JP6145719B2 - レーザ加工装置及びレーザ加工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ光によって加工を行うレーザ加工装置に関し、特に、レーザ加工装置に用いられる光特性検出器の信頼性向上に関するものである。
高出力のレーザ加工装置を使用して金属などをレーザ加工する場合、被加工物からスパッタやヒュームが発生して飛散する。被加工物の加工品質を保つ為、照射するレーザ光のパワーやビーム径などの光特性を計測する光特性検出器を設置する場合、光特性検出器の設置位置はレーザ加工装置の照射領域内に限られる。
通常、レーザ加工装置は安全を考慮して外部に光を漏らさないよう遮光され仕切られた空間の中で加工を行っている。この為、光特性検出器はレーザ加工装置と同じくスパッタやヒュームが飛散する仕切りの中に設置される。
図12は従来技術に係るレーザ加工装置の構成を示すブロック図である。溶接用レーザと光軸合わせ用レーザとを同一の光路802を介してワーク804に照射するようにしたレーザ溶接機において、光路802からワーク804への照射側に、光軸合わせ用レーザの出力を測定する出力測定器806を設けて、この出力測定器806で測定する光軸合わせ用レーザの出力を基に、溶接用レーザの良否を判別している(特許文献1参照)。
また、図13は従来技術に係るレーザ装置の電気的構成を示すブロック図である。レーザ光を出射する前に、レーザ装置901に設置したシャッタ905を解放位置に移動すると共に保持して、出射窓を開放する。そして、この状態でレーザ発振器902を駆動することによりレーザ光が出射窓から出射される。しかし、この時、保持電流が低下してシャッタ905が開放位置から退出したときは、フォトインタラプタ907がそのことを検出して、制御回路909は起動信号Dを出力する。この結果、シャッタ905は開放位置に直ちに移動復帰される(特許文献2参照)。
特開平7−60465号公報 特開2000−252551号公報
しかしながら、従来技術に係るレーザ加工装置では、レーザ光の光特性を計測する検出器は、レーザ加工を実施する時に飛散するスパッタやヒュームによって計測に不具合が引き起こされる恐れがあった。なぜなら、光特性検出器は筐体内部ある受光部にレーザ光を当てて光特性を計測するので、筐体にはレーザ光を筐体内部に通過させる為の開口部が存在し、この開口部からスパッタやヒュームが侵入してしまい、内部にある部品を汚してしまうという問題があった。
そこで本発明は、以上の問題を解決し、レーザ光の光特性計測の信頼性を向上することができるレーザ加工装置、及びレーザ加工方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るレーザ加工方法は、出力指令信号に従ってレーザ光を出射するレーザ発振器と、レーザ照射位置を機械的に制御するアクチュエータと、所定位置に開口部を有し、前記開口部に入射したレーザ光の光特性を計測する受光部と、前記開口部に開閉可能に取り付けられたフタを備えた光特性検出器とを備えたレーザ加工装置を用いたレーザ加工方法であって、前記光特性検出器の前記フタを開くフタ開工程と、前記フタ開工程の後に、前記光特性検出器に向かって前記ガイド光を照射するフタ開閉確認工程と、前記フタ開閉確認工程の後に、前記フタを開いた状態で前記光特性検出器の前記開口部にレーザ光を入射しレーザ光の特性を計測するレーザ光計測工程と、前記フタを閉じた状態で被加工物にレーザ光を照射して加工を行うレーザ加工工程とを備え、前記フタ開閉確認工程では、前記受光部が前記ガイド光を検知した場合は前記フタが開いていると判定し、前記ガイド光が検知できない場合は前記フタが閉じていると判定するものである。
更に好ましくは、前記光特性検出器が、前記開口部と前記受光部の間の光路に波長選択性を有した光減衰部を備えたものである。
上記の構成により、本発明に係るレーザ加工装置では、光特性検出器の開口部に開閉可能なフタを備えているので、レーザ加工工程では、フタを閉じて飛散するスパッタやヒュームから光特性検出器を保護することができる。そして、レーザ光の光特性検査工程でのみフタを開いてレーザ光の光特性の計測を行う。よって、スパッタやヒュームの影響を防止でき、光特性検出器の信頼性を向上することができる。
