JP6144109B2 - 温水で落ちる肌用下地化粧料 - Google Patents
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従って、クレンジング料や洗顔料を用いずにメークを落とすことができれば、ユーザーの負担や懸念を軽減することができる。
例えば、特許文献1には、水や温水で容易に落とすことができる水中油型アイメークアップ化粧料が記載されている。特許文献1の技術は、多価アルコールと両親媒性物質との液晶を油相中に配合することで、水や温水で容易に落とすことができるというものである。
しかしながら、特許文献1の化粧料は水でも落ちるため、汗や涙で落ちたり崩れたりする場合がある。また、特許文献1はアイメーク化粧料、すなわち睫、眉、又はまぶたの一部に適用される部分メーク化粧料が記載されているに過ぎず、顔面の肌全体に塗布されるタイプの化粧料については記載されていない。
すなわち、特許文献2には、化粧料品として許容される媒質中に、少なくとも一つの疎水性フィルム形成性ポリマーと、特定のイオン性界面活性剤とを含むメークアップ化粧料が記載されている。特許文献2の技術は、特定のイオン性界面活性剤が20〜45℃で100μS/cm以上の水中導電性変動を有するためにポリマーフィルムが水に対してより感受性となり、その結果冷水には耐性を有しながら、温水との接触の間にこすった場合にはメークアップフィルムが脆化して容易に崩壊し、支持体から剥離するというものである。
しかしながら、特許文献2〜3にはファンデーションなどにも適用可能であることは記載されているものの、具体例として示されているのはマスカラのみである。
よって、汗など低温の水に対しては落ちにくく、温水では容易に除去可能な下地化粧料があれば、これを肌に塗布した後にユーザーは好みの製品を使用することができるので、ユーザーにその嗜好性の変更を強要することなく、それまでのクレンジング料や洗顔料などを使用せずに温水のみでメーク落としを行うことができるようになる。
しかしながら、特許文献1と同じように、特許文献4のマスカラ下地も水でも落ちるタイプであるため、汗や涙でよれたり落ちたりする場合がある。また、特許文献4のマスカラ下地は睫用化粧料であり、ファンデーションなどの前に肌上に広範囲に塗布される肌用下地化粧料については記載されていない。
(a)疎水性ポリマーと、
(b)多価アルコールと、
(c)親水性非イオン性界面活性剤と、
を含有し、
(a)疎水性ポリマーは、ポリウレタンポリマー、アクリル酸アルキル・酢酸ビニルコポリマー、又はアクリル酸アルキルコポリマーアンモニウムであり、
(a)疎水性ポリマーは化粧料中0.5〜7質量%であって、且つ水相中に粒子として分散しており、
(b)多価アルコールは(a)疎水性ポリマー1質量部に対して0.5〜5.5質量部であり、
(c)親水性非イオン性界面活性剤は化粧料中1〜5質量%であることを特徴とする肌用下地化粧料である。
前記肌用下地化粧料は、肌用メークアップ化粧料を肌から除去する際に、洗浄剤を含まない38〜45℃の温水で肌用下地化粧料ごと除去することができる。
また、本発明は、前記肌用下地化粧料において、(b)多価アルコールが、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコールから選ばれる1種以上であることを特徴とする肌用下地化粧料を提供する。
また、本発明は、前記何れかに記載の肌用下地化粧料において、イオン性界面活性剤を含まないことを特徴とする肌用下地化粧料を提供する。
塗布された前記肌用下地化粧料の上に直接接するように肌用メークアップ化粧料を塗布する工程と、
洗浄剤を含まない38〜45℃の温水で肌をこすることにより前記メークアップ化粧料を下地化粧料ごと落とす工程と、
を備えることを特徴とする化粧方法である。
本発明の肌用下地化粧料を肌に塗布して形成される下地被膜は、その上に塗布された肌用メークアップ化粧料による化粧被膜に対して良好な密着性を有する。このため、温水でこするだけで下地被膜が化粧被膜を保持したまま均一且つ微細に崩壊しながら肌から剥離し、異物感を生じたりすることなくさっぱりと容易にメークを落とすことができ、しかも、メークが肌に再付着して肌が汚れることもない。
