JP6149677B2 - レベルシフタ及びdc−dcコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は、レベルシフタ及びDC(Direct Current)−DCコンバータに関する。
DC−DCコンバータは、電源とグランドとの間にカスコード接続された2つのスイッチ素子を有し、これらを相補的にオンまたはオフすることで、DC−DC変換を行う。上記2つのスイッチ素子として、pチャネル型MOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)よりオン抵抗が小さく、かつ寄生容量が小さい(容量の充放電量が少ない)、nチャネル型MOSFETが用いられる。
2つのスイッチ素子のうち、電源側に接続されたスイッチ素子(以下ハイサイドスイッチと呼ぶ)のソース電位は、0Vから電源電圧まで変化する。このようなハイサイドスイッチを駆動できるようにするために、制御信号(ゲート信号)を電源電圧よりも大きな電圧に変化させるレベルシフタと昇圧回路(たとえば、ブートストラップ回路)が用いられる。
特開2010−4198号公報
V.Pinon(ST-Microelectronics), "A single-chip WCDMA Envelope Reconstruction LDMOS PA with 130MHz Switched-Mode Power Supply," ISSCC Dig.Teck, Papers, pp.564-565 Feb. 2008
しかし、レベルシフタに含まれる複数のトランジスタのなかには、電源電圧を超える電圧が印加されるものがあり、その電圧がトランジスタの耐圧を超えてしまう懸念があった。そのために、高耐圧のトランジスタを用いることも考えられるが製造コストの増大を招いてしまう。
発明の一観点によれば、カスコード接続された第1導電型の第1のトランジスタと第2導電型の第2のトランジスタを含み、第1の入力信号を伝搬する第1のカスコード部と、カスコード接続された第1導電型の第3のトランジスタと第2導電型の第4のトランジスタを含み、前記第1の入力信号と相補の関係にある第2の入力信号を伝搬する第2のカスコード部と、電源電圧を昇圧した第1の電圧を受け、前記第1の電圧に基づき前記第1のカスコード部及び前記第2のカスコード部から伝搬された前記第1の入力信号及び前記第2の入力信号の電位レベルを変化させた第1の出力信号及び第2の出力信号を保持及び出力するラッチ部と、前記第1のカスコード部と並列に接続し、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタのドレインとソース間の電位差を抑制する電位差抑制回路と、を有するレベルシフタが提供される。
また、発明の一観点によれば、電源とグランド間にカスコードに接続された第1のnチャネル型トランジスタと、第2のnチャネル型トランジスタと、前記第1のnチャネル型トランジスタと、前記第2のnチャネル型トランジスタとの間に一方の端子が接続されたコイルと、前記コイルの他方の端子と出力端子間に一方の端子を接続し、他方の端子を接地した容量素子と、電源電圧を昇圧した第1の電圧を生成する昇圧回路と、前記第1のnチャネル型トランジスタを制御する制御信号の電位レベルを変化させるレベルシフタを有し、前記レベルシフタは、カスコード接続された第1導電型の第1のトランジスタと第2導電型の第2のトランジスタを含み、第1の入力信号を伝搬する第1のカスコード部と、カスコード接続された第1導電型の第3のトランジスタと第2導電型の第4のトランジスタを含み、前記第1の入力信号と相補の関係にある第2の入力信号を伝搬する第2のカスコード部と、前記第1の電圧を受け、前記第1の電圧に基づき前記第1のカスコード部及び前記第2のカスコード部から伝搬された前記第1の入力信号及び前記第2の入力信号の電位レベルを変化させ第1の出力信号及び第2の出力信号を保持及び前記制御信号として出力するラッチ部と、前記第1のカスコード部と並列に接続し、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタのドレインとソース間の電位差を抑制する電位差抑制回路と、を有するDC−DCコンバータが提供される。
開示のレベルシフタ及びDC−DCコンバータによれば、トランジスタに耐圧を超えるような電圧が印加されることを抑制できる。
