JP6146853B2 - 構真柱の溶接接合工法 - Google Patents
構真柱の溶接接合工法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6146853B2 JP6146853B2 JP2012266568A JP2012266568A JP6146853B2 JP 6146853 B2 JP6146853 B2 JP 6146853B2 JP 2012266568 A JP2012266568 A JP 2012266568A JP 2012266568 A JP2012266568 A JP 2012266568A JP 6146853 B2 JP6146853 B2 JP 6146853B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- column
- divided
- vertical
- pillar
- structural
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
Description
前記杭孔に貫入保持されている先行の分割構真柱の鉛直姿勢を設定鉛直度に修正する柱姿勢調整手段を、前記杭孔内に設け、
前記先行の分割構真柱と前記後行の分割構真柱との溶接を行う架台を、地上位置で且つ前記柱姿勢調整手段の設置位置の上方位置に設け、
前記後行の分割構真柱との溶接接合工程前に、前記柱姿勢調整手段によって前記鉛直姿勢の修正を行う鉛直姿勢修正工程が設けられ、
前記柱姿勢調整手段として、前記杭孔内にて上下に離れた位置に設けられた上側鉛直調整装置及び下側鉛直調整装置を備えてあり、
前記上側鉛直調整装置及び前記下側鉛直調整装置は、前記先行の分割構真柱の側面を水平方向に押圧するアクチュエータによって構成してあり、
前記上側鉛直調整装置及び前記下側鉛直調整装置は、平面視において前記先行の分割構真柱の側面に対する押圧方向が異なるように配置してある点にある。
図1〜図11は、建築物の地下構造体の逆打ち工法において、地下鉄骨柱等として使用する構真柱1を複数に分割して施工現場に搬入し、この施工現場の地盤に地盤安定液(ベントナイト、泥水等)が満たされた状態で掘削形成されている杭孔2を利用して、搬入された構真柱1の複数の分割構真柱1A〜1Cを鉛直方向に一連に溶接接合する構真柱の溶接接合工法を示す。
選定された杭孔2内で複数の分割構真柱1A〜1Cを溶接接合するための準備工程としては、図2〜図4に示すように、作業床4の杭孔開口周囲に、高さレベルと上面の水平レベルを調整可能な溶接架台5を据付け、この溶接架台5の上面に、分割構真柱1A〜1Cの上端部の外周面に設けられた複数のエレクションピース6を載置支持可能な井桁状の支持台7を配置する。
図2、図5に示すように、第1番目(柱の最低位となる第1節目)の先行の分割構真柱1Aをそれの上端部に連結した吊下げ治具を介してクローラクレーンCで吊り下げ、溶接架台5の開口部を通して選定された杭孔2内に鉛直姿勢で吊り込み、この先行の分割構真柱1Aの上端側のエレクションピース6を、溶接架台5の上面側の支持台7に載置支持させ、次の鉛直姿勢修正工程に移る。
図6に示すように、第2番目(柱の高位側となる第2節目)の後行の分割構真柱1BをクローラクレーンCで吊り下げ、鉛直姿勢が既に修正されている先行の分割構真柱1Aの上端に対して鉛直方向で対峙(相対向)する位置に、後行の分割構真柱1Bを鉛直姿勢で吊り込み、先行の分割構真柱1Aの上端部と後行の分割構真柱1Bの下端部とを水平方向での位置を合わせた状態で突き合わせる。
図7に示すように、先行の分割構真柱1Aの上端部と後行の分割構真柱1Bの下端部との突合せ部のコーナー部分をアーク溶接により接合したのち、固定治具18を撤去するとともに、エレクションピース6,17を切断除去し、先行の分割構真柱1Aの上端部と後行の分割構真柱1Bの下端部との突合せ部の残りの部分をアーク溶接により接合する。
図8に示すように、後行の分割構真柱1Bをそれの上端部に連結した吊下げ治具を介してクローラクレーンCに吊り下げ支持させたのち、柱姿勢調整手段Aの上側鉛直調整装置A1を構成する複数の水中ジャッキ11及び下側鉛直調整装置A2を構成する複数の水中ジャッキ12をそれぞれ解除作動させる。
図9に示すように、第3番目(柱の最上位となる第3節目)の後行の分割構真柱1Cをそれの上端部に連結した吊下げ治具を介してクローラクレーンCで吊り下げ、鉛直姿勢が既に修正されている先行の一連の分割構真柱1A,1Bの上端に対して鉛直方向で対峙(相対向)する位置に後行の分割構真柱1Cを鉛直姿勢で吊り込み、先行の一連の分割構真柱1A,1Bの上端部と後行の分割構真柱1Cの下端部とを水平方向での位置を合わせた状態で突き合わせる。
図10に示すように、先行の一連の分割構真柱1A,1Bの上端部と後行の分割構真柱1Cの下端部との突合せ部のコーナー部分をアーク溶接により接合したのち、固定治具18を撤去するとともに、エレクションピース6,17を切断除去し、先行の一連の分割構真柱1A,1Bの上端部と後行の分割構真柱1Cの下端部との突合せ部の残りの部分をアーク溶接により接合し、この溶接接合された一連の分割構真柱1A,1B,1Cによって所定長さの構真柱1が完成する。
図11に示すように、選定された杭孔2で作製された所定長さの構真柱1をクローラクレーンCで吊り上げて選定杭孔2外に搬出し、グループ内の第1建て込み順位の杭孔2に吊り下げ搬送して建て込む。
(1)上述の第1実施形態では、先行の単独の分割構真柱1A又は溶接接合された先行の一連の分割構真柱1A,1Bにおける杭孔2内の上側部(上層部)に相当する部位を水平方向に押圧して設定鉛直度に修正する柱姿勢調整手段Aを、杭孔2内の上方側に配備される上側鉛直調整装置A1と杭孔2内の下方側に配備される下側鉛直調整装置A2とから構成したが、この上側鉛直調整装置A1又は下側鉛直調整装置A2のいずれか一方から構成してもよい。
1 構真柱
1A 分割構真柱
1B 分割構真柱
1C 分割構真柱
2 杭孔
11 水中ジャッキ(アクチュエータ)
12 水中ジャッキ(アクチュエータ)
Claims (3)
- 地盤に掘削された杭孔に、構真柱を構成する複数の分割構真柱のうち、柱低位側となる先行の分割構真柱を、それの上端部が地上側に位置する状態で鉛直方向に貫入保持し、この先行の分割構真柱の上方に、柱高位側となる後行の分割構真柱を鉛直姿勢で吊り込み、先行の分割構真柱の上端部と後行の分割構真柱の下端部とを突き合わせた状態で溶接により接合する構真柱の溶接接合工法であって、
前記杭孔に貫入保持されている先行の分割構真柱の鉛直姿勢を設定鉛直度に修正する柱姿勢調整手段を、前記杭孔内に設け、
前記先行の分割構真柱と前記後行の分割構真柱との溶接を行う架台を、地上位置で且つ前記柱姿勢調整手段の設置位置の上方位置に設け、
前記後行の分割構真柱との溶接接合工程前に、前記柱姿勢調整手段によって前記鉛直姿勢の修正を行う鉛直姿勢修正工程が設けられ、
前記柱姿勢調整手段として、前記杭孔内にて上下に離れた位置に設けられた上側鉛直調整装置及び下側鉛直調整装置を備えてあり、
前記上側鉛直調整装置及び前記下側鉛直調整装置は、前記先行の分割構真柱の側面を水平方向に押圧するアクチュエータによって構成してあり、
前記上側鉛直調整装置及び前記下側鉛直調整装置は、平面視において前記先行の分割構真柱の側面に対する押圧方向が異なるように配置してある構真柱の溶接接合工法。 - 前記柱姿勢調整手段が、先行の分割構真柱における杭孔内の上側部に相当する部位を水平方向に押圧可能な複数の水中ジャッキから構成されている請求項1記載の構真柱の溶接接合工法。
- 地盤に掘削されている複数の前記杭孔のうち、一つの選定された杭孔において、複数の分割構真柱を順次溶接接合して所定長さの構真柱を製作し、この製作された構真柱を他の杭孔に順次建て込んだ後、最終建て込み順位の構真柱の分割構真柱を選定杭孔において順次溶接接合してそのまま建て込む設定にしてある請求項1又は2記載の構真柱の溶接接合工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012266568A JP6146853B2 (ja) | 2012-12-05 | 2012-12-05 | 構真柱の溶接接合工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012266568A JP6146853B2 (ja) | 2012-12-05 | 2012-12-05 | 構真柱の溶接接合工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014111868A JP2014111868A (ja) | 2014-06-19 |
JP6146853B2 true JP6146853B2 (ja) | 2017-06-14 |
Family
ID=51169151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012266568A Active JP6146853B2 (ja) | 2012-12-05 | 2012-12-05 | 構真柱の溶接接合工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6146853B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111287087A (zh) * | 2018-12-07 | 2020-06-16 | 上海交通大学 | 高架立柱自动调垂装置 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6428014B2 (ja) * | 2014-07-18 | 2018-11-28 | 株式会社大林組 | 逆打ち支柱の構築方法 |
CN105297731B (zh) * | 2015-10-09 | 2017-04-12 | 中铁二局集团有限公司 | 一种逆作法钢立柱定位装置以及定位方法 |
JP7275793B2 (ja) * | 2019-04-12 | 2023-05-18 | 株式会社大林組 | 位置調整装置及び構真柱の位置調整方法 |
