JP6146101B2 - 印刷制御方法および印刷制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷ヘッドのインクノズルにインクの吐出不良が発生したときに、印刷画像に白スジが発生することを抑制できる印刷制御方法および印刷装置に関する。
インクノズルからインク滴を吐出させて印刷を行うインクジェットプリンターは特許文献1に記載されている。同文献のインクジェットプリンターでは、インクノズルからドットサイズ(インク量)の異なる3種類のインク滴を吐出し、印刷用紙に形成される印刷画像の諧調を表現している。
インクジェットプリンターでは、インクの増粘などによりインクノズルに目詰まりが発生することがある。目詰まりが発生した不良インクノズルが存在すると、この不良インクノズルから吐出されて記録用紙に着弾するはずのインク滴が吐出されなくなる。この結果、記録用紙に形成される印刷画像には未印刷部分として搬送方向に延びる白スジが現われる。ここで、インクノズルの目詰まりは、プリンターにおいて定期的に行われるインクジェットヘッドのクリーニング動作によって解消される。しかし、稀に解消できず、インクジェットヘッドの修理や交換が必要となることがある。この場合、印刷ヘッドの修理や交換を行うまでの間、印刷画像に白スジが発生し続けることになる。
不良インクノズルが存在した場合に白スジの発生を抑制する技術は特許文献2に記載されている。特許文献2では、不良インクノズルの隣接位置にある隣接インクノズルから吐出するインク滴のインク径を通常よりも大きなものとし、これにより未印刷の白スジとなる部分を隣接インクノズルからのインク滴で埋めている。
特開2006−88531号公報 特開2002−86767号公報
ここで、インク滴のドットサイズによって印刷画像の諧調を表現する特許文献1のプリンターにおいて不良インクノズルが存在した場合に、特許文献2の技術を用いて隣接インクノズルから通常よりも大きな径のインク滴を吐出させて白スジの発生を抑制しようとすると、隣接インクノズルから吐出されるインク滴によって印刷画像に色スジが発生することがある。すなわち、不良インクノズルから吐出させる予定のインク滴のドットサイズが、3種類のうちの最も小さなものであった場合には、発生する白スジは極めて僅かな幅のものとなるので、隣接インクノズルからの大きな径のインク滴でこの白スジを埋めると、インク量が多すぎて、色スジが存在してしまう。
また、特許文献1のプリンターに特許文献2の技術を適用する場合には、印刷対象の画像の明度が高い場合にも、隣接インクノズルから吐出されるインク滴によって印刷画像の諧調表現が不自然になることがある。すなわち、特許文献1のプリンターで明度の高い画像を印刷する場合には、各インクノズルから小さなドットサイズのインク滴を吐出する割合を高くして印刷画像の諧調を表現するので、隣接インクノズルから大きなドットサイズのインク滴が吐出されると、隣接インクノズルからのインク滴により形成される印刷画像の画像部分だけ、著しい明度の低下が発生するという問題がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みて、インクノズルのインク吐出不良に起因する印刷画像の白スジの発生を抑制できるとともに、印刷画像の諧調表現が不自然になることを抑える印刷制御方法および印刷装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の印刷制御方法は、印刷用紙が搬送される第1方向と交差する第2方向に複数配設されてインク滴を吐出するインクノズルのインク滴の吐出不良を検出し、前記複数のインクノズルのうちの第1インクノズルに吐出不良が検出された場合、前記第1インクノズルでインク滴を吐出させる前記第1データに係る明度情報を取得、前記第1インクノズルでインク滴を吐出させる第1データに含まれる当該第1インクノズルで吐出させるインク滴の大きさを設定する第1ドットサイズ情報を取得し、前記第1インクノズルの前記第1方向で隣の第2インクノズルでインク滴を吐出させる2データに含まれる前記第2インクノズルで吐出させるインク滴の大きさを設定する第2ドットサイズ情報を、前記第1データに係る明度情報および前記第1ドットサイズ情報に基づいて補正することを特徴とする。
すなわち、第1方向に搬送される印刷用紙に当該第1方向と交差する第2方向に配列された複数のインクノズルからドットサイズの異なる複数種類のインク滴を吐出して印刷を行う印刷装置の印刷制御方法において、各インクノズルのインク滴の吐出不良を検出し、画像を印刷する印刷データの供給を受けたときに吐出不良の第1インクノズルが検出されている場合には、画像において第1インクノズルから吐出させる予定のインク滴により印刷される画像部分の明度情報(第1データに係る明度情報)を取得するとともに、第1データを含む印刷データに基づいて第1インクノズルから吐出させる予定のインク滴の第1ドットサイズ情報を取得し、画像部分の明度情報および第1ドットサイズ情報に基づいて第1インクノズルの第1方向で隣の第2インクノズルから印刷時に吐出させるインク滴の印刷ドットサイズを設定する。本発明によれば、吐出不良の第1インクノズルが検出されて印刷画像に白スジの発生が予想される場合には、第1インクノズルから吐出させる予定のインク滴の第1ドットサイズ情報に基づいて、第2インクノズルから印刷時に実際に吐出するインク滴の印刷ドットサイズが設定される。従って、第1インクノズルに起因して発生する白スジの幅に応じた大きさのドットサイズのインク滴を第2インクノズルから吐出できる。よって、白スジを埋めるために第2インクノズルから吐出されるインク滴のインク量が多くなりすぎて色スジが発生することを防止或いは抑制できる。また、本発明によれば、第2インクノズルから実際に吐出されるインク滴の印刷ドットサイズは、印刷対象の画像において第1インクノズルから吐出させる予定のインク滴により印刷される画像部分の明度情報に基づいて設定される。従って、例えば、明度の高い画像を印刷する際に、第2インクノズルから吐出されるインク滴の印刷ドットサイズが大きくなりすぎて、当該印刷ドットサイズのインク滴により形成される印刷画像の画像部分だけ著しい明度の低下が発生することを回避できる。よって、印刷画像の諧調表現が不自然になることを防止または抑制できる。
本発明において、明度情報を取得するためには、前記第1インクノズルは第1の色を吐出し、前記第1データは、RGBデータを色変換したときに前記第1の色に対応するデータであり、前記第1データに係る明度情報は、RGBデータの明度とすることができる。