疎水性ポリマーとしては化粧料分野において用いられる疎水性被膜形成性ポリマーが挙げられる。疎水性ポリマーは公知の方法で製造することが可能であるが、市販品を用いてもよい。例えば、疎水性ポリマーを水中に分散したポリマーエマルション(ポリマーディスパージョンということもある)として市販されており、これを好適に用いることができる。このような疎水性ポリマーエマルションは水相に配合され、疎水性ポリマーは連続相である水相中に粒子として分散する。
Bayer社のBAYCUSAN C1003(表示名称:ポリウレタン−32)、BAYCUSAN C1008(表示名称:ポリウレタン−48)等のポリウレタンポリマーディスパージョン。
大同化成工業(株)のビニゾール2140L(表示名称:(アクリル酸アルキル/VA)コポリマー)などのアクリル酸アルキル・酢酸ビニルコポリマーエマルション。
アクゾノーベル(株)のヨドゾール810F(表示名称:アクリル酸アルキルコポリマーアンモニウム、DPG、メチルパラベン、EDTA−2Na、水)などのアクリル酸アルキルコポリマーアンモニウムエマルション。
アクゾノーベル(株)のヨドゾール34F(表示名称:アクリレーツコポリマー、ラウレス硫酸Na、PPG−2デセス−30、水、エタノール、デヒドロ酢酸Na)などのアクリル酸アルキルコポリマーエマルション。
酢酸ビニルポリマーは公知の方法で製造することが可能であるが、市販品を用いてもよい。例えば、酢酸ビニルポリマーを水中に分散したポリマーエマルジョンが市販されており、これを好適に用いることができる。酢酸ビニルポリマーエマルジョンは通常は固形分含有率約35〜55%、ポリ酢酸ビニル粒子の粒径は約0.1〜3μmである。好適な酢酸ビニルポリマーエマルジョンとしては、例えばビニブランS−40(日信化学工業(株)、固形分40%、エタノール2%、残部水)を挙げることができる。
本発明において用いる多価アルコールは、分子内に2個以上、好ましくは2〜6個の水酸基を有する水溶性の飽和脂肪族アルコール(分子内にエーテル結合を含んでいてもよい)であり、化粧料や医薬部外品などに通常配合される成分を用いることができる。
多価アルコールとしては、3価アルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等)、4価アルコール(例えば、ジグリセリン、エリスリトール、ペンタエリスリトール等)、5価アルコール(例えば、キシリトール、トリグリセリン等)、6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等)、ならびにこれらの重合体(例えば、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等)なども挙げることができるが、好ましい多価アルコールの例としてグリコール(分子内に水酸基を2個有するアルコール)が挙げられる。
この中でも、特にジプロピレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール(例えば分子量500以下)が好ましい。
親水性非イオン性界面活性剤としては、化粧料や医薬部外品などに通常配合されるものを用いることができ、好ましくはHLB8以上の非イオン性界面活性剤である。
親水性非イオン性界面活性剤としては、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン又はポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、POEソルビタン脂肪酸エステル、POEソルビット脂肪酸エステル、POEグリセリン脂肪酸エステル、POE脂肪酸エステル、POEアルキルエーテル、POEアルキルフェニルエーテル、POE・POPアルキルエーテル、POEヒマシ油又はPOE硬化ヒマシ油誘導体、POE蜜ロウ・ラノリン誘導体、アルカノールアミド類、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル類、POEアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、アルキルアミドアミン等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を組み合わせて配合することができる。
