JP6150118B2 - 車両ドア開閉装置及びその制御方法 - Google Patents
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本発明の第1実施形態では、ユーザが車両のバックドア(開けられるべき車両ドア)に近づき、リアバンパ内部に設置された静電センサへ向けて足部をかざすと、自動的にバックドアが開閉されることを実現する車両ドア開閉装置に関する。
本実施形態に係る車両ドア開閉装置の構成要素及びそれらの機能について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る車両ドア開閉装置100を備えた車両1の側面模式図(a)及び背面模式図(b)であり、図2は、車両ドア開閉装置100のブロック図である。また、図3は、図1のA−A線断面図を基に、ユーザ201により車両ドア開閉装置100が使用されている状態を表す概念図である。
車両ドア開閉装置100の構成要素間の作用について説明する。IDキー202を持つユーザ201が車両1の所定の範囲内に近づくと、制御装置107の認証部107aはアンテナ(不図示)を介してIDキー202と通信する。認証部107aは、IDキー202からの信号を基に、ユーザ201が車両1のユーザであると認証する(認証の成功)。このとき、制御部107cは、光音発生装置110に制御信号を出力し、光や音を発してユーザ201に認証が成功した旨を知らせても良い。認証部107aにおける認証が成功する場合に、車両ドア開閉装置100は作動する。
ステップS401:認証部107aはアンテナ(不図示)を介してIDキー202と通信し、IDキー202からの信号を基に、ユーザ201が車両1のユーザであると認証する(認証の成功)。
ステップS402:制御部107cは、第2の静電センサ102を監視し、第2の静電センサ102がユーザ201を検知していないこと、言い換えると、ユーザ201がセンシング領域102aに存在しないことを確認する。
ステップS403:第1の静電センサ101からの検知信号が変換部107bで変換され、制御部107cは、変換部107bで変換された検知信号を入力する。
ステップS404:制御部107cは、BD駆動装置108aを監視し、バックドア108の開閉状態を判断する。
ステップS405:バックドア108が閉じている場合、制御部107cは、BD駆動装置108aに駆動信号を出力し、それに応じてBD駆動装置108aはバックドア108を解錠する。
ステップS406:制御部107cは、BD駆動装置108aに駆動信号を出力し、それに応じてBD駆動装置108aはバックドア108を開駆動する。
ステップS407:制御部107cは、第2の静電センサ102を監視する。第2の静電センサ102がユーザ201を検知しないのであれば、ステップS406が繰り返される。そして、バックドア108の開駆動が終了すると、車両ドア開閉装置100の作動は終了する。
ステップS408:第2の静電センサ102がユーザ201を検知すると、制御部107cは、BD駆動装置108aに駆動停止信号を出力する。該駆動停止信号に応じてBD駆動装置108aは、バックドア108の開駆動を停止し、車両ドア開閉装置100の作動は終了する。
ステップS410:制御部107cは、第2の静電センサ102を監視する。第2の静電センサ102がユーザ201を検知しないのであれば、ステップS409が繰り返される。
ステップS408:第2の静電センサ102がユーザ201を検知すると、制御部107cは、BD駆動装置108aに駆動停止信号を出力する。該駆動停止信号に応じてBD駆動装置108aは、バックドア108の閉駆動を停止し、車両ドア開閉装置100の作動は終了する。
ステップS411:バックドア108の閉駆動が終了すると、制御部107cはBD駆動装置108aに駆動信号を出力し、それに応じてBD駆動装置108aはバックドア108を施錠する。そして、車両ドア開閉装置100の作動は終了する。
本発明の第2実施形態では、ユーザが車両に近づきサイドバンパ(又はエアロパーツやシルカバー)内部に設置された静電センサへ向けて足部をかざすと、自動的にスライドドアが開閉されることを実現する車両ドア開閉装置に関する。
本実施形態に係る車両ドア開閉装置100の構成要素及びそれらの機能について説明する。本実施形態に係る車両ドア開閉装置100は、第3及び第4の静電センサ103、104並びに制御装置107を備える。なお、車両ドア開閉装置100は、第1、第2及び第5の静電センサ101、102、105並びに第6のセンサ106を備えていても良い。
