JP6144109B2 - 温水で落ちる肌用下地化粧料 - Google Patents

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本発明は肌用下地化粧料、特に温水で落とすことができ、ファンデーションなどのメーク前に肌に塗布しておくことで温水で下地化粧料ごとメークを落とすことができる肌用下地化粧料に関する。
ファンデーションなどのメークは通常油分やその他の油性成分を多量に含み、そのため、メーク落としには通常クレンジング料や洗顔料などを用いることが必要である。また、耐水性や耐皮脂性、化粧持ちなどを著しく向上させた、所謂ロングラスティングタイプやウォータープルーフタイプといわれるファンデーションでは通常のクレンジング料や洗顔料でも落ちにくい処方となっているために、専用のクレンジング料が必要とされる場合も多い。
メーク落としの際にクレンジング料や洗顔料を用いることは、ユーザーにとっては時間的、費用的な負担の一つであり、また、クレンジング料や洗顔料による目や肌への刺激を懸念するユーザーもある。
従って、クレンジング料や洗顔料を用いずにメークを落とすことができれば、ユーザーの負担や懸念を軽減することができる。
近年では、水やお湯で落とせる化粧料について検討がなされている。
例えば、特許文献1には、水や温水で容易に落とすことができる水中油型アイメークアップ化粧料が記載されている。特許文献1の技術は、多価アルコールと両親媒性物質との液晶を油相中に配合することで、水や温水で容易に落とすことができるというものである。
しかしながら、特許文献1の化粧料は水でも落ちるため、汗や涙で落ちたり崩れたりする場合がある。また、特許文献1はアイメーク化粧料、すなわち睫、眉、又はまぶたの一部に適用される部分メーク化粧料が記載されているに過ぎず、顔面の肌全体に塗布されるタイプの化粧料については記載されていない。
これに対して、特許文献2〜3には、30℃以下の冷水には耐性を示し、35〜50℃の温水ではこするだけで容易に除去可能である化粧料が記載されている。
すなわち、特許文献2には、化粧料品として許容される媒質中に、少なくとも一つの疎水性フィルム形成性ポリマーと、特定のイオン性界面活性剤とを含むメークアップ化粧料が記載されている。特許文献2の技術は、特定のイオン性界面活性剤が20〜45℃で100μS/cm以上の水中導電性変動を有するためにポリマーフィルムが水に対してより感受性となり、その結果冷水には耐性を有しながら、温水との接触の間にこすった場合にはメークアップフィルムが脆化して容易に崩壊し、支持体から剥離するというものである。
また、特許文献3には、生理的に許容可能な媒体中に、30℃以上の融点を持つ第一の半結晶性ポリマーと、室温で疎水性皮膜を形成可能な第二の皮膜形成ポリマーとを含有するメークアップ化粧料が記載されている。特許文献3の技術は、第一の半結晶性ポリマーが30℃以上の融点を持つためにその融点を超えると皮膜が水に影響を受けやすくなり、その結果、被膜は温水に接触すると脆くなって、こすることにより速やかに壊れ支持体から離れるというものである。
しかしながら、特許文献2〜3にはファンデーションなどにも適用可能であることは記載されているものの、具体例として示されているのはマスカラのみである。
一方、メークアップ化粧料には要求される色調、使用感、仕上がり感、あるいは機能などによって様々なタイプの製品が既に存在している。
よって、汗など低温の水に対しては落ちにくく、温水では容易に除去可能な下地化粧料があれば、これを肌に塗布した後にユーザーは好みの製品を使用することができるので、ユーザーにその嗜好性の変更を強要することなく、それまでのクレンジング料や洗顔料などを使用せずに温水のみでメーク落としを行うことができるようになる。
特許文献4には、水で容易に落とすことができるマスカラ下地として、水溶性ポリアクリル酸系高分子と、ポリビニルピロリドンと、水を含むマスカラ下地が記載され、化粧落としを使わずに水洗いするだけでその上に塗布したマスカラごとマスカラ下地を落とすことができることが記載されている。
しかしながら、特許文献1と同じように、特許文献4のマスカラ下地も水でも落ちるタイプであるため、汗や涙でよれたり落ちたりする場合がある。また、特許文献4のマスカラ下地は睫用化粧料であり、ファンデーションなどの前に肌上に広範囲に塗布される肌用下地化粧料については記載されていない。
