JP6155181B2 - 閃光発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カメラ機能を有する携帯端末装置などにおいて、被写体を照明するために用いられる閃光発光装置に関する。
近年、スマートフォンなどの携帯端末装置は、被写体を撮影するためのカメラ機能を有する装置が普及している。このような携帯端末装置は、夜間などの暗所での撮影時の照明光源として、光量が10W程度の発光ダイオード(Light Emitting Diode:略称LED)を備えている。
照明光源としてLEDを備える携帯端末装置は、撮影時にLEDを発光させて被写体を照明したとしても、光量が小さく、明るさが不十分であるという課題がある。
一方、デジタルスチルカメラなどに搭載されている、光量が100kW程度のキセノン放電管を備えた閃光発光装置は、必要十分の光量を出す必要から、コンデンサ容量が数十μF程度のアルミ電解コンデンサを必要としている。なお、このアルミ電解コンデンサによる蓄積電荷を放出させ、キセノン放電管を放電させて閃光を発生させるように構成されている。
アルミ電解コンデンサは、高容量かつ高耐電圧特性を有するので、キセノン放電管を閃光発光させるための主コンデンサとしては適しているが、サイズが大きいものであるので、小型・薄型化が要求される携帯端末装置に搭載するのは困難である。
このような問題点を解決する技術として、特許文献1には、キセノン放電管を閃光発光させるための主コンデンサとして、複数のチップ型コンデンサを並列接続した構造体を用いる技術が開示されている。
特開2004−171820号公報
特許文献1に開示される技術では、発光部として、硬質ガラス管内にキセノンガスが封入されたキセノン放電管が用いられ、このキセノン放電管は配線基板上に実装されている。このような、キセノン放電管が配線基板上に実装された構造体は、小型化を図るには限界があり、閃光発光装置としての小型化の要求を十分に満足させることができない。
本発明の目的は、キセノン放電管を用いた場合と同程度の発光光量を維持しつつ、小型化された閃光発光装置を提供することである。
本発明は、第1〜第3凹部が形成された収容体であって、
電気絶縁性を有する板状の基部と、
前記基部の一方主面上に設けられて前記第1凹部を形成する、電気絶縁性を有する第1枠部と、
前記基部の一方主面上に前記第1枠部に連なって設けられて前記第2凹部を形成する、電気絶縁性を有する第2枠部と、
前記基部の他方主面上に設けられて前記第3凹部を形成する、電気絶縁性を有する第3枠部と、を有する収容体と、
前記第1凹部に収容され、放電によって発光する発光部と、
前記第2凹部に収容され、前記発光部と電気的に接続される主コンデンサと、
前記第3凹部に収容され、前記主コンデンサと電気的に接続されて、該主コンデンサに昇圧された電圧を印加して電荷を蓄積させる昇圧回路部と、
前記第3凹部に収容され、前記発光部と電気的に接続されて、該発光部が放電を開始するためのトリガ電圧を該発光部に印加するトリガ電圧発生回路部と、
前記第3凹部に収容され、前記発光部と電気的に接続される発光制御回路部であって、
前記トリガ電圧発生回路部によってトリガ電圧が印加された前記発光部に、前記主コンデンサの蓄積電荷を供給して該発光部を発光させる発光制御回路部と、を備え
前記昇圧回路部は、電気絶縁性を有する前記第3凹部に収容され、電気絶縁性の樹脂封止材により前記第3凹部を埋めるようにして封止されていることを特徴とする閃光発光装置である。
また本発明は、第1および第2凹部が形成された収容体であって、
電気絶縁性を有する板状の基部と、
前記基部の一方主面上に設けられて前記第1凹部を形成する、電気絶縁性を有する第1枠部と、
前記基部の他方主面上に設けられて前記第2凹部を形成する、電気絶縁性を有する第2枠部と、を有する収容体と、
前記第1凹部に収容され、放電によって発光する発光部と、
前記第2凹部に収容され、前記発光部と電気的に接続される主コンデンサと、
前記第2凹部に収容され、前記主コンデンサと電気的に接続されて、該主コンデンサに昇圧された電圧を印加して電荷を蓄積させる昇圧回路部と、
前記第2凹部に収容され、前記発光部と電気的に接続されて、該発光部が放電を開始するためのトリガ電圧を該発光部に印加するトリガ電圧発生回路部と、
前記第2凹部に収容され、前記発光部と電気的に接続される発光制御回路部であって、
前記トリガ電圧発生回路部によってトリガ電圧が印加された前記発光部に、前記主コンデンサの蓄積電荷を供給して該発光部を発光させる発光制御回路部と、を備え
前記昇圧回路部は、電気絶縁性を有する前記第2凹部に収容され、電気絶縁性の樹脂封止材により前記第2凹部を埋めるようにして封止されていることを特徴とする閃光発光装置である。
また本発明の閃光発光装置は、前記第1凹部が塞がれるように、前記第1枠部上に設けられる、光透過性を有する光学部材をさらに備え、
前記光学部材によって塞がれた、前記第1凹部内にキセノンガスが封入されていることを特徴とする。
また本発明の閃光発光装置において、前記主コンデンサは、
複数の誘電体層積層された積層体と、
該積層体の内部で前記誘電体層を挟んで交互に配設された複数の容量電極および複数の浮遊電極と、
