JP6145264B2 - 表示装置 - Google Patents

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本発明は、車両に搭載されて用いられる表示装置に関する。
一般的に、車両には、車速、燃料残量、過給圧力値(ブースト値)等の車両の各種状態量の現在値を使用者に視覚的に呈示するための各種の計器を備える表示装置が搭載されている。
例えば、当該計器の1つである、過給圧力値を呈示量として呈示するためのブースト計として、背景板上に形成されたスケールの一部を、モータにより回転駆動される回転駆動式の指針によって指し示すことにより、現在の過給圧力の測定値を最大値に対する割合として呈示するものが知られている。
また、近年では、グラフィック表示を用いた画像表示式の表示装置が提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012−25355号公報
従来の表示装置では、呈示量の現在値のみを指針が指示しているため、使用者は当該呈示量の現在までの推移を把握することが困難であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、呈示量の推移を把握し易い表示装置を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するために、本発明に係る表示装置は、下記の構成を有している。(1) 各種情報を表示する画像表示式の表示部を備え、車両に搭載されて用いられる表示装置であって、
前記表示部は、目盛りを有して第1の方向に延びるスケールと、該スケールに沿うように移動して該スケールの一部を先端により指し示し、前記車両の状態量の1つである呈示量の現在の指示値を指示する指針と、各時刻における前記指針の前記先端の位置が、時間の経過に伴って、前記第1の方向と直交する第2の方向にスクロール表示されることによって、前記指示値の履歴として表される線状の軌跡と、を表示
前記表示部には、前記指針及び前記軌跡として、1種類の前記呈示量の指針及び軌跡のみが表示され、
前記軌跡は、前記指針の前記先端から連続して表示されると共に、前記指針とは異なる色で表示される、
こと。
(2) 上記(1)の構成の表示装置であって、
前記指針が、前記第1の方向と交差する方向に延びている、
こと。
(3) 上記(1)及び(2)のいずれかの構成の表示装置であって、
前記軌跡が表示される部分の背景と、当該部分以外の部分の背景とが異なる、
こと。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1つの構成の表示装置であって、
前記軌跡上における第1の点と第2の点で、線分の太さが異なる、
こと。
(5) 各種情報を表示する画像表示式の表示部を備え、車両に搭載されて用いられる表示装置であって、
前記表示部は、目盛りを有して第1の方向に延びるスケールと、該スケールに沿うように移動して該スケールの一部を先端により指し示し、前記車両の状態量の1つである呈示量の現在の指示値を指示する指針と、各時刻における前記指針の前記先端の位置が、時間の経過に伴って、前記第1の方向と直交する第2の方向にスクロール表示されることによって、前記指示値の履歴として表される線状の軌跡と、を表示し、
前記表示部は、前記スケール、前記指針、及び前記軌跡を所定の枠の内部に表示し、
前記軌跡と、該軌跡の前記第1の方向における一方の向き側に位置する前記枠の一部との間に位置する部分が、前記枠の内部における当該部分以外の部分とは異なるものとして識別可能に表示される、
こと。
上記(1)の構成の表示装置では、呈示量の現在の指示値と、指示値の履歴とが併せて表示される。このため、使用者は、呈示量の現在値と現在までの推移とを把握し易い。
上記(2)の構成の表示装置では、呈示量の現在の指示値を指示する指針が、スケールの延在方向である第1の方向と交差する方向に延びている。このため、指針が使用者の注意を惹き易く、使用者は、呈示量の現在値及び現在までの推移の双方を把握し易い。
上記(3)の構成の表示装置によれば、軌跡が表示される部分の背景と、その他の部分の背景とが異なるので、使用者は、指針と履歴とを区別し易い。
上記(4)の構成の表示装置によれば、軌跡上に線分の太さが異なる点が存在するため、履歴の一部を強調して表示することができる。例えば、より時間的に前の(過去の)指示値を示す部分をより細く表示すれば、使用者は、時間の流れを把握し易い。
上記(5)の構成の表示装置によれば、使用者は、軌跡と枠の一部との間に位置する部分の面積を認識することにより、呈示量の現在までの推移を把握できる。このため、使用者は、呈示量の現在までの推移をより直感的に把握できる。
本発明によれば、呈示量の推移を把握し易い表示装置を提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態の表示装置100のハードウェアの構成例を示すブロック図である。 図2(A)及び図2(B)は、液晶表示器111のグラフィック表示画面を示す図である。 図3は、指示値として過給圧力値を表示する際の動作手順を示すフローチャートである。 図4(A)〜図4(C)は、指針38によって指示された過給圧力値の遷移を示す図である。 図5A(A)〜図5A(C)は、変形例に係るブースト計の表示画面を示す図である。 図5B(D)及び図5B(E)は、変形例に係るブースト計の表示画面を示す、図5Aに続く図である。
以下、本実施形態に係る表示装置について図面を用いて説明する。本実施形態に係る表示装置は、車両に搭載されて用いられる。
図1は、本実施形態の表示装置100のハードウェアの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、表示装置100は、マイクロコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)101、読み出し専用メモリ(EEPROM:Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)102、インタフェース103、インタフェース104、CPU電源部105、グラフィックコントローラ106、フレームメモリ107、Xドライバ108、Yドライバ109、LCD(Liquid Crystal Display)電源部110、及び液晶表示器(TFT−LCD:Thin Film Transistor Liquid Crystal Display)111等を備えている。
マイクロコンピュータ(CPU)101は、制御部であり、予め用意されたプログラムを実行し、表示装置100の機能を実現するために必要な様々な処理を行う。例えば、後述する図3のフローチャートに示した処理をマイクロコンピュータ101が行う。また、マイクロコンピュータ101は、各種データを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)101aを内蔵している。
読み出し専用メモリ102は、マイクロコンピュータ101が実行するプログラムの内容や予め用意された固定データ等を保持している。
インタフェース103は、車両側のイグニッションスイッチの状態を表す信号(IGN+)をマイクロコンピュータ101に入力する。
インタフェース104は、マイクロコンピュータ101と車両側の各種制御装置(ECU:Electric Control Unit)との間で、CAN(Controller Area Network)規格による通信を行うために利用される。具体的には、走行速度、過給圧力値、燃料残量等の車両の各種状態量の現在値を表すデータが、ほぼリアルタイムのデータとして車両側からインタフェース104を介してマイクロコンピュータ101に入力される。例えば、インタフェース104は、車両が所定量移動する毎に当該車両側に搭載された速度センサから出力される車速パルス信号を受け付け、現在の車両の走行速度の値を表す走行速度情報としてマイクロコンピュータ101に出力する。
また、インタフェース104は、過給機により内燃機関へ強制的に送り込まれる圧縮された空気の圧力を検出する圧力センサから出力される過給圧力値(ブースト値)の現在値を表す信号を受け付け、現在の過給圧力値を表す過給圧力情報としてマイクロコンピュータ101に出力する。
CPU電源部105は、車両側のプラス側電源ライン(+B)から供給される直流電力を入力してマイクロコンピュータ101の動作に必要な直流電圧(Vcc)を生成する。また、必要に応じてリセット信号を生成したり、マイクロコンピュータ101から出力されるスリープ信号に従って電力供給を抑制するための動作も行う。
液晶表示器111は、表示部であり、液晶デバイスにより構成された多数の微小表示セルをX方向及びY方向に並べて配置されたカラーの2次元表示画面を有している。液晶表示器111は、多数の微小表示セルの表示状態をセル毎に個別に制御することにより、2次元表示画面上に図形、文字、画像等の所望の情報をグラフィック表示することができる画像表示式の表示器である。
図2は、液晶表示器111のグラフィック表示画面を示す図である。図2(A)に示すように、グラフィック表示画面は、表示される領域がそれぞれ異なる、第1の表示領域31、第2の表示領域32、及び第3の表示領域33を有している。グラフィック表示画面には、第1の表示領域31、第2の表示領域32、及び第3の表示領域33を画成する3つの枠がそれぞれ表示されている。