本実施の形態のDC−DCコンバータの一例を示す図である。 比較例のDC−DCコンバータを示す図である。 比較例のレベルシフタの動作例を示すタイミングチャートである。 耐圧保護素子として容量素子を用いたレベルシフタを有するDC−DCコンバータの一例を示す図である。 本実施の形態のレベルシフタの動作例を示すタイミングチャートである。 容量素子C1のキャパシタンスの決定方法を説明する図である。 容量素子C2のキャパシタンスの決定方法を説明する図である。 耐圧保護素子としてダイオードを用いたレベルシフタを有するDC−DCコンバータの一例を示す図である。 比較例のレベルシフタにおけるトランジスタの耐圧検証結果の例を示す図である。 容量素子を用いた電位差抑制回路を有するレベルシフタにおけるトランジスタの耐圧検証結果の例を示す図である。 ダイオードを用いた電位差抑制回路を有するレベルシフタにおけるトランジスタの耐圧検証結果の例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態のDC−DCコンバータの一例を示す図である。
DC−DCコンバータ1は、降圧回路であり、レベルシフタ2、昇圧回路3、インバータ4,5、バッファ6、パルス信号生成部7、ハイサイドスイッチHSW、ロウサイドスイッチLSW、コイルLx、容量素子Cxを有している。
ハイサイドスイッチHSWとロウサイドスイッチLSWは、nチャネル型MOSFETであり、電源とグランドの間にカスコードに接続されている。ハイサイドスイッチHSWとロウサイドスイッチLSWの中点には、コイルLxを介して出力端子OUT及び容量素子Cxの一方の端子が接続されている。容量素子Cxの他方の端子はグランドに接続されている。
ハイサイドスイッチHSWのゲートには、インバータ4を介してレベルシフタ2の出力信号VoutPが制御信号として入力される。ロウサイドスイッチLSWのゲートには、バッファ6を介してパルス信号生成部7で生成されたパルス信号が制御信号として入力される。なお、インバータ4は、昇圧回路3でVdd(電源電圧)を昇圧した電圧で動作可能である。バッファ6は、Vddで動作する。
レベルシフタ2は、昇圧回路3でVddを昇圧した電圧を受け、パルス信号生成部7で生成されたパルス信号の電位レベルを変化させることで、ハイサイドスイッチHSWの制御信号の電位レベルを変化させる。
レベルシフタ2には、パルス信号生成部7で生成されたパルス信号である入力信号VinPと、そのパルス信号がインバータ5で論理レベルが反転されることで得られる入力信号VinNが入力される。つまり、入力信号VinPと入力信号VinNは、相補の関係にある。なお、インバータ5は、Vddで動作する。
昇圧回路3は、図1の例では、ブートストラップ回路である。昇圧回路3は、アノードを電源に接続し、カソードをレベルシフタ2に接続したダイオード3−2と、一方の端子をダイオード3−2のカソードに接続し、他方の端子をハイサイドスイッチHSWとロウサイドスイッチLSWの中点に接続した容量素子3−1を有する。昇圧回路3は、ハイサイドスイッチHSWがオン状態であるときに、Vddの昇圧を行う。
以下、レベルシフタ2の一例を説明する。
レベルシフタ2は、入力インバータ2−1,2−2、カスコード部2−3,2−4、ラッチ部2−5、トランジスタ対2−6、電位差抑制回路2−7を有する。
入力インバータ2−1は、入力信号VinPの論理レベルを反転し、入力インバータ2−2は、入力信号VinNの論理レベルを反転する。入力インバータ2−1,2−2は、Vddで動作する。
カスコード部2−3は、カスコード接続されたpチャネル型MOSFETであるトランジスタTr1と、nチャネル型MOSFETであるトランジスタTr2を有している。カスコード部2−3は、入力信号VinPが入力インバータ2−1で論理レベルが反転された信号である入力信号VAを伝搬する。
トランジスタTr1のソースは、ラッチ部2−5に接続されており、ドレインはトランジスタTr2のドレインに接続されている。また、トランジスタTr1のゲートは、トランジスタ対2−6及び、ハイサイドスイッチHSWとロウサイドスイッチLSWの中点に接続されている。
トランジスタTr2のソースは、入力インバータ2−1の出力端子に接続されており、ゲートにはVddが印加されている。
カスコード部2−4は、カスコード接続されたpチャネル型MOSFETであるトランジスタTr3と、nチャネル型MOSFETであるトランジスタTr4を有する。カスコード部2−4は、入力信号VinNが入力インバータ2−2で論理レベルが反転された信号である入力信号VCを伝搬する。
トランジスタTr3のソースは、ラッチ部2−5に接続されており、ドレインはトランジスタTr4のドレインに接続されている。また、トランジスタTr3のゲートは、ハイサイドスイッチHSWとロウサイドスイッチLSWの中点に接続されている。
トランジスタTr4のソースは、入力インバータ2−2の出力端子に接続されており、ゲートにはVddが印加されている。
