JP3198830B2 - レーザ加工機 - Google Patents

レーザ加工機

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JP3198830B2
JP3198830B2 JP27512994A JP27512994A JP3198830B2 JP 3198830 B2 JP3198830 B2 JP 3198830B2 JP 27512994 A JP27512994 A JP 27512994A JP 27512994 A JP27512994 A JP 27512994A JP 3198830 B2 JP3198830 B2 JP 3198830B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザ加工機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば米国特許第469848
3号公報に示された、従来のレーザ溶接加工機全体を示
す概略図であり、具体的には溶接用レーザロボット加工
機である。図7は図6に示された外部ベンドミラーユニ
ットの詳細図である。図6において、1はレーザ発振
器、2はレーザ発振器1から発振される加工用レーザ光
としてのCO2 レーザ光、3はCO2 レーザ光2と重畳
された可視レーザ光である。4はレーザ発振器1と後述
するレーザ溶接ロボット5とを連結し、内部をレーザ光
2及び3が通る外部ビーム伝送路である。40A及び4
0Bは外部ビーム伝送路4の屈曲部に設けられレーザ光
の光路の方向を90度変更する外部ベンドミラーユニッ
トである。5は加工物に対しレーザ光を溶接個所に導き
レーザ加工を行なうレーザ溶接ロボットであり、この従
来例のものの場合、5軸垂直多関節型ロボットを使用し
ている。6Aから6Fまでは基本的に同一形状・構造を
した内部ベンドミラーユニット(以下、適宜内部ミラー
ユニットと記す)であり、7は放物面鏡8などで構成さ
れレーザ光2及び3を集光する加工ヘッドである。8a
は放物面鏡8で集光されたレーザ光2及び3の焦点であ
り、またほぼこの位置が加工点でもある。9は外部ビー
ム伝送路4を構成するビームダクト部であり、9A,9
B,9Cは個々のビームダクトである。
【0003】図7は従来の外部ベンドミラーユニット
(例えば外部ベンドミラーユニット40A)の詳細図で
ある。41はCO2 レーザ光2、可視レーザ光3の光路
を直角(90度)に曲げるベンドミラー、42はベンド
ミラー41を保持するミラーホルダであり、41aはレ
ーザ光を曲げたときのベンドミラー41の中心点であ
り、中心点41aを中心にしてミラーホルダ42は回転
する。43はベンドミラー41を保持する押え板であ
る。44Aはミラーホルダ42を保持するベンドブロッ
ク、45は球面軸受け面、46は角度調整ネジ、47は
固定ナット、48は支持板、49は固定ネジである。
【0004】次に動作について説明する。図6のレーザ
発振器1からCO2 レーザ光2と可視レーザ光3とが出
射される。この2つのレーザ光は重畳されており、加工
動作時はCO2 レーザ光2が出射され、非加工時は可視
レーザ光3が出射される。CO2 レーザ光2は加工に使
用するものであり、一方、可視レーザ光3は光軸の調整
時及び教示作業時の加工点の確認に使用する。
【0005】CO2 レーザ光2の出射時(レーザ加工)
の動作について説明する。CO2 レーザ光2は外部ベン
ドミラーユニット40Aで下方に曲げられ、外部ベンド
ミラーユニット40Bで再度光路を曲げられてレーザ溶
接ロボット5に入る。外部ベンドミラーユニット40
A,40Bには、ロボット5の正規な位置に入射出来る
ように光軸調整機能が設けられている。下部より入射し
たレーザ光2はロボットベースに取り付けられた内部ミ
ラーユニット6Aで上方へ曲げられ旋回軸(第1軸)に
取り付けられた内部ミラーユニット6Bで一旦外へ出
る。下腕(第2軸)に取り付けられた内部ミラーユニッ
ト6C,6Dにより再びロボット5の内部へ入り、上腕
(第3軸)に取り付けられた内部ミラーユニット6Eに
より、手首軸の方へ向けられる。回転軸(第4軸)に取
り付けられた内部ミラーユニット6Fと振れ軸(第5
軸)に取り付けられた加工ヘッド7により手首軸を構成
する。加工ヘッド7(第5軸)では、放物面鏡8により
CO2 レーザ光2が絞られ焦点8aに集光する。溶接加
工時には、被加工物の加工点を空気より遮断するために
加工ガスが必要であり、加工ガスはCO2 レーザ光2と
同心状で加工点に吹き付けられ、一般にはアルゴンまた
はヘリウムガスが使用される。加工ガスを流し、移動と
同時にCO2 レーザ光2を出射することでレーザ溶接加
工を行なう。
【0006】次に、可視レーザ光3の用途(機能)につ
いて説明する。CO2 レーザ光2を出射していないと
き、この可視レーザ光3が出射される。可視レーザ光3
の用途は、光軸の調整、教示作業の加工点の確認、
CO2レーザ光の出射の有無の確認などである。
【0007】光軸の調整を行なう場合、発振器1から出
射された可視レーザ光3は外部ベンドミラーユニット4
0Aに入射し、下方へ曲がって外部ベンドミラーユニッ
ト40Bを通るように調整する。具体的な調整方法とし
ては、まずビームダクト9Bをはずし、外部ベンドミラ
ーユニット40Bのベンドブロック44Bの入口にグラ
フ用紙など光軸の中心を確認出来るものを貼り、可視レ
ーザ光3が孔の中心に来るように外部ベンドミラーユニ
ット40Aの角度調整ネジ46を使って調整する。ミラ
ーホルダ42は中心点41aを中心に回転する構造にな
っている。次にビームダクト9Cをはずし、同様の調整
を行なう。この他、ロボット5内の内部ミラーユニット
6A〜6Fも同様の方法で順次調整を行ない、放物面鏡
8まで光軸を調整する。
【0008】教示時の焦点確認として、CO2 レーザ光
2と可視レーザ光3とは重畳されており、2つのレーザ
光の焦点位置は略一致する。従って可視レーザ光3の焦
点を被加工物の溶接作業点に合わせることにより、CO
2 レーザ光2の焦点も調整されることになる。
【0009】ちなみに、CO2 レーザ光2と可視レーザ
光3とはスライドミラー(図示しない)による交替機構
となっており、ノズル先端に可視レーザ光3が出射され
ていることを目視することによりCO2 レーザ光2が出
射されていないことを確認出来る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のレ
ーザ加工機では、CO2 レーザ光2の光軸を調整する場
合、各ベンドブロックにグラフ用紙等を貼り、CO2
ーザ光2に重畳された可視レーザ光3の光軸が各ベンド
ブロックの中心を通るように目視によって調整するとい
う方法をとっているため、光軸の調整が、用紙の貼り方
・見る角度等の、作業者の個人差によってばらつき、正
確さに欠け、またビームダクトを取り外したりする必要
があり、調整に大変な手間がかかるという問題点があっ
た。
【0011】また、可視レーザ光3にはHe−Neレー
ザが使用されているが、可視レーザ光3は基準光である
ためCO2 レーザ光2のポインティングスタビリティの
10倍程度の安定性が要求されている。ところが実際に
はその特性が悪く、CO2 レーザ光2とほぼ同等の特性
を持つにとどまっている。周囲の温度変化、及び起動時
のウォーミング中に変化していくという問題点もあっ
た。特に溶接がむづかしい亜鉛メッキ鋼板等の重ね合わ
せ溶接等の場合、しばしばブローホールが発生するとい
った問題点もあった。
【0012】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、個人差、また調整に用いるレー
ザ光の特性による精度の低下が生じることなく、また余
り過大な時間・手間がかかることなく、光軸の調整がで
きるレーザ加工機を得ることを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るレーザ加
工機は、安定型共振器から出射された加工用レーザ光の
光路を形成するビーム伝送路と、このビーム伝送路の屈
曲部に設けられたベンドミラーと、このベンドミラーの
中心部に設けられた上記加工用レーザ光のビーム径の1
/10以下の孔径の細孔と、上記ベンドミラーの背面に
取り付けられ上記細孔を通して可視レーザ光を出射する
可視レーザ光出射手段と、上記ベンドミラーによって光
路の方向を変更された上記レーザ光が次に到達するベン
ドミラーユニットのベンドミラー取り付け位置の中心点
に相当する位置に取り付けられ上記レーザ光の重心を検
知する位置検出器と、この位置検出器の出力に基づき上
記ベンドミラーの反射角を調整する光軸調整手段とを備
えたものである。
【0014】
【0015】
【0016】また、不安定型共振器から出射された加工
用レーザ光の光路を形成するビーム伝送路と、このビー
ム伝送路中の上記不安定型共振器からの光路長が10m
以下の位置の屈曲部に設けられたベンドミラーと、この
ベンドミラーの中心部に設けられた細孔と、上記ベンド
ミラーの背面に取り付けられ上記細孔を通して可視レー
ザ光を出射する可視レーザ光出射手段と、上記ベンドミ
ラーによって光路の方向を変更された上記レーザ光が次
に到達するベンドミラーユニットのベンドミラー取り付
け位置の中心点に相当する位置に取り付けられ上記レー
ザ光の重心を検知する位置検出器と、この位置検出器の
出力に基づき上記ベンドミラーの反射角を調整する光軸
調整手段とを備えたものである。
【0017】
【0018】
【作用】上記のように構成されたレーザ加工機において
は、ベンドミラーの背面に細孔を設け、この細孔から可
視光レーザを通すことにより、安定型共振器から出射さ
れた加工用レーザ光と可視レーザ光との重畳を行なう。
【0019】
【0020】
【0021】また、ベンドミラーの背面に細孔を設け、
この細孔から可視光レーザを通すことにより、不安定型
共振器から出射された加工用レーザ光と可視レーザ光と
の重畳を行なう。
【0022】
【0023】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の第1の実施例を図1〜図3
を用いて説明する。図1はこの第1の実施例による可視
レーザ光の位置検出器を示す構成図であり、図2はこの
第1の実施例によるアクチュエータユニットをベンドミ
ラーユニットに取り付けた構成を示す概略図である。ま
た図3はアクチュエータユニットを説明するための概略
図である。なお、この第1の実施例において、位置検出
器によって検出されるレーザ光は、加工用レーザ光とは
別物の可視レーザ光である。また、図1〜3において、
符号2,3,9A,9B,9C,40A,40B,4
1,41a,42,43,44A、及び45〜49は従
来例のものと同一または相当するものにつき説明を省略
する。
【0024】図1において、44Bはベンドブロックで
ある。100は位置検出器ユニットであり、101は位
置検出器ホルダ、102は位置検出器、103はポジシ
ョンセンシングデバイス(PSD)位置出力信号線、1
04は受光面である。点C1は嵌合する外径部分105
の中心に位置し更に球面軸受け面45の球の中心点でも
ある。
【0025】図2は可視レーザ光3の進行方向を直角に
変えるベンドミラーユニットにアクチュエータユニット
を取り付けた図である。図2において、110はアクチ
ュエータユニットであり、その詳細は図3において説明
する。114はモータ駆動用電線、116は回転位置検
出信号線である。120は光軸調整用制御ユニットであ
り、モータ駆動用ドライバ121と制御装置122から
構成されている。103は位置検出器ユニット100か
らのPSD位置出力信号線である。
【0026】図3はアクチュエータユニット110を示
す図である。図3において、111はアクチュエータ駆
動軸、112は減速機、113はモータ、114はモー
タ駆動用電線、115は回転位置検出器(エンコー
ダ)、116は回転位置検出信号線である。
【0027】次に動作について説明する。受光面104
に可視レーザ光3を受光した位置検出器102の出力信
号103は、光軸調整用制御ユニット120に入力され
る。PSD位置出力が目標値に入るように、アクチュエ
ータユニット110からの回転位置検出信号116とを
比較検討して、差分をモータ駆動用ドライバ121より
出力し所定の位置になるように制御する。位置検出器1
02は2軸(X軸及びY軸座標)出力し、1軸ずつ交互
に調整する。そのためにアクチュエータユニット110
は手で保持できてしかもベンドミラーユニット40Aに
設けられた光軸調整手段としての角度調整ネジ46と簡
単に組み合わせられる構造となっている。この実施例で
は六角孔付きボルトを調整ネジに使用したので、アクチ
ュエータ駆動軸には六角ボルトの規格に合う六角柱を使
用した。これ以外にも例えば十字孔付きボルトでもよ
い。さらに、調整時間を短くするため、光軸調整用制御
ユニット120に2軸同時調整機能を設けたものを用い
てもよい。許容範囲内に入れば調整は完了し、固定ナッ
ト47を締め、再度位置を確認することによりにベンド
ミラーユニット40Aの光軸調整は完了する。この調整
をベンドミラーユニット40B及び内部ミラーユニット
6A〜6Fについても同様に行なう。なお、内部ミラー
ユニット6Fを調整する場合には、位置検出器ユニット
100を放物面鏡8の取り付け部に固定する必要があ
る。
【0028】アクチュエータユニット110はモータ1
13の回転トルクを大きくするため減速機112を用い
る。また自分の位置を確認する回転位置検出器(この実
施例ではエンコーダ)を装備しており、光軸調整用制御
ユニット120とモータ駆動用電線114と回転位置出
力信号116で連結されている。
【0029】このように構成されたレーザ加工機におい
ては、位置検出器102によって可視レーザ光3を検出
し、さらに位置検出器102からの出力信号に基づいた
アクチュエータユニット110の作動により、ベンドミ
ラー41の角度すなわち光軸の調整を行なうため、調整
する個々の作業者による個人差を生じることがなく、短
時間で効率よく、しかも正確な光軸調整を行なえる。
【0030】なお、上記実施例では、位置検出器によっ
て検出されるレーザ光として、加工用レーザ光とは別物
の可視レーザ光を用いる場合について説明したが、検出
用のレーザ光としてはこれに限定されるものではなく、
例えば、加工用のレーザ光(CO2 レーザ光など)その
ものを、検出用のレーザ光として兼用することもでき、
同様の効果を奏するものである。また、アクチュエータ
ユニットは、それぞれ個別に各ベンドミラーユニットに
取り付ける構造のものでもよいし、或いは、着脱可能な
構造として、複数のベンドミラーユニットに対して兼用
されるものであってもよい。
【0031】実施例2.次にこの発明の第2の実施例を
図4を用いて説明する。図4はレーザロボット加工機内
の内部ミラーユニットに設けられたベンドミラーの背面
に半導体レーザを取り付けた場合の構成図である。図に
おいて、符号2,3,45,46,47は従来例のもの
と同一または相当するものにつき説明を省略する。45
aは球面軸受けの回転中心点、54は支持板、55は細
孔付きミラーホルダ、56は細孔付きベンドミラー、5
7は細孔である。70は可視レーザ光出射手段としての
半導体レーザ、71は半導体レーザホルダ、72はホル
ダ71を支える座、73は半導体レーザ電源電線であ
る。
【0032】次に動作について説明する。安定型共振器
(図示せず)から出射された加工用レーザ光としてのC
2 レーザ光2は外部ビーム伝送路4を通り、レーザ溶
接ロボット5へ入る。そして半導体レーザ70から出射
される可視レーザ光3がCO2 レーザ光2と重畳され
る。一般に使われている可能レーザ光はHe−Neレー
ザであり、そのポインティングスタビリティはかなり悪
く、CO2 レーザ光と同程度である。それゆえ、ビーム
伝送路が長い(10mを越える)と装置に及ぼす影響が
大きく基準光として用いることができない。それに対し
て、この実施例で用いた半導体レーザ70は、He−N
eレーザと比較するとポインティングスタビリティがよ
い。但し、システムによっては半導体レーザ70も取り
付ける位置が限定される。このためこの実施例では、加
工ヘッド7に最も近い内部ミラーユニット6Fに取り付
けた。加工点8aまでほとんど距離がないので安定な基
準光として使用できる。この実施例のような安定型共振
器の場合、細孔57の径がCO2 レーザ光2のビーム径
の1/10以下であれば、ビーム品質に与える影響は殆
どないことが確認されている。
【0033】実施例3.なお、上記実施例2では、加工
用レーザ光の発振器として安定型共振器を用いた場合を
示したが、加工用レーザ光の発振器として不安定型共振
器を用いた場合も同様の効果を奏する。不安定型共振器
を用いた場合、ベンドミラーが不安定型共振器の近くに
ある場合には、安定型共振器と異なり、細孔の影響を全
く受けないという利点がある。その反面、ベンドミラー
の位置が共振器から遠くなると、細孔によるビーム品質
の劣化が現れる。それゆえ、不安定型共振器の場合に
は、ベンドミラーと不安定型共振器との光路距離を、お
よそ10m以下とする必要がある。
【0034】上記の実施例2及び3においては、レーザ
加工機の使用が長期にわたった場合でも、可視レーザ光
3のポインティングスタビリティの低下による影響を受
けることがなく、周囲の温度変化などの影響を受けるこ
となく、初期の光軸調整の精度を長期にわたり維持する
ことができる。また、ミラーホルダ55が球面軸受けと
なっているため、調整ネジ51により容易にCO2 レー
ザ光2と重畳することができる。この場合、可視レーザ
光3は常に出射されているため、可視レーザ光3の出射
の有無によるCO2 レーザ光2の出射の有無の確認はで
きないので注意をする必要がある。
【0035】実施例4.次に、この発明の第4の実施例
を図5を用いて説明する。図5は5軸垂直多関節ロボッ
トを使用したレーザ溶接加工機を示す概略図である。従
来例のものと異なり、レーザ溶接ロボット5の動作範囲
内の一角にレーザ出力検出器14とレーザ位置検出器1
5とを配置したものである。ロボットは任意の位置へ加
工ヘッド7を移動できるので、ある一定周期ごとか或い
は加工が終わり次の加工物がセッティングされる間など
に、レーザ出力と加工点の位置をチェックすることがで
きる。この実施例4では、レーザ位置検出器15は上述
の実施例1で用いた位置検出器102と同様の可視PS
Dセンサを用いた。データを記録することで、レーザ出
力と加工点の位置に関する安定性の有無を確認すること
ができる。特に、溶接加工条件が非常に厳しい場合(例
えば亜鉛メッキ鋼板の加工など)、レーザ出力が加工条
件に合っているかどうかを加工前にチェックすることが
でき、安定した製品の加工が可能になる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、中心
部に加工用レーザ光のビーム径の1/10以下の孔径の
細孔を設けられたベンドミラーの背面に取り付けられ可
視レーザ光を細孔を通して出射する可視レーザ光出射手
段から出射される可視レーザ光を加工用レーザ光と重畳
させることにより、加工用レーザ光の光軸調整を行なう
ようにしたことにより、安定型共振器から出射された加
工用レーザ光と可視レーザ光との重畳を容易に行なうこ
とが可能となり、周囲の温度変化などの影響を受けるこ
となく、長期にわたり加工用レーザ光の正確な光軸調整
を容易に行なうことを可能にするという効果がある。
【0037】
【0038】
【0039】また、不安定型共振器からの光路長が10
m以下の位置の屈曲部に設けられ中心部に細孔を設けら
れたベンドミラーの背面に取り付けられ可視レーザ光を
上記細孔を通して出射する可視レーザ光出射手段から出
射される可視レーザ光を加工用レーザ光と重畳させるこ
とにより、上記加工用レーザ光の光軸調整を行なうよう
にしたことにより、不安定型共振器から出射された加工
用レーザ光と可視レーザ光との重畳を容易に行なうこと
が可能となり、周囲の温度変化などの影響を受けること
なく、長期にわたり加工用レーザ光の正確な光軸調整を
容易に行なうことを可能にするという効果がある。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係る可視レーザ光の位置
検出器を示す構成図である。
【図2】 本発明の実施例1に係るアクチュエータユニ
ットをベンドミラーユニットに取り付けた構成を示す概
略図である。
【図3】 本発明の実施例1に係るアクチュエータユニ
ットを説明するための概略図である。
【図4】 本発明の実施例2及び3に係るレーザロボッ
ト加工機内の内部ミラーユニットに設けられたベンドミ
ラーの背面に半導体レーザを取り付けた場合の構成図で
ある。
【図5】 本発明の実施例4に係る5軸垂直多関節ロボ
ットを使用したレーザ溶接加工機を示す概略図である。
【図6】 従来のレーザ溶接加工機全体を示す概略図で
ある。
【図7】 従来の外部ベンドミラーユニットの詳細図で
ある。
【符号の説明】
2 CO2 レーザ光、3 可視レーザ光、4 外部ビー
ム伝送路、14 レーザ出力検出器、15 レーザ位置
検出器、40A,40B 外部ベンドミラーユニット、
41 ベンドミラー、46 角度調整ネジ、57 細
孔、70 半導体レーザ、102 位置検出器、110
アクチュエータユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 勝美 名古屋市東区矢田南五丁目1番14号 三 菱電機株式会社 名古屋製作所内 (56)参考文献 特開 平3−106586(JP,A) 特開 昭63−30192(JP,A) 特開 平4−1505(JP,A) 特開 平8−25073(JP,A) 特開 昭63−163316(JP,A) 実開 平3−112716(JP,U) 特公 平5−18674(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 26/04 B23K 26/00 B23K 26/06 G02B 7/198

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 安定型共振器から出射された加工用レー
    ザ光の光路を形成するビーム伝送路と、このビーム伝送
    路の屈曲部に設けられたベンドミラーと、このベンドミ
    ラーの中心部に設けられた上記加工用レーザ光のビーム
    径の1/10以下の孔径の細孔と、上記ベンドミラーの
    背面に取り付けられ上記細孔を通して可視レーザ光を出
    射する可視レーザ光出射手段と、上記ベンドミラーによ
    って光路の方向を変更された上記レーザ光が次に到達す
    るベンドミラーユニットのベンドミラー取り付け位置の
    中心点に相当する位置に取り付けられ上記レーザ光の重
    心を検知する位置検出器と、この位置検出器の出力に基
    づき上記ベンドミラーの反射角を調整する光軸調整手段
    とを備えたことを特徴とするレーザ加工機。
  2. 【請求項2】 不安定型共振器から出射された加工用レ
    ーザ光の光路を形成するビーム伝送路と、このビーム伝
    送路中の上記不安定型共振器からの光路長が10m以下
    の位置の屈曲部に設けられたベンドミラーと、このベン
    ドミラーの中心部に設けられた細孔と、上記ベンドミラ
    ーの背面に取り付けられ上記細孔を通して可視レーザ光
    を出射する可視レーザ光出射手段と、上記ベンドミラー
    によって光路の方向を変更された上記レーザ光が次に到
    達するベンドミラーユニットのベンドミラー取り付け位
    置の中心点に相当する位置に取り付けられ上記レーザ光
    の重心を検知する位置検出器と、この位置検出器の出力
    に基づき上記ベンドミラーの反射角を調整する光軸調整
    手段とを備えたことを特徴とするレーザ加工機。
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