JP6145636B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子レンジ等の高周波加熱装置に関し、特に加熱室を開閉する扉の開閉に対応して高周波の発振を制御し得る高周波加熱装置に関するものである。
従来、高周波によって食品等の被加熱物を加熱する高周波加熱装置の一種である電子レンジでは、食品が加熱される加熱室から高周波が漏洩することを防止するための安全装置が装備されている。
この安全装置は、例えば、加熱室を開閉する扉の開閉に対応して高周波の発振を制御するようになっており、扉が加熱室を閉鎖している場合にのみ高周波が発振され、扉が加熱室を開放した場合には、高周波の発振は停止されるように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
図10は、特許文献1に記載された従来の高周波加熱装置の右側に機械室を備えた構成の斜視図であり、電子レンジ本体100の外観を示している。加熱室101を扉102が閉じた時に、扉102に設けられた第1のピン103と第2のピン104により、本体100内蔵の安全スイッチ(図示せず)を作動させて、加熱室101に高周波を発振可能にしている。なお、第1のピン103と第2のピン104の二つのピンにより安全スイッチを作動させることにより2重安全構成としている。
特許文献1では、電子レンジ本体100右側に操作部105や機械室を備えた構成としているが、近年加熱室が大型化した機種もあり、機械室を本体下部に配置して、本体横幅を抑えた電子レンジが普及してきている(例えば、特許文献2参照)。
図11は、従来の高周波加熱装置の機械室を本体下部に備えた構成の斜視図であり、このタイプの電子レンジの外観を示している。図12は従来の高周波加熱装置の扉を閉じた状態の第1のピン周辺の部分断面図を示す。
図11、図12に示すように、加熱室110の右側面111と外箱112との隙間に安全スイッチ113を内蔵させて、扉114が閉じられた場合に、この扉114に設けられた第1のピン115と第2のピン116により、安全スイッチ113を作動するように構成している。
安全スイッチ113の前面の前板117には、第1のピン115と第2のピン116が前板117を貫通する第1の孔118と第2の孔119が設けられ、扉114が閉じた時に、第1のピン115と第2のピン116が安全スイッチ113を直接駆動するように構成している。
特許第3653968号公報 特開2009−250492号公報
しかしながら、上記従来の構成では、加熱室110を構成する右側面111、左側面1
20、天面121、底面122のそれぞれ平板同志を接合または、直角に折り曲げているため、鋭い角部が形成され、食材の破片などの塵がたまりやすく、布巾などのお手入れ用具が届きにくく掃除性も悪い状態であった。
また、扉114には、扉114を閉めた状態で前板117と対向する位置に電波シール部123が配されている。電波漏れを防止するため前板117の電波シール部と対向するシール面(幅Aの範囲)は、金属面とし、第1の孔118と第2の孔119などの開口部を配置することができない。
したがって、前板117の加熱室110側は電波シールに必要なシール面の幅Aで占められるので、前板117外箱112側に、第1の孔118と第2の孔119などの開口部を配置することになる。そのため前板117の幅Bは、シール面の幅Aと、開口部としての必要寸法との和より小さくすることができなかった。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、加熱室内のお手入れ性が良好でかつ、本体寸法を小さくすることができる高周波加熱装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の高周波加熱装置は、一面に開口部を有し被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室の外周に空間部を形成して前記加熱室を覆う外箱と、前記加熱室の開口部を開閉可能な扉と、前記扉と対向し前記開口部と前記外箱との間に配された前板と、前記扉の前記前板に対向する位置に配された電波シール部と、前記加熱室に高周波を供給して前記被加熱物を加熱する高周波発生手段と、前記高周波発生手段の運転を制御する安全スイッチと、前記扉を閉じた時に前記安全スイッチを動作させ、前記前板および前記扉のうちの少なくとも一方またはその双方に形成されたピンと、前記ピンを移動可能とし前記前板に形成された孔部と、前記加熱室を形成する天面と側面とを緩やかに繋ぐ曲げ部とを設け、前記前板は、前記電波シール部に対向するシール面と、シール面を除く非シール面とを有し、前記孔部は、前記曲げ部と前記外箱との間の前記非シール面に配置した構成としている。
上記構成により、加熱室の天面と側面とを緩やかに繋ぐ曲げ部とを設けたので、天面と側面との接合部に食材の破片などの塵がたまりにくく、布巾などのお手入れ用具が届きやすくなる。また、曲げ部によって曲げ部と外箱との間の前板の面積が広がり、ここに孔部を配置することによって、孔部を配置するために前板の幅を広げる必要がなくなる。
本発明の高周波加熱装置は、加熱室内のお手入れ性が良好でかつ、本体寸法を小さく抑えることができる。
本発明の実施の形態1における高周波加熱装置の斜視図 本発明の実施の形態1における高周波加熱装置の正面断面図 本発明の実施の形態1における高周波加熱装置の安全装置を示す部分断面図 本発明の実施の形態1における高周波加熱装置の回路図 本発明の実施の形態1における高周波加熱装置の電波シール部を示す部分断面図 本発明の実施の形態1における高周波加熱装置の電波シール部の部分断面斜視図 本発明の実施の形態1における高周波加熱装置の前板の曲げ部周辺の部分拡大図 本発明の実施の形態2における高周波加熱装置の前板の曲げ部周辺の部分拡大図 本発明の実施の形態3における高周波加熱装置の前板の曲げ部周辺の部分拡大図 従来の高周波加熱装置の右側に機械室を備えた構成の斜視図 従来の高周波加熱装置の機械室を本体下部に備えた構成の斜視図 従来の高周波加熱装置の扉を閉じた状態の第1のピン周辺の部分断面図
第1の発明の高周波加熱装置は、一面に開口部を有し被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室の外周に空間部を形成して前記加熱室を覆う外箱と、前記加熱室の開口部を開閉可能な扉と、前記扉と対向し前記開口部と前記外箱との間に配された前板と、前記扉の前記前板に対向する位置に配された電波シール部と、前記加熱室に高周波を供給して前記被加熱物を加熱する高周波発生手段と、前記高周波発生手段の運転を制御する安全スイッチと、前記扉を閉じた時に前記安全スイッチを動作させ、前記前板および前記扉のうちの少なくとも一方またはその双方に形成されたピンと、前記ピンを移動可能とし前記前板に形成された孔部と、前記加熱室を形成する天面と側面とを緩やかに繋ぐ曲げ部とを設け、前記前板は、前記電波シール部に対向するシール面と、シール面を除く非シール面とを有し、前記孔部は、前記曲げ部と前記外箱との間の前記非シール面に配置した構成としている。
上記構成により、加熱室の天面と側面とを緩やかに繋ぐ曲げ部を設けたので、天面と側面との直角な接合部がなくなり食材の破片などの塵がたまりにくくなる。また、この部位に布巾などのお手入れする際に、用具が隅まで届きやすくなるのでお手入れ性が向上する。また、曲げ部によって曲げ部と外箱との間の前板の面積が広がり、ここに孔部を配置するので、孔部を配置するために前板の幅を広げる必要がなくなる。したがって前板の幅が小さくでき、本体を小型化することができる。
第2の発明の高周波加熱装置は、特に、第1の発明において、前記非シール面を前記前板の前記外箱側に配置した構成としている。
上記構成により、曲げ部によって広がる前板に、電波シールに必要なシール面を確保しつつ、シール面より外箱側に形成されるスペースに穴部を配置するので、電波シール性能を確保してかつ前板の幅を小さくすることができる。
第3の発明の高周波加熱装置は、特に、第2の発明のシール面は、前記天面と平行に配されたシール面の第1の外側線と、前記側面と平行に配されたシール面の第2の外側線と、前記曲げ部と平行に配されたシール面の第3の外側線とを有し、前記第1の外側線と前記第2の外側線との延長交線と、前記第3の外側線とで囲まれる領域に少なくとも前記孔部の一部を配置したものである。また、望ましくは前記領域内に孔部を配置するのが好ましい。
これにより、前板の幅がシール面の幅と同等となっても孔部を配置できるようになるので、孔部を意識せずに前板幅を設定することができるので、設計の自由度が飛躍的に向上する。
第4の発明の高周波加熱装置は、特に、第1から3のいずれか1つの発明に記載の電波シール部は、一部が前記開口部より前記加熱室の内面に沿って突出した突出部を備えている。
一般に電波シールを行う場合、加熱室内からの扉の隙間を漏れ出ようとする電波をチョーク構造に導く前に、狭い隙間を構成して電波を減衰させている。この減衰を前板表面上
で行うと、前板表面に広いスペースが必要となるため、前板の幅を小さくする場合に不利となる。そこで、開口部より加熱室の内面に沿って突出した突出部を構成することで、加熱室内面と突出部の間で、電波が減衰される。したがって、前板での減衰に必要な面積を小さくすることができる。また、この突出部を構成する際に、曲げ部によって側面と天面とが緩やかに繋がっているので、曲げ部に沿う前記突出部も緩やかな形状とすることができ、板金の絞り加工で成型する場合に、加工性が良くなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における高周波加熱装置の斜視図、図2は、本発明の実施の形態1における高周波加熱装置の正面断面図、図3は、本発明の実施の形態1における高周波加熱装置の安全装置を示す部分断面図、図4は、本発明の実施の形態1における高周波加熱装置の回路図、図5は、本発明の実施の形態1における高周波加熱装置の電波シール部を示す部分断面図、図6は、本発明の実施の形態1における高周波加熱装置の電波シール部の部分断面斜視図、図7は、本発明の実施の形態1における高周波加熱装置の前板の曲げ部周辺の部分拡大図である。以降、図1〜図7を適宜参照しつつ説明する。
図1に示すように、代表的な高周波加熱装置である電子レンジ1は、前面解放の箱形の外箱2の内部に加熱室3が形成され、外箱2の前面には加熱室3に代表的な非加熱物である食品(図示せず)を収納可能に開口部4を開閉する扉5が開閉自在に取付られている。
扉5を閉じた際に、この扉5と対向し開口部4と外箱2との間には前板6が配されている。
加熱室3を形成する底面7、左側面8、右側面9、天面10のそれぞれの接合部は、緩やかに繋がる曲げを構成した曲げ部11,12を設け、特に右側面9と天面10とを繋ぐ曲げ部12は、傾斜面13を有して構成している。
図2に示すように、加熱室3の外周には外箱2との間に空間部14が形成されており、加熱室3下側の空間部14には、高周波発生手段15等の加熱制御用の電子部品や冷却用のファンが収容されている。食品の加熱手段の一つである高周波発生手段15は、マグネトロン16と、導波管17と、回転アンテナ18等が設けられており、マグネトロン16より発生した高周波は、導波管17内を伝送されて加熱室3内に放射される。回転駆動される電波撹拌用の回転アンテナ18は、加熱室3に放射される高周波を加熱室3全体に拡散させることによって、高周波の定在波が固定されるのを防いで、食品の加熱ムラを抑えるように作用する。
なお、左側面8と天面10とはフランジA80により接合されている。曲げ部11は天面10側に構成させ、曲げ部11の曲りが終了した箇所にフランジA80を位置させている。
また、左側面8と底板7とはフランジB81により接合され、右側面9と底板7とはフランジC82により接合されている。それぞれの曲げ部11は底板7側に形成している。フランジA80,フランジB81,フランジC82はそれぞれ曲げ部11の曲りが終了した箇所に配置しているので、接合部に形成される隙間に汚れ等が付着しても、拭き取りやすい。
また、右側面9と天面10とは、曲げ部12を介して一体で折り曲げて形成しているの
で、接合部がなく、更にお手入れ除しやすい。
加熱室3右側の空間部14には、扉5(図1参照)を閉じた時に動作させて高周波発生手段15の運転を可能とする安全スイッチ19を配置している。安全スイッチ19は図3に示すように、扉5上部に設けられたピンA20により動作する第一インターロックスイッチ21と、扉5上部に設けられたピンB22により動作する第二インターロックスイッチ23とを備えている。
ピンA20の動きは、スイッチ取付板26に設けられたヒンジA27を支点にレバーA28を回動し、第一インターロックスイッチ21とモニタースイッチ29を動作させる。
また、ピンB22の動きは、スイッチ取付板26に設けられたヒンジB30を支点にレバーB31を回動し、第二インターロックスイッチ23を動作させる。
図1に示す前板6右上部の曲げ部12外側には、図3に示すピンA20とピンB22とがそれぞれ移動可能に孔部A24と孔部B25とが横に並べて設けられている。
次に、本発明の高周波加熱装置の回路構成について、図4に基づいて説明する。電源32よりの入力は第一インターロックスイッチ21と、第二インターロックスイッチ23よりの信号により、プリント基板33で制御されたリレー34よりインバータ35に供給され高圧電源となり、高周波発生手段15により高周波が加熱室3に放射される。
また、モニタースイッチ29は第一インターロックスイッチ21が短絡故障した時にヒューズ36をOFF状態にして高周波発生手段15の高周波発振を停止するように働く。
