JP6150378B2 - ハンドルロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回路遮断器の回路開閉操作を手動により行う操作ハンドルの操作を抑制するためのハンドルロック装置に係る。
回路遮断器の操作ハンドルが、外部から手動操作されることを抑制するためのハンドルロック装置として、種々の構造のハンドルロック装置が開示されている。
例えば、特許文献1に示されたようなハンドルロック装置においては、従来のハンドルロック装置が、南京錠で施錠する場合、摘まみ部の錠穴は、製品出荷時に予め穴加工しておくか、または、一度出荷されたものは製造工場へ一旦戻し、穴加工した後、再び出荷時しなければならなかったことに鑑みてなされた発明である。
具体的には、ハンドルに固定されるとともにカバーの開口部を通してケース外部に突出し、ハンドルが回動する面と平行な側の両側面に肉ぬすみ穴を備えた摘まみ部とにより構成された回路遮断器の前記ハンドルを回路遮断器の開路状態および閉路状態にロックするための装置として、可撓性を有する材質よりなりU字状に形成された第一部品(20)と、この第一部品(20)の両腕部内に前記摘まみ部(9)が嵌挿可能に形成され、第一部品(20)の両腕部のそれぞれに凸部(25)と突起部(30)が設けられ、凸部(25)は両腕部の内側に互いに向き合うようにして突設されるとともに前記摘まみ部(9)の肉ぬすみ穴(9A)に嵌合可能に形成され、突起部(30)は両腕部の付け根側に腕部の幅方向に突設されるとともに凸部(25)を肉ぬすみ穴(9A)に嵌合させたときに前記開口部(4A)に嵌まり込み開口部(4A)の縁部に当接するように形成されたハンドルロック装置が開示されている。これにより、摘まみ部の錠穴がなくてもハンドルロックが可能になるハンドルロック装置の提供を可能としている。
また、特許文献2に示されたようなハンドルロック装置においては、従来のハンドルロック装置が、南京錠を用いる場合には回路遮断器に南京錠をかけるためのプレートを別途設けなくてはならないため回路遮断器の大型化を招くことになることに鑑みなされたのもので、回路遮断器を大型化することなくハンドルを確実にロックすることを可能とすることを課題としてなされた発明である。
即ち、開位置若しくは閉位置にあるハンドル(2)に上方から被せるように取り付けられ、ハンドル(2)を当該位置から操作できないようにするためのロック部材として、
ロック部材(3)が合成樹脂をキャップ状に成形されて、平面視が開口部(5)と略同形状とされた基台(3a)と、基台(3a)から上方へ突設された嵌合部(3b)とを備えたものが開示されている。
具体的には、基台(3a)の後端面には、開口部(5)縁の下側に潜り込んで本体ケース(1a)に係止する係止片(6)が後方へ突設されており、嵌合部(3b)は、ハンドル(2)の操作摘み部(2a)が嵌入可能な筒状に形成されている。嵌合部(3b)の前面には、上方に開口するU字状の切り欠き(孔露出部)(7)が設けられ、ロック部材(3の)ハンドル(2)への被着状態においてロック孔(20)を露出させるようになっている。さらに、嵌合部3bの後面にも、上方に開口するU字状の切り欠き(孔露出部)(8)が設けられており、当該切り欠き(8)内には、上方へ突出する掛止片(掛止部)(9)が一体的に設けられている。掛止片(9)は、嵌合部(3a)の後面よりも薄肉に形成されており、指等により簡単に折り取り可能となっている。また、掛止片(9)の前面には、ロック部材(3)のハンドル(2)への被着状態においてロック孔(20)に掛止する爪部(9a)が設けられているものである。
ハンドルの操作摘み部に貫通孔を形成する一方、嵌合部と基台とからなるロック部材の嵌合部に該貫通孔を露出させる孔露出部を設けることにより、ロック部材の装着状態において、孔露出部内に露出している貫通孔へ鍵をかけることで、回路遮断器を大型化することなく、ハンドルの確実なロックを可能としたハンドルロック装置の提供を可能としている。
特開平9−270224号公報(図1) 特開平2010−160924号公報(図1)
このように、特許文献1及び特許文献2によれば、ハンドルに対して後加工が不要とできるハンドルロック装置や、回路遮断器を大型化することなく鍵をかけることにより確実にロックを行うことができるハンドルロック装置の開示がなされている。
