JP6148547B2 - フロントフォーク - Google Patents

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Description

本発明は、フロントフォークに関し、特に、減衰力の変更を容易にしたフロントフォークに関する。
従来、二輪車のフロントフォークには、特許文献1で開示されるものが知られている。特許文献1のフロントフォークでは、ピストンロッドの軸方向に沿う上,下2つの位置に、減衰力を発生する第1及び第2ピストンを設けて、フロントフォークのストローク時に第1ピストン及び第2ピストンにそれぞれ設けられた圧側流路や伸側流路に作動油を流通させることで、伸側行程及び圧側行程での減衰力を得るように構成されている。
特開2012−92944号公報
しかしながら、上記構成のフロントフォークでは、減衰力を発生させる第1及び第2ピストンがフロントフォークの内部においてピストンロッドに組みつけられているため、減衰力の設定を変更する場合に、フロントフォークを全て分解して、ピストンロッドからピストン装置を取り外した後に、先のピストン装置とは異なる減衰力を発生するピストン装置をピストンロッドに組み付け、フロントフォークを組み立てる必要があり、減衰力を設定変更するために多数の組付け工程を要し、手間がかかるという問題がある。
本発明は、こうした問題を鑑みてなされたものであり、フロントフォークの減衰力の設定変更時に、減衰力の変更を容易にするフロントフォークを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係るフロントフォークの構成として、車体側チューブと車軸側チューブとを互いに摺動自在に嵌合したフロントフォークであって、車軸側チューブの底部から円筒状のシリンダチューブを車軸側チューブと同軸に立設し、車軸側チューブの内部空間を空気室と作動油室に液密状態で区画する区画部材をシリンダチューブの上端側に設け、車体側チューブに固定したピストンロッドを前記区画部材に液密状態で貫通させ、シリンダチューブ内に進入したピストンロッドに、ピストンロッドの端部が突き出るようにピストンを取付け、シリンダチューブ内のピストン下部に圧側油室を区画し、ピストンのストローク範囲よりも上側に、前記区画部材と前記シリンダチューブとで囲まれた空間から車軸側チューブの内周とシリンダチューブの外周とで囲まれた空間に連通して作動油の相互の流通を許容する流通孔を設けて、車軸側チューブの内周とシリンダチューブの外周とで囲まれた空間とシリンダチューブ内のピストン上部からなる伸側油室を区画し、ピストンのストローク範囲よりも下側で圧側油室に連通し、圧側油室と伸側油室との間の作動油の流通を可能にする油室間流路を設け、前記油室間流路上に減衰力を発生させる減衰力発生装置を前記作動油室の外部に配置し、前記減衰力発生装置を流れる作動油に抵抗を生じさせて減衰力を発生させる圧側減衰力発生部と伸側減衰力発生部とを流れ方向に沿って直列に一体化したので、アウターチューブとインナーチューブの嵌合を分解せずに、圧側減衰力発生部や伸側減衰力発生部の交換が容易となるため、フロントフォークにおける減衰力の変更をすばやく行うことができる。
また、本発明に係るフロントフォークの他の構成として、シリンダチューブの内部に前記車軸側チューブの底部から円筒状のガイドチューブを立設し、前記ピストンから突き出たピストンロッドの端部側を前記ガイドチューブの内周側に液密に挿入し、ガイドチューブの内周空間を大気開放したので、フロントフォークにおける伸縮動作において、圧側油室内におけるピストンロッドの体積が変化しないため、ストローク範囲全般にわたり作動油室内の圧力が一定となり、安定した減衰力フィーリングを得ることができる。
また、本発明に係るフロントフォークの他の構成として、減衰力発生装置は、前記圧側減衰力発生部と前記伸側減衰力発生部との間に中間室を備え、圧側油室の作動油を中間室に流出させるときに、圧側減衰力を発生させる圧側流路と、中間室から圧側油室への作動油の流れのみを許容する伸側チェック弁とを前記圧側減衰力発生部に設け、伸側油室の作動油を中間室に流出させるときに、伸側減衰力を発生させる伸側流路と、中間室から伸側油室への作動油の流れのみを許容する圧側チェック弁とを前記伸側減衰力発生部に設け、前記中間室をリザーバ室と連通したので、作動油の温度変化に伴う体積変化をリザーバ室が吸収するため、温度変化の影響を受けることなく安定した減衰力を発生させることができる。
また、本発明に係るフロントフォークの他の構成として、前記減衰力発生手段は、前記圧側減衰力発生部に設けられた圧側流路及び前記伸側減衰力発生部に設けられた伸側流路を迂回し、前記圧側油室と前記伸側油室とに連通するバイパス流路と、前記バイパス流路の圧側油室側から当該バイパス流路に流入する作動油の流量を調整する圧側減衰力調整手段と、前記バイパス流路の伸側油室側から当該バイパス流路に流入する作動油の流量を調整する伸側減衰力調整手段とを備え、圧側減衰力調整手段による流量の調整を操作する圧側減衰力操作部と、伸側減衰力調整手段による流量の調整を操作する伸側減衰力操作部とを並列配置したので、作業者による圧側や伸側の減衰力の調整が簡単となる。
また、本発明に係るフロントフォークの他の構成として、リザーバ室に中間室を加圧する加圧室を設け、中間室の作動油を加圧するので、圧側減衰力発生手段の圧側油室から伸側油室に向かう作動油の流れにおける圧側減衰力発生部の下流側の圧力と、伸側減衰力発生手段の伸側油室から圧側油室に向かう作動油の流れにおける伸側減衰力発生部の圧力が、リザーバ室の圧力と同圧となるため、常に正圧が維持されて、中間室及び作動油室におけるキャビテーションを防止できる。
フロントフォークの断面図である。 減衰力発生装置の拡大図である。 減衰力発生装置内の作動油の流れを示す図である
図1は、本発明に係るフロントフォークの一実施形態を示す断面図である。同図に示すように、フロントフォーク10は、車体側にアウターチューブ11、車軸側にインナーチューブ12が配置される倒立型フロントフォークであって、アウターチューブ11の内周において軸線方向に離間して嵌合された軸受12A,12Bに、インナーチューブ12の外周が摺動自在に設けられる。フロントフォーク10の内部上方には、懸架スプリング14が介装されて、アウターチューブ11とインナーチューブ12とが離間する方向に付勢される。
アウターチューブ11の上端には、フロントフォーク10を封止するキャップ13が螺着される。キャップ13は、外周がアウターチューブ11の内周と気密状態で螺着されるベースナット24よりなり、このベースナット24の中央側の孔に気密状態でアジャストボルト21が介装される。アジャストボルト21は、当該アジャストボルト21を回転させても、ベースナット24に対して昇降しないように、図外の固定手段によりベースナット24に回転自在に取り付けられる。このアジャストボルト21は、下部に、インナーチューブ12に向けて延長する中空部21Bを有する小径軸部21Aを備える。小径軸部21Aの先端外周側は、アジャストボルト21の回転によりアジャストボルト21の軸線に沿って昇降する筒状の昇降ナット23の内周が螺入する。昇降ナット23は、外周に懸架スプリング14が着座するフランジからなる上ばね受部25を備える。
アジャストボルト21の回転操作により昇降ナット23を上,下動させることによって上ばね受部25を軸線方向に昇降させ、この上ばね受部25と後述の区画部材60との距離を変化させることで、懸架スプリング14の初期ばね長を調整し、懸架スプリング14のばね力を調整する。なお、アジャストボルト21の小径軸部21Aは、中空部21Bとアウターチューブ11の内部空間とに連通する空気抜き孔21Cが設けられている。また、この中空部21Bの上端側には、アウターチューブ11と外部との連通を遮断する封止ねじ22等が取り付けられる。
上述のねじ切りされた筒状の昇降ナット23の下側内周には、アウターチューブ11と同軸となるようにピストンロッド15の上端側外周が螺合して固定される。ピストンロッド15は、インナーチューブ12に向けて延長し、インナーチューブ12に立設された後述するシリンダチューブ51の内部空間に到達する長さを有する。このピストンロッド15の下端には、シリンダチューブ51内を摺動するピストン40が取り付けられる。
ピストン40は、壁部40Eにより上下に仕切られた筒体よりなり、上部内周には、ピストンロッド15の下端側外周が螺着する上側ロッド取付部40Aを、下部内周にはピストンロッド15を延長するための、延長ロッド16の上端側外周が螺着する下側ロッド取付部40Bを備える。延長ロッド16は、インナーチューブ12内に設けられたガイドチューブ52の内部に挿入される。このピストン40の下部外周にはシリンダチューブ51の内周との液密状態を維持するピストンリング40Cを備える。本実施形態では、ピストン40は、従来のように、シリンダチューブ51内での摺動に伴ない作動油を上下方向に流通させる流路孔を備えていないものとして説明する。
なお、ピストンロッド15と延長ロッド16は、上述したようにピストンロッド15と延長ロッド16とに分割せずに、一本のピストンロッドで構成しても良い。この場合、ピストンロッドが貫通可能となるようにピストンを構成し、ピストンロッドの外周にピストンを固定するための固定手段を設ければ良い。
以下、インナーチューブ12について説明する。
インナーチューブ12は、上端から下端にかけて一定の外径で形成された所定長さの筒体であって、当該インナーチューブ12の底部を形成する車軸ホルダ50と、ピストン40の外周が摺動する円筒状のシリンダチューブ51と、ピストン40から延長された延長ロッド16をガイドするガイドチューブ52と、フロントフォーク10における減衰力を発生させる減衰力発生装置140とを備える。
車軸ホルダ50は、下側が矩形状に成形され、上側が円筒状に成形された軸体であって、下側に車軸を支持する車軸支持部50Aと、インナーチューブ12と組み付けられる組付部50Bとを備える。
車軸支持部50Aは、車軸ホルダ50の軸線に対して直交方向に貫通する車軸貫通孔50aが形成される。車軸貫通孔50aには、内周から車軸ホルダ50の下端面に向けて切割部50bが延長する。切割部50bは、車軸貫通孔50aの下側において、この切割部50bの延長方向と直交するように形成されたネジ孔50cに螺合させた図外のボルトを締め付けて車軸を挟持固定する。
組付部50Bは、ほぼ円筒状に形成され、外周に上述のインナーチューブ12の下端側内周と螺着するためのねじ部53aと、このねじ部53aの下側に車軸ホルダ50とインナーチューブ12とを組み付けたときの液密状態を維持するためのOリングなどのシール部材53bと、車軸ホルダ50にインナーチューブ12を螺着するときに、インナーチューブ12の先端を突き当てる環状の突当部53cを備える。
したがって、車軸ホルダ50は、インナーチューブ12の下端が突当部53cに突き当たるまで、ねじ部53aにインナーチューブ12を螺合させることで、インナーチューブ12の内周と車軸ホルダ50の外周とが上述のシール部材53bによりシールされて液密状態で車軸ホルダ50に固定される。
組付部50Bの内周側の底部には、シリンダチューブ51の下端側及びガイドチューブ52の下端側を固定するシリンダチューブ固定部54a及びガイドチューブ固定部54bが設けられる。
上部側のシリンダチューブ固定部54a及び下部側のガイドチューブ固定部54bは、インナーチューブ12の軸心と同心円状に底部方向に縮径する階段状の穴として形成される。
シリンダチューブ固定部54aは、車軸ホルダ50の組付部50Bの内周面53dとシリンダチューブ51の外周51aとの間に隙間e1を有するように、車軸ホルダ50の内径よりも小さな寸法のねじ穴として形成される。
このねじ穴にシリンダチューブ51の一端側外周を螺着し、シリンダチューブ固定部54aとガイドチューブ固定部54bとの間において環状に形成された環状部54cに、下端を突き当てて車軸ホルダ50内に立設される。環状部54cは、上述した車軸ホルダ50の突当部53cよりも下側に位置するように形成される。
ガイドチューブ固定部54bは、シリンダチューブ51の内周面とガイドチューブ52の外周との間に隙間e2を有するように、シリンダチューブ51の内径よりも小さな寸法のねじ穴として形成される。このねじ穴にガイドチューブ52の一端側外周を螺着し、端部を最下底部54dに突き当てて車軸ホルダ50内に立設される。最下底部54dは、上述した環状部54cよりも下側に位置するように形成される。
ガイドチューブ52の上端側には、延長ロッド16の貫通を許容するガイドカラー52Aが取り付けられる。ガイドカラー52Aの内周には、延長ロッド16の外周との液密状態での摺動を可能にする封止部材52aを備える。封止部材52aは、Oリング等のゴム製のシール部材よりなる。ガイドカラー52Aの外周は、断面視において花弁状をなし、シリンダチューブ51の内周に支持される。なお、上述の延長ロッド16は、シリンダチューブ51よりも短く、フロントフォーク10の最伸長時においてもガイドチューブ52から抜け出ない長さに設定される。
ガイドチューブ52の下端が突き当たる最下底部54d側は、ガイドチューブ52の内周側に開口する貫通孔55が形成される。この貫通孔55により、ガイドチューブ52の内周側の圧力は、大気圧と同じ圧力となる。
シリンダチューブ51の上端には、インナーチューブ12の内部を上側の空気室Sと下側の作動油室Aに区画する区画部材60が、シリンダチューブ51に対して不動に取り付けられる。区画部材60は、ベース部60Dと筒部60Cよりなり、ベース部60Dの中央孔の内周に上述のピストンロッド15が貫通するガイド部60Aを有し、ベース部60Dの外周にインナーチューブ12の内周面に沿って密着し、液密に封止する封止部60Bとを備える環状体を呈する。ガイド部60Aには、ピストンロッド15の外周と液密状態で摺動を許容するシール部材60aが設けられ、封止部60Bには、インナーチューブ12の内周との液密を維持するシール部材60bが設けられる。筒部60Cの上部側には、流通孔61が形成される。流通孔61は、区画部材60のベース部60D及びシリンダチューブ51で囲まれた空間からインナーチューブ12の内周及びシリンダチューブ51の外周で囲まれた空間に連通して作動油Kの相互の流通を許容する。なお、流通孔61は、ピストン40のストローク範囲よりも上側であれば、シリンダチューブ51に設けても良い。また、インナーチューブ12には、区画部材60よりも上側においてアウターチューブ11との隙間に開口する潤滑孔12aが設けられ、空気室S内に貯留した潤滑用油をアウターチューブ11とインナーチューブ12との間に流入出可能に構成される。
区画部材60の筒部60Cの内周をシリンダチューブ51の上端側外周に螺着させることで区画部材60がシリンダチューブ51に固定される。この筒部60Cのベース部60Dの底面と、上述したピストン40との間には、フロントフォーク10の最伸長時に、ピストン40と区画部材60との衝突を緩衝するための緩衝材、例えば、リバウンドスプリング等が介挿される。
したがって、シリンダチューブ51に区画部材60を取付け、シリンダチューブ51の内部空間を閉塞したことにより、作動油室Aが、さらに、シリンダチューブ51内部のピストン40よりも下側部分の圧側油室127Aと、インナーチューブ12の内周とシリンダチューブ51の外周で区画された部分、及びシリンダチューブ51内部のピストン40よりも上側部分からなる伸側油室127Bとに分けられる。
車軸ホルダ50の側部からは、上記圧側油室127Aからの作動油Kを流通させる圧側油室流路57Aと、伸側油室127Bからの作動油Kを流通させる伸側油室流路57Bとが開口している。
なお、本実施形態のフロントフォーク10では、作動油室A及び圧側油室流路57A、伸側油室流路57B間において作動油Kが封入されている。
減衰力発生装置140は、図2に示すように、圧側油室流路57Aに対応して車軸ホルダ50の側部から突出するように車軸ホルダ50と一体に形成された筒体Maと、伸側油室流路57Bに対応して車軸ホルダ50と一体に形成された連通路Mbとよりなる。筒体Maには、断面円形の有底一端開口のバルブ収容孔114Aが形成される。
バルブ収容孔114Aは、底部において圧側油室流路57Aと連通し、開口端側の側部において、連通路Mbと連通する。バルブ収容孔114Aの内部には、減衰力発生装置140の基体となるバルブピース141が収容される。
バルブピース141は、大径の筒体よりなる大径部141Bと、この大径部141Bの一端よりフロントフォーク10方向に突出する小径の筒体よりなる小径部141Aとを有する。
減衰力発生装置140は、図2に示すように、圧側流路150A及び伸側流路150Bを備える圧側減衰力発生部250と、伸側流路160A及び圧側流路160Bを備える伸側減衰力発生部260とを小径部141Aの外周に、直列に並設して1つのユニットとして小組された状態で、バルブ収容孔114Aに収容される。なお、圧側減衰力発生部250は、伸側減衰力発生部260よりもフロントフォーク10側に近接して配置される。
減衰力発生装置140は、概略、小組するときの基体となる上述のバルブピース141と、上述の圧側減衰力発生部250、伸側減衰力発生部260と、バルブピース141の上述の小径部141Aの先端側外周に螺合して、上記圧側減衰力発生部250と伸側減衰力発生部260とを固定する内側バルブホルダ142と、バルブピース141の外端側の大径部141Bの後端外周に外方から嵌合されて軸方向に係合する外側バルブホルダ143と、外側バルブホルダ143に外方から液密に嵌合されて軸方向に係合するキャップ144とを備える。なお、小径部141A,圧側減衰力発生部250,伸側減衰力発生部260は、圧側油室流路57Aと伸側油室流路57Bとの間の範囲に設けられる。大径部141Bは、伸側油室流路57Bよりもバルブ収容孔114Aの開口端側に位置する。
伸側減衰力発生部260は、圧側行程や伸側行程での流量を規制する伸側流路160Aと圧側流路160Bとを有する円板状の伸側流量規制体160と、伸側行程において伸側流路160Aから流出する流量を制御する伸側減衰バルブ161と、伸側行程において圧側流路160Bを塞ぎ、圧側工程において圧側流路160Bの流れを許容する圧側チェック弁152とを備える。伸側流量規制体160、伸側減衰バルブ161、圧側チェック弁152は、バルブピース141の段差面の側から、圧側チェック弁152、伸側流量規制体160、伸側減衰バルブ161が順に小径部141Aに装填される。伸側流量規制体160には、圧側チェック弁152により開閉される圧側流路160Bと伸側減衰バルブ161により開閉される伸側流路160Aが設けられる。なお、リング状となった伸側流量規制体160、圧側流量規制体150は、外周がシール部材を介してバルブ収容孔114Aの内周114cに当接する。