本発明において、前記第2ドットサイズ情報の補正は、予め記憶された前記第1データに係る明度情報および吐出不良が検出されたインクノズルでインク滴を吐出させるデータに含まれるインク滴の大きさを設定するドットサイズ情報に対応するテーブルを用いて設定することが望ましい。すなわち、印刷データの供給を受けたときに吐出不良の第1インクノズルが検出されている場合には、印刷データに含まれる第2データに基づいて第2インクノズルから吐出させる予定のインク滴の第2ドットサイズ情報を取得するとともに、予め、第1ドットサイズ情報、第2ドットサイズ情報、および、第2インクノズルから印刷時に吐出させるインク滴の印刷ドットサイズを明度情報毎に対応付けた複数のテーブルを記憶保持しておき、取得した明度情報に対応するテーブルを参照して第2インクノズルの印刷ドットサイズを設定する。このようにすれば、第2インクノズルから印刷時に吐出される印刷ドットサイズのインク滴により印刷用紙に形成される印刷画像部分の諧調が、予め印刷データにより規定されていた第2ドットサイズ情報のインク滴によって印刷用紙に形成される印刷画像部分の諧調と比較して、著しく異なるものとなってしまうことを防止または抑制できる。また、第1ドットサイズ情報と第2インクノズルにおける第2ドットサイズ情報に基づいて印刷ドットサイズの設定を迅速に行うことができる。
本発明において、前記第1インクノズルに吐出不良が検出された場合、前記第1インクノズルの前記第1方向で前記第2インクノズルと異なる前記第1インクノズルの隣の第3のインクノズルでインク滴を吐出させる第3データに含まれる前記第3インクノズルで吐出させるインク滴の大きさを設定する第3ドットサイズ情報を、前記第1データに係る明度情報および前記第1ドットサイズ情報に基づいて補正することが望ましい。すなわち、印刷データの供給を受けたときに吐出不良の第1インクノズルが検出されている場合には、画像において第1インクノズルから吐出させる予定のインク滴により印刷される画像部分の明度情報(第1データに係る明度情報)および第1ドットサイズ情報に基づいて、第2インクノズルとは第2方向の反対側で第1インクノズルの隣の第3インクノズルから印刷時に吐出させるインク滴の印刷ドットサイズを設定する。このようにすれば、白スジの発生を抑制する際に、第2方向で第1インクノズルの一方側および他方側で隣接する2つのインクノズルについて、これらのインクノズルから吐出されるインク滴の印刷ドットサイズを設定できる。
次に、本発明の印刷装置は、第1方向に印刷用紙を搬送する用紙搬送部と、前記第1方向と交差する第2方向にインク滴を吐出するインクノズルを複数配設する印刷ヘッドと、前記複数のインクノズルのうち吐出不良の第1インクノズルを検出させる不良ノズル検出制御部と、前記第1インクノズルでインク滴を吐出させる第1データに係る明度情報を取得する明度取得部と、前記第1データに含まれる前記第1インクノズルで吐出されるインク滴の大きさを設定する第1ドットサイズ情報および前記第1インクノズルの前記第1方向で隣の第2インクノズルでインク滴を吐出させる第2データに含まれるインク滴の大きさを設定する第2ドットサイズ情報を取得し、前記第1データに係る明度情報および前記第1ドットサイズ情報に基づいて前記第2ドットサイズ情報を補正するドットサイズ設定部と、を有することを特徴とする。
すなわち、第1方向に印刷用紙を搬送する搬送機構と、第1方向と交差する第2方向に配列された複数のインクノズルからドットサイズの異なる複数種類のインク滴を吐出する印刷ヘッドと、を有する印刷装置において、複数のインクノズルのうちインク滴の吐出不良に陥っている第1インクノズルを検出する不良ノズル検出制御部と、印刷対象の画像において第1インクノズルから吐出させる予定のインク滴により印刷される画像部分の明度情報(第1データに係る明度情報)を取得する明度取得部と、画像を印刷するための印刷データの供給を受けたときに第1インクノズルが検出されている場合に、印刷データに基づいて第1インクノズルから吐出させる予定のインク滴の第1ドットサイズ情報を取得し、画像部分の明度情報および第1ドットサイズ情報に基づいて第1インクノズルの第1方向で隣の第2インクノズルから印刷時に吐出させるインク滴の印刷ドットサイズを設定するドットサイズ設定部と、を有するものとすることができる。本発明によれば、吐出不良の第1インクノズルが検出されて白スジの発生が予想される場合には、ドットサイズ設定部が第1インクノズルから吐出させる予定のインク滴のドットサイズに基づいて、第1インクノズルに隣接する第2インクノズルから印刷時に実際に吐出するインク滴の印刷ドットサイズを設定する。従って、第1インクノズルに起因して発生する白スジの幅に応じた大きさのドットサイズのインク滴を第2インクノズルから吐出できる。よって、白スジを埋めるために第2インクノズルから吐出されるインク滴のインク量が多くなりすぎて色スジが発生することを防止或いは抑制できる。また、ドットサイズ設定部は、印刷対象の画像において第1インクノズルから吐出させる予定のインク滴により印刷される画像部分の明度情報に基づいて、第2インクノズルの印刷ドットサイズを設定する。従って、例えば、明度の高い画像を印刷する際に、第2インクノズルから吐出されるインク滴の印刷ドットサイズが大きくなりすぎて、当該印刷ドットサイズのインク滴により形成される印刷画像の画像部分だけ著しい明度の低下が発生することを防止もしくは抑制できる。よって、印刷画像の諧調表現が不自然になることを防止もしくは抑制できる。
本発明において、前記ドットサイズ設定部は、前記第1インクノズルの前記第1方向前記第2インクノズルと異なる第3インクノズルでインク滴を吐出させる第3データに含まれるインク滴の大きさを設定する第3ドットサイズ情報を取得し、前記第1データに係る明度情報および前記第1ドットサイズ情報に基づいて前記第3ドットサイズ情報を補正することが望ましい。すなわち、ドットサイズ設定部は、印刷データの供給を受けたときに第1インクノズルが検出されている場合には、画像において第1インクノズルから吐出させる予定のインク滴により印刷される画像部分の明度情報(第1データに係る明度情報)、および、第1ドットサイズ情報に基づいて、第2インクノズルとは第2方向の反対側で第1インクノズルの隣の第3インクノズルから印刷時に吐出させるインク滴の印刷ドットサイズを設定することが望ましい。このようにすれば、白スジの発生を抑制する際に、第2方向において第1インクノズルの一方側および他方側で隣接する2つのインクノズルについて、これらのインクノズルから吐出されるインク滴の印刷ドットサイズを設定できる。
本発明を適用した印刷システムの概略ブロック図である。 印刷ヘッドにおけるインクノズルの配列を模式的に示した説明図である。 不良インクノズルが印刷対象としている画像の画素列の説明図である。 ドットサイズ設定テーブルの例である。 印刷システムにおける印刷処理動作のフローチャートである。 不良インクノズルが存在する場合の印刷画像の説明図である。 不良インクノズルが存在する場合の印刷画像の説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した印刷システムを説明する。