第1の表示領域31は、速度計として、現在の車両の走行速度を表示するための領域である。第1の表示領域31には、速度スケール35と指針36とが表示される。指針36は、速度スケール35上の一部を指し示すことで、現在の車両の走行速度を指示する。
第2の表示領域32は、ブースト計として、現在の過給圧力値(呈示量)及び当該過給圧力値の履歴を表示するための領域である。過給圧力値は、予め設定された最大値に対する割合(パーセント)として呈示される。図2(B)に示すように、第2の表示領域32には(即ち、第2の表示領域32を画成する枠の内部には。)、圧力値スケール37、指針38、及び軌跡39が表示される。
圧力値スケール37は、第2の表示領域32の左端に配置され、図2中における上下方向(第1の方向)に延びている。また、圧力値スケール37には、0,50,100の各割合を示す目盛りが設けられている。指針38は、上記第1の方向と直交する方向(即ち、図2中の左右方向。)に延びる棒状に形成されており、圧力値スケール37の右方に(領域32の右端に)当該圧力値スケール37から所定の距離だけ離れて配置され、圧力値スケール37に沿うように上下方向に移動する。
指針38は、圧力値スケール37の一部を指針38の左側先端によって指し示し、過給圧力値の現在値である指示値を指示する。例えば、図2(B)では、指示値は50である。また、異なる見方をすれば、指針38は、左右方向に棒状に延びているため、左側先端だけではなく、指針38全体によっても、過給圧力値の現在値である指示値を指示している。このため、使用者の注意を惹き易く、使用者により視認され易い。
軌跡39は、過給圧力値の指示値の履歴を表示するための表示要素であり、指針38及び圧力値スケール37とは異なる色により、線状に描画される。軌跡39は、指針38の左側先端の位置が、時間の経過に伴って、上記第1の方向と直交する方向(図2中の左方向、第2の方向)に、スクロール表示されることにより描画される。即ち、軌跡39は、横軸が時間軸であり縦軸が圧力値スケール37であるグラフ表示により出力されており、図2中において、より左方に位置する部分が、より時間的に前の(過去の)指示値を表している。本実施形態では、軌跡39は、過給圧力値の推移を表す履歴曲線として、例えば時間幅10秒分だけ描画されている。尚、軌跡39の表示動作の詳細については後述する。
第3の表示領域33は、燃料計として、現在の燃料残量を表示するための領域である。第3の表示領域33には、燃料スケール41とバー40とが表示される。バー40は、燃料スケール41上の一部を指し示すことで、現在の燃料残量を表す。
液晶表示器111の表示画面のY方向の走査位置は、Yドライバ109の出力により順次に切り替わる。Yドライバ109は、グラフィックコントローラ106から出力される垂直同期信号に同期して、Y方向の走査位置を順次に切り替える。
Xドライバ108は、グラフィックコントローラ106から出力される水平同期信号に同期して、液晶表示器111の表示画面のX方向の走査位置を順次に切り替える。また、Xドライバ108は、グラフィックコントローラ106から出力されるRGB各色の画像データを走査位置の表示セルに与えて画面中の表示内容を制御する。
グラフィックコントローラ106は、マイクロコンピュータ101から入力される様々な命令に従って、様々なグラフィック要素を液晶表示器111の画面上に表示する。実際には、画素毎の表示内容を保持するフレームメモリ107に対して、マイクロコンピュータ101又はグラフィックコントローラ106が表示データを書き込み、グラフィックの描画を行う。また、グラフィックコントローラ106は、液晶表示器111の画面を2次元走査するための垂直同期信号及び水平同期信号を生成し、これらの同期信号に同期したタイミングでフレームメモリ107上の該当するアドレスに格納されている表示データを液晶表示器111に与える。
LCD電源部110は、車両側のプラス側電源ライン(+B)から供給される直流電力を入力して、液晶表示器111の表示に必要とされる所定の直流電力を生成する。
上記構成を有する表示装置100の具体的な動作を示す。図3は、指示値として過給圧力値を表示する際の動作手順を示すフローチャートである。この動作プログラムは、読み出し専用メモリ102に記憶されており、マイクロコンピュータ(CPU)101によって実行される。
まず、運転手は、イグニッションスイッチをオンにする。直流電圧(Vcc)が供給されたマイクロコンピュータ101は、第1の表示領域31〜第3の表示領域33における、速度情報、過給圧力値及び燃料値を含む各種情報の表示を開始する。ここでは、特に、過給圧力値を表示するための第2の表示領域32における表示制御について説明する。
マイクロコンピュータ101は、インタフェース104を介して、現在の車両の過給圧力値を表す情報である過給圧力値情報を取得する(ステップS1)。マイクロコンピュータ101は、この取得した過給圧力値情報をもとに、下記数式(1)に従って、圧力値スケール37上における目盛り位置(指示値)を算出し、この目盛り位置に対応する指示値データをフレームメモリ107に転送する(ステップS2)。
Figure 0006145264
グラフィックコントローラ106は、フレームメモリ107に記憶された指示値データをもとに、圧力値スケール37上における指針38の上下方向の位置を変更するように表示を制御する。
マイクロコンピュータ101は、ステップS2で得られた指示値データをRAM101aに格納する(ステップS3)。そして、ステップS1で過給圧力値情報を取得してから、予め定められたスクロール単位時間(例えば、0.1秒。)が経過すると、マイクロコンピュータ101は、RAM101aに保持された、軌跡39を表示するための指示値データを全て読み出す(ステップS4)。
そして、マイクロコンピュータ101は、読み出した指示値データをフレームメモリ107に転送する(ステップS5)。グラフィックコントローラ106は、フレームメモリ107に記憶された指示値データをもとに、軌跡39のスクロール表示を制御する。即ち、グラフィックコントローラ106は、フレームメモリ107に記憶された指示値データのX方向の走査位置をスクロール単位時間(例えば、0.1秒。)だけずらすように変更する。この後、マイクロコンピュータ101は、ステップS1の処理に戻り、同様の処理を繰り返す。これにより、図2に示したように、軌跡39が時間の経過に伴って図2中の左右方向にスクロール表示されるように描画される。
尚、ステップS5では、マイクロコンピュータ101は、RAM101aに記憶された、軌跡39を表示するための指示値データを全て転送したが、新たに取得した指示値データだけをフレームメモリ107に転送してもよい。この場合、グラフィックコントローラ106は、フレームメモリ107に追加された指示値データと過去の指示値データをもとに、軌跡39のスクロール表示を制御する。
図4は、指針38によって指示された過給圧力値の遷移を示す図である。図4(A)に示すように、過給圧力値の指示値データが入力されると、指針38の指示値(現在値)を表す点(左側先端)が圧力値スケール37に対して上下方向に移動する。さらに、図4(B)、図4(C)に示すように、時間の経過とともに、指針38で指示された過給圧力値が図中左方向にスクロールすると、過給圧力値(指示値)の軌跡39が履歴を表すグラフとして描かれる。ここでは、履歴を表示する時間幅は、10秒に設定されており、それ以前の過給圧力値は、第2の表示領域32の左側から消えていく様に使用者に視認されることになる。つまり、古くなった過給圧力値の指示値データは、上書き又は削除されることで、フレームメモリ107から消去される。
本実施形態の表示装置によれば、過給圧力値は、軌跡39として、指針38で表される現在値から、時間の経過とともに連続して描画されるので、運転者は、過給圧力値が変化していく推移を容易に認識することができる。
ここで、仮に、液晶表示器(表示部)111に指示値の履歴をグラフ化して表示することに想到し得たとしても、単に、指示値の現在値が点(ポインタ)で上下方向に移動する構成とした場合、指示値の現在値と履歴を同時に把握することは困難になると考えられる。これは、表示領域上に横長に表示される軌跡39を注視しつつ、当該軌跡39の右端である、指示値の現在値を示す点の位置を把握することは、使用者にとって困難であるからと考えられる。これに対し、上述した実施形態の構成によれば、指示値を指示する指針38が、圧力値スケール37の延在方向である上下方向と直交する左右方向に延びている。このため、指針38が使用者の注意を惹き易く、使用者は、軌跡39を注視しながら指針38の圧力値スケール37に対する位置を把握することができ、指示値の現在値及び現在までの推移の双方を把握できる。
また、使用者は、指針と指針で指示される指示値の軌跡との色が異なるので、指針と履歴とを容易に区別できる。
(変形例)
図5A及び図5Bは、変形例に係るブースト計の表示画面を示す図である。
図5A(A)は、第2の表示領域32の背景を、指針38の左側先端を通過して上下方向に延びる直線を中心に、指針38が表示される指針領域(図中右側部分)32Bと、指示値の履歴(軌跡39)が表示される履歴領域(図中左側の網点部分)32Aとに分割し、異なる表示形態で表示する場合を示す。これにより、指針38が示す指示値の現在値と当該指示値の過去の推移との区別が視覚的に明瞭になる。また、指示値の履歴として表される軌跡39が表示される部分の背景とその他の部分の背景とが異なるので、使用者は、指針38と軌跡39とを容易に区別できる。
図5A(B)は、軌跡39Aを表す線分の太さが時間の経過とともに細くなるように表示する場合を示す。即ち、図5A(B)に示す表示では、軌跡39上における第1の点と、当該第1の点とは異なる第2の点で、線分の太さが異なる。これにより、履歴の一部を強調して表示することができ、使用者は、時間の流れを把握し易い。
図5A(C)は、軌跡39Bを複数のドット(点)により形作られた線分で表すとともに、時間の経過とともに当該ドットの大きさが小さくなるように表示する場合を示す。この場合においても、使用者は、時間の流れを把握し易い。
図5B(D)は、指示値の履歴が表示される履歴領域に、時間幅を表す時間情報(ここでは10sec。)43が、時間の流れを表す矢印42とともに表示される場合を示す。これにより、運転者は表示されている履歴部分の時間幅を把握することができる。
図5B(E)は、第2の領域32中の軌跡39の下方に位置する色付領域32Cが色付けして表示される場合を示す。即ち、図5B(E)では、軌跡39と、軌跡39の下側(第1の向きである上下方向(圧力値スケール37が延びる方向)の一方の向き側)に位置する第2の領域32を画成する枠の一部との間に位置する色付領域32Cが、第2の領域32における色付領域32C以外の部分とは異なるものとして識別可能に表示されている。これにより、使用者は指示値の履歴をより直感的に把握できる。尚、軌跡39と色付領域32Cとが同色により色付けされて一体に表示されても構わない。また、軌跡39と、軌跡39の上側に位置する枠体の一部との間に位置する部分が色付けして表示される構成とすることも考えられる。
以下では、本実施形態に係る表示装置100の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係る表示装置100は、各種情報を表示する画像表示式の液晶表示器(表示部)111を備え、車両に搭載されて用いられる表示装置である。そして、液晶表示器111は、目盛りを有して第1の方向(上下方向)に延びる圧力値スケール37と、該圧力値スケール37に沿うように移動して該圧力値スケール37の一部を先端により指し示し、車両の状態量の1つである過給圧力値(呈示量)の現在の指示値を指示する指針38と、各時刻における指針38の先端の位置が、時間の経過に伴って、第1の方向と直交する第2の方向(左右方向)にスクロール表示されることによって、指示値の履歴として表される線状の軌跡39と、を表示する。
これにより、呈示量の現在の指示値と、指示値の履歴とが併せて表示される。このため、使用者は、呈示量の現在値と現在までの推移とを把握し易い。また、本実施形態に係る表示装置100では、アナログ指針を用いた運行記録計やポリグラフの様なユニークな表示を行うことができる。
また、本実施形態に係る表示装置100は、指針38が、第1の方向と交差する方向(左右方向)に延びている。
このため、指針38が使用者の注意を惹き易く、使用者は、呈示量の現在値及び現在までの推移の双方を把握し易い。
また、変形例に係る表示装置100は、軌跡39が表示される部分(履歴領域32A)の背景と、当該部分以外の部分(指針領域32B)の背景とが異なる。
このため、使用者は、指針38と軌跡39とを区別し易い。
また、変形例に係る表示装置100は、軌跡39上における第1の点と第2の点で、線分の太さが異なる。
これにより、軌跡39上に線分の太さが異なる点が存在するため、履歴の一部を強調して表示することができる。
また、変形例に係る表示装置100では、液晶表示器111は、圧力値スケール37、指針38、及び軌跡39を所定の枠の内部に表示する。そして、軌跡39と、該軌跡39の第1の方向における一方の向き側(下側)に位置する前記枠の一部との間に位置する部分(色付領域32C)が、枠の内部における色付領域32C以外の部分とは異なるものとして識別可能に表示される。
これにより、使用者は、色付領域32Cの面積を認識することによって、呈示量の現在までの推移をより直感的に把握できる。
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
例えば、上記実施形態では、過給圧力値を呈示量として表示する場合について例示したが、呈示量は車両の状態量のいずれかであればよく、上述した表示例は、例えば、走行速度、燃料ゲージ値等、種々の状態量の呈示に適用可能である。
また、上記実施形態では、履歴表示領域に表示される値のスクロール速度は予め設定された固定値であったが、可変としてもよい。例えば、スクロール速度を入力可能な操作部をCPUに接続し、CPUがEEPROMにスクロール速度を記憶するようにしても構わない。これにより、時間的にあまり変動しない値や、急激に変化する値等、時間的に変動する指示値の履歴を適切に表示することが可能である。
また、全体の値に対する変化が小さい、つまり変動幅の小さい指示値を表示する場合、指示値を表すスケールの縦軸の倍率を変更する倍率変更部を、上記操作部に付加してもよい。これにより、変動幅が小さくても、その変化の推移が把握し易くなる。
また、上記実施形態では、上下方向に目盛り位置が付けられたスケールに対し、指針が上下方向に移動することで、指示値の現在値を指示していたが、左右方向のスケールに対し、指針が左右方向に移動することで指示してもよい。また、左右方向に限らず、任意の角度方向に目盛り位置が付けられたスケールに対し、同様に指示しても構わない。また、スケールは直線状に表示されてもよいし、円弧等の曲線状に表示されてもよい。また、上記実施形態では、指針は、スケールの延在方向である上下方向と垂直な左右方向に延びる形状とされていたが、先端によりスケールの一部を指し示す構成であればよく、スケールの延在方向と交差する方向に延びる構成であっても構わない。
31 第1の表示領域
32 第2の表示領域
32A 履歴領域
32B 指針領域
32C 色付領域
33 第3の表示領域
35 速度スケール
37 圧力値スケール
38 指針
39、39A、39B 軌跡
41 燃料スケール
42 矢印
43 時間情報
100 表示装置
101 マイクロコンピュータ
102 読み出し専用メモリ
103,104 インタフェース
105 CPU電源部
106 グラフィックコントローラ
107 フレームメモリ
108 Xドライバ
109 Yドライバ
110 LCD電源部
111 液晶表示器(表示部)

Claims (5)

  1. 各種情報を表示する画像表示式の表示部を備え、車両に搭載されて用いられる表示装置であって、
    前記表示部は、目盛りを有して第1の方向に延びるスケールと、該スケールに沿うように移動して該スケールの一部を先端により指し示し、前記車両の状態量の1つである呈示量の現在の指示値を指示する指針と、各時刻における前記指針の前記先端の位置が、時間の経過に伴って、前記第1の方向と直交する第2の方向にスクロール表示されることによって、前記指示値の履歴として表される線状の軌跡と、を表示
    前記表示部には、前記指針及び前記軌跡として、1種類の前記呈示量の指針及び軌跡のみが表示され、
    前記軌跡は、前記指針の前記先端から連続して表示されると共に、前記指針とは異なる色で表示される、
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記指針が、前記第1の方向と交差する方向に延びている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記軌跡が表示される部分の背景と、当該部分以外の部分の背景とが異なる、
    ことを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれかに記載の表示装置。
  4. 前記軌跡上における第1の点と第2の点で、線分の太さが異なる、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 各種情報を表示する画像表示式の表示部を備え、車両に搭載されて用いられる表示装置であって、
    前記表示部は、目盛りを有して第1の方向に延びるスケールと、該スケールに沿うように移動して該スケールの一部を先端により指し示し、前記車両の状態量の1つである呈示量の現在の指示値を指示する指針と、各時刻における前記指針の前記先端の位置が、時間の経過に伴って、前記第1の方向と直交する第2の方向にスクロール表示されることによって、前記指示値の履歴として表される線状の軌跡と、を表示し、
    前記表示部は、前記スケール、前記指針、及び前記軌跡を所定の枠の内部に表示し、
    前記軌跡と、該軌跡の前記第1の方向における一方の向き側に位置する前記枠の一部との間に位置する部分が、前記枠の内部における当該部分以外の部分とは異なるものとして識別可能に表示される、
    ことを特徴とする示装置。
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