しかしながら、いずれの場合も、ハンドルロックを行わない場合においては、ハンドルロック装置を操作ハンドルから取り外し、その取り外したハンドルロック装置を回収して別の場所に保管しておく必要があった。また、回路遮断器や接続配線の点検作業等において、現場で急遽操作ハンドルの操作を抑制したい事態が生じたときには、ハンドルロック装置を持ち合わせていない場合には操作ハンドルの抑制が行えず作業が中断するなど、急を要したときなどにおける対応が不可能であった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、操作ハンドルの操作抑制の必要性が生じた場合には、ハンドルロック装置の持ち合わせがなくても、その場で操作ハンドルの操作抑制を行うことができ、又、操作ハンドルの操作抑制の必要がなくなった場合には、ハンドルロック装置の回収を行うことなく操作の抑制を解除することができるハンドルロック装置を提供することを目的とする。
本発明に係るハンドルロック装置は、上述の課題を解決すべく構成されたもので、
回路遮断器の外郭を構成する器体の開口部から該器体外部に突出して設けられる回路の開閉操作ハンドルの操作摘み部に装着されて、回路の開閉操作を抑制又は抑制解除するハンドルロック装置であって、前記操作ハンドルにおける操作摘み部を側方から囲繞する断面コの字状のハンドル保持部と、前記断面コの字状の内側において該断面コの字状の開放端部の方向に突設され前記操作摘み部の側方に設けられた凹部と係合する差込突起と、前記ハンドル保持部と一体に形成されて、前記操作ハンドルの操作摘み部に装着された状態で前記器体の開口部周縁に係合して操作ハンドルの開閉操作方向への動きを規制する基台部とを備え、前記差込突起を、前記器体外部に突出して設けられる操作摘み部の突出方向における略中央部に形成し、該ハンドルロック装置を前記操作摘み部への装着方向を操作摘み部の突出方向において反転させることにより、前記回路の開閉操作を抑制する状態と、回路の開閉操作を抑制解除する状態とが切替自在であることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、
ハンドルロック装置の前記操作摘み部への装着方向を反転させることにより、前記回路の開閉操作を抑制する状態と、回路の開閉操作を抑制解除する状態とを、該ハンドルロック装置を操作ハンドルに取付けたままで切替することができるため、ハンドルロックを行わない場合においては、ハンドルロック装置を操作ハンドルから取外して別の場所に保管しておく必要がなく、また、現場で急遽操作ハンドルの操作を抑制したい要望が生じたときにおいては、ハンドルロック装置を持ち合わせていない場合でも、ハンドルのロックを行えて、操作ハンドルの操作抑制、操作解除を迅速に行うことができるハンドルロック装置を提供することができる。
又、前記ハンドル保持部に、前記断面コの字状の開放端部が前記差込突起の突設方向に夫々延設された2つの延長部を形成し、該延長部には、前記開放端部の口開きを規制する口開き規制部を形成してもよい。
かかる構成によれば、前記断面コの字状の開放端部の口開きが口開き規制部によって規制されるため、操作摘み部への装着が強固に行え、外部から操作ハンドルを無理に操作しようとした場合においても、ハンドルロック装置が操作ハンドルから外れることなく、確実なロック状態を保持することができる。
削除
また、前記差込突起が、前記器体外部に突出して設けられる操作摘み部の突出方向における略中央部に形成されるため、ハンドルロック装置の操作摘み部への装着方向を反転させた場合においても、摘まみ部に対する差込突起の位置が同一位置に形成でき、ハンドルロック装置を操作摘み部に装着しつつ、前記回路の開閉操作を抑制する状態と、回路の開閉操作を抑制解除する状態と、の2つの状態を切替することができるものである。
以上の如く、本発明によれば、操作ハンドルの操作抑制の必要性が生じた場合には、ハンドルロック装置の持ち合わせがなくても、その場で操作ハンドルの操作抑制を行うことができ、又、操作ハンドルの操作抑制の必要性がなくなった場合には、ハンドルロック装置の回収を行うことなく操作の抑制を解除することができるハンドルロック装置を提供することができる。