ラッチ部2−5は、pチャネル型MOSFETであるトランジスタTr5,Tr6を有している。ラッチ部2−5は、Vddを昇圧した電圧に基づき、カスコード部2−3,2−4から伝搬された入力信号VA,VCの電位を変化させた出力信号VoutP,VoutNをハイサイドスイッチHSWの制御信号として出力するとともに保持する。図1の例では、出力信号VoutPが、制御信号として用いられる。
トランジスタTr5,Tr6のソースは、昇圧回路3に接続されており、電圧Vbstが印加される。電圧Vbstは、昇圧回路3が昇圧動作を行うときは、Vddを昇圧した電圧(たとえば、2Vdd)となる。トランジスタTr5のドレインは、トランジスタTr6のゲート及びカスコード部2−3のトランジスタTr1のソースに接続されている。トランジスタTr6のドレインは、トランジスタTr5のゲート及びカスコード部2−4のトランジスタTr3のソースに接続されている。
トランジスタ対2−6は、nチャネル型MOSFETであるトランジスタTr7,Tr8を有している。トランジスタTr7のドレインは、ラッチ部2−5のトランジスタTr5のドレイン及びトランジスタTr6のゲートに接続されている。トランジスタTr8のドレインは、ラッチ部2−5のトランジスタTr6のドレイン及びトランジスタTr5のゲートに接続されている。
電位差抑制回路2−7は、カスコード部2−3と並列に接続されており、トランジスタTr1,Tr2のドレイン−ソース間の電位差を抑制する。
後述するように、カスコード部2−3では、入力信号VAの立ち下がりタイミングでは、出力信号VoutNは、Vddを昇圧した電圧になっている。ここで、トランジスタTr1,Tr2の中点の電位VBの立ち下がり速度よりも出力信号VoutNの立ち下がりが遅いと、トランジスタTr1のドレイン−ソース間の電位差が広がり、耐圧を超えてしまう可能性がある。また、入力信号VAの立ち下がり速度より、電位VBの立ち下がり速度が遅いと、トランジスタTr2のドレイン−ソース間の電位差が広がり、耐圧を超えてしまう可能性がある(後述の図3参照)。そこで、電位差抑制回路2−7は、ドレイン−ソース間の電位差が広がらないようにする機能を有している(後述の図5参照)。
電位差抑制回路2−7は、2つの耐圧保護素子2−7a,2−7bにより、上記の機能を実現している。耐圧保護素子2−7a,2−7bは、たとえば、容量素子または、直列に複数接続されたダイオードである。
耐圧保護素子2−7a,2−7bとして容量素子を用いるときは(後述の図4参照)、容量素子で、出力信号VoutNの電位と電位VBの立ち下がり速度を調整する。これにより、トランジスタTr1,Tr2のドレイン−ソース間電圧が耐圧を超えないようにする。
耐圧保護素子2−7a,2−7bとしてダイオードを用いるときは(後述の図8参照)、トランジスタTr1,Tr2の耐圧に基づいた数で、複数個のダイオードを直列に接続する。これにより、トランジスタTr1,Tr2のドレイン−ソース間電圧が耐圧にいたる前にダイオードがオンしてクリップするようにする。
以上のように、電位差抑制回路2−7を設けることで、トランジスタTr1,Tr2に耐圧を超えるような電圧が印加されることを抑制できる。そのため、トランジスタTr1,Tr2に高耐圧トランジスタを用いずに済み、レベルシフタ2及びDC−DCコンバータ1の製造コストを抑えることができる。
なお、後述するように、カスコード部2−4については、入力信号VCの立ち下がりタイミングでは、出力信号VoutPは、Vddとなっている(後述の図3参照)。そのため、Vddを超えるような電位差は、トランジスタTr3,Tr4には印加されず、カスコード部2−4については、カスコード部2−3に対して設けたような電位差抑制回路2−7は設けられていない。
また、図1に示すような接続形態でトランジスタTr7,Tr8が接続されているトランジスタ対2−6を設けることにより、ラッチ部2−5のトランジスタTr5,Tr6に耐圧を超える電圧が印加されることを抑制できるが、その理由については後述する。
次に、電位差抑制回路2−7を設けないDC−DCコンバータとその動作を比較例として説明する。
(比較例)
図2は、比較例のDC−DCコンバータを示す図である。
図1に示したDC−DCコンバータ1と同じ要素については同一符号を付してある。
比較例のDC−DCコンバータ1aにおいて、レベルシフタ2aには、図1に示したような電位差抑制回路2−7が設けられていない。また、トランジスタ対2−6aが、図1に示したレベルシフタ2のトランジスタ対2−6とは異なっている。
トランジスタ対2−6aにおいてトランジスタTr7は、カスコード部2−3のトランジスタTr1とラッチ部2−5のトランジスタTr5の間に一方の入出力端子(ソースまたはドレイン)を接続している。トランジスタTr8は、カスコード部2−3のトランジスタTr3とラッチ部2−5のトランジスタTr6の間に一方の入出力端子を接続している。
トランジスタTr7,Tr8の他方の入出力端子にはVddが印加されており、ゲートは、ハイサイドスイッチHSWとロウサイドスイッチLSWの中点(及びコイルLx)に接続されている。トランジスタ対Tr7,Tr8は、出力信号VoutN,VoutPの変化時に、出力信号VoutN,VoutPと昇圧された電圧Vbstとの電位差が広がらないようにする機能を有している。
その他の部分は、図1に示したDC−DCコンバータ1と同じである。
図3は、比較例のレベルシフタの動作例を示すタイミングチャートである。
入力信号VinN,VinP、カスコード部2−3の入力信号VA、トランジスタTr1,Tr2の中点の電位VB、カスコード部2−4の入力信号VC、トランジスタTr3,Tr4の中点の電位VD、出力信号VoutN,VoutPが示されている。また、ラッチ部2−5に供給される電圧Vbstも示されている。なお、以下の例は、昇圧回路3は、Vddを2Vddに昇圧するものとして説明するが、2倍に限定されるものではない。
以下では、レベルシフタ2aの動作を4つのステートに分けて説明する。
“State1”において、初期状態では、ハイサイドスイッチHSWはオンして昇圧回路3は電圧Vbstを2Vddに昇圧している。入力信号VAの立ち下がりタイミングでは、トランジスタTr5はオンし、トランジスタTr6はオフし、出力信号VoutNと電位VBは2Vdd程度、出力信号VoutPはVddよりも低い電位となっている。
入力信号VinPが0VからVddに立ち上がり、入力信号VinNがVddから0Vに立ち下がると、カスコード部2−3の入力信号VAは、Vddから0Vに立ち下がる。これによって、電位VBもトランジスタTr2による遅延分、遅れて0Vに立ち下がり始める。また、出力信号VoutNの電位も下がり始めるが、トランジスタTr5がオンしているため、立ち下がり速度は電位VBの立ち下がり速度よりも遅い。
一方、入力信号VinNの電位の立ち下がりに伴い、カスコード部2−4の入力信号VCは0VからVddに立ち上がり、電位VDは、トランジスタTr4による遅延分、遅れて立ち上がり始める。出力信号VoutNの電位が低くなるにしたがって、トランジスタTr6はオンし始めるので、出力信号VoutPの電位と電位VDは、2Vdd程度まで上昇していく。
“State2”において、出力信号VoutPが2Vdd程度まで上昇すると、トランジスタTr5はオフするので、出力信号VoutNの立ち下がり速度が速くなり、0Vに下がる。また、インバータ4の出力はL(Low)レベルとなり、ハイサイドスイッチHSWはオフすることで、電圧VbstがVddに立ち下がる。これにより、出力信号VoutPもVdd程度に下がる。
“State3”において、入力信号VinPがVddから0Vに立ち下がり、入力信号VinNが0VからVddに立ち上がると、カスコード部2−3の入力信号VAは、0VからVddに立ち上がる。電位VB及び出力信号VoutNの電位も続けて上がり始める。
一方、入力信号VinNの電位の立ち上がりに伴い、カスコード部2−4の入力信号VCはVddから0Vに立ち下がる。電位VDも続けて立ち下がる。電位VDの立ち下がりに伴い、出力信号VoutPも下がり始めるが、トランジスタTr6がオンしているため、立ち下がり速度は電位VDの立ち下がり速度よりも遅い。出力信号VoutPの電位が低くなるにしたがって、トランジスタTr5はオンし始める。
“State4”では、出力信号VoutPが0V程度になることで、インバータ4の出力がH(High)レベルとなり、ハイサイドスイッチHSWがオンし、昇圧回路3は昇圧を行う。これにより電圧VbstはVddの2倍となり、出力信号VoutNと電位VBも2Vdd程度まで上がる。
一方、ハイサイドスイッチHSWがオンとなると、ハイサイドスイッチHSWのソースにはVddが印加されるため、トランジスタTr1,Tr3,Tr7,Tr8のゲートには、Vddが印加される。ここで、出力信号VoutPが0V程度、出力信号VoutNがVdd程度となっているタイミングでは、トランジスタTr3はオフし、トランジスタ対2−6aのトランジスタTr8はオン、トランジスタTr7はオフする。そのため、トランジスタTr8を介して、出力信号VoutPの電位は立ち上がっていき、その上昇は、VddよりトランジスタTr8の閾値電圧Vth分低い電圧で止まる。
以上のようなレベルシフタ2aの動作では、“State1”において、入力信号VAの立ち下がりタイミングよりも、電位VBの立ち下がりタイミングの方が遅いため、トランジスタTr2のドレイン−ソース間には、Vdd以上の電圧が印加される。また、電位VBの立ち下がり速度よりも出力信号VoutNの電位の立ち下がり速度の方が遅いため、トランジスタTr1のドレイン−ソース間には、Vdd以上の電圧が印加される。このように、“State1”では、トランジスタTr1,Tr2の耐圧を超えるような電圧が印加される可能性がある。