小径部141Aには、上述のように伸側減衰力発生部260をバルブピース141に組み付けた状態において、小径部141Aの内部を流通した作動油Kを小径部141Aから流入出させる孔172Aが開口する。
伸側減衰力発生部260の内側に隣接してセンタープレート145が小径部141Aに介装される。センタープレート145は、環状に形成されたリング状部材であって、内周面に円周方向に沿って連続的に窪む環状溝145Aと、環状溝145Aから外周面145aと連通する孔145Bとを備える。このセンタープレート145は、バルブピース141の取り付けられたときに、環状溝145Aがバルブピース141の孔172Aに一致して、センタープレート145の外周側外部とバルブピース141内部とが連通する。
圧側減衰力発生部250は、圧側行程や伸側行程での流量を規制する圧側流路150Aと伸側流路150Bとを有する円板状の圧側流量規制体150と、圧側行程において圧側流路150Aから流出する流量を制御する圧側減衰バルブ151と、圧側行程において伸側流路150Bの流れを許容し、伸側工程において伸側流路150Bを塞ぐ伸側チェック弁162とを備える。
圧側減衰力発生部250は、センタープレート145の側から、圧側減衰バルブ151、圧側流量規制体150、伸側チェック弁162が順に小径部141Aに装填される。圧側減衰力発生部250を組付けた状態においてバルブピース141の露出する小径部141Aに、内側バルブホルダ142を介在させてナット200を螺合させることで、フロントフォーク10において減衰力を発生させる圧側減衰力発生部250と伸側減衰力発生部260とがバルブピース141に一体に組み付けられる。圧側流量規制体150には、圧側減衰バルブ151により開閉される圧側流路150Aと伸側チェック弁162により開閉される伸側流路150Bが設けられる。なお、圧側流路150A,伸側流路160Aは、小径部141Aと平行方向に延長する。
この減衰力発生装置140は、内側バルブホルダ142をバルブ収容孔114Aの軸方向の底面114bに向けてバルブ収容孔114Aに外方から挿入される。
このとき、バルブ収容孔114Aは、内周114cが、圧側流量規制体150の外周、及び伸側流量規制体160の外周と液密になるように形成される。さらに、キャップ144がバルブ収容孔114Aの開口ねじ部114aと液密に螺着して固定される。
本実施形態では、バルブ収容孔114Aにおける圧側流量規制体150と、圧側油室流路57A側との空間を、圧側油室127Aに連通する伸圧共用流路146Aとし、バルブ収容孔114Aにおける伸側流量規制体160と、伸側油室流路57B側との空間を、圧側油室127Aに連通する伸圧共用流路146Bとし、バルブ収容孔114Aにおけるセンタープレート145の周囲で圧側流量規制体150と伸側流量規制体160とで挟まれる環状空間を中間室149とし、油溜室流路114Bを介して油溜室132(リザーバ室)に連通する伸圧共用流路146Cとする。油溜室132は、フリーピストン133により区画される加圧室132Aを反対側に備え、加圧室132A内に封入されたガスにより加圧される。加圧室132Aには、図示しないバルブを介して所定圧のガスが封入される。これにより、作動油Kの温度変化に伴ない、フリーピストン133を変位させて、体積変化を生じさせることで、油溜室132で温度変化を吸収できるため、温度変化の影響を受けることなく安定した減衰力を得ることができる。また、油溜室132が加圧室132Aに加圧されることで、中間室149の圧力が油溜室132と同圧となるため、常に正圧が維持されて、中間室149及び作動油室Aにおけるキャビテーションを防止できる。
すなわち、車軸ホルダ50内に設けた伸圧共用流路146A、146B、146Cと、圧側流量規制体150に設けた圧側流路150A、伸側流路150Bと、伸側流量規制体160に設けた圧側流路160B、伸側流路160Aとが連通して圧側油室127A及び伸側油室127Bを連通する油室間流路Fを構成する。
したがって、フロントフォーク10は、圧側行程において、圧側油室127Aの作動油Kが、フロントフォーク10の外部に連通する圧側油室流路57Aから、伸圧共用流路146A、146B、146C、圧側流路150A、160Bで油室間流路Fとして形成される。なお、この油室間流路Fには、上流側に圧側減衰バルブ151、下流側に圧側チェック弁152が設けられているため、圧側流路150Aにおける圧側減衰バルブ151と圧側チェック弁152との中間室149から伸圧共用流路146C、油溜室流路114Bを介して油溜室132に連通する。