特開2006−306849号公報 特開2003−137732号公報 特開2003−26539号公報 特開2004−339082号公報
本発明は前記背景技術に鑑みなされたものであり、その目的は、ファンデーションなどを塗布する前に肌に塗布される肌用下地化粧料であって、汗や冷水ではよれたり落ちたりせず、温水でこすった場合にはクレンジングや洗顔料などの洗浄料を用いずに、メークと一緒に容易に肌から除去することができる肌用下地化粧料を提供することにある。
前記課題を解決するために本発明者らが鋭意検討を行った結果、疎水性ポリマーと、多価アルコールと、親水性非イオン性界面活性剤とを特定量用いることにより上記のような肌用下地化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明にかかる肌用下地化粧料は、肌用メークアップ化粧料を塗布する前に肌に塗布される肌用下地化粧料であって、水を含む水相を連続相とし、
(a)疎水性ポリマーと、
(b)多価アルコールと、
(c)親水性非イオン性界面活性剤と、
を含有し、
(a)疎水性ポリマーは、ポリウレタンポリマー、アクリル酸アルキル・酢酸ビニルコポリマー、又はアクリル酸アルキルコポリマーアンモニウムであり、
(a)疎水性ポリマーは化粧料中0.5〜7質量%であって、且つ水相中に粒子として分散しており、
(b)多価アルコールは(a)疎水性ポリマー1質量部に対して0.5〜5.5質量部であり、
(c)親水性非イオン性界面活性剤は化粧料中1〜5質量%であることを特徴とする肌用下地化粧料である。
前記肌用下地化粧料は、肌用メークアップ化粧料を肌から除去する際に、洗浄剤を含まない38〜45℃の温水で肌用下地化粧料ごと除去することができる。
なお、本発明において肌用下地化粧料は、ファンデーションなどのメーク前に肌に塗布されるものであり、睫用あるいは眉用の下地化粧料ではない。また、通常ファンデーションのようなメークアップ化粧料は着色材を多量に含むが、本発明は肌用下地化粧料であるので着色材をほとんど含まない。本発明の肌用下地化粧料中、着色材(有色顔料、白色顔料、体質顔料、色素など)は合計で3質量%未満、好ましくは1質量%未満である。一方、本発明の肌用下地化粧料の上に塗布される肌用メークアップ化粧料は、着色材(有色顔料、白色顔料、体質顔料、色素など)を合計で1質量%以上、さらには合計で3質量%以上含有するものであることができる。例えば、本発明の肌用下地化粧料の後に塗布する肌用メークアップ化粧料としては、リキッドファンデーション、クリームファンデーション、パウダリーファンデーション、チーク(頬紅)、おしろい、アイシャドー、コンシーラー、口紅、グロス、等が挙げられる。
また、本発明は、前記肌用下地化粧料において、疎水性非イオン性界面活性剤をさらに含有することを特徴とする肌用下地化粧料を提供する。
また、本発明は、前記肌用下地化粧料において、(b)多価アルコールが、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコールから選ばれる1種以上であることを特徴とする肌用下地化粧料を提供する。
また、本発明は、前記肌用下地化粧料において、(c)親水性非イオン性界面活性剤がHLB8以上の非イオン性界面活性剤であることを特徴とする肌用下地化粧料を提供する。
また、本発明は、前記何れかに記載の肌用下地化粧料において、さらに、油相粒子が疎水性ポリマーの粒子とは別個に水相中に分散しているO/W乳化物であることを特徴とする肌用下地化粧料を提供する。
また、本発明は、前記何れかに記載の肌用下地化粧料において、イオン性界面活性剤を含まないことを特徴とする肌用下地化粧料を提供する。
また、本発明にかかる化粧方法は、前記何れかに記載の肌用下地化粧料を肌に塗布する工程と、
塗布された前記肌用下地化粧料の上に直接接するように肌用メークアップ化粧料を塗布する工程と、
洗浄剤を含まない38〜45℃の温水で肌をこすることにより前記メークアップ化粧料を下地化粧料ごと落とす工程と、
を備えることを特徴とする化粧方法である。


本発明によれば、汗や涙、低温の水では落ちたり崩れたりせず、且つ、クレンジングや洗顔料などの洗浄料を用いなくても温水でこするだけで均一に微細に崩壊しながら容易に肌から落とすことができる肌用下地化粧料が提供される。本発明の肌用下地化粧料をファンデーションなどの肌用メークアップ化粧料の前に塗布しておくことで、温水(35℃以上、好ましくは38℃以上)のみでメークアップ化粧料を下地化粧料ごと容易に肌から除去することができる。
本発明の肌用下地化粧料を肌に塗布して形成される下地被膜は、その上に塗布された肌用メークアップ化粧料による化粧被膜に対して良好な密着性を有する。このため、温水でこするだけで下地被膜が化粧被膜を保持したまま均一且つ微細に崩壊しながら肌から剥離し、異物感を生じたりすることなくさっぱりと容易にメークを落とすことができ、しかも、メークが肌に再付着して肌が汚れることもない。
本発明の一実施例にかかる肌用下地化粧料をファンデーション塗布前に肌に塗布した場合及び塗布しなかった場合について、それぞれファンデーション塗布直後、温水で洗顔した直後、及び洗顔料で洗顔した直後の肌の状態を示す写真である。
<(a)疎水性ポリマー>
疎水性ポリマーとしては化粧料分野において用いられる疎水性被膜形成性ポリマーが挙げられる。疎水性ポリマーは公知の方法で製造することが可能であるが、市販品を用いてもよい。例えば、疎水性ポリマーを水中に分散したポリマーエマルション(ポリマーディスパージョンということもある)として市販されており、これを好適に用いることができる。このような疎水性ポリマーエマルションは水相に配合され、疎水性ポリマーは連続相である水相中に粒子として分散する。
疎水性ポリマーの水性エマルションとしては、例えば、次のものが挙げられる。
Bayer社のBAYCUSAN C1003(表示名称:ポリウレタン−32)、BAYCUSAN C1008(表示名称:ポリウレタン−48)等のポリウレタンポリマーディスパージョン。
大同化成工業(株)のビニゾール2140L(表示名称:(アクリル酸アルキル/VA)コポリマー)などのアクリル酸アルキル・酢酸ビニルコポリマーエマルション。
アクゾノーベル(株)のヨドゾール810F(表示名称:アクリル酸アルキルコポリマーアンモニウム、DPG、メチルパラベン、EDTA−2Na、水)などのアクリル酸アルキルコポリマーアンモニウムエマルション。
アクゾノーベル(株)のヨドゾール34F(表示名称:アクリレーツコポリマー、ラウレス硫酸Na、PPG−2デセス−30、水、エタノール、デヒドロ酢酸Na)などのアクリル酸アルキルコポリマーエマルション。
本発明の好適な疎水性ポリマーの一例として、酢酸ビニルポリマーが挙げられる。酢酸ビニルポリマーは疎水性被膜形成性ポリマーで、酢酸ビニルの単独重合体であるポリ酢酸ビニルである。
酢酸ビニルポリマーは公知の方法で製造することが可能であるが、市販品を用いてもよい。例えば、酢酸ビニルポリマーを水中に分散したポリマーエマルジョンが市販されており、これを好適に用いることができる。酢酸ビニルポリマーエマルジョンは通常は固形分含有率約35〜55%、ポリ酢酸ビニル粒子の粒径は約0.1〜3μmである。好適な酢酸ビニルポリマーエマルジョンとしては、例えばビニブランS−40(日信化学工業(株)、固形分40%、エタノール2%、残部水)を挙げることができる。
疎水性ポリマーは、本発明の肌用下地化粧料中、固形分として0.5〜7質量%、好ましくは1〜5.5質量%である。疎水性ポリマーが少なすぎると低温の水で落ちる場合がある。あるいは、温水でこすると下地被膜が剥離せずに溶解してしまうため、メークが肌に再付着してしまうことがある。一方、多すぎる場合には下地化粧料の伸びが悪くなったり、下地化粧料がべたついたり、下地被膜がごわついたりするなど、使用感が低下する。
<(b)多価アルコール>
本発明において用いる多価アルコールは、分子内に2個以上、好ましくは2〜6個の水酸基を有する水溶性の飽和脂肪族アルコール(分子内にエーテル結合を含んでいてもよい)であり、化粧料や医薬部外品などに通常配合される成分を用いることができる。
多価アルコールとしては、3価アルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等)、4価アルコール(例えば、ジグリセリン、エリスリトール、ペンタエリスリトール等)、5価アルコール(例えば、キシリトール、トリグリセリン等)、6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等)、ならびにこれらの重合体(例えば、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等)なども挙げることができるが、好ましい多価アルコールの例としてグリコール(分子内に水酸基を2個有するアルコール)が挙げられる。
グリコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール等が挙げられる。
この中でも、特にジプロピレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール(例えば分子量500以下)が好ましい。
本発明の肌用下地化粧料中、(b)多価アルコールは、(a)疎水性ポリマー1質量部に対して0.5〜5.5質量部、好ましくは0.8〜4質量部である。多価アルコールが疎水性ポリマーに対して少なすぎると下地被膜が温水で落ちにくくなる。一方、多すぎると低温の水で落ちやすくなり、また、製膜性が悪くなったり、下地化粧料がべたつくことがある。
<(c)親水性非イオン性界面活性剤>
親水性非イオン性界面活性剤としては、化粧料や医薬部外品などに通常配合されるものを用いることができ、好ましくはHLB8以上の非イオン性界面活性剤である。
親水性非イオン性界面活性剤としては、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン又はポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POE脂肪酸エステル、POEアルキルエーテル、POEアルキルフェニルエーテル、POE・POPアルキルエーテル、POEヒマシ油又はPOE硬化ヒマシ油誘導体、POE蜜ロウ・ラノリン誘導体、アルカノールアミド類、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル類、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、アルキルアミドアミン等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を組み合わせて配合することができる。
本発明で用いる親水性非イオン性界面活性剤の好適な例として、ショ糖脂肪酸エステル及びPOEソルビタン脂肪酸エステルが挙げられる。脂肪酸としては、例えば炭素数12〜22の直鎖または分岐の、飽和又は不飽和の高級脂肪酸であることができる。
また、別の好適な例として、シリコーン系非イオン性界面活性剤が挙げられ、例えば、KF−6011(信越化学工業(株)、INCI名:PEG−11メチルエーテルジメチコン)のようなポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサンが挙げられる。
(c)親水性非イオン性界面活性剤は、本発明の下地化粧料中1〜5質量%、好ましくは1.5〜4.5質量%である。親水性非イオン性界面活性剤が少なすぎると、35℃温水で落ちるものの、強くこする必要があり、落ち方も下地被膜が均一かつ微細に崩壊せずに膜状、小片状、あるいは塊状でおちるため、洗い心地にも劣る。一方、多すぎると下地化粧料がべたついたり、低温の水で落ちやすくなる。
なお、本発明の下地化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、親水性非イオン性界面活性剤以外の界面活性剤を配合することが可能である。例えば、疎水性非イオン性界面活性剤(例えば、HLB8未満、さらには6未満のもの)の配合は、低温の水に対する耐性の点で好ましい。一方、イオン性界面活性剤は本発明の効果を著しく損なう場合があるので、イオン性界面活性剤の配合量はできるだけ抑制することが好ましく、配合しないことがより望ましい。
<その他の成分>
本発明においては、上記必須成分以外に、通常化粧料や医薬部外品に用いられる成分を本発明の効果を損なわない質的・量的範囲で配合することができる。例えば、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、エステル油、高級脂肪酸、高級アルコール、シリコーン油等などの油分が挙げられる。
本発明の肌用下地化粧料は、水相を連続相とする水性化粧料であり、疎水性ポリマーが水相中に粒子として分散しているが、油分を配合する場合には、連続相である水相中に油分を含む油相粒子が乳化分散したO/W乳化物とし、油相粒子は疎水性ポリマー粒子とは別個に水相中に分散していることが好ましい。このようなO/W乳化物は、好適には、疎水性ポリマーを含まないO/W乳化物を調製し、これに疎水性ポリマーエマルジョンを添加することにより得ることができる。疎水性ポリマーが油相中に溶解状態で存在すると温水でも落とすことが困難となる場合がある。
