JP6150162B2 - 座椅子回転位置決め構造 - Google Patents

Description

本発明は、座椅子回転位置決め構造に係り、主に座椅子の間に組み付けられ、座椅子に対して回転或いは位置決めを行うように制御する組立体が、より簡易な操作で自由回転状態を呈するようにする所望の座椅子、或いは方位規制状態を呈するように一時的に設定できる座椅子が得られるものに関する。

従来、既存の椅子は、使用上、一般人が着座時の座り心地を良好にするためには、関連業者によってこの種類の椅子を製造するに際して、例えば椅子のクッション部分、背凭れ部分や肘掛け部分等が使用に応じて所要の適宜な方位調整を行い、可動調整できる機構が考慮され、椅子の使用機能を向上させるものが知られている。

本発明は、座椅子の間に組み付けられ、方位回転の制御或いは位置決めの働きをする既存の規制組立体に対してさらなる改善が行われ、座椅子に対して回転或いは位置決めを行うように制御する当該組立体が、より簡易な操作で自由回転状態を呈するようにする所望の座椅子、或いは方位規制状態を呈するように一時的に設定できる座椅子を得ることが要望される。

本発明の主な目的は、座椅子に対して回転或いは一時的に位置決めを行うように制御する規制組立体からなり、それはガス圧シリンダーの上方近接する箇所にスリーブを装着し、前記スリーブの上方付近位置に、外周面に凹穴が複数周設された環状リングの取り付けを許容するための一定の空間が形成されるとともに、スリーブの上端開口に沿って、環状リングに対して方位規制を施すための頂蓋が緊密に覆設され、またスリーブの一端から外向きに延びる一定の末端所定位置には、少なくとも１本又は１本以上の凸部を形成するパイプ段部が延設され、その外向き側は、スプリングが接続されたロッド段部が取り付け可能に構成され、作用端に少なくとも１本又は１本以上の切り欠き口が凹設された頂当接具を、操作ノブの内部にある所定形態の凹穴に嵌入して、操作ノブ内に収容された頂当接具の一端の切り欠き口が対応するスリーブの前記パイプ段部の凸部に嵌合された後に、ネジを操作ノブの外向き側を貫通する孔に沿って螺入することによって、スプリングが外周に嵌設されたロッド段部の一端に締め付けられ、上記構成の規制組立体の一端にある操作ノブが未回動の場合において、スリーブの一端にあるパイプ段部の内部を貫通するロッド段部が互いに接続された操作ノブの方位規制を受けることで、ロッド段部の一端を対応するスリーブの内部にある環状リングの凹穴に嵌入させて座椅子に対して一時的に方位規制が施され、一方、操作ノブを回動した場合において、頂当接具の一端の切り欠き口がスリーブの一端にあるパイプ段部の凸部により回転、移動できないように制限することで、操作ノブの一端のネジにより締め付けられたロッド段部を外向きに移動させるとともに、ロッド段部に嵌設されたスプリングが圧縮されることによって、ロッド段部の一端が相応する環状リングの凹穴から脱出するように連動させることで、座椅子が必要に応じて方位回転を行えるような自由状態を呈するように構成される、座椅子回転位置決め構造を提供することにある。

本発明の第２の目的は、内部に頂当接具が嵌入された前記操作ノブの作用端に凹設された形態の凹穴は、内向き側の対称した外傾斜を呈する箇所により一定の円形空間と繋がる一方、操作ノブの内部に収容された前記頂当接具の対応端は、符合の対称した外傾斜層面になるように構成されることによって、頂当接具が操作ノブの内部に取り付けられて未回動の場合には、完全に当接している状態を呈し、操作ノブを回動した場合には、頂当接具の外傾斜層面により操作ノブを外向きに突出させるように構成される、座椅子回転位置決め構造を提供することにある。

本発明の第３の目的は、スリーブの上方付近位置にある空間に取り付けられた環状リングの内向き周縁は、多辺形層面を呈することによって、ガス圧シリンダーの上方近接する箇所に符合する多辺形周縁と組み付けられるように対応する、座椅子回転位置決め構造を提供することにある。

本発明の第４の目的は、スリーブの一端にあるパイプ段部の内部に収容されたロッド段部は、外向き側に一定の平面が形成されることによって、その内部に頂当接具が取り付けられた操作ノブは、外部付近箇所の所定の水平置き領域に確実に当接させるように対応するとともに、ネジの方位螺着にも合わせる、座椅子回転位置決め構造を提供することにある。