また、伸側行程において、伸側油室127Bの作動油Kが、フロントフォーク10外部に連通する伸側油室流路57Bから伸圧共用流路146A、146B、146C、伸側流路150B、160Aが連通して油室間流路Fを構成する。なお、この油室間流路Fには、上流側に伸側減衰バルブ161、下流側に伸側チェック弁162が設けられて、伸側流路160Aにおける伸側減衰バルブ161と伸側チェック弁162の中間室149が伸圧共用流路146C、油溜室流路114Bを介して油溜室132に連通する。
上述のバルブピース141には、小径部141Aから大径部141Bの中心軸に沿って設けられた中空部141Cに、圧側減衰バルブ151と伸側減衰バルブ161を迂回して、圧側油室127Aと伸側油室127Bを油溜室132に連通する圧側バイパス流路172と伸側バイパス流路182とが設けられる。
圧側バイパス流路172及び伸側バイパス流路182を流通する作動油Kは、外側バルブホルダ143に一体に設けられた圧側アジャスタ170により外部から圧側減衰力調整弁171を操作することにより、この圧側バイパス流路172の開口面積を調整することで圧側減衰力が調整される。
圧側バイパス流路172は、伸圧共用流路146Aに開口するとともに、バルブピース141に設けた孔172A、センタープレート145に設けた孔145Bを介して伸圧共用流路146Cに開口する。
したがって、外側バルブホルダ143に設けられる伸側アジャスタ180により外部から操作される伸側減衰力調整弁181により、伸側バイパス流路182の開口面積を調整することで伸側減衰力が調整される。
また、伸側バイパス流路182は伸圧共用流路146Bに開口するとともに、バルブピース141に設けた孔172A、センタープレート145に設けた孔145Bを介して伸圧共用流路146Cに開口する。
上述の圧側アジャスタ170は、圧側の減衰力を調整するための操作部として機能し、外部から回転操作可能に外側バルブホルダ143に液密に枢着される。圧側アジャスタ170の雄ねじ部には、スライダ170Aが螺合され、圧側アジャスタ170の回転によってスライダ170Aが移動して圧側減衰力調整弁171のロッド状基端部を押動し、圧側減衰力調整弁171の先端ニードル弁171Bを圧側バイパス流路172の開口に対して進退させる。つまり、圧側アジャスタ170の操作により圧側減衰力調整弁171が、圧側減衰力調整手段として機能する。
また、伸側アジャスタ180は、伸側の減衰力を調整するための操作部として機能し、圧側アジャスタ170と並列配置され、外部から回転操作可能に外側バルブホルダ143に液密に枢着され、伸側減衰力調整弁181が圧側減衰力調整弁171のロッド周囲に遊挿されるとともに、そのフランジ部181Aに伸側アジャスタ180の雄ねじ部が螺合され、伸側アジャスタ180の回転によって伸側減衰力調整弁181の先端ニードル弁を伸側バイパス流路182の開口に対して進退させる。つまり、伸側アジャスタ180の操作により伸側減衰力調整弁181が、伸側減衰力調整手段として機能する。
なお、圧側アジャスタ170のスライダ170Aには、伸側アジャスタ180の中間軸部180Aが挿通されてスライダ170Aが回り止めされ、伸側減衰力調整弁181のフランジ部181Aには、圧側アジャスタ170の先端軸部が挿通されて伸側減衰力調整弁181が回り止めされる。
このように、圧側アジャスタ170と伸側アジャスタ180とを並列配置することで、作業者による圧側や伸側の減衰力の調整が容易となる。
図3(a),(b)は、フロントフォーク10の圧側行程及び伸側行程における減衰力発生装置140内の作動油Kの流れを示す図である。以下、同図を用いて、フロントフォーク10の圧側行程及び伸側行程の減衰動作について説明する。
[圧側行程]
フロントフォーク10が収縮する圧側行程では、ピストン40の圧側動作により加圧された圧側油室127Aの作動油Kが、圧側油室流路57Aを介して減衰力発生装置140内の伸圧共用流路146Aに押し出され、図3(a)の実線矢印f1及び破線矢印f4で示すように、圧側減衰力発生部250と圧側バイパス流路172に向けて流れる。
伸圧共用流路146Aから圧側減衰力発生部250に流れた作動油Kは、圧側流量規制体150の圧側流路150Aと伸側チェック弁162との間にあらかじめ設けられた隙間から圧側流路150Aに流れ込み、圧側減衰バルブ151を押し開いて圧側減衰力が発生する。この圧側減衰バルブ151から伸圧共用流路146Cに流出する作動油Kは、センタープレート145の周りを回り込み、伸圧共用流路146Cにおいて図中実線矢印f2,f3で示すように、2分され、一方が伸側流量規制体160の圧側流路160Bの圧側チェック弁152から伸側油室流路57Bを通って伸側油室127Bに流出し(実線矢印f2)、他方が中間室149から油溜室流路114Bを経て油溜室132に流出する(実線矢印f3)。
伸圧共用流路146Aから圧側バイパス流路172に流れた作動油Kは、圧側バイパス流路172を流れて、主としてセンタープレート145の孔145Bから破線矢印f5で示すように中間室149に流出し、上述した圧側減衰力発生部250を経由した作動油Kと合流する。この合流した作動油Kは、実線矢印f2で示すような伸圧共用流路146Bに向かう流れと、実線矢印f3で示すように中間室149から油溜室流路114Bを経て油溜室132へ向かう流れとに分流される。油溜室132へ向かう流れは、加圧室132Aからの圧力によって所定圧力に規制されるため、実質的には、中間室149から伸側油室127Bへ向かう流れが主流となる。したがって、圧側油室127Aから伸側油室127Bへと向かう作動油Kの流量は、圧側減衰力調整弁171の先端ニードル弁171Bの進退量を圧側アジャスタ170で調整することで圧側バイパス流路172の開口面積を変化させて調整される。
[伸側行程]
フロントフォーク10が伸長する伸側行程では、ピストン40の伸側動作により加圧された伸側油室127Bの作動油Kが、伸側油室流路57Bを介して減衰力発生装置140の伸圧共用流路146Bに押し出され、図3(b)の実線矢印g1及び破線矢印g4で示すように、伸側減衰力発生部260と伸側バイパス流路182に向けて流れる。
伸側減衰力発生部260に流れた作動油Kは、伸側流量規制体160の伸側流路160Aと圧側チェック弁152との間にあらかじめ設けられた隙間から伸側流路160Aに流れ込み、伸側減衰バルブ161を押し開いて伸側減衰力が発生する。この伸側減衰バルブ161から伸圧共用流路146Cに流出する作動油Kは、センタープレート145の周りを回り込み、実線矢印g2で示すように油溜室132から補給される作動油Kと合流した後、実線矢印g3で示すように圧側流量規制体150の伸側流路150Bの伸側チェック弁162を押し開き、伸圧共用流路146Aを経て圧側油室流路57Aを通って圧側油室127Aに流出する。
伸圧共用流路146Bから大径部141Bの周壁に設けられた複数の孔141Fを経て伸側バイパス流路182に流れた作動油Kは、伸側減衰力調整弁181の先端ニードル弁181Bと中空部141Cの開口との隙間で構成される伸側バイパス流路182を流れて、主としてセンタープレート145の孔145Bから中間室149に向かう流れ(破線矢印g5)となって中間室149に流出し、伸側減衰力発生部260を経由して中間室149に流出した作動油K、及び加圧室132Aの圧力により油溜室132から油溜室流路114Bを経て中間室149に流出(実線矢印g2)した作動油Kと合流する。この合流した作動油Kは、実線矢印g3で示すように圧側油室127Aに流出する。したがって、伸側油室127Bから圧側油室127Aへと向かう作動油Kの流量は、伸側減衰力調整弁181の先端ニードル弁181Bの進退量を伸側アジャスタ180で調整することで伸側バイパス流路182の開口面積を変化させて調整される。
以上説明したように、減衰力発生装置140を作動油室Aの外部に設けることで、アウターチューブ11及びインナーチューブ12の嵌合を分解することなく、異なる減衰力発生させる圧側流路を備えた圧側流量規制体150、伸側流路を備えた伸側流量規制体160を交換することが可能となるため、フロントフォーク10における減衰力の変更を容易に行うことができる。
また、減衰力発生装置140を一つの油室間流路F上に直列に並設したことで、減衰力発生装置140内を流通する流量が増加するとともに、減衰力の調整を可能とする圧側バイパス流路172や伸側バイパス流路182の流量が増加するため、その調整範囲を従来よりも大きくすることができる。
また、ガイドチューブ52の内周側の圧力を大気開放したことで、フロントフォーク10における伸縮動作において、作動油室A内におけるピストンロッド15の進退に伴なう体積変化がないため、ストローク範囲全般にわたり作動油室A内の圧力が一定となり、安定した減衰力フィーリングを得ることができる。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、以下に示すように構成しても良い。