CN112176878A (zh) * | 2020-10-08 | 2021-01-05 | 丁西焘 | 一种桥梁搭建用便于定位的桥墩放置装置及其实施方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5842334B2 (ja) * | 1979-04-28 | 1983-09-19 | 清水建設株式会社 | 鋼管柱の建込装置 |
JP3082153B2 (ja) * | 1992-06-19 | 2000-08-28 | 清水建設株式会社 | 水中ジャッキ取付装置 |
JP3868140B2 (ja) * | 1999-02-18 | 2007-01-17 | 株式会社竹中工務店 | 鋼製杭状物の貫入装置及び貫入方法 |
JP4101282B1 (ja) * | 2007-11-12 | 2008-06-18 | 美和産業株式会社 | 基礎杭建て込み工法 |
-
2012
- 2012-12-05 JP JP2012266568A patent/JP6146853B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111287087A (zh) * | 2018-12-07 | 2020-06-16 | 上海交通大学 | 高架立柱自动调垂装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014111868A (ja) | 2014-06-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6146853B2 (ja) | 構真柱の溶接接合工法 | |
CN105252178B (zh) | 多层环板轴向焊接的同心度控制方法 | |
JP2014137329A (ja) | 建入れ部材の建入れ誤差の測定システム、建入れ部材の建入れ誤差の測定方法、及び逆打ち支柱の建入れ方法 | |
CN109883846B (zh) | 一种基于大桥沉管隧道模型三维加载试验平台及试验方法 | |
CN101838986B (zh) | 一种拆卸工具式格构柱及其施工方法 | |
JP6746482B2 (ja) | 反力架台 | |
CN112580135A (zh) | 一种基于bim应用的钢柱分节吊装方法 | |
JP5786644B2 (ja) | 鋼管の建入れ誤差の測定システム、鋼管の建入れ誤差の測定方法、及び逆打ち支柱の建入れ方法 | |
CN111101496A (zh) | 基于附着式稳桩装置安装深水导管架的施工工艺 | |
JP2006097440A (ja) | 杭柱建込装置 | |
CN214940145U (zh) | 一种钢护筒埋设可调装配式导向定位架 | |
JP6526522B2 (ja) | 圧入装置およびサブチャック付サブチャックフレーム | |
JP5923400B2 (ja) | 構真柱組み立て方法 | |
JP6336773B2 (ja) | 山留めh形鋼杭の接合構造および建込み方法 | |
CN210684486U (zh) | 索塔区梁段支架 | |
CN113026729A (zh) | 一种临时立柱定位装置及临时立柱定位施工方法 | |
CN109868851B (zh) | 一种用于控制风电基础钢管桩的垂直度的测量方法 | |
CN113026740A (zh) | 一种用于吸力桩式工装平台的架体与吸力桩快速对接方法 | |
CN108729448B (zh) | 钢圆筒振沉设备及其制作工艺 | |
KR102620800B1 (ko) | 측량 템플리트를 이용한 해상 자켓 기초구조물의 프리파일링 시공 방법 및 그 측량 템플리트 | |
JP2015048573A (ja) | ライナープレートによる環状壁の位置決め方法 | |
CN106695614B (zh) | 一种用于圆钢竖向调直的装置与方法 | |
CN215669529U (zh) | 一种可与钢支撑快速安装的明挖基坑连续梁 | |
CN212835392U (zh) | 钻孔桩钢护筒埋设定位装置 | |
CN219508568U (zh) | 一种深水稳桩定位架 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150925 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160622 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160818 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170330 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170418 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170512 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6146853 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |