JP6144074B2 - 充放電検査システム、着脱ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池を検査するための充放電検査システム、および着脱ユニットに関する。
リチウムイオン電池、ニッケル水素電池をはじめとする繰り返し充電可能な二次電池が広く利用されている。二次電池はその出荷前に、充放電検査装置を用いて正常に機能するかが検査される(例えば特許文献1参照)。充放電検査装置として、電源と、二次電池を収容可能な電池検査ユニットと、電池検査ユニットに着脱可能に設けられる、電源から二次電池に給電するためのプローブを有するプローブユニットと、を備えるものが知られている。
特開2012−83263号公報
プローブは、検査対象の二次電池に対応した配列で設けられている。そのため、検査対象の二次電池の種類が変わると、プローブユニットを交換する必要がある。また、プローブの損耗などによりプローブユニットの交換が必要となる場合もある。
プローブユニットの交換は、通常、二次電池を搬送する搬送装置を利用して行われる。交換においては、まず装着されているプローブユニットを取り外し、続いて交換用のプローブユニットを装着する。プローブユニットと電池検査ユニットとは強固に接続されており、また強固に接続する必要があるため、装着および取り外しの際に搬送装置は比較的大きな反力を受ける。この反力に耐えうるよう搬送装置の強度を上げると搬送装置の材料コストが増大する。また、強度を上げると搬送装置自体が重くなり、搬送速度が落ち、電池検査の生産性が低下する。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、プローブユニットの交換時に搬送装置にかかる負荷を低減しうる充放電検査システムの提供にある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の充放電検査システムは、二次電池の充放電検査装置であって、電源と、接続部を有する電池検査ユニットと、電源から二次電池に給電するための接触子を有する接触子ユニットと、を備える充放電検査装置と、接触子ユニットを移動して接続部への着脱を行う移動機構と、を備える。移動機構は、着脱時に生じる反力を電池検査ユニットの受け部に伝達する反力伝達手段を有する。
この態様によると、接触子ユニットの着脱時に生じる反力を電池検査ユニットに伝達できる。
本発明の別の態様は、着脱ユニットである。この着脱ユニットは、充放電検査装置の電池検査ユニットに接触子ユニットを着脱するための着脱ユニットであって、接触子ユニットを移動して電池検査ユニットへの着脱を行う着脱機構と、着脱時に生じる反力を電池検査ユニットに伝達する反力伝達手段と、を備える。
本発明によれば、プローブユニットの交換時に搬送装置にかかる負荷を低減しうる充放電検査システムを提供できる。
本実施の形態に係る充放電検査装置の構成を示すブロック図である。 図1の電池検査ユニットの構成を概略的に示す図である。 プローブユニットを検査ユニットに搬入するまたは検査ユニットから搬出するときの様子を示す図である。 本実施の形態に係る着脱ユニットの構成を概略的に示す図である。 本実施の形態に係る着脱ユニットの構成を概略的に示す図である。 図6(a)〜(d)は、プローブユニットを電池検査ユニットに装着する様子を示す図である。
以下、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(実施の形態)
本実施の形態に係る充放電検査システムの概要は以下の通りである。
本実施の形態に係る充放電検査システムは、検査のために二次電池を充放電するための充放電検査装置と、充放電検査装置に二次電池を搬送する搬送装置と、充放電検査装置の電池検査ユニットにプローブユニットを着脱するための着脱ユニットと、を備える。着脱ユニットは、搬送装置に取り付けられる。着脱ユニットは反力伝達手段を含み、この反力伝達手段は、プローブユニットの着脱時に、電池検査ユニットの受け部をプローブユニットの移動方向とは反対向きに押圧する。これにより、プローブユニットの着脱時に生じる反力の少なくとも一部が充放電検査装置に伝達される。その結果、搬送装置に伝わる反力は低減される。
図1は、本実施の形態に係る充放電検査装置10の構成を示すブロック図である。充放電検査装置10は、検査対象の二次電池を充電し、あるいは放電することにより、二次電池の電気的特性が仕様を満たしているかを検査する。
