JP6146317B2 - 燃料ガスタンク搭載装置 - Google Patents
燃料ガスタンク搭載装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6146317B2 JP6146317B2 JP2014004116A JP2014004116A JP6146317B2 JP 6146317 B2 JP6146317 B2 JP 6146317B2 JP 2014004116 A JP2014004116 A JP 2014004116A JP 2014004116 A JP2014004116 A JP 2014004116A JP 6146317 B2 JP6146317 B2 JP 6146317B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel gas
- tank
- filling
- capacity
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
特許文献1に記載のタンク搭載装置では、充填時において温度上昇の最も小さい第1のタンクの温度情報に基づいてその充填率が算出され、この充填率を基に複数のタンクの充填が制御される。
タンクの充填率は、タンクの温度と充填されるガスの圧力で決まり、タンクの温度が低いほど高く、ガスの圧力が高いほど高い。従って、放熱性が最も良い第1のタンクの充填率が最も早く高くなる(段落0031)。そこで、特許文献1に記載のタンク搭載装置では、放熱性の最も良い第1のタンクの充填率を監視し、その充填率が100%となった時点で充填を完了する(段落0030)。
ここで、放熱性が最も良い第1のタンクの容量が最も小さい場合、他のタンクの充填率の目減り分が大きく、トータルの充填量が減少する。
たとえば、容量5kgのタンクAと容量1kgのタンクBとを例として、説明する。充填終了時のタンクAとタンクBとの温度差を20℃とする。この温度差による充填率の目減りを5%とする。
タンクAが放熱性が最も良い第1のタンクである場合、充填終了時のタンクA、Bのトータルの充填量は、5+1×0.95=5.95kgとなる。
タンクBが放熱性が最も良い第1のタンクである場合、充填終了時のタンクA、Bのトータルの充填量は、1+5×0.95=5.75kgとなる。
タンクAとタンクBとの充填終了時の温度差が同じ条件であれば、容量の小さいタンクが目減りする方が、トータルの充填量を多くできる。
容量の異なる複数の燃料ガスタンクを備えた燃料ガスタンク搭載装置であって、
燃料ガスの使用時には、前記複数の燃料ガスタンクのうち容量の最も大きい最大容量タンクの温度が最も低くなるように、前記複数の燃料ガスタンクにおける前記燃料ガスの使用量をそれぞれ制御し、前記燃料ガスの充填時には、少なくとも前記最大容量タンクの温度に基づいて算出された当該最大容量タンクの充填率に基づいて、前記複数の燃料ガスタンクへの前記燃料ガスの充填を制御する制御装置を備えたものである。
図1を参照して、本発明に係る一実施形態の燃料ガスタンク搭載装置の構成について説明する。図1は、燃料ガス充填装置2から燃料ガスタンク搭載装置1に燃料ガスを充填している様子を示している。
燃料ガスタンク搭載装置1としては、燃料電池車等が挙げられる。
燃料ガス充填装置2としては、水素ガスステーション等が挙げられる。
図示する例では、容量の異なる複数の燃料ガスタンクとして、相対的に容量の大きい大容量タンク10と、相対的に容量の小さい小容量タンク20とを備えている。
ここでは、大容量タンク10が最大容量タンクである。
燃料ガス充填口30に燃料ガス流路41が接続されている。燃料ガス流路41は燃料ガス流路42と燃料ガス流路43とに分岐され、それぞれ大容量タンク10、小容量タンク20に接続されている。
大容量タンク10には、燃料ガスの使用時にタンクから流出する燃料ガスが流下する燃料ガス流路44が接続されている。同様に、小容量タンク20には、燃料ガスの使用時にタンクから流出する燃料ガスが流下する燃料ガス流路45が接続されている。燃料ガス流路44、45は燃料ガス流路46に合流接続されている。
燃料ガス流路44、45の合流点には、燃料ガスの使用時に、大容量タンク10、小容量タンク20、および燃料ガス流路44〜46内の燃料ガスの圧力を測定する圧力計P1が設けられている。
制御装置50には、燃料ガスの充填時において、温度測定手段T1、T2、および圧力計P1の測定データが提供される。
制御装置50にはまた、燃料ガスの使用時において、温度測定手段T1、T2、および圧力計P2の測定データが提供される。
制御装置50はこれらデータに基づいて、大容量タンク10、小容量タンク20のバルブ主止弁11、22の開閉を制御し、燃料ガスの充填と使用を制御する。
制御装置50には、燃料ガス充填装置2に充填制御情報を送信する赤外線送信機60が接続されている。制御装置50は、赤外線送信機60を用いた赤外線通信によって、燃料ガス充填装置2からの燃料ガスの供給と停止を制御する。
この例では、大容量タンク10および小容量タンク20のうち、小容量タンク20の方が放熱性が良く、温度上昇が小さい。タンクの充填率は、タンク温度と充填されるガスの圧力で決まり、タンク温度が低いほど高く、ガス圧力が高いほど高い。したがって、特段の工夫をしなければ、小容量タンク20の充填速度が最も速くなる。
「背景技術」の項に挙げた特許文献1では、小容量タンク20が所望値になった時点で充填を完了する。小容量タンク20の充填終了時の大容量タンク10と小容量タンク20との温度差をΔTとすると、大容量タンク10の充填率は、充填終了時のタンク温度差ΔT分、目減りする。そして、「発明が解決しようとする課題」の項で述べたように、容量の大きいタンクが目減りする方がトータルの充填率は低下する。
制御装置50は、図2に示したデータを基に、燃料ガスの使用時に、上記条件となるように、バルブ主止弁11、21の開閉を制御して、複数の燃料ガスタンクにおける燃料ガスの使用量をそれぞれ制御する。
燃料ガス使用時の使用時間とタンク温度との関係の例を図3に示す。
図3に示すように、好ましくは、制御装置50は、燃料ガス使用時において、大容量タンク10の温度が、小容量タンク20の温度より上記温度差ΔTだけ低くなるように、制御する。
そこで、ガスタンク搭載装置1の制御装置50は、燃料ガスの充填時には、最大容量タンク(本実施形態では、大容量タンク10)の温度に基づいて算出された最大容量タンクの充填率に基づいて、複数の燃料ガスタンクへの燃料ガスの充填を制御する。
制御装置50は、大容量タンク10の充填率が所望値(100%またはそれに近い値)となった時点で充填を終了するよう制御する。制御装置50は、大容量タンク10の充填率が所望値となったと判断したとき、バルブ主止弁11、21を閉じ、燃料ガス充填装置2にもその情報を送信して、燃料ガス充填装置2からの燃料ガスの充填を停止させる。
なお、制御装置50は必要に応じて、最大容量タンクの温度だけでなく、他のタンクの温度と充填率を考慮することができる。
本発明はまた、3以上の燃料ガスタンクを備えた燃料ガスタンク搭載装置にも適用可能である。
2 燃料ガス充填装置
10 大容量タンク
11 バルブ主止弁
20 小容量タンク
21 バルブ主止弁
30 燃料ガス充填口
41〜46 燃料ガス流路
50 制御装置
60 赤外線送信機
71 燃料ガス貯蔵部