前記複数の浮遊電極と電気的に絶縁されており、前記積層体の側面に設けられ、前記複数の容量電極にそれぞれ電気的に接続された外部電極と、を有し、
前記複数の容量電極は、それぞれ、互いに電気的に絶縁された状態で、前記誘電体層の一主面上に配列された複数の第1電極部分から成る第1容量電極部と、前記第1容量電極部と電気的に絶縁されるとともに、互いに電気的に絶縁された状態で、前記誘電体層の一主面上に配列された複数の第2電極部分から成る第2容量電極部と、を含む積層コンデンサであることを特徴とする。
本発明によれば、放電によって発光する発光部が、収容体における基部の一方主面上に形成された、第1枠部によって囲まれた第1凹部に収容されている。したがって、本発明に係る閃光発光装置は、キセノン放電管を用いた場合と同程度の発光光量を維持しつつ、小型化された閃光発光装置となる。また、昇圧回路部が収容された第3凹部または昇圧回路部が収容された第2凹部が、電気絶縁性の樹脂封止材により封止されているため、閃光発光装置による外部への電気的障害が発生することを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る閃光発光装置800の構成を模式的に示す斜視図である。 閃光発光装置800を、発光部700が配置されている側から平面視した図である。 閃光発光装置800を、発光部700が配置されている側とは反対側から平面視した図である。 図1に示す閃光発光装置800を切断面線A−Aから見た概略断面図である。 閃光発光装置800の回路図である。 積層コンデンサ100の構成を示す図である。 積層コンデンサ100において、積層体1の内部に埋設される電極の構成を示す図である。 積層コンデンサ100内の電荷分布の状態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る閃光発光装置800Aを、発光部700が配置されている側から平面視した図である。 閃光発光装置800Aを、発光部700が配置されている側とは反対側から平面視した図である。 閃光発光装置800Aの構成を模式的に示す断面図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る閃光発光装置800の構成を模式的に示す斜視図である。図1(a)は発光部700が配置されている側から見た斜視図であり、図1(b)は発光部700が配置されている側とは反対側から見た斜視図である。図2は、閃光発光装置800を、発光部700が配置されている側から平面視した図である。図3は、閃光発光装置800を、発光部700が配置されている側とは反対側から平面視した図である。図4は、図1に示す閃光発光装置800を切断面線A−Aから見た概略断面図である。図5は、閃光発光装置800の回路図である。
閃光発光装置800は、被写体を撮影するためのカメラ機能を有するスマートフォンなどの携帯端末装置において、夜間などの暗所での撮影時の照明光源として備えられる装置である。閃光発光装置800は、放電によって発光する発光部700と、電気絶縁性を有する材料で形成された収容体801と、主コンデンサ100と、所定の電源の電源電圧を昇圧し、その昇圧された電圧を主コンデンサ100に電荷を蓄積させる昇圧回路部と、トリガ電圧を発生させるトリガ電圧発生回路部と、発光部700の発光制御を行う発光制御回路部とを備える。なお、前記昇圧回路部は、昇圧トランス201およびダイオード301などによって構成される。前記発光制御回路部は、半導体スイッチング素子である絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(以下、「IGBT」という)501、動作安定用コンデンサ104およびダイオード302などによって構成される。前記トリガ電圧発生回路部は、トリガコンデンサ103およびトリガトランス202などによって構成される。
収容体801は、電気絶縁性を有する材料から成り、矩形板状の基部801Aと、該基部801Aの一方主面上に立設される、矩形状の開口を有する環状の第1枠部である第1前面側枠部801Bと、第1前面側枠部801Bに連なって、基部801Aの一方主面上に立設される、矩形状の開口を有する環状の第2枠部である第2前面側枠部801Cと、基部801Aの他方主面上に立設される、矩形状の開口を有する環状の第3枠部である背面側枠部801Dとを含んで構成される。
本実施形態では、基部801Aと、第1前面側枠部801Bと、第2前面側枠部801Cと、背面側枠部801Dとは、複数のセラミック絶縁層が一体的に積層されて構成されている。
上記のように構成される収容体801では、基部801Aの一方主面上に第1前面側枠部801Bが立設されることによって第1凹部である第1前面側凹部801BBが形成され、基部801Aの一方主面上に第2前面側枠部801Cが立設されることによって第2凹部である第2前面側凹部801CCが形成され、基部801Aの他方主面上に背面側枠部801Dが立設されることによって第3凹部である背面側凹部801DDが形成される。
