JP6153111B2 - 駐車支援システム - Google Patents

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本発明は、車両の駐車を支援する駐車支援装置および駐車支援システムに関するものである。
車両を後退させて行う駐車において、駐車スペースに対して車両が傾かないように駐車するには高度な運転技術が必要とされ、駐車を苦手とする運転手が多い。そのため、従来より車両の駐車を支援する駐車支援装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。この駐車支援装置は、車両に設けられたバックカメラを用いて駐車スペースを特定し、自動操舵によって特定した駐車スペースに車両を駐車させることができる。
特開2010−195224号公報
しかし、従来の駐車支援装置は、駐車スペースを認識するためにバックカメラの映像を画像処理する必要があった。画像処理には複雑な処理を要するため、駐車支援装置の構造が複雑となり、コストも増加するという問題があった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構造でコストを削減することができる駐車支援システムを提供することにある。
本発明の駐車支援システムは、操舵装置を有する車両の一面に設けられ、無線媒体を出力し、対象物によって反射した無線媒体が入力される複数の検知センサと、前記検知センサが出力および入力された無線媒体に基づいて、前記検知センサから前記対象物の一面までの距離である対象物距離を前記検知センサ毎に算出する距離算出部と、前記検知センサ間の距離であるセンサ間距離と前記距離算出部の算出結果とに基づいて、前記対象物の一面に対する前記車両の一面の角度である車両角度を算出する車両角度算出部と、前記車両が前記対象物に近づくにつれて、前記車両の一面が前記対象物の一面に対して平行となるように前記操舵装置の操舵角度の目標値を算出する操舵角度算出部とを備える駐車支援装置と、前記車両の後方を撮像するカメラと、映像を表示する表示器と、前記カメラが撮像した映像を前記表示器に表示させる画像処理装置とを備え、前記画像処理装置は、前記操舵装置の現在の操舵角度から予測される第1の移動予測軌跡と、前記操舵角度算出部が算出した前記操舵角度の目標値から予測される第2の移動予測軌跡とを、前記カメラが撮像した映像に重ね合わせて前記表示器に表示させることを特徴とする。
この駐車支援システムにおいて、複数の前記検知センサは、前記車両の後面に設けられることが好ましい。
この駐車支援システムにおいて、複数の前記検知センサは、前記車両の側面に設けられることが好ましい。
この駐車支援システムにおいて、前記車両の前記操舵装置を制御する操舵制御装置をさらに備え、前記操舵制御装置は、前記操舵装置の操舵角度を、前記操舵角度算出部が算出した前記操舵角度の目標値に一致させることが好ましい。
この駐車支援システムにおいて、前記車両の前記操舵装置の操作指示を報知する報知装置をさらに備え、前記報知装置は、前記操舵装置の操舵角度を、前記操舵角度算出部が算出した前記操舵角度の目標値に一致させる前記操作指示を報知することが好ましい。
以上説明したように、本発明では、検知センサを用いて駐車スペースを特定することができ、複雑な画像処理が不要であるので、構造を簡易化しコストを削減することができるという効果がある。
本発明の実施形態1の駐車支援システムのブロック構成図である。 車両の後面に設けられた超音波センサの位置を示す概略図である。 (a)(b)車両の移動軌跡を示す概略図である。 車両の移動角度を示す概略図である。 実施形態1の駐車支援システムのフローチャートである。 対象物の別構成を示す概略図である。 車両の側面に設けられた超音波センサの位置を示す概略図である。 実施形態2の駐車支援システムのブロック構成図である。 同上のフローチャートである。 実施形態3の駐車支援システムのブロック構成図である。 表示器に表示される表示画像である。 実施形態3の駐車支援システムのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本実施形態の駐車支援システムのブロック構成図を図1に示す。本実施形態の駐車支援システムは、駐車支援装置A1と操舵制御装置A2とで構成されている。
