JP6152733B2 - 出力装置、中継装置、出力方法、及びプログラム - Google Patents

出力装置、中継装置、出力方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6152733B2
JP6152733B2 JP2013156744A JP2013156744A JP6152733B2 JP 6152733 B2 JP6152733 B2 JP 6152733B2 JP 2013156744 A JP2013156744 A JP 2013156744A JP 2013156744 A JP2013156744 A JP 2013156744A JP 6152733 B2 JP6152733 B2 JP 6152733B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
tag
electronic data
data
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013156744A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015027039A (ja
JP2015027039A5 (ja
Inventor
優治 宮田
優治 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2013156744A priority Critical patent/JP6152733B2/ja
Publication of JP2015027039A publication Critical patent/JP2015027039A/ja
Publication of JP2015027039A5 publication Critical patent/JP2015027039A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6152733B2 publication Critical patent/JP6152733B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

本発明は、電子データをタグデータと共に記憶するサービス提供装置と接続可能な画像記憶装置、中継装置、画像記録方法、ならびにプログラムに関する。
近年、サービス事業者が用意したネットワーク上のデータベースに電子データを記憶することができる電子データ格納サービスが普及している。ユーザは、携帯端末やパーソナルコンピュータから、ネットワークを介して任意の電子データを電子データ格納サービスへアップロードすることができる。多くの電子データ格納サービスでは、電子データの管理を容易とするために、ユーザが任意のタグを電子データに設定することができるようになっている。このような電子データ格納サービスを利用する技術として、特許文献1には、画像データを電子データ格納サービスにアップロードし、ユーザが指定したタグを当該画像データに設定することができる画像処理装置が記載されている。
特開2007−188479号公報
電子データ格納サービスに格納された画像データや文書データを印刷する場合、ユーザは、画像記録装置と接続されたパーソナルコンピュータを操作して、印刷のための一連の操作を行う。具体的には、ユーザは、電子データ格納サービスにログインして対象の電子データを特定のアプリケーションで開き、当該アプリケーションのユーザインタフェースに備えられた印刷ボタンを押下する。複数の電子データを画像記録する場合、ユーザはそれぞれの電子データについて上述の手順を繰り返し実行する必要があるので、ユーザの手間が大きいという課題がある。
本発明は上述された事情に鑑みてなされたものであり、電子データ格納サービスに格納された電子データのうちから、ユーザによって事前に画像記録の対象に指定された電子データを特定して記録処理を実行可能な画像記録装置、中継装置、画像記録方法、ならびにプログラムを提供することにある。
本明細書に記載されている画像記録装置は、電子データをタグデータと共に記憶するサービス提供装置に通信ネットワークを介して接続することが可能な画像記録装置であって、前記タグデータは、任意のシンボル列によって構成され且つ前記電子データに対して1つ以上が付加可能なタグを示すものであり、該画像記録装置は、記録媒体に画像を記録する記録部と、前記記録部の動作を制御する制御部と、を備えており、前記制御部は、前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データのうちから、当該電子データによって示される画像を記録媒体に記録する記録処理の実行対象であることを示す記録対象タグが前記タグデータに含まれている前記電子データを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記電子データを用いた前記記録処理を前記記録部に実行させる記録手段と、を含む。
本構成によると、記録対象タグがタグデータに含まれている電子データのみがサービス提供装置から取得されるので、ユーザが事前にタグデータに記録対象タグを含ませていた
電子データのみが記録処理の対象となる。つまり、上記の画像記録装置は、ユーザによって事前に記録処理の対象に指定された電子データのみを取得して記録処理を行うことができる。
なお、本明細書中の「データ」と、後述する「情報」とは、コンピュータによって取り扱い可能なビット或いはビット列である点において共通する。なお、「データ」とは、各ビットが示す意味内容をコンピュータが考慮することなく取り扱えるものを指す。これに対して、「情報」とは、各ビットが示す意味内容によってコンピュータの動作が分岐するものを指す。また、「データ」及び「情報」は、形式(例えば、テキスト形式、バイナリ形式、フラグ形式等)がコンピュータ毎に変更されたとしても、同一の意味内容と認識される限り、同一のデータ及び情報として取り扱われる。すなわち、同一のデータ或いは情報が、あるコンピュータではテキスト形式で保持され、別のコンピュータではバイナリ形式で保持されることがある。
但し、上記の「データ」及び「情報」の区別は厳密なものではなく、例外的な取り扱いも許容される。例えば、データが一時的に情報として扱われてもよいし、情報が一時的にデータとして扱われてもよい。また、ある装置ではデータとして扱われるものが、他の装置では情報として扱われてもよい。さらには、データの中から情報が取り出されてもよいし、情報の中からデータが取り出されてもよい。
また、本明細書に記載されている画像記録装置における電子データの「取得」とは、最終的に電子データを得ることを意味し、「取得」が完了するまでの処理内容や処理の順序を限定するものではない。すなわち、取得手段は、サービス提供装置が記憶する電子データのうちから、記録対象タグがタグデータに含まれているものを選別し、それらをサービス提供装置から受信してもよい。あるいは、取得手段は、より広範な条件に基づいてサービス提供装置から電子データを受信し、受信した電子データのうちから、記録対象タグが前記タグデータに含まれているものを選別してもよい。
本明細書に記載の画像記録装置、中継装置、画像記録方法、ならびにプログラムによると、電子データ格納サービスに格納された電子データのうちから、ユーザによって事前に記録処理の対象に指定された電子データを特定して記録処理を実行することができる。
図1は、画像管理・記録システム1の構成を示す概略図である。 図2は、本実施形態における複合機10の外観斜視図である。 図3は、複合機10の機能ブロック図である。 図4は、端末装置40の機能ブロック図である。 図5は、サービス提供装置101に記憶された電子データの例を示す図である。 図6は、オンライン記録処理のシーケンス図である。 図7は、選別処理のフローチャートである。 図8は、複合機10で作成されるリストの例であって、(A)は選別処理後のリストを、(B)はソート処理後のリストを示している。 図9は、記録処理のフローチャートである。 図10は、記録処理終了後において、サービス提供装置101に記憶された電子データの例を示す図である。 図11は、端末装置40からサービス提供装置101に電子データをアップロードする処理のシーケンス図である。 図12は、端末装置40の表示部43の表示例であって、(A)は電子データ選択画面60を、(B)は複合機選択画面63を、(C)は実行条件選択画面66を、(D)は周期選択画面74を、(E)はユーザ選択画面77を示している。 図13は、複合機10によって記録用紙に記録されたタグデータ一覧の例を示す図である。 図14は、変形例における中継装置90の機能ブロック図である。 図15は、変形例におけるオンライン記録処理のシーケンス図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[画像管理・記録システム1の概略]
図1を参照して、本実施形態における画像管理・記録システム1の概略について説明する。図1に示される画像管理・記録システム1は、複合機10と、端末装置40と、サービス提供装置101とで構成されている。本実施形態における複合機10及び端末装置40は、同一のLAN(Local Area Networkの略)102内に設置されている。LAN102は、不図示のデフォルトゲートウェイ等を介してインターネット103に接続されている。サービス提供装置101は、インターネット103に接続されている。すなわち、複合機10、端末装置40、及びサービス提供装置101は、LAN102及びインターネット103を介して相互に通信可能とされている。インターネット103及びLAN102は、本発明の通信ネットワークの一例である。
サービス提供装置101は、電子データ格納サービスを提供するサービス事業者によって、インターネット103上に設置されたものである。電子データ格納サービスとは、当該サービスの利用者(以下、「サービス利用者」と表記する。)が保有する任意の電子データをサービス提供装置101に記憶するサービスである。サービス提供装置101は、サービス利用者が操作する端末装置40からインターネット103を通じてアップロードされた電子データを記憶する。なお、本実施形態におけるサービス提供装置101は、アップロードされた電子データをファイル単位で記憶するものとする。すなわち、図5に示される各ファイルは、本発明の電子データの一例である。
サービス提供装置101と端末装置40とは、例えば、HTTP(HyperText
Transfer Protocolの略)又はHTTPS(HyperText Transfer Protocol Secureの略)による通信を行う。サービス提供装置101は、周知のWebサーバ及びストレージサーバとしての機能を備えている。サービス提供装置101は、1台のコンピュータであってもよいし、互いに通信可能に接続された複数のコンピュータによって構成されてもよい。
サービス利用者は、サービス提供装置101に記憶させた電子データに、タグを付加することができる。そして、サービス提供装置101は、電子データに付加されたタグを示すタグデータを、当該電子データと共に記憶している。タグは、任意のシンボル列によって構成される。日本国内においてタグに利用可能なシンボルは、例えば、アルファベット、数字、ひらがな、カタカナ、及び漢字等である。また、ハイフン、アンダーバー、ピリオド、及びスラッシュ等の特殊文字がシンボルとして使用可能とされてもよい。例えば、図5に示される「print_MFC1_once_user1」、「property_A4_600_glay」等は、本発明のタグの一例である。但し、利用可能なシンボルは、国や言語圏、及びサービス提供装置101の仕様に応じて適宜変更される。
電子データには、1つ以上のタグを付加することができる。図5の例では、「test
.pdf」に2つのタグが付加されており、「memo.txt」に3つのタグが付加されている。また、同一のタグを複数の電子データに付加することもできる。図5の例では、「property_A4」タグが5つのファイルに付加されており、「property_glay」タグが2つのファイルに付加されている。さらに、電子データには、図5に示される「file.jpg」のように、タグを付加しなくてもよい。
[複合機10]
複合機10は、サービス提供装置101に記憶された電子データによって示される画像を記録用紙に記録する記録処理を実行する装置である。具体的には、複合機10は、サービス提供装置101に記憶されている各電子データのタグデータを参照し、タグデータに基づいて記録処理の実行対象となる電子データを選別し、選別した電子データを用いた記録処理を実行する。なお、「電子データを用いた記録処理」とは、当該電子データによって示される画像を記録媒体に記録する処理を指す。
複合機10は、図2及び図3に示されるように、プリンタ部11と、表示部13と、操作部14と、通信I/F15と、時計部20と、CPU16と、記憶部17とを主に備える。また、複合機10を構成する各構成要素は、図3に示されるように、通信バス18を介して相互に接続されている。プリンタ部11は、記録用紙に画像を記録するプリント機能を有する部分であり、給紙トレイ30と、排紙トレイ31と、搬送部26と、記録部27と、トレイセンサ28とを主に備える。また、複合機10は、原稿に記録された画像を読み取るスキャン機能、或いはFAXの送受信を行うFAX機能等をさらに有していてもよい。複合機10は、本発明の画像記録装置の一例である。記録用紙は、本発明の記録媒体の一例である。
[プリンタ部11の構成要素]
給紙トレイ30は、図2に示されるように、プリンタ部11の正面に形成された開口29を通じてプリンタ部11に着脱可能に装着される。給紙トレイ30は、複数のサイズの記録用紙を選択的に収容可能に構成されている。排紙トレイ31は、給紙トレイ30の上方に配置されている。搬送部26は、給紙トレイ30に収容された記録用紙をピックアップし、プリンタ部11内に区画された搬送路に沿って当該記録用紙を搬送する。記録部27は、搬送部26によって搬送された記録用紙に対して、インクジェット方式や電子写真方式等に代表される任意の周知な方法によって画像を記録する。画像が記録された記録用紙は、搬送部26によって排紙トレイ31へ排紙される。トレイセンサ28は、給紙トレイ30の挿抜状態に基づく検知信号を出力する。具体的には、トレイセンサ28は、給紙トレイ30がプリンタ部11の開口29の奥まで装着されているときに、CPU16へ検知信号を出力する。トレイセンサ28は、機械式又は光学式等の任意の方法によって実現可能である。
[表示部13]
表示部13は、図2に示されるように、複合機10の前面の概ね中央部に配置されており、各種情報を表示する。表示部13の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。
[操作部14]
操作部14は、図2に示されるように、表示部13の両外側に設けられた複数の押ボタン14Aを有する。操作部14は、押下された押ボタン14Aに対応づけられた各種の操作信号をCPU16へ出力する。さらに、操作部14は、表示部13の表示画面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。すなわち、表示部13がタッチパネルディ
スプレイとして構成されてもよい。タッチセンサには、静電容量方式、抵抗膜方式等の周知の方式を採用することができる。その場合、押ボタン14Aは必ずしも必須の構成ではなく、タッチセンサによって押ボタン14Aの機能が代替されてもよい。
[通信I/F15]
通信I/F15は、通信ネットワークを通じて外部装置と通信を行うためのインタフェースである。なお、本実施形態における通信I/F15は、LAN102に接続するためのインタフェースである。プリンタ部11は、例えば、通信I/F15を通じてサービス提供装置101からデータを取得し、取得したデータに含まれる画像を記録用紙に記録する。また、プリンタ部11は、例えば、記憶部17に記憶されたタグの一覧を通信I/F15を通じて端末装置40に送信する。なお、通信I/F15をLAN102に接続するための通信方式は、有線であってもよいし、無線であってもよい。
[時計部20]
時計部20は、現在時刻を示す時刻信号をCPU16に出力するものである。時刻信号は、年、月、日、時間を特定する情報を含んでいる。時計部20は、時刻信号を実際の時刻と同期させるための水晶振動子等を備えている。
[CPU16]
CPU(Central Processing Unitの略)16は、複合機10の全体動作を制御するものである。CPU16は、操作部14から出力される操作信号、トレイセンサ28から出力される検知信号、及び時計部20から出力される時刻信号等に基づいて、後述する各種プログラムを記憶部17から取得して実行する。すなわち、CPU16及び記憶部17は、本発明の制御部の一例を構成する。
[記憶部17]
記憶部17は、プログラム記憶領域17Aと、データ記憶領域17Bとを有する。記憶部17は、例えば、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、EEPROM(Electrically
Erasable Programmable Read−Only Memoryの略)、HDD(Hard Disk Driveの略)、CPU16が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。
なお、記憶部17は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、non−transitoryな媒体には含まれない。
プログラム記憶領域17Aには、OS(Operating Systemの略)19、ユーザ情報受付プログラム21、電子データ取得プログラム22、記録プログラム23、タグ編集プログラム24、タグ一覧出力プログラム25を含む各種プログラムが格納される。これらのプログラムについては後述する。なお、図3、図4、図14では、プログラムを「PG」と表記する。データ記憶領域17Bには、各種プログラムの実行に必要なデータが記憶される。データ記憶領域17Bに記憶されるデータとしては、例えば、サービス提供装置101から取得した電子データやタグデータ、自装置を特定する装置特定情報、及び当該複合機10がサポートする条件設定タグの一覧等が挙げられる。
プログラム記憶領域17Aに記憶されている各種プログラムは、CPU16によって実
行される。しかしながら、本明細書では、CPU16を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムAが処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「CPU16がプログラムAに記述された処理Aを実行する」ことを指してもよい。後述の端末装置40及び中継装置90についても同様である。
OS19は、複合機10を構成するハードウェアであるプリンタ部11、表示部13、操作部14、通信I/F15、及び時計部20等を制御するためのAPI(Application Programming Interfaceの略)を提供する基本プログラムである。すなわち、上述した各プログラムは、OS19が提供するAPIを呼び出すことによって、各ハードウェアを制御する。しかしながら、本明細書では、OS19を省略して各プログラムの動作を説明する。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記述は、「プログラムBがOS19のAPIを通じてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。後述する端末装置40及び中継装置90についても同様である。
[端末装置40]
端末装置40は、例えば、サービス提供装置101に電子データをアップロードし、サービス提供装置101に記憶されている電子データにタグを付加し、複合機10から取得したタグの一覧を表示する装置である。端末装置40は、例えば、スマートフォン、タブレットPC等のモバイル端末、又はパーソナルコンピュータである。本実施形態における端末装置40は、図4に示されるように、表示部43と、操作部44と、通信I/F45と、CPU46と、記憶部47とを主に備える。端末装置40を構成する各構成要素は、通信バス48を介して相互に接続されている。
表示部43、操作部44、通信I/F45、CPU46、及び記憶部47は、複合機10に含まれる表示部13、操作部14、通信I/F15、CPU16、及び記憶部17と共通するので、再度の説明は省略する。但し、記憶部47のプログラム記憶領域47Aには、OS49、アップロード実行プログラム50、タグデータ取得プログラム51、タグデータ表示プログラム52を含む各種プログラムが格納される。また、アップロード実行プログラム50は、タグ一覧取得プログラム53、選択受付プログラム54、タグ設定プログラム55を含む。これらのプログラムについては後述する。
端末装置40がモバイル端末として構成される場合の表示部43は、筐体表面に露出された液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、操作部44は表示部43に重畳されたタッチセンサ又は押ボタン等である。また、端末装置40がパーソナルコンピュータとして構成される場合の表示部43はディスプレイ装置であり、操作部44はマウス及びキーボードである。但し、この構成は一例であり、表示部43及び操作部44の構成は、端末装置40のサイズや用途等によって適宜変更されるものである。表示部43は、本発明の表示装置の一例である。
[サービス提供装置101における電子データの管理]
サービス提供装置101に記憶された電子データ及びタグデータの一例を図5に示す。なお、サービス提供装置101は、電子データをユーザIDごとに管理している。図5には、ユーザIDが「user1」であるユーザによって参照可能な電子データが示されている。また、音声データのような記録処理の実行対象とならない電子データは図5では省略され、画像データや文書データのように複合機10によって記録処理の実行対象となる電子データのみが示されている。
図5の左から1列目の「データID」は、サービス提供装置101に記憶されている電子データを一意に区別するものである。アップロードされた電子データは、サービス提供
装置101によってデータIDが自動的に付加されて管理される。左から2列目の「ファイル名」は、電子データの単位であるファイルの名称である。ファイル名の「.」より左側がファイルの名称であり、右側がファイルの種類を示す拡張子である。例えば、拡張子が「.jpg」及び「.bmp」の電子データは、画像データである。拡張子が「.txt」の電子データは、文字列データである。拡張子が「.pdf」の電子データは、文字列と画像とが任意のレイアウトで配置されたデータである。
左から3列目の「共有設定」は、当該電子データが他のユーザによって参照可能となる共有設定がされているか否かを示している。共有設定が「あり」の電子データ(以下、「共有電子データ」と表記する。)は、当該電子データをアップロードしたユーザと異なるユーザが参照可能な電子データである。一方、共有設定が「なし」の電子データは、当該電子データをアップロードしたユーザのみが参照可能な電子データである。共有設定は、サービス提供装置101にアクセス可能な全てのユーザに参照を許可することもできるし、参照を許可するユーザIDを指定することもできる。共有設定は、電子データをアップロードしたユーザによって任意に設定される。
左から4列目〜6列目の「記録対象タグ」、「条件設定タグ」、及び「記録済タグ」は、電子データに付加されたタグである。これらのタグは、「_」によって区分された複数の部分タグから成る。以下、左からn番目の部分タグを第n部分タグとする。なお、部分タグの並び順は、図5の例に限定されない。
記録対象タグは、第1部分タグが「print」であるタグの総称であって、記録処理の実行対象である電子データに付加されるものである。図5に示される記録対象タグは、3つ又は4つの部分タグから成る。「print_MFC1_once_user1」の例では、第1部分タグが「print」、第2部分タグが「MFC1」、第3部分タグが「once」、第4部分タグが「user1」である。
図5に示される部分タグ「MFC1」、「MFC2」は、当該電子データを用いた記録処理をどの複合機10で実行するかを示す装置特定情報である。装置特定情報は、複合機10を一意に特定するものであって、例えば、複合機10の型番やシリアル番号等である。「MFC1」を含む記録対象タグが付加された電子データは、MFC1で特定される複合機10によってのみ記録処理が行われる。なお、装置特定情報は、省略可能である。装置特定情報が省略された場合、この電子データは、任意の複合機10によって記録処理が可能であることを示す。
図5に示される部分タグ「once」、「daily」、「monthly」、「weekly」、「everytime」は、当該電子データを用いた記録処理をどの程度の周期で実行するかを示す周期情報である。例えば、「once」は、当該電子データが1度だけ記録処理の実行対象となることを示す。「daily」は、当該電子データが1日に1度だけ記録処理の実行対象となることを示す。「weekly」は、当該電子データが1週間に1度だけ記録処理の実行対象となることを示す。「monthly」は当該電子データが1ヶ月に1度だけ記録処理の実行対象となることを示す。「everytime」は、複合機10がサービス提供装置101にアクセスするたびに当該電子データが記録処理の実行対象となることを示す。なお、周期情報は、省略可能である。周期情報が省略された場合、この電子データは、1度だけ記録処理の実行対象となってもよい。
図5に示される部分タグ「user1」、「user2」は、共有設定された電子データの記録処理をどのユーザに実行させるかを示すユーザ特定情報である。ユーザ特定情報は、ユーザを一意に特定するものであって、例えば、サービス提供装置101にログインする際のユーザID等である。すなわち、「user1」を含む記録対象タグが付加され
た電子データは、「user1」のユーザIDでサービス提供装置101にログインされた場合にのみ記録処理の実行対象となる。なお、ユーザ特定情報は、省略可能である。ユーザ特定情報が省略された場合、この電子データは、当該電子データにアクセス可能な全てのユーザによって記録処理が行われる。また、共有設定されていない電子データについては、記録対象タグにユーザ特定情報が含まれない。
条件設定タグは、第1部分タグが「property」であるタグの総称であって、当該電子データを用いた記録処理の実行条件を指定するものである。条件設定タグは、例えば、端末装置40を通じて電子データに付加される。図5に示される条件設定タグは、2つの部分タグから成る。条件設定タグの第2部分タグは、例えば図5に示されるように、「A4」、「photoL」、「B5」、「300」、「600」、「glay」、「color」等がある。
第2部分タグが「A4」、「photoL」、「B5」等である条件設定タグは、記録処理に用いられる記録用紙のサイズを指定するサイズタグである。サイズタグによって指定される記録用紙のサイズの一例として、ISO216によって標準化されたAシリーズやBシリーズ、或いはL判やサービス判と呼ばれる写真サイズ等が挙げられる。例えば、「A4」はAシリーズのA4サイズを示し、「B5」はBシリーズのB5サイズを示し、「photoL」はL判を示す。
第2部分タグが「300」、「600」等である条件設定タグは、記録処理における解像度を指定する解像度タグである。例えば、「300」は300dpi(Dots Per Inchの略)を示し、「600」は600dpiを示す。第2部分タグが「glay」、「color」等である条件設定タグは、カラー又はモノクロのいずれで記録処理が実行されるかを指定するカラータグである。例えば、「glay」は黒インクのみで記録処理が実行されることを示し、「color」は黒インク及びカラーインクで記録処理が実行されることを示す。
なお、条件設定タグは、省略可能である。条件設定タグが省略されている場合、複合機10は、予め設定されたデフォルトの実行条件に従って、記録処理を実行すればよい。また、複合機10毎にサポートしている条件設定タグが異なる。そのため、複合機10は、サポートしていない条件設定タグをデフォルトの実行条件に置き換えて、記録処理を実行すればよい。
記録済タグは、第1部分タグが「record」であるタグの総称であって、過去に記録処理が実行された電子データに付加されるものである。記録済タグは、当該電子データを用いた記録処理が実行された後に複合機10によって付加される。図5に示される記録済タグは、2つの部分タグから成る。記録済タグの第2部分タグは、例えば、図5に示されるように、「complete」、「yyyymmdd」等がある。
第2部分タグが「complete」である記録済タグは、周期情報を含まない記録対象タグ、或いは周期情報が「once」である記録対象タグに対応するものである。すなわち、「record_complete」タグが付加されていないデータID「0001」の電子データは、未だ記録処理の実行対象になっていないことを示す。一方、「record_complete」タグが付加されているデータID「0005」の電子データは、既に記録処理の実行対象になったことを示す。
第2部分タグが「yyyymmdd」である記録済タグは、「once」及び「everytime」以外の周期情報を含む記録対象タグに対応するものであって、当該電子データを用いた記録処理の実行時刻を示す時刻情報である。すなわち、「yyyymmdd
」は、西暦を表す4桁の数字「yyyy」と、月を表す2桁の数字「mm」と、日を表す2桁の数字「dd」とが結合したものである。すなわち、「record_20130520」タグが付加されたデータID「0003」の電子データは、2013年5月20日に記録処理の実行対象になったことを示し、「record_20130613」タグが付加されたデータID「0004」の電子データは、2013年6月13日に記録処理の実行対象になったことを示す。
なお、図5に示されたタグデータは一例であり、当業者によって適宜変更されてもよい。例えば、記録対象タグ、条件設定タグ、及び記録済タグは、更に多くの部分タグから成っていてもよい。これにより、記録処理の実行対象となる電子データを選別するための条件及び記録処理の実行条件を、さらに詳細に指定することができる。
[オンライン記録処理の流れ]
複合機10は、サービス提供装置101に記憶されている電子データのうち、各電子データに付加された記録対象タグ及び記録済タグに基づいて、記録処理の実行対象となる電子データを取得する。また、複合機10は、条件設定タグによって指定される記録処理の実行条件に従って、取得した電子データを用いた記録処理を実行する。以下、複合機10が実行するこの一連の動作がオンライン記録処理と称される。オンライン記録処理の流れを、図6を参照しながら説明する。
まず、CPU16は、複合機10の電源が投入された或いはスリープ状態から復帰したことを条件として、表示部13にメニュー画面を表示させる(S11)。メニュー画面には、複合機10が実行可能な各種の機能が一覧表示されている。この機能の例としては、オンライン記録処理の他に、原稿のスキャン、FAX送信、及び後述する一覧記録処理等がある。ユーザは、メニュー画面を参照しながら操作部14を操作することで、一覧表示された機能の1つを選択することができる。複合機10にオンライン記録処理を実行させる場合、ユーザは、メニュー画面に表示された機能の中から「オンライン記録処理」を選択する。CPU16は、「オンライン記録処理」に対応する操作信号を操作部14から取得したことを条件として、ユーザ情報受付プログラム21を実行する。
ユーザ情報受付プログラム21は、サービス提供装置101へのログインに使用されるユーザID及びパスワードの入力をユーザから受け付けるプログラムである。まず、ユーザ情報受付プログラム21は、ユーザID及びパスワードをユーザに入力させるための入力画面を表示部13に表示する。ユーザは、操作部14を通じてユーザID及びパスワードを入力する(S12)。ユーザ情報受付プログラム21は、入力されたユーザID及びパスワードを、記憶部17のデータ記憶領域17Bに記憶させる。ユーザ情報受付プログラム21を実行するCPU16は、本発明の受付手段の一例である。
次に、CPU16は、電子データ取得プログラム22を実行する。電子データ取得プログラム22は、サービス提供装置101に記憶されている電子データのうち、記録処理の実行対象となる電子データを取得するためのプログラムである。
まず、電子データ取得プログラム22は、ステップS12で入力されたユーザID及びパスワードを用いて、サービス提供装置101へのログインを要求する(S13)。ユーザID及びパスワードが正当なものであることを確認したサービス提供装置101は、ログイン中の利用者を識別する識別子であるセッション情報を生成して、複合機10に送信する(S14)。電子データ取得プログラム22は、セッション情報を記憶部17のデータ記憶領域17Bに記憶させる。以降、複合機10とサービス提供装置101との間の通信では、複合機10によるセッション情報の提示、及びサービス提供装置101によるセッション情報の確認が行われるが、以下の説明では省略する。
電子データ取得プログラム22は、当該ユーザIDによって参照可能な全ての電子データのデータID、当該電子データに付加されたタグデータ、当該電子データに対する共有設定の有無の一覧(以下、「データID等一覧」と表記する。)の送信をサービス提供装置101に要求する(S15)。ユーザID「user1」によって参照可能な電子データとは、ユーザID「user1」のユーザによってアップロードされた電子データ、及び他のユーザIDのユーザによってアップロードされ且つユーザID「user1」のユーザの参照を許可する共有設定がされた共有電子データである。サービス提供装置101は、ユーザID「user1」によって参照可能な電子データのデータID等一覧を生成し、当該データID等一覧を複合機10に送信する(S16)。
次に、電子データ取得プログラム22は、記録処理の実行対象となる電子データのデータIDを、取得したデータID等一覧の中から選別する選別処理を実行する(S17)。選別処理の詳細は図7を参照して後述するが、ここでは、図5に示されるデータID「0001」〜「0008」のうち、図8(A)に示されるデータID「0001」、「0002」、「0008」で特定される3つの電子データが記録処理の実行対象として選択されたものとする。
次に、電子データ取得プログラム22は、図8(A)に示される3つのデータIDを、各電子データに付加されたサイズタグをキーとしてソートするソート処理を実行する(S18)。これにより、図8(B)に示されるように、同一のサイズタグが付加されたデータIDが連続するリストが生成される。なお、電子データ取得プログラム22は、図8(B)に示されるリストに含まれる複数のサイズタグのうち、直前に実行された記録処理に用いられた記録用紙のサイズを指定するサイズタグが付加された電子データのデータIDが先頭になるように、ソート処理を行えばよい。
すなわち、直前の記録処理においてA4サイズの記録用紙が用いられていた場合には、図8(B)に示されるように、サイズタグ「property_A4」が付加された電子データのデータID「0001」、「0008」が先に、サイズタグ「property_photoL」が付加された電子データのデータID「0002」が後になるように、ソート処理が行われる。一方、直前の記録処理においてB5サイズの記録用紙が用いられていた場合には、任意の順序でソート処理が行われればよい。