本実施形態に係る車両ドア開閉装置100の構成要素間の作用について説明する。制御部107cは、第4の静電センサ104を監視し、第4の静電センサ104がユーザ201を検知していないこと、言い換えると、ユーザ201がセンシング領域104a内に存在しないことを確認する。第4の静電センサ104がユーザ201を検知する場合には、制御部107cは、光音発生装置110に制御信号を出力し、光や音を発してユーザ201に車両1から離れるように促しても良い。
ステップS601:認証部107aはアンテナ(不図示)を介してIDキー202と通信し、IDキー202からの信号を基に、ユーザ201が車両1のユーザであると認証する(認証の成功)。
ステップS602:制御部107cは、第4の静電センサ104を監視し、第4の静電センサ104がユーザ201を検知していないこと、言い換えると、ユーザ201がセンシング領域104aに存在しないことを確認する。
ステップS603:第3の静電センサ103からの検知信号が変換部107bで変換され、制御部107cは、変換部107bで変換された検知信号を入力する。
ステップS604:制御部107cは、SD駆動装置109aを監視し、スライドドア109の開閉状態を判断する。
ステップS605:スライドドア109が閉じている場合、制御部107cは、SD駆動装置109aに駆動信号を出力し、それに応じてSD駆動装置109aはスライドドア109を解錠する。
ステップS606:制御部107cは、SD駆動装置109aに駆動信号を出力し、それに応じてSD駆動装置109aはスライドドア109を開駆動する。
ステップS607:制御部107cは、第4の静電センサ104を監視する。第4の静電センサ104がユーザ201を検知しないのであれば、ステップS606が繰り返される。そして、スライドドア109の開駆動が終了すると、車両ドア開閉装置100の作動は終了する。
ステップS608:第4の静電センサ104がユーザ201を検知すると、制御部107cは、SD駆動装置109aに駆動停止信号を出力する。該駆動停止信号に応じてSD駆動装置109aはスライドドア109の開駆動を停止し、車両ドア開閉装置100の作動は終了する。
ステップS610:制御部107cは、第4の静電センサ104を監視する。第4の静電センサ104がユーザ201を検知しないのであれば、ステップS609が繰り返される。
ステップS608:第4の静電センサ104がユーザ201を検知すると、制御部107cは、SD駆動装置109aに駆動停止信号を出力する。該駆動停止信号に応じてSD駆動装置109aはスライドドア109の閉駆動を停止し、車両ドア開閉装置100の作動は終了する。
ステップS611:スライドドア109の閉駆動が終了すると、制御部107cはSD駆動装置109aに駆動信号を出力し、それに応じてSD駆動装置109aはバックドア109を施錠する。そして、車両ドア開閉装置100の作動は終了する。
本発明の第3実施形態では、ユーザが車両に近づきリヤバンパ下部に設置された静電センサへ向けて足部をかざすと、自動的にバックドアが開けられることを実現する車両ドア開閉装置に関する。
本実施形態に係る車両ドア開閉装置100の構成要素及びそれらの機能を説明する。本実施形態に係る車両ドア開閉装置100は、第1実施形態に係る車両ドア開閉装置と略同一であり、第1及び第5の静電センサ101、105並びに制御装置107を備える。なお、車両ドア開閉装置100は、第2乃至第4の静電センサ102〜104並びに第6のセンサ106を備えていても良い。
本実施形態に係る車両ドア開閉装置100の構成要素間の作用について説明する。制御部107cは、第5の静電センサ105を監視し、第5の静電センサ105がユーザ201を検知していないこと、言い換えると、ユーザ201がセンシング領域105a内に存在しないことを確認する。第5の静電センサ105がユーザ201を検知する場合には、制御部107cは、光音発生装置110に制御信号を出力し、光や音を発してユーザ201に車両1から離れるように促しても良い。また、バックドア108の開駆動中に第5の静電センサ105が障害物701を検知すると、制御部107cは、BD駆動装置108aに駆動停止信号を出力し、バックドア108の開駆動を停止する(図7(b)参照)。
ステップS801:認証部107aはアンテナ(不図示)を介してIDキー202と通信し、IDキー202からの信号を基に、ユーザ201が車両1のユーザであると認証する(認証の成功)。
ステップS802:制御部107cは、BD駆動装置108aを監視し、バックドア108の開閉状態を判断する。バックドア108が開いている場合、安全性を考慮して、車両ドア開閉装置100はバックドア108を閉じずに、車両ドア開閉装置100の作動は終了する。なお、本実施形態に係る車両ドア開閉装置100が第2の静電センサ102を備える場合には、バックドア108が閉じられるようにしてもよい。