駐車支援装置A1は、センサブロック1,入力ブロック2,距離算出部3,車両角度算出部4,操舵角度算出部5で構成されている。
センサブロック1は、超音波(無線媒体)を送受波する第1の超音波センサ11(検知センサ),第2の超音波センサ12(検知センサ)で構成されている。第1,第2の超音波センサ11,12は、車両C1の後面である後側バンパーに設けられており、地面から所定の高さで、車両C1の左右方向に互いに距離L1(以降、センサ間距離L1とする)離間している(図2参照)。そして、第1,第2の超音波センサ11,12は、車両C1の後方に向かって間欠的に超音波を送波し、超音波の送波方向に壁,縁石,車止め等の対象物X1が存在する場合に対象物X1の一面によって反射した超音波(反射超音波)を受波する。
入力ブロック2は、第1の入力部21,第2の入力部22で構成されている。第1の入力部21は、第1の超音波センサ11に接続される入力インターフェースである。第2の入力部22は、第2の超音波センサ12に接続される入力インターフェースである。
距離算出部3は、第1の距離算出部31,第2の距離算出部32で構成されている。第1の距離算出部31は、第1の入力部21を介して第1の超音波センサ11から、第1の超音波センサが超音波を送波したタイミングおよび反射超音波を受波したタイミングを取得する。そして、第1の距離算出部31は、第1の超音波センサ11が超音波を送波してから反射超音波を受波するまでの時間差に基づいて、第1の超音波センサ11から対象物X1の一面までの距離D1(以降、対象物距離D1とする)を算出する。第2の距離算出部32は、第2の入力部22を介して第2の超音波センサ12から、第2の超音波センサ12が超音波を送波したタイミングおよび、反射超音波を受波したタイミングを取得する。そして、第2の距離算出部32は、第2の超音波センサ12が超音波を送波してから反射超音波を受波するまでの時間差に基づいて、第2の超音波センサ12から対象物X1の一面までの距離D2(以降、対象物距離D2とする)を算出する。
車両角度算出部4は、予め設定されたセンサ間距離L1と、距離算出部3が算出した対象物距離D1,D2とに基づいて、対象物X1の一面に対する車両C1の後面(後側バンパー)の角度θ1(以降、車両角度θ1とする)を算出する。対象物距離D1と対象物距離D2との差をΔD(=D1−D2)とした場合、車両角度θ1=tan−1(ΔD/L1)で表される(図2参照)。
操舵角度算出部5は、後退する車両C1が対象物X1に近づくにつれて、車両C1の後面(後側バンパー)が対象物X1の一面に対して平行となるように、車両C1が有するステアリングA3(操舵装置)の操舵角度θ2の目標値(以降、目標操舵角度θ2a)を算出する。
ここで、ステアリングA3の操舵角度θ2と車両C1の移動軌跡との関係について、図3(a)(b)を用いて説明する。ここでは一例として、対象物X1として壁W1が存在しており、ステアリングA3を左方向に操舵角度θ2切った状態で、壁W1に向かって車両C1を後退させた場合の移動軌跡について説明する。なお、図3(a)は、駐車開始位置である位置P1にある車両C1を示しており、図3(b)は位置P1から壁W1に向かって後退した位置P2にある車両C1を示している。
図3(a)において、車両C1の左右方向の中点を通過する中心線をl0とし、左右の前輪T1の中心同士を結ぶ直線をl1とし、左右の後輪T2の中心同士を結ぶ直線をl2とする。また、中心線l0と直線l1との交点をQ1とし、中心線l0と直線l2との交点をQ2とする。また、交点Q1を通過し、中心線l0に対して操舵角度θ2傾斜した直線をl3とし、交点Q1を通過し、直線l3に直交する直線をl4とする。そして、直線l2の延長線と直線l4との交点をO1とる。なお、直線l2と直線l4とでなす角の角度は、操舵角度θ2と同じ角度となる。
そして、車両C1は、交点O1を中心として旋回移動する。したがって、図3(a)に示すように、前輪T1の移動軌跡Y1、後輪T2の移動軌跡Y2、車両C1の後側バンパー左右両端の移動軌跡Y3は、交点O1を中心とした円弧状となる。
次に、交点O1を中心に旋回移動する車両C1の移動角度θ3について、図4を用いて説明する。
