JP5846431B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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本発明は、表示形態が変化する車両用表示装置に関するものである。
従来より、計器画像の表示形態が変化する車両用表示装置が種々提案されており、例えば特許文献1に開示されている。斯かる車両用表示装置は、目盛り画像や、この目盛り画像を指示する指針画像を表示する表示器と、この表示器の表示状態を制御する制御手段とを備えている。車両用表示装置は、計器画像を拡大させたり、縮小させたりすることが可能であり、計器画像を縮小させたときに、車両情報を表示する表示領域を確保するものである。
特開2008−267881号公報
しかしながら、計器画像の大きさは変更されるが、計器画像の表示形態が変わらないため、斬新感を有しておらず、必ずしも商品性に優れているとは言い難いという問題を有していた。
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、斬新感がある車両用表示装置を提供するものである。
本発明は、請求項1に記載したように、表示画面41を有する表示器40と、前記表示器40の前記表示画面41に目盛り表示部42と前記目盛り表示部42を指示する指示表示部45とを表示させる制御手段70とを備え、前記指示表示部45が前記目盛り表示部42を指示して物理量を表示する車両用表示装置100であって、
前記制御手段70は、前記表示器40の前記表示画面41に、前記目盛り表示部42が円弧状目盛り表示部42a,42gを有する第一表示形態と、前記物理量に係わらず前記円弧状目盛り表示部42の端部を前記表示画面41の長手方向に延びる直線状目盛り42fとする第二表示形態と、を選択的に表示させるものである。
また、本発明は、請求項2に記載したように、前記第二表示形態の前記直線状目盛り42fは、前記表示画面41の長手辺と平行に延び、前記第二表示形態の前記直線状目盛り42fの指標は、前記第1表示形態の前記円弧状目盛り表示部42の半分の指標に対応するものである。
また、本発明は、請求項3に記載したように、前記制御手段70は、前記第一表示形態から前記第二表示形態に移行する間に、前記第一表示形態と前記第二表示形態との中間的な表示形態を有する第三表示形態を表示させるものである。
また、本発明は、請求項4に記載したように、前記第一表示形態における前記目盛り表示部の大きさと、前記第二表示形態における前記目盛り表示部の大きさは、同一であるものである。
円弧状目盛り表示部を有する第一表示形態と、直線状目盛り表示部を有する第二表示形態と、が選択的に表示されるため、斬新な車両用表示装置となる。
本発明の第一実施形態を示すブロック図。 同上実施形態を示す第一表示形態の説明図。 同上実施形態を示す第三表示形態の説明図。 同上実施形態を示す第二表示形態の説明図。 本発明の第二実施形態を示す第一表示形態の説明図。 同上実施形態を示す第二表示形態の説明図。 本発明の第三実施形態を示す第一表示形態の説明図。 同上実施形態を示す第二表示形態の説明図。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態を説明する。図1及び図4は、第一実施形態を示すものである。
車両用表示装置100は、操作器10,マイコン20,メモリ部30,GDC(Graphics Display Controller)40,駆動回路50,表示器60を備えている。制御手段70は、マイコン20とGDC40と駆動回路50とからなるものである。車両用表示装置100は、車速センサ80から出力された車速データに基づいて、表示器60に車両速度を表示する。
操作器10は、車両運転者が操作する押ボタンスイッチやタッチパネルからなるものであり、マイコン20に操作信号を出力する。車両運転者は、操作器10を操作することにより、表示器60に表示される表示形態を変更することができる。即ち、後述する第一表示形態から第二表示形態へ移行させたり、第二表示形態から第一表示形態へ移行させたりできる。マイコン20は、CPU,RAM,ROMからなるものであり、ROMに記憶された制御プログラムに基づいて、車両用表示装置100を制御する。
メモリ部30はEEPROM等の不揮発性メモリからなるものであり、メモリ部30には表示器60に表示させる画像データが格納されている。GDC40は、表示器60に表示させる画像を描画するものであり、駆動回路50を介して、表示器60に車両速度等を表示する。
表示器40は、TFT型の液晶表示パネルと、この液晶表示パネルを透過照明するバックライトとを備えている。表示器40は、矩形の表示画面41を有しており、その表示画面41に車両速度及び車両情報(例えば、ナビゲーション情報,車両周囲の監視画像)を表示する。
次に、図2乃至図4に基づいて、第一表示形態から第二表示形態への移行について説明する。
図2は、第一表示形態を示すものである。第一表示形態では、表示器40の表示画面41に、目盛り表示部42,目盛り背景表示部43,数字表示部44,指示表示部45が表示される。
目盛り表示部42は、円弧状に等間隔で配列された複数の目盛り画像からなる円弧状目盛り表示部42aを有している。円弧状目盛り表示部42aは、「0km/h」から「180km/h」に相当する指標部である。目盛り背景表示部43は、目盛り表示部42の背景画像であり、所定幅を有する帯状になっている。目盛り背景表示部43は、円弧状になっている。
数字表示部44は、目盛り表示部42の近傍に表示される。指示表示部45は、車両速度に応じて目盛り表示部42に沿って移動し、目盛表示部42を指示するように表示される。指示表示部45は、指針の先端部分を模した画像であるが、例えば、幅細の矩形や二等辺三角形であっても良い。
図4は、第二表示形態を示すものである。第二表示形態では、表示器40の表示画面41に、目盛り表示部42,目盛り背景表示部43,数字表示部44,指示表示部45,車両情報表示部46が表示される。
目盛り表示部42は、円弧状目盛り表示部42eと、この円弧状目盛り表示部42eに連なる直線状目盛り表示部42fとを有している。円弧状目盛り表示部42eは、円弧状に配列された複数の目盛り画像からなる。円弧状目盛り表示部42eは、「0km/h」から「90km/h」に相当する指標部である。直線状目盛り表示部42fは、直線状に配列された複数の目盛り画像からなる。直線状目盛り表示部42fは、「90km/h」から「180km/h」に相当する指標部である。第二表示形態における目盛り表示部42は、第一表示形態における目盛り表示部42と同一の大きさであり、各目盛り画像の間隔は変化しない。
目盛り背景表示部43は、目盛り表示部42の背景画像であり、所定幅を有する帯状になっている。目盛り背景表示部43は、円弧状目盛り表示部42eの背景画像である円弧状部分43eと、直線状目盛り表示部42fの背景画像である直線状部分43fとを有している。円弧状目盛り表示部42eは、第一表示形態と同一の形状,同一の大きさで、同一の領域に表示される。
数字表示部44は、目盛り表示部42の近傍に表示される。指示表示部45は、車両速度に応じて移動し、目盛表示部42を指示するように表示される。車両情報表示部46は、車両情報画像からなり、横長の矩形になっている。車両情報表示部46は、目盛り表示部42,目盛り背景表示部43,数字表示部44,指示表示部45に重ならない領域に表示される。
制御手段70は、表示器40の表示画面41を、第一表示形態から第二表示形態に、徐々に変化させる。図3は、第一表示形態と第二表示形態の中間での表示形態(第三表示形態)を示すものである。
第三表示形態では、表示器40の表示画面41に、目盛り表示部42,目盛り背景表示部43,数字表示部44,指示表示部45,車両情報表示部46が表示される。
目盛り表示部42は、円弧状目盛り表示部42cと、この円弧状目盛り表示部42cに連なる曲線状目盛り表示部42dとを有している。円弧状目盛り表示部42cは、円弧状に配列された複数の目盛り画像からなり、「0km/h」から「90km/h」に相当する指標部である。曲線状目盛り表示部42dは、曲線状に配列された複数の目盛り画像からなり、「90km/h」から「180km/h」に相当する指標部である。
目盛り背景表示部43は、目盛り表示部42の背景画像であり、所定幅を有する帯状になっている。目盛り背景表示部43は、円弧状目盛り表示部42cの背景画像である円弧状部分43cと、曲線状目盛り表示部42dの背景画像である曲線状部分43dとを有している。円弧状目盛り表示部42eは、第一表示形態から第二表示形態まで変形しないで、同一の形状,同一の大きさで、同一の領域に表示される。また、目盛り背景表示部43の円弧状部分43eは、第一表示形態から第二表示形態まで変形しないで、同一の形状,同一の大きさで表示される。車両情報表示部46は、第一表示形態から第二表示形態への移行によって、徐々に拡大されるように表示される。
