JP6152158B2 - 携帯用飲料ボトル - Google Patents

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Description

本発明は、携帯用飲料ボトルに関する。
従来の携帯用飲料ボトルは、有底筒状のボトル本体と、ボトル本体の上部に取着する肩部材と、肩部材に取着すると共に飲料吐出用口部を有する蓋部材と、蓋部材に揺動自在に枢着されると共に蓋部材の上記口部を密封するためのシール部材を有するキャップ部材と、を備え、蓋部材とキャップ部材との枢着部に、金属製捩じりコイルバネを設けて、キャップ部材を開揺動方向に常時弾発付勢させていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−97802号公報
しかし、蓋部材とキャップ部材の組立の際に、金属製捩じりコイルバネを枢着部に組み付けるのは、手間と時間がかかるといった問題があった。また、捩じりコイルバネにゴミや水垢がたまりやすく不衛生であった。また、金属製捩じりコイルバネは、蓋部材とキャップ部材との枢着部が磨耗しやすいといった問題や、針金状端部が露出して美観が劣るといった問題があった。
そこで、本発明は、組立が容易でありながら、衛生的で耐久性や美観に優れる携帯用飲料ボトルの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の携帯用飲料ボトルは、有底筒状のボトル本体と、上記ボトル本体に施蓋状に取着されると共に飲料吐出用の口部を上方突出状に有する蓋部材と、上記蓋部材に水平状軸心廻りに揺動自在に枢着されると共に上記口部を密封するためのシール部材を有するキャップ部材と、上記キャップ部材に開揺動方向の弾発付勢力を付与するためのブロック状のゴム部材と、を備え、上記ゴム部材は、上記蓋部材と上記キャップ部材との枢着部近傍において、上記キャップ部材の下端面部によって押圧されるように上記蓋部材の蓋上面から上記ゴム部材の上部が上方へ突出すると共に上記蓋部材の有底小孔部に全高の50%以上が挿入保持された埋設状に設け、さらに、上記蓋部材に水平状の枢支軸心廻りにシーソー状揺動可能に設けられ上記キャップ部材を閉状態に保持するためのロック部材を備え、上記ロック部材は、樹脂成型品であって、上部に、上記キャップ部材をロックするためのロック爪部を有し、下部は縦断面レの字状に形成され、上記下部の表て面を操作面とし、上記下部の折り返し部位を、上記ロック爪部が上記キャップ部材との係止位置に配設されるように弾発付勢する弾性片部としているものである。
また、上記ロック部材よりも下方位置で上記蓋部材に枢着される基端部と、上記キャップ部材と係合するための先端部と、を有するロックカバー部材を備え、上記ロックカバー部材は、上記キャップ部材に係合した起立状態で、上記ロック部材の操作面を目隠しするように構成されているものである。
本発明によれば、蓋部材とキャップ部材の組立を容易かつ迅速に行うことができる。ゴミや水垢が貯まるようなコイルバネ部が無く衛生的であると共に、針金状端部が無く美観に優れる。蓋部材とキャップ部材との枢着部の磨耗を防止でき耐久性を向上できると共に、開揺動方向の弾発付勢力を安定して得ることができる。
本発明の実施の一形態を示す断面側面図である。 誤操作防止解除状態を示す要部断面側面図である。 キャップ開状態を示す要部断面側面図である。 ゴム部材の作用を説明するための要部拡大断面図であって、(a)はキャップ部材に押圧されているゴム部材の要部拡大断面図であり、(b)はキャップ開閉途中状態のゴム部材の要部拡大断面図であり、(c)はキャップ部材による押圧が解除されたゴム部材の要部拡大断面図である。 図1のA−A断面図である。 ロック部材の作用を説明するための要部断面側面図である。 誤操作防止解除状態の要部破断正面図である。 誤操作防止状態の要部破断正面図である。 持ち手部材と蓋部材の取着部の要部拡大断面図である。 持ち手部材の一例を示す断面側面図である。 蓋部材の一例を示す側面図である。 図9のB−B断面図である。 作用を説明するための要部拡大断面図である。 作用を説明するための要部拡大断面図である。