図4において、交点Q1と交点Q2との間の距離をL2とし、交点Q2から車両C1の後面(後側バンパー)までの距離をL3とする。また、車両C1が駐車開始位置である位置P1にある場合における交点Q1の位置をP11、交点Q2の位置をP12とする。また、車両C1が位置P1から後退した駐車完了位置にある場合における交点Q1の位置をP21、交点Q2の位置をP22とする。
交点Q1は交点O1を中心とした円上を移動するので、交点Q1の移動量すなわち車両C1の移動量は移動角度θ3で表される。また、交点Q1の移動軌跡である交点O1を中心とした円の半径r1(交点O1から交点Q1までの距離)は、L2/sinθ2で表される。
ここで、車両C1が位置P1にあるときの車両角度θ1=Z度であるとする。この場合、車両C1が位置P1から移動角度θ3=Z度移動すると、壁W1と車両C1の後側バンパーとが平行となる。すなわち、車両角度θ1の値と移動角度θ3の値とが一致した場合、壁面に対して車両C1の左右方向が平行となる。
また、壁W1の前方に駐車する場合、一般的に壁W1際に駐車することが望ましい。すなわち、駐車完了位置において、位置P22にある交点Q2から壁W1までの距離L4と、交点Q2から後側バンパーまでの距離L3とが近接することが望ましい(L4≒L3)。なお、車両C1が壁W1に衝突しないように、距離L4>距離L3であることは言うまでもない。
そこで、操舵角度算出部5は、第1,第2の超音波センサ11,12を用いて壁W1の存在を認識することで、壁W1の前方に形成された駐車スペースを特定する。そして、操舵角度算出部5は、車両C1が壁W1に向かって移動した際に、壁W1際で車両角度θ1の値と移動角度θ3の値とが一致する(壁W1と後側バンパーとが平行となる)ように、操舵角度θ2の目標値(目標操舵角度θ2a)を算出する。なお、駐車環境に応じて、壁W1際ではなく壁W1より前方に離れた位置で車両角度θ1と移動角度θ3とを一致させるように目標操舵角度θ2aを算出するように構成してもよい。この場合、壁W1と後側バンパーとが平行になった後、車両C1を壁W1に向かって真っすぐ後退させることで駐車位置を調整する。
また、目標操舵角度θ2aの算出は、駐車開始時にのみ行うものではなく、駐車開始時から駐車完了時まで周期的に行われる。
操舵制御装置A2は、操舵角度検出部61,操舵制御部62で構成されている。操舵角度検出部61は、ステアリングA3の操舵角度θ2を検出して操舵制御部62に出力する。操舵制御部62は、操舵角度検出部61が検出した操舵角度θ2と、駐車支援装置A1の操舵角度算出部5が算出した目標操舵角度θ2aとを比較する。そして、操舵制御部62は、操舵角度θ2が目標操舵角度θ2aと一致するように、ステアリングA3を制御して操舵角度θ2を調整する。すなわち、車両C1を駐車する際に、操舵制御装置A2によってステアリングA3が自動操舵される。
次に、図5に示すフローチャートを用いて、本実施形態の駐車支援システムの動作を示す。
まず、駐車支援システムが起動されると(S1)、第1,第2の超音波センサ11,12が起動し(S2)、第1,第2の超音波センサ11,12から間欠的に超音波が送波され、対象物X1の検出が行われる(S3)。そして、壁等の対象物X1が存在する場合(S3のYes)、第1,第2の距離算出部31,32が算出した対象物距離D1,D2に基づいて、車両角度算出部4が車両角度θ1を算出する(S4)。一方、対象物X1が存在しない場合(S3のNo)、第1,第2の超音波センサ11,12が停止する(S8)。そして、所定期間後、再度第1,第2の超音波センサ11,12が起動し(S2)、対象物X1の検出が繰り返し行われる(S3)。
次に、操舵角度算出部5は、対象物X1の前方において車両角度θ1と移動角度θ3とが一致すなわち、対象物X1の一面と車両C1の後面とが平行となるように目標操舵角度θ2aを算出する(S5)。
次に、操舵制御装置A2の操舵角度検出部61が、ステアリングA3の操舵角度θ2を検出する(S6)。そして、操舵制御部62が、操舵角度θ2が目標操舵角度θ2aと一致するように、ステアリングA3を制御する(S7)。したがって、運転手は、ステアリングA3を操作することなく、アクセルペダル,ブレーキペダルで車両C1の速度を調節するのみで、車両C1は後側バンパーが対象物X1と平行となるように移動する。
