JP6146728B2 - 車両用パーキングロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動源からの駆動力を変速して出力する自動変速機が、車輪に接続するパーキングギヤの回転を拘束可能な油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータの作動を制御する油圧回路とを備える車両用パーキングロック装置に関する。
自動変速機の出力軸の回転を拘束して車両の移動を阻止するパーキングロックを作動させる油圧アクチュエータを備え、エンジンが停止してオイルポンプからの油圧の供給が途絶えた後には、アキュムレータに蓄圧した油圧を油圧アクチュエータに供給してパーキングロックを作動させるものが、下記特許文献1により公知である。
日本特開平4−63750号公報
しかしながら、例えばコンベアで車体を押して移動させながら洗車を行うような場合には、エンジンを停止させた状態でパーキングロックが解除されていることが必要になる。そのためには運転者が自動パーキングロックの作動をキャンセルするスイッチを操作してからエンジンを停止させることにより、アキュムレータに蓄圧された油圧を排出して自動パーキングロックが作動しないように構成すれば良い。
この場合、アキュムレータに蓄圧された油圧を排出するためのソレノイドバルブが必要になるが、自動変速機の油圧回路には元々多数のソレノイドバルブが使用されているため、自動パーキングロックのキャンセルのためにソレノイドバルブの個数が更に増加するのは望ましいことではない。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、自動パーキングロックのキャンセルをソレノイドバルブを追加することなしに可能にすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、駆動源からの駆動力を変速して出力する自動変速機が、車輪に接続するパーキングギヤの回転を拘束可能な油圧アクチュエータと、前記油圧アクチュエータの作動を制御する油圧回路とを備える車両用パーキングロック装置であって、前記油圧回路は、前記油圧アクチュエータをパーキングロック解除位置に駆動すべく該油圧アクチュエータの一端に形成されたアンロック用油室と、前記油圧アクチュエータをパーキングロック作動位置に駆動すべく該油圧アクチュエータの他端に形成されたロック用油室と、ライン圧により蓄圧されるアキュムレータと、前記アンロック用油室にライン圧を供給する第1油路と、前記ロック用油室にライン圧を供給する第2油路と、前記油圧アクチュエータに蓄圧された油圧を前記ロック用油室に供給する第3油路と、前記第2油路に配置された第1ソレノイドバルブと、前記第3油路に配置された第2ソレノイドバルブと、前記アキュムレータをその背室に接続する第4油路と、前記第4油路に配置された切換バルブとを備え前記第1ソレノイドバルブはノーマルクローズ型であり、前記第2ソレノイドバルブはノーマルオープン型であり、前記切換バルブは前記第1ソレノイドバルブが開弁したときに前記アキュムレータを前記背室に連通させることを第1の特徴とする車両用パーキングロック装置が提案される。
また本発明によれば、前記第1の特徴に加えて、前記自動変速機がPレンジ以外のレンジの状態で自動パーキングロックの作動をキャンセルするとき、ノーマルクローズ型の前記第1ソレノイドバルブは励磁して開弁し、ノーマルオープン型の前記第2ソレノイドバルブは励磁して閉弁することを第2の特徴とする車両用パーキングロック装置が提案される。
尚、実施の形態の第1ロック用油室29Aおよび第2ロック用油室29Bは本発明のロック用油室に対応し、実施の形態の第1アンロック用油室30Aおよび第2アンロック用油室30Bは本発明のアンロック用油室に対応し、実施の形態のソレノイドバルブ33Bは本発明の第1ソレノイドバルブに対応し、実施の形態のソレノイドバルブ33Cは本発明の第2ソレノイドバルブに対応し、実施の形態の第2パーキングボールバルブ35は本発明の切換バルブに対応し、実施の形態の油路L2および油路L4は本発明の第1油路に対応し、実施の形態の油路L5は本発明の第2油路に対応し、実施の形態の油路L8は本発明の第3油路に対応し、実施の形態の油路L10は本発明の第4油路に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、駆動源からの駆動力を変速して出力する自動変速機は、車輪に接続するパーキングギヤの回転を拘束可能な油圧アクチュエータと、油圧アクチュエータの作動を制御する油圧回路とを備える。Pレンジ以外のレンジでは、油圧アクチュエータのアンロック用油室にライン圧が供給されることでパーキングロックが作動解除し、同時にアキュムレータにライン圧が蓄圧される。この状態からイグニッションスイッチをオフすると、駆動源が停止してライン圧が消滅するとともに、それまで閉弁していたノーマルオープン型の第2ソレノイドバルブが消磁して開弁することで、アキュムレータに蓄圧された油圧が油圧アクチュエータのロック用油室に供給されて自動パーキングロックが作動する。
