JP6145711B2 - ペースト転写装置及び電子部品実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品にペーストを転写するペースト転写装置及びこのペースト転写装置を備えた電子部品実装機に関するものである。
電子部品実装分野においては、電子部品の下面に形成された半田バンプを介して基板に半田接合により実装する機能を有する電子部品実装機が用いられている。半田接合においては、フラックスや半田ペースト等のペースト(半田接合補助剤)を半田バンプに供給した状態で半田バンプを基板の電極に着地させることが行われている。このため、電子部品実装機にはバンプにペーストを転写により供給するためのペースト転写装置が配置される(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に示す例では、四方が側壁で覆われてペーストが供給されるステージと、ステージ上で一の方向に水平移動させることによってペースト塗膜を形成する成膜スキージと、同じく一の方向に水平移動させることによってステージ上のペーストを掻き寄せる掻き寄せスキージを備えたペースト転写装置が開示されている。この装置を用いたペーストの転写方法では、成膜スキージとステージの間に所定の間隔を設けた状態で成膜スキージを水平移動させることにより、ペーストを延展させてステージ上にペースト塗膜を形成する。次いで、搭載ヘッドに保持された電子部品を下降させてペースト塗膜にバンプを接触させる。これにより、バンプにペーストが転写により供給される。ペーストを供給したならば、掻き寄せスキージを水平移動させてペーストを掻き寄せた後、成膜スキージを水平移動させる。これにより、ステージ上に均一な厚みのペースト塗膜が再び形成される。
掻き寄せスキージ(又は成膜スキージ)は、掻き寄せ性能を高めるためにウレタン等の膨潤性を有する素材によって作成されるため、使用を継続するにつれて膨潤する傾向にある。掻き寄せスキージの膨潤の程度によっては、掻き寄せスキージの端部が当該掻き寄せスキージの移動方向に延びて立設される壁部を押圧して、掻き寄せスキージの円滑な水平移動を妨げるおそれがある。この問題を解決する手段として、掻き寄せスキージと側壁との間に所定のクリアランスを設ける方法が知られている。この方法によれば、掻き寄せスキージの膨らみ量をクリアランスによって吸収して、掻き寄せスキージの円滑な水平移動を確保することができる。
特開2008−108884号公報
しかしながら、クリアランスを設けることによって次のような問題が生じていた。すなわち、掻き寄せスキージを移動させてペーストを掻き寄せる際等に掻き寄せスキージと側壁との間に流れ込んだペーストは、掻き寄せスキージによって捕捉することが困難になる。そして、ペーストの転写作業を継続するにしたがって、ペースト塗膜の形成に寄与しないペーストが掻き寄せスキージと側壁との間に徐々に蓄積されて無駄が発生するといった問題が生じていた。
そこで本発明は、スキージ部材の膨潤対策を維持しつつペーストの無駄を防止することができるペースト転写装置及び電子部品実装機を提供することを目的とする。
本発明のペースト転写装置は、ベース部及び前記ベース部の側方から立ち上がる側壁を有し、電子部品に転写するためのペーストが供給される転写ステージと、前記側壁の長手方向と平行な第1の方向に沿って前記転写ステージに対して相対的に水平移動することで前記転写ステージにペースト塗膜を形成するペースト塗膜形成部と、前記側壁の長手方向と平行な第1の方向に沿って前記転写ステージに対して相対的に水平移動することで前記転写ステージに形成されたペースト塗膜を掻き寄せるペースト掻き寄せ部とを備え、前記ペースト塗膜形成部と前記ペースト掻き寄せ部のうちの少なくとも一方は、前記側壁との間に所定のクリアランスを有して配設されたスキージ部材と、前記スキージ部材とは別部材で形成され、前記クリアランスを塞ぐように配置されるクリアランス塞ぎ部材とを有する。
本発明のペースト転写装置は、ベース部及び前記ベース部から立ち上がる側壁を有し、電子部品に転写するためのペーストが供給される転写ステージと、前記側壁に沿って前記転写ステージに対して相対的に水平移動することで前記転写ステージにペースト塗膜を形成するペースト塗膜形成部とを備え、前記ペースト塗膜形成部は、前記側壁との間に所定のクリアランスを有して配設され、前記ベース部の上方を前記転写ステージと相対的に前記側壁に沿って第1の方向に水平移動させることにより、前記ペーストを延展させて前記転写ステージにペースト塗膜を形成するスキージ部材と、前記スキージ部材とは別部材で形成され、前記クリアランスを塞ぐように設けられるクリアランス塞ぎ部材と有する。
本発明の電子部品実装機は、電子部品を供給する電子部品供給部と、前記電子部品供給部から電子部品を取り出して基板に搭載する搭載ヘッドと、前記搭載ヘッドによって取り出された電子部品にペーストを転写する請求項1乃至6の何れかに記載のペースト転写装置とを備えた。
本発明によれば、スキージ部材の膨潤対策を維持しつつペーストの無駄を防止することができる。
本発明の一実施の形態における電子部品実装機の平面図 本発明の一実施の形態における電子部品実装機が備えるペースト転写装置の斜視図 (a)(b)本発明の一実施の形態における電子部品実装機が備えるペースト転写装置の構造説明図 本発明の一実施の形態における電子部品実装機が備える転写ステージの斜視図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における電子部品実装機が備えるペースト転写装置の構造説明図 本発明の一実施の形態における電子部品実装機が備えるペースト転写装置の構造説明図 (a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態における電子部品実装機が備えるペースト転写装置の動作説明図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるペースト転写装置の動作説明図 本発明のその他の実施の形態における電子部品実装機が備える転写ステージの構造説明図 (a)(b)(c)本発明のその他の実施の形態における電子部品実装機が備えるペースト転写装置の構造説明図 (a)本発明のその他の実施の形態における電子部品実装機が備えるペースト転写装置の斜視図(b)(c)本発明のその他の実施の形態における電子部品実装機が備えるペースト転写装置の構造説明図 (a)(b)(c)本発明のその他の実施の形態における電子部品実装機が備えるクリアランス塞ぎ部材の構造説明図
まず図1を参照して、本発明の実施の形態における電子部品実装機の全体構成について説明する。電子部品実装機1は基板に電子部品を実装する機能を有するものであり、基台1aには基板搬送方向であるX方向に基板搬送機構2が配設されている。基板搬送機構2は部品実装作業の対象となる基板3を搬送する。
基板搬送機構2の両側には電子部品を供給する部品供給部が配設されており、一方側の電子部品供給部4Aには、テープに保持された電子部品5(図2)を供給する複数のテープフィーダ6及びペースト転写装置7が並列して配設されている。ペースト転写装置7は、以下に説明する搭載ヘッド11Aによって取り出された電子部品5に、フラックス等の粘性流体であるペーストPを転写する機能を有するものである。他方側の電子部品供給部4Bには、大型の電子部品であるトレイ用部品(図示省略)を収納したトレイ8aを供給するトレイフィーダ8がセットされる。
基台1aのX方向の一端部には、基板搬送機構2と直交するY方向にY軸テーブル9が配設されている。Y軸テーブル9には2基のX軸テーブル10A,10BがY方向に移動自在に結合されており、X軸テーブル10A,10Bには搭載ヘッド11A,11Bがそれぞれ装着されている。
X軸テーブル10A,Y軸テーブル9を駆動することにより、搭載ヘッド11Aは下部に装着されたノズル11a(図2)によって電子部品供給部4Aのテープフィーダ6から電子部品5を取り出し、ペースト転写のためにペースト転写装置7にアクセスするとともに、基板搬送機構2に位置決め保持された基板3にペースト転写後の電子部品5を移送搭載する。すなわち、搭載ヘッド11Aは電子部品供給部4Aから電子部品5を取り出して基板3に搭載する。X軸テーブル10A及びY軸テーブル9は、搭載ヘッド11Aを移動させて基板3及びペースト転写装置7にアクセスさせるヘッド移動手段を構成する。またX軸テーブル10B、Y軸テーブル9を駆動することにより、搭載ヘッド11Bは電子部品供給部4Bのトレイフィーダ8に保持されたトレイ8aからトレイ用部品を取り出し、基板搬送機構2に位置決め保持された基板3に移送搭載する。
X軸テーブル10A,10Bには搭載ヘッド11A,11Bと一体的に移動する基板認識カメラ12が装備されており、搭載ヘッド11A,10Bが基板3の上方に移動することにより、基板認識カメラ12も一体となって移動して基板3を撮像する。基台1aにおいてそれぞれの電子部品供給部4A,4Bと基板搬送機構2との間には、部品認識カメラ13及びノズルストッカ14が配設されている。
ノズルストッカ14は搭載ヘッド11A,11Bに装着されるノズル11aを複数の部品種について収納しており、搭載ヘッド11A,11Bをノズルストッカ14にアクセスさせて所定のノズル交換動作を実行させることにより、搭載ヘッド11A,11Bにおけるノズル11aを部品種に応じて交換することができる。電子部品5を保持した搭載ヘッド11Aを部品認識カメラ13の上方でX方向に相対移動させることにより、部品認識カメラ13は電子部品5の画像を下方から読み取り、これにより搭載ヘッド11Aに保持された状態における電子部品5の種類や形状が認識される。搭載ヘッド11Aによる電子部品5の搭載動作においては、基板認識カメラ12による基板認識結果と、部品認識カメラ13による部品認識結果を加味して基板3における搭載位置の補正が行われる。搭載ヘッド11Bによってトレイ用部品を搭載する場合も同様である。
次に図2〜図6を参照して、ペースト転写装置7の構造を説明する。図3(b)は、図3(a)におけるA断面を示している。図2に示すように、ペースト転写装置7は長尺形状のユニットベース部20に以下に説明する各部を設けた構成となっており、ユニットベース部20は電子部品供給部4Aに設けられたフィーダベース16(図3(a))にY方向に長手方向を合わせて、搭載ヘッド11Aのアクセス方向(矢印a)の反対側から着脱自在に装着される。本明細書においては、搭載ヘッド11Aのアクセス側を前側とし、その反対方向を後側と定義している。
図2及び図3において、ペースト転写装置7はフィーダベース16と係合してユニットベース部20を固定するための係合部20aが設けられており、さらに係合部20aから後方にはハンドル21が突出して設けられている。ペースト転写装置7をフィーダベース16に装着する際には、ユニットベース部20の下面側をフィーダベース16の上面に沿わせ、ハンドル21を把持して前方に押し込むことにより、係合部20aがフィーダベース16の後端部に係合し、これによりユニットベース部20は所定位置に装着される。
ユニットベース部20の上面にはガイドレール22が長手方向に配設されており、ガイドレール22にスライド自在に嵌着したスライダ23は転写ステージ24の下面に固着されている。図3(a),(b)において、転写ステージ24の下面に結合されたナット25には送りねじ26が螺号しており、送りねじ26はユニットベース部20の後端部側に配置されたモータ27によって回転駆動される。したがってモータ27を駆動することにより、転写ステージ24はユニットベース部20の上面において長手方向(Y方向)に往復動する。
すなわち、ガイドレール22、スライダ23、ナット25、送りねじ26、モータ27は、転写ステージ24をユニットベース部20に対して長手方向に往復動させるステージ駆動手段となっている。このステージ駆動手段は、作業者の安全を確保するため安全カバー28で覆われている。
図4において、転写ステージ24は上面が平滑な矩形板状のベース部30を主体とし、ベース部30の長手方向における両側から立ち上がる側壁31A、ベース部30の幅方向における両側から立ち上がる側壁31Bを有した凹状の構造となっている。転写ステージ24には電子部品5に転写するためのペーストPが供給され、ベース部30の上面はペーストPの塗膜を形成して電子部品5に転写するための転写面30a(図3(a),(b))となっている。図2において、この転写面30aの前側の端部には、搭載ヘッド11Aに保持された電子部品5にペーストPの塗膜を転写する転写エリア32が設定されている。転写エリア32のサイズは、搭載ヘッド11Aの複数(本実施の形態では8個)のノズル11aに保持された複数の電子部品5に対して、一括してペーストPを転写することができるように設定されている。
図3(a)に示すように、転写ステージ24の上方において、転写エリア32の後方であって搭載ヘッド11Aとの干渉が生じない位置には、成膜ユニット33及び掻き寄せユニット34が配置されている。さらに、成膜ユニット33及び掻き寄せユニット34の間には、ペースト供給シリンジ35のニードル35aが挿入配置されている。ペースト供給シリンジ35及びニードル35aは、転写ステージ24にペーストPを供給するペースト供給手段を構成する。成膜ユニット33は、ユニットベース部20に立設されたブラケット36によって保持されており、これにより、ユニットベース部20に対して水平方向の位置が固定された形態となっている。
図3(a),(b)において、成膜ユニット33は下方に延出して下端部が転写面30aとの間に塗膜形成隙間g1を保って配設されたスキージ部材としての成膜スキージ37を備えており、成膜スキージ37はブロック状の基部38に結合されている。基部38はブラケット36にスライドユニット39を介して装着されており、したがって成膜スキージ37はブラケット36に対して上下動自在となっている。
基部38には上下方向に配設された昇降部材43が結合されており、ユニットベース部20の内部に貫入した昇降部材43の下端部には、カムフォロア44が結合されている。ユニットベース部20の内部にはモータ45が水平姿勢で配設されており、モータ45の回転軸に結合された円板カム46はカムフォロア44に当接している。この状態でモータ45を回転駆動することにより、昇降部材43は円板カム46のカム特性にしたがって昇降し、これにより成膜スキージ37は転写面30aに対して昇降する。
すなわち、昇降部材43、カムフォロア44、モータ45及び円板カム46は、成膜スキージ37の上下方向の位置を調整するスキージ位置調整手段となっており、後述する成膜動作において、成膜スキージ37の上下方向の位置を調整して、成膜スキージ37の下端部と転写面30aとの間の塗膜形成隙間を変更することができ、これにより転写面30aにおけるペーストPの塗膜の厚さが可変となっている。
転写面30aにペーストPが供給された状態の転写ステージ24をステージ駆動手段によってY方向に水平移動させることにより、成膜スキージ37は側壁31Aの長手方向に沿って転写ステージ24と相対移動する。これにより、転写面30aにはペーストPを延展して塗膜形成隙間g1に応じた厚みのペースト塗膜が形成される。そして、ペースト塗膜形成後の転写ステージ24を搭載ヘッド11Aによるアクセス方向側へ移動させることにより、図3(a)に示すように、ペースト塗膜が形成された転写エリア32を搭載ヘッド11AによるペーストPの転写動作位置に位置させることができる。このように成膜ユニット33は、側壁31Aの長手方向と平行な第1の方向(Y方向)に沿って転写ステージ24に対して相対的に水平移動することで、転写ステージ24にペースト塗膜を形成するペースト塗膜形成部となっている。
図5において、掻き寄せユニット34はブロック状の基部48にスクレーパ47(スキージ部材としての掻き寄せスキージ)を取り付けて構成されている。スクレーパ47は下方に付勢されて、その下端部が転写ステージ24の高さ位置に関わらず常に転写面30aに当接した状態にある。転写ステージ24をステージ駆動手段によってY方向に往復動させることにより、スクレーパ47は転写ステージ24上のペースト塗膜(ペーストP)を掻き寄せる。すなわち掻き寄せユニット34は、側壁31Aの長手方向と平行な第1の方向に沿って転写ステージ24に対して相対的に水平移動することで、転写ステージ24に形成されたペースト塗膜を掻き寄せるペースト掻き寄せ部となっている。
図5(a)に示すように、スクレーパ47の長手方向における端部47aと、側壁31Aにおいてスクレーパ47と対向する側の面である第1の面31Aaとの間には所定のクリアランスs1(1.7mm前後)が設けられている。ここで、スクレーパ47はウレタンゴム等の膨潤性を有する材質で形成されており、ペーストPの成分を吸収して膨潤する傾向にある。クリアランスs1はスクレーパ47の膨潤を許容するためのものであり、スクレーパ47の長手方向への膨らみ幅はこのクリアランスs1によって吸収される。これにより、スクレーパ47が膨潤してその端部47aが側壁31Aに押し当てられ、転写ステージ24に対するスクレーパ47の円滑な移動が妨げられる事態を防止することができる。
図3(a)及び図5(a)において、スクレーパ47よりも前側(Y方向前方)の位置には、ブロック状のクリアランス塞ぎ部材40が側壁31Aとスクレーパ47との間のクリアランスs1を塞ぐようにして配設されている。クリアランス塞ぎ部材40は非膨潤性の合成樹脂(例えばプラスティック)等で形成され、その上部が基部48とボルト41によって締結されている。すなわち基部48は、スクレーパ47とクリアランス塞ぎ部材40を個別に支持する。便宜上、図5(b)ではクリアランス塞ぎ部材40の図示を省略している。
クリアランス塞ぎ部材40は、転写ステージ24の移動方向(Y方向)において、スクレーパ47の掻き寄せ面よりも前側(図3(a)における右側)にずれた位置で基部48に支持されている。これにより、スクレーパ47の長手方向への膨らみをクリアランス塞ぎ部材40が阻害しないようになっている。このようにクリアランス塞ぎ部材40は、スクレーパ47がペーストPを吸収することによって生じる当該スクレーパ47の膨らみを阻害しない位置に配設される。
図5(c)に示すように、クリアランス塞ぎ部材40において側壁31Aと対面する側の所定の範囲には、クリアランス塞ぎ部材40を略V字状に切り欠いた切り欠き部42が設けられている。これにより図6に示すように、クリアランス塞ぎ部材40には側壁31Aの第1の面31Aaと摺接する摺接面40aと、摺接面40aの上方側のエッジE1から側壁31Aと離れる方向(クリアランス塞ぎ部材40の内部側)に上り勾配で傾斜した第1の傾斜面40bと、第1の傾斜面40bの上方側のエッジE2から側壁31Aに接近する方向(クリアランス塞ぎ部材40の外部側)に上り勾配で傾斜した第2の傾斜面40cと、第2の傾斜面の上方側のエッジE3から側壁31Aの上端部31Abを越えて水平方向に延出した延出部40dと、延出部40dの側壁31Aを越えた側(クリアランス塞ぎ部材40の外部側)のエッジE4から上方へ垂直に伸びた側面40eが形成されている。
摺接面40aの上方側(第1の傾斜面40bの下方側)のエッジE1は、側壁31Aの上端部31Abよりも下方に位置する。換言すれば、第1の傾斜面40bの下方側の端部(エッジE1)は、側壁31Aの第1の面31Aa上に位置している。エッジE1の形成位置をこのように設定することで、後述する掻き寄せ動作時にクリアランス塞ぎ部材40を這い上がってくるペーストPを、第1の傾斜面40bと側壁31Aの第1の面31Aaとで形成される領域に流入させることで転写ステージ24の外側へペーストPが溢れ出ることを防止できる。さらに、第1の傾斜面40bによって転写ステージ24のベース部30にペーストPを流し戻すことができる。
また、さらに過剰にペーストPが供給されたとしても、エッジE1が側壁31Aの第1の面31Aaよりも下方に位置するように設定されているので、上記した第1の傾斜面40bと側壁31Aの第1の面31Aaとで形成される領域に有る程度以上ペーストPが流入しても転写ステージ24の外側に溢れるよりも前に、スクレーパ47の後方へ流れ出る。このように、スクレーパ47の後方にペーストPが流れ出ることにより、作業者はペーストPが過剰に供給されていることに気づくことができ、ペーストPが転写ステージ24の外側へ溢れ出ることを防止できる。
なお、切り欠き部42を設けることによって成形されるクリアランス塞ぎ部材40の形状はこれまで説明したものに限定されない。要は、這い上がってきたペーストPを流入させるための領域を側壁31Aの第1の面31Aaとともに形成することができる形状、若しくはクリアランス塞ぎ部材40にペーストPを流入させるための領域を有する形状に成形すればよい。このように、ペースト掻き寄せ部(掻き寄せユニット34)は、側壁31Aとの間に所定のクリアランスs1を有して配設されたスキージ部材(スクレーパ47)と、スキージ部材とは別部材で形成され、クリアランスs1を塞ぐように配置されるクリアランス塞ぎ部材40とを有する。
図3(a)に示すように、ユニットベース部20の下面側に設けられた係合部20aには、ユニット側接続部50を構成するエアカプラ50a、電気コネクタ50bが設けられており、エアカプラ50a、電気コネクタ50bはそれぞれエア配管、電気配線によってペースト転写装置7に内蔵された制御・駆動ユニット51に接続されている。制御・駆動ユニット51は、ステージ駆動手段の駆動源であるモータ27や成膜ユニット33の駆動源であるモータ45の制御・駆動、ペースト供給シリンジ35からペーストPを吐出させるための圧空の供給や制御を制御する機能を有している。
フィーダベース16の後端部には、エアカプラ52a、電気コネクタ52bより成るベース側接続部52が備えられており、エアカプラ52a、電気コネクタ52bは、それぞれエア配管、電気配線によって制御・電源部53、圧空供給源54と接続されている。ペースト転写装置7をフィーダベース16に沿って前方にスライドさせて装着した状態では、ユニット側接続部50はベース側接続部52に嵌合する。これにより制御・電源部53が制御・駆動ユニット51と電気的に接続され、さらに制御・駆動ユニット51には圧空供給源54から圧空が供給可能となる。そしてペースト転写装置7を後方へスライドさせることによりこれらの接続が遮断される。このようにペースト転写装置7は、フィーダベース16に設けられたベース側接続部52と接続され、制御信号の伝達や動力の供給を行うユニット側接続部50を備えた構成となっている。
本発明の電子部品実装機1は以上のような構成から成り、次に図7を参照して、電子部品実装機1に備えられたペースト転写装置7によって行われる成膜動作及び掻き寄せ動作について説明する。便宜上、図7ではクリアランス塞ぎ部材40及び側壁31Aの図示を省略している。図7(a)は、転写ステージ24が後退位置にあって、成膜動作の開始前に成膜スキージ37、スクレーパ47が転写面30aにおいて成膜開始側の端部(この例では右端部)に位置し、成膜スキージ37、スクレーパ47の間にニードル35aを介してペーストPが供給された状態を示している。成膜動作の開始に際しては、成膜スキージ37の下端部と転写面30aとの間の塗膜形成隙間g1を、電子部品5のバンプ5a(図7(c))にペーストPを転写するのに適正な膜厚tに設定する。
次いで、ステージ移動手段を駆動して、図7(b)に示すように、転写ステージ24を前進させる(矢印b)。これにより、転写面30a上においてペーストPが成膜スキージ37によって延展され、転写面30aには膜厚tのペースト塗膜Paが形成される。そして図7(c)に示すように、複数のノズル11aに電子部品5を保持した搭載ヘッド11Aを転写ステージ24上に移動させ、ここでノズル11aを昇降させて(矢印c)転写動作を行わせることにより、電子部品5のバンプ5aにはペーストPが転写によって塗布される。
この後、ペーストPの掻き寄せ動作が行われる。すなわち図7(d)に示すように、成膜スキージ37を上昇(矢印d)させた状態で、転写ステージ24を後退させる(矢印e)。これにより、転写面30a上に存在するペーストPはスクレーパ47によって一方側に掻き寄せられ、成膜スキージ37とスクレーパ47との間に溜められて図7(a)に示す状態に戻る。そしてこの後、成膜動作と掻き寄せ動作が同様に反復して実行される。
図8(a)に示すように、前述した掻き寄せ動作時において転写ステージ24の長手方向における両側近傍、すなわちクリアランスs1と同一直線上に存在するペーストPは、クリアランス塞ぎ部材40によって掻き寄せられる。これにより、ペーストPがスクレーパ47と側壁31Aとの間に漏れた状態になるいわゆる「横漏れ」を防止して、ペースト塗膜Paの形成に寄与しないペーストPの発生を防止することができる。これに加え、ペーストPの成分を吸収してスクレーパ47が膨潤した場合であっても、当該スクレーパ47の膨らみ幅をクリアランスs1によって吸収してスクレーパ47と転写ステージ24の円滑な相対移動を確保することができる。
また、転写ステージ24に過大な量のペーストPが供給された場合、図8(b)に示すように、一部のペーストPbがクリアランス塞ぎ部材40を這い上がって転写ステージ24外へ溢れ出るおそれがある。しかしながら、クリアランス塞ぎ部材40は側壁31Aと対向する位置に切り欠き部42を有するので、這い上がってきた一部のペーストPがこの切り欠き部42と側壁31Aとで形成される領域に流入する。これにより、ペーストPbが転写ステージ24外へ溢れ出る事態を防止することができる。
また、クリアランス塞ぎ部材40に第1の傾斜面40bを設けているので、這い上がってきたペーストPbは第1の傾斜面40bによって下方へ滑り落とされる(矢印f)。これにより、這い上がってきたペーストPbをベース部30の転写面30a上に戻すことができる。このようにクリアランス塞ぎ部材40は、切り欠き部42が形成されることによって、スクレーパ47を水平移動させることに起因して切り欠き部42まで這い上がったペーストPbをベース部30に戻すための傾斜した面(第1の傾斜面40b)を有する。
次に図9、図10及び図11を参照して、本発明のその他の実施の形態について説明する。図9は、転写ステージの側壁に傾斜面を形成した例を示している。すなわち、転写ステージ60において、ベース部61の長手方向における両側から立ち上がる側壁62(側壁31Aに相当)には、ベース部61の上面である転写面61aに向けて下り勾配で傾斜した傾斜面62aが形成されている。これにより、掻き寄せ動作時にクリアランス塞ぎ部材40を這い上がって転写ステージ60から溢れ出ようとするペーストPbを第1の傾斜面40bと傾斜面62aで形成される領域内に流入させ、ベース部61の転写面61aへ滑り落とすことができる(矢印h)。また、傾斜面62aが形成された側壁62を有する転写ステージ60とクリアランス塞ぎ部材40とを併用することで、ペーストPbを流入させる領域を増やすことができる。なお、側壁62に傾斜面62aを形成した場合、必ずしもクリアランス塞ぎ部材40に切り欠き部42を設けて第1の傾斜面40bを形成させる必要はない。これにより、クリアランス塞ぎ部材40の作成の手間を軽減させることができる。また、傾斜面62aは何れか一方の側壁62にのみ形成してもよい。
図10は、クリアランス塞ぎ部材を成膜ユニット(ペースト塗膜形成部)に設けた例を示している。図10(a)において、成膜ユニット33Aが備える基部38Aには、膨潤性を有する材質で形成された成膜スキージ37A(スキージ部材)が取り付けられている。成膜スキージ37Aは転写ステージ24の底面に対して所定の塗膜形成隙間g1を空けて配設されている。図10(b)において、成膜スキージ37Aの長手方向における端部37Aaと、側壁31Aの第1の面31Aaとの間には、成膜スキージ37Aの膨潤対策としての所定のクリアランスs2が設けられている。
図10(a)において、クリアランス塞ぎ部材40Aは、成膜スキージ37Aの端部37Aaの後方側(図3(a)における左側)に配設されている。図10(c)に示すように、クリアランス塞ぎ部材40Aは、転写ステージ24の進退方向からみて側壁31Aと成膜スキージ37Aとの間のクリアランスs2と重複する位置にあり、その上部が基部38Aとボルト41Aによって締結されている。すなわち、この例でも基部38Aはスキージ部材とクリアランス塞ぎ部材40Aを個別に支持する。
このクリアランス塞ぎ部材40Aには、前述したクリアランス塞ぎ部材40と同様の態様で切り欠き部42Aが設けられている。すなわち、クリアランス塞ぎ部材40Aには側壁31Aの第1の面31Aaと摺接する摺接面40Aa、クリアランス塞ぎ部材40Aを這い上がってくるペーストPをベース部30へ滑り落とす第1の傾斜面40Abが形成されている。このように、クリアランス塞ぎ部材40Aをペースト塗膜形成部に設けた場合であっても、成膜スキージ37Aの膨潤対策を維持しつつペーストPの無駄の発生(ペーストPの横漏れや転写ステージ24外への流出等)を防止することができる。なお、クリアランス塞ぎ部材40(40A)はペースト塗膜形成部とペースト掻き寄せ部のうち少なくとも一方に設けられていればよい。
図11は、本実施の形態とは異なるペースト転写装置を示したものである。図11に示すペースト転写装置は、円盤状の転写ステージを水平回転させることによってペースト塗膜を形成する形態のものである。図11(a),(b)において、ペースト転写装置70は、平滑な上面を有する円盤状のベース部72と、ベース部72を覆うように外縁部から立ち上がる側壁73を有する転写ステージ71を備えている。転写ステージ71には、ニードル35Aaを介してペースト供給シリンジ35AによってペーストPが供給される。ベース部72の上面は、ペーストPの塗膜を形成して電子部品5に転写するための転写面72aとなっている。
ベース部72の中心部には回転軸74が設けられており、回転軸74と接続された駆動モータ75(ステージ駆動手段)を駆動させるによって、転写ステージ71は回転軸74を中心に第1の方向へ水平回転する(矢印i)。転写ステージ71の上方にはペースト塗膜形成部としての成膜ユニット76が配置されており、転写ステージ71とは別体で設けられたブラケット79によって保持されている。
成膜ユニット76は、下方に延出して下端部が転写面72aとの間に塗膜形成隙間g2を保って配設された成膜スキージ77(スキージ部材)を備えている。成膜スキージ77は膨潤性を有する材質で形成されており、ブラケット79に固定された基部78に結合されている。転写ステージ71を駆動モータ75によって水平回転させたとき、成膜スキージ77は側壁73及び回転軸74に沿って転写ステージ71と相対移動する。したがって、転写ステージ71上にペーストPが供給された状態で成膜スキージ77と転写ステージ71を相対移動させることにより、ペーストPは転写面72a上で延展される。これにより、転写面72aには塗膜形成隙間g2に対応した厚さのペースト塗膜が形成される。
図11(b)に示すように、成膜スキージ77の長手方向における両端部のうち側壁73と対向する側の端部77aと、側壁73において成膜スキージ77と対向する側の面である第1の面73aとの間には、成膜スキージ77の膨らみ幅を許容するための所定のクリアランスs3が設けられている。同様に、成膜スキージ77の回転軸74と対向する側の端部77bと、回転軸74の外周面74aとの間にも所定のクリアランスs4が設けられている。
図11(c)において、成膜スキージ77の端部77a,77bの前方側(転写ステージ71を水平回転させたときに転写面72a上のペーストPが成膜スキージ77によって掻き寄せられる側)の位置には、クリアランス塞ぎ部材80がクリアランスs3,s4をそれぞれ塞ぐようにして配設されており、その上部が基部78とボルト81によって締結されている。すなわち、この例でも基部78はスキージ部材とクリアランス塞ぎ部材80を個別に支持する。
クリアランス塞ぎ部材80において、側壁73及び回転軸74と対面する所定の範囲には切り欠き部82が設けられている。クリアランス塞ぎ部材80の具体的な形状は、本実施の形態におけるクリアランス塞ぎ部材40と同様であり、図11(c)に示すように、側壁73の第1の面73a及び回転軸74の外周面74aと摺接する摺接面80a、摺接面80aの上方側のエッジE5から上り勾配で傾斜した第1の傾斜面80bが形成されている。
図11(c)に示すように、クリアランス塞ぎ部材80の摺接面80aの上方側(第1の傾斜面80bの下方側)のエッジE5は、側壁73の上端部73b及び回転軸74の上端部74bよりも下方に位置している。このような構造のクリアランス塞ぎ部材80を設けることにより、成膜スキージ77の膨潤対策を維持しつつペーストPの無駄の発生(クリアランスs3,s4へのペーストPの横漏れ及び転写ステージ71外へのペーストPの流出)を防止することができる。なお、側壁73及び回転軸74にベース部72の上面である転写面72aに向けて下り勾配で傾斜した傾斜面を形成してもよい。
このようにペースト転写装置70は、ベース部72及びベース部72から立ち上がる側壁73を有し、電子部品5に転写するためのペーストPが供給される転写ステージ71と、側壁73に沿って転写ステージ71に対して相対的に水平移動することで転写ステージ71にペースト塗膜を形成するペースト塗膜形成部(成膜ユニット76)とを備え、ペースト塗膜形成部は、側壁73との間に所定のクリアランスs3を有して配設され、ベース部72の上方を転写ステージ71と相対的に側壁73に沿って第1の方向に水平移動させることにより(矢印i)、ペーストPを延展させて転写ステージ71にペースト塗膜を形成するスキージ部材(成膜スキージ77)と、スキージ部材とは別部材で形成され、クリアランスs3を塞ぐように設けられるクリアランス塞ぎ部材80とを有する。
図12は、クリアランス塞ぎ部材の変形例を示す図である。図12に示されるクリアランス塞ぎ部材90は、側壁31Aと対面する側の所定の範囲においてクリアランス塞ぎ部材90を略V字状に切り欠いた切り欠き部91が形成されている。またクリアランス塞ぎ部材90は、切り欠き部91の下方において、転写ステージ24の幅方向の内側に向かうにつれて、スクレーパ47に近づく方向に傾斜する傾斜面90aが設けられている。この傾斜面90aを設けることにより、掻き寄せ動作時にクリアランス塞ぎ部材90によってペーストPを転写ステージ24の内側へ集めることができる。これにより、次のペースト塗布動作時に効率的にペースト塗膜を形成することができる。