そして、第1,第2の超音波センサ11,12が停止され(S8)、所定期間経過したのち、再度第1,第2の超音波センサ11,12が起動して上記制御が繰り返される(S2〜S7)。これにより、ステアリングA3の操舵角度θ2が自動的に調節されながら車両C1を移動させることで、対象物X1の前方で車両C1の後面(後側バンパー)と対象物X1の一面とが平行となる理想的な駐車を行うことができる。
このように、本実施形態の駐車支援装置A1は、第1,第2の超音波センサ11,12(検知センサ)と、距離算出部3と、車両角度算出部4と、操舵角度算出部5とを備える。
第1,第2の超音波センサ11,12は、ステアリングA3(操舵装置)を有する車両C1の後面(一面)に設けられ、超音波(無線媒体)を送波(出力)し、対象物X1によって反射した超音波を受波する(無線媒体が入力される)。距離算出部3は、第1,第2の超音波センサ11,12が送波および受波した超音波に基づいて、第1,第2の超音波センサ11,12から対象物X1の一面までの距離である対象物距離D1,D2を算出する。車両角度算出部4は、第1,第2の超音波センサ11,12間の距離であるセンサ間距離L1と、距離算出部3が算出した対象物距離D1,D2とに基づいて、対象物X1の一面に対する車両C1の後側バンパーの角度である車両角度θ1を算出する。操舵角度算出部5は、車両C1が対象物X1に近づくにつれて、車両C1の後面が対象物X1の一面に対して平行となるようにステアリングA3の目標操舵角度θ2aを算出する。
また、駐車支援システムは、駐車支援装置A1と、車両C1のステアリングA3を制御する操舵制御装置A2とを備える。操舵制御装置A2は、ステアリングA3の操舵角度θ2を、操舵角度算出部5が算出した目標操舵角度θ2aに一致させる。
すなわち、本実施形態では、第1,第2の超音波センサ11,12を用いて対象物X1の存在を認識することで、対象物X1の前方に形成された駐車スペースを特定する。そして、対象物X1前方の駐車スペースにおいて、車両C1の後面(後側バンパー)と対象物X1の一面とが平行となるようなステアリングA3の目標操舵角度θ2aを算出し、ステアリングA3の操舵角度θ2を目標操舵角度θ2aに一致させる。したがって、本実施形態の駐車支援装置A1および駐車支援システムは、駐車スペースの特定および目標操舵角度θ2aの算出を行うために、画像処理等の複雑な処理が不要であり、簡易な構成で実現することができるので、コストを削減することができる。さらに、本実施形態では、操舵制御装置A2によってステアリングA3が自動操舵される。したがって、運転手は、ステアリングA3を操作することなく、アクセルペダル,ブレーキペダルで車両C1の速度を調節するのみで、車両C1の後側バンパーが対象物X1と平行となるように駐車することができる。
なお、対象物X1は壁W1のような一体構成物に限定するものではなく、図6に示すように、対象物X1は別体に構成された車止めであってもよい。
なお、本実施形態では、センサブロック1(第1,第2の超音波センサ11,12)が車両C1の後面(後側バンパー)に設けられ、対象物X1と後側バンパーとが平行となるように駐車する、いわゆる車庫入れ駐車に対応している。しかし、センサブロック1を設ける位置は、車両C1の後面に限定するものではなく、車両C1の側面にセンサブロック1を設けてもよい。図7に示す例では、センサブロック1が超音波センサ13,14で構成されており、車両C1の右側面において、超音波センサ13が前方に設けられ、超音波センサ14が後方に設けられている。そして、操舵角度算出部5が、車両C1の側面と、壁,縁石,他の車両等の対象物X1の一面とが平行となるように目標操舵角度θ2aを算出する。これにより、対象物X1と車両C1の側面とが平行となるように駐車する、いわゆる縦列駐車に対応することができる。
なお、本実施形態では、センサブロック1は2つの超音波センサ(第1,第2の超音波センサ11,12)で構成されているが、3つ以上の超音波センサで構成されていてもよい。
また、本実施形態では、超音波を無線媒体とする超音波センサ(第1,第2の超音波センサ11,12)を検知センサとして用いているが、超音波の代わりにミリ波やレーザー等を無線媒体とする検知センサを用いてもよい。
(実施形態2)
本実施形態の駐車支援システムのブロック構成図を図8に示す。本実施形態の駐車支援システムは、駐車支援装置A1と報知装置A4とで構成されている。なお、実施形態1と同一構成には、同一符号を付して説明を省略する。