Pレンジ以外のレンジで本来は閉弁するノーマルクローズ型の第1ソレノイドバルブを励磁して開弁すると、アキュムレータとその背室とが切換バルブを介して連通するため、アキュムレータに蓄圧された油圧が背室に解放される。よって、その後に駆動源を停止させるべくイグニッションスイッチをオフしてノーマルオープン型の第2ソレノイドバルブが消磁して開弁しても、アキュムレータが解放しているために油圧アクチュエータのロック用油室に油圧が供給されることはなく、自動パーキングロックの作動をキャンセルすることができる。
このように、油圧アクチュエータのロック用油室に油圧を供給するための第1、第2ソレノイドバルブを利用して自動パーキングロックの作動をキャンセルするので、特別のソレノイドバルブの追加が不要になって油圧回路の構造が複雑化することがない。
また本発明の第2の特徴によれば、自動変速機がPレンジ以外のレンジの状態で自動パーキングロックの作動をキャンセルするとき、ノーマルクローズ型の第1ソレノイドバルブは励磁して開弁するので、アキュムレータに蓄圧した油圧を切換バルブを介して解放することができ、またノーマルオープン型の第2ソレノイドバルブは励磁して閉弁するので、油圧アクチュエータのロック用油室にライン圧が作用するのを阻止して油圧アクチュエータをアンロック状態に保持することができる。
図1はパーキングロック装置の構造を示す図である。(第1の実施の形態) 図2はパーキングロック装置の油圧回路図である。(第1の実施の形態) 図3はPレンジ以外のレンジでの油圧回路図(パーキングロック解除状態)である。(第1の実施の形態) 図4はPレンジでの油圧回路図(パーキングロック作動状態)である。(第1の実施の形態) 図5はエンジンOFF時の油圧回路図(自動パーキングロック作動状態)である。(第1の実施の形態) 図6は自動パーキングロックのキャンセルスイッチON時の油圧回路図(アキュムレータ解放状態)である。(第1の実施の形態)
12 パーキングギヤ
25 油圧アクチュエータ
29A 第1ロック用油室(ロック用油室)
29B 第2ロック用油室(ロック用油室)
30A 第1アンロック用油室(アンロック用油室)
30B 第2アンロック用油室(アンロック用油室)
31 油圧回路
33B ソレノイドバルブ(第1ソレノイドバルブ)
33C ソレノイドバルブ(第2ソレノイドバルブ)
35 第2パーキングボールバルブ(切換弁)
37 アキュムレータ
37a 背室
L2 油路(第1油路)
L4 油路(第1油路)
L5 油路(第2油路)
L8 油路(第3油路)
L10 油路(第4油路)
以下、図1〜図6に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態
先ず、図1に基づいてパーキングロック装置の構造を説明する。
自動変速機の変速軸11にパーキングギヤ12が固定されており、支軸13に枢支されたパーキングポール14の一端に設けた係止爪14aが、パーキングギヤ12の歯溝12a…から離脱する方向にスプリング15で付勢される。支軸16に枢支されたディテントプレート17にパーキングロッド18の一端がピン19で枢支されており、パーキングロッド18の他端に設けたコーン状のカム20がパーキングポール14の他端に設けたカムフォロア14bに当接する。揺動可能なアーム21の一端に設けられたディテントローラ22が、ディテントプレート17の2個の凹部17a,17bの何れか一方に係合する方向にスプリング23により付勢される。支軸16に枢支されてディテントプレート17と一体に揺動するリンク24が、油圧アクチュエータ25に接続される。
油圧アクチュエータ25は、シリンダ26に摺動自在に嵌合するピストン27を備え、ピストン27にリンク24がピン28を介して接続される。シリンダ26の左端側には、ピストン27をパーキングロックが作動する方向(右向き)に駆動するための第1ロック用油室29Aおよび第2ロック用油室29Bが形成され、シリンダ26の右端側には、ピストン27をパーキングロックが解除する方向(左向き)に駆動するための第1アンロック用油室30Aおよび第2アンロック用油室30Bが形成される。