また、別の好適な例として、シリコーン系非イオン性界面活性剤が挙げられ、例えば、KF−6011(信越化学工業(株)、INCI名:PEG−11メチルエーテルジメチコン)のようなポリオキシエチレン変性オルガノポリシロキサンが挙げられる。
なお、本発明の下地化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、親水性非イオン性界面活性剤以外の界面活性剤を配合することが可能である。例えば、疎水性非イオン性界面活性剤(例えば、HLB8未満、さらには6未満のもの)の配合は、低温の水に対する耐性の点で好ましい。一方、イオン性界面活性剤は本発明の効果を著しく損なう場合があるので、イオン性界面活性剤の配合量はできるだけ抑制することが好ましく、配合しないことがより望ましい。
本発明においては、上記必須成分以外に、通常化粧料や医薬部外品に用いられる成分を本発明の効果を損なわない質的・量的範囲で配合することができる。例えば、液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、エステル油、高級脂肪酸、高級アルコール、シリコーン油等などの油分が挙げられる。
ドクターブレードを用いて試料をスライドグラス上に0.175mm厚にプルダウンし、37℃で1昼夜乾燥させた。形成された下地被膜を肉眼観察し、次の基準で評価した。
○ :ツブ(異物)、シワ、穴等がなく、均一な乾燥被膜が形成された。
△ :ツブ(異物)、シワ、穴等がほとんどなく、ほぼ均一な乾燥被膜が形成された。
× :ツブ(異物)、シワ、穴等があり、不均一な乾燥被膜が形成された。
××:乾燥被膜が形成されず、べたつく被膜が形成された。
汗などに対する耐性を調べるため、35℃の水で浸漬試験を行った。具体的には、製膜性試験で得られた乾燥被膜をスライドグラスごと35℃の水に浸漬後直ちに引き上げる操作を10回繰り返した直後の被膜について、落ちや崩れがないかを肉眼で観察した(浸漬直後)。さらに、室温1分間放置した後、なでるように指で軽くこすって落ちや崩れがないかを肉眼で観察した(こすった時)。観察結果を次の基準で評価した。
○:落ちや崩れが全くない。
△:落ちや崩れがほとんどない。
×:落ちや崩れがある。
温水での落ちを調べるために、製膜性試験で得られた被膜をスライドグラスごと40℃の温水中に浸漬し、指でこすってスライドグラスからの落ち(除去性)及び落ちた場合にはその落ち方(崩壊性)を観察し、下記の基準で評価した。
○ :なでるように軽くこするだけで完全に除去できた。
× :軽くこすってもなかなか完全に除去できなかったが、ごしごしと強くこすると完全に除去できた。
××:ごしごしと強くこすっても全く除去できなかった。
上記除去性評価で除去できた場合について、下記の基準で評価した。
○:下地被膜が均一に微細に崩壊しながら剥離して除去された。
△:下地被膜がほぼ均一に微細に崩壊しながら剥離して除去された。
×:下地被膜が均一に微細に崩壊せず、膜状、小片状、あるいは塊状に剥離して除去された。
××:下地被膜が剥離はせずに、溶解して除去された。
肌に塗布した際の「のび」、「べたつきのなさ」及び「異物感(ツブ)」、下地被膜が形成された時の「ごわつきのなさ」の4項目について、下記の基準で評価した。
○:全ての項目で優れている
△:少なくとも一つの項目がやや劣る
×:少なくとも一つの項目が劣る
1に3〜7を添加して加熱溶解した後、2を添加して分散し、さらに8を添加して分散させた(水相)。9〜10に11〜13を添加して加熱溶解し(油相)、加熱した水相に投入してホモミキサーで乳化し、得られたO/W乳化物に14を混合して下地化粧料を得た。
試料1−1のように、疎水性ポリマーと多価アルコールと親水性非イオン性界面活性剤とを含む場合には、35℃の水でも落ちや崩れのない均一な下地被膜が形成できた。そして、この下地被膜を40℃の温水中でこすった場合には、軽くこするだけで均一に微細に崩壊しながら落ちて、さっぱりとした優れた洗い心地であった。
試料1−3のように親水性非イオン性界面活性剤を配合しなかった場合には、35℃水で落ちや崩れはなく、40℃温水でこすると落ちる下地被膜が得られたが、強くこすらないと落とすことができなかった。また、落ち方も均一に微細に崩壊せずに、膜状、小片状あるいは塊状で落ちたために異物感があり、洗い心地が悪かった。