第1の実施形態を示すハンドルロック装置の平面図を示す。 同実施形態に係るハンドルロック装置の側面図を示す。 同実施形態に係るハンドルロック装置を回路遮断器に装着した図を示す。 同実施形態に係るハンドルロック装置を回路遮断器から取り外した図を示す。 同実施形態に係るハンドルロック装置により、ハンドル操作の抑制を解除した場合の装着図を示す。 同実施形態に係るハンドルロック装置を、ハンドル操作の抑制を解除するように操作ハンドルに装着する場合の図を示す。 第2の実施形態を示すハンドルロック装置の平面図を示す。 同実施形態に係るハンドルロック装置の側面図を示す。 同実施形態に係るハンドルロック装置の斜視図を示す。 同実施形態に係るハンドルロック装置を回路遮断器に装着した図を示す。 同実施形態に係るハンドルロック装置を回路遮断器から取り外した図を示す。 同実施形態に係るハンドルロック装置により、ハンドル操作の抑制を解除した場合の装着図を示す。 同実施形態に係るハンドルロック装置を、ハンドル操作の抑制を解除するように操作ハンドルに装着する場合の図を示す。 同実施形態に係るハンドルロック装置に、南京錠を装着した場合の図を示す。 従来例におけるハンドルロック装置を示す。 従来例におけるハンドルロック装置を示す。
次に本発明の実施形態を図1乃至図14を用いて詳細に説明する。
まず、第一実施形態について図1乃至図6を用いて説明する。本実施形態は、回路遮断器の外郭を構成する器体の開口部から該器体外部に突出して設けられる回路の開閉操作ハンドルの操作摘み部に装着されて、回路の開閉操作を抑制又は抑制解除するハンドルロック装置である。
本発明におけるハンドルロック装置10を適用する回路遮断器としては、分電盤の主開閉器や分岐開閉器として用いられる回路遮断器など種々の回路遮断器を対象としているが、例として住宅用分電盤の主開閉器として用いられる3極型の回路遮断器1を用いて説明を行う。
回路遮断器1は、ケース3とカバー2とから器体の外郭が構成される。カバー2には開口部21が形成され、該開口部21から、該回路遮断器1の内部に設けられた接点開閉機構に作用して該接点開閉機構を開路もしくは閉路する操作ハンドル4の操作摘み部41が外部に突出するように設けられている。
前記器体の一端部には、住宅用分電盤に設けられる母線に接続されて電源が供給される各極の電源側端子部31が並設され、他端部には負荷側に電源を供給するための各極の負荷側端子部32が並設されている。また、前記器体の内部には、回路遮断器1が接続される電路に過電流や短絡電流等が発生したときに、前記接点開閉機構に作用して、該接点開閉機構を釈放し接点を開極させる引外し装置が設けられている。
前記操作ハンドル4の操作摘み部41は、前記電源側端子部31と負荷側端子部32とを結ぶ電源−負荷側方向に回動駆動され、前記接点開閉機構を開路もしくは閉路する。また、各極の端子が並設する方向、即ち、操作摘み部41が回動する方向と直交する方向を回路遮断器1の幅方向とし、前記操作摘み部41が前記カバー2の開口部21から突出する側を前面側とする。
該操作ハンドル4の操作摘み部41には、その側方に、成型時のひけ防止のために凹部42が前記幅方向において形成されている。ハンドルロック装置10は、前記カバー2の前面側において前記回路遮断器1の操作摘み部41に被せるように装着されることにより、所定の装着状態において該操作摘み部41の回動を抑制し、又は、回動の抑制を解除するものである。
前記ハンドルロック装置10の構造は、樹脂材料によりその外郭が一体に形成されたものであり、基台部13と、該基台部13から立設する断面コの字状のハンドル保持部11とを備えている。
前記基台部13と断面コの字状のハンドル保持部11とは所定の角度をなして形成されており、該所定の角度は、図3における前記電源−負荷側方向と前記操作ハンドル4の操作摘み部41が閉路位置にある状態における開口部21からの突出方向とが成す角と略等しく形成されている。即ち、前記断面コの字状のハンドル保持部11は、前記開口部21から突出する操作摘み部41の突出方向に沿って立設されている。
断面コの字状のハンドル保持部11の立設方向の長さは、操作摘み部41が器体外部に突出する長さと略等しく形成されている。また、前記幅方向における長さは、断面コの字状の内側から断面コの字状の開放端部までの長さと、操作ハンドル4の操作摘み部41の幅方向の長さとを略等しく形成されており、ハンドルロック装置10の幅方向の長さは、摘み部41の幅方向の長さに断面コの字状のハンドル保持部11の肉厚分程度である。断面コの字状のハンドル保持部11によって前記操作摘み部41は、その側方、即ち前記幅方向から囲繞される。