また、“State4”においては、電圧Vbstが2Vddになっているときに、出力信号VoutPは、VddよりもトランジスタTr8の閾値電圧Vth分低い電圧となる。そのため、ラッチ部2−5のトランジスタTr6のドレイン−ソース間には、Vdd以上の電圧が印加される。また、ラッチ部2−5のトランジスタTr5のゲート−ソース間には、Vdd以上の電圧が印加される。このように、“State4”では、ラッチ部2−5のトランジスタTr5,Tr6の耐圧を超えるような電圧が印加される可能性がある。
以下、実施例1として図1の耐圧保護素子2−7a,2−7bとして、容量素子を用いたレベルシフタを有するDC−DCコンバータと、レベルシフタの動作を説明する。
(実施例1)
図4は、耐圧保護素子として容量素子を用いたレベルシフタを有するDC−DCコンバータの一例を示す図である。
DC−DCコンバータ1bにおいて、レベルシフタ2bの電位差抑制回路2b−7は、容量素子C1,C2を有している。
容量素子C1は、入力インバータ2−1の出力端子と、カスコード部2−3のトランジスタTr1,Tr2の中点に接続されている。容量素子C2は、カスコード部2−3のトランジスタTr1,Tr2の中点と、トランジスタTr1のドレイン端子との間に接続されている。
図5は、本実施の形態のレベルシフタの動作例を示すタイミングチャートである。
入力信号VinN,VinP、カスコード部2−3の入力信号VA、トランジスタTr1,Tr2の中点の電位VB、カスコード部2−4の入力信号VC、トランジスタTr3,Tr4の中点の電位VD、出力信号VoutN,VoutPが示されている。また、ラッチ部2−5に供給される電圧Vbstが示されている。
本実施の形態のレベルシフタ2では、“State1”は以下のステップS1,S2に分かれる。
(ステップS1)電位VBは、2VddからVddに立ち下がるとき、容量素子C1のフィードフォワードにより、入力信号VAの立ち下がりタイミングとほぼ同時に立ち下がる。容量素子C1のキャパシタンスを所定の値(後述するCmin)以上とすることで、入力信号VAの電位が0Vになるときに、電位VBをVdd程度とすることができる。これにより、トランジスタTr2のドレイン−ソース間の電圧がVddを超えることを抑制でき、トランジスタTr2として高耐圧のトランジスタを使用しなくても済むようになる。また、ステップS1では、容量素子C2のフィードフォワードにより、出力信号VoutNの電位は、電位VBとほぼ同時に大きく立ち下がる。
(ステップS2)電位VBがVddから0Vまで立ち下がるとき、容量素子C1の電圧キープ機能により、電位VBの立ち下がり速度が遅くなる。また、出力信号VoutNの電位は、トランジスタTr1の電流源効果と容量素子C2によりさらに下がる。これにより、トランジスタTr1のドレイン−ソース間の電圧がVddを超えることを抑制でき、トランジスタTr1として高耐圧のトランジスタを使用しなくても済むようになる。
なお、容量素子C1,C2のキャパシタンスは、たとえば、以下のように決定される。
図6は、容量素子C1のキャパシタンスの決定方法を説明する図である。
図6では、レベルシフタ2の一部が、信号源10と2つの容量素子C1,Cpbを有する等価回路として示されている。信号源10は、入力信号VAを供給する部分を等価的に示したものである。容量素子Cpbは、トランジスタTr1,Tr2のゲート−ドレイン間の寄生容量を示している。
トランジスタTr2の耐圧をVmaxとすると、電位VBの満たすべき条件は、VB≦Vmaxである。入力信号VAの電位が0Vまで下がるときに、容量素子C1の両端電圧の変化量をΔC1と仮定し、容量素子Cpbの両端電圧の変化量をΔCpbと仮定すると、トータルの電荷量は不変のため、以下の式(1)のようになる。
1・ΔC1=Cpb・ΔCpb (1)
ここで、C1は容量素子C1のキャパシタンス、Cpbは容量素子Cpbのキャパシタンスを示す。式(1)を書き換えると、以下の式(2)のようになる。
1=Cpb・ΔCpb/ΔC1=Cpb・(2Vdd−VB)/(VB−Vdd) (2)
VB≦Vmaxの関係を満たすためには、容量値C1は以下の式(3)の関係を満たせばよい。
1≧Cpb・(2Vdd−Vmax)/(Vmax−Vdd) (3)
上式のCpb・(2Vdd−Vmax)/(Vmax−Vdd)が、前述したCminである。
図7は、容量素子C2のキャパシタンスの決定方法を説明する図である。