また、粉末成分、保湿剤、水溶性高分子、増粘剤、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調製剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料等も、本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
本発明の肌用下地化粧料は、ファンデーションなどの肌用メークアップ化粧料が塗布される前に肌に塗布される。本発明の下地化粧料は低温の水に対しては耐性があり、汗や水で濡れても、軽く押さえる程度であれば落ちたり崩れたりすることはない。一方で、35℃以上、好ましくは38℃以上の温水では指や掌でこするだけでメークアップ化粧被膜を保持したまま下地被膜が均一かつ微細に崩壊しながら肌から完全に剥離するので、クレンジング料や洗顔料などの洗浄料を用いずに温水のみでメーク落としができ、また、メークの肌への再付着もない。なお、温水でメークを落とす際には布、ガーゼ、コットンなどを用いることもできる。なお、肌への負担や熱刺激の点から、温水としては通常45℃以下である。
以下、本発明を具体例をあげてさらに説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。配合量は特に記載のない限り質量%である。本発明で用いた試験方法は次の通り。
(製膜性)
ドクターブレードを用いて試料をスライドグラス上に0.175mm厚にプルダウンし、37℃で1昼夜乾燥させた。形成された下地被膜を肉眼観察し、次の基準で評価した。
○ :ツブ(異物)、シワ、穴等がなく、均一な乾燥被膜が形成された。
△ :ツブ(異物)、シワ、穴等がほとんどなく、ほぼ均一な乾燥被膜が形成された。
× :ツブ(異物)、シワ、穴等があり、不均一な乾燥被膜が形成された。
××:乾燥被膜が形成されず、べたつく被膜が形成された。
(35℃耐性)
汗などに対する耐性を調べるため、35℃の水で浸漬試験を行った。具体的には、製膜性試験で得られた乾燥被膜をスライドグラスごと35℃の水に浸漬後直ちに引き上げる操作を10回繰り返した直後の被膜について、落ちや崩れがないかを肉眼で観察した(浸漬直後)。さらに、室温1分間放置した後、なでるように指で軽くこすって落ちや崩れがないかを肉眼で観察した(こすった時)。観察結果を次の基準で評価した。
○:落ちや崩れが全くない。
△:落ちや崩れがほとんどない。
×:落ちや崩れがある。
(40℃落ち)
温水での落ちを調べるために、製膜性試験で得られた被膜をスライドグラスごと40℃の温水中に浸漬し、指でこすってスライドグラスからの落ち(除去性)及び落ちた場合にはその落ち方(崩壊性)を観察し、下記の基準で評価した。
除去性
○ :なでるように軽くこするだけで完全に除去できた。
× :軽くこすってもなかなか完全に除去できなかったが、ごしごしと強くこすると完全に除去できた。
××:ごしごしと強くこすっても全く除去できなかった。
崩壊性
上記除去性評価で除去できた場合について、下記の基準で評価した。
○:下地被膜が均一に微細に崩壊しながら剥離して除去された。
△:下地被膜がほぼ均一に微細に崩壊しながら剥離して除去された。
×:下地被膜が均一に微細に崩壊せず、膜状、小片状、あるいは塊状に剥離して除去された。
××:下地被膜が剥離はせずに、溶解して除去された。
(使用感)
肌に塗布した際の「のび」、「べたつきのなさ」及び「異物感(ツブ)」、下地被膜が形成された時の「ごわつきのなさ」の4項目について、下記の基準で評価した。
○:全ての項目で優れている
△:少なくとも一つの項目がやや劣る
×:少なくとも一つの項目が劣る
(製法)
1に3〜7を添加して加熱溶解した後、2を添加して分散し、さらに8を添加して分散させた(水相)。9〜10に11〜13を添加して加熱溶解し(油相)、加熱した水相に投入してホモミキサーで乳化し、得られたO/W乳化物に14を混合して下地化粧料を得た。
上記表1の組成で肌用下地化粧料を調製した。
試料1−1のように、疎水性ポリマーと多価アルコールと親水性非イオン性界面活性剤とを含む場合には、35℃の水でも落ちや崩れのない均一な下地被膜が形成できた。そして、この下地被膜を40℃の温水中でこすった場合には、軽くこするだけで均一に微細に崩壊しながら落ちて、さっぱりとした優れた洗い心地であった。
これに対して、試料1−2のように多価アルコールを配合しなかった場合には、35℃の水でも40℃の温水でも落ちなかった。
試料1−3のように親水性非イオン性界面活性剤を配合しなかった場合には、35℃水で落ちや崩れはなく、40℃温水でこすると落ちる下地被膜が得られたが、強くこすらないと落とすことができなかった。また、落ち方も均一に微細に崩壊せずに、膜状、小片状あるいは塊状で落ちたために異物感があり、洗い心地が悪かった。
試料1−4のように疎水性ポリマーを配合しなかった場合には、35℃の水でも40℃の温水でも落ちてしまう下地被膜しか得られず、落ち方も剥離せずに溶解してしまった。
これらのことから、疎水性ポリマーと多価アルコールと親水性非イオン性界面活性剤とを配合することが重要であると考えられた。そこで、各成分について検討を行った。
まず、疎水性ポリマーについて検討した。
表1の製法に準じて、表2−1及び2−2の組成で下地化粧料を調製した。
疎水性ポリマーを一定量以上配合すれば35℃の水では落ちず、40℃の温水では微細に崩壊しながら剥離除去できる被膜を形成することができた。一方で、多すぎるとのびが悪くなったり、下地化粧料がべたついたり、下地被膜がごわついたりした。
また、下記表2−2のように、疎水性ポリマーとして、ポリウレタンポリマーディスパージョン、アクリル酸アルキル・酢酸ビニルコポリマーエマルション、アクリル酸アルキルコポリマーアンモニウムエマルション、アクリル酸アルキルコポリマーエマルションを用いた場合には、酢酸ビニルポリマーエマルションを用いた場合と同様の結果が得られた。
このようなことから、疎水性ポリマーは下地化粧料全量中0.5〜7質量%、好ましくは1〜5.5質量%である。
上記表3は、上記試験例2−4において、酢酸ビニルポリマーの代わりに他の被膜剤やポリマーを用いた場合の結果である。何れの場合も35℃の水に対する耐性が低く、落ちや崩れを生じてしまった。また、油溶性の疎水性被膜剤であるトリメチルシロキシケイ酸のシリコーン溶液やアクリル酸アルキル・メタクリル酸トリス(トリメチルシロキシ)シリルプロピル共重合体のシリコーンエマルションでは製膜性も悪かった。よって、疎水性ポリマーは水中に分散された水性エマルションを用いることが好ましいと考えられた。
次に、多価アルコールについて検討した。
表1の製法に準じて、上記表4の組成で下地化粧料を調製した。
疎水性ポリマーに対して多価アルコールが少なすぎると、40℃温水では落ちにくくなる傾向があり、多すぎると35℃での耐水性が低下し、また、製膜性が悪化したり、下地化粧料がべたつく傾向がある。
このようなことから、多価アルコールは疎水性ポリマー1質量部に対して0.5〜5.5質量部、好ましくは0.8〜4質量部と考えられた。
上記表5は、前記試験例2−4においてジプロピレングリコールの代わりに他の多価アルコールを用いた場合の結果である。
プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール400ではジプロピレングリコールとほぼ同等の結果であった。また、グリセリンやジグリセリンでは、30℃水に対する耐性がジプロピレングリコール等に比べてやや劣り、また、グリセリンでは下地化粧料にややべたつきがあったり、ジグリセリンでは僅かに異物を生じることがあったが、使用可能なレベルであった。
さらに、親水性非イオン性界面活性剤について検討を行った。
上記表6は、前記表4において、親水性非イオン性界面活性剤を配合しなかった場合の結果である。親水性非イオン性界面活性剤を配合しなくても、疎水性ポリマーに対して多価アルコール比率を高くすれば、下地被膜は40℃温水で落ちるものの強くこすらないと落ちにくく、多価アルコール比率を著しく高くすると35℃水に対しても落ちやすくなってしまい、また、製膜性や使用感なども低下する。
よって、多価アルコールを疎水性ポリマーに対して特定比率で配合し、且つ、親水性非イオン性界面活性剤を配合することが必要であると考えられる。
上記表7は、親水性非イオン性界面活性剤の配合量を変えた場合の結果である。なお、調製は表1の製法に準じて行った。
親水性非イオン性界面活性剤が少なすぎると40℃温水で落ちたとしても強くこすらなければ落ちず、また、落ち方も下地被膜が均一に微細に崩壊せずに、膜状、小片状、あるいは塊状で落ちるものであるため、洗い心地が悪い。一方、多すぎるとべたつきを生じたり、35℃の水に対する耐性が低下する傾向がある。
このようなことから、親水性非イオン性界面活性剤は下地化粧料全量中1〜5質量%、好ましくは1.5〜4.5質量%であると考えられた。
上記表8−1は、試験例7−5において、ステアリン酸スクロースの代わりに他の親水性界面活性剤を用いた場合の結果である。アニオン性界面活性剤や両性界面活性剤を配合した場合には、35℃の水に対する耐性が低くなり、カチオン性界面活性剤を配合した場合には、40℃温水で落とすことが困難になった。よって、イオン性界面活性剤の配合量はできるだけ低減することが望ましく、配合しないことがより望ましい。
また、下記表8−2のように、疎水性の非イオン性界面活性剤を配合しない場合には、低温の水に対する耐性が低下することがあった。
(実使用試験)
女性パネルにより本発明の下地化粧料の実使用試験を行った。具体的には、次の通りである。
午前9:30に顔面全体に試験例1−1の下地化粧料を指で塗布し、1分後にファンデーションを塗布した。屋外を約4時間ウォーキングした後、午後2時頃に化粧持ちを目視により確認し、評価を行った。その後ファンデーションで化粧直しを行い、さらに屋内外で普段通りに4時間過ごした後、午後6時頃に洗顔料は用いずに38℃の温水で顔を濡らしながら指や掌で軽くこすることにより洗顔を行い、化粧落ちを目視により確認し、評価を行った。
試験中の平均気温は26〜28℃(最高気温約31℃)、平均湿度は70〜80%(最高湿度約91%)であった。各群は7名のパネルで試験を行った。用いたファンデーションと塗布方法は次の通りであった。
ファンデーションA:
マキアージュ ライティング ホワイトパウダリー UV(スポンジで塗布)
((株)資生堂、粉末固型ファンデーション)
ファンデーションB:
マキアージュ ラスティング スティックファンデーション UV(指で塗布)
((株)資生堂、油性固型ファンデーション)
ファンデーションC:
マキアージュ エッセンスリッチ ホワイトリキッド UV(スポンジで塗布)
((株)資生堂、水中油型乳化ファンデーション)
ファンデーションD:
インテグレート ミネラルウォータリーファンデーション(指で塗布)
((株)資生堂、油中水型乳化ファンデーション)
本発明の下地化粧料を肌に塗布した際には肌上でのばしやすく、カスやツブなどの異物は生じなかった。
化粧持ちについては、何れのファンデーションを塗布した群においても、テカリや脂浮きはあったものの、ファンデーションの剥がれ、崩れ、ヨレはほとんどなかった。
化粧落ちについては、何れのファンデーションを塗布した群においても、38℃の温水で軽くこするだけでファンデーションを残らず落とすことができた。また、ファンデーションの肌への再付着は見られなかった。
下記表9及び表10は、洗顔時の水の温度を変えて同様に試験を行った場合の化粧落ちを評価した結果である。なお、表9で用いたファンデーションは(株)資生堂 アネッサパーフェクトUVリキッドN(油性液状、スポンジで塗布)、表10で用いたファンデーションは(株)資生堂 インテグレート ミネラルファンデーション(粉末固型パウダリーファンデーション、スポンジで塗布)である。評価基準は次の通り。
化粧落ち
○ :なでるように軽くこするだけでファンデーションが残らず落ちた。
△ :少し力を加えてこすることによりファンデーションが残らず落ちた。
× :ごしごしと何回も力を加えてこすることによりファンデーションが落ちた。
××:ごしごしと何回も力を加えてこすってもファンデーションが残った。
表9〜10からわかるように、下地を使用しなかった場合には35℃以上の温水のみでは強く何回もこすってもメークアップ化粧料を落とすことはできないが、本発明の下地化粧料を用いれば、温水のみでメークアップ化粧料を落とすことができる。落ち方はメークアップ化粧料のタイプによって影響を受けるが、38℃以上の温水では何れの群においてもなでるように軽くこするだけでファンデーションを残らず落とすことができ、ファンデーションの再付着も認められなかった。パウダリーファンデーションでは、35℃の温水でも軽くこするだけで残らず落とすことができた。
一方、水の温度が低くなると落ちが悪くなる傾向があり、30℃の水ではかなり強くこすらないと落ちなかった。
代表例として、図1を示す。図1において、(a−1)〜(b−3)はそれぞれ次の通りである。
(a−1):試験例1−1の下地化粧料を塗布せずにファンデーションAを塗布した直後の肌。
(a−2):(a−1)の肌を38℃の温水のみで洗顔した直後の肌。
(a−3):(a−2)の肌をさらに洗顔料を使用して洗顔を行った直後の肌。
(b−1):試験例1−1の下地化粧料を塗布した後にファンデーションAを塗布した直後の肌。
(b−2):(b−1)の肌を38℃の温水のみで洗顔した直後の肌。