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
本発明に係る携帯用飲料ボトルは、図1に示すように、有底筒状のボトル本体1と、ボトル本体1に施蓋状に取着されると共に飲料吐出用の口部21を上方突出状に有する蓋部材2と、蓋部材2に水平状軸心L3廻りに揺動自在に枢着されると共に蓋部材2の口部21を密封するためのシール部材31を有するキャップ部材3と、蓋部材2に水平状の枢支軸心L6廻りにシーソー状揺動可能に設けられキャップ部材3を係止して閉状態に保持するためのロック部材6と、蓋部材2に水平状の枢着軸心L7廻りに揺動可能に設けられ閉状態のキャップ部材3に係合してロック部材6の操作面60を保護する(包囲して目隠しする)ロックカバー部材7と、を備えている。
そして、ロック部材6にてキャップ部材3が閉状態に保持され、かつ、ロックカバー部材7がキャップ部材3に係合してロック部材6を保護した図1の誤操作防止状態から、図2に示すように、ロックカバー部材7の上部が(使用者によって)前下方へ揺動されると、ロック部材6の操作面60が露出してロック部材6の操作が可能な誤操作防止解除状態となる。
図2の誤操作防止解除状態は、ロック部材6にてキャップ部材3が閉状態に保持されたキャップ閉ロック状態でもある。そして、誤操作防止解除状態から、図3に示すように、ロック部材6の操作面60が(使用者によって)後方へ押圧操作されると、ロック部材6とキャップ部材3との係止が解除されキャップ部材3が水平状軸心L3廻りに開閉揺動可能なキャップ開閉自在状態(閉ロック解除状態)となる。
さらに、図1乃至図4に示すように、蓋部材2とキャップ部材3との枢着部4近傍において、キャップ部材3に開揺動方向の弾発付勢力を付与するためのシリコン製のブロック状のゴム部材50を、蓋部材2に埋設状に設けている。
図1と図2及び図4(a)に示すように、ロック部材6によって閉状態に保持されているキャップ部材3の下端面部3bによって、ゴム部材50は押圧され(圧縮弾性変形させられ)、開揺動方向の弾発付勢力(弾性的復元力)を蓄えるように構成している。
つまり、図3及び図4(c)に示すように、ゴム部材50は、キャップ部材3による押圧が解除された状態(キャップ開状態)で、ゴム部材50の上部50aが蓋上面2aから上方へ突出するように埋設状に設けている。つまり、本発明では「埋設状」とは、全高の50%以上が有底小孔部25に挿入保持されている状態を言う。
ゴム部材50は、水平状軸心L3よりも前方(キャップ開閉先端側)で、蓋上面2aに凹設した有底小孔部25に挿入され保持(固着)されている。
キャップ閉状態でゴム部材50の上部50aが水平状軸心L3よりも前方かつ上方位置でキャップ部材3に弾発付勢力を付与している。
ゴム部材50は、図2の誤操作防止解除状態(キャップ閉ロック状態)から、ロック部材6の操作面60が押圧される閉ロック解除操作が行われると、図4(a)、図4(b)、図4(c)に順次示すように、ゴム部材50(主として上部50a)が弾性的復元力を発揮し、キャップ部材3を開揺動方向へ弾発付勢する。キャップ部材3は、ゴム部材50から受けた弾発付勢により図3に示すように、開状態となる。