充放電検査装置10は、電源装置11と、検査ユニット12と、管理サーバ16とを含む。なお以下では電池検査ユニット12を簡単のため検査ユニット12とも称する。電源装置11と検査ユニット12とはそれぞれ別個の装置として構成されており、接続ケーブルで接続される。電源装置11と検査ユニット12とは例えば隣接または近接して設置されてもよい。あるいは電源装置11は検査ユニット12から離れて設置されてもよい。接続ケーブルには電力線と制御線とが含まれる。図1において、各要素を接続する実線は電力線を示し、破線は通信制御線を示す。
電源装置11は、電源回生コンバータ13と、複数の定電圧電源14と、コントローラ15とを含む。電源回生コンバータ13は、外部電源(図示せず)と定電圧電源14とを中継する。外部電源は例えば、工業用に供給される交流電源等の商用電源である。電源回生コンバータ13は、検査ユニット12において検査される電池を充電するときには外部電源からの受電回路として機能し、電池の放電をするときには外部電源に電力を戻すよう機能する。電源回生コンバータ13は、複数の定電圧電源14に共通の電源回生コンバータとして設けられている。
定電圧電源14は、外部電源から電源回生コンバータ13を介して供給された電力を調整して出力する。図示の例では5個の定電圧電源14が設けられており、各定電圧電源14が電源回生コンバータ13に接続されている。定電圧電源14はそれぞれ複数のチャンネルを有し、各チャンネルに個々の昇降圧コンバータ28が接続される。定電圧電源14は、電池の検査仕様に適合する電圧および電流よりも高い電圧および電流を昇降圧コンバータ28に提供する。定電圧電源14は例えばDC−DCコンバータであり、好ましくは絶縁双方向DC−DCコンバータである。
コントローラ15は、充放電検査装置10を制御する。すなわちコントローラ15は、検査ユニット12、電源回生コンバータ13および定電圧電源14を制御するよう構成されている。コントローラ15は、上位の制御装置または管理サーバ16等によって管理されていてもよい。この管理サーバによって、後述の搬送装置が管理されていてもよい。
検査ユニット12は、複数の昇降圧ユニット17と、複数の計測回路34とを含む。昇降圧ユニット17は、複数の昇降圧コンバータ28と、これらの昇降圧コンバータ28を制御するための制御回路29を備える。昇降圧ユニット17の各々は、電力ケーブル24により定電圧電源14に接続され、通信ケーブル25によりコントローラ15に接続されている。昇降圧コンバータ28は、定電圧電源14から電力ケーブル24を通じて与えられた入力を、検査仕様に適合する電圧および電流に調整する。昇降圧コンバータ28の出力は検査対象となる二次電池40に与えられる。なお以下では二次電池40を簡単のため電池40とも称する。
計測回路34は電池40の状態を計測する。計測回路34は例えば温度計測回路、電圧計測回路、および電流計測回路の少なくとも1つを含み、電池40の温度、電圧、電流の少なくとも1つを計測する。測定結果はコントローラ15へと送信され、さらに管理サーバ16へと送られる。測定結果は、検査ユニット12に設けられたリモートI/O等の公知の通信ユニットによりコントローラ15へと中継されてもよい。
検査ユニット12には、合計すると、一括して検査可能な電池40の数に等しい数の昇降圧コンバータ28が設けられている。すなわち、電池40ごとに1つの昇降圧コンバータ28が対応づけられており、電池40と同数の昇降圧コンバータ28が設けられている。また同様にして、電池40ごとに計測回路34が設けられている。
管理サーバ16は、検査ユニット12で得られた電池の電圧、電流、温度等の測定データをコントローラ15を介して収集し記憶する。管理サーバ16は、収集されたデータを処理し、付随するディスプレイやプリンタ等の出力手段により出力する。管理サーバ16は例えば公知のパソコンである。コントローラ15と管理サーバ16とは、例えばLAN等の公知の方法で接続される。
図2は、検査ユニット12の構成を概略的に示す図である。図2は検査対象の電池40が検査ユニット12に収容されるときの様子を示す。充放電検査装置10は複数の検査ユニット12を有するが、ここではその1つを示している。図2において、破線は、パレット42(後述)およびそこに搭載された電池40が搬入されたときの位置を示している。説明の便宜上、図示のように、電池40の配列方向をX方向、鉛直方向をY方向、両者に直交する方向をZ方向とするXYZ直交座標系を定める。検査ユニット12は、筐体50と、検査ステージ60と、プローブユニット46と、ステージ移動機構62と、を含む。
検査対象である電池40は、直方体形状を有しその上面に2つの電極41有する。また、電池40は、パレット42に保持された状態で検査ユニット12に搬入され検査され搬出される。ここでは、6個の電池40が所定の間隔でパレット42に並べられている。より具体的には、6個の電池40は、側面同士が対向した状態で水平方向(X方向)に一列に並べられている。なお電池40の形状はこれに限られず、例えば円筒形状を有してもよい。また、電池40の配列もこれに限られず、例えば2列以上に並べられてもよい。また、電極の配置および数も図示の形態に限られない。
筐体50は、天板52と、底板54と、支柱56と、プローブユニット支持部58とによって構成される。支柱56の一端に天板52が固定され、他端に底板54が固定されている。天板52および底板54は概ね同一形状(例えば矩形)の平板部材であり、その複数の角部にそれぞれ支柱56が取り付けられている。支柱56は、検査ステージ60を案内するためのガイドとして機能する。また、支柱56にはプローブユニット支持部58が取り付けられている。ここでは、プローブユニット支持部58はX方向に延びる直線状のレールである。
筐体50は、プローブユニット46を収容する。プローブユニット46は、プローブユニット支持部58によって支持される。プローブユニット46の鉛直方向下方には検査ステージ60が配置され、両者の間には電池収容空間48が形成される。検査ステージ60の下側には、電池40の温度調整をするためのクロスフローファンなどの送風機が取り付けられてもよい。
検査ステージ60は、検査対象となる複数の電池40を載置し支持するための支持テーブルである。本実施の形態では検査ステージ60は電池40を直接支持する代わりに、電池40を搭載したパレット42を支持することにより電池40を支持する。
パレット42および電池40は、搬送装置70により検査ユニット12に搬入または搬出される。搬送装置70は、YZ面内で位置決めされる支持部72と、その支持部72をYZ面内で移動するための移動機構(不図示)と、パレット42を搭載した状態で支持部72からX方向に伸縮可能に構成されているアーム部74と、を備え、X方向、Y方向、およびZ方向のそれぞれにパレット42を直線的に搬送する。
搬送装置70は、支持部72を移動させて、検査ユニット12に隣接する位置にパレット42を搬送する。続いて搬送装置70は、アーム部74をX方向に伸ばし、パレット42を検査ステージ60へと搬入する。搬送装置70は各電池40が対応するプローブ44(後述)の直下に位置するようパレット42を検査ステージ60に載置する。
プローブユニット46は、複数のプローブ44と、プローブ保持プレート45とを含む。プローブ44は、各電池40の電極41に接触して各電池40に電力を与える。なお、こうした給電用のプローブ44に加えて、電池40の温度等その他の特性を測定するためのプローブが設けられていてもよい。
複数のプローブ44は、複数の電池40の配列に対応する配列で設けられている。複数のプローブ44の配列に対応する配列で、複数の電池40が配置されているともいえる。プローブ44の数および配置間隔と電極41の数および配置間隔とは一致している。図示の例では2つの電極41を有する6個の電池が互いに側面を対向させて一列に並べられており、これに対応して6対のプローブ44が配列されている。なお、各プローブ44の対となるプローブ44はZ方向背後にある。
各プローブ44はプローブ保持プレート45により保持されている。プローブ保持プレート45は検査ステージ60に対向して設けられており、各プローブ44はこのプローブ保持プレート45から検査ステージ60に向けて突き出している。プローブ保持プレート45の検査ステージ60とは反対側には電装品収容部49が確保されている。電装品収容部49には、図1に示す、計測回路34や昇降圧ユニット17等が収容される。
ステージ移動機構62は、検査ステージ60を支柱56に沿って上下方向(Y方向)に移動させる。検査ステージ60の移動によってパレット42とともに電池40が移動され、電池40の電極41とプローブ44とが接離される。なお、検査ステージ60とともに、または検査ステージ60に変えてプローブユニット46が移動可能とされてもよい。このように、検査ユニット12は、プローブ44に対する電池40の相対前進によって各プローブ44が対応する電池40に接続されるよう構成される。
以上の構成を備える充放電検査装置10においては、まず電池40がパレット42に配列された状態で搬送装置70によって検査ユニット12に搬入される。搬送装置70は、プローブユニット46の各プローブ44の直下に各電池40の電極41が位置するよう検査ステージ60にパレット42を位置決めする。ステージ移動機構62によってパレット42および各電池40は鉛直方向上方に移動され、電極41のプローブ44への接触により電極41とプローブ44との電気的接続が確立される。こうして検査の準備段階は完了する。