なお、収容体801は、セラミックグリーンシートを用いて製造することができる。具体的には、基部801A、第1前面側枠部801B、第2前面側枠部801C、および背面側枠部801Dを構成するセラミック絶縁層となるセラミックグリーンシートを所定形状に成型し、必要に応じて後述の配線導体L1〜L23、発光部700の第1電極702、第2電極703、導電性を有する金属から成る反射層701を導体ペーストの印刷によりセラミックグリーンシートに形成する。次に、このようなセラミックグリーンシートを積層、圧着した後、焼成処理を行うことによって、収容体801を製造することができる。また、収容体801において、背面側枠部801D上には、複数の外部接続用電極端子803が設けられている。
発光部700は、基部801Aの一方主面上の、第1前面側枠部801Bによって囲まれた領域、すなわち、第1前面側凹部801BB内に設けられ、放電によって発光する。発光部700は、光反射性および導電性を有し、トリガ電極として機能する反射層701と、第1電極702と、第2電極703と、光学部材704とを含んで構成される。
反射層701は、第1前面側枠部801Bによって形成される第1前面側凹部801BB内の、第1前面側枠部801Bの内壁面および基部801A表面に形成されている。なお、本実施形態では、第1前面側枠部801Bの内壁面は、基部801A表面から遠ざかるに連れて第1前面側枠部801Bの開口が広がるように、階段状に形成されている。
第1電極702および第2電極703は、第1前面側枠部801Bの内壁面に、互いに離間して形成されている。なお、第1電極702と、第2電極703と、反射層701とは、互いに電気的に絶縁されている。
光学部材704は、第1前面側枠部801Bによって囲まれた開口が塞がれるように、第1前面側枠部801B上に設けられる。光学部材704が第1前面側枠部801B上に設けられることによって、第1前面側枠部801Bによって形成される第1前面側凹部801BBが密閉空間となる。光学部材704は、光透過性を有し、発光部700における放電による発光によって発生した光を、拡散された照明光として外部に出射する。
また、本実施形態では、光学部材704によって塞がれた、第1前面側枠部801Bによって外囲される、基部801Aと光学部材704との間の空間、すなわち、第1前面側凹部801BB内に、キセノンガスが封入されている。
第1前面側凹部801BB内にキセノンガスが封入されて構成される発光部700は、該第1前面側凹部801BB内において主コンデンサ100による蓄積電荷によって発光(閃光を発生)し、この第1前面側凹部801BB内で発生した光は、光学部材704から外部に出射され、これによって被写体を照明することができる。
主コンデンサ100は、特に限定されるものではないけれども、高容量かつ高耐電圧特性を有するという観点から、積層コンデンサであることが好ましい。以下では、主コンデンサ100を「積層コンデンサ100」という。
積層コンデンサ100は、収容体801における基部801Aの一方主面上の、第2前面側枠部801Cによって囲まれた領域、すなわち、第2前面側凹部801CC内に設けられ、発光部700の第1電極702と、収容体801に形成された配線導体L1を介して電気的に接続されている。第2前面側凹部801CC内に設けられる積層コンデンサ100は、樹脂封止材802Aによって樹脂封止されている。
積層コンデンサ100は、複数の誘電体層と複数の内部電極とが交互に積層された積層体と、該積層体の側面に設けられ、前記複数の内部電極にそれぞれ電気的に接続された外部電極と、を備えるコンデンサである。以下では、内部電極として、複数の電極部分に分割された分割構造を有する容量電極および浮遊電極を備える積層コンデンサを例に挙げて、本実施形態の積層コンデンサ100について説明する。
図6は、積層コンデンサ100の構成を示す図である。図6(a)は積層コンデンサ100の外観を示す斜視図であり、図6(b)は積層コンデンサ100の断面図である。図7は、積層体1の内部に埋設される電極の構成を示す図である。図7(a)は積層体1を積層方向に平面透視したときの容量電極3の平面図であり、図7(b)は積層体1を積層方向に平面透視したときの浮遊電極4の平面図であり、図7(c)は容量電極3および浮遊電極4の積層状態を示す分解斜視図である。図8は、積層コンデンサ100内の電荷分布の状態を示す図である。
本実施形態の積層コンデンサ100は、複数の誘電体層5が積層されて成る積層体1と、該積層体1の内部で各誘電体層5を挟んで交互に配設された複数の容量電極3および浮遊電極4と、該積層体1の側面に設けられ、各容量電極3と電気的に接続され、かつ各浮遊電極4と電気的に絶縁された、第1外部電極部分2aおよび第2外部電極部分2bとを備える。なお、以下では、第1外部電極部分2aおよび第2外部電極部分2bを総称するときには、「外部電極2」という。
積層体1において、誘電体層5は、積層方向に平面視したときの形状が長方形である。積層体1の内部で誘電体層5を挟んで交互に配設された各容量電極3および浮遊電極4は、積層方向に平面視したときの形状が、誘電体層5と同様に、長方形である。これらの容量電極3および浮遊電極4が内部に埋設され、複数の誘電体層5が複数積層されて成る積層体1は、全体として直方体状に形成されている。積層体1において、誘電体層5の積層数は、積層コンデンサ100を高容量化できるという点で、100層〜1000層である。なお、以下では、容量電極3、浮遊電極4および誘電体層5の長辺が延びる方向を「長辺方向X」と称し、長辺方向Xに直交する、容量電極3、浮遊電極4および誘電体層5の短辺が延びる方向を「短辺方向Y」と称し、長辺方向Xおよび短辺方向Yに直交する、積層体1における誘電体層5が積層される方向を「積層方向Z」と称する。