図4(a)に二点鎖線で示すように、キャップ部材3から押圧されていない(押圧前の)ゴム部材50の上部(突出部)50aの前後幅寸法をWとすると、キャップ部材3による押圧前後範囲Sは、ゴム部材50の上部後端(突出部後端)50cからWの60%以上90%以下とするのが好ましい。60%未満であると、弾発付勢力が弱く、90%を超えると、使用者がキャップ部材3を閉操作するのが困難になると共に、ゴム部材50や、ロック部材6とキャップ部材3との係止部に負荷がかかり耐久性が低下する虞がある。
また、キャップ部材3によってゴム部材50の上部前端近傍を押圧しない(90%を超えない)ことで、図4(a)(b)に示すようにキャップ部材3で押圧すると、ゴム部材50の上部前端が膨出するように(前上方へ逃げるように)弾性変形し、キャップ部材3を斜め上後方へ揺動させる弾発付勢力を蓄えることができて、キャップ部材3をスムーズに開揺動させることが可能となる。
図5に示すように、ゴム部材50(有底小孔部25)は、平面視で円弧状であって、キャップ部材3の外周壁部35に対応するように配設している。
つまり、ゴム部材50を押圧するキャップ部材3の下端面部3bは、主として、キャップ部材3の後方側(枢着部4近傍)の外周壁部35の下面部であり、僅かではあるが、外周壁部35から後方突出状の枢着用膨出部34の下面部を含む。
このように構成することで、蓋部材2(蓋上面2a側や口部21の周囲)やキャップ部材3を、シンプルで美観に優れたものとすることができる。
また、図3に示すように、ゴム部材50によって開状態になったキャップ部材3が、(使用者にて)さらに開揺動方向へ揺動されると、枢着部4近傍においてキャップ部材3の下端面部3bに設けた凹状の第1係止部38(図4参照)に、枢着部4近傍において蓋部材2に設けた凸状の第2係止部28(図4参照)が嵌合して、キャップ部材3を開状態に保持するキャップ開ロック状態(図示省略)となる。飲料をコップ等に注ぐ際や口部21から直接的に飲料を飲む際に、ボトル本体1を傾けてもキャップ部材3の開状態が保持され至便である。キャップ開閉揺動方向へ所定の操作力が付与されることで、第1係止部38と第2係止部28及びその近傍部位が弾性変形して係脱自在となる。
つまり、キャップ部材3を、キャップ閉ロック状態と、キャップ開閉自在状態と、キャップ開ロック状態と、に切換え可能に構成している。
図1及び図2に於て、キャップ部材3は、外周壁部35の前方側に、ロック部材6と係合するためのロック用のキャップ爪部33と、キャップ爪部33よりも上方位置でロックカバー部材7が係合するための凸状の第1係合部37と、を有している。
蓋部材2は、周壁部26の前方側に、ロック部材6の上部(ロック爪部63)が、キャップ部材3との所定の係止位置(ロック位置)を超えて後方へ揺動するのを阻止するストッパー部27を有している。
ロック部材6は、樹脂成型品であって、上部(枢支軸心L6よりも上方位置)に、キャップ部材3のキャップ爪部33と係合するためのロック爪部63と、上記所定の係止位置でストッパー部27に当接する当り部(面)68と、を有している。
さらに、ロック部材6は、下部(枢支軸心L6よりも下方位置)を縦断面レの字状に形成している。そして、下部の前面(表て面)を操作面60とし、下部のレの字状の後方折曲げ(折り返し)部位を、上記係止位置にロック爪部63を弾発付勢するための弾性片部69としている。
弾性片部69は、蓋部材2の周壁部26の前方側に常時当接して、ロック部材6の下部を前方へ常時弾発付勢している。
つまり、図3に示すように、ロック部材6は、操作面60が押圧操作されると、弾性片部69が蓋部材2の周壁部26に押圧されレの字がさらに折れ曲がるように弾性変形する。そして、押圧操作力が解除されると、図6に示すように、弾性片部69の弾発付勢力(弾性的復元力)によって、当り部68がストッパー部27に当接し、ロック爪部63が所定の係止位置に配設される(押圧操作前の位置に戻る)。