本発明の座椅子規制組立体の部品分解図である。 本発明の座椅子規制組立体の外観図である。 本発明の座椅子規制組立体の上方近接する箇所を示す側面模式図である。 図３のＡ−Ａ視断面図である。 本発明の座椅子規制組立体の平面模式図である。 図５のＢ−Ｂ視断面図である。 図６のＣ部分を示す詳細図である。 本発明の座椅子規制組立体により、その操作ノブの回動操作を示す模式図である。 図８のＤ−Ｄ視断面図である。 図９のＥ部分を示す詳細図である。

本発明の設計された座椅子回転位置決め構造（図１〜図３参照）は、座椅子に対して回転或いは一時的に位置決めを行うように制御する規制組立体８からなり、それはガス圧シリンダー１の上方近接する箇所にスリーブ２を装着し、前記スリーブ２の上方付近位置に、外周面に凹穴３１が複数周設された環状リング３の取り付けを許容するための一定の空間２１が形成され（図６参照）、またその環状リング３の内向き周縁は、多辺形層面３２を呈することによって、ガス圧シリンダー１の上方近接する箇所に符合する多辺形周縁１１と組み付けられるように構成され（図４参照）、さらにスリーブ２の上端開口に沿って、環状リング３に対して方位規制を施すための頂蓋４が緊密に覆設される。

なお、スリーブ２の一端から外向きに延びる一定の末端所定位置には、少なくとも１本又は１本以上の凸部２３を形成するパイプ段部２２が延設され、その外向き側は、スプリング５２が接続されたロッド段部５が取り付け可能に構成され（図１、図４参照）、作用端に少なくとも１本又は１本以上の切り欠き口６１が凹設された頂当接具６を、操作ノブ７の内部にある所定形態の凹穴７１に嵌入して（図７参照）、操作ノブ７内に収容された頂当接６具の一端の切り欠き口６１が対応するスリーブ２の前記パイプ段部２２の凸部２３に嵌合され（図５、図６参照）、その後、ネジ７３を操作ノブ７の外向き側を貫通する孔７２に沿って螺入することによって、スプリング５２が外周に嵌設されたロッド段部５の一端に締め付けられる（図４、図６参照）。ここで、内部に頂当接具６が嵌入された操作ノブ７の作用端に凹設された形態の凹穴７１は、内向き側の対称した外傾斜を呈する箇所により一定の円形空間と繋がる（図１、図７参照）。一方、操作ノブ７の内部に収容された前記頂当接具６の対応端は、符合の対称した外傾斜層面になるように構成されることによって、頂当接具６が操作ノブ７の内部に取り付けられて未回動の場合には、完全に当接している状態を呈し（図６参照）、操作ノブ７を回動した場合には、頂当接具６の外傾斜層面により操作ノブ７を外向きに突出させるように構成される（図９参照）。同時に、スリーブ２の一端にあるパイプ段部２２の内部に収容されたロッド段部５は、外向き側に一定の平面５１が形成されることによって、その内部に頂当接具６が取り付けられた操作ノブ７は、外部付近箇所の所定の水平置き領域７４に確実に当接させるように対応する（図１、図６参照）とともに、ネジ７３の方位螺着に合わせることが可能になる。

座椅子の間に組み付けられた規制組立体８の一端にある操作ノブ７が未回動の場合（図６参照）において、スリーブ２の一端にあるパイプ段部２２の内部を貫通するロッド段部５が互いに接続された操作ノブ７の方位規制を受けることで、ロッド段部５の一端を対応するスリーブ２の内部にある環状リング３の凹穴３１に嵌入させて座椅子に対して一時的に方位規制が施される。

一方、座椅子の間に組み付けられた規制組立体８の操作ノブ７を回動した場合（図８参照）において、頂当接具６の一端の切り欠き口６１がスリーブ２の一端にあるパイプ段部２２の凸部２３により回転、移動できないように制限することで、操作ノブ７の一端のネジ７３により締め付けられたロッド段部５を外向きに移動させる（図９、図１０参照）とともに、ロッド段部５に嵌設されたスプリング５２が圧縮されることによって、ロッド段部５の一端が相応する環状リング３の凹穴３１から脱出するように連動させることで、座椅子が必要に応じて方位回転を行えるような自由状態を呈するように構成される。而して、操作ノブ７を再び元の位置に戻した場合において、頂当接具６は、スプリング５２の復元力を受けることで、外向きに突出して操作ノブ７の内部の凹穴７１に再び嵌入される（図６参照）。また、ロッド段部５もスプリング５２により相応する環状リング３の凹穴３１に再び嵌入される。それにより、座椅子を一時的に位置決めしたように規制して設置することが可能になる。

１ ガス圧シリンダー
１１ 多辺形周縁
２ スリーブ
２１ 空間
２２ パイプ段部
２３ 凸部
３ 環状リング
３１，７１ 凹穴
３２ 多辺形層面
４ 頂蓋
５ ロッド段部
５１ 平面
５２ スプリング
６ 頂当接具
６１ 切り欠き口
７ 操作ノブ
７２ 孔
７３ ネジ
７４ 水平置き領域
８ 規制組立体

Claims (4)

1. 座椅子に対して回転或いは一時的に位置決めを行うように制御する規制組立体からなる座椅子回転位置決め構造であって、
   ガス圧シリンダーの上方近接する箇所にスリーブを装着し、前記スリーブの上方付近位置に、外周面に凹穴が複数周設された環状リングの取り付けを許容するための一定の空間が形成されるとともに、スリーブの上端開口に沿って、環状リングに対して上方向の規制を施すための頂蓋が緊密に覆設され、
   スリーブの一端から外向きに延びる一定の末端所定位置には、少なくとも１本又は１本以上の凸部を形成するパイプ段部が延設され、前記パイプ段部の外向き側は、スプリングが接続されたロッド段部が取り付け可能に構成され、
   作用端に少なくとも１本又は１本以上の切り欠き口が凹設された頂当接具を、操作ノブの内部にある所定形態の凹穴に嵌入して、操作ノブ内に収容された頂当接具の一端の切り欠き口が対応するスリーブの前記パイプ段部の凸部に嵌合された後に、ネジを操作ノブの外向き側を貫通する孔に沿って螺入することによって、スプリングが外周に嵌設されたロッド段部の一端に締め付けられ、
   前記構成の規制組立体の一端にある操作ノブが未回動の場合において、スリーブの一端にあるパイプ段部の内部を貫通するロッド段部が、互いに接続された操作ノブによって水平方向の規制を受けることで、ロッド段部の一端を対応するスリーブの内部にある環状リングの凹穴に嵌入させて座椅子に対して一時的に回転の規制が施され、
   一方、操作ノブを回動した場合において、頂当接具の一端の切り欠き口がスリーブの一端にあるパイプ段部の凸部により回転、移動できないように制限することで、操作ノブの一端のネジにより締め付けられたロッド段部を外向きに移動させるとともに、ロッド段部に嵌設されたスプリングが圧縮されることによって、ロッド段部の一端が相応する環状リングの凹穴から脱出するように連動させることで、座椅子が必要に応じて方位回転を行えるような自由状態を呈することを特徴とする、座椅子回転位置決め構造。
2. 内部に頂当接具が嵌入された前記操作ノブの作用端に凹設された形態の凹穴は、互いに対向し、前記操作ノブの回動軸に対して対称な２つの傾斜面を呈する箇所により一定の円形空間と繋がる一方、操作ノブの内部に収容された前記頂当接具の対応端は、前記傾斜面と対応し、前記操作ノブの回動軸に対して対称な２つの外傾斜層面を有するように構成されることによって、頂当接具が操作ノブの内部に取り付けられて未回動の場合には、完全に当接している状態を呈し、操作ノブを回動した場合には、頂当接具の外傾斜層面により操作ノブを外向きに突出させることを特徴とする、請求項１に記載の座椅子回転位置決め構造。
3. スリーブの上方付近位置にある空間に取り付けられた前記環状リングの内向き周縁は、多辺形層面を呈することによって、ガス圧シリンダーの上方近接する箇所に符合する多辺形周縁と組み付けられるように対応することを特徴とする、請求項１に記載の座椅子回転位置決め構造。
4. スリーブの一端にあるパイプ段部の内部に収容された前記ロッド段部は、外向き側に一定の平面が形成されることによって、その内部に頂当接具が取り付けられた操作ノブは、外部付近箇所の所定の水平置き領域に確実に当接させるように対応するとともに、ネジの螺着に合わせることを特徴とする、請求項１に記載の座椅子回転位置決め構造。