またクリアランス塞ぎ部材90には、傾斜面90aの全体を上方から覆う屋根状のひさし部90bが設けられている。このひさし部90bを設けることにより、傾斜面90aによって内側に集められるペーストPが上方に逃げることを防止でき、より効率的にペーストPを集めることができる。なお、ひさし部90bは必ず設けられている必要はなく、傾斜面90aのみでもペーストPを集める効果は得られる。クリアランス塞ぎ部材90を掻き寄せユニット34に取り付ける際には、クリアランス塞ぎ部材90の上部に設けられた取り付け穴90cを介して、クリアランス塞ぎ部材90と基部48をボルト(図示せず)によって締結させる。
本発明はこれまで説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で設計変更することができる。例えば、クリアランス塞ぎ部材はスキージ部材の一側にのみ配設しても構わない。また、スキージ部材とクリアランス塞ぎ部材を個別に支持する基部の形状は任意であり、スキージ部材の膨らみを阻害しない位置でクリアランス塞ぎ部材を支持可能なものであればよい。
また、クリアランス塞ぎ部材を基部に固定する構造として、クリアランス塞ぎ部材の上下方向への移動を許容しつつ、下方に付勢がかかるような構造、例えばスプリング部材を介してクリアランス塞ぎ部材を基部に固定するようにしても良い。このようにすれば、成膜スキージおよび掻き寄せスキージの高さ位置に関わりなくクリアランス塞ぎ部材を転写ステージの上面に密着させることができより効率よくペーストPの横漏れを防止できる。
本発明によれば、スキージ部材の膨潤対策を維持しつつペーストの無駄を防止することができ、電子部品実装分野において特に有用である。
1 電子部品実装機
3 基板
4A 電子部品供給部
5 電子部品
7,70 ペースト転写装置
11A 搭載ヘッド
24,60,71 転写ステージ
30,61,72 ベース部
31A,62,73 側壁
33,76 成膜ユニット
34, 掻き寄せユニット
37A,77 成膜スキージ
38A,48,78 基部
40,40A,80,90 クリアランス塞ぎ部材
42,42A,82,91 切り欠き部
47 スクレーパ
P,Pb ペースト
Pa ペースト塗膜
s1,s2,s3,s4 クリアランス

Claims (7)

  1. ベース部及び前記ベース部の側方から立ち上がる側壁を有し、電子部品に転写するためのペーストが供給される転写ステージと、
    前記側壁の長手方向と平行な第1の方向に沿って前記転写ステージに対して相対的に水平移動することで前記転写ステージにペースト塗膜を形成するペースト塗膜形成部と、
    前記側壁の長手方向と平行な第1の方向に沿って前記転写ステージに対して相対的に水平移動することで前記転写ステージに形成されたペースト塗膜を掻き寄せるペースト掻き寄せ部とを備え、
    前記ペースト塗膜形成部と前記ペースト掻き寄せ部のうちの少なくとも一方は、前記側壁との間に所定のクリアランスを有して配設されたスキージ部材と、前記スキージ部材とは別部材で形成され、前記クリアランスを塞ぐように配置されるクリアランス塞ぎ部材とを有するペースト転写装置。
  2. 前記ペースト塗膜形成部と前記ペースト掻き寄せ部のうちの前記少なくとも一方は、前記スキージ部材と前記クリアランス塞ぎ部を個別に支持する基部をさらに有する請求項1に記載のペースト転写装置。
  3. 前記クリアランス塞ぎ部材は、前記側壁と対面する位置に切り欠き部を含む請求項1又は2に記載のペースト転写装置。
  4. ベース部及び前記ベース部から立ち上がる側壁を有し、電子部品に転写するためのペーストが供給される転写ステージと、
    前記側壁に沿って前記転写ステージに対して相対的に水平移動することで前記転写ステージにペースト塗膜を形成するペースト塗膜形成部とを備え、
    前記ペースト塗膜形成部は、前記側壁との間に所定のクリアランスを有して配設され、前記ベース部の上方を前記転写ステージと相対的に前記側壁に沿って第1の方向に水平移動させることにより、前記ペーストを延展させて前記転写ステージにペースト塗膜を形成するスキージ部材と、前記スキージ部材とは別部材で形成され、前記クリアランスを塞ぐように設けられるクリアランス塞ぎ部材と有するペースト転写装置。
  5. 前記スキージ部材と前記クリアランス塞ぎ部材を個別に支持する基部をさらに有する請求項4に記載のペースト転写装置。
  6. 前記クリアランス塞ぎ部材は、前記側壁と対面する位置に切り欠き部を含む請求項4又は5に記載のペースト転写装置。
  7. 電子部品を供給する電子部品供給部と、
    前記電子部品供給部から電子部品を取り出して基板に搭載する搭載ヘッドと、
    前記搭載ヘッドによって取り出された電子部品にペーストを転写する請求項1乃至6の何れかに記載のペースト転写装置とを備えた電子部品実装機。
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