本実施形態では、積層体1において、長辺方向Xの長さは3mm〜20mmであり、短辺方向Yの長さは2mm〜20mmであり、積層方向Zの長さは1mm〜2mmである。
外部電極2において、第1外部電極部分2aおよび第2外部電極部分2bは、それぞれ250μm〜1000μmの厚みで、積層体1の積層方向Zに延びる側面に、積層方向Zにわたって形成されている。ここで、第1外部電極部分2aおよび第2外部電極部分2bの厚みとは、長辺方向Xに延びる寸法を示す。第1外部電極部分2aおよび第2外部電極部分2bを構成する材料としては、たとえば、ニッケル、銅、銀、パラジウムなどの金属を主成分とする導体材料が用いられる。
本実施形態では、第1外部電極部分2aは、積層体1の長辺方向X一方側の側面に設けられ、第2外部電極部分2bは、積層体1の長辺方向X他方側の側面に設けられている。そして、第1外部電極部分2aは、後述する容量電極3における複数の第1電極部分31a,31b,31cのそれぞれに電気的に接続されている。また、第2外部電極部分2bは、第1外部電極部分2aと電気的に絶縁され、容量電極3における複数の第2電極部分32a,32b,32cのそれぞれに電気的に接続されている。
誘電体層5は、チタン酸バリウムを主成分とする誘電体磁器を用いることができ、たとえば、チタン酸バリウムに酸化マグネシウム、希土類元素(RE)の酸化物および酸化マンガンなどが固溶した結晶粒子から構成されている誘電体磁器を例示することができる。なお、誘電体磁器の種類としては上述したものだけに限らず、チタン酸バリウムにカルシウムやストロンチウムなどの元素を固溶させたものやこれらの誘電体材料を複合化させたものなど他の誘電体磁器を用いることもできる。
誘電体層5の厚みは、2μm〜10μmである。また、誘電体層5は、長辺方向Xの長さが2700μm〜19500μmであり、短辺方向Yの長さが1700μm〜19800μmである。なお、誘電体層5の厚みは、高耐電圧特性を持たせるために2μm以上であって、静電容量を高めるため、ならびに製品厚みの抑制のために10μm以下である。
なお、本実施形態の積層コンデンサ100においては、容量電極3および浮遊電極4により挟まれて静電容量が得られる有効層として機能する誘電体層5に対し、容量電極3および浮遊電極4により挟まれることがなく積層体1の積層方向Zの両主面側にそれぞれ配置される誘電体層5は、保護層として機能する。
容量電極3および浮遊電極4は、0.4μm〜2μmの厚みに形成された、電荷を蓄えて静電容量を得るための内部電極である。また、容量電極3および浮遊電極4は、積層方向Zに平面視したときの大きさが誘電体層5と同じであり、具体的には、長辺方向Xの長さが2300μm〜18900μmであり、短辺方向Yの長さが1300μm〜6500μmである。
容量電極3および浮遊電極4を構成する材料としては、たとえば、ニッケル、銅、ニッケル−銅、銀−パラジウムなどの金属を主成分とする導体材料が用いられる。
本実施形態の積層コンデンサ100は、図8に示すように、誘電体層5を挟んで電荷を蓄える容量電極3および浮遊電極4が複数形成されることにより大きな静電容量が得られ、かつ小型化が容易なコンデンサとすることができる。
容量電極3は、図7(a)に示すように、互いに電気的に絶縁された状態で同一仮想平面上に配設される複数の第1電極部分31a,31b,31cから成る第1容量電極部31と、第1容量電極部31と電気的に絶縁されるとともに、互いに電気的に絶縁された状態で同一仮想平面上に配設される複数の第2電極部分32a,32b,32cから成る第2容量電極部32とを含んで構成される。
容量電極3において、第1容量電極部31と第2容量電極部32とは、互いに長辺方向Xに離間して設けられ、第1容量電極部31が長辺方向X一端部側に配置され、第2容量電極部32が長辺方向X他端部側に配置される。第1容量電極部31と第2容量電極部32との長辺方向Xに関する離間距離は、たとえば、100μm〜1000μmである。
また、容量電極3の第1容量電極部31を構成する複数の第1電極部分31a,31b,31cは、それぞれ、積層方向Zに平面視したときの形状が長方形であり、短辺方向Yに間隔をあけて整列して配置されている。複数の第1電極部分31a,31b,31c間の短辺方向Yに関する間隔は、たとえば、30μm〜300μmである。また、容量電極3の第2容量電極部32を構成する複数の第2電極部分32a,32b,32cは、それぞれ、積層方向Zに平面視したときの形状が長方形であり、短辺方向Yに間隔をあけて整列して配置されている。複数の第2電極部分32a,32b,32c間の短辺方向Yに関する間隔は、たとえば、30μm〜300μmである。
長方形の形状に形成される複数の第1電極部分31a,31b,31c、および、複数の第2電極部分32a,32b,32cは、それぞれ、同一の形状かつ大きさである。また、複数の第1電極部分31a,31b,31c、および、複数の第2電極部分32a,32b,32cの長辺が延びる方向は、容量電極3の長辺方向Xに平行である。また、複数の第1電極部分31a,31b,31c、および、複数の第2電極部分32a,32b,32cは、長辺方向Xの長さが1000μm〜10000μmであり、短辺方向Yの長さが500μm〜6500μmである。
