JP6324120B2 - ガス充填装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス充填装置に関する。
水素ガス或いはCNG(圧縮天然ガス)などの圧縮燃料ガスを被充填タンクに充填するガス充填装置においては、圧縮されたガス温度の上昇を抑制するため、冷却器(熱交換器)を燃料供給経路に設け、当該ガス充填経路を流れるガスを冷却しながらガス充填を行っている(例えば、特許文献1参照)。
圧縮燃料ガスを冷却する冷却器としては、例えば圧縮燃料ガスが供給される多数の微細な被冷却流路が並行に形成された第1層と、圧縮燃料ガスを冷却するための多数の微細な冷媒流路が並行に形成された第2層とが交互に積層され、複数の各層が一体構造とされた複数の一体型積層構造熱交換器が検討されている。また、圧縮燃料ガスを冷却する一体型積層構造熱交換器を複数設け、一体型積層構造熱交換器の稼働数を切り替えることでガスの温度を調整することが可能になる。
特開2012−47234号公報
しかしながら、上記のような一体型積層構造熱交換器を用いて圧縮燃料ガスを冷却する場合、多数の微細な冷媒流路に所定流量の冷媒を供給する構成であるので、冷却効率を高めるために、冷媒の供給量を増大させると、微細な冷媒流路における圧力損失が大きくなるという問題があった。また、微細な冷媒流路を流れる冷媒の流量を所定流量以上に増大させて冷却効率を高める場合、圧力損失以上に冷媒を加圧することになり、ポンプの容量(能力)がより大型化するといった問題が生じる。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、上記課題を解決したガス充填装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
本発明は、ガス供給系統を介して供給される圧縮燃料ガスを被充填タンクに充填するノズルと、
前記ガス供給系統に設けられ、前記ノズルによって充填されるガスを冷却するための熱交換器と
記熱交換器を含む前記ガス供給系統に設けられた各機器を制御して前記被充填タンクへのガス充填を制御する制御手段と、
を備えたガス充填装置であって、
前記熱交換器と冷媒用管路により接続され、当該熱交換器に冷媒を圧送するポンプを備え、
前記熱交換器は、圧縮燃料ガスが供給される多数の微細な被冷却流路が並行に形成された第1層と、前記圧縮燃料ガスを冷却するための多数の微細な冷媒流路が並行に形成された第2層とが交互に積層され、複数の各層が一体構造とされた複数の一体型積層構造熱交換器を有し、
前記複数の一体型積層構造熱交換器のそれぞれは、前記冷媒用管路により前記ポンプに対して並列に接続されてなることを特徴とする。

本発明によれば、複数の一体型積層構造熱交換器に形成された各冷媒流路を、ポンプに対して並列に接続するため、ポンプ容量を大型化せずに複数の一体型積層構造熱交換器の各冷媒流路に順次供給することが可能になり、圧力損失による冷媒の流量低下を抑制し、その分被冷却流路を流れる圧縮燃料ガスを効率良く冷却することが可能になる。
本発明に係るガス充填装置の一実施形態を示す図である。 一体型積層構造熱交換器の構成例を示す図である。 本発明に係るガス充填装置の制御部が実行する制御処理1を説明するためのフローチャートである。 本発明に係るガス充填装置の制御部が実行する制御処理2を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
〔ガス充填装置の構成〕
図1は本発明によるガス充填装置の一実施例の概略構成を示す図である。図1に示されるように、ガス充填装置10は、ディスペンサユニット20と、冷却装置30と、蓄ガス器40と、コンプレッサ50とを有する。
ディスペンサユニット20は、例えば、水素ガスなどの圧縮燃料ガスを充填するように構成されており、蓄ガス器40に連通されたガス供給系統60と、車両70に搭載された被充填タンク72に接続されるノズル80とを有する。ガス供給系統60には、一端が蓄ガス器40に連通され、他端がノズル80のホース82に接続されたガス供給管路61に各機器が配されている。従って、ノズル80が車両70の被充填タンク72に接続された後、ガス供給管路61の各弁及び冷却装置30に設けられた各弁が開閉制御されることにより、コンプレッサ50により蓄ガス器40に蓄圧された圧縮燃料ガスが被充填タンク72に充填される。
ガス供給管路61には、入口側開閉弁62と、流量計63と、調節弁64と、圧力センサPTと、出口側開閉弁66と、温度センサ(温度検出手段)TTとが配されている。また、出口側開閉弁66の上流側と下流側から分岐された分岐管路67、68は、冷却装置30に接続されており、各分岐管路67、68には第1〜第4開閉弁69a〜69dが設けられている。なお、冷却装置30を構成する各機器のうち、第1熱交換器30A、第2熱交換器30B、第3開閉弁69c、及び、第4開閉弁69dはディスペンサユニット20に内蔵されている。
各開閉弁62、66、69a〜69d及び調節弁64は、それぞれ電磁弁であり、制御部90からの制御信号によって開弁状態または閉弁状態に切り替わる。温度センサTTは、第2開閉弁96b及び出口側開閉弁66の下流に設けられ、ノズル80に供給されるガス温度を測定し、当該ガス測定温度の測定値を示す温度測定信号を制御部90に出力する。
冷却装置30は、一体型積層構造熱交換器により形成された複数の熱交換器を有し、本実施形態においては第1熱交換器30Aと、第2熱交換器30Bとが並列に接続されている。第1熱交換器30A及び第2熱交換器30Bは、それぞれ一体型積層構造熱交換器と呼ばれる熱交換器であり、分岐管路67、68に並列に接続される多数のガス流路を有する。尚、多数のガス流路の構成の詳細については、後述する。
また、冷却装置30は、冷媒用ポンプ32と、冷媒冷却器34と、冷媒用管路36とを有する。冷媒用管路36は、冷媒用ポンプ32の吐出口に接続された第1冷媒供給管路36Aと、第1冷媒供給管路36Aから分岐し第1熱交換器30Aに冷媒を供給する第2冷媒供給管路36Bと、第1冷媒供給管路36Aから分岐し第2熱交換器30Bに冷媒を供給する第3冷媒供給管路36Cと、冷媒冷却器34の流入口に接続された第4冷媒供給管路36Dとを有する。また、第3冷媒供給管路36Cには、冷媒用ポンプ32により圧送された冷媒の供給を切り替える第4開閉弁69dが設けられている。
また、第1熱交換器30A及び第2熱交換器30Bは、第2冷媒供給管路36B、第3冷媒供給管路36Cと接続される多数の冷媒流路を有する。尚、多数の冷媒流路の構成の詳細については、後述する。
流量計63は、例えば、コリオリ式質量流量計からなり、ガス供給管路61を流れる圧縮燃料ガスの流量を計測し、その流量計測信号を制御部90に出力する。また、圧力センサPTは、ガス供給管路61を流れる圧縮燃料ガスの圧力を検出し、そのときの圧力検出信号を制御部90に出力する。
調節弁64は、ガス供給管路61を流れる圧縮燃料ガスの圧力、流量を調節するように構成されており、制御部90からの制御信号に応じて弁開度を制御される。また、制御部90では、ノズル80が車両70の被充填タンク72に接続された後に、充填開始スイッチ94がオンに操作されると、入口側開閉弁62を開弁させると共に、調節弁64を徐々に開いて蓄ガス器40に蓄圧された圧縮燃料ガスが被充填タンク72に充填開始される。尚、ガス充填制御においては、出口側開閉弁66が閉弁されており、入口側開閉弁62及び調節弁64が開弁されると共に、圧縮燃料ガスは、流量計63により流量を計測され、第1〜第4開閉弁69a〜69dの開弁により第1熱交換器30A及び第2熱交換器30Bで冷却された後、ホース82、ノズル80に供給される。
制御部90は、被充填タンク72の圧力が予め設定された目標圧力に達した場合、あるいは充填停止スイッチ96がオンに操作されると、全ての弁を閉止して被充填タンク72へのガス充填を停止する。また、制御部90は、ノズル80を介して被充填タンク72へガスを充填する際に、温度センサTTにより検出されたガス温度に基づいて第3、第4開閉弁69c、69dを開弁又は閉弁させて第1、第2熱交換器30A、30Bの2台又は第1熱交換器30Aのみの1台で圧縮燃料ガスを効率良く冷却する制御プログラムを実行する制御手段を有する。また、制御部90は、圧力センサPTにより測定された圧力が予め設定された目標圧力に達した場合、あるいは充填停止スイッチ96がオンに操作された場合には、ガス充填制御処理を終了する。
尚、制御部90のメモリ(記憶手段)98には、タンク初期圧力に基づいて被充填タンク72の残量を演算する制御プログラム、被充填タンク72への充填圧力または充填流量が一定の割合(上昇率)で上昇するように調節弁64の弁開度を制御する制御プログラム、被充填タンク72に充填されるガス温度に基づいて冷却装置30の第1、第2熱交換器30A、30Bの使用数を切り替える制御プログラムなどの各種制御プログラムが格納されている。
〔熱交換器30A、30Bの構成〕
図2は一体型積層構造熱交換器の構成例を示す図である。図2(A)(B)に示されるように、熱交換器30A、30Bは、それぞれ一体型積層構造熱交換器であり、同一構成である。ここでは、第1熱交換器30Aの構成について説明し、第2熱交換器30Bの説明は省略する。
第1熱交換器30Aは、Y方向に延在する多数の冷媒流路101と、X方向に延在する多数のガス流路(被冷却流路)103とを有する。多数の冷媒流路101は、両端部が第1熱交換器30の前面、後面に開口しており、多数のガス流路103は、両端部が第1熱交換器30Aの左右側面に開口する。また、各流路101、103は、微細な孔寸法(例えば0.5mm程度)に形成されているので、流路内における圧力損失が高い。しかしながら、熱交換器30A、30Bに設けられた多数の冷媒流路101が冷媒用管路36に並列に接続されているため、冷媒用ポンプ32から吐出された冷媒が多数の冷媒流路101に分散されて供給されることになり、総体的な圧力損失が低減される。
また、第1熱交換器30Aは、多数の微細な冷媒流路101が並行に形成された第1層102と、多数の微細な被冷却流路としてのガス流路103が並行に形成された第2層104とが交互に積層され、複数の各層が一体構造とされている。
そのため、第1熱交換器30Aにおいては、冷媒流路101が並行に形成された第1層102に冷媒が供給されて通過し、その上下方向に配置されたガス流路103が並行に形成された第2層104に圧縮燃料ガスを供給することによって圧縮燃料ガスが効率良く冷却される。
本実施形態では、上記のように多数の微細な冷媒流路101が並行に形成された第1層102と、多数の微細なガス流路103が並行に形成された第2層104とが交互に積層され、複数の各層が一体構造とされた二つの熱交換器30A、30Bを冷媒用管路36及び分岐管路67、68に対して並列に接続された構成であるので、冷却効率を高められると共に、各流路101、103の流路総数が2倍になることで冷却装置30の全体における圧力損失を低減することができる。
〔制御部90が実行する制御処理1〕
図3は本発明に係るガス充填装置の制御部が実行する制御処理1を説明するためのフローチャートである。図3に示されるように、制御部90は、ノズル80が被充填タンク72の接続口に接続された後、S11で充填開始スイッチ94がオンに操作されると、S12進み、入口側開閉弁62に開弁信号を出力して当該入口側開閉弁62を開弁させる。