前記断面コの字状のハンドル保持部11における、前記操作摘み部41の突出方向における略中央部には、前記断面コの字状の内側において幅方向であって、該断面コの字状の開放端部の方向に突設される略棒状の差込突起12が形成されている。差込突起12の突設長さは、前記断面コの字状の内側から開放端部の長さの略1/4程度としている。差込突起12は、ハンドルロック装置10を摘み部41に装着する場合、操作ハンドル4の摘み部41の側方に形成される凹部42と係合して用いられるが、該凹部42が摘み部41の幅方向に貫通している場合、及び貫通せずに途中まで設けられている場合の両方に対応させるためである。
また、断面コの字状のハンドル保持部11における、前記突出方向における高さは、より詳しくは、前記基台部13からの断面コの字状のハンドル保持部11が立設する根元部(図中c)から差込突起12の前面側(a部)までの距離L1と、断面コの字状のハンドル保持部11の突出端部(図中d)から差込突起12のカバー側(b部)までの距離L2とを略等しく形成している。
基台部13と断面コの字状のハンドル保持部11との連接部分には肉厚部である斜面部14が設けられており、ハンドルロック装置10の強度を向上させている。また、前記基台部13の前面側から見た場合の背面側には、前記開口部21の負荷側端子部32側の周縁部と係合する係止部131が突設されており、図3のように、ハンドルロック装置10を摘み部41に装着した場合に、開口部21の周縁部と係合する。
次に、ハンドルロック装置10が回路遮断器1に装着されて、前記回路の開閉操作を抑制する状態をなす場合、及び、回路の開閉操作を抑制解除する状態をなす場合について説明する。
ハンドルロック装置10は、摘み部41への装着状態に応じて、前記回路の開閉操作を抑制する状態と、回路の開閉操作を抑制解除する状態との2つの状態をとる。
図3には回路の開閉操作を抑制する装着状態を示し、図5には回路の開閉操作を抑制解除した装着状態を示している。
まず、図3、図4を用いて回路の開閉操作を抑制する状態について説明する。ハンドルロック装置10を用いて開閉操作を抑制する場合には、前記断面コの字状のハンドル保持部11に対して前記基台部13の側をカバー2の方向に対向させて摘み部41に装着していく。装着時には、断面コの字状の開放方向と摘み部41の幅方向とが概ね一致するよう、摘み部の側方からハンドルロック装置10を差し込んでいく。
断面コの字状のハンドル保持部11が、摘み部41に差し込まれていくと、断面コの字状の内側に形成された差込突起12が徐々に摘み部41の凹部42に差し込まれていく。そして、断面コの字状の内側に摘み部41の側面が当接するまで差し込まれると、摘み部41は断面コの字状のハンドル保持部11によって側方から囲繞される状態で差込が完了し、基台部13がカバー2の前面側に対向して配置されると同時に、係止部131が前記開口部21の周縁部に嵌まり込んで係合され、ハンドルロック装置10の摘み部41への装着が完了する。
この状態において、摘み部41に、閉路位置から開路する方向、即ち、電源−負荷側方向に外部から力が加えられた場合には、まず、断面コの字状のハンドル保持部11における負荷側の壁部(図2中のe)が電源−負荷側方向の力を受ける。そして、前記差込突起12が摘み部41の凹部42に差し込まれているため、凹部42と差込突起12とが係合し、断面コの字状のハンドル保持部11は電源−負荷側方向に力を受ける。しかしながら、断面コの字状のハンドル保持部11と一体に連設された基台部13によって、カバー2の前面側で前記力が受け止められ、同時に、基台部13の背面側に形成された係止部131が開口部21の周縁部に係合することにより、摘み部41に印加された電源−負荷側方向の力が受け止められ、操作ハンドル4は、その開操作を妨げられる。
次に、図5、図6を用いて回路の開閉操作を抑制解除する状態について説明する。ハンドルロック装置10を用いて開閉操作を抑制解除する場合には、前記基台部13に対して前記断面コの字状のハンドル保持部11の側をカバー2の方向に対向させて摘み部41に装着していく。装着時には、断面コの字状の開放方向と摘み部41の幅方向とが概ね一致するよう、摘み部の側方からハンドルロック装置10を差し込んでいく。