そして、使用者が、ゴム部材50に抗してキャップ部材3を閉揺動させると、ロック爪部63の上面側に後方下傾状に形成した摺接面に、キャップ爪部33の下面側に前方上傾状に形成したガイド面が摺接し、ロック爪部63が(弾性片部69に抗して)前方へ揺動するように逃げて、キャップ爪部33がロック爪部63を乗り越える。
その後、弾性片部69の弾性的復元力によってロック爪部63が係止位置に戻って、図2に示すように、キャップ爪部33と係合する。
図2に於て、ロック爪部63とキャップ爪部33とが係止したロック状態(キャップ閉ロック状態)で、キャップ部材3のシール部材31が、口部21に密着して(シールして)、飲料の漏れを防止する。
さらに、図2及び図7のキャップ閉ロック状態(誤操作防止解除状態)において、キャップ部材3の下端面部3bが蓋部材2の蓋上面2aに当接している。より具体的には、キャップ部材3の外周壁部35の下端面や、外周壁部35から前方突出状に設けられキャップ爪部33の左右両側を保護する左右一対の前方突出壁部39,39の下端面等が、蓋上面2aに当接している。
つまり、キャップ閉ロック状態において、キャップ部材3は閉揺動方向の揺動が蓋部材2の蓋上面2a(後述の蓋本体20の上壁部23)によって阻止され、開揺動方向の揺動がロック部材6によって阻止され、開閉どちらにも揺動不可能となる。したがって、キャップ部材3のガタ付きがなく、また、シール部材31が所定の密着力をもって安定的に、口部21を施蓋状に密閉(シール)し、飲料漏れを確実に防止する。
次に、ロックカバー部材7は、横断面コの字状の樹脂成型品であって、先端部にキャップ部材3と係合するための凸状の第2係合部73を有し、基端部がロック部材6よりも下方位置で蓋部材2に枢着している。
図2及び図7のキャップ閉ロック状態(誤操作防止解除状態)から、ロックカバー部材7の先端部を上方へ揺動させると、キャップ部材3の第1係合部37及びロックカバー部材7の第2係合部73が相互に弾性変形して第2係合部73が第1係合部37を乗り越えて、図1及び図8に示すように、ロックカバー部材7がキャップ部材3によって起立状に係止される。ロックカバー部材7によって、ロック部材6が包囲され(操作面60が保護され)、ロック部材6の誤操作が防止される誤操作防止状態となる。
次に、図8及び図9に於て、蓋部材2の周壁部26に、樹脂製の持ち手部材9を、着脱自在、かつ、水平状の持ち手揺動軸心L9廻りに揺動自在に取着している。
持ち手部材9は、左右一対の支柱部90,90と、支柱部90,90の先端部(上端部)90aを左右方向に連結する把持部91と、を有する門型形状である。
図8乃至図10に示すように、持ち手部材9は、左右の下端部(基端部)夫々に、左右内方に突出するT字状の取着用突出部99を備えている。
取着用突出部99は、支柱部90の基端部(下端部)90bから左右内方に突出する軸部92と、軸部92の先端から、軸部92のラジアル外方に突出する一対の係止片部93,93と、を有する。
また、持ち手部材9は、支柱部90の基端部90bにおいて一方の係止片部93(93B)と対面状に設けられ左右内方へ突出する位置決め用の丸山状の小突出部94を有している。
支柱部90が鉛直状姿勢の際を、持ち手部材9の基準姿勢とすると、一対の係止片部93,93は、基準姿勢において軸部92の先端から上下方向に突出し、小突出部94は下側の係止片部93Bと対面状に設けている。
図8と図9と図11に示すように、蓋部材2は周壁部26の左右両側に、T字状の取着用突出部99の先端部(軸部92の先端部及び係止片部93,93)が収容可能な持ち手部材取着用の内部空間部80を有している。