これらのことから、疎水性ポリマーと多価アルコールと親水性非イオン性界面活性剤とを配合することが重要であると考えられた。そこで、各成分について検討を行った。
まず、疎水性ポリマーについて検討した。
疎水性ポリマーを一定量以上配合すれば35℃の水では落ちず、40℃の温水では微細に崩壊しながら剥離除去できる被膜を形成することができた。一方で、多すぎるとのびが悪くなったり、下地化粧料がべたついたり、下地被膜がごわついたりした。
また、下記表2−2のように、疎水性ポリマーとして、ポリウレタンポリマーディスパージョン、アクリル酸アルキル・酢酸ビニルコポリマーエマルション、アクリル酸アルキルコポリマーアンモニウムエマルション、アクリル酸アルキルコポリマーエマルションを用いた場合には、酢酸ビニルポリマーエマルションを用いた場合と同様の結果が得られた。
このようなことから、疎水性ポリマーは下地化粧料全量中0.5〜7質量%、好ましくは1〜5.5質量%である。
次に、多価アルコールについて検討した。
疎水性ポリマーに対して多価アルコールが少なすぎると、40℃温水では落ちにくくなる傾向があり、多すぎると35℃での耐水性が低下し、また、製膜性が悪化したり、下地化粧料がべたつく傾向がある。
このようなことから、多価アルコールは疎水性ポリマー1質量部に対して0.5〜5.5質量部、好ましくは0.8〜4質量部と考えられた。
プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール400ではジプロピレングリコールとほぼ同等の結果であった。また、グリセリンやジグリセリンでは、30℃水に対する耐性がジプロピレングリコール等に比べてやや劣り、また、グリセリンでは下地化粧料にややべたつきがあったり、ジグリセリンでは僅かに異物を生じることがあったが、使用可能なレベルであった。
さらに、親水性非イオン性界面活性剤について検討を行った。
よって、多価アルコールを疎水性ポリマーに対して特定比率で配合し、且つ、親水性非イオン性界面活性剤を配合することが必要であると考えられる。
親水性非イオン性界面活性剤が少なすぎると40℃温水で落ちたとしても強くこすらなければ落ちず、また、落ち方も下地被膜が均一に微細に崩壊せずに、膜状、小片状、あるいは塊状で落ちるものであるため、洗い心地が悪い。一方、多すぎるとべたつきを生じたり、35℃の水に対する耐性が低下する傾向がある。
このようなことから、親水性非イオン性界面活性剤は下地化粧料全量中1〜5質量%、好ましくは1.5〜4.5質量%であると考えられた。
また、下記表8−2のように、疎水性の非イオン性界面活性剤を配合しない場合には、低温の水に対する耐性が低下することがあった。
女性パネルにより本発明の下地化粧料の実使用試験を行った。具体的には、次の通りである。
午前9:30に顔面全体に試験例1−1の下地化粧料を指で塗布し、1分後にファンデーションを塗布した。屋外を約4時間ウォーキングした後、午後2時頃に化粧持ちを目視により確認し、評価を行った。その後ファンデーションで化粧直しを行い、さらに屋内外で普段通りに4時間過ごした後、午後6時頃に洗顔料は用いずに38℃の温水で顔を濡らしながら指や掌で軽くこすることにより洗顔を行い、化粧落ちを目視により確認し、評価を行った。
試験中の平均気温は26〜28℃(最高気温約31℃)、平均湿度は70〜80%(最高湿度約91%)であった。各群は7名のパネルで試験を行った。用いたファンデーションと塗布方法は次の通りであった。
マキアージュ ライティング ホワイトパウダリー UV(スポンジで塗布)
((株)資生堂、粉末固型ファンデーション)
ファンデーションB:
マキアージュ ラスティング スティックファンデーション UV(指で塗布)
((株)資生堂、油性固型ファンデーション)
ファンデーションC:
マキアージュ エッセンスリッチ ホワイトリキッド UV(スポンジで塗布)
((株)資生堂、水中油型乳化ファンデーション)
ファンデーションD:
インテグレート ミネラルウォータリーファンデーション(指で塗布)
((株)資生堂、油中水型乳化ファンデーション)
化粧持ちについては、何れのファンデーションを塗布した群においても、テカリや脂浮きはあったものの、ファンデーションの剥がれ、崩れ、ヨレはほとんどなかった。
化粧落ちについては、何れのファンデーションを塗布した群においても、38℃の温水で軽くこするだけでファンデーションを残らず落とすことができた。また、ファンデーションの肌への再付着は見られなかった。