報知装置A4は、操舵角度検出部61,操舵指示生成部63,スピーカー64で構成されている。
操舵角度検出部61は、ステアリングA3の操舵角度θ2を検出して操舵指示生成部63に出力する。操舵指示生成部63は、操舵角度検出部61が検出した操舵角度θ2と、駐車支援装置A1の操舵角度算出部5が算出した目標操舵角度θ2aとを比較する。そして、操舵指示生成部63は、操舵角度θ2が目標操舵角度θ2aと一致するように、ステアリングA3の操作指示を生成する。スピーカー64は、操舵指示生成部63が生成したステアリングA3の操作指示を音声出力することで、運転手にステアリングA3の操作指示を報知する。なお、スピーカー64から出力されるステアリングA3の操作指示内容として、「ステアリングA3を右に切ってください」,「ステアリングA3を左に切ってください」,「ステアリングA3をそのままキープしてください」等が一例としてあげられる。
運転手は、スピーカー64から音声出力されるステアリングA3の操作指示に従ってステアリングA3の操舵角度θ2を調整することで、操舵角度θ2を目標操舵角度θ2aに一致させることができる。そして、運転手は、ステアリングA3の操作指示に従いながら、車両C1を移動させることで、車両C1の後面(後側バンパー)と対象物X1の一面とが平行となるように駐車することができる。
次に、図9に示すフローチャートを用いて、本実施形態の駐車支援システムの動作を示す。
まず、駐車支援システムが起動されると(S11)、第1,第2の超音波センサ11,12が起動し(S12)、第1,第2の超音波センサ11,12から間欠的に超音波が送波され、対象物X1の検出が行われる(S13)。そして、壁等の対象物X1が存在する場合(S13のYes)、第1,第2の距離算出部31,32が算出した対象物距離D1,D2に基づいて、車両角度算出部4が車両角度θ1を算出する(S14)。一方、対象物X1が存在しない場合(S13のNo)、第1,第2の超音波センサ11,12が停止する(S18)。そして、所定期間後、再度第1,第2の超音波センサ11,12が起動し(S12)、対象物X1の検出が繰り返し行われる(S13)。
次に、操舵角度算出部5は、対象物X1の前方において車両角度θ1と移動角度θ3とが一致すなわち、対象物X1の一面と車両C1の後面とが平行となるように目標操舵角度θ2aを算出する(S15)。
次に、報知装置A4の操舵角度検出部61が、ステアリングA3の操舵角度θ2を検出する(S16)。そして、操舵指示生成部63が、操舵角度θ2が目標操舵角度θ2aと一致するようにステアリングA3の操作指示を生成し、スピーカー64からステアリングA3の操作指示が音声出力される(S17)。そして、運転手は、スピーカー64から音声出力されるステアリングA3の操作指示に従ってステアリングA3の操舵角度θ2を調整しながら車両C1を移動させる。
そして、第1,第2の超音波センサ11,12が停止され(S18)、所定期間経過したのち、再度第1,第2の超音波センサ11,12が起動して上記制御が繰り返される(S12〜S17)。これにより、運転手がステアリングA3の操作指示に従ってステアリングA3の操舵角度θ2を調節しながら車両C1を移動させることで、対象物X1の前方で車両C1の後面(後側バンパー)と対象物X1の一面とが平行となる理想的な駐車を行うことができる。
このように、本実施形態は、第1,第2の超音波センサ11,12を用いて対象物X1の存在を認識することで、対象物X1の前方に形成された駐車スペースを特定する。そして、対象物X1前方の駐車スペースにおいて、車両C1の後面(後側バンパー)と対象物X1の一面とが平行となるようなステアリングA3の目標操舵角度θ2aを算出し、ステアリングA3の操舵角度θ2を目標操舵角度θ2aに一致させる操作指示を報知する。したがって、本実施形態の駐車支援装置A1および駐車支援システムは、実施形態1と同様に、駐車スペースの特定および目標操舵角度θ2aの算出を行うために、画像処理等の複雑な処理が不要であり、簡易な構成で実現することができるので、コストを削減することができる。さらに、本実施形態では、報知装置A4がステアリングA3の操作指示を報知し、運転手がステアリングA3を操作するので、駐車支援システムの構成を簡易化することができる。