図5及び図6は、第二実施形態を示すものである。
図5は、第一表示形態を示すものである。第一表示形態では、表示器40の表示画面41に、目盛り表示部42,目盛り背景表示部43,数字表示部44,指示表示部45が表示される。
目盛り表示部42は、円弧状に等間隔で配列された複数の目盛り画像からなる円弧状目盛り表示部42gを有している。円弧状目盛り表示部42gは、「0km/h」から「180km/h」に相当する指標部である。目盛り背景表示部43は、目盛り表示部42の背景画像であり、所定幅を有する帯状になっている。目盛り背景表示部43は、円弧状になっている。
数字表示部44は、目盛り表示部42の近傍に表示される。指示表示部45は、車両速度に応じて目盛り表示部42に沿って移動し、目盛表示部42を指示するように表示される。
図6は、第二表示形態を示すものである。第二表示形態では、表示器40の表示画面41に、目盛り表示部42,目盛り背景表示部43,数字表示部44,指示表示部45,車両情報表示部46が表示される。
目盛り表示部42は、円弧状目盛り表示部42hと、この円弧状目盛り表示部42hに連なる直線状目盛り表示部42iと、この直線状目盛り表示部42iに連なる円弧状目盛り表示部42jと、を有している。円弧状目盛り表示部42hは、円弧状に配列された複数の目盛り画像からなる。円弧状目盛り表示部42hは、「0km/h」から「80km/h」に相当する指標部である。直線状目盛り表示部42iは、直線状に配列された複数の目盛り画像からなる。直線状目盛り表示部42iは、「80km/h」から「100km/h」に相当する指標部である。円弧状目盛り表示部42jは、円弧状に配列された複数の目盛り画像からなる。円弧状目盛り表示部42jは、「100km/h」から「180km/h」に相当する指標部である。第二表示形態における目盛り表示部42は、第一表示形態における目盛り表示部42と同一の大きさであり、各目盛り画像の間隔は変化しない。
目盛り背景表示部43は、目盛り表示部42の背景画像であり、所定幅を有する帯状になっている。目盛り背景表示部43は、円弧状目盛り表示部42hの背景画像である円弧状部分43hと、直線状目盛り表示部42iの背景画像である直線状部分43iと、円弧状目盛り表示部42jの背景画像である円弧状部分43jと、を有している。
数字表示部44は、目盛り表示部42の近傍に表示される。指示表示部45は、車両速度に応じて移動し、目盛表示部42を指示するように表示される。車両情報表示部46は、車両情報画像からなり、横長の矩形になっている。車両情報表示部46は、目盛り表示部42,目盛り背景表示部43,数字表示部44,指示表示部45に重ならない領域に表示される。
制御手段70は、表示器40の表示画面41を、第一表示形態から第二表示形態に、徐々に変化させる。目盛り背景表示部43の円弧状部分43h,43jは、第一表示形態から第二表示形態まで変形しないで、同一の形状,同一の大きさで表示される。車両情報表示部46は、第一表示形態から第二表示形態への移行によって、徐々に拡大されるように表示される。
図7及び図8は、第三実施形態を示すものである。
図7は、第一表示形態を示すものである。第一表示形態では、表示器40の表示画面41に、目盛り表示部42,目盛り背景表示部43,数字表示部44,バーグラフ表示部48が表示される。
目盛り表示部42は、円弧状に等間隔で配列された複数の目盛り画像からなる円弧状目盛り表示部42aを有している。円弧状目盛り表示部42aは、「0km/h」から「180km/h」に相当する指標部である。目盛り背景表示部43は、目盛り表示部42の背景画像であり、所定幅を有する帯状になっている。目盛り背景表示部43は、円弧状になっている。
数字表示部44は、目盛り表示部42の近傍に表示される。バーグラフ表示部48は、目盛り表示部42に沿うような円弧状になっている。バーグラフ表示部48は、車両速度に応じて目盛り表示部42に沿って伸長するように表示される。
図8は、第二表示形態を示すものである。第二表示形態では、表示器40の表示画面41に、目盛り表示部42,目盛り背景表示部43,数字表示部44,バーグラフ表示部48,車両情報表示部46が表示される。