第1ロック用油室29Aおよび第2ロック用油室29Bに油圧が供給されるとピストン27が右動し、そのピストン27の動きがリンク24、ディテントプレート17、パーキングロッド18およびカム20を介してパーキングポール14のカムフォロア14bを押し上げ、パーキングポール14がスプリング15の弾発力に抗して揺動して係止爪14aをパーキングギヤ12の歯溝12aの一つに係合させることで、パーキングロックが作動して車両の移動が抑制される。パーキングロックの作動状態では、ディテントプレート17の凹部17bにディテントローラ22が係合し、その状態が安定的に維持される。
一方、第1アンロック用油室30Aおよび第2アンロック用油室30Bに油圧が供給されると、ピストン27が左動し、パーキングポール14の係止爪14aがパーキングギヤ12の歯溝12aから離脱することで、パーキングロックが解除されて車両の移動が可能になる。パーキングロックの解除状態では、ディテントプレート17の凹部17aにディテントローラ22が係合し、その状態が安定的に維持される。
次に、図2に基づいて油圧アクチュエータ25の作動を制御する油圧回路31を説明する。
油圧回路31は、図示せぬ油圧ポンプからライン圧が供給される油路L1から分岐して油圧アクチュエータ25の第1アンロック用油室30Aに接続する油路L2に第1パーキングインヒビットバルブ32が介装されており、油路L1から分岐して第1パーキングインヒビットバルブ32に接続する油路L3にオン/オフ型のソレノイドバルブ33Aが介装される。ソレノイドバルブ33Aはノーマルクローズ型であって、消磁により閉弁すると第1パーキングインヒビットバルブ32のスプールが左動し、油圧アクチュエータ25をアンロック位置に駆動すべく第1アンロック用油室30Aにライン圧を供給する。
油路L1から分岐して油圧アクチュエータ25の第2アンロック用油室30Bに接続する油路L4に第2パーキングインヒビットバルブ34が介装されており、第2パーキングインヒビットバルブ34には自動変速機のクラッチ圧が供給される。クラッチ圧は自動変速機がDレンジ(ドライブレンジ)およびRレンジ(リバースレンジ)にあるときに立ち上がり、これにより第2パーキングインヒビットバルブ34のスプールが左動し、油圧アクチュエータ25をアンロック位置に駆動すべく第2アンロック用油室30Bにライン圧を供給する。
またクラッチ圧は自動変速機がNレンジ(ニュートラルレンジ)およびPレンジ(パーキングレンジ)にあるときには立ち上がらず、この場合には第2パーキングインヒビットバルブ34のスプールが右動し、油圧アクチュエータ25の第2アンロック用油室30Bへのライン圧の供給が遮断される。
油路L1から分岐して油圧アクチュエータ25の第1ロック用油室29Aに接続する油路L5に第2パーキングボールバルブ35が介装されており、油路L1から分岐して第2パーキングボールバルブ35に接続する油路L6にオン/オフ型のソレノイドバルブ33Bが介装される。ソレノイドバルブ33Bはノーマルクローズ型であって、励磁により開弁すると第2パーキングボールバルブ35のスプールが左動し、油圧アクチュエータ25をロック位置に駆動すべく第1ロック用油室29Aにライン圧を供給する。
油路L1にチェックバルブ36を介して接続された油路L7にアキュムレータ37が接続される。油路L7から分岐して油圧アクチュエータ25の第2ロック用油室29Bに接続する油路L8に第1パーキングボールバルブ38が介装されており、油路L7から分岐して第1パーキングボールバルブ38に接続する油路L9にオン/オフ型のソレノイドバルブ33Cが介装される。ソレノイドバルブ33Cはノーマルオープン型であって、消磁により開弁すると第1パーキングボールバルブ38のスプールが左動し、油圧アクチュエータ25をロック位置に駆動すべく第2ロック用油室29Bにライン圧あるいはアキュムレータ37に蓄圧された油圧を供給する。
油路L7から分岐してアキュムレータ37の背室37aに接続する油路L10に前記第2パーキングボールバルブ35が介装されており、ソレノイドバルブ33Bが開弁して第2パーキングボールバルブ35のスプールが左動すると、アキュムレータ37がその背室37aに接続する。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
図3に示すように、エンジンを運転した状態でシフトレバーがPレンジ以外のレンジのうちのNレンジにあるとき、エンジンにより駆動される油圧ポンプにより発生したライン圧が油路L1から油路L2、油路L3、油路L4、油路L5および油路L6に伝達され、更に油路L1のライン圧はチェックバルブ36を通過して油路L7、油路L8、油路L9および油路L10に伝達される。