断面コの字状のハンドル保持部11が、摘み部41に差し込まれていくと、断面コの字状の内側に形成された差込突起12が徐々に摘み部41の凹部42に差し込まれていく。そして、断面コの字状の内側に摘み部41の側面が当接するまで差し込まれると、摘み部41は断面コの字状のハンドル保持部11によって側方から囲繞される状態で差込が完了し、回路の開閉操作を抑制解除する状態でのハンドルロック装置10の摘み部41への装着が完了する。
この状態において、摘み部41に、閉路位置から開路する方向、即ち、電源−負荷側方向に外部から力が加えられた場合には、断面コの字状のハンドル保持部11に電源−負荷側方向の力を受ける。しかしながら、先の回路の開閉操作を抑制する状態と異なり、基台部13によってカバー2の前面側で前記力が受け止められないから、操作ハンドル4は電源−負荷側方向の力に屈して閉路位置から開路する方向に回動する。
このように、摘み部41に対して、ハンドルロック装置10の装着方向を反転させることにより、前記回路の開閉操作を抑制する状態と、回路の開閉操作を抑制解除する状態とを切替自在に設けることができる。
なお、摘み部41に対して、ハンドルロック装置10の装着方向を反転させた場合においても、前述したように、断面コの字状のハンドル保持部11における、前記突出方向における高さが、図2中cで示す前記基台部13からの断面コの字状のハンドル保持部11が立設する根元部から差込突起12の前面側a部までの距離L1と、図中dで示す断面コの字状のハンドル保持部11の突出端部から差込突起12のカバー側b部までの距離L2とが、略等しく形成されているから、差込突起12と摘み部41に形成される凹部42に対する位置関係が変わらず、ハンドルロック装置10を反転させた装着を自在としている。
次に、第二実施形態について図7乃至図13を用いて説明する。本実施形態は、前述した第一実施形態におけるハンドル保持部11の断面コの字状の開放端部を、前記差込突起12の突設方向に夫々延設して2つの延長部を形成し、該延長部において開放端部の口開きを規制する機能を備えたハンドルロック装置である。
第二実施形態に示したハンドルロック装置100は、第一実施形態で示したハンドルロック装置10と同じく、回路遮断器の外郭を構成する器体の開口部から該器体外部に突出して設けられる回路の開閉操作ハンドルの操作摘み部に装着されて、回路の開閉操作を抑制又は抑制解除する。また、適用する回路遮断器も同様である。
ハンドルロック装置100の構成は、本発明におけるハンドルロック装置の基本的な構成となる、基台部130及び断面コの字状のハンドル保持部110を一体に備える点、該基台部130と断面コの字状のハンドル保持部110とが前記所定の角度を有している点、断面コの字状のハンドル保持部110における断面コの字状の内側において差込突起120が形成されている点が同等である。
一方、第二実施形態における断面コの字状のハンドル保持部110においては、断面コの字状の開放端部に、前記差込突起120の突設方向に夫々延長して形成した2つの延長部111a,111bを形成している。該延長部111a,111bの互いに対向する面には、夫々貫通穴部111a1,111b1が対向するように設けられている。また、前記延長部111a,111bの対向し合う方向には、前記延長部が厚肉に設けられており、断面コの字状の開放端部同士の間隔が延長部111a,111bにおいて狭くなるよう形成されている。
また、前記厚肉の部分は、前記開放端部に向かうにつれて、これらの間隔が緩やかに広くなるよう形成されるとともに、対向方向においては、延長部111b側の厚肉部は、前記操作ハンドル4の摘み部41の前面側の外形と略等しく直角形状に設けられ、延長部111a側の厚肉部は、開放端部方向に角を落とした斜面形状に設けられる。これは、ハンドルロック装置100の取り外しを、斜面形状にすることにより取り外しやすくするためである。なお、前記111b側の延長部においても、開放端部方向に角を落とした斜面形状に形成してもよい、取り外し性能の向上が見込めるためである。
また、基台部130においては、電源−負荷側方向の長さが第一実施形態よりも長く設けられており、一部が前記幅方向に膨らんだ形状に形成された膨らみ部131が設けられている。