コントローラ15の制御のもとで電池40の検査が実行される。検査項目ごとに電圧プロファイルまたは電流プロファイルが予め定められている。こうしたプロファイルに従ってコントローラ15は各電池40の充放電を制御する。それとともに、必要な計測項目についての計測値が取得される。計測値に基づいて検査が実行され、各電池40の例えば良否が判定される。検査が完了すると、搬入とは逆の流れで検査ユニット12からパレット42および電池40が搬出される。続いて、次に検査される電池40がパレット42に搭載されて検査ユニット12に搬入され、同様にして検査が実行される。あるいは次の電池を検査する代わりに、後述の着脱ユニット80を使用して、プローブユニット46が着脱され交換される。
次に、着脱ユニット80を使用してプローブユニット46を着脱する場合について説明する。まず、プローブユニット46を検査ユニット12に搬入または検査ユニット12から搬出する方法について説明する。図3は、プローブユニット46を検査ユニット12に搬入するまたは検査ユニット12から搬出するときの様子を示す。図3においても、図2と同様にXYZ直交座標系を定める。
プローブユニット46は、搬送装置70により検査ユニット12に搬入または搬出される。搬送装置70は、アーム部74に取り外し可能に装着された把持部76によりプローブユニット46を把持する。把持部76は、例えばプローブユニット46のプローブ保持プレート45の外縁部分を把持する。この状態で、搬送装置70は支持部72を移動させ、検査ユニット12に隣接する位置にプローブユニット46を搬送する。続いて搬送装置70は、アーム部74をX方向に伸ばし、プローブユニット46を検査ユニット12へ搬入する。搬送装置70は、支持部72をY方向下方に移動させて、プローブユニット46をプローブユニット支持部58上に載置する。具体的には、プローブユニット46は、その接続部92が、検査ユニット12の接続部90に近接する位置に配置される。
プローブユニット46の搬出は、搬入とは逆の流れで行われる。搬送装置70は、把持部76によりプローブユニット46を把持し、支持部72をY方向上方に移動させてプローブユニット46をプローブユニット支持部58から持ち上げる。続いて搬送装置70は、アーム部74をX方向に縮め、プローブユニット46を検査ユニット12から搬出する。
次に、着脱ユニット80の構成を説明する。図4および図5は、着脱ユニット80の構成を概略的に示す図である。図4は、着脱ユニット80を利用してプローブユニット46を検査ユニット12に装着する(または取り外す)ときの様子を示す。図5は、図4の突出部83および突出部88(いずれも後述)の周辺を示す拡大図である。図4および図5においても、図2と同様にXYZ直交座標系を定める。
着脱ユニット80は、検査ユニット12へのプローブユニット46の装着と検査ユニット12からのプローブユニット46の取り外しを行う。具体的には、着脱ユニット80は、プローブユニット46をプローブユニット支持部58上において移動させ、検査ユニット12の接続部90とプローブユニット46の接続部92とを接続する。あるいは、検査ユニット12の接続部90とプローブユニット46の接続部92との接続を解除する。
着脱ユニット80は、搬送装置70のアーム部74に取り付けられる。電池40を搬送するときは取り外され、プローブユニット46を交換するときに取り付けられてもよい。着脱ユニット80は、基部82と、着脱機構84とを含む。基部82は、取り外し可能にアーム部74に固定される。これにより、着脱ユニット80全体が、搬送装置70に対して固定される。
着脱機構84は、プローブユニット支持部58上において、プローブユニット46をX方向に移動させる。本実施の形態では、着脱機構84は送りねじ機構によって構成される。具体的には、着脱機構84は、ボールねじ85と、基部82に固定されボールねじ85を回転させるモータ86と、ボールねじ85に螺合されボールねじ85の回転によりその長手方向(X方向)に直線移動するスライド87と、によって構成される。
スライド87の先端には、その移動方向(X方向)に略直交する方向であって、鉛直方向下方に突出する突出部88が形成されている。同様に、基部82の先端にも、スライド87の移動方向(X方向)に略直交する方向であって、鉛直方向下方に突出する突出部83が形成されている。ここでは、突出部88および突出部83は、直方体形状を有する。もちろん、円柱形状、その他の形状であってもよい。
プローブ保持プレート45には、接続部92とは反対側の端部に、鉛直方向下方に延在する穴94が形成されている。同様に、プローブユニット支持部58にも、鉛直方向下方に延在する穴96が形成されている。ここでは、穴94および穴96は、直方体形状を有する。もちろん、円柱形状、その他の形状であってもよい。穴96は、少なくとも、接続部90と接続部92とが近接する位置にプローブユニット46が配置されたときにはプローブユニット46によって塞がれてしまわない位置に形成される。例えば、穴96はプローブユニット支持部58の搬送装置70側の端部に形成される。なお、穴94および穴96は、貫通穴であっても非貫通穴であってもよい。