図7では、レベルシフタ2の一部が、信号源11と2つの容量素子C2,CpboutNを有する等価回路として示されている。信号源11は、電位VBを生成する部分を等価的に示したものである。容量素子CpboutNは、図4のノードN1に接続するトランジスタTr1,Tr5,Tr6,Tr7,Tr8の寄生容量を示している。
前述したように、容量素子C2を付けると、電位VBが下がるときに、出力信号VoutNも同時に下がり、電位VBと出力信号VoutNの電位差が大きくならないため、トランジスタTr1のドレイン−ソース間電圧が耐圧を超えないように保護できる。容量素子C2のキャパシタンスが大きいほどその効果は高い。
ただ、容量素子C2のキャパシタンスが大きすぎると、出力信号VoutNの下がる幅が大きくなり、ラッチ部2−5のトランジスタTr5のドレイン−ソース間電圧、トランジスタTr6のゲート−ソース間電圧が耐圧を超える懸念が出てくる。これを防ぐため、電位VBが0Vまで下がるとき、出力信号VoutNの電圧(以下ではVoutNと表記する)が以下の式(4)の関係を満たすようにすることが望ましい。
VoutN≧Vbst−Vmax=2Vdd−Vmax (4)
トータルの電荷量は不変のため容量素子C2のキャパシタンスC2は、以下の式(5)のように表せる。
2=CpoutN・(2Vdd−VoutN)/VoutN (5)
式(4)の関係を満たすためには、キャパシタンスC2は以下の式(6)の関係を満たせばよい。
2≦CpoutN・Vmax/(2Vdd−Vmax) (6)
容量素子C2のキャパシタンスC2を大きくすれば、出力信号VoutNの電位の立ち下がり速度を速くでき、トランジスタTr1を保護できる。ただし、式(6)のようにキャパシタンスC2に上限を設けることで、ラッチ部2−5のトランジスタTr5に耐圧を超えるようなドレイン−ソース電圧が印加されることも抑制できる。
また、電位差抑制回路2b−7を容量素子C1,C2で実現することで、電位差抑制回路2b−7で、直流電流が発生することを抑制でき、消費電力の増加を抑制できる。
ところで、図5のタイミングチャートの“State3”から“State4”の間の部分では、電圧Vbstと出力信号VoutNがVdd程度、出力信号VoutPが0V程度であるので、トランジスタTr5がオン、トランジスタTt6がオフとなっている。また、トランジスタ対2−6のトランジスタTr7がオフし、トランジスタTr8がオンする。トランジスタTr8は、コイルLxに接続されており、出力信号VoutPが0V程度のとき、ハイサイドスイッチHSWがオンするので、ハイサイドスイッチHSWのソースの電圧はVdd程度となる。したがって、出力信号VoutPはVdd程度に引き上げられる。本実施の形態のレベルシフタ2bのトランジスタ対2−6では、トランジスタTr8は、ゲートをコイルLxに接続しているのではなく、出力信号VoutNが入力されるように接続している。そのため、トランジスタTr8がオンしているときには、出力信号VoutPがVddからVth分下がるということがなく、出力信号VoutPをVdd程度にすることができる。これにより、“State4”において、電圧Vbstと出力信号VoutPとの間の電位差をVdd程度とすることができ、ラッチ部2−5のトランジスタTr5,Tr6に耐圧を超えるような電圧が印加されることを抑制できる。
以下、実施例2として図1の耐圧保護素子2−7a,2−7bとして、ダイオードを用いたレベルシフタを有するDC−DCコンバータと、レベルシフタの動作を説明する。
(実施例2)
図8は、耐圧保護素子としてダイオードを用いたレベルシフタを有するDC−DCコンバータの一例を示す図である。
DC−DCコンバータ1cにおいて、レベルシフタ2cの電位差抑制回路2c−7は、ダイオードDa1〜Dan,Db1〜Dbnを有している。
ダイオードDa1〜Danは、入力インバータ2−1の出力端子と、トランジスタTr1,Tr2の中点との間に、カソードを入力インバータ2−1の出力端子側、アノードをトランジスタTr1,Tr2の中点側にして直列に接続されている。
ダイオードDb1〜Dbnは、トランジスタTr1,Tr2の中点とトランジスタTr1のドレイン端子との間に、カソードをトランジスタTr1,Tr2の中点側、アノードをトランジスタTr1のドレイン側にして直列に接続されている。
ダイオードDa1〜Dan,Db1〜Dbnの数は、トランジスタTr1,Tr2の耐圧に応じて決める。
トランジスタTr1,Tr2のドレイン−ソース間の耐圧をVdsmax、ダイオードDa1〜Dan,Db1〜Dbnのフォワード電圧をVfとすると、各ダイオードDa1〜Dan,Db1〜Dbnの数nは以下(7)の式を満たすように決められる。
Vdsmax>n・Vf (7)
たとえば、Vdsmax=5.5V、Vf=0.6Vとすると、n=9とする。