(b−3):(b−2)の肌をさらに洗顔料を使用して洗顔を行った直後の肌。
図1(a−1)〜(a−3)からわかるように、本発明の下地化粧料を用いなかった場合には、温水で洗顔してもファンデーションがほとんど落ちず、洗顔料を使用しないとファンデーションを落とすことができなかった。
これに対して、図1(b−1)〜(b−3)からわかるように、本発明の下地化粧料を用いれば、温水で洗顔するだけでファンデーションをきれいに落とすことができた。
処方例1 O/W乳化下地化粧料
水 残余
ベントナイト 0.3 質量%
POE(20)ソルビタンモノステアレート 1.0
(イソブチレン/マレイン酸ナトリウム)コポリマー 0.05
ジプロピレングリコール 5.0
ステアリン酸スクロース 2.0
バチルアルコール 1.0
シリカ被覆微粒子酸化チタン 5.0
(メタクリル酸メチル/メタクリル酸
(PEG−4/PPG−3))クロスポリマー 3.0
ジメチルポリシロキサン(1mm/s) 10.0
ジメチルポリシロキサン(2mm/s) 10.0
酢酸ステアリン酸スクロース 3.0
ステアリン酸ソルビタン 1.0
マイクロクリスタリンワックス 1.0
メトキシケイ皮酸オクチル 3.0
酢酸ビニルポリマーエマルジョン*1 7.0
処方例1の肌用下地化粧料は肌に塗布した際には肌上でのばしやすく、カスなどの異物は生じずにべたつきのない均一な下地被膜を形成した。また、ファンデーションを塗布する前に肌に塗布しておくことで、35℃以上、好ましくは38℃以上の温水で軽くこするだけで洗顔料を使用せずにファンデーションを残らず落とすことができた。また、ファンデーションの肌への再付着は見られなかった。

Claims (8)

  1. 肌用メークアップ化粧料を塗布する前に肌に塗布される肌用下地化粧料であって、水を含む水相を連続相とし、
    (a)疎水性ポリマーと、
    (b)多価アルコールと、
    (c)親水性非イオン性界面活性剤と、
    を含有し、
    (a)疎水性ポリマーは、ポリウレタンポリマー、アクリル酸アルキル・酢酸ビニルコポリマー、又はアクリル酸アルキルコポリマーアンモニウムであり、
    (a)疎水性ポリマーは化粧料中0.5〜7質量%であって、且つ水相中に粒子として分散しており、
    (b)多価アルコールは(a)疎水性ポリマー1質量部に対して0.5〜5.5質量部であり、
    (c)親水性非イオン性界面活性剤は化粧料中1〜5質量%であることを特徴とする肌用下地化粧料。
  2. 請求項1記載の肌用下地化粧料において、疎水性非イオン性界面活性剤をさらに含有することを特徴とする肌用下地化粧料。
  3. 請求項1又は2記載の肌用下地化粧料において、肌用メークアップ化粧料を肌から除去する際に、洗浄剤を含まない38〜45℃の温水で肌用下地化粧料ごと除去することを特徴とする肌用下地化粧料。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の肌用下地化粧料において、(b)多価アルコールが、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコールから選ばれる1種以上であることを特徴とする肌用下地化粧料。
  5. 請求項1〜4の何れかに記載の肌用下地化粧料において、(c)親水性非イオン性界面活性剤がHLB8以上の非イオン性界面活性剤であることを特徴とする肌用下地化粧料。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の肌用下地化粧料において、さらに、油相粒子が疎水性ポリマーの粒子とは別個に水相中に分散しているO/W乳化物であることを特徴とする肌用下地化粧料。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の肌用下地化粧料において、イオン性界面活性剤を含まないことを特徴とする肌用下地化粧料。
  8. 請求項1〜7の何れかに記載の肌用下地化粧料を肌に塗布する工程と、
    塗布された前記肌用下地化粧料の上に直接接するように肌用メークアップ化粧料を塗布する工程と、
    洗浄剤を含まない38〜45℃の温水で肌をこすることにより前記メークアップ化粧料を下地化粧料ごと落とす工程と、
    を備えることを特徴とする化粧方法。
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