(印刷システム)
図1は本発明を適用した印刷システムの概略ブロック図である。図2はプリンターの印刷ヘッドにおけるインクノズルの配列を模式的に示した説明図である。本例の印刷システム1はコンピューター2とこのコンピューター2に接続されたプリンター3を備えている。コンピューター2には、ディスプレイ4と、キーボードやマウスなどの入力装置5が接続されている。プリンター3は、印刷ヘッド7からシアンインクC、マゼンタインクM、イエローインクY、ブラックインクBkの4色のインクのインク滴を吐出して印刷を行うカラーインクジェットプリンターである。また、プリンター3は、印刷時に固定された印刷ヘッド7による印刷位置を経由する搬送経路に沿って搬送される印刷用紙に対して印刷を行うラインプリンターである。
プリンター3は、印刷ヘッド7としてインクジェットヘッドを搭載している。図2に示すように、印刷ヘッド7は、印刷用紙の搬送方向(第1方向)Aに沿って所定の間隔で配列された4組のライン型インクジェットヘッド31〜34を備えている。印刷用紙の搬送方向Aにおける最上流に位置するライン型インクジェットヘッド31はブラックインクBkを吐出するものであり、その下流側のライン型インクジェットヘッド32はシアンインクCを吐出するものである。また、ライン型インクジェットヘッド32の下流側のライン型インクジェットヘッド33はマゼンタインクMを吐出するものであり、その下流側のライン型インクジェットヘッド34はイエローインクYを吐出するものである。
各ライン型インクジェットヘッド31〜34は、搬送方向Aと交差する紙幅方向(第2方向)Bに配列された4個のヘッドユニット35〜38を備えている。4個のヘッドユニット35〜38は搬送方向Aに前後する千鳥状に並べられている。各ヘッドユニット35〜38は、紙幅方向Bに配列された複数のインクノズル39を備えている。複数のインクノズル39は、搬送方向Aに前後する千鳥状に並べられている。なお、紙幅方向Bで隣接配置されている2つのヘッドユニット35〜38のインクノズル39は、紙幅方向Bの端部分に位置する一部のインクノズル39が搬送方向Aから見たときに重なっている。
(コンピューター)
図1に示すように、コンピューター2の演算処理部11ではOS12(オペレーティングシステム)、アプリケーションプログラム13およびプリンタードライバー14が動作している。アプリケーションプログラム13は画像データを作成するソフトウエアである。プリンタードライバー14は画像データを印刷データに変換してプリンター3に出力し、これによりプリンター3を駆動制御して画像を印刷する。
(プリンタードライバー)
プリンタードライバー14は、画像データ取得部20、不良ノズル情報取得部21、レンダリング部22、画素明度情報生成部(明度取得部)23、色変換部24、ハーフトーン処理部25、および、印刷データ生成部(印刷データ生成部・送信部)26を備えている。また、プリンタードライバー14は、演算処理部11のメモリーに展開した色処理ルックアップテーブル27およびSMLテーブル28を備えている。レンダリング部22、色変換部24、ハーフトーン処理部25、印刷データ生成部26、色処理ルックアップテーブル27およびSMLテーブル28は、印刷対象の画像の画像データを画像処理してプリンター3に当該画像を印刷させる印刷データを生成する画像処理部29である。
画像データ取得部20は、アプリケーションプログラム13からOS12を介して印刷対象の画像データを取得する。
不良ノズル情報取得部21は、画像データ取得部20が画像データを取得すると、プリンター3に対して、インク滴を吐出できない不良インクノズル(第1インクノズル)39(F)が印刷ヘッド7に存在しているか否かを問い合わせる。また、不良インクノズル39(F)が存在している場合には、当該不良インクノズル39(F)を特定するノズル情報をプリンター3から取得する。
レンダリング部22は、アプリケーションプログラム13から供給された画像データをレンダリング処理し、画像データの各画素をRGB多値データに変換する。
画素明度情報生成部23は、不良ノズル情報取得部21により不良インクノズル39(F)のノズル情報が取得されている場合に、画像データにおいて不良インクノズル39(F)から吐出させる予定のインク滴により印刷される画素の明度情報を取得する。すなわち、不良インクノズル39(F)が印刷対象としている画像データの画素の明度情報を取得する。換言すれば、印刷データにおいて、不良インクノズル39(F)でインク滴を吐出させるデータ部分(第1データ)に係る明度情報を取得する。不良インクノズル39(F)でインク滴を吐出させるデータ部分(第1データ)とは、不良インクノズル39(F)から所定の色(第1の色)のインク滴が吐出される場合に、RGB多値データを後述する色変換したときに所定の色に対応するデータであり、明度情報は、RGB多値データの明度である。
画素明度情報生成部23は、まず、プリンター3から取得されたノズル情報に基づいて、画像データから不良インクノズル39(F)が印刷対象としている印刷データの各画素Pを画素列Qとして抽出する。図3は不良インクノズルが印刷対象としている画素列Qの説明図である。なお、図3では、不良インクノズル39(F)が印刷対象としている画素列Qだけではなく、不良インクノズル39(F)を挟んで紙幅方向Bの両側に位置する一方側隣接インクノズル(第2インクノズル)39(R)が印刷対象としている画素列Q1と他方側隣接インクノズル(第2インクノズル)39(L)が印刷対象としている画素列Q2も抽出して示している。
次に、画素明度情報生成部23は、抽出した画素列Qを構成している各画素PのRGB多値データをL*a*b*値に変換する。RGB多値データからL*a*b*値への変換は、例えば、変換テーブルを用いて行うことができる。その後、画素明度情報生成部23は、画素列Qを構成している各画素PのL*値に基づいて、各画素Pが明度の高い明部であるか、明度の低い暗分であるか、を判定する。しかる後に、画素明度情報生成部23は、搬送方向Aに沿って各画素Pに付されたピクセル番号と明度情報(明部または暗部の判定結果)とを対応付けた画素明度情報を生成し、この画素明度情報を印刷データ生成部26に受け渡す。
本例では、画素明度情報生成部23は、L*値が50以上の画素Pを明部であると判定し、L*値が50未満の画素Pを暗部であると判定する。従って、図3に示す例では、ピクセル番号0〜7の画素Pは明部、ピクセル番号8〜25の画素Pは暗部、ピクセル番号26〜27の画素Pは明部、ピクセル番号28の画素Pは暗部、ピクセル番号29の画素Pは明部、という画素明度情報が生成されて、印刷データ生成部26に渡される。