これにより、トランジスタTr1,Tr2に耐圧Vdsmaxを超えるようなドレイン−ソース間電圧が印加されるまえに、ダイオードDa1〜Dan,Db1〜Dbnがオンし、トランジスタTr1,Tr2が保護される。
電位差抑制回路2c−7として、ダイオードDa1〜Dan,Db1〜Dbnを用いることで、容量素子を用いる場合よりも回路面積を小さくすることができる。
(シミュレーションによる検証結果)
以下、図2に示した比較例のレベルシフタ2aと、図4、図8に示したレベルシフタ2b,2cにおけるトランジスタTr1,Tr2,Tr5,Tr6の、シミュレーションによる耐圧検証結果を説明する。
図9は、比較例のレベルシフタにおけるトランジスタの耐圧検証結果の例を示す図である。横軸は時間(ns)、縦軸は電圧(V)である。
トランジスタTr1,Tr2,Tr6のドレイン−ソース間電圧Vdstr1,Vdstr2,Vdstr6と、トランジスタTr5のゲート−ソース間電圧Vgstr5の様子が示されている。また、Vmax,−VmaxはトランジスタTr1,Tr2,Tr5,Tr6の耐圧を示している。
図9に示されているように、比較例のレベルシフタ2aでは、トランジスタTr2のドレイン−ソース間電圧Vdstr2は、耐圧Vmaxを超えている。トランジスタTr1,Tr6のドレイン−ソース間電圧Vdstr1,Vdstr6は、耐圧−Vmaxを超えている。また、トランジスタTr5のゲート−ソース間電圧Vgstr5も、耐圧−Vmaxを超えている。
このように、比較例のレベルシフタ2aでは、トランジスタTr1,Tr2,Tr5,Tr6に対して耐圧Vmax,−Vmaxを超える電圧が印加されており、トランジスタTr1,Tr2,Tr5,Tr6が壊れる可能性がある。
図10は、容量素子を用いた電位差抑制回路を有するレベルシフタにおけるトランジスタの耐圧検証結果の例を示す図である。横軸は時間(ns)、縦軸は電圧(V)である。図9と同様に、トランジスタTr1,Tr2,Tr6のドレイン−ソース間電圧Vdstr1,Vdstr2,Vdstr6と、トランジスタTr5のゲート−ソース間電圧Vgstr5の様子が示されている。
図10に示されているように容量素子C1,C2を用いた電位差抑制回路2b−7を有するレベルシフタ2bでは、トランジスタTr1,Tr2,Tr5,Tr6に対して耐圧Vmax,−Vmaxを超える電圧が印加されていない。このため、高耐圧のトランジスタを用いずとも済むようになる。
図11は、ダイオードを用いた電位差抑制回路を有するレベルシフタにおけるトランジスタの耐圧検証結果の例を示す図である。横軸は時間(ns)、縦軸は電圧(V)である。図9と同様に、トランジスタTr1,Tr2,Tr6のドレイン−ソース間電圧Vdstr1,Vdstr2,Vdstr6と、トランジスタTr5のゲート−ソース間電圧Vgstr5の様子が示されている。
図11に示されているようにダイオードDa1〜Dan,Db1〜Dbnを用いた電位差抑制回路2c−7を有するレベルシフタ2cでも、トランジスタTr1,Tr2,Tr5,Tr6に対して耐圧Vmax,−Vmaxを超える電圧が印加されない。このため、高耐圧のトランジスタを用いずとも済むようになる。
以上、実施の形態に基づき、本発明のレベルシフタ及びDC−DCコンバータの一観点について説明してきたが、これらは一例にすぎず、上記の記載に限定されるものではない。
1 DC−DCコンバータ
2 レベルシフタ
2−1,2−2 入力インバータ
2−3,2−4 カスコード部
2−5 ラッチ部
2−6 トランジスタ対
2−7 電位差抑制回路
2−7a,2−7b 耐圧保護素子
3 昇圧回路
3−1 容量素子
3−2 ダイオード
4,5 インバータ
6 バッファ
7 パルス信号生成部
Cx 容量素子
HSW ハイサイドスイッチ
LSW ロウサイドスイッチ
Lx コイル
Tr1〜Tr8 トランジスタ

Claims (8)

  1. カスコード接続された第1導電型の第1のトランジスタと第2導電型の第2のトランジスタを含み、第1の入力信号を伝搬する第1のカスコード部と、
    カスコード接続された第1導電型の第3のトランジスタと第2導電型の第4のトランジスタを含み、前記第1の入力信号と相補の関係にある第2の入力信号を伝搬する第2のカスコード部と、
    電源電圧を昇圧した第1の電圧を受け、前記第1の電圧に基づき前記第1のカスコード部及び前記第2のカスコード部から伝搬された前記第1の入力信号及び前記第2の入力信号の電位レベルを変化させた第1の出力信号及び第2の出力信号を保持及び出力するラッチ部と、
    前記第1のカスコード部と並列に接続し、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタのドレインとソース間の電位差を抑制する電位差抑制回路と、