このとき、ノーマルクローズ型のソレノイドバルブ33Aが消磁して閉弁することで、第1パーキングインヒビットバルブ32のスプールが左動し、油路L2を介して油圧アクチュエータ25の第1アンロック用油室30Aにライン圧が供給される。またNレンジではクラッチ圧が消滅するため、第2パーキングインヒビットバルブ34のスプールが右動し、油圧アクチュエータ25の第2アンロック用油室30Bへのライン圧の供給が遮断される。
一方、ノーマルクローズ型のソレノイドバルブ33Bが消磁して閉弁することで、第2パーキングボールバルブ35のスプールが右動し、油路L5が遮断されて油圧アクチュエータ25の第1ロック用油室29Aにライン圧が供給されなくなり、かつ油路L7が遮断されてアキュムレータ37の背室37aにライン圧が供給されなくなるため、アキュムレータ37がライン圧で蓄圧される。またノーマルオープン型がソレノイドバルブ33Cが励磁して閉弁することで、第1パーキングボールバルブ38が閉弁して油路L8が遮断されるため、油圧アクチュエータ25の第2ロック用油室29Bにライン圧が供給されなくなる。
以上のように、Nレンジでは、油圧アクチュエータ25の第1アンロック用油室30Aにライン圧が供給され、第1ロック用油室29Aおよび第2ロック用油室29Bにライン圧が供給されないため、油圧アクチュエータ25はアンロック状態になってパーキングロックが作動解除し、かつアキュムレータ37は蓄圧状態になる。
図4に示すように、エンジンを運転した状態でシフトレバーがPレンジにあるとき、Pレンジ以外のレンジにあるときとは逆に、ソレノイドバルブ33Aが励磁して開弁し、ソレノイドバルブ33Bが励磁して開弁し、ソレノイドバルブ33Cが消磁して開弁する。
ソレノイドバルブ33Aの開弁により、第1パーキングインヒビットバルブ32のスプールが右動し、油路L2が遮断されて油圧アクチュエータ25の第1アンロック用油室30Aにライン圧が供給されなくなるとともに、第2パーキングインヒビットバルブ34にクラッチ圧が供給されなくなってスプールが右動し、油路L4が遮断されて油圧アクチュエータ25の第2アンロック用油室30Bにライン圧が供給されなくなる。
一方、ソレノイドバルブ33Bが開弁することで、第2パーキングボールバルブ35のスプールが左動し、油路L5を介して油圧アクチュエータ25の第1ロック用油室29Aにライン圧が供給され、かつアキュムレータ37とその背室37aとを接続するL10が第2パーキングボールバルブ35を介して連通するため、アキュムレータ37に蓄圧された油圧が背室37aに解放される。またソレノイドバルブ33Cが消磁して開弁することで第1パーキングボールバルブ38が開弁し、油圧アクチュエータ25の第2ロック用油室29Bにライン圧が供給される。
以上のように、Pレンジでは、油圧アクチュエータ25の第1ロック用油室29Aおよび第2ロック用油室29Bにライン圧が供給され、第1アンロック用油室30Aおよび第2アンロック用油室30Bにライン圧が供給されないため、油圧アクチュエータ25はロック状態になってパーキングロックが作動し、かつアキュムレータ37は解放状態になる。
さて、図3に示すPレンジ以外のレンジで運転者がイグニッションスイッチをオフしてエンジンを停止させたとき、車両の意図せぬ移動を防止するために自動パーキングロックが作動する。エンジンの停止により油圧ポンプが停止してライン圧やクラッチ圧が消滅するため、自動パーキングロックはアキュムレータ37に蓄圧された油圧を用いて実行される。
即ち、図5に示すように、イグニッションスイッチをオフしたことで、ノーマルクローズ型のソレノイドバルブ33Aは消磁して閉弁し、ノーマルクローズ型のソレノイドバルブ33Bは消磁して閉弁し、ノーマルオープン型のソレノイドバルブ33Cは消磁して開弁する。
ソレノイドバルブ33Cの開弁により第1パーキングボールバルブ38が開弁して油路L8を連通させるため、アキュムレータ37に蓄圧された油圧が第1パーキングボールバルブ38を介して油圧アクチュエータ25の第2ロック用油室29Bに供給される。一方、ソレノイドバルブ33Aの閉弁により第1パーキングインヒビットバルブ32のスプールが右動し、油圧アクチュエータ25の第1アンロック用油室30Aの油圧が第1パーキングインヒビットバルブ32を介してドレンされるとともに、クラッチ圧の消滅により第2パーキングインヒビットバルブ34のスプールが右動し、油圧アクチュエータ25の第2アンロック用油室30Bの油圧が第2パーキングインヒビットバルブ34を介してドレンされる。その結果、第2ロック用油室29Bに供給されたアキュムレータ37の油圧で油圧アクチュエータ25はロック状態になり、自動パーキングロックが作動する。