化粧落ち
○ :なでるように軽くこするだけでファンデーションが残らず落ちた。
△ :少し力を加えてこすることによりファンデーションが残らず落ちた。
× :ごしごしと何回も力を加えてこすることによりファンデーションが落ちた。
××:ごしごしと何回も力を加えてこすってもファンデーションが残った。
一方、水の温度が低くなると落ちが悪くなる傾向があり、30℃の水ではかなり強くこすらないと落ちなかった。
(a−1):試験例1−1の下地化粧料を塗布せずにファンデーションAを塗布した直後の肌。
(a−2):(a−1)の肌を38℃の温水のみで洗顔した直後の肌。
(a−3):(a−2)の肌をさらに洗顔料を使用して洗顔を行った直後の肌。
(b−1):試験例1−1の下地化粧料を塗布した後にファンデーションAを塗布した直後の肌。
(b−2):(b−1)の肌を38℃の温水のみで洗顔した直後の肌。
(b−3):(b−2)の肌をさらに洗顔料を使用して洗顔を行った直後の肌。
これに対して、図1(b−1)〜(b−3)からわかるように、本発明の下地化粧料を用いれば、温水で洗顔するだけでファンデーションをきれいに落とすことができた。
水 残余
ベントナイト 0.3 質量%
POE(20)ソルビタンモノステアレート 1.0
(イソブチレン/マレイン酸ナトリウム)コポリマー 0.05
ジプロピレングリコール 5.0
ステアリン酸スクロース 2.0
バチルアルコール 1.0
シリカ被覆微粒子酸化チタン 5.0
(メタクリル酸メチル/メタクリル酸
(PEG−4/PPG−3))クロスポリマー 3.0
ジメチルポリシロキサン(1mm2/s) 10.0
ジメチルポリシロキサン(2mm2/s) 10.0
酢酸ステアリン酸スクロース 3.0
ステアリン酸ソルビタン 1.0
マイクロクリスタリンワックス 1.0
メトキシケイ皮酸オクチル 3.0
酢酸ビニルポリマーエマルジョン*1 7.0
Claims (8)
- 肌用メークアップ化粧料を塗布する前に肌に塗布される肌用下地化粧料であって、水を含む水相を連続相とし、
(a)疎水性ポリマーと、
(b)多価アルコールと、
(c)親水性非イオン性界面活性剤と、
を含有し、
(a)疎水性ポリマーは、ポリウレタンポリマー、アクリル酸アルキル・酢酸ビニルコポリマー、又はアクリル酸アルキルコポリマーアンモニウムであり、
(a)疎水性ポリマーは化粧料中0.5〜7質量%であって、且つ水相中に粒子として分散しており、
(b)多価アルコールは(a)疎水性ポリマー1質量部に対して0.5〜5.5質量部であり、
(c)親水性非イオン性界面活性剤は化粧料中1〜5質量%であることを特徴とする肌用下地化粧料。 - 請求項1記載の肌用下地化粧料において、疎水性非イオン性界面活性剤をさらに含有することを特徴とする肌用下地化粧料。
- 請求項1又は2記載の肌用下地化粧料において、肌用メークアップ化粧料を肌から除去する際に、洗浄剤を含まない38〜45℃の温水で肌用下地化粧料ごと除去することを特徴とする肌用下地化粧料。
- 請求項1〜3の何れかに記載の肌用下地化粧料において、(b)多価アルコールが、ジプロピレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコールから選ばれる1種以上であることを特徴とする肌用下地化粧料。
- 請求項1〜4の何れかに記載の肌用下地化粧料において、(c)親水性非イオン性界面活性剤がHLB8以上の非イオン性界面活性剤であることを特徴とする肌用下地化粧料。
- 請求項1〜5の何れかに記載の肌用下地化粧料において、さらに、油相粒子が疎水性ポリマーの粒子とは別個に水相中に分散しているO/W乳化物であることを特徴とする肌用下地化粧料。
- 請求項1〜6の何れかに記載の肌用下地化粧料において、イオン性界面活性剤を含まないことを特徴とする肌用下地化粧料。
- 請求項1〜7の何れかに記載の肌用下地化粧料を肌に塗布する工程と、
塗布された前記肌用下地化粧料の上に直接接するように肌用メークアップ化粧料を塗布する工程と、
洗浄剤を含まない38〜45℃の温水で肌をこすることにより前記メークアップ化粧料を下地化粧料ごと落とす工程と、
を備えることを特徴とする化粧方法。
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