次に、電子データ取得プログラム22は、図8(B)に示されるデータIDのリストのうち、先頭のデータIDで特定される電子データの送信をサービス提供装置101に要求する(S19)。サービス提供装置101は、要求されたデータIDで特定される電子データを複合機10に送信する(S20)。電子データ取得プログラム22を実行するCPU16は、本発明の取得手段の一例である。
次に、CPU16は、記録プログラム23を実行する。記録プログラム23は、サービス提供装置101から受信した電子データを用いた記録処理をプリンタ部11に実行させる(S21)。プリンタ部11は、電子データに付加された条件設定タグに示される実行条件に従って、当該電子データを用いた記録処理を実行する。これにより、電子データによって示される画像が記録用紙に画像として記録される。記録プログラム23を実行するCPU16は、本発明の記録手段の一例である。
ステップS19〜S21までのループ処理は、図8(B)に示されるリストの全てのデータIDに対して上から順に実行される。すなわち、A4サイズの記録用紙に対する記録処理が連続して実行され、次いでphotoLサイズの記録用紙に対する記録処理が実行される。上記の記録処理の実行順序は、逆順であってもよい。全てのデータIDに対して
ステップS19〜S21までのループ処理が実行されたことを条件として、CPU16は、オンライン記録処理が完了したことを示す記録完了画面を、表示部13に表示する(S22)。
[選別処理(S17)の詳細]
ステップS17の選別処理の詳細が図7のフローチャートに示される。電子データ取得プログラム22は、サービス提供装置101から受信したデータIDで特定される電子データがステップS31〜S35の条件を満たすか否かを判断し、全ての条件を満たす電子データを記録処理の対象とし(S36)、いずれかの条件を満たさない電子データを記録処理の対象から除外する(S37)。ステップS31〜S37の処理は、サービス提供装置101から受信した全てのデータIDに対して、繰り返し実行される(S38)。
まず、電子データ取得プログラム22は、電子データに記録対象タグが設定されているか否かを判断する(S31)。すなわち、電子データ取得プログラム22は、部分タグ「print」を含むタグがタグデータに含まれているか否かを判断する。そして、記録対象タグが設定されているデータIDに対しては(S31:Yes)、ステップS32の判断が行われる。一方、記録対象タグが設定されていないデータIDで特定される電子データは(S31:No)、記録処理の実行対象から除外される(S37)。
図5の例において、データID「0001」〜「0008」のうち、記録対象タグが設定されているデータID「0001」〜「0006」、「0008」に対しては(S31:Yes)、ステップS32の判断が行われる。一方、記録対象タグが設定されてないデータID「0007」で特定される電子データは(S31:No)、記録処理の実行対象から除外される(S37)。
次に、電子データ取得プログラム22は、記録対象タグが設定されているデータIDに対して(S31:Yes)、記録対象タグに含まれる装置特定情報と、データ記憶領域17Bに記憶されている自装置の装置特定情報とを比較する(S32)。そして、自装置の装置特定情報が記録対象タグに含まれているデータIDに対しては(S32:Yes)、ステップS33の判断が行われる。一方、自装置の装置特定情報が記録対象タグに含まれていないデータIDで特定される電子データは(S32:No)、記録処理の実行対象から除外される(S37)。
図5の例において、複合機10の装置特定情報が「MFC1」であると仮定すると、データID「0001」〜「0006」のうち、記録対象タグに「MFC1」が含まれるデータID「0001」〜「0005」及び記録対象タグに装置特定情報が含まれていないデータID「0008」に対しては(S32:Yes)、ステップS33の判断が行われる。一方、記録対象タグに「MFC2」が含まれるデータID「0006」で特定される電子データは(S32:No)、記録処理の実行対象から除外される(S37)。
次に、電子データ取得プログラム22は、記録対象タグに含まれる装置特定情報が自装置のもと一致するデータIDに対して(S32:Yes)、有効な記録済タグが設定されているか否かを判断する(S33)。なお、ステップS33における処理は、記録対象タグに含まれる周期情報によって異なる。以下、図5を参照して、ステップS33の処理を周期情報毎に説明する。
まず、電子データ取得プログラム22は、周期情報が「once」であるデータID「0001」、「0005」に対して、記録済タグ「record_complete」が設定されているか否かのみを判断する(S33)。そして、当該記録済タグが設定されていないデータID「0001」に対しては(S33:Yes)、ステップS34の判断が
行われる。一方、当該記録済タグが設定されているデータID「0005」で特定される電子データは(S33:No)、記録処理の実行対象から除外される(S37)。また、周期情報が「everytime」であるデータID「0008」に対しては(S33:Yes)、ステップS34の判断が行われる。
また、電子データ取得プログラム22は、周期情報が「daily」、「monthly」、「weekly」であるデータID「0002」、「0003」、「0004」に対して、有効な記録済タグが設定されているか否かを判断する(S33)。有効な記録済タグとは、当該記録済タグに時刻情報と現在時刻とが同一の周期に属する記録済タグを指す。そして、記録済タグに含まれる時刻情報と現在時刻とが異なる周期に属する、すなわち、周期情報で示される周期を跨いでいるデータIDに対しては(S33:Yes)、ステップS34の判断が行われる。一方、記録済タグに含まれる時刻情報と現在時刻とが同一の周期に属するデータIDで特定される電子データ(S33:No)は、記録処理の実行対象から除外される(S37)。
例えば、時計部20から取得した現在時刻が「2013年06月14日」であると仮定すると、周期情報が「monthly」で且つ記録済タグの時刻情報が「2013年05月20日」であるデータID「0003」は、現在時刻と異なる月に属する(S33:Yes)。すなわち、データID「0003」に対しては、ステップS34の判断が行われる。一方、周期情報が「weekly」で且つ記録済タグの時刻情報が「2013年06月13日」であるデータID「0004」は、現在時刻と同一の週に属する(S33:No)。すなわち、データID「0004」で特定される電子データは、記録処理の対象から除外される(S37)。さらに、記録済タグが設定されていないデータID「0002」に対しては(S33:Yes)、ステップS34の判断が行われる。
次に、電子データ取得プログラム22は、有効な記録済タグが設定されていないデータIDに対して(S33:Yes)、当該データIDで特定される電子データが共有電子データであるか否かを判断する(S34)。そして、共有電子データであるデータIDに対しては(S34:Yes)、ステップS35の判断が行われる。一方、共有電子データでないデータIDに対しては(S34:No)、ステップS35がスキップされる。図5の例では、共有電子データであるデータID「0001」、「0003」に対してステップS35の判断が行われ、共有電子データでないデータID「0002」、「0008」に対してステップS35がスキップされる。
次に、電子データ取得プログラム22は、共有電子データに付加された記録対象タグに含まれるユーザ特定情報と、図6のステップS12で入力されたユーザIDとを比較する(S35)。そして、記録対象タグに含まれるユーザ特定情報と入力されたユーザIDとが一致するデータIDで特定される電子データは(S35:Yes)、記録処理の対象とされる(S36)。一方、記録対象タグに含まれるユーザ特定情報と入力されたユーザIDとが異なるデータIDで特定される電子データは(S35:No)、記録処理の対象から除外される(S37)。さらに、ステップS34で共有電子データでないと判断されたデータIDは(S34:No)、記録処理の対象とされる(S36)。
ステップS12で入力されたユーザIDが「user1」であったと仮定すると、ユーザ特定情報「user1」が記録対象タグに含まれるデータID「0001」で特定される電子データ(S35:Yes)、及び共有電子データでないデータID「0002」、「0008」で特定される電子データ(S34:No)は、記録処理の対象とされる(S36)。一方、ユーザ特定情報「user2」が記録対象タグに含まれるデータID「0003」で特定される電子データ(S35:No)は、記録処理の対象から除外される(S37)。
すなわち、図5に示される全ての電子データに対して図7に示される選別処理が実行された場合、図8(A)に示されるように、データID「0001」、「0002」、「0008」で特定される電子データが記録処理の実行対象として選別され、データID「0003」〜「0007」で特定される電子データが記録処理の実行対象から除外される。なお、ステップS31〜S35の実行順序は、図7の例に限定されない。
[記録処理(S21)の詳細]
ステップS21の記録処理の詳細が図9のフローチャートに示される。まず、記録プログラム23は、図6のステップS20で受信した電子データに付加されたサイズタグで指定された記録用紙のサイズと、直前の記録処理で用いられた記録用紙のサイズとを比較する(S41)。そして、直前の記録処理と今回の記録処理とで記録用紙のサイズが異なる場合(S41:Yes)、記録プログラム23は、記録用紙の交換を促すメッセージを表示部13に表示する(S42)。そして、記録プログラム23は、記録用紙の交換を検知したことを条件として(S43:Yes)、ステップS20で受信した電子データの記録処理を実行する(S44)。一方、直前の記録処理と今回の記録処理とで記録用紙のサイズが一致する場合(S41:No)、記録プログラム23は、ステップS42、S43をスキップして、ステップS20で受信した電子データの記録処理を実行する(S44)。
図8(B)に示される電子データのうち、データID「0001」、「0008」で特定される電子データに付加されたサイズタグは、同一である。すなわち、データID「0008」で特定される電子データを用いた記録処理では、ステップS42、S43がスキップされる。一方、データID「0008」、「0002」で特定される電子データに付加されたサイズタグは、異なる。すなわち、データID「0002」で特定される電子データを用いた記録処理では、ステップS42、S43が実行される。具体的には、データID「0002」で特定される電子データを用いた記録処理のステップS42において、「給紙トレイにphotoLサイズの用紙をセットして下さい」とのメッセージが表示部13に表示される。
また、ステップS43において記録用紙の交換を検知する方法は特に限定されないが、例えば、記録プログラム23は、トレイセンサ28から出力される検知信号に基づいて給紙トレイ30の脱抜と挿入とを検知した場合に、記録用紙が交換されたと判断してもよい。具体的には、記録プログラム23は、トレイセンサ28からの検知信号の出力が停止したことを条件として給紙トレイ30の脱抜を検知し、トレイセンサ28からの検知信号の出力が再開したことを条件として給紙トレイ30の挿入を検知する。
さらに、記録プログラム23は、電子データに付加された条件設定タグで指定される実行条件に従って、当該電子データを用いた記録処理を実行する(S44)。すなわち、データID「0001」で特定される電子データは、600dpiの解像度のモノクロ画像としてA4サイズの記録用紙に記録される。また、データID「0008」で特定される電子データは、当該複合機10のデフォルトの実行条件でA4サイズの用紙に記録される。さらに、データID「0002」で特定される電子データは、300dpiの解像度のカラー画像としてphotoLサイズの用紙に記録される。また、記録プログラム23は、記録処理を実行するたびに、当該記録処理に用いられた記録用紙のサイズをデータ記憶領域17Bに記憶させる。この情報は、次回の記録処理のステップS41において用いられる。