減衰力発生装置140を車軸ホルダ50とは別体に設けた収容部に収容するようにしても良い。この場合、圧側油室127Aから車軸ホルダ50の外部に連通する圧側油室流路57Aと減衰力発生装置140、伸側油室127Bから車軸ホルダ50の外部に連通する伸側油室流路57Bと減衰力発生装置140を配管等で接続して作動油Kが流通可能に構成すれば良い。つまり、本発明のフロントフォーク10によれば、減衰力発生装置140をアウターチューブ11やインナーチューブ12の内部から分離して外部に設けることで、フロントフォーク10における減衰力発生装置140の配置設計において、配置位置(レイアウト)の設計の自由度を向上させることができる。
なお、上述した実施形態では、ピストン40はシリンダチューブ51内での摺動に伴ない作動油を上下方向に流通させる流路孔を備えていないものとして説明したが、上下方向に作動油を流通可能とする流路孔、及びこの流路孔を流通する作動油の流量を制御するバルブを備えるように構成しても良い。
10 フロントフォーク、11 アウターチューブ、15 ピストンロッド、
40 ピストン、51 シリンダチューブ、52 ガイドチューブ、
60 区画部材、127A 圧側油室、127B 伸側油室、
140 減衰力発生装置、250 圧側減衰力発生部、260 伸側減衰力発生部。

Claims (5)

  1. 車体側チューブと車軸側チューブとを互いに摺動自在に嵌合したフロントフォークであって、
    車軸側チューブの底部から円筒状のシリンダチューブを車軸側チューブと同軸に立設し、
    車軸側チューブの内部空間を空気室と作動油室に液密状態で区画する区画部材をシリンダチューブの上端側に設け、
    車体側チューブに固定したピストンロッドを前記区画部材に液密状態で貫通させ、シリンダチューブ内に進入したピストンロッドに、ピストンロッドの端部が突き出るようにピストンを取付け、シリンダチューブ内のピストン下部に圧側油室を区画し、
    ピストンのストローク範囲よりも上側に、前記区画部材と前記シリンダチューブとで囲まれた空間から車軸側チューブの内周とシリンダチューブの外周とで囲まれた空間に連通して作動油の相互の流通を許容する流通孔を設けて、車軸側チューブの内周とシリンダチューブの外周とで囲まれた空間とシリンダチューブ内のピストン上部からなる伸側油室を区画し、
    ピストンのストローク範囲よりも下側で前記圧側油室に連通し、圧側油室と伸側油室との間の作動油の流通を可能にする油室間流路を設け、
    前記油室間流路上に減衰力を発生させる減衰力発生装置を前記作動油室の外部に配置し、
    前記減衰力発生装置を流れる作動油に抵抗を生じさせて減衰力を発生させる圧側減衰力発生部と伸側減衰力発生部とを流れ方向に沿って直列に一体化したことを特徴とするフロントフォーク。
  2. 前記シリンダチューブの内部に前記車軸側チューブの底部から円筒状のガイドチューブを立設し、
    前記ピストンから突き出たピストンロッドの端部側を前記ガイドチューブの内周側に液密に挿入し、ガイドチューブの内周空間を大気開放したことを特徴とする請求項1記載のフロントフォーク。
  3. 減衰力発生装置は、前記圧側減衰力発生部と前記伸側減衰力発生部との間に中間室を備え、
    圧側油室の作動油を中間室に流出させるときに、圧側減衰力を発生させる圧側流路と、中間室から圧側油室への作動油の流れのみを許容する伸側チェック弁とを前記圧側減衰力発生部に設け、
    伸側油室の作動油を中間室に流出させるときに、伸側減衰力を発生させる伸側流路と、中間室から伸側油室への作動油の流れのみを許容する圧側チェック弁とを前記伸側減衰力発生部に設け、
    前記中間室をリザーバ室と連通したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のフロントフォーク。
  4. 前記リザーバ室に前記中間室を加圧する加圧室を設け、前記中間室の作動油を加圧することを特徴とする請求項3記載のフロントフォーク。
  5. 前記減衰力発生装置は、前記圧側減衰力発生部に設けられた圧側流路及び前記伸側減衰力発生部に設けられた伸側流路を迂回し、前記圧側油室と前記伸側油室とに連通するバイパス流路と、
    前記バイパス流路の圧側油室側から当該バイパス流路に流入する作動油の流量を調整する圧側減衰力調整手段と、
    前記バイパス流路の伸側油室側から当該バイパス流路に流入する作動油の流量を調整する伸側減衰力調整手段と、
    を備え、
    圧側減衰力調整手段による流量の調整を操作する圧側減衰力操作部と、
    伸側減衰力調整手段による流量の調整を操作する伸側減衰力操作部とを並列配置したことを特徴とする請求項1乃至請求項いずれか記載のフロントフォーク。
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