続いて、S13では、第1、第2開閉弁69a、69bに開弁信号を出力して当該第1、第2開閉弁69a、69bを開弁させる。この段階では、分岐管路67,68に設けられた第1、第2開閉弁69a、69bの開弁により、冷却装置30に圧縮燃料ガスが供給される。また、第3、第4開閉弁69c、69dが閉弁しているため、圧縮燃料ガスは第1熱交換器30Aのガス流路103のみに供給され、且つ冷媒用ポンプ32により圧送された冷媒も第1熱交換器30Aの冷媒流路101のみに供給される。よって、冷却装置30は、圧縮燃料ガスの供給開始当初においては、2台の熱交換器30A、30Bのうち一方の熱交換器30Aのみが使用され、他方の熱交換器30Bが使用されない省電力制御モードとなる。すなわち、冷却装置30においては、熱交換器30A、30Bのうち一方の熱交換器30Aのみの使用となるため、冷媒冷却器34における冷媒の冷却量が減少し、その分、冷媒冷却効率を高めることが可能になる。
次のS14では、調節弁64に開弁信号を出力し、当該調節弁64の弁開度を徐々に開く。これにより、ノズル80に供給される圧縮燃料ガスの圧力が徐々に上昇し、ガス供給量も上昇する。続いてS15において、調節弁64の弁開度が予め設定された弁開度に達したか否かをチェックしており、調節弁64の弁開度が所定の設定値に達するまでS14の弁開度制御処理を行う。
また、S15において、調節弁64の弁開度が所定の設定値に達すると(YESの場合)、S16に進み、調節弁64の弁開度を所定の設定値に保持するように弁開度を制御する。これにより、調節弁64の弁開度に応じた所定圧力の圧縮燃料ガスが被充填タンク72に充填される。
次のS17では、温度センサTTにより測定された温度測定値を読み込み、ガス供給系統60により供給される圧縮燃料ガスの温度が予め設定された設定値以上に達したか否かをチェックする。S17において、ガス充填に伴い温度センサTTにより測定された圧縮燃料ガスの温度が設定値以上に達した場合(YESの場合)、S18に進み、第3、第4開閉弁69c、69dを開弁する。これにより、第1〜第4開閉弁69a〜69dが全て開弁されたため、圧縮燃料ガスは第1熱交換器30A及び第2熱交換器30Bの各ガス流路103に供給され、且つ冷媒用ポンプ32により圧送された冷媒も第1熱交換器30A及び第2熱交換器30Bの各冷媒流路101に供給される。よって、冷却装置30は、圧縮燃料ガスの温度が設定値以上に上昇した時点で、2台の熱交換器30A、30Bが両方とも使用されるフル制御モードとなる。
次のS19では、予め設定されたガス充填制御処理を実行する。このガス充填制御処理は、例えば供給されるガスの昇圧率(所定時間あたりの圧力上昇の割合)が一定になるように調節弁64の弁開度を制御する昇圧率一定制御を行う。これにより、被充填タンク72に充填されたガス圧が一定の上昇率で昇圧する。
続いてS20に進み、温度センサTTにより測定された温度測定値を読み込み、ガス供給系統60により供給される圧縮燃料ガスの温度が予め設定された設定値以下に低下したか否かをチェックする。S20において、温度センサTTにより測定された圧縮燃料ガスの温度測定値が設定値以下に低下していない場合(NOの場合)、上記S19の昇圧率一定制御を継続する。また、S20において、温度センサTTにより測定された圧縮燃料ガスの温度測定値が設定値以下に低下した場合(YESの場合)、S21に進み、第3、第4開閉弁69c、69dを閉弁する。これにより、冷却装置30は、2台の熱交換器30A、30Bのうち一方の熱交換器30Aのみが使用され、他方の熱交換器30Bが使用されない省電力制御モードとなる。これにより、冷却装置30は、ガスの温度測定値に応じてガス充填処理における熱交換器30A、30Bのうち一方の熱交換器30Aのみの使用となるため、冷媒冷却器34における冷媒の冷却量が減少し、その分、冷媒冷却効率を高めることが可能になる。