次に、CPU16は、タグ編集プログラム24を実行する。タグ編集プログラム24は、記録処理(S44)が実行された電子データの記録済タグを更新する(S45)。なお、ステップS45の処理は、記録対象タグに含まれる周期情報毎に異なる。タグ編集プロ
グラム24を実行するCPU16は、本発明のタグ編集手段の一例である。
まず、データID「0001」で特定される電子データには、周期情報「once」を含む記録対象タグが付加されている。そこで、タグ編集プログラム24は、図10に示されるように、記録済タグ「record_complete」を当該電子データに付加する。或いは、タグ編集プログラム24は、周期情報「once」を含む記録対象タグが付加された電子データを用いた記録処理の終了後に、当該記録対象タグをタグデータから削除してもよい。周期情報を含まない記録対象タグが付加された電子データに対しても同様である。
また、データID「0002」で特定される電子データには、周期情報「daily」を含む記録対象タグが付加されている。そこで、タグ編集プログラム24は、時計部20から取得した記録処理の実行時刻を含む記録済タグ「record_20130614」を当該電子データに付加する。なお、周期情報「weekly」、「monthly」を含む記録対象タグが付加されている電子データを用いた記録処理を実行した場合にも、記録処理の実行時刻を含む記録済タグを付加する。一方、データID「0001」で特定される電子データには周期情報「everytime」が付加されているので、ステップS45において記録済タグは付加されない。
[電子データ及びタグデータのアップロード]
上記のオンライン記録処理を複合機10に実行させるために、ユーザは、事前にサービス提供装置101に電子データをアップロードし、記録対象タグ及び条件設定タグを当該電子データに付加しておく必要がある。電子データ及びタグデータのアップロードは任意の方法によって実行可能であるが、端末装置40を利用する方法の一例を、図11及び図12を参照しながら説明する。
まず、端末装置40のCPU46は、図12(A)に示される電子データ選択画面60を表示部43に表示する(S51)。電子データ選択画面60は、サービス提供装置101にアップロードする電子データをユーザに選択させるための画面である。電子データ選択画面60には、記憶部47のデータ記憶領域47Bに記憶された電子データのファイル名と、各ファイル名に対応して設けられたチェックボックス61と、OKボタン62とが表示される。ユーザは、アップロードしたい電子データに対応するチェックボックス61を選択してOKボタン62を押下することによって、選択したチェックボックス61に対応する電子データを選択する。図12(A)の例では、「image.bmp」が選択されている。
次に、CPU46は、アップロード実行プログラム50の一部であるタグ一覧取得プログラム53を実行する。タグ一覧取得プログラム53は、複合機10から条件設定タグの一覧を取得するプログラムである。まず、タグ一覧取得プログラム53は、端末装置40と同一のLAN102に接続された複合機10を検索し、見つかった複合機10それぞれから装置特定情報を取得する。次に、タグ一覧取得プログラム53は、図12(B)に示される複合機選択画面63を表示部43に表示する(S53)。複合機選択画面63は、記録処理を実行する複合機10をユーザに選択させるための画面である。複合機選択画面63には、図12(B)に示されるように、見つかった複合機10の装置特定情報と、各装置特定情報に対応づけられたラジオボタン64と、OKボタン65とが表示される。
ユーザは、複合機選択画面63に表示されたラジオボタン64のうちの1つを選択してOKボタン65を押下することによって、当該ラジオボタン64に対応づけられた複合機10を選択する(S54)。図12(B)の例では、装置特定情報として「MFC1」が選択されている。そして、タグ一覧取得プログラム53は、ステップS54で選択された
複合機10に対して、当該複合機10において実行可能な条件設定タグの一覧の送信を要求する(S55)。そして、端末装置40のタグ一覧取得プログラム53は、複合機10から条件設定タグの一覧を受信する(S56)。タグ一覧取得プログラム53に記述された処理は、本発明の一覧取得ステップの一例である。
一方、条件設定タグの一覧送信要求を受け付けた複合機10のCPU16は、タグ一覧出力プログラム25を実行する。タグ一覧出力プログラム25は、データ記憶領域17Bに記憶された条件設定タグの一覧を端末装置40に送信する(S56)。タグ一覧出力プログラム25を実行するCPU16は、本発明の出力手段の一例である。なお、ここで送信される条件設定タグの一覧は、当該複合機10のプリンタ部11で実行可能な実行条件を示す全ての条件設定タグを含む。また、条件設定タグの一覧は、例えば、XML(Extensible Markup Languageの略)形式のデータとして送信されてもよい。
例えば、A4サイズ、B5サイズ、photoLサイズの記録用紙に画像を記録できる複合機10は、「property_A4」タグ、「property_B5」タグ、「property_photoL」タグを、条件設定タグの一覧に含めて端末装置40に送信する。また、複合機10は、各条件設定タグに対応づけられた表示名称を、さらに条件設定タグの一覧に含めてもよい。表示名称とは、後述する実行条件選択画面66に表示される条件設定タグを表す名称である。表示名称はユーザが認識し易いものであれば特に限定されないが、例えば、「property_A4」タグの表示名称は「A4」であり、「property_B5」タグの表示名称は「B5」であり、「property_photoL」の表示名称は「photoL」である。なお、複合機10は、各条件設定タグを表すアイコン画像を、表示名称に代えて条件設定タグの一覧に含めてもよい。解像度タグ及びカラータグについても同様である。
次に、CPU46は、アップロード実行プログラム50の一部である選択受付プログラム54を実行する。選択受付プログラム54は、複合機10から取得した条件設定タグの一覧のうちの1以上の条件設定タグをユーザに選択させるプログラムである。まず、選択受付プログラム54は、図12(C)に示される実行条件選択画面66を表示部43に表示する(S57)。選択受付プログラム54に記述された処理は、本発明の選択受付ステップの一例である。
実行条件選択画面66は、記録処理に用いられる記録用紙のサイズと、記録される画像の解像度と、画像の色とを指定する条件設定タグをユーザに選択させる画面である。実行条件選択画面66には、図12(C)に示されるように、プルダウンメニュー68によって記録用紙のサイズを選択させる用紙サイズ選択部67と、ラジオボタン70によって解像度を選択させる解像度選択部69と、ラジオボタン72によってカラー或いはモノクロを選択させる色選択部71と、OKボタン73とが表示される。
なお、用紙サイズ選択部67のプルダウンメニュー68には、条件設定タグの一覧に含められた表示名称の一覧が表示される。そして、選択受付プログラム54は、複数の表示名称のうちの1つがプルダウンメニュー68から選択されたことを条件として、当該表示名称に対応する条件設定タグの選択を受け付ける(S58)。解像度タグ及びカラータグについても同様である。図12(C)の例では、条件設定タグ「property_A4」、「property_600」、「property_color」が選択されている。
また、選択受付プログラム54は、図12(D)に示される周期選択画面74を表示部43に表示する。周期選択画面74には、記録処理の周期を選択させるラジオボタン75
と、選択処理を実行するOKボタン76とが表示されている。図12(D)の例では、周期情報として「monthly」が選択されている。さらに、選択受付プログラム54は、図12(E)に示されるユーザ選択画面77を表示部43に表示する。ユーザ選択画面77には、記録処理を実行させるユーザを選択させるラジオボタン78と、OKボタン76とが表示されている。図12(E)の例では、ユーザ特定情報として「user2」が選択されている。ユーザ選択画面77に表示されるユーザ特定情報は、予め記憶部47のデータ記憶領域47Bに記憶されている。
次に、CPU46は、アップロード実行プログラム50の一部であるタグ設定プログラム55を実行する。タグ設定プログラム55は、図12(B)〜(E)に示される各画面において選択された各種情報を表すタグを、図12(A)に示される電子データ選択画面60において選択された電子データに付加するプログラムである。図12(A)〜(E)の例では、記録済タグ「print_MFC1_monthly_user2」と、条件設定タグ「property_A4」、「property_600」、「property_color」とが電子データ「image.bmp」に付加される。
次に、タグ設定プログラム55は、ユーザID及びパスワードに基づいて、サービス提供装置101へのログインを要求する(S60)。このユーザID及びパスワードは、予め記憶部47のデータ記憶領域47Bに記憶されていてもいし、操作部44を通じてユーザに入力させてもよい。ユーザID及びパスワードが正当なものであることを確認したサービス提供装置101は、セッション情報を生成して、端末装置40に送信する(S61)。タグ設定プログラム55は、セッション情報を記憶部47のデータ記憶領域47Bに記憶させる。以降、端末装置40とサービス提供装置101との間の通信では、端末装置40によるセッション情報の提示、及びサービス提供装置101によるセッション情報の確認が行われるが、以下の説明では省略する。
次に、タグ設定プログラム55は、電子データ選択画面60で選択された電子データ「image.bmp」と、当該電子データに付加されるタグを含むタグデータとをサービス提供装置101に送信する(S62)。サービス提供装置101は、受信した電子データとタグデータとを記憶部に記憶し(S63)、受信完了通知を端末装置40へ送信する(S64)。受信完了通知を受信したタグ設定プログラム55は、電子データ及びタグデータのサービス提供装置101へのアップロードが完了したことを示す送信完了画面を、表示部43に表示する(S65)。タグ設定プログラム55に記述された処理は、本発明のタグ設定ステップの一例である。
なお、図11では、端末装置40のデータ記憶領域47Bに記憶されている電子データにタグを付加してサービス提供装置101にアップロードした例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、既にサービス提供装置101に記憶されている電子データに対してタグを付加してもよい。この場合、CPU46は、サービス提供装置101に記憶されている電子データを選択させる電子データ選択画面を表示部43に表示し(S51)、タグを付加する電子データの選択を受け付ける(S52)。また、タグ設定プログラム55は、生成したタグ(S59)を含むタグデータをサービス提供装置101に送信する(S62)。そして、サービス提供装置101は、受信したタグデータを、ステップS52で選択された電子データと共に記憶する。
[複合機10による一覧記録処理]
複合機10は、サービス提供装置101に記憶された電子データに付加されたタグの一覧を取得し、取得したタグの一覧を記録用紙に画像として記録する一覧記録処理を実行する機能をさらに有していてもよい。なお、一覧記録処理は、オンライン記録処理の一部と共通するので、図6を参照しながら説明する。
まず、CPU16は、ステップS11で表示されたメニュー画面から選択された「一覧記録処理」に対応する操作信号を操作部14から取得したことを条件として、ユーザ情報受付プログラム21を実行する。ユーザ情報受付プログラム21によって実行される処理及びステップS13〜S16は図6と共通するので、再度の説明は省略する。そして、CPU16は、記録プログラム23を実行して、ステップS16で取得したタグの一覧を記録用紙に記録させる。