ステップS803:バックドア108が閉じている場合、制御部107cは、第5の静電センサ105を監視し、第5の静電センサ105がユーザ201を検知していないことを確認する。
ステップS804:第1の静電センサ101からの検知信号が変換部107bで変換され、制御部107cは、変換部107bで変換された検知信号を入力する。
ステップS805:制御部107cは、BD駆動装置108aに駆動信号を出力し、それに応じてBD駆動装置108aはバックドア108を解錠する。
ステップS806:制御部107cは、BD駆動装置108aに駆動信号を出力し、それに応じてBD駆動装置108aはバックドア108を開駆動する。
ステップS807:制御部107cは、第5の静電センサ105を監視する。第5の静電センサ105がユーザ201を検知しないのであれば、ステップS806が繰り返される。そして、バックドア108の開駆動が終了すると、車両ドア開閉装置100の作動は終了する。
ステップS808:第5の静電センサ105が天井701を検知すると、制御部107cは、BD駆動装置108aに駆動停止信号を出力する。該駆動停止信号に応じてBD駆動装置109aはバックドア108の開駆動を停止し、車両ドア開閉装置100の作動は終了する。
本発明のその他の実施形態では、車両ドア開閉装置100は、バックドア108に設置された第6のセンサ106を備え、第6のセンサ106は、バックドア108から所定の範囲内106aにいるユーザ201を検知する(図9参照)。第6のセンサ106がデジタルカメラである場合、第6のセンサ106により取得された画像データが、制御装置107の画像メモリ107dに記憶され、制御部107cが、該画像データを処理する。制御部107cは、処理結果に基づき、光音発生装置110及びBD駆動装置108aの各機能を制御する。なお、第6のセンサ106はスライドドア109に設置されていてもよい。
Claims (7)
- 車両に設置され、前記車両の開閉されるべきドアに近づいたユーザの足部を検知する第1の静電センサと、
前記第1の静電センサの鉛直方向上部に設置され、前記ユーザの身体(足部を除く)を検知する第2の静電センサと、
前記第2の静電センサからの検知信号を入力せず、かつ、前記第1の静電センサからの検知信号を入力すると、前記ドアの開駆動又は閉駆動のための駆動信号を、前記ドアの駆動装置へ出力する制御部と、を備えた車両ドア開閉装置。 - 前記第1の静電センサは、前記車両のリアバンパの内部に設置され、前記第2の静電センサは、前記車両のリアバンパ又はバックドアの内部に設置されている、請求項1に記載の車両ドア開閉装置。
- 前記第1の静電センサは、前記車両のサイドバンパの内部に設置され、前記第2の静電センサは、前記車両のスライドドアの内部に設置されている、請求項1又は2に記載の車両ドア開閉装置。
- 前記第1の静電センサは、鉛直方向に対して所定の角度をともない前記車両の外側を向くように設置され、
前記ドアの開閉軌道外にいるユーザがその足部を前記第1の静電センサへ向けたときに、前記第1の静電センサが前記足部を検知し、かつ、前記第2の静電センサが前記ユーザの身体を検知しないように、前記第1及び第2の静電センサのセンシング領域の大きさ、方向及び位置が調整されている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両ドア開閉装置。 - 前記車両に関連するIDキーからの信号に応じて、前記ユーザを認証する認証部をさらに備え、
前記認証部における認証が成功した場合に、前記制御部は、前記第2の静電センサを監視し、前記第2の静電センサの検知状態を判断する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両ドア開閉装置。 - 車両に関連するIDキーと通信するステップと、
前記車両の外にいるユーザを認証するステップと、
前記ユーザの足部を検知する第1の静電センサから、検知信号を入力するステップと、
前記ユーザの身体(足部を除く)を検知する第2の静電センサを監視するステップと、
前記第2の静電センサから検知信号を入力しない場合に、前記車両のドアの開駆動又は閉駆動のための駆動信号を、前記ドアの駆動装置へ出力するステップと、を具備する車両ドア開閉装置の制御方法。 - 前記第2の静電センサから検知信号を入力するステップと、
前記開駆動又は閉駆動の停止のための駆動停止信号を前記駆動装置へ出力するステップと、をさらに具備する請求項6に記載の車両ドア開閉装置の制御方法。
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