また、容量電極3において、複数の第1電極部分31a,31b,31cは、それぞれ、長辺方向X中央部から一端部にわたって形成されており、その長辺方向X一端部側の端面が積層体1の長辺方向X一端部側の側面から露出して、第1外部電極部分2aと電気的に接続されている。また、容量電極3において、複数の第2電極部分32a,32b,32cは、それぞれ、長辺方向X中央部から他端部にわたって形成されており、その長辺方向X他端部側の端面が積層体1の長辺方向X他端部側の側面から露出して、第2外部電極部分2bと電気的に接続されている。
浮遊電極4は、図7(b)に示すように、互いに電気的に絶縁された状態で同一仮想平面上に配設される複数の浮遊電極部分4a,4b,4cから成る。
浮遊電極4を構成する複数の浮遊電極部分4a,4b,4cは、それぞれ、積層方向Zに平面視したときの形状が長方形であり、短辺方向Yに間隔をあけて整列して配置されている。複数の浮遊電極部分4a,4b,4c間の短辺方向Yに関する間隔は、たとえば、30μm〜300μmである。
長方形の形状に形成される複数の浮遊電極部分4a,4b,4cは、それぞれ、同一の形状かつ大きさである。また、複数の浮遊電極部分4a,4b,4cの長辺が延びる方向は、浮遊電極4の長辺方向Xに平行である。また、複数の浮遊電極部分4a,4b,4cは、長辺方向Xの長さが2300μm〜18900μmであり、短辺方向Yの長さが500μm〜6500μmである。
また、浮遊電極4において、複数の浮遊電極部分4a,4b,4cは、それぞれ、長辺方向X一端部から他端部にわたって形成されている。ただし、複数の浮遊電極部分4a,4b,4cは、それぞれ、長辺方向X一端部側の端面、および長辺方向X他端部側の端面が、積層体1の側面から露出してはおらず、第1外部電極部分2aおよび第2外部電極部分2bと電気的に絶縁されている。
次に、本実施形態の積層コンデンサ100を製造する方法について説明する。まず、誘電体層5を形成する誘電体磁器の原料を準備する。誘電体磁器の主成分として、チタニア系酸化物、ジルコン酸系酸化物等が挙げられる。チタン酸バリウムを主成分とする焼結体を用いる場合、たとえば、チタン酸バリウム粉末に対して、所定量の酸化マグネシウム粉末、希土類元素の酸化物粉末および酸化マンガン粉末を配合し、さらに、必要に応じて所望の誘電特性を維持できる範囲で焼結助剤としてガラス粉末を添加して素原料粉末を得る。
次に、上記の素原料粉末に有機ビヒクルを加えてセラミックスラリを調製し、次いで、ドクターブレード法またはダイコータ法などのシート成形法を用いてセラミックグリーンシートを形成する。セラミックグリーンシートの厚みは誘電体層5の高容量化のための薄層化と、高絶縁性を維持するという点で2.5μm〜15μmが好ましい。
次に、得られたセラミックグリーンシートの主面上に矩形状の電極パターンを0.5μm〜3.5μmの厚みで印刷して形成する。なお、電極パターンとなる導体ペーストは、ニッケル、銅、またはこれらの合金粉末を主成分金属とし、これに共材としてのセラミック粉末を混合し、有機バインダ、溶剤および分散剤を添加して調製する。
次に、電極パターンが形成されたセラミックグリーンシートを所望枚数重ね、その上下に電極パターンを形成していないセラミックグリーンシートをさらに複数枚、上下層が同じ枚数になるように重ねて、仮積層体を形成する。仮積層体における電極パターンは、長手方向に半パターンずつずらしてある。このような積層工法により、切断後に、容量電極3を形成するための、第1電極部分31a,31b,31cおよび第2電極部分32a,32b,32cに対応する電極パターンと、浮遊電極4を形成するための、浮遊電極部分4a,4b,4cに対応する電極パターンとが形成されたものとなる。
次に、仮積層体を上記仮積層時の温度圧力よりも高温、高圧の条件にてプレスを行い、セラミックグリーンシートと電極パターンとが強固に密着された積層構造体を形成する。
次に、この積層構造体を、予め定めるカットラインに沿って切断し、その後、所定の雰囲気下、温度条件で焼成して積層体1を形成する。焼成条件としては、昇温速度を5〜300℃/hとして、脱脂を500℃までの温度範囲で行い、次いで、昇温速度を25〜1000℃/hとして、水素−窒素の混合ガスの還元雰囲気中にて1100〜1300℃の範囲で0.5〜4時間焼成する。さらに、焼成後の試料に対して、酸化雰囲気中、900〜1100℃で再酸化処理を行う。
次に、この積層体1の対向する長辺方向Xの側面に、外部電極ペーストを塗布して焼付けを行い、第1外部電極部分2aおよび第2外部電極部分2bが形成される。また、第1外部電極部分2aおよび第2外部電極部分2bの表面には、実装性を高めるためにメッキ膜が形成される。