    を有することを特徴とするレベルシフタ。
  2. 前記第1のカスコード部に入力される前記第1の入力信号の立ち下がりタイミングでは、前記第1のカスコード部と前記ラッチ部との間のノードから出力される前記第2の出力信号は、前記第1の電圧に昇圧されており、
    前記電位差抑制回路は、前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタの間の中点電位と、前記第2の出力信号の電位との電位差、または、前記中点電位と、前記第1の入力信号の電位との電位差を抑制する、ことを特徴とする請求項1に記載のレベルシフタ。
  3. 前記電位差抑制回路は、第1の容量素子と第2の容量素子とを有し、
    前記第1の容量素子は、前記第1の入力信号の立ち下がりタイミングで、前記中点電位を立ち下げ、前記中点電位の前記第1の電圧から前記電源電圧までの立ち下がり速度を速め、前記電源電圧から接地電位までの立ち下がり速度を遅くし、
    前記第2の容量素子は、前記中点電位の立ち下がりタイミングで、前記第2の出力信号の電位を立ち下げることを特徴とする請求項2に記載のレベルシフタ。
  4. 前記第1の容量素子のキャパシタンスは、前記電源電圧と、前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタの寄生容量及び耐圧に基づき決定されることを特徴とする請求項3に記載のレベルシフタ。
  5. 前記第2の容量素子のキャパシタンスは、前記電源電圧と、前記第1のカスコード部と前記ラッチ部との間の前記ノードに接続されるトランジスタの寄生容量及び前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタの耐圧に基づき決定されることを特徴とする請求項3または4に記載のレベルシフタ。
  6. 前記電位差抑制回路は、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタの耐圧に基づいた個数で直列に接続された第1のダイオードと第2のダイオードとを有することを特徴とする請求項1または2に記載のレベルシフタ。
  7. 前記ラッチ部は、ソースに前記第1の電圧が印加される第1導電型の第5のトランジスタ及び第6のトランジスタを有し、
    前記第5のトランジスタのドレイン及び前記第6のトランジスタのゲートにドレインを接続した第2導電型の第7のトランジスタと、前記第6のトランジスタのドレイン及び前記第5のトランジスタのゲートにドレインを接続した第2導電型の第8のトランジスタと、を有し、
    前記第1の出力信号の立ち上がりタイミングでは、前記第7のトランジスタと前記第8のトランジスタのソースには前記電源電圧が印加され、前記第1の出力信号を前記電源電圧に引き上げる、ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のレベルシフタ。
  8. 電源とグランド間にカスコードに接続された第1のnチャネル型トランジスタと、第2のnチャネル型トランジスタと、
    前記第1のnチャネル型トランジスタと、前記第2のnチャネル型トランジスタとの間に一方の端子が接続されたコイルと、
    前記コイルの他方の端子と出力端子間に一方の端子を接続し、他方の端子を接地した容量素子と、
    電源電圧を昇圧した第1の電圧を生成する昇圧回路と、
    前記第1のnチャネル型トランジスタを制御する制御信号の電位レベルを変化させるレベルシフタを有し、
    前記レベルシフタは、
    カスコード接続された第1導電型の第1のトランジスタと第2導電型の第2のトランジスタを含み、第1の入力信号を伝搬する第1のカスコード部と、
    カスコード接続された第1導電型の第3のトランジスタと第2導電型の第4のトランジスタを含み、前記第1の入力信号と相補の関係にある第2の入力信号を伝搬する第2のカスコード部と、
    前記第1の電圧を受け、前記第1の電圧に基づき前記第1のカスコード部及び前記第2のカスコード部から伝搬された前記第1の入力信号及び前記第2の入力信号の電位レベルを変化させ第1の出力信号及び第2の出力信号を保持及び前記制御信号として出力するラッチ部と、
    前記第1のカスコード部と並列に接続し、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタのドレインとソース間の電位差を抑制する電位差抑制回路と、
    を有することを特徴とするDC−DCコンバータ。
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