記録プログラム23は、例えば図13に示されるように、取得したタグによって示される情報をユーザに理解しやすい形式に変換して記録用紙に記録してもよい。例えば、図5に示される各電子データに付加されたタグの一覧を取得した場合において、データID「0001」の記録対象タグ「print_MFC1_once_user1」は、図13において、ユーザIDの欄に「user1」と、プリンタの欄に「MFC1」と、周期の欄に「1回のみ」と表される。また、データID「0004」の記録済タグ「record_20130520」は、図13において、履歴の欄に「2013年5月20日」と表される。なお、図13において、タグが設定されていない項目には、「−」が表示されている。但し、記録用紙に記録されるタグの一覧のレイアウトは、図13の例に限定されない。例えば、CSV形式で羅列されたタグそのものを記録用紙に記録してもよい。
[端末装置40による一覧表示処理]
上記の一覧記録処理は、端末装置40によって実行されてもよい。なお、端末装置40によって実行される一覧表示処理は、タグの一覧を記録用紙に記録することに代えて、タグの一覧を表示部43に表示する点において一覧記録処理と相違し、その他の点において一覧記録処理と共通する。
具体的には、CPU46によって実行されるタグデータ取得プログラム51は、図6のステップS11〜S16に相当する処理を実行する。これらの処理は、上記の一覧記録処理と共通するので、再度の説明は省略する。そして、CPU46によって実行されるタグデータ表示プログラム52は、タグデータ取得プログラム51によって取得されたタグの一覧を、表示部43に表示する。タグの一覧は、例えば図13に示されるレイアウトで表示部43に表示されてもよい。タグデータ取得プログラム51に記述された処理は本発明のタグデータ取得ステップの一例であり、タグデータ表示プログラム52に記述された処理は本発明の表示ステップの一例である。
[実施形態の作用効果]
本実施形態の複合機10によれば、サービス提供装置101に記憶された電子データのうち、記録対象タグがタグデータに含まれている電子データを用いた記録処理が実行される。その結果、ユーザによって事前に記録処理の実行対象に指定された電子データに対してのみ記録処理を行うことができる。また、記録対象タグには、装置特定情報、ユーザ特定情報、及び周期情報等を含めることができるので、記録処理の実行対象となる電子データを詳細に絞り込むことができる。
また、本実施形態の複合機10によれば、条件設定タグによって指定された実行条件に従って当該電子データを用いた記録処理が実行される。その結果、所望の実行条件で電子データの記録処理を実行することができる。
また、本実施形態の複合機10によれば、サイズタグをキーにして記録処理の実行順序を並べ替えるので、同じサイズの記録用紙を使用する記録処理が連続して実行される。その結果、複数の電子データを用いた記録処理が実行される場合に、給紙トレイ30に収容された記録用紙をユーザに入れ替えさせる回数を削減することができる。
また、本実施形態の複合機10によれば、自装置で実行可能な実行条件を示す条件設定タグを端末装置40に送信することができる。そして、本実施形態の端末装置40によれば、複合機10から取得した条件設定タグのうちから選択された条件設定タグを電子データに付加することができる。その結果、条件設定タグの誤設定によってユーザの意図と異なる実行条件で記録処理が実行されることを抑制することができる。さらに、各複合機10がサポートする条件設定タグを端末装置40に記憶させておく必要がない。
また、本実施形態の複合機10によれば、サービス提供装置101に記憶された電子データに付加されたタグデータの一覧を取得して記録用紙に記録することができる。同様に、本実施形態の端末装置40によれば、サービス提供装置101に記憶された電子データに付加されたタグデータの一覧を取得して表示部43に表示することができる。その結果、例えば電子データの記録処理を実行する前に、当該電子データに付加されたタグの一覧をユーザに確認させることができる。
[変形例]
上記の実施形態では、サービス提供装置101と直接通信を行うことによってオンライン記録処理を実行する複合機10の例を説明した。これに対して、変形例では、複合機10とサービス提供装置101との間に位置する中継装置90が複合機10にオンライン記録処理を実行させる例を説明する。
[中継装置90]
図14に示される中継装置90は、インターネット103を介して複合機10及びサービス提供装置101それぞれと通信可能なコンピュータである。中継装置90は、異なるユーザが所有する複数の複合機10と通信を行うことが想定されている。中継装置90は、通信I/F95と、時計部100と、CPU96と、記憶部97とを備える。中継装置90を構成する各構成要素は、通信バス98を介して相互に接続されている。
通信I/F95、時計部100、CPU96、及び記憶部97は、実施形態における複合機10に含まれる通信I/F15、時計部20、CPU16、及び記憶部17と共通するので、再度の説明は省略する。但し、記憶部97のプログラム記憶領域97Aには、図14に示されるように、OS99、記録要求取得プログラム91、特定プログラム92、記録指示プログラム93、タグ編集プログラム94等を含む各種プログラムが格納される。これらのプログラムについては後述する。
[オンライン記録処理の流れ]
図15を参照して、中継装置90が複合機10に実行させるオンライン記録処理を説明する。なお、図6に示されるオンライン記録処理と共通する処理には同一のステップ番号を付して詳しい説明を省略し、相違点を中心に説明する。
メニュー画面において「オンライン記録処理」が選択された複合機10は、オンライン記録処理の実行を要求する画像記録要求を中継装置90に送信する(S71)。この画像記録要求には、ユーザによって入力されたユーザID及びパスワード(S12)と、自装置の装置特定情報とが含まれる。一方、中継装置90のCPU96では、画像記録要求を複合機10から取得するための記録要求取得プログラム91が実行されている。記録要求取得プログラム91を実行するCPU96は、本発明の取得手段の一例である。
記録要求取得プログラム91によって画像記録要求が取得されると、中継装置90のCPU96は、特定プログラム92を実行する。特定プログラム92は、サービス提供装置101に記憶されている電子データのうち、記録処理の対象となる電子データを特定する
プログラムである。特定プログラム92は、取得したユーザID及びパスワードでサービス提供装置101にログインし(S13、S14)、データID等一覧をサービス提供装置101から取得し(S15、S16)、選別処理(S17)及びソート処理(S18)実行する。これにより、中継装置90において、図8(B)に示されるリストが生成される。特定プログラム92を実行するCPU96は、本発明の特定手段の一例である。
次に、中継装置90のCPU96は、記録指示プログラム93を実行する。記録指示プログラム93は、特定プログラム92によって特定された電子データを用いた記録処理を複合機10に実行させるプログラムである。具体的には、記録指示プログラム93は、図8(B)のリストに含まれる電子データをサービス提供装置101から取得し(S72)、取得した電子データを複合機10に送信して、当該電子データを用いた記録処理を実行させる(S73)。記録指示プログラム93を実行するCPU96は、本発明の記録指示手段の一例である。
中継装置90から電子データを取得した複合機10のCPU16は、記録プログラム23を実行する。記録プログラム23は、当該電子データを用いた記録処理(S21)を実行する。但し、変形例における記録プログラム23は、図9に示される記録処理のうち、記録済タグを更新する処理(S45)を実行しない。そして、記録プログラム23は、ステップS73で取得した電子データを用いた記録処理が終了したことを示す記録完了通知を、中継装置90に送信する(S74)。
記録完了通知を複合機10から受信した中継装置90のCPU96は、タグ編集プログラム94を実行する。タグ編集プログラム94は、記録処理(S21)が実行された電子データの記録済タグを更新する(S75)。この処理は、図9に示されるステップS45の処理と共通する。以下、図8(B)のリストに示される全ての電子データに対して、ステップS19、S72、S73、S21、S74、S75の処理が繰り返し実行される。そして、全ての電子データを用いた記録処理が終了すると、複合機10のCPU16は、記録完了画面を表示部13に表示する(S22)。
上記の変形例によれば、複合機10とサービス提供装置101との間で直接通信をしなくても、オンライン記録処理を実行できる。すなわち、サービス事業者によってサービス提供装置101の通信の仕様が変更された際に、その変更に対して中継装置90を変更することで対応が可能であり、全ての複合機10に対して変更を加える必要がない。また、選別処理(S17)及びソート処理(S18)等が中継装置90によって実行されるため、複合機10の処理の負荷を軽減することが可能である。
なお、上記の変形例では、複合機10とサービス提供装置101との間の全ての通信を中継装置90に中継させる例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、記録指示プログラム93は、図15のステップS19、S71、S72の処理に代えて、サービス提供装置101内における電子データの所在を示す所在情報を含む取得指示を複合機10に送信してもよい。そして、取得指示を受信した複合機10は、所在情報に示される電子データをサービス提供装置101から取得し、取得した電子データを用いた記録処理(S21)を実行してもよい。これにより、電子データの中継(S71、S72)に伴う通信ネットワークの負荷を軽減することができる。なお、所在情報の具体例は特に限定されないが、例えば、URL(Uniform Resource Locatorの略)形式の情報であってもよい。
さらに、上記の変形例では、複合機10から画像記録要求を受信したことを条件として、中継装置90で特定プログラム92が実行される例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、中継装置90のCPU96は、予め登録されたオンライン記録処理の
実行時刻が到来したことを条件として、特定プログラム92を実行してもよい。この場合、オンライン記録処理の実行時刻に加えて、サービス提供装置101にログインするためのユーザID及びパスワード、及び記録処理を実行する複合機10の装置特定情報等が中継装置90に登録されている必要がある。なお、上記の各種情報は、複合機10を通じて登録されてもよいし、端末装置40を通じて登録されてもよい。
[その他の変形例]
また、本実施形態及び変形例の複合機10において、記憶部17のプログラム記憶領域17Aに記憶された各種プログラムがCPU16によって実行されることによって、本発明の制御部が実行する各処理が実現される例を説明した。しかしながら、制御部の構成はこれに限定されず、その一部又は全部を集積回路(IC(Integrated Circuitの略)とも言う。)等のハードウェアで実現してもよい。端末装置40及び中継装置90についても同様である。
また、本発明は、画像記録装置として実現できるだけでなく、画像記録装置にオンライン記録処理を実行させるプログラムとして実現してもよい。また、当該プログラムは、non−transitoryな記録媒体に記録されて提供されてもよいし、当該プログラムを示す情報或いは信号が、インターネット等の通信ネットワークを介して配信されてもよい。端末装置40及び中継装置90についても同様である。
10・・・複合機
16・・・CPU
17・・・記憶部
21・・・ユーザ情報受付プログラム
22・・・電子データ取得プログラム
23・・・記録プログラム
24・・・タグ編集プログラム
25・・・タグ一覧出力プログラム
27・・・記録部
40・・・端末装置
51・・・タグデータ取得プログラム
52・・・タグデータ表示プログラム
53・・・タグ一覧取得プログラム
54・・・選択受付プログラム
55・・・タグ設定プログラム
90・・・中継装置
91・・・記録要求取得プログラム