本実施形態の積層コンデンサ100は、誘電体層5を挟んで交互に積層される内部電極としての容量電極3と浮遊電極4とが、誘電体層5の一主面の全面にわたって形成されているのではなく、特徴的な構造を有している。具体的には、容量電極3は、互いに電気的に絶縁された状態で同一仮想平面上に配設される複数の第1電極部分31a,31b,31cから成る第1容量電極部31と、第1容量電極部31と電気的に絶縁されるとともに、互いに電気的に絶縁された状態で同一仮想平面上に配設される複数の第2電極部分32a,32b,32cから成る第2容量電極部32とを有する。また、浮遊電極4は、互いに電気的に絶縁された状態で同一仮想平面上に配設される複数の浮遊電極部分4a,4b,4cから成る。
上記のように構成される本実施形態の積層コンデンサ100では、容量電極3がバランスよく誘電体層5の一主面にばらばらに配列されていることで、焼成時に容量電極3と誘電体層5の材料の違いによって発生する応力を分散することができる。その結果、積層コンデンサ100を製造するときの焼成時に「反り」や「デラミ」が発生することを効果的に低減することができる。したがって、積層コンデンサ100は、高容量かつ高耐電圧特性を有し、閃光発光装置800における発光部700を閃光発光させるための主コンデンサとして使用可能なものとなる。
次に、図5の回路図を用いて、閃光発光装置800の構成および動作を説明する。昇圧トランス201の1次電圧は外部からの給電、或いは制御IC601からの給電が可能となっており、昇圧後の2次電圧はダイオード301で整流される。そして、積層コンデンサ100に充電されると同時に抵抗404,405にて分圧された電圧値が、制御IC601の端子601fで確認される。
DC−DCコンバータでは、制御IC601の端子601gを制御することで発振を開始する。なお、前記発振起動信号は、コントローラ900より制御IC601の端子601aに入力される。この制御IC601に入力された発振起動信号がDC−DCコンバータに入力されることになる。DC−DCコンバータに発振起動信号が入力されると、携帯端末装置に備えられる電池電源などの直流電源DCより供給される直流電流が昇圧トランス201に入力されて、発振の開始となる。
DC−DCコンバータの発振によって直流電源電圧が昇圧トランス201により昇圧され、その出力電流がダイオード301で整流される。したがって、この整流用ダイオード301により整流された整流電流よって、積層コンデンサ100が充電される。
積層コンデンサ100は、蓄積電荷を発光部700を通して放出し、発光部700を放電させて閃光を発生させる。
発光部700は、トリガ電圧発生回路部によって励起電圧がトリガ電極として機能する反射層701に印加されて発光始動される。
トリガ電圧発生回路部は、コントローラ900より発せられた信号を制御IC601の端子601cで受ける。そして、制御IC601の端子601dより出力される発光制御信号が、IGBT501のゲートに入力されることによって、このIGBT501が導通し、トリガコンデンサ103の充電電荷がダイオード302とトリガトランス202の一次コイルに放電する。これによって、トリガトランス202の二次コイルに発生した高電圧が発光部700の反射層701に印加され、発光部700が積層コンデンサ100の蓄積電荷を受けて放電して発光始動する。なお、動作安定用コンデンサ104は、ダイオード302の動作を安定させるためのものである。
また、抵抗406,407は、制御IC601の端子601dのドライバ出力とIGBT501の入力仕様に合わせ調整することができる。
積層コンデンサ100が発光部700を発光させることが可能な所定の電圧まで充電されると、レディ信号が制御IC601bよりコントローラ900へ送られ、所望のタイミングでコントローラ900より制御IC601の端子601cへ発光命令信号を出力する。
本実施形態の閃光発光装置800は、高容量かつ高耐電圧特性を有する積層コンデンサ100を備えているので、該積層コンデンサ100による蓄積電荷を放出させ、発光部700を放電させて閃光を発生させることができる。このような閃光発光装置800は、発光部700を閃光発光させるための主コンデンサとして、アルミ電解コンデンサに比べて極めてサイズの小さい積層コンデンサ100を備えているので、小型化・薄型化が要求されるスマートフォンなどの携帯端末装置に好適である。
次に、図2および図3を用いて閃光発光装置800における各電子部品の配置、および各電子部品間の配線導体の接続状態を説明する。
本実施形態の閃光発光装置800では、昇圧トランス201およびダイオード301などによって構成される昇圧回路部、IGBT501、動作安定用コンデンサ104およびダイオード302などによって構成される発光制御回路部、トリガコンデンサ103およびトリガトランス202などによって構成されるトリガ電圧発生回路部、などの、発光部700および積層コンデンサ100以外の各電子部品は、収容体801における基部801Aの他方主面上の、背面側枠部801Dによって囲まれた領域、すなわち、背面側凹部801DD内に設けられ、樹脂封止材802Bによって樹脂封止されている。
また、収容体801には、基部801A、第1前面側枠部801B、第2前面側枠部801Cおよび背面側枠部801Dの内部あるいは表面(主面)に、複数の配線導体L1〜L23が形成されている。
