の強磁性層および前記非磁性層に圧縮応力を与える保護膜と、
を有し、
前記保護膜の膜厚は、当該保護膜の形成面から前記第1の強磁性層までの高さ以上であることを特徴とする磁気記憶装置。
1 MRAM(磁気記憶装置)
10 磁気抵抗素子
11 フリー層(第1の強磁性層)
12 トンネルバリア層
13 ピン層(第2の強磁性層)
21 下部電極
22 バッファ層(非磁性層)
23 接着層(Ta層)
24 垂直材料層(垂直型磁性層)
30 積層
30A MTJ素子(磁気トンネル接合部)
31 保護膜
Tr トランジスタ

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成され、磁化容易軸が前記基板の基板面と垂直な方向に反転可能な第1の強磁性層と、トンネルバリア層と、磁化容易軸が前記基板面と垂直な方向に固定される第2の強磁性層がこの順で積層された磁気トンネル接合部と、
    前記第1の強磁性層の下に配置され、前記第1の強磁性層よりも低いヤング率を有し、かつ引っ張り応力を有する非磁性層と、
    前記非磁性層および前記磁気トンネル接合部を覆って、前記基板に平行な方向に延伸する表面を含む前記第1の強磁性層および前記非磁性層に圧縮応力を与える保護膜と、
    を有し、
    前記保護膜の膜厚は、当該保護膜の形成面から前記第1の強磁性層までの高さ以上であり、前記磁気トンネル接合部を含む磁気トンネル接合素子の高さ以下であることを特徴とする磁気抵抗素子。
  2. 前記非磁性層のヤング率は200GPa以下であり、800MPa〜1300MPaの引っ張り応力を有することを特徴とする請求項1に記載の磁気抵抗素子。
  3. 前記保護膜は、−3.0GPa〜−1.0GPaの圧縮応力を有することを特徴とする請求項1または2に記載の磁気抵抗素子。
  4. 基板上に、引っ張り応力を有する非磁性層、磁化容易軸が前記基板の基板面と垂直な方向に反転可能な第1の強磁性層、トンネルバリア層、および磁化容易軸が前記基板面と垂直な方向に固定される第2の強磁性層を、この順で積層し、
    前記積層を所定の形状に加工して磁気トンネル接合部を含む積層体を形成し、
    前記積層体を覆って、前記基板に平行な方向に延伸する表面を含む圧縮応力を有する保護膜を形成し、
    前記保護膜の厚さを、前記保護膜の形成面から前記第1の強磁性層までの高さ以上であり、前記磁気トンネル接合部を含む前記積層体の高さ以下に形成することを特徴とする磁気抵抗素子の製造方法。
  5. 前記非磁性層は、ヤング率が200GPa以下の非磁性材料で形成されることを特徴とする請求項4に記載の磁気抵抗素子の製造方法。
  6. 前記非磁性層の形成は、XeガスまたはKrガスを用いて、800MPa〜1300MPaの引っ張り応力を有する膜を形成することを特徴とする請求項4または5に記載の磁気抵抗素子の製造方法
  7. 前記保護膜は、成膜圧力1.0Pa〜6.0Paで、−3.0GPa〜−1.0GPaの圧縮応力を有する膜を形成することを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の磁気抵抗素子の製造方法。
  8. 基板上に形成されるトランジスタと、
    前記トランジスタに直列接続される磁気抵抗素子と、
    を有し、
    前記磁気抵抗素子は、
    磁化容易軸が前記基板の基板面と垂直な方向に反転可能な第1の強磁性層と、トンネルバリア層と、磁化容易軸が前記基板面と垂直な方向に固定される第2の強磁性層がこの順で積層された磁気トンネル接合部と、
    前記第1の強磁性層の下に配置され、前記第1の強磁性層よりも低いヤング率を有し、かつ引っ張り応力を有する非磁性層と、
    前記非磁性層および前記磁気トンネル接合部を覆って、前記基板に平行な方向に延伸する表面を含む前記第1の強磁性層および前記非磁性層に圧縮応力を与える保護膜と、
    を有し、
    前記保護膜の膜厚は、当該保護膜の形成面から前記第1の強磁性層までの高さ以上であり、前記磁気トンネル接合部を含む磁気トンネル接合素子の高さ以下であることを特徴とする磁気記憶装置。
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