色変換部24は、色処理ルックアップテーブル27を参照して各画素PのRGB多値データを各インクC、M、Y、Bkのインク量データに変換する。色処理ルックアップテーブル27には、R・G・Bのそれぞれの組合せからなる色と、各インクC、M、Y、Bkのインク量データが対応付けられて記憶保持されている。
ハーフトーン処理部25は、各インクC、M、Y、Bkのインク量データを、SMLテーブル28に基づいて、インクを吐出しない空白ドットと径の大きさの異なる3種類のインク滴の割合を示すドット割合データに変換する。SMLテーブル28には、C、M、Y、Bkの各インク量データに基づく色の階調値と、空白ドット、第1の大きさの小ドット、第1の大きさよりも大きい第2の大きさである中ドット、第2の大きさよりも大きい第3の大きさである大ドットの3種類のドットの使用割合が対応付けられて記憶保持されている。
印刷データ生成部26は、ハーフトーン処理部25によって生成されたドット割合データからプリンター3が解釈可能な形式の印刷データを生成し、プリンター3に出力する。また、印刷データ生成部26は、画素明度情報生成部23から画素明度情報の供給を受けている場合には、生成した印刷データとともに画素明度情報をプリンター3に出力する。印刷データは、印刷ヘッド7の各インクノズルからインク滴を吐出させる情報であって、インク滴の色とドットサイズを設定している。プリンター3は印刷データに基づいて駆動制御されて記録紙上に印刷画像を形成する。
(プリンター)
プリンター3は、図1に示すように、用紙搬送機構41、ヘッド移動機構42、メンテナンス機構43、および、不良インクノズル検出機構44を搭載している。
用紙搬送機構41は、印刷位置を経由する搬送経路に沿って印刷用紙を搬送する。用紙搬送機構41は駆動源として搬送モーター45を備えている。
ヘッド移動機構42は、印刷ヘッド7を印刷位置と印刷位置から離間するメンテナンス位置の間で移動させる。ヘッド移動機構42は、駆動源としてヘッド移動用モーター46を備えている。
メンテナンス機構43は、メンテナンス位置に配置されたヘッドキャップ47を備えており、ヘッドキャップ47を昇降させて印刷ヘッド7をキャッピングする上昇位置と印刷ヘッド7から離間する下降位置との間で移動させる。メンテナンス機構43は、駆動源として昇降モーター48を備えている。
ここで、印刷ヘッド7はヘッド移動機構42によって定期的にメンテナンス位置に配置されてフラッシング動作を行う。フラッシング動作とは、印刷ヘッド7からヘッドキャップに向かってインク滴を吐出するものであり、フラッシング動作が定期的に行われることによりインクの増粘に起因してインクノズル39に目詰まりが発生することが防止或いは抑制される。また、メンテナンス位置は印刷ヘッド7の待機位置であり、プリンター3が印刷データを受信していない待機状態となると、印刷ヘッド7はヘッド移動機構42によりメンテナンス位置に配置される。待機状態では、昇降モーター48の駆動によりヘッドキャップ47が上昇位置に配置されて印刷ヘッド7のインクノズル面を被う。これによりインクノズル面からのインクの水分の蒸発が抑制されるので、インクの増粘が抑制される。
不良インクノズル検出機構44は印刷ヘッド7においてインクが吐出不良となっている不良インクノズル39(F)を検出する。不良インクノズル検出機構44はヘッドキャップ47内に収納されたインク吸収材に発生する電流変化を検出する電流センサー49を備える。不良インクノズル39(F)を検出する際には、印刷ヘッド7の各インクノズル39から帯電したインク滴をヘッドキャップ47に向けて逐次に吐出し、このインク滴がインク吸収材に着弾する際に生じる電流変化を電流センサー49によって取り出す。インク滴が吐出されたにも拘わらず電流変化の信号が設定閾値よりも小さい場合には、インク滴を吐出したインクノズル39が不良インクノズル39(F)となっているものと判断される。なお、不良インクノズル検出機構44としては、レーザーなど光学的な手段で各インクノズル39からのインク滴の射出を検出して、不良インクノズル39(F)を検出する機構のものを搭載することもできる。
(プリンターの制御系)
図1に示すように、プリンター3はCPUを備える制御部51を中心に構成されている。制御部51の入力側には、コンピューター2(プリンタードライバー14)とプリンター3の間の通信を可能とする通信部52と、不良インクノズル検出機構44の電流センサー49が接続されている。制御部51の出力側には、印刷ヘッド7、搬送モーター45、ヘッド移動用モーター46、昇降モーター48がそれぞれ不図示のデバイスドライバーを介して接続されている。また、制御部51にはメモリー53が接続されている。制御部51は、不良ノズル検出制御部54、ドットサイズ設定部55、および、印刷データの印刷を司る印刷制御部56を備えている。メモリー53にはドットサイズ設定テーブル57が記憶保持されている。
不良ノズル検出制御部54は、プリンター3への電源投入時、印刷ジョブの終了時、或いは、一定時間が経過する毎など、予め決められたタイミングで不良インクノズル検出動作を行う。不良インクノズル検出動作では、ヘッド移動用モーター46を駆動して印刷ヘッド7をメンテナンス位置に配置する。しかる後に、印刷ヘッド7を駆動して各インクノズル39から帯電したインク滴を吐出させ、電流センサー49からの電流変化の信号を取得する。また、電流センサー49からの電流変化の信号に基づいて、各インクノズル39が不良インクノズル39(F)か否かを判断する。そして、不良インクノズル39(F)であることが検出されたインクノズル39について、そのノズル番号を取得する。ノズル番号は、例えば、4組のライン型インクジェットヘッド31〜34にそれぞれ付されたライン番号、紙幅方向Bに千鳥状に配列された4個のヘッドユニット35〜38にそれぞれ付されたユニット番号、および、各ヘッドユニット35〜38の各インクノズル39にそれぞれ付されたインクノズル番号から構成されている。
また、不良ノズル検出制御部54は、プリンタードライバー14の不良ノズル情報取得部21から不良インクノズル39(F)が存在しているか否かの問合せがあったときに、不良インクノズル39(F)のノズル番号を取得している場合には、不良インクノズル39(F)が存在しているものとして当該ノズル番号をコンピューター2(プリンタードライバー14)に送信する。また、不良ノズル検出制御部54は、不良インクノズル39(F)のノズル番号を取得していない場合には、不良インクノズル39(F)が存在していない旨の情報をコンピューター2に送信する。
ドットサイズ設定部55は、不良インクノズル39(F)が検出されている場合に、画素明度情報および印刷データに基づいて、一方側隣接インクノズル39(R)および他方側隣接インクノズル39(L)から印刷時に実際に吐出させるインク滴の印刷ドットサイズを設定(補正)する。
より詳細には、ドットサイズ設定部55は、不良インクノズル39(F)がノズル番号によって特定されると、このノズル番号に基づいて、紙幅方向Bの両側で不良インクノズル39(F)を挟んだ位置にある一方側隣接インクノズル39(R)のノズル番号および他方側隣接インクノズル39(L)のノズル番号をそれぞれ特定する。
次に、ドットサイズ設定部55は、各ノズル番号に基づいてプリンター3に供給されている印刷データを参照し、印刷データを印刷する際に当該不良インクノズル39(F)から吐出させる予定のインク滴の不良ドットサイズ情報(第1ドットサイズ情報)を取得する。すなわち、印刷データにおいて不良インクノズル39(F)からインク滴を吐出させるデータ部分(第1データ)に含まれる当該不良インクノズル39(F)で吐出させるインク滴の大きさを設定する不良ドットサイズ情報を取得する。
また、ドットサイズ設定部55は、一方側隣接インクノズル39(R)から吐出させる予定のインク滴の一方側隣接ドットサイズ情報(第2ドットサイズ情報)と、他方側隣接インクノズル39(L)から吐出させる予定のインク滴の他方側隣接ドットサイズ情報(第3ドットサイズ情報)取得する。すなわち、印刷データにおいて一方側隣接インクノズル39(R)からインク滴を吐出させるデータ部分(第2データ)に含まれる当該一方側隣接インクノズル39(R)で吐出させるインク滴の大きさを設定する一方側隣接ドットサイズ情報を取得するとともに、印刷データにおいて他方側隣接インクノズル39(L)からインク滴を吐出させるデータ部分(第3データ)に含まれる当該他方側隣接インクノズル39(L)で吐出させるインク滴の大きさを設定する他方側隣接ドットサイズ情報を取得する。
その後、ドットサイズ設定部55は、不良ドットサイズ情報、隣接ドットサイズ情報(一方側隣接ドットサイズ情報、他方側隣接ドットサイズ情報)、および、不良インクノズル39(F)が印刷対象としている各画素Pの画素明度情報(第1データに係る明度情報)に基づいて、メモリー53に記憶保持されているドットサイズ設定テーブル57を参照する。
ここで、メモリー53には、ドットサイズ設定テーブル57として2つのドットサイズ設定テーブル57が記憶保持されている。2つのドットサイズ設定テーブル57のうちの一方のドットサイズ設定テーブル57は、不良インクノズル39(F)が印刷対象としている各画素Pが明部と判定されている場合において、不良インクノズル39(F)から吐出させる予定のインク滴の不良ドットサイズ情報と、隣接インクノズル39(R)、(L)から吐出させる予定のインク滴の隣接ドットサイズ情報と、隣接インクノズル39(R)、(L)から印刷時に実際に吐出する印刷ドットサイズを関連付けて記憶保持している。他方のドットサイズ設定テーブル57は、不良インクノズル39(F)が印刷対象としている各画素Pが暗部と判定されている場合において、不良インクノズル39(F)から吐出させる予定のインク滴の不良ドットサイズ情報と、隣接インクノズル39(R)、(L)から吐出させる予定のインク滴の隣接ドットサイズ情報と、隣接インクノズル39(R)、(L)から印刷時に実際に吐出する印刷ドットサイズを関連付けて記憶保持している。
従って、ドットサイズ設定部55は、まず、不良インクノズル39(F)が印刷対象としている各画素Pの画素明度情報に基づいて2つのドットサイズ設定テーブル57のうちの1のドットサイズ設定テーブル57を選択する。しかる後に、印刷データに基づく不良ドットサイズ情報と一方側隣接ドットサイズ情報に基づいて選択しているドットサイズ設定テーブル57を参照し、これらに対応付けられている値を一方側隣接インクノズル39(R)の一方側印刷ドットサイズに設定する。また、ドットサイズ設定部55は、不良ドットサイズ情報と、他方側隣接ドットサイズ情報に基づいて選択しているドットサイズ設定テーブル57を参照して、これらに対応付けられている値を他方側隣接インクノズル39(L)の他方側印刷ドットサイズに設定する。
図4(a)は不良インクノズル39(F)が印刷対象としている画素Pの明度情報が明部の場合のドットサイズ設定テーブル57の例であり、図4(b)は不良インクノズル39(F)が印刷対象としている画素Pの明度情報が暗部の場合のドットサイズ設定テーブル57の例である。各ドットサイズ設定テーブル57おいて、1はドットサイズが小であることを示し、2はドットサイズが中であることを示し、3はドットサイズが大であることを示している。0はドットサイズが0であること、すなわち、インク滴を吐出しないことを示している。
例えば、不良インクノズル39(F)が印刷対象としている画素Pの明度情報が明部のときに、印刷データに基づく不良ドットサイズ情報が2(中ドット)であり、一方側隣接インクノズル39(R)の一方側隣接ドットサイズ情報が1(小ドット)である場合には、図4(a)に示すように、これらに対応付けられている印刷ドットサイズの値は2なので、一方側隣接インクノズル39(R)の一方側印刷ドットサイズは2(中ドット)とされる。また、不良ドットサイズ情報が2(中ドット)であり他方側隣接インクノズル39(L)の他方側隣接ドットサイズ情報が2(中ドット)である場合には、図4(a)に示すように、これらに対応付けられている印刷ドットサイズの値は3なので、他方側隣接インクノズル39(L)の他方側印刷ドットサイズは3(大ドット)とされる。
また、例えば、不良インクノズル39(F)が印刷対象としている画素Pの明度情報が暗部のときに、印刷データに基づく不良ドットサイズ情報が2(中ドット)であり、一方側隣接インクノズル39(R)の一方側隣接ドットサイズ情報が1(小ドット)である場合には、図4(b)に示すように、これらに対応付けられている印刷ドットサイズの値は3なので、一方側隣接インクノズル39(R)の一方側印刷ドットサイズは3(大ドット)とされる。一方、印刷データに基づく不良ドットサイズ情報が2(中ドット)であり他方側隣接インクノズル39(L)の他方側隣接ドットサイズ情報が2(中ドット)である場合には、図4(b)に示すように、これらに対応付けられている印刷ドットサイズの値は3なので、他方側隣接インクノズル39(L)の他方側印刷ドットサイズは3(大ドット)とされる。このように、ドットサイズ設定部55は、一方側隣接インクノズル39(R)から吐出されるインク滴の一方側印刷ドットサイズと他方側隣接インクノズル39(L)から吐出されるインク滴の他方側印刷ドットサイズをそれぞれ独立して適切な大きさに設定する。
ここで、ドットサイズ設定部55による一方側隣接インクノズル39(R)および他方側隣接インクノズル39(L)の印刷ドットサイズの設定は、印刷データを補正することにより行う。すなわち、ドットサイズ設定部55は、印刷データにおいて一方側隣接インクノズル39(R)でインク滴を吐出させるデータ部分(第2データ)に含まれる一方側隣接ドットサイズ情報を、ドットサイズ設定テーブル57から取得した印刷ドットサイズに置き換える補正を行う。また、ドットサイズ設定部55は、印刷データにおいて他方側隣接インクノズル39(L)でインク滴を吐出させるデータ部分(第3データ)に含まれる他方側隣接ドットサイズ情報を、ドットサイズ設定テーブル57から取得した印刷ドットサイズに置き換える補正を行う。
印刷制御部56は、印刷データを受信すると、搬送モーター45を駆動して印刷用紙を一定速度で搬送する。また、印刷制御部56は、印刷ヘッド7を駆動して、印刷データに基づいて各インクノズル39からインク滴を吐出させて、印刷位置を通過する印刷用紙に印刷を施す。
印刷制御部56は、不良ノズル検出制御部54によって不良インクノズル39(F)が検出されていない場合には、印刷データによって規定されているドットサイズのインク滴を各インクノズル39から吐出して印刷画像を形成する。一方、不良ノズル検出制御部54によって不良インクノズル39(F)が検出されている場合には、印刷制御部56は、隣接インクノズル39(R)、39(L)から吐出するインク滴のドットサイズを、印刷データによって設定されているドットサイズではなく、ドットサイズ設定部55により設定された印刷ドットサイズ(一方側印刷ドットサイズおよび他方側印刷ドットサイズ)とする。すなわち、ドットサイズ設定部55により補正された後の印刷データに基づいて印刷画像を形成する。これにより、印刷画像に搬送方向Aに延びる白スジ(スジ状の未印刷部分)が発生することを防止或いは抑制する。
(画像データの印刷処理)
図5乃至図7を参照して画像データの印刷処理を説明する。図5は画像データの印刷処理動作のフローチャートである。図6は不良インクノズル39(F)が印刷対象としている画素Pが明部の場合における印刷画像の説明図である。図7は不良インクノズル39(F)が印刷対象としている画素Pが暗部の場合における印刷画像の説明図である。
図5に示すように、印刷システム1に電源が投入されると、プリンター3では不良インクノズル検出動作が行われる(ステップST1)。ここで、不良インクノズルが存在している場合には、プリンター3の不良ノズル検出制御部54は不良インクノズル39(F)のノズル情報を取得する。
プリンタードライバー14がOS12を介してアプリケーションプログラム13から画像データを受け取ると(ステップST2)、プリンタードライバー14の不良ノズル情報取得部21はプリンター3に対してインク滴を吐出できない不良インクノズル39(F)が印刷ヘッド7に存在しているか否かを問い合わせる(ステップST3)。この問い合わせに対し、不良インクノズル39(F)が存在している場合には、プリンター3の不良ノズル検出制御部54は不良インクノズル39(F)のノズル情報を返信する。一方、不良インクノズル39(F)が存在していない場合には、不良ノズル検出制御部54は不存在を示す情報を返信する(ステップST4)。
次に、プリンタードライバー14は、アプリケーションプログラム13からの画像データを、RGB多値データに変換する(ステップST5)。ここで、不良ノズル情報取得部21が不良インクノズル39(F)のノズル情報を取得している場合には(ステップST6:Yes)、画素明度情報生成部23は、不良インクノズル39(F)が印刷対象としている各画素Pの画素明度情報を生成し、この画素明度情報をプリンタードライバー14の印刷データ生成部26に受け渡す(ステップST7)。
その後、プリンタードライバー14は、RGB多値データを、各インクC、M、Y、Bkのインク量データ、ドット割合データへこの順番で変換する(ステップST8、ST9)。画像データがドット割合データに変換されると、印刷データ生成部26はドット割合データに基づいて印刷データを生成し(ステップST10)、この印刷データをプリンター3に送信する。ここで、印刷データ生成部26が画素明度情報生成部23から画素明度情報の供給を受けている場合には、印刷データ生成部26は画素明度情報を印刷データとともにプリンターに送信する(ステップST11)。印刷データでは、印刷ヘッド7の各インクノズル39から吐出されるインク滴についてその色とドットサイズが設定されている。
プリンター3が印刷データおよび画素明度情報を受信すると(ステップST12)、不良インクノズル検出動作によって不良インクノズル39(F)が検出されていない場合には(ステップST13:No)、印刷制御部56は、搬送モーター45を駆動して印刷用紙を搬送する。また、印刷制御部56は、印刷ヘッド7を駆動して、印刷データに基づいて各インクノズル39からインク滴を吐出させて、印刷位置を通過する印刷用紙に印刷を施す(ステップST14)。
不良インクノズル検出動作によって不良インクノズル39(F)が検出されている場合には(ステップST13:Yes)、不良ノズル検出制御部54により不良インクノズル39(F)のノズル番号が取得されている。従って、印刷ドット設定部は不良インクノズル39(F)のノズル番号に基づいて隣接インクノズル39(R)、39(L)のノズル番号を特定する。また、ドットサイズ設定部55は、各ノズル番号および印刷データに基づいて、不良インクノズル39(F)から吐出させる予定のインク滴の不良ドットサイズ情報、一方側隣接インクノズル39(R)から吐出させる予定のインク滴の一方側隣接ドットサイズ情報および他方側隣接インクノズル39(L)から吐出させる予定のインク滴の他方側隣接ドットサイズ情報を取得する(ステップST15)。
さらに、ドットサイズ設定部55は、印刷データとともにプリンター3が受信している画素明度情報に基づいてドットサイズ設定テーブル57を選択する(ステップST16)。そして、ドットサイズ設定部55は、不良ドットサイズ情報と一方側隣接ドットサイズ情報に基づいて選択しているドットサイズ設定テーブル57を参照し、一方側隣接インクノズル39(R)の一方側印刷ドットサイズを設定する。また、ドットサイズ設定部55は、不良ドットサイズ情報と他方側隣接ドットサイズ情報に基づいて選択しているドットサイズ設定テーブル57を参照し、他方側隣接インクノズル39(L)の他方側印刷ドットサイズを設定する(ステップST17)。
ドットサイズ設定部55により一方側隣接インクノズル39(R)の一方側印刷ドットサイズと他方側隣接インクノズル39(L)の他方側印刷ドットサイズが設定されると、印刷制御部56は、一方側隣接インクノズル39(R)および他方側隣接インクノズル39(L)のそれぞれから吐出するインク滴のドットサイズを、一方側印刷ドットサイズおよび他方側印刷ドットサイズとして、印刷用紙に印刷画像を形成する(ステップST14)。
例えば、ステップST15において不良インクノズル39(F)の不良ドットサイズ情報が2(中ドット)、一方側隣接インクノズル39(R)の一方側隣接ドットサイズ情報が2(中ドット)であり、他方側隣接インクノズル39(L)の他方側隣接ドットサイズ情報が1(小ドット)であるとする。また、ステップST12で受信した画素明度情報において、不良インクノズル39(F)が印刷対象としている画素Pが明部であるとする。この場合には、ステップST13において、ドットサイズ設定部55は、図4(a)のドットサイズ設定テーブル57を参照して、一方側隣接インクノズル39(R)の一方側印刷ドットサイズを3(大ドット)に設定する。また、ドットサイズ設定部55は、図5(a)のドットサイズ設定テーブル57を参照して、他方側隣接インクノズル39(L)の他方側印刷ドットサイズを2(中ドット)に設定する。
ここで、不良インクノズル39(F)が存在していなければ、ステップST14において印刷用紙に形成される印刷画像は図6(a)に示すものとなる。しかし、不良インクノズル39(F)が存在していると、図6(b)に示すように、不良インクノズル39(F)に起因して未印刷部分ができるので、印刷画像には搬送方向Aに延びる白スジが発生してしまう。
これに対して、ドットサイズ設定部55は一方側隣接インクノズル39(R)から実際に吐出する一方側印刷ドットサイズを3(大ドット)に設定し、他方側隣接インクノズル39(L)から実際に吐出する他方側印刷ドットサイズを2(中ドット)に設定する。印刷制御部56は各隣接インクノズル39(R)、39(L)から印刷ドットサイズ(一方側印刷ドットサイズおよび他方側印刷ドットサイズ)のインク滴を吐出して印刷を行う。従って、図6(c)に示すように、各隣接インクノズル39(R)、43(L)から実際に吐出される印刷ドットサイズのインク滴によって不良インクノズル39(F)に起因する未印刷部分が埋められて、白スジの発生が抑制される。
また、例えば、ステップST15において不良インクノズル39(F)の不良ドットサイズ情報が2(中ドット)、一方側隣接インクノズル39(R)の一方側隣接ドットサイズ情報が2(中ドット)であり、他方側隣接インクノズル39(L)の他方側隣接ドットサイズ情報が1(小ドット)であるとする。さらに、また、ステップST12で受信した画素明度情報において、不良インクノズル39(F)が印刷対象としている画素Pが暗部であるとする。この場合には、ステップST13において、ドットサイズ設定部55は、図5(b)のドットサイズ設定テーブル57を参照して、一方側隣接インクノズル39(R)の一方側印刷ドットサイズを3(大ドット)に設定する。また、ドットサイズ設定部55は、図5(b)のドットサイズ設定テーブル57を参照して、他方側隣接インクノズル39(L)の他方側印刷ドットサイズを3(大ドット)に設定する。
この場合、不良インクノズル39(F)が存在していなければ、ステップST14において印刷用紙に形成される印刷画像は図7(a)に示すものとなる。しかし、不良インクノズル39(F)が存在していると、図7(b)に示すように、不良インクノズル39(F)に起因して未印刷部分ができるので、印刷画像には搬送方向Aに延びる白スジが発生してしまう。
これに対して、ドットサイズ設定部55は一方側隣接インクノズル39(R)の一方側印刷ドットサイズを3(大ドット)に設定し、他方側隣接インクノズル39(L)の他方側印刷ドットサイズを3(大ドット)に設定しており、印刷制御部56は各隣接インクノズル39(R)、39(L)から印刷ドットサイズ(一方側印刷ドットサイズおよび他方側印刷ドットサイズ)のインク滴を吐出して印刷を行う。従って、図7(c)に示すように、各隣接インクノズル39(R)、39(L)から実際に吐出される印刷ドットサイズのインク滴によって不良インクノズル39(F)に起因して未印刷部分が埋められて、白スジの発生が抑制される。
ここで、本例では、不良インクノズル39(F)が検出されて白スジの発生が予想される場合には、当該不良インクノズル39(F)から吐出させる予定のインク滴の不良ドットサイズ情報に基づいて、各隣接インクノズル39(R)、39(L)から実際に吐出する印刷ドットサイズ(一方側印刷ドットサイズおよび他方側印刷ドットサイズ)を設定する。従って、不良インクノズル39(F)に起因して発生する白スジの幅に応じた大きさの印刷ドットサイズのインク滴を隣接インクノズル39(R)、39(L)から吐出できる。よって、白スジを埋めるために隣接インクノズル39(R)、39(L)から吐出されるインク滴のインク量が多くなりすぎて色スジが発生することを防止或いは抑制できる。
また、各隣接インクノズル39(R)、39(L)から実際に吐出する印刷ドットサイズ(一方側印刷ドットサイズおよび他方側印刷ドットサイズ)は、各隣接インクノズル39(R)、39(L)から吐出させる予定のインク滴の隣接ドットサイズ情報(一方側隣接ドットサイズ情報および他方側隣接ドットサイズ情報)に基づいて設定される。従って、印刷ドットサイズ(一方側印刷ドットサイズおよび他方側印刷ドットサイズ)のインク滴により印刷用紙に形成される印刷画像部分の諧調が、予め設定されていたドットサイズ(一方側隣接ドットサイズ情報および他方側隣接ドットサイズ情報)のインク滴によって印刷用紙に形成される印刷画像部分の諧調と比較して、著しく異なるものとなってしまうことが防止もしくは抑制される。
さらに、本例では、印刷対象の画像データの画素Pの明度に基づいて、各隣接インクノズル39(R)、39(L)から実際に吐出する印刷ドットサイズ(一方側印刷ドットサイズおよび他方側印刷ドットサイズ)を設定している。従って、例えば、明度の高い画像を印刷する際に、各隣接インクノズル39(R)、39(L)から吐出されるインク滴の印刷ドットサイズ(一方側印刷ドットサイズおよび他方側印刷ドットサイズ)が大きくなりすぎて、これらの印刷ドットサイズのインク滴により形成される印刷画像の画像部分だけ著しい明度の低下が発生することを回避できる。よって、印刷画像の諧調表現が不自然になることを防止もしくは抑制できる。
また、本例によれば、白スジの発生を抑制する際に、一方側隣接インクノズル39(R)から吐出されるインク滴の一方側印刷ドットサイズと、他方側隣接インクノズル39(L)から吐出されるインク滴の他方側印刷ドットサイズが、それぞれ独立して適切な大きさに設定される。
(変形例)
上記の例では、画素明度情報生成部23は、画像データにおいて不良インクノズル39(F)から吐出させる予定のインク滴により印刷される各画素PのそれぞれについてL*値を求めて明度情報を取得しているが、例えば、画像データから抽出した図3に示す画素列Qにおいて10画素P毎(10ピクセル毎)に領域を区分けしてL*値の平均値を求め、この平均値に基づいて区分けされた領域内の各画素Pの明度情報(明部または暗部)を取得するようにしてもよい。