本発明の実施形態に係るレーザ加工装置の概略構成を示すブロック図 本発明の実施形態に係る光特性検出器の一例を示す断面図 本発明の実施形態に係る光減衰部での減衰の様子を示す諸例の概略図であり、(a)は高反射ミラーを使用する場合を示す図、(b)は低反射ミラーを使用する場合を示す図、(c)は減光フィルタを使用する場合を示す図 本発明の実施形態に係るフタ(閉状態)の一例の断面図 本発明の実施形態に係るフタ(開状態)の一例の断面図 本発明の実施形態に係る光特性検出器のフタ開状態の検知を示す一例の断面図 本発明の実施形態に係る光特性検出器のフタ閉状態の検知を示す一例の断面図 フタを備えない光特性検出器の一例の断面図 本発明の実施形態に係るレーザ加工工程の一例のフローチャート 本発明の実施形態に係る光特性検査工程の一例のフローチャート 本発明の実施形態に係る光特性検査工程の一例の詳細フローチャート 従来技術に係るレーザ加工装置の構成を示すブロック図 従来技術に係るレーザ装置の電気的構成を示すブロック図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、同じ構成要素については同じ符号を付しているので説明を省略する場合がある。また、理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
(実施の形態1)
<レーザ加工装置の主要構成>
図1は本発明の実施形態に係るレーザ加工装置の概略構成を示すブロック図である。
レーザ加工装置100は、レーザ発振器101と、アクチュエータ102と、照射ヘッド103と、制御器104と、光特性検出器105とを備える。光特性検出器105には開閉可能なフタ106を備える。
尚、レーザ発振器101の発振波長が可視領域から近赤外領域ならば、レーザ伝送に光ファイバ107を使用することができる。照射ヘッド103の先端からはレーザ光108、及びガイド光109が照射される。そして、照射ヘッド103はアクチュエータ102に取り付けられ、被加工物110と光特性検出器105の間を往来する。
レーザ発振器101は、回折格子を介してダイオードレーザを外部共振させて、複数のレーザ発振源を少しずつ異なる波長ごとにレーザ発振させることで、生成される各々の波長のレーザ光108を回折格子で同一の光軸上に加算させるダイレクトダイオードレーザを用いる。
このレーザ発振器101の特徴は、ダイレクトダイオードレーザであるにも関わらず、ファイバーレーザやディスクレーザと同等のBPPが得られることと、高い電気−光変換効率が得られることである。また、パワーもレーザ光108を加算することによって2〜6kWの大出力化が可能である。
尚、レーザ発振器101は、前記ダイレクトダイオードレーザだけでなく、ファイバーレーザやディスクレーザなどの固体レーザでも構わないし、CO2レーザなどの気体レーザでも構わない。
アクチュエータ102は、産業用ロボットを使用する。繰り返し同じ作業ができ、移動スピードが速いので、高効率の作業ができる。アクチュエータ先端にレーザ光108を空間に出射する照射ヘッド103を設置すると、照射ヘッド103の位置をアクチュエータ102の可動範囲内で機械的に移動させることができ、レーザ加工位置や計測位置を狙ってレーザ光108、及びガイド光109を照射できるようになる。
照射ヘッド103は、溶接用レーザ加工ヘッド、または切断用レーザ加工ヘッドを使用する。内部には集光レンズが備えられており、空間に出射されたレーザ光108は集光レンズにあった焦点位置で集光される。集光位置をアクチュエータ102で被加工物110に合わせることで、高密度化されたレーザ光108が被加工物110に照射されて加工を行うことができる。
例えば、溶接用途であれば、溶接用レーザ加工ヘッドを使用し、集光径500μmφ、焦点位置400mmになるような集光レンズを選択することで、レーザ溶接可能な照射ヘッド103を構成できる。集光径、焦点位置、BPP、発振波長などレーザ加工の用途に適合する照射ヘッド103を選択する。
制御器104は、レーザ光108の照射、ガイド光109の照射、照射ヘッド103の移動、フタ106の開閉、光特性の計測などを実施する為の制御を行う。手動で操作を行ったり、プログラムを組んで自動制御で操作を行うことができる。
光特性検出器105は、レーザ光108の光特性を計測して、レーザ加工の品質低下を防ぐ目的で使用する。光特性は種々あるが、例えば、パワー、ビーム径、焦点位置などがあり、品質管理に必要な特性を計測できるものを選択する。この計測で異常が発見された場合、警告を表示したり、レーザ加工を停止してレーザ加工装置の点検を行ったりする。
光ファイバ107は、一端をレーザ発振器101に接続し、逆端を照射ヘッド103に接続して、レーザ光108をレーザ発振器101から照射ヘッド103へ伝送する。光ファイバ107を使用する利点は、光ファイバ107はフレキシブルに曲げることができるので、照射ヘッド103の出射位置と出射方向を無理なく自由に決定できることである。市販されている光ファイバ107のコア径は100μmφ、200μmφ、300μmφなどがあり、レーザ加工装置100の仕様によって適切なコア径を選択する。
ただし、発振波長が可視領域から近赤外領域のレーザ発振器101を使用する場合には、通常は光ファイバ107を使用するのだが、CO2レーザを使用する場合には、発振波長が10μm付近であるので光ファイバ107では高出力レーザは伝送できない。よって、光ファイバ107の代わりに複数のミラーを使用してレーザ光108を反射させながらレーザ発振器101から照射ヘッド103へ伝送する。
ガイド光109は、可視光を発するダイオードレーザやLEDなどの光源を使用する。この光源は通常、レーザ発振器101、または、照射ヘッド103の内部に備えられている。ガイド光109は前記光源から出射され、ミラーなどの光学部品を介してレーザ光108と同じ光経路を通るように調整されて照射ヘッド103の先端から空間に出射される。そして、このガイド光109を被加工物110に照射することで、レーザ光108が照射される位置を確認する。
<光特性検出器の詳細な構成>
さらに、本発明の光特性検出器105について、その構成を詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る光特性検出器105の一例の断面図である。便宜上図面では、照射ヘッド103から出射されるレーザ光108とガイド光109をずらして記載しているが、実際は、ガイド光109はレーザ光108の光軸と同一軸上を進行する。
図2に示されるように、光特性検出器105は照射ヘッド103から照射されたレーザ光108を受光して光特性を計測する受光部121と、受光部121に入射するレーザ光108を計測可能範囲まで減衰させる光減衰部122と、光減衰部122で分離された計測に使用しない余剰のレーザ光108を受光して吸収するビームダンパ123と、レーザ光108を筐体内に通過させる為の開口部124と、フタ106で構成される。
受光部121は、計測する光特性の種類に応じたセンサが選択される。計測する光特性はパワー、NA、ビーム径、焦点位置、立ち上がり時間、時間安定性などが挙げられる。また、使用するセンサは、フォトダイオードセンサ、サーマルセンサ、CCDセンサ、CMOSセンサなどが挙げられる。
尚、受光部121に使用するセンサは、レーザ光108、及びガイド光109の両方の波長に反応するものを使用する。
フォトダイオードセンサは受光素子に光が当たると起電力が発生し、その起電力を測定することで光量を計測する。応答速度が速く、微弱な光の測定が可能という特徴がある。パワーや立ち上がり時間の計測などに使用される。
サーマルセンサはレーザ光108を金属などの吸収体で吸収し光を熱に変換し、吸収体の裏面に取り付けられている熱電対などの温度測定器から発生する起電力を計測する。応答時間が長いが、測定パワーの範囲が広いという特徴がある。パワー、及びパワーの時間安定性の計測などに使用される。
CCDセンサ、CMOSセンサは二次元に配列された受光素子を入射したレーザ光108を電荷に変換して強度分布を計測できる。応答速度が速く、微弱な光の測定が可能という特徴がある。強度分布を計測することによって、ビーム径、焦点位置を算出することが可能になる。また、レーザ照射位置を光軸上に移動させながら強度分布を逐次計測することによって、NAの計測も可能である。
フォトダイオードセンサ、CCDセンサ、CMOSセンサにおいては、受光可能なレーザ光108のパワーが低く、最大でも数十mW程度である。この為、高出力のレーザ光108を使用する場合は、受光部121の手前に光減衰部122を設けてレーザ光108を減衰させて受光部121に入射する必要がある。
光減衰部122は、ビームスプリッタ、光学フィルタなどの光学部品で構成され、受光部121の前に設置する。そして、減衰する割合によって単体、または複数個使用する。通常、ガラス等の透明体に反射膜や透過膜のコーティングをして必要な特性を得ている。
ビームスプリッタは、高反射ミラーと低反射ミラーとに種類分けができる。光学フィルタは、光のパワーを減衰させる減光フィルタを使用する。これらの形状は平行平板を使用するのが一般的であるが、凸レンズ形状、凹レンズ形状、非平行の平板、プリズム形状、キューブ形状のどれを使用しても構わない。
高反射ミラーのビームスプリッタを使用する場合、反射する光をビームダンパ123に向かって進行させ、透過する光を受光部121に向かって進行させれば、透過して減衰された光を受光部121に入射させることができる。例えば、高反射ミラーの反射率を99.5%とすると、1kWのレーザ光108を照射した場合、反射光は995Wとなり、透過光は5Wと算出される。
低反射ミラーのビームスプリッタを使用する場合、反射する光を受光部121に向かって進行させ、透過する光をビームダンパ123に向かって進行させれば、反射して減衰された光を受光部121に入射させることができる。例えば、低反射ミラーの反射率を0.3%とすると、2kWのレーザ光108を照射した場合、反射光は6Wとなり、透過光は1994Wと算出される。
減光フィルタを使用する場合、例えば、透過率が0.1%の減光フィルタを使用すれば、1Wの光を照射した場合、1mWの光が透過して受光部121に進行する。一般に減光フィルタは、光を吸収して減衰させるので、高出力のレーザ光108を使用すると、吸収した光が熱に変換され、減光フィルタが高温になり破損する恐れがある。この為、高出力のレーザ光108を減衰させる場合には使用できないので、ビームスプリッタを減光フィルタの手前に設置すると良い。
ところで、ビームスプリッタや光学フィルタ等の光学部品は波長帯によって反射率や透過率を変えることが可能である。レーザ光108の計測用途で使用していた光減衰部122をガイド光109の波長帯の減衰率も考慮した光減衰部122に変更すれば、レーザ光108とガイド光109のそれぞれのパワーを受光部121で計測することができるようになる。
ガイド光109は、照射ヘッド103からレーザ光108と同軸上の軌跡で空間に出射される。ガイド光109は可視光であるので、被加工物110に照射すればレーザ光108の照射される位置が事前に目視確認できる。ガイド光109はレーザ照射位置を視認するだけの目的で使用する為、通常、パワーは数mW程度までと小さい。
例えば、金属の加工等に用いられる高出力のファイバーレーザやYAGレーザは発振波長が近赤外領域の1μm近辺で、kW級のパワーがある。一方、ガイド光109は可視領域の0.4〜0.76μmである。故に、近赤外領域の波長帯で光減衰部122の減衰率を大きくして、可視領域の波長帯で減衰率を小さくすれば、レーザ光108とガイド光109のパワーが大きく異なっていても、受光部121では、両者それぞれの計測が可能となる。
図3に、レーザ光108とガイド光109のそれぞれの波長の減衰を考慮した本発明の実施形態に係る光減衰部122での減衰の様子を示す諸例の概略図を示す。受光部121は光減衰部122で減衰された後のレーザ光108の進行方向に設置されるので、ガイド光109も同じ進行方向になるように反射率、透過率を調整する。
図3(a)は、高反射ミラー131の減衰の様子である。レーザ光108を入射した時、計測に使用するレーザ光108は必要量だけ減衰されて透過し、計測に使用しないレーザ光108は反射する。同様に、ガイド光109が入射した時、計測されるガイド光109は必要量だけ減衰されて透過して、計測に使用しないガイド光109は反射する。
図3(b)は、低反射ミラー132の減衰の様子である。レーザ光108を入射した時、計測に使用するレーザ光108は必要量だけ減衰されて反射し、計測に使用しないレーザ光108は透過する。同様に、ガイド光109が入射した時、計測されるガイド光109は必要量だけ減衰されて反射して、計測に使用しないガイド光109は透過する。
図3(c)は、減光フィルタ133の減衰の様子である。レーザ光108を入射した時、計測に使用するレーザ光108は必要量だけ減衰されて透過し、計測に使用しないレーザ光108は熱に変換される。同様に、ガイド光109が入射した時、計測されるガイド光109は必要量だけ透過して、計測に使用しないガイド光109は熱に変換される。
ビームダンパ123は、光減衰部122で分離した計測に使用しない余剰のレーザ光108を吸収するためのもので、熱伝導率の高いアルミ合金や銅などの金属に黒色系の表面処理を施してレーザ光108を受光し吸収する。高出力のレーザ光108を受光する場合は、受光面が高温になるので、強制空冷機構や水冷機構を設けてビームダンパ123の温度上昇を抑制する。
ただし、ビームダンパ123の温度上昇が発生しないような低出力のレーザ光108を使用する場合は、ビームダンパ123を設置する必要はなく、筐体の側壁をビームダンパ123の代用としても良い。
フタ106は、レーザ加工を実施している間に発生するスパッタやヒュームを光特性検出器105の開口部124から筐体内に侵入させない目的で設置する。通常、フタ106は閉じているが、光特性の計測の為にレーザ光108を光特性検出器105に照射する時はフタ106を開ける。
フタ106を開閉駆動する機器はソレノイドやモータが挙げられる。直線往復運動で開閉駆動しても良いし、回転往復運動で開閉駆動しても良い。電気駆動する機器、または、エア駆動する機器があるので、それらに応じた電気配線、または、エア配管が必要になる。
フタ106は、閉じた状態でレーザ光108を誤射したとしても焼損しないように、レーザ光108が照射される領域は金属材で構成されることが望ましい。さらには、レーザ光108の光の吸収率が低い材料が望ましい。例えば、1.06μm付近のレーザ光108を使用するならば、アルミ合金や銅を使用すると、レーザ光108の光の吸収率が低く反射率が高いので、フタ106が破損しにくくなる。
そして、図4のように、フタ106の表面がレーザ光108の光軸に垂直になるようにせず、表面は光軸と傾けることが望ましい。フタ106を閉じた状態でレーザ光108を誤射した場合、表面が光軸に垂直になっていると、表面で反射したレーザ光108がそのまま光軸上を逆行して照射ヘッド103に入射するので、レーザ発振器101に障害が出る恐れがある。傾けておけば、反射したレーザ光108が照射ヘッド103に入射しない。
フタ106が閉じている時、フタ106と開口部124との間に隙間がある場合は、その隙間を埋めて密閉性が向上するよう、開口部124の周囲、またはフタ106の裏面にゴム板などのシール材134を取り付けても良い。シール材134は有機材が一般的であるので、万一の誤射で直接レーザ光108が当たらないように工夫する必要がある。
例えば、図5のように、フタ106の裏面に窪みの加工を施して、窪みにシール材134を固定する。そして、フタ106が最大に開く角度を調整してフタ106の裏面にレーザ光108が直接当たらないようにすると、シール材134をフタ106で遮光してシール材134が焼損しないようにすることができる。
また、レーザ加工エリアの仕切り内の排気が不完全で、残存したヒュームが仕切り内を舞っている場合、筐体内、または、開口部124にエア配管135を設置して、そこから空気や窒素などを送り出して筐体内部にヒュームが入らないようにしても良い。
図6は、本発明の実施形態に係る光特性検出器105のフタ106の開状態の検知を示す断面図である。光減衰部122は高反射ミラー131を使用しており、照射ヘッド103からガイド光109を光特性検出器105に照射する。
フタ106が開状態では、ガイド光109がフタ106に遮られないので、ガイド光109は開口部124を通過して光減衰部122に入射する。ガイド光109の波長帯で適切な減衰率に設定していると、ガイド光109は受光部121まで届く。受光部121がガイド光109に反応するので、フタ106が開いているものと判断できる。尚、光減衰部122で分離した計測に使用しないガイド光109はビームダンパ123に入射して吸収される。
図7は、本発明の実施形態に係る光特性検出器105のフタ106の閉状態の検知を示す断面図である。照射ヘッド103からガイド光109を光特性検出器105に照射する。フタ106が閉状態では、ガイド光109がフタ106に当たって開口部124には光が届かないので、受光部121は反応しない。よって、フタ106が閉じているものと判断する。
図6、図7は、光減衰部122に高反射ミラー131を使用しているが、低反射ミラー132を使用しても光特性検出器105を構成できる。この場合、受光部121とビームダンパ123の設置位置は入れ替わる。
一方、図8に示されるように、フタ106を使用せず、筐体内にスパッタやヒュームが侵入しないように開口部124に保護ウィンドウ136を取り付ける構成も考えられる。フタ106とは異なり、保護ウィンドウ136は固定されて駆動しない。保護ウィンドウ136はレーザ光108やガイド光109を透過させるが、スパッタやヒュームを筐体内に侵入させない目的で取り付ける。
しかしながら、フタ106を設置せずに保護ウィンドウ136だけを設置した場合、レーザ加工を続けていくうちに、しだいに保護ウィンドウ136の外側表面にスパッタやヒュームが付着してくる。そして、保護ウィンドウ136の表面でレーザ光108の散乱量や吸収量が増大していき、正確な計測ができなくなってくる。
この場合、レーザ加工を中断して保護ウィンドウ136を清掃、または交換する作業を頻繁に実施しなければならなくなる。清掃作業や交換作業の頻度を抑制するには、保護ウィンドウ136を設置した状態であっても、そのうえに、フタ106を設置するか、もしくは、保護ウィンドウ136の付着物を自動で清掃するワイパを設置することになる。ワイパもフタ106と同様に駆動と制御が必要になる。
<レーザ加工装置の動作>
以上のように構成された本発明のレーザ加工装置100の動作について図面を用いて説明する。
図9は本発明の実施形態に係るレーザ加工工程の一例のフローチャートである。
先ず、加工プロセス開始後、レーザ光108の光特性検査を行う(S01)。尚、この光特性検査前にフタ106が閉じていることを確認する処理を入れても良い。この確認工程は、後述のフタ開閉確認工程(S16)に記載している。
次に、検査工程で問題がないことを確認した後、レーザ加工を実施する(S02)。
次に、設定加工回数に到達しているかどうかの判断を行う。所望の設定回数のレーザ加工が実施されていたら、光特性検査を行う。逆に、所望の設定回数のレーザ加工が実施されていなかったら、光特性検査は行わない(S03、S04)。この処理は、レーザ加工の途中のあるタイミングで検査を実施する場合のもので、必ずしも光特性検査は実施する必要はない。
次に、プロセスが設定された回数に到達しているかどうかの判断を行う。設定した全てのレーザ加工が終了していなければ、レーザ加工を繰り返す(S05)。
最後に、予定された全てのレーザ加工が終了していれば、光特性検査を実施してプロセスを終了する(S06)。尚、最初の光特性検査(S01)と最後の光特性検査(S06)は、両方とも実施する必要はなく、どちらか一方だけの検査でも構わない。
ところで、レーザ加工を繰返し実施する場合、これらの反復動作はプログラムを組んで制御器104で自動制御を行うことが可能である。自動制御を行えば、手動で装置の操作をするよりも誤操作が減少する。
次いで、光特性検査工程について説明を行う。図10は本発明の実施形態に係る光特性検査工程の一例のフローチャートである。
先ず、光特性検査工程に移行すると、照射ヘッド103をレーザ加工位置から計測位置に移動する(S11)。次に、筐体内にスパッタやヒュームの進入を防止する為に閉じていたフタ106を開く(S12)。次に、フタ106の開閉を確認する(S13)。
次に、レーザ光108の光特性を計測する(S14)。
次に、計測の為に開いたフタ106を閉じる(S15)。次に、フタ106の開閉を確認する(S16)。最後に、照射ヘッド103を計測位置からレーザ加工位置に移動して、光特性検査工程を終了する(S17)。
引き続き、光特性検査工程について詳細に説明を行う。図11は本発明の実施形態に係る光特性検査工程の一例の詳細フローチャートである。
先ず、光特性検査工程に移行すると、照射ヘッド103をレーザ加工位置から計測位置に移動する(S11)。この時、照射ヘッド103は光特性検出器105の受光部121にレーザ光108が入射できる方向に位置している。ガイド光109はレーザ光108の光軸と同軸上の軌跡で照射されるので、ガイド光109の照射方向もおのずと受光部121に向けられる。
次に、フタ106を開く指令を出してフタを開く(S21,S22)。
次に、ガイド光109を光特性検出器105に照射する(S23)。そして、ガイド光109が受光部121に入射して受光部121が反応したかどうかを判断する(S24)。
仮に、フタ106に不具合が発生していて開指令が出ていてもフタ106を開くことができない状態に陥っていると、ガイド光109はフタ106に当たって光特性検出器105の筐体内には進行しない。受光部121が反応しないので、フタ106が閉状態であるという判断ができる(S24−S26)。
フタ106の動作に不具合がなく、フタ106が開いた状態では、ガイド光109はフタ106に当たらず、開口部124を通過して筐体内に入る。ガイド光109は光減衰部122に入射するが、ガイド光109は光減衰部122での減衰率が低いので、ガイド光109が受光部121に入射する。そして、受光部121が反応してフタ106が開状態であると判定ができる(S24ーS25)。
この時、レーザ光108はガイド光109と同じ光軸上を進行するので、次にレーザ光108を照射すると受光部121に入射することが予想できる。万一、照射位置がずれていて光特性検出器105の筐体に照射方向が向けられていると、ガイド光109は開口部124に入射しないので、フタ106が開いているにも関わらず受光部121は反応しない。
この状態でレーザ光108を照射すれば光特性検出器105が破損する恐れがあるが、本発明の開閉検知はレ−ザ光108の照射前にガイド光109で照射位置を確認するので、事前にレーザ光108が受光部121に入射することが判る。
フタ106が閉じている場合、ガイド光109の照射を停止する(S28)。そして、異常の表示を出す(S29)。フタ106が閉じていて計測を行うことができないので、検査工程を終了する(S30)。異常の表示が出力されるので、レーザ加工装置100を停止して点検をする。
フタ106が開いている場合、ガイド光109の照射を停止する(S27)。
次に、レーザ光108を照射する(S31)。フタ106が開いていることを確認しているので、レーザ光108は開口部124を通過して光減衰部122に入射する。そして、光減衰部122で必要な量まで減衰されて受光部121に入射する。
次に、レーザ光108の計測を行い、所望のデータを取得する(S32)。尚、光減衰部122で分離された余剰のレーザ光108はビームダンパ123で吸収する。
次に、レーザ光108の照射を停止し(S33)、計測結果を表示する(S34)。
次に、フタ106を閉じる指令を出して閉じる(S41,S42)。
次に、ガイド光109を光特性検出器105に照射する(S43)。そして、ガイド光109が受光部121に入射して受光部121が反応したかどうかを判断する(S44)。
仮に、フタ106に不具合が発生していて閉指令が出ていてもフタ106を閉じることができない状態に陥っていると、ガイド光109はフタ106に当たらず、開口部124を通過して筐体内に入る。ガイド光109は受光部121まで届いて受光部121が反応してフタ106が開状態であると判断できる(S44−S46)。
フタ106の動作に不具合がなく、フタ106が閉じた状態では、ガイド光109はフタ106に当たって検出器105の筐体内には進行しないので、受光部121が反応せず、フタ106が閉状態であるという判断ができる(S44−S45)。
フタ106が開いている場合、ガイド光109の照射を停止する(S48)。そして、異常の表示を出す(S49)。フタ106が開いていてレーザ加工時に光特性検出器105に支障が出る恐れがあるので、検査工程を終了する(S50)。異常の表示が出力されるので、レーザ加工装置100を停止して点検をする。
フタ106が閉じている場合、ガイド光109の照射を停止する。(S47)。
最後に、照射ヘッド103を計測位置からレーザ加工位置に移動する(S17)。この時、フタ106は閉状態であるので、レーザ加工を実施する間はスパッタやヒュームが飛散してもフタ106がその機能を果たす。尚、レーザ光計測(S32)で光特性に異常が発見された場合、フタ開閉確認工程(S16)の終了後にレーザ加工装置100を停止しても良い。
このようにして、本発明のレーザ加工装置100は動作する。受光部121は、光特性の計測、フタ106の開閉検知、レーザ照射位置に問題がないかどうかの事前確認、の3つの機能を兼用する。また、通常使用される光電センサや近接スイッチなどの開閉検知用センサを別途新たに設置する必要がないことから、開閉機構部分の容積、重量、配線を減少することができる。
以上に述べたように、本発明に係るレーザ加工装置100によれば、光特性検出器105の開口部124に開閉可能なフタ106を備えているので、レーザ加工工程では、フタを106閉じて飛散するスパッタやヒュームから光特性検出器105を保護することができる。そして、レーザ光108の光特性検査工程でのみフタ106を開くので、スパッタやヒュームの影響を防止でき、光特性検出器105の信頼性を向上することができる。
また、照射ヘッド103が障害物に接触するなどして、意図せずレーザ照射位置が光特性検出器105の開口部124からずれている場合、レーザ光108が光特性検出器105の筐体などに照射して光特性検出器105が破損する恐れがある。しかし、本発明の実施形態の場合は、レーザ光108の照射前にガイド光109を光特性検出器105の受光部121に入射するので、事前にレーザ光108を照射しても問題ないことを確認でき、レーザ光108の誤射による光特性検出器105の破損を回避できる。
本発明の主要部分の構成する諸元の具体数値を、以下に実施の一例として記す。なお、例示する具体数値に本発明は限定されるものではない。
例えば、以下のような光特性検出器105が構成できる。レーザ発振器101の発振波長は0.98μm、溶接用レーザ加工ヘッド103から2kWのレーザ光108が照射される。また、ガイド光109は波長0.64μmの赤色光で、溶接用レーザ加工ヘッド103から300μWが照射される。6軸ロボットのアームの先端に溶接用レーザ加工ヘッド103を設置しており、アームを動かして被加工物110や光特性検出器105を狙ってレーザ光108とガイド光109を照射することができる。
この光特性検出器105はレーザ光108のパワーを計測するもので、受光部121はフォトダイオードセンサを使用しており、最大受光量が約200μWである。波長0.98μmと波長0.64μmのいずれの波長にも反応する。
開口部124にはフタ106を設置する。レーザ光108が照射される領域はアルミ合金で作製しており、ロータリーソレノイドで回転往復運動をして開閉する。レーザ加工している間はフタ106を閉じ、レーザ光108の計測時のみフタ106を開く。
光減衰部122は3枚の高反射ミラー131で構成されており、光特性検出器105に2kWのレーザ光108を照射すると、受光部121に入射するまでに100μWまで減衰される。波長によって減衰率が異なっており、300μWのガイド光109を照射すると、受光部121に入射するまでに180μWまで減衰される。
そして、ガイド光109を照射して受光部121が50μW以上になるとフタ106が開状態だと判定して、ガイド光109を照射して受光部121が50μW未満であるとフタ106が閉状態だと判定する制御を行う。また、ガイド光109を照射して受光部121が50μW以上であった場合のみ、レーザ光108が照射できるように制御器104でインタロックをかけて安全にレーザ光108を照射できるようにする。
本発明にかかるレーザ加工装置及びレーザ加工方法は、光特性検出器の開口部に開閉可能なフタを備えているので、レーザ加工工程では、フタを閉じて飛散するスパッタやヒュームから光特性検出器を保護することができるものであり、レーザ加工装置に用いられる光特性検出器の信頼性向上等において有用である。
100 レーザ加工装置
101 レーザ発振器
102 アクチュエータ
103 照射ヘッド
104 制御器
105 光特性検出器
106 フタ
107 光ファイバ
108 レーザ光
109 ガイド光
110 被加工物
121 受光部
122 光減衰部
123 ビームダンパ
124 開口部
131 高反射ミラー
132 低反射ミラー
133 減光フィルタ
134 シール材
135 エア配管
136 保護ウィンドウ
802 光路
804 ワーク
806 出力測定器
901 レーザ装置
902 レーザ発振器
905 シャッタ
907 フォトインタラプタ
909 制御回路

Claims (6)

  1. 出力指令信号に従ってレーザ光を出射するレーザ発振器と、レーザ照射位置を機械的に制御するアクチュエータと、所定位置に開口部を有し、前記開口部に入射したレーザ光の光特性を計測する受光部と、前記開口部に開閉可能に取り付けられたフタを備えた光特性検出器と、ガイド光照射部と、を備えたレーザ加工装置を用いたレーザ加工方法であって、
    前記光特性検出器の前記フタを開くフタ開工程と、
    前記フタ開工程の後に、前記光特性検出器に向かって前記ガイド光を照射するフタ開閉確認工程と、
    前記フタ開閉確認工程の後に、前記フタを開いた状態で前記光特性検出器の前記開口部にレーザ光を入射しレーザ光の特性を計測するレーザ光計測工程と、
    前記フタを閉じた状態で被加工物にレーザ光を照射して加工を行うレーザ加工工程とを備え、
    前記フタ開閉確認工程では、前記受光部が前記ガイド光を検知した場合は前記フタが開いていると判定し、前記ガイド光が検知できない場合は前記フタが閉じていると判定するレーザ加工方法。
  2. 前記光特性検出器が、前記開口部と前記受光部の間の光路に波長選択性を有した光減衰部を備えた請求項1に記載のレーザ加工方法。
  3. 波長によって反射率又は透過率が異なるビームスプリッタを前記光減衰部に設けた請求項2に記載のレーザ加工方法。
  4. 前記フタ開閉確認工程で、前記フタが閉じていると判定された場合は異常が生じたと判断し、異常警告する請求項1から3のいずれかに記載のレーザ加工方法。
  5. 前記レーザ光計測工程に先立ち、前記光特性検出器に向かって前記ガイド光を照射してフタは閉じていることを確認し、前記光特性検出器の前記フタを開き、前記光特性検出器に向かって前記ガイド光を照射してフタが開いていることを確認する工程を設け、
    前記レーザ光計測工程実施後に、前記光特性検出器の前記フタを閉じ、前記光特性検出
    器に向かって前記ガイド光を照射してフタが閉じていることを確認する工程を設けた請求項1から4のいずれかに記載のレーザ加工方法。
  6. 前記フタが閉じていることを確認する工程で前記フタが開いていると判定された場合は異常が生じたと判断し、異常警告する請求項5に記載のレーザ加工方法。
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