92・・・特定プログラム
93・・・記録指示プログラム
94・・・タグ編集プログラム
101・・・サービス提供装置
102・・・LAN
103・・・インターネット

Claims (17)

  1. 電子データをタグデータと共に記憶するサービス提供装置に通信ネットワークを介して接続することが可能な出力装置であって、
    前記タグデータは、任意のシンボル列によって構成され且つ前記電子データに対して1つ以上が付加可能なタグを示すものであり、
    出力装置は、
    前記電子データによって示される出力物を出力する出力ハードウェアと、
    前記出力ハードウェアの動作を制御する制御部と、を備えており、
    前記制御部は、
    前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データのうちから、当該電子データによって示される出力物を前記出力ハードウェアに出力させる対象であることを示す出力対象タグが前記タグデータに含まれている前記電子データを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記電子データによって示される出力物を前記出力ハードウェアに出力させる出力制御処理を実行する出力制御手段と、を含み、
    前記出力対象タグを含む前記タグデータは、前記出力制御処理の実行条件を指定する条件設定タグの1つとして、前記出力制御処理に用いる記録媒体のサイズを指定するサイズタグを含み、
    前記出力ハードウェアは、前記条件設定タグに示される実行条件に従って、前記電子データによって示される画像を記録媒体に記録する記録部であり、
    前記取得手段によって取得された複数の前記電子データは、第1サイズを指定する前記サイズタグが前記条件設定タグに含まれている複数の第1電子データと、前記第1サイズと異なる第2サイズを指定する前記サイズタグが前記条件設定タグに含まれている第2電子データとを含み、
    前記出力制御手段は、複数の前記第1電子データによって示される画像の記録を前記出力ハードウェアに連続して出力させ、前記第1電子データによって示される画像の記録の前又は後に前記第2電子データによって示される画像の記録を前記出力ハードウェアに出力させる出力装置。
  2. 前記出力制御手段において前記出力制御処理を実行可能な実行条件を示す前記条件設定タグの一覧を記憶する記憶部を更に備えており、
    前記制御部は、前記通信ネットワークを介して接続された端末装置に対して、前記記憶部に記憶された前記条件設定タグの一覧を出力する出力手段を更に含む請求項に記載の出力装置。
  3. 前記制御部は、前記出力制御手段によって前記出力制御処理が実行された前記電子データの前記タグデータから前記出力対象タグを削除するタグ編集手段を更に含む請求項1または2に記載の出力装置。
  4. 電子データをタグデータと共に記憶するサービス提供装置に通信ネットワークを介して接続することが可能な出力装置であって、
    前記タグデータは、任意のシンボル列によって構成され且つ前記電子データに対して1つ以上が付加可能なタグを示すものであり、
    出力装置は、
    前記電子データによって示される出力物を出力する出力ハードウェアと、
    前記出力ハードウェアの動作を制御する制御部と、を備えており、
    前記制御部は、
    前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データのうちから、当該電子データによって示される出力物を前記出力ハードウェアに出力させる対象であることを示す出力対象タグが前記タグデータに含まれている前記電子データを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記電子データによって示される出力物を前記出力ハードウェアに出力させる出力制御処理を実行する出力制御手段と、を含み、
    前記出力対象タグは、所定の周期で繰り返し前記出力制御処理を実行することを示す周期情報を更に含み、
    前記制御部は、前記出力制御手段によって前記出力制御処理が実行された前記電子データの前記タグデータに、前記出力制御処理の実行時刻を示す時刻情報を含む記録済タグを追加するタグ編集手段をさらに含み、
    前記取得手段は、前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データのうちから、前記タグデータに前記出力対象タグが含まれ、且つ前記時刻情報で示される前記出力制御処理の実行時刻と現在時刻とが前記周期情報で示される周期を跨いでいる前記電子データを取得する出力装置。
  5. 電子データをタグデータと共に記憶するサービス提供装置に通信ネットワークを介して接続することが可能な出力装置であって、
    前記タグデータは、任意のシンボル列によって構成され且つ前記電子データに対して1つ以上が付加可能なタグを示すものであり、
    出力装置は、
    前記電子データによって示される出力物を出力する出力ハードウェアと、
    前記出力ハードウェアの動作を制御する制御部と、を備えており、
    前記制御部は、
    前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データのうちから、当該電子データによって示される出力物を前記出力ハードウェアに出力させる対象であることを示す出力対象タグが前記タグデータに含まれている前記電子データを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記電子データによって示される出力物を前記出力ハードウェアに出力させる出力制御処理を実行する出力制御手段と、を含み、
    前記出力ハードウェアは、前記電子データによって示される画像を記録媒体に記録する記録部であり、
    前記取得手段は、前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データの前記タグデータのうちから、前記出力対象タグが含まれる前記タグデータを取得し、
    前記出力制御手段は、前記取得手段によって取得された前記タグデータに含まれる前記タグの一覧を記録媒体に記録する一覧記録処理を前記記録部に実行させる出力装置。
  6. 前記出力対象タグは、前記出力制御処理を実行させる出力装置を特定する装置特定情報を更に含み、
    前記取得手段は、前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データのうちから、該出力装置の装置特定情報を含む前記出力対象タグが前記タグデータに含まれている前記電子データを取得する請求項1からのいずれかに記載の出力装置。
  7. 前記サービス提供装置は、複数のユーザにアクセスを許可する前記電子データである共有電子データを記憶しており、
    前記出力対象タグは、前記出力制御処理を実行させるユーザを特定するユーザ特定情報を更に含み、
    前記制御部は、前記ユーザ特定情報をユーザから受け付ける受付手段を更に含み、
    前記取得手段は、前記サービス提供装置に記憶されている前記共有電子データのうちから、前記受付手段によって受け付けられた前記ユーザ特定情報を含む前記出力対象タグが前記タグデータに含まれている前記共有電子データを取得する請求項1からのいずれかに記載の出力装置。
  8. 電子データをタグデータと共に記憶するサービス提供装置、及び出力物を出力する出力装置に通信ネットワークを介して接続することが可能な中継装置であって、
    前記タグデータは、任意のシンボル列によって構成され且つ前記電子データに対して1つ以上が付加可能なタグを示すものであり、
    該中継装置は、
    前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データのうちから、当該電子データによって示される画像を、出力物を出力する出力処理の実行対象であることを示す出力対象タグが前記タグデータに含まれている前記電子データを特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された前記電子データを用いた前記出力処理を前記出力装置に実行させる出力指示手段と、を備える中継装置。
  9. 前記出力指示手段は、前記特定手段によって特定された前記電子データを前記サービス提供装置から取得し、取得した前記電子データを前記出力装置に出力する請求項に記載の中継装置。
  10. 前記出力指示手段は、前記特定手段によって特定された前記電子データの前記サービス提供装置内における所在を示す所在情報を含み、当該所在情報で示される前記電子データを取得させる取得指示を前記出力装置に出力する請求項に記載の中継装置。
  11. 前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データを用いた前記出力処理の実行を要求する出力指示要求を前記出力装置から取得する取得手段を更に備えており、
    前記特定手段は、前記取得手段によって前記出力指示要求が取得されたことを条件として、前記出力対象タグが前記タグデータに含まれている前記電子データを特定する請求項から10のいずれかに記載の中継装置。
  12. 電子データをタグデータと共に記憶するサービス提供装置に、通信ネットワークを介して接続することが可能であり、前記電子データによって示される出力物を出力する出力ハードウェアを備える出力装置が備えるコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記タグデータは、任意のシンボル列によって構成され且つ前記電子データに対して1つ以上が付加可能なタグを示すものであり、
    該プログラムは、
    前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データのうちから、当該電子データによって示されるによって示される出力物を前記出力ハードウェアに出力させる対象であることを示す出力対象タグが前記タグデータに含まれている前記電子データを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得された前記電子データによって示される出力物を前記出力ハードウェアに出力させる出力ステップと、を前記コンピュータに実行させ
    前記出力対象タグを含む前記タグデータは、前記出力ステップの実行条件を指定する条件設定タグの1つとして、前記出力ステップで用いる記録媒体のサイズを指定するサイズタグを含み、
    前記出力ハードウェアは、前記条件設定タグに示される実行条件に従って、前記電子データによって示される画像を記録媒体に記録する記録部であり、
    前記取得ステップで取得された複数の前記電子データは、第1サイズを指定する前記サイズタグが前記条件設定タグに含まれている複数の第1電子データと、前記第1サイズと異なる第2サイズを指定する前記サイズタグが前記条件設定タグに含まれている第2電子データとを含み、
    前記出力ステップでは、複数の前記第1電子データによって示される画像の記録を前記出力ハードウェアに連続して出力させ、前記第1電子データによって示される画像の記録の前又は後に前記第2電子データによって示される画像の記録を前記出力ハードウェアに出力させるプログラム。
  13. 電子データをタグデータと共に記憶するサービス提供装置に、通信ネットワークを介して接続することが可能であり、前記電子データによって示される出力物を出力する出力ハードウェアを備える出力装置が備えるコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記タグデータは、任意のシンボル列によって構成され且つ前記電子データに対して1つ以上が付加可能なタグを示すものであり、
    該プログラムは、
