JP6144731B2 - 偏光板 - Google Patents
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[1] 視感度補正単体透過率Ty〔%〕に対するヨウ素元素含有率WI〔重量%〕の比WI/Tyが0.145以上である、偏光フィルム。
[3] 厚みが10μm以下である、[1]又は[2]に記載の偏光フィルム。
前記偏光フィルムの少なくとも一方の面上に積層される保護フィルムと、
を含む、偏光板。
本発明に係る偏光フィルムは、視感度補正単体透過率Tyに対するヨウ素元素含有率WIの比WI/Tyが0.145以上であることを特徴とする。WI/Tyが0.145以上である本発明の偏光フィルムは耐水性(耐湿熱性及び耐温水性)に優れており、湿熱環境下に置いたときや温水に暴露又は浸漬したときでも、偏光特性の低下や色抜けなどの特性劣化を生じにくい。本発明に係る偏光フィルムを用いれば、それ自体が耐水性に優れていることから、透湿度の低いフィルムを用いるなど、それに貼合される保護フィルムの材質や厚みに制限を受けることなく、耐水性に優れた偏光板を提供することができる。
b)偏光フィルムや偏光板を湿熱環境下に置いた場合や温水に暴露又は浸漬した場合には、偏光フィルムからヨウ化物イオン(I-)が抜けやすいところ、ヨウ化物イオン(I-)の抜けによって上記式(1)の平衡が左に傾き、PVA−I3錯体が減少しやすい。これにより、短波長(青色)側の吸収帯を形成するPVA−I3錯体が少なくなるので、偏光フィルムや偏光板は青色を吸収しにくくなり、色抜け(青抜け)が生じる。また、PVA−I3錯体が少なくなることで青抜けが生じると、これに伴って偏光度も低下する。なお、上記式(1)の平衡が左に傾くと、長波長(赤色)側の吸収帯を形成するPVA−I5錯体は増加する傾向にある。
WI〔重量%〕={ヨウ素元素の全重量〔mg〕/偏光フィルムの重量〔mg〕}×100
によって求められる。偏光フィルムに含まれるヨウ素元素の全重量は、JIS K 0127:2013に準拠する燃焼−イオンクロマトグラフィーによって求められる。この方法は、偏光フィルム試料を酸素を含む燃焼ガス中で燃焼させることにより発生したガスを吸収液に捕集した後、イオンクロマトグラフィーにて定量する方法である。偏光フィルム(測定サンプル)の燃料前処理は、同JIS規格の6.3.5に従う。なお、上記式における「偏光フィルムの重量」は、ヨウ素元素含有率WIが1%以上である場合には10〜20mgとされ、1%未満である場合には100mg以上とされる。
ケン化度(モル%)=100×(水酸基の数)÷(水酸基の数+酢酸基の数)
で定義される。ケン化度は、JIS K 6726(1994)に準拠して求めることができる。ケン化度が高いほど、水酸基の割合が高いことを示しており、従って結晶化を阻害する酢酸基の割合が低いことを示している。
(1)偏光板の層構成
図1は、本発明に係る偏光板の層構成の一例を示す概略断面図である。図1に示される偏光板1のように本発明の偏光板は、偏光フィルム5と、その一方の面上に積層される第1保護フィルム10とを備える片面保護フィルム付偏光板であることができる。第1保護フィルム10は、第1接着剤層15を介して偏光フィルム5上に積層することができる。
本発明に係る偏光板は、偏光フィルム5として、上述の本発明に係る偏光フィルムを含む。従って、偏光フィルム5の詳細については、上述の記載が引用される。偏光板に含まれる偏光フィルム5のヨウ素元素含有率WIは、偏光板から保護フィルム及び接着剤層を除去することによって単離された偏光フィルム5について測定される。
第1保護フィルム10は、透光性を有する(好ましくは光学的に透明な)熱可塑性樹脂、例えば、鎖状ポリオレフィン系樹脂(ポリプロピレン系樹脂等)、環状ポリオレフィン系樹脂(ノルボルネン系樹脂等)のようなポリオレフィン系樹脂;セルローストリアセテート、セルロースジアセテートのようなセルロースエステル系樹脂;ポリエステル系樹脂;ポリカーボネート系樹脂;(メタ)アクリル系樹脂;ポリスチレン系樹脂;又はこれらの混合物、共重合物等からなるフィルムであることができる。偏光板の耐水性をさらに向上させるために、第1保護フィルム10として、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂等からなる保護フィルムのような透湿度の比較的低い保護フィルムを選択することも好ましい。
第1接着剤層15は、偏光フィルム5の一方の面に第1保護フィルム10を接着固定するための層である。第1接着剤層15を形成する接着剤は、紫外線、可視光、電子線、X線のような活性エネルギー線の照射によって硬化する硬化性化合物を含有する活性エネルギー線硬化性接着剤や、ポリビニルアルコール系樹脂のような接着剤成分を水に溶解又は分散させた水系接着剤であることができる。中でも、偏光板の耐水性を向上させる観点からは、活性エネルギー線硬化性接着剤を用いることが好ましい。活性エネルギー線硬化性接着剤の好適な例は、紫外線硬化性接着剤である。
図2に示される両面保護フィルム付偏光板2が有する第2保護フィルム20は、第1保護フィルム10と同様、上で例示した熱可塑性樹脂からなるフィルムであることができ、位相差フィルム、輝度向上フィルムのような光学機能を併せ持つ保護フィルムであってもよい。第2保護フィルム20が有し得る表面処理層及びフィルムの厚み等については、第1保護フィルム10について述べた上の記載が引用される。第1保護フィルム10と第2保護フィルム20とは、互いに同種の樹脂からなる保護フィルムであってもよいし、異種の樹脂からなる保護フィルムであってもよい。偏光板の耐水性をさらに向上させるために、第2保護フィルム20として、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂等からなる保護フィルムのような透湿度の比較的低い保護フィルムを選択することも好ましい。
第2接着剤層25は、偏光フィルム5の他方の面に第2保護フィルム20を接着固定するための層である。第2接着剤層25の詳細については、上述の第1接着剤層15についての記載が引用される。偏光板の耐水性を向上させる観点から、第2接着剤層25は、活性エネルギー線硬化性接着剤から形成されることが好ましい。第2接着剤層25を形成する接着剤は、第1接着剤層15を形成する接着剤と同じ組成を有していてもよいし異なる組成を有していてもよい。
図1に示される片面保護フィルム付偏光板1における偏光フィルム5上、又は図2に示される両面保護フィルム付偏光板2における第1保護フィルム10若しくは第2保護フィルム20上に、偏光板を他の部材(例えば液晶表示装置に適用する場合における液晶セル)に貼合するための粘着剤層を積層してもよい。粘着剤層を形成する粘着剤は通常、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、シリコーン系樹脂等をベースポリマーとし、そこに、イソシアネート化合物、エポキシ化合物、アジリジン化合物のような架橋剤を加えた粘着剤組成物からなる。さらに微粒子を含有させて光散乱性を示す粘着剤層とすることもできる。粘着剤層の厚みは通常、1〜40μmであり、好ましくは3〜25μmである。
本発明に係る偏光板は、その第1及び/又は第2保護フィルム10,20や偏光フィルム5上に積層される他の光学層をさらに含むことができる。他の光学層としては、ある種の偏光光を透過し、それと逆の性質を示す偏光光を反射する反射型偏光フィルム;表面に凹凸形状を有する防眩機能付フィルム;表面反射防止機能付フィルム;表面に反射機能を有する反射フィルム;反射機能と透過機能とを併せ持つ半透過反射フィルム;視野角補償フィルム等が挙げられる。
本発明の偏光フィルム及び偏光板は、図3に示される方法によって好適に製造することができる。図3に示される製造方法は、下記工程:
(1)基材フィルムの少なくとも一方の面にポリビニルアルコール系樹脂を含有する塗工液を塗工した後、乾燥させることによりポリビニルアルコール系樹脂層を形成して積層フィルムを得る樹脂層形成工程S10、
(2)積層フィルムを延伸して延伸フィルムを得る延伸工程S20、
(3)延伸フィルムのポリビニルアルコール系樹脂層をヨウ素で染色して偏光フィルム(偏光子層)を形成することにより偏光性積層フィルムを得る染色工程S30、
(4)偏光性積層フィルムの偏光フィルム上に保護フィルムを貼合して貼合フィルムを得る第1貼合工程S40、
(5)貼合フィルムから基材フィルムを剥離除去して片面保護フィルム付偏光板を得る剥離工程S50、
をこの順で含む。
(6)片面保護フィルム付偏光板の偏光フィルム面に保護フィルムを貼合する第2貼合工程S60、
を含む。
図4を参照して本工程は、基材フィルム30の少なくとも一方の面にポリビニルアルコール系樹脂層6を形成して積層フィルム100を得る工程である。このポリビニルアルコール系樹脂層6は、延伸工程S20及び染色工程S30を経て偏光フィルム5となる層である。ポリビニルアルコール系樹脂層6は、ポリビニルアルコール系樹脂を含有する塗工液を基材フィルム30の片面又は両面に塗工し、塗工層を乾燥させることにより形成することができる。このような塗工によりポリビニルアルコール系樹脂層を形成する方法は、薄膜の偏光フィルム5を得やすい点で有利である。
図5を参照して本工程は、基材フィルム30及びポリビニルアルコール系樹脂層6からなる積層フィルム100を延伸して、延伸された基材フィルム30’及びポリビニルアルコール系樹脂層6’からなる延伸フィルム200を得る工程である。延伸処理は通常、一軸延伸である。
図6を参照して本工程は、延伸フィルム200のポリビニルアルコール系樹脂層6’をヨウ素で染色してこれを吸着配向させ、偏光フィルム5とする工程である。本工程を経て基材フィルム30’の片面又は両面に偏光フィルム5が積層された偏光性積層フィルム300が得られる。
図7を参照して本工程は、偏光性積層フィルム300の偏光フィルム5上、すなわち、偏光フィルム5の基材フィルム30’側とは反対側の面に接着剤層を介して保護フィルムを貼合することで貼合フィルム400を得る工程である。図7には第1接着剤層15を介して第1保護フィルム10を貼合する例を示しているが、両面保護フィルム付偏光板2を製造する場合には、第2接着剤層25を介して第2保護フィルム20を貼合するようにしてもよい。第1接着剤層15や第2接着剤層25を形成する接着剤については上述のとおりである。
本工程は、貼合フィルム400から基材フィルム30’を剥離除去する工程である。この工程を経て、図1と同様の片面保護フィルム付偏光板が得られる。偏光性積層フィルム300が基材フィルム30’の両面に偏光フィルム5を有し、これら両方の偏光フィルム5に保護フィルムを貼合した場合には、この剥離工程S50により、1枚の偏光性積層フィルム300から2枚の片面保護フィルム付偏光板が得られる。
本工程は、片面保護フィルム付偏光板の偏光フィルム5上、すなわち第1貼合工程S40にて貼合した保護フィルムとは反対側の面に、さらに保護フィルムを貼合し、図2に示される構成の両面保護フィルム付偏光板2を得る工程である。第1貼合工程S40にて第1保護フィルム10が貼合される場合には、本工程にて第2保護フィルム20が貼合され、第1貼合工程S40にて第2保護フィルム20が貼合される場合には、本工程にて第1保護フィルム10が貼合される。第2接着剤層25を介した第2保護フィルム20の貼合は、第1保護フィルム10の貼合と同様にして行うことができる。
視感度補正単体透過率Tyに対するヨウ素元素含有率WIを高めて、WI/Tyを上記所定の範囲内とする方法は特に制限されないが、例えば次の方法を挙げることができる。
上記の中でも、b)、c)の方法が有効であり、c)の方法が最も有効である。
(1)プライマー層形成工程
ポリビニルアルコール粉末(日本合成化学工業(株)製の「Z−200」、平均重合度1100、ケン化度99.5モル%)を95℃の熱水に溶解し、濃度3重量%のポリビニルアルコール水溶液を調製した。得られた水溶液に架橋剤(田岡化学工業(株)製の「スミレーズレジン650」)をポリビニルアルコール粉末6重量部に対して5重量部の割合で混合して、プライマー層形成用塗工液を得た。
ポリビニルアルコール粉末((株)クラレ製の「PVA124」、平均重合度2400、ケン化度98.0〜99.0モル%)を95℃の熱水に溶解し、濃度8重量%のポリビニルアルコール水溶液を調製し、これをポリビニルアルコール系樹脂層形成用塗工液とした。
上記(2)で作製した積層フィルムに対し、フローティングの縦一軸延伸装置を用いて160℃で5.3倍の自由端一軸延伸を実施し、延伸フィルムを得た。延伸後のポリビニルアルコール系樹脂層の厚みは5.1μmであった。
上記(3)で作製した延伸フィルムを、ヨウ素とヨウ化カリウムとを含む30℃の染色水溶液(水100重量部あたりヨウ素を0.6重量部、ヨウ化カリウムを10.0重量部含む。)に約180秒間浸漬してポリビニルアルコール系樹脂層の染色処理を行った後、10℃の純水で余分な染色水溶液を洗い流した。
上記(4)で作製した偏光性積層フィルムの偏光フィルム上に、紫外線硬化性接着剤(ADEKA(株)製の「KR−75T」)からなる接着剤層を介して、保護フィルム〔トリアセチルセルロース(TAC)からなる透明保護フィルム(コニカミノルタオプト(株)製の「KC−2UAW」)〕を貼合した。次いで、高圧水銀ランプを用いて紫外線を照射することにより接着剤層を硬化させて、保護フィルム/接着剤層/偏光フィルム/基材フィルムの層構成からなる貼合フィルムを得た(第1貼合工程)。その後、得られた貼合フィルムから基材フィルムを剥離除去して、片面保護フィルム付偏光板を得た(剥離工程)。
得られた片面保護フィルム付偏光板の偏光フィルム側の面にコロナ処理をしながら、(メタ)アクリル樹脂系の粘着剤(リンテック(株)製の「P−3132」)を貼合した。得られた粘着剤層付偏光板をその粘着剤層を用いてガラスに貼合し、評価用サンプルを得た。
第3架橋水溶液におけるヨウ化カリウムの含有量を、水100重量部あたり6重量部とし、また、エアブロワーの代わりに吸水ロールを用いて両面の液体を取り除いたこと以外は実施例1と同様にして片面保護フィルム付偏光板、次いで評価用サンプルを作製した。
第3架橋水溶液におけるヨウ化カリウムの含有量を、水100重量部あたり4重量部としたこと以外は実施例1と同様にして片面保護フィルム付偏光板、次いで評価用サンプルを作製した。
第3架橋水溶液に浸漬する代わりに、10℃の水に浸漬したこと以外は実施例1と同様にして片面保護フィルム付偏光板、次いで評価用サンプルを作製した。
得られた評価用サンプルの偏光板について、積分球付き吸光光度計(日本分光(株)製の「V7100」)を用い、得られた透過率、偏光度に対してJIS Z 8701の2度視野(C光源)により視感度補正を行い、視感度補正単体透過率Ty及び視感度補正偏光度Pyを測定した。また、同吸光光度計を用いて単体色相bを測定した。測定にあたっては、ガラス側に入射光が照射されるように評価用サンプルをセットした。得られた視感度補正単体透過率Ty、視感度補正偏光度Py及び単体色相bをそれぞれ、偏光フィルムの視感度補正単体透過率Ty、視感度補正偏光度Py及び単体色相bとした。結果を表1に示す。