なお、本実施形態では、スピーカー64を用いた音声出力によってステアリングA3の操作指示を運転手に報知しているが、モニター等の表示手段を用いてステアリングA3の操作指示を運転手に対して視覚的に報知するように構成してもよい。
(実施形態3)
本実施形態の駐車支援システムのブロック構成図を図10に示す。本実施形態の駐車支援システムは、駐車支援装置A1とカメラA5と画像処理装置A6と表示器A7とで構成されている。なお、実施形態1と同一構成には、同一符号を付して説明を省略する。
カメラA5は、車両C1の後側バンパーに設けられており、車両C1の後側を撮像する。
画像処理装置A6は、操舵角度検出部61,入力部65,予測軌跡生成部66,画像処理部67で構成されている。
入力部65は、カメラA5に接続されるインターフェースであり、カメラA5の撮像情報を画像処理部67に出力する。画像処理部67は、カメラA5が撮像した映像を、カーナビゲーションシステムのモニターと兼用して構成される表示器A7に表示させる。運転手は、表示器A7に表示された映像によって車両C1の後方を確認することができる。
さらに、本実施形態では、車両C1の移動軌跡を予測する予測軌跡生成部66を備えており、画像処理部67は、予測軌跡生成部66が生成した移動予測軌跡をカメラA5が撮像した映像に重ね合わせて表示器A7に表示させる。具体的には、操舵角度検出部61は、ステアリングA3の操舵角度θ2を検出して予測軌跡生成部66に出力する。予測軌跡生成部66は、操舵角度検出部61が検出したステアリングA3の現在の操舵角度θ2から予測される第1の移動予測軌跡R1と、操舵角度算出部5が算出した目標操舵角度θ2aから予測される第2の移動予測軌跡R2とを生成する。画像処理部67は、予測軌跡生成部66が生成した移動予測軌跡R1,R2を、カメラA5が撮像した映像に重ね合わせて表示器A7に表示させる(図11参照)。なお、図11に示すR3は、車幅延長線である。
運転手は、表示器A7に表示される第1の移動予測軌跡R1が第2の移動予測軌跡R2に一致するようにステアリングA3の操舵角度θ2を調整することで、操舵角度θ2を目標操舵角度θ2aに一致させることができる。そして、運転手は、第1の移動予測軌跡R1を第2の移動予測軌跡R2に一致させながら、車両C1を移動させることで、車両C1の後面(後側バンパー)と対象物X1の一面とが平行となるように駐車することができる。
次に、図12に示すフローチャートを用いて、本実施形態の駐車支援システムの動作を示す。
まず、駐車支援システムが起動されると(S21)、第1,第2の超音波センサ11,12が起動して第1,第2の超音波センサ11,12から間欠的に超音波が送波され(S22)、カメラA5が起動して撮像を開始する(S23)。そして、対象物X1の検出が行われる(S24)。
壁等の対象物X1が存在する場合(S24のYes)、第1,第2の距離算出部31,32が算出した対象物距離D1,D2に基づいて、車両角度算出部4が車両角度θ1を算出する(S25)。そして、操舵角度算出部5は、対象物X1の前方において車両角度θ1と移動角度θ3とが一致すなわち、対象物X1の一面と車両C1の後面とが平行となるように目標操舵角度θ2aを算出する(S26)。
次に、画像処理装置A6の操舵角度検出部61が、ステアリングA3の操舵角度θ2を検出する(S27)。そして、予測軌跡生成部66は、操舵角度検出部61が検出したステアリングA3の現在の操舵角度θ2から予測される第1の移動予測軌跡R1と、操舵角度算出部5が算出した目標操舵角度θ2aから予測される第2の移動予測軌跡R2とを生成する(S28)。画像処理部67は、予測軌跡生成部66が生成した第1,第2の移動予測軌跡R1,R2を、カメラA5が撮像した映像に重ね合わせて表示器A7に表示させる(S29)。そして、運転手は、表示器A7に表示される第1の移動予測軌跡R1が第2の移動予測軌跡R2に一致するようにステアリングA3の操舵角度θ2を調整しながら車両C1を移動させる。
そして、第1,第2の超音波センサ11,12が停止され(S30)、所定期間経過したのち、再度第1,第2の超音波センサ11,12が起動し、上記制御が繰り返される(S22〜S29)。このように、運転手が表示器A7の表示内容に基づいてステアリングA3の操舵角度θ2を調節しながら車両C1を移動させることで、対象物X1の前方で車両C1の後面(後側バンパー)と対象物X1の一面とが平行となる理想的な駐車を行うことができる。なお、対象物X1が存在しない場合(S24のNo)、画像処理部67は、カメラA5が撮像した映像のみを表示器A7に表示させる(S29)。