発光部700の第1電極702と、積層コンデンサ100とは、配線導体L1によって、直線状の最短経路で電気的に接続されている。また、発光部700のトリガ電極として機能する反射層701と、トリガ電圧発生回路部の一部を成すトリガトランス202とは、配線導体L2によって、直線状の最短経路で電気的に接続されている。また、発光部700の第2電極703と、発光制御回路部の一部を成す動作安定用コンデンサ104とは、配線導体L3によって、直線状の最短経路で電気的に接続されている。
また、動作安定用コンデンサ104と電気的に接続される、抵抗403との間の配線導体L4、ダイオード302との間の配線導体L5は直線状の最短経路で接続する。さらに、積層コンデンサ100と電気的に接続される、ダイオード301との間の配線導体L6は直線状の最短経路で接続する。また、ダイオード301と電気的に接続される、昇圧トランス201との間の配線導体L12も直線状の最短経路で接続する。かかる箇所は、昇圧トランス201の2次側であって、高電圧でスイッチング動作を行う必要があることから、配線導体における寄生容量やインピーダンスを小さくし、エネルギー損失を抑えることができ、発光部700を良好に作動させることができる。
また、収容体801の背面側枠部801Dによって形成される背面側凹部801DD内において、昇圧トランス201とともにDC−DCコンバータを構成するダイオード301、抵抗401およびコンデンサ102が、昇圧トランス201の周囲に配置されている。また、背面側凹部801DD内において、トリガトランス202とともにトリガ電圧発生回路部を構成する電子部品、発光制御回路部を構成する一部の電子部品であるトリガコンデンサ103、ダイオード302、充電抵抗402、抵抗403および動作安定用コンデンサ104が、トリガトランス202の周囲に配置されている。また、背面側凹部801DD内において、発光制御回路部として機能する、レディ信号発生回路および発振停止回路を構成するIGBT501、および抵抗406,407が、制御IC601に隣接して配置されている。
以上のように構成される本実施形態の閃光発光装置800では、放電によって発光する発光部700が、収容体801における基部801Aの一方主面上の、第1前面側枠部801Bによって囲まれた領域である第1前面側凹部801BB内に設けられている。したがって、本実施形態に係る閃光発光装置800は、キセノン放電管を用いた場合と同程度の発光光量を維持しつつ、小型化された閃光発光装置となる。
また、閃光発光装置800では、電気絶縁性を有する収容体801における第1前面側凹部801BB内に発光部700が設けられ、第2前面側凹部801CC内に積層コンデンサ100が設けられ、背面側凹部801DD内に各電子部品が設けられており、さらに、第2前面側凹部801CCおよび背面側凹部801DDが樹脂封止材802A,802Bによって樹脂封止されている。これによって、閃光発光装置800による外部への電気的障害が発生することを抑制することができるので、たとえば、スマートフォンなどの、高密度実装状態のマザーボード上に、閃光発光装置800を高密度で実装することができ、搭載エリア自体を極小化することができる。
図9は、本発明の第2実施形態に係る閃光発光装置800Aを、発光部700が配置されている側から平面視した図である。図10は、閃光発光装置800Aを、発光部700が配置されている側とは反対側から平面視した図である。図11は、閃光発光装置800Aの構成を模式的に示す断面図である。
本実施形態の閃光発光装置800Aは、前述の第1実施形態に係る閃光発光装置800に類似し、対応する部分については同一の参照符号を付して説明を省略する。閃光発光装置800Aは、収容体801の形状が閃光発光装置800とは異なり、それに伴って積層コンデンサ100の収容体801における配置位置が異なる。
本実施形態の閃光発光装置800Aにおいて、収容体801は、電気絶縁性を有する材料から成り、矩形板状の基部801Aと、該基部801Aの一方主面上に立設される、矩形状の開口を有する環状の第1枠部である第1前面側枠部801Bと、基部801Aの他方主面上に立設される、矩形状の開口を有する環状の第2枠部である背面側枠部801Dとを含んで構成される。
本実施形態では、基部801Aと、第1前面側枠部801Bと、背面側枠部801Dとは、複数のセラミック絶縁層が一体的に積層されて構成されている。
上記のように構成される収容体801では、基部801Aの一方主面上に第1前面側枠部801Bが立設されることによって第1凹部である第1前面側凹部801BBが形成され、基部801Aの他方主面上に背面側枠部801Dが立設されることによって第2凹部である背面側凹部801DDが形成される。
そして、発光部700は、基部801Aの一方主面上の、第1前面側枠部801Bによって囲まれた領域、すなわち、第1前面側凹部801BB内に設けられる。また、積層コンデンサ100は、収容体801における基部801Aの他方主面上の、背面側枠部801Dによって囲まれた領域、すなわち、背面側凹部801DD内に設けられる。さらに、昇圧トランス201およびダイオード301などによって構成される昇圧回路部、IGBT501、動作安定用コンデンサ104およびダイオード302などによって構成される発光制御回路部、トリガコンデンサ103およびトリガトランス202などによって構成されるトリガ電圧発生回路部、などの、発光部700および積層コンデンサ100以外の各電子部品は、背面側凹部801DD内に設けられる。