(その他の実施の形態)
上記の例では、プリンタードライバー14において、画像データにおいて不良インクノズル39(F)から吐出させる予定のインク滴により印刷される各画素Pの明度情報を取得しているが、プリンター3の側で、これらの各画素Pに係る明度情報を取得するように構成してもよい。
この場合には、プリンター3は、印刷データに基づいて、各画素Pに係る明度情報を取得する明度取得部を備える。ここで、印刷データは、各インクノズルから画像データの各画素Pの明度に応じたドットサイズのインク滴を吐出させるデータで構成されているので、明度取得部は、例えば、不良インクノズル39(F)から吐出させる予定のインク滴により印刷される各画素Pを含む所定範囲の画像部分について、各インクノズル39から吐出されるインク滴のドットサイズの割合を解析することにより、この画像部分の明度情報を取得できる。このようにすれば、印刷データを受信したプリンター3の側において、独自に、各隣接インクノズル39(R)、39(L)から吐出させるインク滴の印刷ドットを設定することが可能となる。
なお、上記の例では、プリンター3はラインプリンターであるが、印刷位置において印刷ヘッドを紙幅方向Bに移動させながらインクノズルからインク滴を吐出させて印刷を行うシリアルプリンターに本発明を適用することもできる。
1・・印刷システム、2・・コンピューター、3・・プリンター、4・・ディスプレイ、5・・入力装置、7・・印刷ヘッド、11・・演算処理部、13・・アプリケーションプログラム、14・・プリンタードライバー、20・・画像データ取得部、21・・不良ノズル情報取得部、22・・レンダリング部、23・・画素明度情報生成部(明度取得部)、24・・色変換部、25・・ハーフトーン処理部、26・・印刷データ生成部(印刷データ生成部・送信部)、27・・色処理ルックアップテーブル、28・・SMLテーブル、29・・画像処理部、31〜34・・ライン型インクジェットヘッド、35〜38・・ヘッドユニット、39・・インクノズル、39(F)・・不良インクノズル(第1インクノズル)、39(R)・・一方側隣接インクノズル(第2インクノズル)、39(L)・・他方側隣接インクノズル(第3インクノズル)、41・・用紙搬送機構、42・・ヘッド移動機構、43・・メンテナンス機構、44・・不良インクノズル検出機構、45・・搬送モーター、46・・ヘッド移動用モーター、47・・ヘッドキャップ、48・・昇降モーター、49・・電流センサー、51・・制御部、52・・通信部、53・・メモリー、54・・不良ノズル検出制御部、55・・ドットサイズ設定部、56・・印刷制御部、57・・ドットサイズ設定テーブル、A・・搬送方向(第1方向)、B・・紙幅方向(第2方向)、P・・画素、Q、Q1、Q2・・画素列

Claims (6)

  1. 印刷用紙が搬送される第1方向と交差する第2方向に複数配設されて且つ前記第1方向に前後する千鳥状に並べられてインク滴を吐出するインクノズルのインク滴の吐出不良を検出し、
    前記複数のインクノズルのうちの第1インクノズルに吐出不良が検出された場合、前記
    第1インクノズルでインク滴を吐出させる第1データに係る明度情報を取得し、前記第1
    インクノズルでインク滴を吐出させる前記第1データに含まれる前記第1インクノズルで
    吐出させるインク滴の大きさを設定する第1ドットサイズ情報を取得し、
    前記第1インクノズルの前記第1方向で隣接し、且つ前記第2方向にも隣接する第2インクノズルでインク滴を吐出させる第2データに含まれる前記第2インクノズルで吐出させるインク滴の大きさを設定する第2ドットサイズ情報を、前記第1データに係る明度情報および前記第1ドットサイズ情報に基づいて補正することを特徴とする印刷制御方法。
  2. 前記第1インクノズルは第1の色を吐出し、
    前記第1データは、RGBデータを色変換したときに前記第1の色に対応するデータで
    あり、
    前記第1データに係る明度情報は、RGBデータの明度である請求項1に記載の印刷制
    御方法。
  3. 前記第2ドットサイズ情報の補正は、予め記憶された前記第1データに係る明度情報お
    よび吐出不良が検出されたインクノズルでインク滴を吐出させるデータに含まれるインク
    滴の大きさを設定するドットサイズ情報に対応するテーブルを用いて設定する請求項1ま
    たは2に記載の印刷制御方法。
  4. 前記第1インクノズルに吐出不良が検出された場合、前記第1インクノズルの前記第1
    方向で前記第2インクノズルと異なる前記第1インクノズルと前記第1方向で隣接し、且つ前記第2方向にも隣接する第3のインクノズルでインク滴を吐出させる第3データに含まれる前記第3インクノズルで吐出させるインク滴の大きさを設定する第3ドットサイズ情報を、前記第1データに係る明度情報および前記第1ドットサイズ情報に基づいて補正する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷制御方法。
  5. 第1方向に印刷用紙を搬送する用紙搬送部と、
    前記第1方向と交差する第2方向にインク滴を吐出するインクノズルを複数配設し、且つ前記第1方向に前後する千鳥状に並べられた印刷ヘッドであって
    記複数のインクノズルのうち吐出不良の第1インクノズルを検出させる不良ノズル検
    出制御部と、
    前記第1インクノズルでインク滴を吐出させる第1データに係る明度情報を取得する明
    度取得部と、
    前記第1データに含まれる前記第1インクノズルで吐出されるインク滴の大きさを設定
    する第1ドットサイズ情報および前記第1インクノズルの前記第1方向で隣接し、且つ前記第2方向にも隣接する第2インクノズルでインク滴を吐出させる第2データに含まれるインク滴の大きさを設定する第2ドットサイズ情報を取得し、前記第1データに係る明度情報および前記第1ドットサイズ情報に基づいて前記第2ドットサイズ情報を補正するドットサイズ設定部と、
    を有することを特徴とする印刷制御装置。
  6. 前記ドットサイズ設定部は、前記第2インクノズルと異なる前記第1インクノズルの前記第1方向で隣接し、且つ前記第2方向にも隣接する第3インクノズルでインク滴を吐出させる第3データに含まれるインク滴の大きさを設定する第3ドットサイズ情報を取得し、前記第1データに係る明度情報および前記第1ドットサイズ情報に基づいて前記第3ドットサイズ情報を補正する請求項5に記載の印刷制御装置。
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