このように、本実施形態は、第1,第2の超音波センサ11,12を用いて対象物X1の存在を認識することで、対象物X1の前方に形成された駐車スペースを特定する。そして、対象物X1前方の駐車スペースにおいて、車両C1の後面(後側バンパー)と対象物X1の一面とが平行となるようなステアリングA3の目標操舵角度θ2aを算出する。そして、表示器A7に、現在の操舵角度θ2から予測される第1の移動予測軌跡R1と、目標操舵角度θ2aから予測される第2の移動予測軌跡R2とを表示させることで、運転手は、ステアリングA3の操舵角度θ2を目標操舵角度θ2aに一致させることができる。したがって、本実施形態の駐車支援装置A1および駐車支援システムは、実施形態1と同様に、駐車スペースの特定および目標操舵角度θ2aの算出を行うために、画像処理等の複雑な処理が不要であるので、簡易な構成で実現することができ、コストを削減することができる。さらに、本実施形態では、表示器A7に第1,第2の移動予測軌跡R1,R2を表示させるので、運転手は、ステアリングA3の操舵角度θ2と目標操舵角度θ2aとのずれを視覚的に認識することができる。したがって、運転手は、第1の移動予測軌跡R1が第2の移動予測軌跡R2と一致するようにステアリングA3を操作することで、ステアリングA3の操舵角度θ2と目標操舵角度θ2aとを容易に一致させることができる。
A1 駐車支援装置
1(11,12) センサブロック(第1,第2の超音波センサ)
3(31,32) 距離算出部(第1,第2の距離算出部)
4 車両角度算出部
5 操舵角度算出部
A2 操舵制御装置
61 操舵角度検出部
62 操舵制御部
A3 ステアリング
X1 対象物

Claims (5)

  1. 操舵装置を有する車両の一面に設けられ、無線媒体を出力し、対象物によって反射した無線媒体が入力される複数の検知センサと、前記検知センサが出力および入力された無線媒体に基づいて、前記検知センサから前記対象物の一面までの距離である対象物距離を前記検知センサ毎に算出する距離算出部と、前記検知センサ間の距離であるセンサ間距離と前記距離算出部の算出結果とに基づいて、前記対象物の一面に対する前記車両の一面の角度である車両角度を算出する車両角度算出部と、前記車両が前記対象物に近づくにつれて、前記車両の一面が前記対象物の一面に対して平行となるように前記操舵装置の操舵角度の目標値を算出する操舵角度算出部とを備える駐車支援装置と、
    前記車両の後方を撮像するカメラと、
    映像を表示する表示器と、
    前記カメラが撮像した映像を前記表示器に表示させる画像処理装置とを備え、
    前記画像処理装置は、前記操舵装置の現在の操舵角度から予測される第1の移動予測軌跡と、前記操舵角度算出部が算出した前記操舵角度の目標値から予測される第2の移動予測軌跡とを、前記カメラが撮像した映像に重ね合わせて前記表示器に表示させる
    ことを特徴とする駐車支援システム。
  2. 複数の前記検知センサは、前記車両の後面に設けられる
    ことを特徴とする請求項1記載の駐車支援システム。
  3. 複数の前記検知センサは、前記車両の側面に設けられる
    ことを特徴とする請求項1記載の駐車支援システム。
  4. 記車両の前記操舵装置を制御する操舵制御装置をさらに備え、
    前記操舵制御装置は、前記操舵装置の操舵角度を、前記操舵角度算出部が算出した前記操舵角度の目標値に一致させる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の駐車支援システム。
  5. 記車両の前記操舵装置の操作指示を報知する報知装置をさらに備え
    前記報知装置は、前記操舵装置の操舵角度を、前記操舵角度算出部が算出した前記操舵角度の目標値に一致させる前記操作指示を報知する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の駐車支援システム
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