本実施形態の閃光発光装置800Aは、背面側凹部801DD内に積層コンデンサ100が設けられている点で、第2前面側凹801CC内に積層コンデンサ100が設けられた構成の、前述の閃光発光装置800とは異なる。
本実施形態の閃光発光装置800Aは、前述の閃光発光装置800と同様に、放電によって発光する発光部700が、収容体801における基部801Aの一方主面上の、第1前面側枠部801Bによって囲まれた領域である第1前面側凹部801BB内に設けられている。したがって、本実施形態に係る閃光発光装置800Aは、キセノン放電管を用いた場合と同程度の発光光量を維持しつつ、小型化された閃光発光装置となる。
100 積層コンデンサ
700 発光部
701 反射層
702 第1電極
703 第2電極
704 光学部材
800,800A 閃光発光装置
801 収容体
801A 基部
801B 第1前面側枠部
801C 第2前面側枠部
801D 背面側枠部
802A,802B 樹脂封止材
803 外部接続用電極端子

Claims (4)

  1. 第1〜第3凹部が形成された収容体であって、
    電気絶縁性を有する板状の基部と、
    前記基部の一方主面上に設けられて前記第1凹部を形成する、電気絶縁性を有する第1枠部と、
    前記基部の一方主面上に前記第1枠部に連なって設けられて前記第2凹部を形成する、電気絶縁性を有する第2枠部と、
    前記基部の他方主面上に設けられて前記第3凹部を形成する、電気絶縁性を有する第3枠部と、を有する収容体と、
    前記第1凹部に収容され、放電によって発光する発光部と、
    前記第2凹部に収容され、前記発光部と電気的に接続される主コンデンサと、
    前記第3凹部に収容され、前記主コンデンサと電気的に接続されて、該主コンデンサに昇圧された電圧を印加して電荷を蓄積させる昇圧回路部と、
    前記第3凹部に収容され、前記発光部と電気的に接続されて、該発光部が放電を開始するためのトリガ電圧を該発光部に印加するトリガ電圧発生回路部と、
    前記第3凹部に収容され、前記発光部と電気的に接続される発光制御回路部であって、
    前記トリガ電圧発生回路部によってトリガ電圧が印加された前記発光部に、前記主コンデンサの蓄積電荷を供給して該発光部を発光させる発光制御回路部と、を備え
    前記昇圧回路部は、電気絶縁性を有する前記第3凹部に収容され、電気絶縁性の樹脂封止材により前記第3凹部を埋めるようにして封止されていることを特徴とする閃光発光装置。
  2. 第1および第2凹部が形成された収容体であって、
    電気絶縁性を有する板状の基部と、
    前記基部の一方主面上に設けられて前記第1凹部を形成する、電気絶縁性を有する第1枠部と、
    前記基部の他方主面上に設けられて前記第2凹部を形成する、電気絶縁性を有する第2枠部と、を有する収容体と、
    前記第1凹部に収容され、放電によって発光する発光部と、
    前記第2凹部に収容され、前記発光部と電気的に接続される主コンデンサと、
    前記第2凹部に収容され、前記主コンデンサと電気的に接続されて、該主コンデンサに昇圧された電圧を印加して電荷を蓄積させる昇圧回路部と、
    前記第2凹部に収容され、前記発光部と電気的に接続されて、該発光部が放電を開始するためのトリガ電圧を該発光部に印加するトリガ電圧発生回路部と、
    前記第2凹部に収容され、前記発光部と電気的に接続される発光制御回路部であって、
    前記トリガ電圧発生回路部によってトリガ電圧が印加された前記発光部に、前記主コンデンサの蓄積電荷を供給して該発光部を発光させる発光制御回路部と、を備え
    前記昇圧回路部は、電気絶縁性を有する前記第2凹部に収容され、電気絶縁性の樹脂封止材により前記第2凹部を埋めるようにして封止されていることを特徴とする閃光発光装置。
  3. 前記第1凹部が塞がれるように、前記第1枠部上に設けられる、光透過性を有する光学部材をさらに備え、
    前記光学部材によって塞がれた、前記第1凹部内にキセノンガスが封入されていることを特徴とする請求項1または2に記載の閃光発光装置。
  4. 前記主コンデンサは、
    複数の誘電体層積層された積層体と、
    該積層体の内部で前記誘電体層を挟んで交互に配設された複数の容量電極および複数の浮遊電極と、
    前記複数の浮遊電極と電気的に絶縁されており、前記積層体の側面に設けられ、前記複数の容量電極にそれぞれ電気的に接続された外部電極と、を有し、
    前記複数の容量電極は、それぞれ、互いに電気的に絶縁された状態で、前記誘電体層の一主面上に配列された複数の第1電極部分から成る第1容量電極部と、前記第1容量電極部と電気的に絶縁されるとともに、互いに電気的に絶縁された状態で、前記誘電体層の一主面上に配列された複数の第2電極部分から成る第2容量電極部と、を含む積層コンデンサであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の閃光発光装置。
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