得られた片面保護フィルム付偏光板から保護フィルム及び接着剤層を除去して偏光フィルムを単離し、これを測定サンプルとして、JIS K 0127:2013に準拠する燃焼−イオンクロマトグラフィーによってヨウ素元素含有率WI〔重量%〕を求めた。燃焼−イオンクロマトグラフにおいては、燃焼装置として三菱化学アナリテック社製の塩素・硫黄分析装置「TOX−100」を用い、また、イオンクロマトグラフ装置としてサーモフィッシャーサイエンティフィック社製の「DX−500」を用いた。測定サンプルとして12.2mgの偏光フィルムを用い、測定サンプルの燃料前処理は、同JIS規格の6.3.5に従った。また、上で得られたTyを用いてWI/Tyを算出した。結果を表1に示す。
得られた片面保護フィルム付偏光板から保護フィルム及び接着剤層を除去して偏光フィルムを単離し、これを測定サンプルとして、吸光光度計((株)島津製作所製:UV2450)により190〜800nmの波長域にわたる吸光度を測定した。装置に起因する偏光の影響を避けるため、測定サンプルの吸収軸を装置に対して水平にして測定した吸光スペクトルと、90度回して測定した吸光スペクトルの平均値を偏光フィルムの吸光スペクトルとして採用した。この吸光スペクトルから、ヨウ化物イオン(I-)に由来する波長217nmにおける吸光度を求めた。結果を表1に示す。
(1)耐湿熱性の評価
4cm角の評価用サンプルを80℃90%RHに調温、調湿されたオーブン中に48時間投入した後、サンプルを取り出し、約12時間、23℃55%RHの環境下で静置してから、上と同じ方法で視感度補正偏光度Pyを測定した。結果を表1に示す。
4cm角の評価用サンプルを60℃の水中に30分浸漬した後に、サンプルを引き上げ、約12時間、23℃55%RHの環境下で静置してから、上と同じ方法で単体色相bを測定した。また、試験後のサンプルの色相を目視で確認し、試験後もニュートラルグレーを維持している場合をA、青抜けが生じている場合をBとした。結果を表1に示す。
Claims (6)
- ヨウ素元素含有率WI〔重量%〕が8.09以下であり、
視感度補正単体透過率Ty〔%〕が40〜47%であり、
前記視感度補正単体透過率Ty〔%〕に対するヨウ素元素含有率WI〔重量%〕の比WI/Tyが0.145以上であり、
視感度補正偏光度が99.986%以上であり、
波長217nmにおける吸光度が2.57以上である、偏光フィルムと、
前記偏光フィルムの少なくとも一方の面上に活性エネルギー線硬化性接着剤により接着固定された保護フィルムと、
を含む、偏光板。 - ヨウ素元素含有率WI〔重量%〕が8.09以下であり、
視感度補正単体透過率Ty〔%〕が40〜47%であり、
前記視感度補正単体透過率Ty〔%〕に対するヨウ素元素含有率WI〔重量%〕の比WI/Tyが0.145以上であり、
視感度補正偏光度が99.986%以上であり、
波長217nmにおける吸光度が2.57以上である、偏光フィルムと、
粘着剤層(下記一般式(1)で表される化合物及び下記一般式(1)で表される化合物の多量体からなる群から選択される1種以上のリン酸系化合物、並びに(メタ)アクリル系ポリマーを含有するアクリル系粘着剤組成物から形成される粘着剤層を除く)と、
を含む、偏光板。
(式中、R1及びR2は、それぞれ独立して、水素原子、又は、酸素原子を含んでいてもよい、炭素数1〜18の炭化水素残基を表す。) - 前記偏光フィルムは、前記WI/Tyが0.5以下である、請求項1又は2に記載の偏光板。
- 前記偏光フィルムは、厚みが10μm以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の偏光板。
- 前記偏光フィルムは、ポリビニルアルコール系樹脂を含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の偏光板。
- 前記偏光フィルムの少なくとも一方の面上に積層される保護フィルムと、
をさらに含む、請求項2に記載の偏光板。
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