プローブユニット46を装着および取り外すときは、着脱ユニット80は、突出部88が穴94に、突出部83が穴96に挿入するようセッティングされる。すなわち突出部83が穴96に係合される。特に、プローブユニット46を装着するときには突出部83の搬送装置70側の面83bを穴96の接続部92とは反対側の内壁96bに当接させ、プローブユニット46を取り外すときには突出部83の搬送装置70とは反対側の面83aを穴96の接続部92側の内壁96aに当接させる。
プローブユニット46を装着するときは、突出部88は、搬送装置70とは反対側の面88aにより、穴94の接続部92側の内壁94aを押圧してプローブユニット46を移動させ、接続部90と接続部92とを接続させる。このとき基部82には、突出部88が穴94の内壁を押圧したことにともなう反力が、スライド87、ボールねじ85およびモータ86を介して伝わる。上述のように、基部82とプローブユニット支持部58とは、面83bと内壁96bとで当接しているため、この反力の少なくとも一部は、基部82からプローブユニット支持部58ひいては検査ユニット12に伝わる。
プローブユニット46を取り外すときは、突出部88は、搬送装置70側の面88bにより、穴94の接続部92とは反対側の内壁94bを押圧してプローブユニット46を移動させ、接続部90と接続部92との接続を解除する。このときにも基部82には、突出部88が穴94の内壁を押圧したことにともなう反力が伝わる。上述のように基部82とプローブユニット支持部58とは、面83aと内壁96aとで当接しているため、この反力の少なくとも一部は、基部82からプローブユニット支持部58ひいては検査ユニット12に伝わる。
このように、基部82、特にその突出部83は反力を検査ユニット12に伝える反力伝達手段として機能する。また、プローブユニット支持部58、特にその穴96の内壁は反力を受ける受け部として機能する。
以上の構成を備える着脱ユニット80によってプローブユニット46を着脱する場合を説明する。図6(a)〜(d)は、プローブユニット46を装着する様子を示す図である。
まず、図6(a)に示すように、搬送装置70は、アーム部74に装着された把持部76によりプローブユニット46を把持し、プローブユニット46をプローブユニット支持部58の所定の位置に配置する。次に、搬送装置70のアーム部74を伸ばして着脱ユニット80全体を移動させ、突出部88が穴94の真上に、突出部83が穴96の真上にそれぞれ位置するよう着脱ユニット80を位置決めする。なお、突出部88と突出部83の距離と穴94と穴96の距離とが異なる場合は、スライド87を移動させ、それらの距離が略同一になるよう調節すればよい。
次に、アーム部74を下方に移動させ、図6(b)に示すように、突出部88を穴94に、突出部83を穴96にそれぞれ挿入させる。この状態でアーム部74を移動させ、突出部83と穴96の内壁とを当接させる。
次に、モータ86を駆動してボールねじ85を回転させ、スライド87を接続部90側に移動させる。これにより、プローブ保持プレート45の穴94の内壁が突出部88によって押圧され、プローブユニット46は検査ユニット12の接続部90側に移動する。ついには、図6(c)に示すように、検査ユニット12の接続部90とプローブユニット46の接続部92とが接続される。
このとき、基部82に伝わった反力の少なくとも一部は、突出部83と穴96の内壁とを介してプローブユニット支持部58ひいては検査ユニット12に伝わる。その結果、着脱ユニット80を介して搬送装置70に伝わる反力は低減される。
プローブユニット46の取り外しは、装着とは逆の流れで行われる。このときにも、基部82に伝わった反力の少なくとも一部は、突出部83と穴96の内壁とを介してプローブユニット支持部58ひいては検査ユニット12に伝わる。その結果、着脱ユニット80を介して搬送装置70に伝わる反力は低減される。
本実施例によると、プローブユニット46を着脱するときに生じる反力を、検査ユニット12側に伝達することができる。このため、着脱ユニット80を介して搬送装置70に伝わる反力が低減される。
以上、本発明を実施例にもとづいて説明した。本発明は上記実施形態に限定されず、種々の設計変更が可能であり、様々な変形例が可能であること、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは、当業者に理解されるところである。
実施の形態では、着脱機構84は、送りねじ機構である場合について説明したが、これに限られない。例えば油圧シリンダを用いてスライド87を移動させてもよい。
実施の形態では、プローブユニット支持部58に穴96が1つ形成されている場合について説明したが、これに限られず、2つ以上形成されていてもよい。
実施の形態では、プローブユニット支持部58に形成された穴96に突出部83を挿入させることにより、反力を検査ユニット12側に伝達させる場合について説明したが、これに限られない。例えば、プローブユニット支持部58に、スライド87の移動方向に略直交する方向であって鉛直方向上方に突出する突出部を形成し、この突出部の接続部92側の面と、突出部83の搬送装置70側の面とを当接させて、反力を検査ユニット12側に伝達させてもよい。
請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、実施の形態および変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。例えば、請求項に記載の移動機構は、本実施の形態においては主として搬送装置70と着脱ユニット80との連携によって実現される。
10 充放電検査装置、 11 電源装置、 12 電池検査ユニット、 13 電源回生コンバータ、 14 定電圧電源、 15 コントローラ、 16 管理サーバ、 17 昇降圧ユニット、 24 電力ケーブル、 25 通信ケーブル、 28 昇降圧コンバータ、 29 制御回路、 34 計測回路、 40 電池、 41 電極、 42 パレット、 44 プローブ、 45 プローブ保持プレート、 46 プローブユニット、 48 電池収容空間、 49 電装品収容部、 50 筐体、 52 天板、 54 底板、 56 支柱、 58 プローブユニット支持部、 60 検査ステージ、 62 ステージ移動機構、 70 搬送装置、 72 支持部、 74 アーム部、 76 把持部、 80 着脱ユニット、 82 基部、 83 突出部、 84 着脱機構、 85 ボールねじ、 86 モータ、 87 スライド、 88 突出部、 90 接続部、 92 接続部、 94 穴、 96 穴。

Claims (7)

  1. 二次電池の充放電検査装置であって、電源と、接続部を有する電池検査ユニットと、前記電源から二次電池に給電するための接触子を有する接触子ユニットと、を備える充放電検査装置と、
    前記接触子ユニットを移動して前記接続部への着脱を行う移動機構と、を備え、
    前記移動機構は、前記接触子ユニットの前記接続部への着脱時に生じる反力を前記電池検査ユニットの受け部に伝達する反力伝達手段を有することを特徴とする充放電検査システム。
  2. 前記移動機構は、反力伝達手段が、前記電池検査ユニットの受け部に係合されている状態で、前記接触子ユニットの前記接続部への着脱を行うことを特徴とする請求項1に記載の充放電検査システム。
  3. 前記移動機構は、
    前記電池検査ユニットに検査対象の二次電池を搬送するための搬送装置と、
    前記搬送装置に取り付けられる着脱ユニットであって、前記接触子ユニットを前記電池検査ユニット内において移動させて前記接続部への着脱を行う着脱ユニットと、を有し、
    前記反力伝達手段は、前記着脱ユニットに設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の充放電検査システム。
  4. 前記着脱ユニットは、回転駆動されるモータと、当該モータの回転動作を直線動作に変換して前記接触子ユニットに伝達する送りねじ機構と、を有することを特徴とする請求項に記載の充放電検査システム。
  5. 前記電池検査ユニットは、前記接触子ユニットを支持するための支持部を有し、
    前記受け部は、前記支持部に設けられることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の充放電検査システム。
  6. 前記受け部は、前記接触子ユニットの着脱方向に対して略直交する方向に延在する穴を有し、
    前記反力伝達手段は、前記穴に挿入可能に構成された突出部を有し、
    前記突出部が前記穴の内壁に当接することにより、着脱時に生じる反力が前記受け部に伝達されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の充放電検査システム。
  7. 充放電検査装置の電池検査ユニットに接触子ユニットを着脱するための着脱ユニットであって、
    前記接触子ユニットを移動して前記電池検査ユニットへの着脱を行う着脱機構と、
    着脱時に生じる反力を前記電池検査ユニットに伝達する反力伝達手段と、
    を備えることを特徴とする着脱ユニット。
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