このように形成されたハンドルロック装置100が、回路遮断器1に装着されて、前記回路の開閉操作を抑制する状態をなす場合、及び、回路の開閉操作を抑制解除する状態をなす場合について説明する。第一実施形態と同様に、ハンドルロック装置100は、摘み部41への装着状態に応じて、前記回路の開閉操作を抑制する状態と、回路の開閉操作を抑制解除する状態との2つの状態をとる。
図10には回路の開閉操作を抑制する装着状態を示し、図12には回路の開閉操作を抑制解除した装着状態を示している。
まず、図10、図11を用いて回路の開閉操作を抑制する状態について説明する。ハンドルロック装置100を用いて開閉操作を抑制する場合には、前記断面コの字状のハンドル保持部110に対して前記基台部130の側をカバー2の方向に対向させて摘み部41に装着していく。装着時には、断面コの字状の開放方向と摘み部41の幅方向とが概ね一致するよう、摘み部の側方からハンドルロック装置100を差し込んでいく。このとき、前記開放端部には前記延長部の肉厚部が形成されているが、夫々の間隔が開放端部に向かうにつれて緩やかに広くなっているから、ハンドルロック装置100を摘み部41の幅方向から差し込んでいくと、肉厚部が徐々に広がるように変形することにより差し込みの妨げにならずに装着することができる。
断面コの字状のハンドル保持部11が、摘み部41に差し込まれていくと、断面コの字状の内側に形成された差込突起120が徐々に摘み部41の凹部42に差し込まれていく。そして、断面コの字状の内側に摘み部41の側面が当接するまで差し込まれると、摘み部41は断面コの字状のハンドル保持部110によって側方から囲繞される状態で差込が完了し、基台部130がカバー2の前面側に対向して配置されると同時に、係止部1310が前記開口部21の周縁部に嵌まり込んで係合され、ハンドルロック装置100が摘み部41へ装着される。
この状態において、摘み部41は、ハンドル保持部110の断面コの字状の内面及び前記厚肉部の差込突起120と対向する側の面により囲繞されるが、さらに、前記貫通穴部111a1,111b1に開放端部の口開きを規制するための固定シャフトを貫通配置する。これにより、摘み部41に装着したハンドルロック装置は、固定シャフトによって、幅方向への移動が規制されて、前記差込突起120と摘み部41の凹部42との係合が外れることが妨げられるから、摘み部41から外れることがなくなる。摘み部41に、外部から電源−負荷側方向のみならず幅方向や斜め方向に力が加えられた場合においても、断面コの字状のハンドル保持部110の開放端部の口開きに伴う外れや、ハンドルロック装置100自体の撓みに伴う外れを固定シャフトによって抑制でき、装着した状態をより確実に保持することができる。
次に、図12、図13を用いて回路の開閉操作を抑制解除する状態について説明する。ハンドルロック装置100を用いて開閉操作を抑制解除する場合には、前記基台部130に対して前記断面コの字状のハンドル保持部110の側をカバー2の方向に対向させて摘み部41に装着していく。装着時には、断面コの字状の開放方向と摘み部41の幅方向とが概ね一致するよう、摘み部の側方からハンドルロック装置100を差し込んでいく。
断面コの字状のハンドル保持部110が、摘み部41に差し込まれていくと、断面コの字状の内側に形成された差込突起120が徐々に摘み部41の凹部42に差し込まれていく。そして、断面コの字状の内側に摘み部41の側面が当接するまで差し込まれると、摘み部41は断面コの字状のハンドル保持部110によって側方から囲繞される状態で差込が完了し、回路の開閉操作を抑制解除する状態でのハンドルロック装置100が摘み部41へ装着される。
摘み部41は、ハンドル保持部110の断面コの字状の内面及び前記厚肉部の差込突起120と対向する側の面により囲繞されるが、さらに、前記貫通穴部111a1,111b1に開放端部の口開きを規制するための固定シャフトを貫通配置する。これにより、摘み部41に装着したハンドルロック装置は、固定シャフトによって、幅方向への移動が規制されて、前記差込突起120と摘み部41の凹部42との係合が外れることが妨げられるから、摘み部41から外れることがなくなる。前述したように、摘み部41に、外部から電源−負荷側方向のみならず幅方向や斜め方向に力が加えられた場合においても、断面コの字状のハンドル保持部110の開放端部の口開きに伴う外れや、ハンドルロック装置100自体の撓みに伴う外れを固定シャフトによって抑制でき、装着した状態をより確実に保持することができる。