ところで、例えばコンベアで車体を押して移動させながら洗車を行うような場合には、エンジンを停止させた状態でパーキングロックが解除されていることが必要になる。本実施の形態では、シフトレバーをPレンジ以外のレンジに投入した状態でイグニッションスイッチをオフしてエンジンを停止させると、図5で説明したように、アキュムレータ37に蓄圧した油圧で自動パーキングロックが作動するが、エンジンを停止させる前に自動パーキングロックのキャンセルスイッチ(不図示)をオンすることで、自動パーキングロックの作動を禁止して洗車等を支障なく行うことができる。
即ち、シフトレバーをPレンジ以外のレンジのうちのNレンジに投入した状態(図3参照)で自動パーキングロックのキャンセルスイッチをオンすると、図6に示すように、ノーマルクローズ型のソレノイドバルブ33Bが励磁して開弁することで、第2パーキングボールバルブ35が開弁してアキュムレータ37が第2パーキングボールバルブ35を介して背室37aに連通し、アキュムレータ37に蓄圧された油圧が解放される。このとき、第2パーキングボールバルブ35のスプールの左動により油路L5が連通し、油圧アクチュエータ25の第1ロック用油室29Aにライン圧が供給されるが、第1アンロック用油室30Aに供給される油圧による左向きの押圧力が第1ロック用油室29Aに供給される油圧による右向きの押圧力に勝るため、油圧アクチュエータ25がロック状態に移行することはない。
以上のように、キャンセルスイッチをオンするとアキュムレータ37に蓄圧されていた油圧が解放されるので、その後にイグニッションスイッチをオフしても自動パーキングロックが作動することはない。しかも油圧アクチュエータ25の第1ロック用油室29Aおよび第2ロック用油室29Bに油圧を供給するためのソレノイドバルブ33Bおよびソレノイドバルブ33Cを利用して自動パーキングロックの作動をキャンセルすることができるので、油圧回路31の構造が複雑化することがない。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では油路L10を第2パーキングボールバルブ35を介して間接的に連通・遮断しているが、それをソレノイドバルブ33Bで間接的に連通・遮断しても良い。
また実施の形態では油路L8を第1パーキングボールバルブ38を介して間接的に連通・遮断しているが、それをソレノイドバルブ33Cで間接的に連通・遮断しても良い。

Claims (2)

  1. 駆動源からの駆動力を変速して出力する自動変速機が、車輪に接続するパーキングギヤ(12)の回転を拘束可能な油圧アクチュエータ(25)と、前記油圧アクチュエータ(25)の作動を制御する油圧回路(31)とを備える車両用パーキングロック装置であって、
    前記油圧回路(31)は、
    前記油圧アクチュエータ(25)をパーキングロック解除位置に駆動すべく該油圧アクチュエータ(25)の一端に形成されたアンロック用油室(30A,30B)と、
    前記油圧アクチュエータ(25)をパーキングロック作動位置に駆動すべく該油圧アクチュエータ(25)の他端に形成されたロック用油室(29A,29B)と、
    ライン圧により蓄圧されるアキュムレータ(37)と、
    前記アンロック用油室(30A,30B)にライン圧を供給する第1油路(L2,L4)と、
    前記ロック用油室(29A)にライン圧を供給する第2油路(L5)と、
    前記油圧アクチュエータ(25)に蓄圧された油圧を前記ロック用油室(29B)に供給する第3油路(L8)と、
    前記第2油路(L5)に配置された第1ソレノイドバルブ(33B)と、
    前記第3油路(L8)に配置された第2ソレノイドバルブ(33C)と、
    前記アキュムレータ(37)をその背室(37a)に接続する第4油路(L10)と、 前記第4油路(L10)に配置された切換バルブ(35)とを備え、
    前記第1ソレノイドバルブ(33B)はノーマルクローズ型であり、前記第2ソレノイドバルブ(33C)はノーマルオープン型であり、前記切換バルブ(35)は前記第1ソレノイドバルブ(33B)が開弁したときに前記アキュムレータ(37)を前記背室(37a)に連通させることを特徴とする車両用パーキングロック装置。
  2. 前記自動変速機がPレンジ以外のレンジの状態で自動パーキングロックの作動をキャンセルするとき、ノーマルクローズ型の前記第1ソレノイドバルブ(33B)は励磁して開弁し、ノーマルオープン型の前記第2ソレノイドバルブ(33C)は励磁して閉弁することを特徴とする、請求項1に記載の車両用パーキングロック装置。
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