目盛り表示部42は、円弧状目盛り表示部42eと、この円弧状目盛り表示部42eに連なる直線状目盛り表示部42fとを有している。円弧状目盛り表示部42eは、円弧状に配列された複数の目盛り画像からなる。円弧状目盛り表示部42eは、「0km/h」から「90km/h」に相当する指標部である。直線状目盛り表示部42fは、直線状に配列された複数の目盛り画像からなる。直線状目盛り表示部42fは、「90km/h」から「180km/h」に相当する指標部である。第二表示形態における目盛り表示部42は、第一表示形態における目盛り表示部42と同一の大きさであり、各目盛り画像の間隔は変化しない。
目盛り背景表示部43は、目盛り表示部42の背景画像であり、所定幅を有する帯状になっている。目盛り背景表示部43は、円弧状目盛り表示部42eの背景画像である円弧状部分43eと、直線状目盛り表示部42fの背景画像である直線状部分43fとを有している。円弧状目盛り表示部42eは、第一表示形態と同一の形状,同一の大きさで、同一の領域に表示される。
数字表示部44は、目盛り表示部42の近傍に表示される。バーグラフ表示部48は、車両速度に応じて目盛り表示部42に沿って伸長するように表示される。車両情報表示部46は、車両情報画像からなり、横長の矩形になっている。車両情報表示部46は、目盛り表示部42,目盛り背景表示部43,数字表示部44,バーグラフ表示部48に重ならない領域に表示される。
制御手段70は、表示器40の表示画面41を、第一表示形態から第二表示形態に、徐々に変化させる。円弧状目盛り表示部42eは、第一表示形態から第二表示形態まで変形しないで、同一の形状,同一の大きさで、同一の領域に表示される。また、目盛り背景表示部43の円弧状部分43eは、第一表示形態から第二表示形態まで変形しないで、同一の形状,同一の大きさで表示される。車両情報表示部46は、第一表示形態から第二表示形態への移行によって、徐々に拡大されるように表示される。
各実施形態によれば、円弧状目盛り表示部42a,42gを有する第一表示形態と、直線状目盛り表示部42f,42iを有する第二表示形態と、が選択的に表示されるため、斬新な車両用表示装置となる。
なお、本発明は各実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、表示器は有機ELディスプレイであっても良い。また、表示器に表示する物理量は、エンジン回転数,燃料残量,冷却水温度等であっても良い。
40 表示器
41 表示画面
42 目盛り表示部
42a 円弧状目盛り表示部
42e 円弧状目盛り表示部
42g 円弧状目盛り表示部
42h 円弧状目盛り表示部
42j 円弧状目盛り表示部
42f 直線状目盛り表示部
42i 直線状目盛り表示部
45 指示表示部
70 制御手段

Claims (4)

  1. 表示画面を有する表示器と、前記表示器の前記表示画面に目盛り表示部と前記目盛り表示部を指示する指示表示部とを表示させる制御手段とを備え、前記指示表示部が前記目盛り表示部を指示して物理量を表示する車両用表示装置であって、
    前記制御手段は、前記表示器の前記表示画面に、前記目盛り表示部が円弧状目盛り表示部を有する第一表示形態と、前記物理量に係わらず前記円弧状目盛り表示部の端部を前記表示画面の長手方向に延びる直線状目盛りとする第二表示形態と、を選択的に表示させることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記第二表示形態の前記直線状目盛りは、前記表示画面の長手辺と平行に延び、
    前記第二表示形態の前記直線状目盛りの指標は、前記第1表示形態の前記円弧状目盛り表示部の半分の指標に対応する、ことを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記制御手段は、前記第一表示形態から前記第二表示形態に移行する間に、前記第一表示形態と前記第二表示形態との中間的な表示形態を有する第三表示形態を表示させること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記第一表示形態における前記目盛り表示部の大きさと、前記第二表示形態における前記目盛り表示部の大きさは、同一であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
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