    前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データのうちから、当該電子データによって示されるによって示される出力物を前記出力ハードウェアに出力させる対象であることを示す出力対象タグが前記タグデータに含まれている前記電子データを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得された前記電子データによって示される出力物を前記出力ハードウェアに出力させる出力ステップと、を前記コンピュータに実行させ
    前記出力対象タグは、所定の周期で繰り返し前記出力ステップを実行することを示す周期情報を更に含み、
    該プログラムは、
    前記出力ステップで前記出力ハードウェアに出力させた前記電子データの前記タグデータに、前記出力ステップの実行時刻を示す時刻情報を含む記録済タグを追加するタグ編集ステップを前記コンピュータに実行させ、
    前記取得ステップにおいて、前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データのうちから、前記タグデータに前記出力対象タグが含まれ、且つ前記時刻情報で示される前記出力ステップの実行時刻と現在時刻とが前記周期情報で示される周期を跨いでいる前記電子データを取得するプログラム。
  14. 電子データをタグデータと共に記憶するサービス提供装置に、通信ネットワークを介して接続することが可能であり、前記電子データによって示される出力物を出力する出力ハードウェアを備える出力装置が備えるコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記タグデータは、任意のシンボル列によって構成され且つ前記電子データに対して1つ以上が付加可能なタグを示すものであり、
    該プログラムは、
    前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データのうちから、当該電子データによって示されるによって示される出力物を前記出力ハードウェアに出力させる対象であることを示す出力対象タグが前記タグデータに含まれている前記電子データを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得された前記電子データによって示される出力物を前記出力ハードウェアに出力させる出力ステップと、を前記コンピュータに実行させ
    前記出力ハードウェアは、前記電子データによって示される画像を記録媒体に記録する記録部であり、
    該プログラムは、
    前記取得ステップにおいて、前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データの前記タグデータのうちから、前記出力対象タグが含まれる前記タグデータを取得し、
    前記出力ステップにおいて、前記取得ステップによって取得された前記タグデータに含まれる前記タグの一覧を記録媒体に記録する一覧記録処理を前記記録部に実行させるプログラム。
  15. 請求項に記載の出力装置と前記サービス提供装置とに通信ネットワークを介して接続可能な端末装置が備えるコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記出力装置から出力された前記条件設定タグの一覧を取得する一覧取得ステップと、
    前記一覧取得ステップで取得された前記条件設定タグの一覧のうちの1以上の前記条件設定タグをユーザに選択させる選択受付ステップと、
    前記選択受付ステップで選択させた前記条件設定タグを、前記電子データの前記タグデータに含めるタグ設定ステップと、を前記コンピュータに実行させるプログラム。
  16. 該プログラムは、
    前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データのうちから、当該電子データによって示されるによって示される出力物を前記出力装置が備える出力ハードウェアに出力させる対象であることを示す出力対象タグが含まれるタグデータを、前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データの前記タグデータのうちから取得するタグデータ取得ステップと、
    前記タグデータ取得ステップで取得された前記タグデータに含まれる前記タグの一覧を前記端末装置に接続された表示装置に表示させる表示ステップと、を前記コンピュータに更に実行させる請求項15に記載のプログラム。
  17. 電子データをタグデータと共に記憶するサービス提供装置、及び出力物を出力する出力装置に通信ネットワークを介して接続することが可能な中継装置によって実行されるプログラムであって、
    前記タグデータは、任意のシンボル列によって構成され且つ前記電子データに対して1つ以上が付加可能なタグを示すものであり、
    該プログラムは、
    前記サービス提供装置に記憶されている前記電子データのうちから、当該電子データによって示される画像を、出力物を出力する出力処理の実行対象であることを示す出力対象タグが前記タグデータに含まれている前記電子データを特定する特定ステップと、
    前記特定ステップによって特定された前記電子データを用いた前記出力処理を前記出力装置に実行させる出力指示ステップとを前記中継装置に実行させるプログラム。
JP2013156744A 2013-07-29 2013-07-29 出力装置、中継装置、出力方法、及びプログラム Active JP6152733B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013156744A JP6152733B2 (ja) 2013-07-29 2013-07-29 出力装置、中継装置、出力方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013156744A JP6152733B2 (ja) 2013-07-29 2013-07-29 出力装置、中継装置、出力方法、及びプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2015027039A JP2015027039A (ja) 2015-02-05
JP2015027039A5 JP2015027039A5 (ja) 2016-07-07
JP6152733B2 true JP6152733B2 (ja) 2017-06-28

Family

ID=52491341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013156744A Active JP6152733B2 (ja) 2013-07-29 2013-07-29 出力装置、中継装置、出力方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6152733B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08286865A (ja) * 1995-04-19 1996-11-01 Casio Comput Co Ltd データ出力制御装置
JP2002373064A (ja) * 2001-06-18 2002-12-26 Fuji Xerox Co Ltd 印刷装置および情報処理装置
JP2008250629A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Brother Ind Ltd 印刷制御システム、印刷装置及びプログラム
JP5468829B2 (ja) * 2009-06-26 2014-04-09 株式会社リコー コンテンツ印刷装置、コンテンツ印刷プログラム及びコンテンツ管理システム
JP5309085B2 (ja) * 2010-06-11 2013-10-09 株式会社ジェイ・ジー・エス・オー 印刷プログラムおよび印刷方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015027039A (ja) 2015-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6524896B2 (ja) プログラム
US10225416B2 (en) Server storing authentication information in association with device information in storage
US8850529B2 (en) Communication apparatus, communication apparatus system, and method controlling relay apparatus
JP6690439B2 (ja) 画像処理装置
JP6252100B2 (ja) 印刷サーバーおよび印刷システム
JP6507614B2 (ja) 情報処理装置、記録システム、印刷プログラム、及び外部プログラム
US9807262B2 (en) Relaying apparatus communicating with information processing terminal, image processing apparatus, and service-providing apparatus
US20170142268A1 (en) Image forming system, image forming apparatus, and program
JP6519164B2 (ja) 情報処理装置、記録システム、印刷プログラム、及び外部プログラム
US9940083B2 (en) Information processing system and method to execute a workflow processing corresponding to an image
JP2015037225A (ja) 情報処理装置、その制御方法、およびプログラム、情報処理システム
JP6891656B2 (ja) プログラム及び情報処理端末
US10691294B2 (en) Information processing device and recording system
US10225433B2 (en) Image processing apparatus
JP6152733B2 (ja) 出力装置、中継装置、出力方法、及びプログラム
JP2015027039A5 (ja)
JP6743622B2 (ja) 中継サーバ及びシステム
JP6848358B2 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、プログラム及び画面生成方法
JP2020170220A (ja) 管理装置及び端末装置
JP7415689B2 (ja) 文書入出力システム、プログラムおよび文書入出力方法
JP6844456B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、およびプログラム
US9860396B2 (en) Image processing apparatus and non-transitory computer-readable medium
JP6819334B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP6680141B2 (ja) 画像処理装置
JP6784072B2 (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160520

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170502

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6152733

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150