次のS22では、温度センサTTにより測定された温度測定値を読み込み、ガス供給系統60により供給される圧縮燃料ガスの温度が予め設定された設定値以上に達したか否かをチェックする。S22において、温度センサTTにより測定された圧縮燃料ガスの温度測定値が設定値以上に達した場合(YESの場合)、S23に進み、第3、第4開閉弁69c、69dを開弁する。これにより、第1〜第4開閉弁69a〜69dが全て開弁されたため、圧縮燃料ガスは第1熱交換器30A及び第2熱交換器30Bの各ガス流路103に供給され、且つ冷媒用ポンプ32により圧送された冷媒も第1熱交換器30A及び第2熱交換器30Bの各冷媒流路101に供給される。よって、冷却装置30は、圧縮燃料ガスの温度が設定値以上に上昇した場合には、2台の熱交換器30A、30Bが両方とも使用されるフル制御モードとなる。
また、上記S22において、温度センサTTにより測定された圧縮燃料ガスの温度測定値が設定値以上に達していない場合(NOの場合)、S23の処理を実行せずにS24の制御処理に進む。S24では、予め設定された目標圧力が充填されるように調節弁64の弁開度を制御する。次のS25では、上記S24によるガス充填処理による被充填タンク72へのガス充填制御が完了したか否かをチェックする。S25において、被充填タンク72の圧力が目標圧力に達し、充填完了と判断された場合には、一連のガス充填制御処理が終了する。
また、上記S17において、温度センサTTにより測定された圧縮燃料ガスの温度測定値が設定値以上に達しない場合(NOの場合)、圧縮燃料ガスの温度測定値が設定値以上に上昇していないため、S26に進み、予め設定されたガス充填制御処理、すなわちガスの昇圧率が一定になるように調節弁64の弁開度を制御する。これにより、被充填タンク72に充填されたガス圧が一定の上昇率で昇圧する。この場合、ガスの温度が設定値未満であるため、冷却装置30は、ガス充填開始当初と同様に、2台の熱交換器30A、30Bのうち一方の熱交換器30Aのみが使用され、他方の熱交換器30Bが使用されない省電力制御モードとなる。
次のS27では、温度センサTTにより測定された温度測定値を読み込み、ガス供給系統60により供給される圧縮燃料ガスの温度測定値が予め設定された設定値以上に達したか否かをチェックする。S27において、温度センサTTにより測定されたガス温度が設定値以上に達しない場合(NOの場合)、上記S26に戻り、昇圧率一定としてガス充填制御を行う。また、S27において、温度センサTTにより測定された圧縮燃料ガスの温度が設定値以上に達した場合(YESの場合)、前述したS23〜S25の処理を実行する。
このように、制御処理1によるガス充填制御においては、温度センサTTによりガス温度を監視すると共に、2台の熱交換器30A,30Bのうち一方の熱交換器30Aのみを使用する省電力制御モードとするか、両方の熱交換器30A,30Bを使用するフル制御モードの何れかに切り替えることが可能になり、冷媒冷却器34の冷却効率がより高められる。尚、上記S15、S17、S20、S22、S27におけるガス温度の設定値は、予め設定された所定値であり、各設定値を同じ設定値としても良いし、あるいはそれぞれ異なる設定値としても良い。
〔制御部90が実行する制御処理2〕
図4は本発明に係るガス充填装置の制御部が実行する制御処理2を説明するためのフローチャートである。図4に示されるように、制御部90は、ノズル80が被充填タンク72の接続口に接続された後、S31で充填開始スイッチ94がオンに操作されると、S32進み、入口側開閉弁62に開弁信号を出力して当該入口側開閉弁62を開弁させる。