さらに、周壁部26の左右両側に、蓋部材2の外部と内部空間部80を連通すると共に持ち手部材9のT字状取着用突出部99を着脱自在に取着するための取着用孔81と、持ち手部材9(支柱部90)が鉛直状姿勢となった際に小突出部94が入り込む位置決め用孔部84と、を有している。
図9と図12乃至図14に於て、取着用孔81は、持ち手部材9の軸部92が左右方向に挿通可能な中心孔部82と、中心孔部82と連通すると共に持ち手部材9(支柱部90)が図13に示すように水平状姿勢となった際に一対の係止片部93,93に対応して係止片部93,93を抜き差し可能とするための前後一対の抜き差し用の切欠状の窓部83,83と、を有している。
持ち手部材9と蓋部材2を取着する場合は、持ち手部材9を水平状姿勢とし、一対の支柱部90,90が相互に離間するように弾性変形させて、左右外方から蓋部材2に挟むように接近させると、図13に示すように、軸部92が中心孔部82に対応し、一対の係止片部93,93が窓部83,83に対応する。そして、支柱部90,90の弾性変形を解除すると、窓部83を介して内部空間部80に係止片部93,93が収納され、持ち手部材9が蓋部材2に挟持状に取着する。取着後は、持ち手部材9が水平状姿勢であっても、一対の支柱部90,90が相互に離間するような弾性変形をさせなければ、脱落しない。
また、図14に示すように、持ち手部材9を持ち手揺動軸心L9廻りに揺動させると、一対の係止片部93,93の少なくとも一方が、内部空間部80を形成すると共に取着用孔81が貫設された外部側壁部26dに対応するため、一対の支柱部90,90を、相互に離間するように弾性変形させようとしても、係止片部93が外部側壁部26dに当接して阻止され、離脱が防止される。
そして、図8と図9と図12に示すように、持ち手部材9が鉛直状姿勢(基準姿勢)となると、小突出部94が位置決め用孔部84に入り込んで、起立状姿勢に位置決めされると共に、カチッとしたノッチ感が得られる。また、一対の係止片部93,93が、外部側壁部26dによって引抜き不可能となり離脱が防止される。
持ち手部材9を蓋部材2から取り外す(離脱させる)場合は、図13に示すように、持ち手部材9を水平状姿勢とし、一対の係止片部93,93を一対の窓部83,83に対応させる。そして、一対の支柱部90,90が相互に離間するように(コの字を開くように)弾性変形させて、左右外方へ係止片部93,93及び軸部92を引き抜くことで、持ち手部材9が取り外される。つまり、持ち手部材9と蓋部材2とを工具無しで容易に着脱できる。
なお、位置決め用孔部84は、内部空間部80に連通するように形成されると共に中心孔部82と連通する切欠状に形成して、樹脂成型品である蓋本体20の製作を容易にしている。
切欠状の位置決め用孔部84は、係止片部93が挿通不可能な形状や大きさに設けている。
また、持ち手部材9を鉛直状姿勢から水平状姿勢に揺動させると、小突出部94は、支柱部90を左右外方へ僅かに弾性変形させて位置決め用孔部84の縁部を乗り越えて、窓部83に入り込むまで周壁部26(外部側壁部26d)の外面に摺接する。
さらに、図1乃至図3、及び、図6乃至図8に示すように、持ち手部材9に、首掛けや肩掛け用のストラップ部材5を着脱自在に取着している。ストラップ部材5は、輪部を有する細帯状のベルト部材52と、ベルト部材52の長さ調整するためのコキ部材(図示省略)とを備えている。
持ち手部材9を蓋部材2から取り外し、ストラップ部材5の輪部を、支柱部90の基端部90bを通過させることで、持ち手部材9からストラップ部材5を取り外すことができる。
ストラップ部材5を、簡素な構造にでき(着脱用部材を設ける必要が無く)、しかも、工具を用いずに、持ち手部材9に着脱できる。
図1に於て、ボトル本体1は、金属製であって、二重筒状の断熱構造を有し、上方開口部11と、上部外周面に形成された雄ネジ部12と、を有している。また、水平状軸心L3と枢支軸心L6と枢着軸心L7と持ち手揺動軸心L9は、相互に平行状に配設される。
蓋部材2は、口部21を有する煙突状部が中心に突設された上壁部23と、ボトル本体1の雄ネジ部12に螺合する雌ネジ部22が内周面に形成された周壁部26と、を一体に有する樹脂成型品の蓋本体20を備えている。上壁部23の上面を、蓋上面2aと呼んでいる。
さらに、蓋部材2は、ボトル本体1に施蓋状に螺着された組み付け状態でボトル本体1の開口上端部10に密着して蓋本体20とボトル本体1の間をシール(水密)するゴム製(シリコン製)の環状シール部材29を備えている。環状シール部材29は、上壁部23の下面に設けた上方凹状の環状溝部23gに嵌着している。
キャップ部材3は、外周壁部35と、キャップ爪部33と、第1係合部37と、シール部材31が取着する天井壁部36と、を一体に有する樹脂成型品の有蓋(有底)円筒状のキャップ本体30を備えている。
キャップ本体30は、無色又は有色の透明乃至半透明状の樹脂から成る。飲料漏れの確認や汚れの確認を容易に行うことができる。なお、透明乃至半透明状とは、JIS7361−1(ISO13468−1)で規定される全光線透過率が60%以上のことを言う。
シール部材31は、ゴム製(シリコン製)の倒立キノコ型であって、柄部31aが、キャップ本体30の天井壁部36に設けた段差付きの貫通孔36aに差し込まれて嵌着し、傘部31bが口部21を形成する円筒上端部24に密着して、口部21を施蓋状に密閉する。
そして、シール部材31と天井壁部36で包囲された空間と、シール部材31の傘部31bの外部側と、を連通させるための溝状の空気通路36gを、天井壁部36に凹設している。
口部21(円筒上端部24)がシール部材31に密着した際に、傘部31bが吸盤作用により天井壁部36に吸着するのを、空気通路36gによって、防止している。
なお、本発明の説明を容易にするために、水平面状の設置面に、ボトル本体1の軸心Laを鉛直状として載置した図1の誤操作防止状態の起立姿勢を、基準姿勢として、方向を説明している。
また、キャップ部材3の水平状軸心L3と、ボトル軸心Laと、に直交する方向を前後方向と呼び、枢着部4側を後方と呼んでいる。また、水平状軸心L3に沿った方向を左右方向と呼んでいる。したがって、方向を基に、使用状態の姿勢を限定するものではない。例えば、ボトル本体1の軸心Laを水平状とした横置き姿勢で、リュックサックや鞄等に収納しても良い。
なお、本発明は、設計変更可能であって、図示省略するが、枢着部4近傍の外周壁部35の内面から前方突出状の押圧部を設けて、その押圧部の下面部を、ゴム部材50を押圧する下端面部3bとするように構成するも良い。ストラップ部材5は、持ち手部材9の把持部91及びベルト部材52が挿通するリング状部材を備えるものであっても良い。蓋部材2は、ボトル本体1の上部の内周面に形成した雌ネジ部に螺着するように構成しても良い(ボトル螺着用雄ネジ部を有するも良い)。第1係合部37又は第2係合部73を凹状に設けて、係合するも良い。
以上のように、本発明の携帯用飲料ボトルは、有底筒状のボトル本体1と、ボトル本体1に施蓋状に取着されると共に飲料吐出用の口部21を上方突出状に有する蓋部材2と、蓋部材2に水平状軸心L3廻りに揺動自在に枢着されると共に口部21を密封するためのシール部材31を有するキャップ部材3と、キャップ部材3に開揺動方向の弾発付勢力を付与するためのゴム部材50と、を備え、ゴム部材50は、蓋部材2とキャップ部材3との枢着部4近傍において、キャップ部材3の下端面部3bによって押圧されるように蓋部材2に埋設状に設けたので、蓋部材2とキャップ部材3の組立を容易かつ迅速に行うことができる。ゴミや水垢が貯まるようなコイルバネ部が無く、衛生的で美観に優れる。蓋部材2とキャップ部材3との枢着部4の磨耗を防止でき耐久性を向上できると共に、開揺動方向の弾発付勢力を安定して得ることができる。
また、蓋部材2に門型の持ち手部材9を着脱自在に取着したので、持ち手部材9を取着して持ち運び(携帯)を容易に行うことができる。使用場所や目的に応じて持ち手部材9を着脱でき至便である。また、持ち手部材9を離脱させて卓上等に載置でき美観に優れると共に、鞄等の狭いスペースに容易に収納できる。蓋部材2を、持ち手取着用部材に併用でき、部品点数を削減できると共に全体の構造をシンプルにできる(簡素化できる)。
また、蓋部材2に水平状の枢支軸心L6廻りにシーソー状揺動可能に設けられキャップ部材3を閉状態に保持するためのロック部材6を備え、ロック部材6は、キャップ部材3をロックするためのロック爪部63と、ロック爪部63をキャップ部材3との係止位置に弾発付勢するための弾性片部69と、を有するので、ロック部材6と蓋部材2の組立を容易かつ迅速に行うことができる。コイルバネ等の金属製弾発付勢部材を省略でき、部品点数を削減できる。構造を簡素化でき故障を低減できる。
1 ボトル本体
2 蓋部材
2a 蓋上面
3 キャップ部材
3b 下端面部
4 枢着部
6 ロック部材
ロックカバー部材
9 持ち手部材
21 口部
25 有底小孔部
31 シール部材
50 ゴム部材
50a 上部
60 操作面
63 ロック爪部
69 弾性片部
L3 水平状軸心
L6 枢支軸心

Claims (2)

  1. 有底筒状のボトル本体(1)と、上記ボトル本体(1)に施蓋状に取着されると共に飲料吐出用の口部(21)を上方突出状に有する蓋部材(2)と、上記蓋部材(2)に水平状軸心(L3)廻りに揺動自在に枢着されると共に上記口部(21)を密封するためのシール部材(31)を有するキャップ部材(3)と、上記キャップ部材(3)に開揺動方向の弾発付勢力を付与するためのブロック状のゴム部材(50)と、を備え、
    上記ゴム部材(50)は、上記蓋部材(2)と上記キャップ部材(3)との枢着部(4)近傍において、上記キャップ部材(3)の下端面部(3b)によって押圧されるように上記蓋部材(2)の蓋上面(2a)から上記ゴム部材(50)の上部(50a)が上方へ突出すると共に上記蓋部材(2)の有底小孔部(25)に全高の50%以上が挿入保持された埋設状に設け
    さらに、上記蓋部材(2)に水平状の枢支軸心(L6)廻りにシーソー状揺動可能に設けられ上記キャップ部材(3)を閉状態に保持するためのロック部材(6)を備え、
    上記ロック部材(6)は、樹脂成型品であって、上部に、上記キャップ部材(3)をロックするためのロック爪部(63)を有し、下部は縦断面レの字状に形成され、上記下部の表て面を操作面(60)とし、上記下部の折り返し部位を、上記ロック爪部(63)が上記キャップ部材(3)との係止位置に配設されるように弾発付勢する弾性片部(69)としていることを特徴とする携帯用飲料ボトル。
  2. 上記ロック部材(6)よりも下方位置で上記蓋部材(2)に枢着される基端部と、上記キャップ部材(3)と係合するための先端部と、を有するロックカバー部材(7)を備え、
    上記ロックカバー部材(7)は、上記キャップ部材(3)に係合した起立状態で、上記ロック部材(6)の操作面(60)を目隠しするように構成されている請求項1記載の携帯用飲料ボトル。
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