72 接続部
73 燃料ガス流路
74 赤外線受信機
P1、P2 圧力計
T1、T2 温度測定手段
Claims (1)
- 容量の異なる複数の燃料ガスタンクを備えた燃料ガスタンク搭載装置であって、
前記複数の燃料ガスタンクのタンク温度を測定する温度測定手段と、
燃料ガス充填装置に接続されていない燃料ガスの使用時には、前記複数の燃料ガスタンクのうち容量の最も大きい最大容量タンクの温度が最も低くなるように、前記複数の燃料ガスタンクにおける前記燃料ガスの使用量をそれぞれ制御し、燃料ガス充填装置に接続されている前記燃料ガスの充填時には、少なくとも前記最大容量タンクの充填開始時の温度に基づいて算出された当該最大容量タンクの充填率に基づいて、前記複数の燃料ガスタンクへの前記燃料ガスの充填を制御する制御装置を備えた、燃料ガスタンク搭載装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014004116A JP6146317B2 (ja) | 2014-01-14 | 2014-01-14 | 燃料ガスタンク搭載装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014004116A JP6146317B2 (ja) | 2014-01-14 | 2014-01-14 | 燃料ガスタンク搭載装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015132329A JP2015132329A (ja) | 2015-07-23 |
JP6146317B2 true JP6146317B2 (ja) | 2017-06-14 |
Family
ID=53899686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014004116A Active JP6146317B2 (ja) | 2014-01-14 | 2014-01-14 | 燃料ガスタンク搭載装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6146317B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6571151B2 (ja) * | 2017-11-30 | 2019-09-04 | 株式会社宮入バルブ製作所 | Lpガス簡易充填装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004011654A (ja) * | 2002-06-03 | 2004-01-15 | Nissan Motor Co Ltd | 水素ガスの充填装置 |
JP2004084808A (ja) * | 2002-08-27 | 2004-03-18 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用水素ガス供給装置 |
US8534327B2 (en) * | 2009-11-16 | 2013-09-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Gas charging apparatus and gas charging method |
JP2011236930A (ja) * | 2010-05-06 | 2011-11-24 | Toyota Motor Corp | 水素充填システム |
DE112010005543B4 (de) * | 2010-05-06 | 2019-01-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | System für Wasserstoff-Beladung |
-
2014
- 2014-01-14 JP JP2014004116A patent/JP6146317B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015132329A (ja) | 2015-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2011099850A5 (ja) | ||
EP2853839A1 (en) | Hot water supply system and control method thereof | |
JP2007092927A (ja) | ガス供給装置 | |
CN104797877A (zh) | 用于给罐充装液化气的方法和设备 | |
JP5387846B2 (ja) | ガスステーション及びガス充填システム | |
JP6146317B2 (ja) | 燃料ガスタンク搭載装置 | |
JP5716344B2 (ja) | ガス充填システム、ガス充填方法、ガス充填装置およびタンク搭載装置 | |
JP2013253672A (ja) | 高圧ガスシステム | |
JP2013253672A5 (ja) | ||
JP2015169262A (ja) | 燃料ガス充填システム、制御装置、燃料ガス充填方法、制御方法及びコンピュータプログラム | |
JP6561746B2 (ja) | ガス充填システム | |
JP2010001919A (ja) | ガス充填方法及びガス充填装置 | |
JP6324120B2 (ja) | ガス充填装置 | |
JP2016161071A (ja) | 水素充填システム | |
CN103868243A (zh) | 热水系统的水温控制方法和热水系统 | |
JP2015183727A (ja) | ガス充填装置 | |
JP6196659B2 (ja) | 水素ガス充填システム及び水素ガス充填方法 | |
CN103419937A (zh) | 用于操作飞机冷却系统的方法和飞机冷却系统 | |
JP2017133624A (ja) | 燃料ガス充填装置及び燃料ガス充填方法 | |
KR101446015B1 (ko) | 급액 장치 | |
JP2019071183A (ja) | 燃料電池システム | |
JP6790996B2 (ja) | タンク搭載装置 | |
EP2921789B1 (en) | Hot-water supply system and method of controlling the same | |
CN207515032U (zh) | 一种供热系统 | |
JP2012042090A (ja) | 貯湯式給湯装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160315 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170309 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170418 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170501 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6146317 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |