JP6145273B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉体を閉鎖動作させる開閉装置であって、開閉体よりも閉鎖方向側に障害物があることを感知可能な開閉装置に関し、特にシャッター装置として好適な開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されるもののように、上下方向へ開閉動作可能な開閉体(10)と、該開閉体(10)を横幅方向の両端側で上下方向へ案内するガイドレール(20)と、開閉体(10)の閉鎖方向端部から閉鎖方向へ突出するとともに開閉体(10)の横幅方向の両端側に上下方向へスライドするように取付られた二つのスライド体(51)と、一方のスライド体(51)に固定されて光線を放出する放出部(52a)と、他方のスライド体(51)に固定されて前記光線を捕捉する捕捉部(52b)と、各スライド体(51)をガイドレール(20)内で上下方向へ案内するセンサユニットガイド部材(21)とを備え、前記光線が物体により遮られるのを検出するようにした開閉装置がある。
しかしながら、前記従来技術によれば、前記ガイドレール(20)や前記センサユニットガイド部材(21)の取付精度のバラツキ等に起因して、放出部(52a)や捕捉部(52b)が傾き、放出部(52a)から放出される光線が捕捉部(52b)に捕捉されないおそれがある。そして、このような場合には、ガイドレール20やセンサユニットガイド部材(21)等を一旦外し、適正な角度で付け直す等の面倒な作業が必要になる場合がある。
特開2007−32113号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、物体感知手段の傾きによって物体が検出されない場合に容易に矯正することができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するための一手段は閉鎖方向へ動作可能な開閉体と、前記開閉体の閉鎖方向端部から閉鎖方向へ突出して物体感知媒体を放出する物体感知手段とを備え、前記物体感知手段から放出される物体感知媒体が物体により遮られるのを検出するようにした開閉装置において、前記物体感知手段は、前記開閉体の閉鎖方向端部から閉鎖方向へ突出するとともに、前記開閉体に相対して開閉方向へスライドするように前記開閉体の横幅方向の一端側と他端側に係合した二つのスライド体と、一方の前記スライド体に支持されて物体感知媒体を放出する放出部と、他方の前記スライド体に支持されて前記物体感知媒体を捕捉する捕捉部と、これら放出部と捕捉部のそれぞれについて、対応する前記スライド体との角度を調整する角度調整手段とを備え、前記放出部又は前記捕捉部は、物体感知媒体を放出又は捕捉する本体部と、該本体部を不動に支持する支持ブラケットとを具備し、この支持ブラケットは、前記本体部の下方に位置して底面となる部分を有し、この部分には、開閉体横幅方向へ並ぶ二つのネジ孔が設けられ、前記スライド体には、前記放出部又は前記捕捉部を開閉体閉鎖方向側から受ける受部が設けられ、この受部には、開閉体横幅方向に沿って二つの貫通孔が設けられ、これら二つの貫通孔のうちの一方は前記本体部のセンサ面寄りに位置し開閉体厚さ方向へわたる長孔であり、他方は前記センサ面寄りに対する逆寄りに位置する丸孔であり、これら二つのネジ部材は、前記支持ブラケットにおける前記二つのネジ孔にそれぞれ螺合され、前記角度調整手段は、前記丸孔に挿通された前記ネジ部材を中心に前記放出部又は前記捕捉部を回動させて前記スライド体に対する傾斜角度を変化させることを特徴とする。



本発明は、以上説明したように構成されているので、物体感知手段の傾きによって物体が検出されない場合に、物体感知手段の角度を角度調整手段によって容易に矯正することができる。