この状態において、摘み部41に、閉路位置から開路する方向、即ち、電源−負荷側方向に外部から力が加えられた場合には、断面コの字状のハンドル保持部110に電源−負荷側方向の力を受ける。しかしながら、先の回路の開閉操作を抑制する状態と異なり、基台部130によってカバー2の前面側で前記力が受け止められないから、操作ハンドル4は電源−負荷側方向の力に屈して閉路位置から開路する方向に回動する。
このように、摘み部41に対して、ハンドルロック装置100の装着方向を反転させることにより、前記回路の開閉操作を抑制する状態と、回路の開閉操作を抑制解除する状態とを切替自在に設けることができる。
図14には、前記固定シャフトとして、南京錠20を適用した例を示している。該南京錠20のつるが固定シャフトとして用いられ、つるの直線部分の長さがハンドルロック装置100の断面コの字状のハンドル保持部110の開放端部の外側の距離と略等しい南京錠を使用することにより口開きが効果的に規制される。
基台部130における膨らみ部131は、前記南京錠20を装着した場合に、該南京錠20と対向するように配設され、該南京錠20がカバー2の表面に当たり傷をつけることを防止する。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、差込突起12及び120の突設形状は、実施形態では略棒状の突起としたが、角柱や円柱状、又は突起の先端に向かってテーパー処理された形状等であってもよい。
また、固定シャフトとしては、南京錠20の他、一般的なネジとナットからなる締め付け具であってもよいし、締結の作業性を向上させる目的で使用されるスピードナットを利用した締め付け具であってもよい。
また、前記膨らみ部131の形成位置を回路遮断器の動作確認ボタンの前面側を覆う位置に設けて、ハンドルロック装置100を装着した状態において前記動作確認ボタンが操作されて回路遮断器が動作することを抑制するように形成してもよい。
1 回路遮断器
2 カバー
21 開口部
3 ケース
31 電源側端子部
32 負荷側端子部
4 摘み部
41 凹部
10 ハンドルロック装置
11 断面コの字状のハンドル保持部
12 差込突起
13 基台部
131 係止部
14 斜面部
100 ハンドルロック装置
110 断面コの字状のハンドル保持部
120 差込突起
130 基台部
1310 係止部
111a 延長部
111b 延長部
111a1 貫通穴部
111b1 貫通穴部

Claims (2)

  1. 回路遮断器の外郭を構成する器体の開口部から該器体外部に突出して設けられる回路の開閉操作ハンドルの操作摘み部に装着されて、回路の開閉操作を抑制又は抑制解除するハンドルロック装置であって、
    前記操作ハンドルにおける操作摘み部を側方から囲繞する断面コの字状のハンドル保持部と、
    前記断面コの字状の内側において該断面コの字状の開放端部の方向に突設され前記操作摘み部の側方に設けられた凹部と係合する差込突起と、
    前記ハンドル保持部と一体に形成されて、前記操作ハンドルの操作摘み部に装着された状態で前記器体の開口部周縁に係合して操作ハンドルの開閉操作方向への動きを規制する基台部とを備え、
    前記差込突起を、前記器体外部に突出して設けられる操作摘み部の突出方向における略中央部に形成し、
    該ハンドルロック装置を前記操作摘み部への装着方向を操作摘み部の突出方向において反転させることにより、
    前記回路の開閉操作を抑制する状態と、回路の開閉操作を抑制解除する状態とが切替自在であることを特徴とするハンドルロック装置。
  2. 前記ハンドル保持部には、
    前記断面コの字状の開放端部が前記差込突起の突設方向に夫々延設された2つの延長部が形成され、
    該延長部には、前記開放端部の口開きを規制する固定シャフトが挿通される貫通穴部が形成されたことを特徴とする請求項1記載のハンドルロック装置。

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