次に、扉5(図1参照)の前板6に対向する位置に配された電波シール部の構成について図5に基づいて説明する。図5は、扉5を閉めた状態での電子レンジ1の前方上部の部分横断面図を示す。図5において、電波シール部40は、金属板を絞り加工して形成した突出部41と凹部42、および前板6と対向した面を有し、凹部42と突出部41を繋ぐ平面部43により構成している。
突出部41は、加熱室3の天面10と一定の隙間44を形成するように加熱室3側に突出して構成され、凹部42は、前板6と対向する溝45を形成し、溝45の深さは加熱室3に放射される高周波の周波数の約1/4の寸法に設定されている。
そして、加熱室3内に放射される高周波は、隙間44と前板6と平面部43との隙間により減衰しながら整えられ、溝45に入る。この溝45の底で反射して戻る高周波は、溝45の入口部で位相が反転するため、打ち消し合い高周波の漏洩が抑えられる。
電波シール部40は前板6の開口部端面46に沿って全周に亘って構成されており、図5のA部が前板6のシール面となり、このシール面も開口部端面46に沿って全周に構成されている。
溝45の端部47側には図6に示すように一定間隔のスリット48が設けられ、周期構造体を形成している。これにより高周波の溝45に沿った伝搬を抑制し、高周波の漏洩が一層防止される。
次に、前板6の右側上方の曲げ部12周辺の構成について図7に基づいて説明する。図7のハッチング部がシール面50となり電波シールにおけるチョーク構造の一部として働くエリアとなる。
そしてこのシール面50は、前板6の開口部端面46に沿って全周に配置される。したがって図7のように、曲げ部12の傾斜面13にも沿って構成されるので、前板6の外箱2の角部51近傍に非シールが広く形成される。この非シールに孔部A24と孔部B25を配置しているので、孔部A24、孔部B25を配置するために前板6の幅を広げる必要がなくなる。したがって前板6の幅を最小限に小さくでき、電子レンジ1本体を小型化することができる。
なお、加熱室3の天面10と平行に配されたシール面50の第1の外側線52と、加熱室3の右側面9と平行に配されたシール面50の第2の外側線53との延長交線と、曲げ部12と平行に配された第3の外側線54とで囲まれる領域55に、孔部A24、孔部B25を配置することが望ましい。
この領域55は、電波シール性能に影響を与えることがなく、かつ最大限、前板6の幅C及び幅Dを小さくしても影響のない領域となる。
以上のように本実施の形態では、加熱室3の天面10と右側面9とを緩やかに繋ぐ曲げ部12および傾斜面13を設けたので、天面10と右側面9との直角な接合部がなくなり食材の破片などの塵がたまりにくくなる。また、この部位に布巾などのお手入れする際に、用具が隅まで届きやすくなるのでお手入れ性が向上する。
また、曲げ部12によって曲げ部12と外箱2との間の前板6の面積が広がり、この部位のシール面50を除く非シール面の面積も広がる。ここに孔部A24、孔部B25を配置するので、前板の幅が小さくでき、本体を小型化することができる。この非シール面は傾斜面13を設けたことにより、三角形状スペースを形成できたので、丸形状の孔部A24と、長方形の孔部B25とを並べて配置するのに収まりがよい形状となっている。
なお、本実施の形態では加熱室の右上の曲げ部12に孔部A24、孔部B25を設け、安全スイッチ19等を配置する構成としたが、これらを左上の曲げ部11に配置してもいいし、左右の曲げ部11、12両方に配置してもよい。
また、本実施の形態では扉の開閉の方向を上下方向としたが、左右いずれかに扉開閉の支点を配置して横開きの扉としてもよい。この場合は、扉の稼働側と対向する前板の曲げ部11、12に孔部A24、孔部B25を配置することになり、例えば加熱室の左側に扉の支点を設け、扉の右側が開閉する場合、加熱室の右上または左下の曲げ部11、12に孔部A24、孔部B25を設け、安全スイッチ19等を配置することになる。
(実施の形態2)
次に本実施の形態2に係る高周波加熱装置における、前板の曲げ部周辺の構成について図面を用いて詳細に説明する。図8は、本発明の実施の形態2における高周波加熱装置の前板の曲げ部周辺の部分拡大図である。なお、本実施の形態において、前述の実施の形態1と同様の構成や機能については、同じ符号を使い、発明のポイントでない点は説明を省略する。また、本実施の形態における、高周波加熱装置全体の構成は、図1〜図6に示した電子レンジ1の構成と同様である。
図8に示すように、本実施の形態2の曲げ部60は、右側面9と天面10とを繋ぐ一つの大きな円弧状の曲げにより構成している。したがって、シール面61と、このシール面61の第2の外側線62も、大きな円弧状の形状となる。
この構成により、曲げ部60が緩やかな曲面となるので、汚れが溜まりにくく、拭き掃除などが楽にできるので、お手入れ性が向上する。
また、シール面61に対向する電波シール部(図示せず)の形状も緩やかな円弧で構成できるので、電波シールの難しい角部の処理を、直線部を緩やかに曲げることで構成できるので、設計が簡単になり、性能も向上できる。
(実施の形態3)
次に、本実施の形態3に係る高周波加熱装置における、前板の曲げ部70周辺の構成について図面を用いて詳細に説明する。図9は、本発明の実施の形態3における高周波加
熱装置の前板の曲げ部70周辺の部分拡大図である。なお、本実施の形態において、前述の実施の形態1と同様の構成や機能については、同じ符号を使い、発明のポイントでない点は説明を省略する。また、本実施の形態における、高周波加熱装置全体の構成は、図1〜図6に示した電子レンジ1の構成と同様である。
図9に示すように、本実施の形態3の曲げ部70は、右側面9上部に加熱室3側に膨らむ段差71を設け、この段差71は屈曲部72により緩やかな曲面により形成するとともに、天面10との接合は円弧部73で緩やかに繋いでいる。
したがって、シール面74と、このシール面74の第2の外側線75も、この段差71に沿った形状となる。この段差71を設けることにより前板6の幅C、Dを厚くすることなく、自由に孔部A24と、孔部B25を配置するスペースを形成できる。
また、段差71を緩やかに繋ぐ屈曲部72と円弧部73を設けることにより、汚れが溜まりにくく、拭き掃除などが楽にできるので、お手入れ性が向上する。
なお、本実施の形態では孔部A24と孔部B25とを縦に配置したが、横長の段差を設けて孔部A24と孔部B25とを横方向に配置してもよい。
以上のように、本発明の高周波加熱装置は、加熱室内のお手入れ性が良好でかつ、本体寸法を小さく抑えることができるので、高周波加熱の単機能の電子レンジだけでなく、例えばオーブン機能やグリル機能を備えた電子レンジや、スチーム機能を備えた電子レンジの用途に有効であり、家庭用、業務用を問わず広く利用することができる。
1 電子レンジ(高周波加熱装置)
2 外箱
3 加熱室
4 開口部
5 扉
6 前板
8 左側面
9 右側面
10 天面
11、12、60、70 曲げ部
14 空間部
15 高周波発生手段
19 安全スイッチ
20 ピンA
22 ピンB
24 孔部A
25 孔部B
40 電波シール部
41 突出部
50、61,74 シール面
52 第1の外側線
53、62、75 第2の外側線
54 第3の外側線

Claims (4)

  1. 一面に開口部を有し被加熱物を収納する加熱室と、
    前記加熱室の外周に空間部を形成して前記加熱室を覆う外箱と、
    前記加熱室の開口部を開閉可能な扉と、
    前記扉と対向し前記開口部と前記外箱との間に配された前板と、
    前記扉の前記前板に対向する位置に配された電波シール部と、
    前記加熱室に高周波を供給して前記被加熱物を加熱する高周波発生手段と、
    前記高周波発生手段の運転を制御する安全スイッチと、
    前記扉を閉じた時に前記安全スイッチを動作させ、前記前板および前記扉のうちの少なくとも一方またはその双方に形成されたピンと、
    前記ピンを移動可能とし前記前板に形成された孔部と、
    前記加熱室を形成する天面と側面とを緩やかに繋ぐ曲げ部とを設け、
    前記前板は、前記電波シール部に対向するシール面と、シール面を除く非シール面とを有し、
    前記孔部は、前記曲げ部と前記外箱との間の前記非シール面に配置された高周波加熱装置。
  2. 前記非シール面を前記前板の前記外箱側に配置した請求項1に記載の高周波加熱装置。
  3. 前記シール面は、
    前記天面と平行に配されたシール面の第1の外側線と、
    前記側面と平行に配されたシール面の第2の外側線と、
    前記曲げ部と平行に配されたシール面の第3の外側線とを有し、
    前記第1の外側線と前記第2の外側線との延長交線と、前記第3の外側線とで囲まれる領域に少なくとも前記孔部の一部を配置した請求項2に記載の高周波加熱装置。
  4. 前記電波シール部は、一部が前記開口部より前記加熱室の内面に沿って突出した突出部を備えた請求項1から3のいずれか1項に記載の高周波加熱装置。
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