続いて、S33では、第1〜第4開閉弁69a〜69dに開弁信号を出力して当該第1〜第4開閉弁69a〜69dを全て開弁させる。これにより、圧縮燃料ガスは第1熱交換器30A及び第2熱交換器30Bの各ガス流路103に供給され、且つ冷媒用ポンプ32により圧送された冷媒も第1熱交換器30A及び第2熱交換器30Bの各冷媒流路101に供給される。よって、冷却装置30は、圧縮燃料ガスの温度測定値が設定値以上に上昇した時点で、2台の熱交換器30A、30Bが両方とも使用されるフル制御モードとなる。
次のS34では、調節弁64に開弁信号を出力し、当該調節弁64の弁開度を徐々に開く。これにより、ノズル80に供給される圧縮燃料ガスの圧力が徐々に上昇し、ガス供給量も上昇する。続いてS35において、調節弁64の弁開度が予め設定された弁開度に達したか否かをチェックしており、調節弁64の弁開度が所定の設定値に達するまでS34の弁開度制御処理を行う。
上記S35において、調節弁64の弁開度が所定の設定値に達すると(YESの場合)、S36に進み、調節弁64の弁開度を所定の設定値に保持するように弁開度を制御する。これにより、調節弁64の弁開度に応じた圧力の圧縮燃料ガスが被充填タンク72に充填される。
次のS37では、予め設定されたガス充填制御処理、すなわちガスの昇圧率が一定になるように調節弁64の弁開度を制御する昇圧率一定制御を行う。これにより、被充填タンク72に充填されたガス圧が一定の上昇率で昇圧する。
続いてS38に進み、温度センサTTにより測定された温度測定値を読み込み、ガス供給系統60により供給される圧縮燃料ガスの温度が予め設定された設定値以下に低下したか否かをチェックする。S38において、温度センサTTにより測定されたガス温度が設定値以下に低下していない場合(NOの場合)、上記S37の昇圧率一定制御を継続する。また、S38において、温度センサTTにより測定された温度測定値が設定値以下に低下した場合(YESの場合)、S39に進み、第3、第4開閉弁69c、69dを閉弁する。これにより、冷却装置30は、2台の熱交換器30A、30Bのうち一方の熱交換器30Aのみが使用され、他方の熱交換器30Bが使用されない省電力制御モードとなる。よって、冷却装置30は、ガスの温度測定値に応じてガス充填処理における熱交換器30A、30Bのうち一方の熱交換器30Aのみの使用となるため、冷媒冷却器34における冷媒の冷却量が減少し、その分、冷媒冷却効率を高めることが可能になる。
次のS40では、温度センサTTにより測定された温度測定値を読み込み、ガス供給系統60により供給される圧縮燃料ガスの温度測定値が予め設定された設定値以上に達したか否かをチェックする。S40において、温度センサTTにより測定されたガス温度が設定値以上に達した場合(YESの場合)、S41に進み、第3、第4開閉弁69c、69dを開弁する。これにより、第1〜第4開閉弁69a〜69dが全て開弁された状態になるため、圧縮燃料ガスは第1熱交換器30A及び第2熱交換器30Bの各ガス流路103に供給され、且つ冷媒用ポンプ32により圧送された冷媒も第1熱交換器30A及び第2熱交換器30Bの各冷媒流路101に供給される。よって、冷却装置30は、圧縮燃料ガスの温度が設定値以上に上昇した場合には、2台の熱交換器30A、30Bが両方とも使用されるフル制御モードとなる。
また、上記S40において、温度センサTTにより測定された温度測定値が設定値未満の場合(NOの場合)、S41の処理を実行せずにS42の制御処理に進む。S42では、予め設定された目標圧力が充填されるように調節弁64の弁開度を制御する。次のS43では、上記S42によるガス充填処理による被充填タンク72へのガス充填制御が完了したか否かをチェックする。S43において、被充填タンク72の圧力が目標圧力に達し、充填完了と判断された場合には、一連のガス充填制御処理が終了する。