本発明に係る開閉装置の一例を示す正面図である。 同開閉装置の要部斜視図である。 同開閉装置の要部横断面図である。 物体感知ユニットの一例を示す分解斜視図である。 放出部又は捕捉部の一例を示す分解斜視図である。 同放出部又は同捕捉部の側面図である。 (a)は放出部又は捕捉部を一方へ傾けた状態、(b)は放出部又は捕捉部を傾けていない状態、(c)は放出部又は捕捉部を他方へ傾けた状態をそれぞれ示し、上側の図は放出部又は捕捉部を正面側(放出部と捕捉部の間側)から視た図であり、下側の図は下面図である。
本実施の形態の第一の特徴は、閉鎖方向へ動作可能な開閉体と、前記開閉体の閉鎖方向端部から閉鎖方向へ突出して物体感知媒体を放出する物体感知手段とを備え、前記物体感知手段から放出される物体感知媒体が物体により遮られるのを検出するようにした開閉装置において、前記物体感知手段の角度を調整する角度調整手段を具備した。
この構成によれば、物体感知手段の傾きに起因して物体が検出されない場合に、角度調整手段により物体感知手段の角度を矯正することができる。
第二の特徴としては、前記物体感知手段は、前記開閉体の横幅方向の一端側に支持されて物体感知媒体を放出する放出部と、前記開閉体の横幅方向の他端側に支持されて前記物体感知媒体を捕捉する捕捉部とを備え、前記角度調整手段は、前記放出部と前記捕捉部の両方又は片方の角度を調整するように構成されている。
この構成によれば、放出部や捕捉部の傾きによって放出部から放出される物体感知媒体が捕捉部に捕捉されない場合に、放出部と捕捉部の両方又は片方の角度を矯正することができる。
第三の特徴としては、前記開閉体の閉鎖方向端部から閉鎖方向へ突出するとともに、前記開閉体に相対して開閉方向へスライドするように前記開閉体に係合した二つのスライド体を備え、前記放出部と前記捕捉部は、それぞれ、前記角度調整手段によって前記スライド体との角度が調整されるように前記スライド体に支持されている。
この構成によれば、放出部や捕捉部の傾きによって放出部から放出される物体感知媒体が捕捉部に捕捉されない場合に、放出部と捕捉部の両方又は片方のスライド体に対する角度を矯正することができる。
第四の特徴としては、前記スライド体には、前記放出部又は前記捕捉部に対し開閉体厚さ方向側から近接する壁部が設けられ、前記角度調整手段は、前記放出部又は前記捕捉部を前記スライド体に対し角度可変に支持するとともに、前記放出部又は前記捕捉部と前記壁部との間に、前記放出部と前記捕捉部との間の空間側から棒状治具を差し込み可能な隙間を設けてなる。
この構成によれば、放出部や捕捉部の傾きによって放出部から放出される物体感知媒体が捕捉部に捕捉されない場合に、放出部又は捕捉部と前記壁部との間に棒状治具を差し込み、該棒状治具で抉るようにして、放出部と捕捉部の両方又は片方のスライド体に対する角度を矯正することができる。
第五の特徴としては、前記スライド体には、前記放出部又は前記捕捉部を開閉体閉鎖方向側から受ける受部が設けられ、この受部には、開閉体閉鎖方向側から締緩可能にネジ部材が挿通され、該ネジ部材は、前記放出部又は前記捕捉部に螺合されている。
この構成によれば、ネジ部材を緩めることで、放出部又は捕捉部の角度を調整可能な状態にすることができ、ネジ部材を締め付ければ、放出部又は捕捉部の角度を調整不能な状態にすることができる。
第六の特徴としては、前記ネジ部材は、開閉体横幅方向に沿って二つ設けられ、前記受部には、前記ネジ部材を挿通する二つの貫通孔が設けられ、これら二つの貫通孔のうちの一方は開閉体厚さ方向へわたる長孔である。
この構成によれば、一方の貫通孔が長孔であるため、その他方の貫通孔に挿入されたネジ部材を支点にして、放出部又は捕捉部における他方のネジ部材側を、開閉体厚さ方向へ回動させて、角度調整することができる。
なお、本明細書中、「開閉体開閉方向」とは、当該開閉装置により開閉される開口部において、開閉体が空間を仕切ったり開放したりするためにスライドする方向を意味する。また、本明細書中、「開閉体厚さ方向」とは、全閉状態の開閉体の厚さ方向を意味する。また、本明細書中、「開閉体幅方向」又は「開閉体横幅方向」とは、開閉体開閉方向と略直交する方向であって、前記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味する。