このように、制御処理2によるガス充填制御においては、温度センサTTによりガス温度を監視すると共に、S37のガス充填中には2台の熱交換器30A,30Bを使用し、S42のガス充填中は2台の熱交換器30A,30Bのうち一方の熱交換器30Aのみを使用する省電力制御モードとすることが可能になり、ガス充填時間の短縮化及び冷媒冷却器34の冷却効率がより高められる。
上記実施形態では、2台の熱交換器を並列に接続した構成例について説明したが、これに限らず、例えば2台以上の熱交換器を並列に配置しても良い。
10 ガス充填装置
20 ディスペンサユニット
30 冷却装置
30A 第1熱交換器
30B 第2熱交換器
32 冷媒用ポンプ
34 冷媒冷却器
36 冷媒用管路
36A〜36D 第1〜第4冷媒供給管路
40 蓄ガス器
50 コンプレッサ
60 ガス供給系統
61 ガス供給管路
62 入口側開閉弁
63 流量計
64 調節弁
66 出口側開閉弁
67,68 分岐管路
69a〜69d 第1〜第4開閉弁
72 被充填タンク
80 ノズル
90 制御部
94 充填開始スイッチ
96 充填停止スイッチ
101 冷媒流路
102 第1層
103 ガス流路(被冷却流路)
104 第2層
PT 圧力センサ
TT 温度センサ

Claims (4)

  1. ガス供給系統を介して供給される圧縮燃料ガスを被充填タンクに充填するノズルと、
    前記ガス供給系統に設けられ、前記ノズルによって充填されるガスを冷却するための熱交換器と
    記熱交換器を含む前記ガス供給系統に設けられた各機器を制御して前記被充填タンクへのガス充填を制御する制御手段と、
    を備えたガス充填装置であって、
    前記熱交換器と冷媒用管路により接続され、当該熱交換器に冷媒を圧送するポンプを備え、
    前記熱交換器は、圧縮燃料ガスが供給される多数の微細な被冷却流路が並行に形成された第1層と、前記圧縮燃料ガスを冷却するための多数の微細な冷媒流路が並行に形成された第2層とが交互に積層され、複数の各層が一体構造とされた複数の一体型積層構造熱交換器を有し、
    前記複数の一体型積層構造熱交換器のそれぞれは、前記冷媒用管路により前記ポンプに対して並列に接続されてなることを特徴とするガス充填装置。
  2. 前記冷媒用管路及び前記ガス供給系統に設けられ、前記複数の一体型積層構造熱交換器のうちの一の一体型積層構造熱交換器に冷媒及び圧縮燃料ガスのそれぞれが供給されるように、開閉動作により前記冷媒用管路及び前記ガス供給系統の切り替えを制御する冷媒用開閉弁及びガス用開閉弁を備えたことを特徴とする請求項1に記載のガス充填装置。
  3. 前記制御手段は、前記ノズルを用いて前記被充填タンクへのガス充填を開始する際、前記複数の一体型積層構造熱交換器のうちの二以上の一体型積層構造熱交換器に冷媒及び圧縮燃料ガスのそれぞれが供給されるように、前記冷媒用開閉弁及び前記ガス用開閉弁を開閉させ、その後前記圧縮燃料ガスの充填中に、前記複数の一体型積層構造熱交換器のうちの一の一体型積層構造熱交換器に冷媒及び圧縮燃料ガスのそれぞれが供給されるように、前記冷媒用開閉弁及び前記ガス用開閉弁させることを特徴とする請求項2に記載のガス充填装置。
  4. 前記ノズルにより吐出される圧縮燃料ガスの温度を計測する温度検出手段を設け、
    前記制御手段は、前記温度検出手段により計測された温度が所定温度以上の場合に前記冷媒用開閉弁及び前記ガス用開閉弁を開閉させることを特徴とする請求項2又は3に記載のガス充填装置。
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