次に、上記特徴を有する本実施の形態の好ましい具体例を、図面に基づいて詳細に説明する。
以下の開閉装置1は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の躯体の開口部分や内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、躯体内部の空間を仕切ったり開放したりするシャッター装置を構成している。
この開閉装置1は、閉鎖方向端部を上下方向へスライドさせて開閉動作可能な開閉体10と、該開閉体10の横幅方向の両端部をそれぞれ囲み開閉方向へ案内するガイドレール20,20と、開閉体10を開放方向側で巻き取ったり繰出したりする巻取装置30と、開閉体10の閉鎖方向端部から閉鎖方向側へ突出して物体感知媒体aを放出する物体感知手段40とを備え、物体感知手段40から放出される物体感知媒体aが物体Xにより遮られるのを検出するように構成されるとともに、物体感知媒体aの経路を適正に矯正するように、物体感知手段40の角度を調整する角度調整手段を有する(図1参照)。
開閉体10は、横長矩形状の金属板を曲げ加工してなるスラット11aを、上下に隣接するスラット11a,11a間で回動するように複数連接することで開閉体本体11を構成し、該開閉体本体11の閉鎖方向側(図示例によれば下方側)の端部には、縦断面枠状の接続部材12を介して、可動座板13が開閉体幅方向へわたって接続されている。
接続部材12は、縦断面中空枠状の部材であり、その内部に、可動座板13の上下方向のスライドに伴って一端側を開閉体開閉方向へ揺動させるように、開閉体横幅方向へわたる揺動片14を支持している(図2参照)。
この接続部材12の開閉体横幅方向の両端部には、それぞれ、物体感知ユニット41,42を吊持するための吊持ブラケット12aが固定されている。
吊持ブラケット12aは、図示例によれば、縦断面略中空枠状に形成され、その下端側に、開閉体厚さ方向の両側へ突出する凸部12a1を備え、これら凸部12a1に、物体感知ユニット41(又は42)を吊り下げている。
また、この吊持ブラケット12aは、揺動片14の揺動端側に対応する位置に、該揺動端側を外部に露出させる開口部12a2を形成している。この構成によれば、可動座板13の上昇に伴って揺動片14が揺動した際に、該揺動片14が、開口部12a2を介して、捕捉側の物体感知ユニット42の可動座板感知センサ42fにより感知される。
また、可動座板13は、開閉体10の横幅方向の略全長にわたる長尺状の部材であり、接続部材12の下端に、開閉体開閉方向へ所定量だけ自在に移動するように接続されている(図2参照)。
なお、図中、符号15は、開閉体本体11の横幅方向の端部に固定された抜止部材であり、この抜止部材15は、後述する物体感知ユニットガイド部材21(図3参照)と係合して開閉体10がガイドレール20から開閉体横幅方向へ抜けるのを防ぐ。
また、ガイドレール20は、開閉体10の横幅方向の端部を囲むように構成された部材であり、開閉体10によって着座される当接対象部位p(例えば、床面や地面、枠部材等)と巻取装置30との間にわたって配設されている。
ガイドレール20の内部には、物体感知ユニットガイド部材21が固定され(図4参照)、この物体感知ユニットガイド部材21は、後述する物体感知ユニット41,42を、開閉体開閉方向へスライドさせるように支持している。
この物体感知ユニットガイド部材21には、物体感知ユニット41(又は42)と係合する横断面コ字枠状のガイド部21aが、開閉体開閉方向へわたって形成されている。このガイド部21aは、物体感知ユニット41(又は42)を開閉体開閉方向へスライド自在に導くとともに、同物体感知ユニット41(又は42)の開閉体横幅方向及び開閉体厚さ方向への移動を阻む。
また、巻取装置30は、下部側に開閉体10を出没させるための開口部(まぐさ部)を形成した収納ケース31内に、開閉体10を巻き取ったり繰出したりする巻取軸32や、該巻取軸32をチェーン及びスプロケット等の動力伝達手段を介して電動で双方向へ回転する駆動源33、物体感知手段40からの感知信号を処理して駆動源33を制御する制御部34等を具備している。
物体感知手段40は、開閉体10の横幅方向の一端側に設けられて物体感知媒体aを放出する放出側の物体感知ユニット41と、その他端側に設けられて物体感知媒体aを捕捉する捕捉側の物体感知ユニット42とから構成される(図1参照)。
この物体感知手段40は、放出側の物体感知ユニット41から放出される物体感知媒体aが捕捉側の物体感知ユニット42に到達しないようなことを防ぐために、後述する放出部41b及び捕捉部42bの角度を調整するための角度調整手段を構成している。
放出側の物体感知ユニット41は、開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出するとともに当接対象部位p(例えば、床面や、地面、枠部材等)との当接によって後退するように設けられたスライド体41aと、該スライド体41aの下端側に設けられて開閉体横幅方向へ物体感知媒体aを放出する放出部41bと、放出部41bの電気配線41gを保護しながら上方へ案内する電気配線ガイド部材41cと、該電気配線ガイド部材41cをスライド体41aに接続する接続部材41dと、接続部材41dに対し開閉体厚さ方向の逆側に配置されて当該物体感知ユニット41の開閉体厚さ方向の重量バランスを略均等に矯正するウェイト41eとを具備している(図2参照)。
捕捉側の物体感知ユニット42は、開閉体の閉鎖方向端部から開閉体閉鎖方向へ突出するとともに当接対象部位p(例えば、床面や、地面、枠部材等)との当接によって後退するように設けられたスライド体42aと、該スライド体42aの下端側に設けられ放出部41bから放出される物体感知媒体aを捕捉する捕捉部42bと、可動座板13の相対的な上方へのスライドに伴う揺動片14の揺動を感知する可動座板感知センサ42fと、捕捉部42b及び可動座板感知センサ42fの電気配線42gを保護しながら上方へ案内する電気配線ガイド部材42cと、該電気配線ガイド部材42cをスライド体42aに接続する接続部材42dと、接続部材42dに対し開閉体厚さ方向の逆側に配置されて当該物体感知ユニット42の開閉体厚さ方向の重量バランスを略均等に矯正するウェイト42eとを具備している(図2参照)。
なお、図2に示す一例は、捕捉側の物体感知ユニット42を示しており、放出側の物体感知ユニット41は、物体感知ユニット42に対し、左右対称に配置されるとともに、可動座板感知センサ42fを省いた構成となる。
一方のスライド体41aは、上下方向へ長尺な略中空直方体状を呈し、その内部に、接続部材12の凸部12a1に対し上下方向へスライドするように係合する凹溝41a1,41a1を有するとともに、これら凹溝41a1,41a1よりも下側には、放出部41bに対し開閉体厚さ方向の両側から近接する壁部41a2,41a2と、放出部41bを下方から受ける受部41a3とを有し、これら両壁部41a2,41a2と受部41a3によって囲まれる略凹状の空間を、他方のスライド体42aの方向(図1によれば右方向)へ開放している。
両壁部41a2,41a2の間の開閉体厚さ方向の間隔は、放出部41b及び捕捉部42bの同方向の間隔よりも広く設定されることで、各壁部41a2と放出部41b又は捕捉部42bの側面との間には、棒状治具Tを挿入可能な隙間s(図7参照)が確保される。この隙間sは、放出部41b又は捕捉部42bの角度調整を可能にする角度調整手段を構成する。
そして、受部41a3には、開閉体横幅方向へ並ぶ二つの段付き状の貫通孔が設けられ、その一方は丸孔41a4であり、他方は開閉体厚さ方向へわたる長孔41a5である。丸孔41a4は、ガイドレール20底部方向側(図1の左方向側)に位置し、長孔41a5は捕捉部42b方向側に位置する(図4参照)。
同様にして、他方のスライド体42aも、上下方向へ長尺な略中空直方体状を呈し、その内部に、凹溝42a1,42a1を有するとともに、これら凹溝42a1,42a1よりも下側には、捕捉部42bに対し開閉体厚さ方向の両側から近接する壁部42a2,42a2と、捕捉部42bを下方から受ける受部42a3とを有し、これら両壁部42a2,42a2と受部42a3によって囲まれる略凹状の空間を、前記一方のスライド体41aの方向(図1によれば左方向)へ開放している。
そして、受部42a3には、開閉体横幅方向へ並ぶ二つの段付き状の貫通孔が設けられ、その一方は丸孔42a4であり、他方は開閉体厚さ方向へわたる長孔42a5である。丸孔42a4は、ガイドレール20底部方向側(図1の右方向側)に位置し、長孔42a5は放出部41b方向側に位置する(図4参照)。
放出部41bは、物体感知媒体aを放出する本体部41b1と、該本体部41b1を支持する支持ブラケット43とから一体状に構成される(図5参照)。
同様に、捕捉部42bは、物体感知媒体aを捕捉する本体部42b1と、該本体部42b1を支持する支持ブラケット43とから一体状に構成される。
放出部41b及び捕捉部42bの本体部41b1,42b1は、その一方から放出される物体感知媒体aを他方によって捕捉するように構成され、例えば、物体感知媒体aとして赤外線を放出し捕捉する光電センサが用いられる。
本体部41b1,42b1は、図示例によれば、略直方体状に形成される(図5参照)。
支持ブラケット43は、放出部41b及び捕捉部42bの本体部41b1,42b1を不動に保持する略L字状に形成され、その底面(下面)となる部分に、開閉体横幅方向へ並ぶ複数(図示例によれば二つ)のネジ孔43a,43bを有する(図4参照)。
この支持ブラケット43は、図5及び図6に示すように、放出部41b(又は捕捉部42b)の本体部41b1(又は42b1)を、その手前下端側の略L字状の一片部43cと、奥上端側の他片部43dとによって対角線上に挟むとともに、これら一片部43cと他片部43dの間を介して、放出部41b(又は捕捉部42b)のセンサ面41b11(42b11)を、対向する捕捉部42b(又は放出部41b)へ向けて露出している。
上記構成の放出部41b及び捕捉部42bは、それぞれ、対応するスライド体41a,42aに挿入され、下方から挿通される二つのネジ部材44,45によって、スライド体41a,42a下端の受部41a3,42a3に固定される。
より詳細に説明すれば、図4に示すように、一方のネジ部材44は、受部41a3(又は42a3)の丸孔41a4に挿通され、放出部41b(又は捕捉部42b)下端面の一方のネジ孔43bに螺合され、締め付けられる。
他方のネジ部材45は、受部41a3(又は42a3)の長孔41a5に挿通され、放出部41b(又は捕捉部42b)下端面の他方のネジ孔43aに螺合され、締め付けられる。
したがって、二つのネジ部材44,45を緩めれば、放出部41b(又は捕捉部42b)は、一方のネジ部材44を中心にして回動させることが可能である。
そして、上記構成の物体感知ユニット41,42は、それぞれ、スライド体41a,42a内の凹溝41a1,42a1を、接続部材12の凸部12a1,12a1に係合させることで、開閉体10に対し、相対的に上下方向へスライド可能に吊持される。
制御部34は、開閉体10の閉鎖動作中に、放出部41bから放出される物体感知媒体aが捕捉部42bに捕捉されないことを感知した場合や、可動座板13の相対的な上昇を可動座板感知センサ42fによって感知した場合に、駆動源33を制御して、開閉体10を所定動作(例えば、停止、又は反転後に停止等)する。
次に、上記構成の開閉装置1について、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。
開閉装置1は、通常に製造された状態では、放出部41bから放出される物体感知媒体aが捕捉部42bに到達するようになっている。
しかしながら、ガイドレール20に対し物体感知ユニットガイド部材21が開閉体厚さ方向に傾いて装着された場合や、ガイドレール20自体が開閉体厚さ方向に傾いて設置された場合などには、放出部41bから放出される物体感知媒体aが傾斜して捕捉部42bに捕捉されないおそれがある。
このような場合には、開閉装置1の設置中や設置後において、開閉体10を、全閉状態でないある程度の開放状態にする。すなわち、開閉体10が当接対象部位pに当接した全閉状態では、各物体感知ユニット41,42は、その下端が開閉体10の下端と略面一になるように収納されている。調整者が開閉体10の閉鎖方向側で調整作業をし易いように、開閉体10をある程度の開放状態(例えば、開閉体10の閉鎖方向端部が当接対象部位pから50cm〜200cm程度の高さにある開放状態)にすると、物体感知ユニット41,42は、開閉体10に相対して下方へスライドし、開閉体10の閉鎖方向端部から下方へ突出した垂下状態になる。したがって、放出部41b及び捕捉部42bが、ガイドレール20の開口部から視える状態になり、該開口部を介して調整作業を容易に行うことができる。
この調整作業では、放出部41b(又は捕捉部42b)をスライド体41a(又は42a)に止着している二つのネジ部材44,45を若干緩め、図7に示すように、放出部41b(又は捕捉部42b)の両側の隙間s,sのうち、いずれか一方に棒状治具Tを挿込み、該棒状治具Tを左右に抉るようにして、放出部41b(又は捕捉部42b)を動かせば、放出部41b(又は捕捉部42b)は、奥側のネジ部材44を中心にしてその手前側の部分を回動させて傾斜する。したがって、この傾斜角度αを適宜に調整すれば、放出部41bから放出される物体感知媒体aを、捕捉部42bに到達させることができる。
そして、前記調整の後に、二つのネジ部材44,45を締め付ければ、放出部41b(又は捕捉部42b)を元の状態に固定することができる。
なお、棒状治具Tは、例えば、マイナスドライバーとすればよいが、プラスドライバーやその他の棒状治具を対象とすることも可能である。
また、他の調整方法として、二つのネジ部材44,45の双方を緩めた後、いずれか一方のみを締め付ければ、放出部41b(又は捕捉部42b)を上下方向に傾斜させることができる。この調整方法は、物体感知ユニットガイド部材21やガイドレール20の傾き等に起因して、放出部41b(又は捕捉部42b)が上下方向に傾斜し物体感知媒体aが捕捉部42bに到達しない場合に、これを解消するために有効である。
なお、上記具体例によれば、放出部41bと捕捉部42bの双方の角度を調整可能にしたが、他例としては、その一方のみを調整可能な構成とすることも可能であり、この場合、好ましくは放出部41bのみを調整可能にする。
また、上記具体例によれば、物体感知ユニット41,42を放出部41bと捕捉部42bを有する光電センサにより構成したが、他例としては、前記物体感知ユニットを、放出部のみを有する焦電センサから構成したり、超音波センサやその他の非接触式センサを用いた構成としたりすることも可能である。
また、上記具体例によれば、放出部41b及び捕捉部42bをスライド体41a,42aに対し角度調整可能に装着することで、物体感知手段40の角度を調整可能な角度調整手段を構成したが、この角度調整手段の他例としては、スライド体41a,42aを開閉体10に対し角度調整可能に装着した態様とすることも可能である。
また、上記具体例によれば、物体感知ユニット41,42を開閉体10に相対し上下方向へ所定量スライドする構成としたが、他例としては、物体感知ユニット41,42が開閉体10に対しスライドせずに固定されている構成とすることも可能である。
また、上記具体例によれば、角度調整手段は放出部41b又は捕捉部42bの傾斜角度を棒状治具Tによって調整する構成としたが、他例としては、治具等を使わない摘み操作によって前記傾斜角度を調整可能な構造とすることも可能である。
また、上記具体例によれば、開閉体10の一例として複数のスラットを連設してなるシャッターカーテンを示したが、この開閉体10の他例としては、単数もしくは複数のパネルや、シート状物、ネット状物を開閉方向へ配設してなる態様、あるいはスラット、パネル、パイプ、シート状物、ネット状物等を適宜に組み合わせてなる態様等としてもよい。
また、上記具体例では、上記物体感知手段40を図示例のシャッター装置に適用したが、他例としては、上記物体感知手段40を、オーバーヘッドドアを含む他のシャッター装置、雨戸を含む引戸、サッシ窓、ロールスクリーン、ブラインド、門扉、ゲート、スライディングウォール装置等、開閉体の閉鎖方向端部をスライドさせて閉鎖動作する開閉装置であって、開閉体よりも閉鎖方向側に障害物があることを感知可能な開閉装置に適用することが可能である。
10:開閉体
20:ガイドレール
21:物体感知ユニットガイド部材
40:物体感知手段
41,42:物体感知ユニット
41a,42a:スライド体
41a2,42a2:壁部
41a3,42a3:受部
41b:放出部
41b1:本体部
42b:捕捉部
42b1:本体部
43:支持ブラケット
43a,43b:ネジ孔
a:物体感知媒体
s:隙間
X:物体

Claims (5)

  1. 閉鎖方向へ動作可能な開閉体と、前記開閉体の閉鎖方向端部から閉鎖方向へ突出して物体感知媒体を放出する物体感知手段とを備え、前記物体感知手段から放出される物体感知媒体が物体により遮られるのを検出するようにした開閉装置において、
    前記物体感知手段は、前記開閉体の閉鎖方向端部から閉鎖方向へ突出するとともに、前記開閉体に相対して開閉方向へスライドするように前記開閉体の横幅方向の一端側と他端側に係合した二つのスライド体と、一方の前記スライド体に支持されて物体感知媒体を放出する放出部と、他方の前記スライド体に支持されて前記物体感知媒体を捕捉する捕捉部と、これら放出部と捕捉部のそれぞれについて、対応する前記スライド体との角度を調整する角度調整手段とを備え、
    前記放出部又は前記捕捉部は、物体感知媒体を放出又は捕捉する本体部と、該本体部を不動に支持する支持ブラケットとを具備し、この支持ブラケットは、前記本体部の下方に位置して底面となる部分を有し、この部分には、開閉体横幅方向へ並ぶ二つのネジ孔が設けられ、
    前記スライド体には、前記放出部又は前記捕捉部を開閉体閉鎖方向側から受ける受部が設けられ、この受部には、開閉体横幅方向に沿って二つの貫通孔が設けられ、これら二つの貫通孔のうちの一方は前記本体部のセンサ面寄りに位置し開閉体厚さ方向へわたる長孔であり、他方は前記センサ面寄りに対する逆寄りに位置する丸孔であり、これら二つのネジ部材は、前記支持ブラケットにおける前記二つのネジ孔にそれぞれ螺合され、
    前記角度調整手段は、前記丸孔に挿通された前記ネジ部材を中心に前記放出部又は前記捕捉部を回動させて前記スライド体に対する傾斜角度を変化させることを特徴とする開閉装置。
  2. 前記スライド体には、前記放出部又は前記捕捉部に対し開閉体厚さ方向側から近接する壁部が設けられ、このスライド体は、前記開閉体の幅方向端部を囲んで開閉方向へ案内するガイドレール内に位置し、
    前記角度調整手段は、前記放出部又は前記捕捉部と前記壁部との間に、前記放出部と前記捕捉部との間の空間側から棒状治具を差し込み可能な隙間を有することを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記支持ブラケットにおける前記底面となる部分と、前記放出部又は前記捕捉部の底部との間には、隙間が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  4. 前記支持ブラケットは、略L字状に形成され、その一端側の一片部と他端側の他片部によって前記本体部を対角線上に挟むとともに、これら一片部と他片部の間を介して、前記本体部のセンサ面を、対向する前記捕捉部又は前記放出部へ向けて露出していることを特徴とする請求項1乃至3何れか1項記載の開閉装置。
  5. 前記開閉体は、その閉鎖方向端部側に、上下方向へスライドする可動座板を備え、
    前記スライド体は、前記可動座板よりも上方側にて、吊持ブラケットを介して前記開閉体の幅方向端部側に吊り下げられていることを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉装置。
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