JPWO2014038017A1 - 非接触給電装置 - Google Patents

非接触給電装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2014038017A1
JPWO2014038017A1 JP2014534084A JP2014534084A JPWO2014038017A1 JP WO2014038017 A1 JPWO2014038017 A1 JP WO2014038017A1 JP 2014534084 A JP2014534084 A JP 2014534084A JP 2014534084 A JP2014534084 A JP 2014534084A JP WO2014038017 A1 JPWO2014038017 A1 JP WO2014038017A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
circuit
regenerative
contact
frequency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014534084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6104254B2 (ja
Inventor
壮志 野村
壮志 野村
直道 石浦
直道 石浦
慎二 瀧川
慎二 瀧川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Machine Manufacturing Co Ltd filed Critical Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
Publication of JPWO2014038017A1 publication Critical patent/JPWO2014038017A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6104254B2 publication Critical patent/JP6104254B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
    • H02M3/325Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/335Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/05Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using capacitive coupling
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/10Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power using inductive coupling
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02JCIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
    • H02J50/00Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power
    • H02J50/80Circuit arrangements or systems for wireless supply or distribution of electric power involving the exchange of data, concerning supply or distribution of electric power, between transmitting devices and receiving devices
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or adjusting assemblages of electric components
    • H05K13/08Monitoring manufacture of assemblages
    • H05K13/0885Power supply

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

本発明の非接触給電装置1は、固定部2に設けられた非接触給電用素子41、42および高周波電源回路5と、可動部3に設けられた非接触受電用素子61、62および非接触受電用素子61、62が受け取った高周波電力を変換して可動部3上の電力負荷Lに給電する受電回路7とを備え、電力負荷Lは電力の消費および発生を選択的に行い、電力負荷Lが発生した回生電力を非接触受電用素子61、62から非接触給電用素子41、42を経由して固定部2まで非接触で逆送する回生逆送回路と、固定部2に設けられて逆送された回生電力を蓄電する蓄電素子52と、をさらに備える。これにより、可動部3上の電力負荷Lで得られる回生電力を有効利用するとともに、可動部3の重量や大きさを従来技術よりも削減できる。

Description

本発明は、可動部上の電力負荷に固定部から非接触で給電する非接触給電装置に関し、より詳細には、電力負荷の電力回生によって蓄電を行う非接触給電装置に関する。
多数の部品が実装された基板を生産する基板用作業機器として、はんだ印刷機、部品実装機、リフロー機、基板検査機などがあり、これらを基板搬送装置で連結して基板生産ラインを構築する場合が多い。これらの基板用作業機器の多くは基板の上方を移動して所定の作業を行う可動部を備えており、可動部を駆動する一手段としてリニアモータ装置やボールねじ送り機構を用いることができる。リニアモータ装置は、移動方向に沿い複数の磁石のN極およびS極が交互に列設された軌道部材と、コアおよびコイルを有する電機子を含んで構成された可動部とを備えるのが一般的である。また、ボールねじ機構では、駆動モータによりボールねじを回転駆動する。リニアモータ装置の電機子やボールねじ機構用モータを可動部上に設けた構成では、これらの電力負荷に給電するために、従来から変形可能な給電用ケーブルが用いられてきた。また、近年では、給電用ケーブルによる荷搬重量の増加や金属疲労による断線のリスクなどの弊害を解消するために、非接触給電装置の適用が提案されている。
非接触給電装置の方式として、従来からコイルを用いた電磁誘導方式が多用されてきたが、最近では対向する電極板によりコンデンサを構成した静電結合方式も用いられるようになってきており、他に磁界共鳴方式なども検討されている。この種の非接触給電装置を用いて可動部上のリニアモータ装置の電機子やボールねじ機構用モータに給電する構成では、可動部を減速するときに電機子やモータに起電力が誘起されて電力の回生が可能になる。しかしながら、従来技術では回生電力を利用する適当な用途がなく、回生電力は熱損失として浪費されていた。回生電力を浪費するという問題点は、基板用作業機器に限定されず、非接触給電を利用した様々な機器に内包されている。
上述した問題点の解決策として回生電力を利用する非接触給電装置の技術例が特許文献1および2に開示されている。特許文献1の自動倉庫は、非接触給電によって駆動される駆動源を備えた物品搬送装置にチャージコンデンサが設けられている。これにより、駆動源で発生した回生電力をチャージコンデンサに充電し、該充電電力を物品搬送装置で大電力を必要とする際に利用できる、と記載されている。また、特許文献2の非接触給電装置は、非接触でモータへ給電する受電回路と、モータの回生電力を蓄電する蓄電回路とを備えている。これにより、回生電力を蓄電回路のバッテリまたはコンデンサ等に充電して有効に利用することができる、と記載されている。
特開2003−63613号公報 特開2005−295680号公報
ところで、特許文献1および2では、バッテリやコンデンサなどの蓄電素子は、非接触給電される可動部側に設けられていた。このため、蓄電素子の重量分だけ可動部が重くなり、可動部上の駆動源に大きなパワーが必要となって、非接触の給電電力を増加しなければならなくなる弊害が生じる。また、蓄電素子の大きさ分だけ可動部のスペースが占有されるので、他の部材を搭載する妨げとなる弊害も生じる。このように、可動部上に蓄電素子を設ける技術では、蓄電素子の重量および大きさが可動部全体に対して大きな比率を占め、看過し難い問題点となっている。
本発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたもので、非接触給電の対象となる可動部上の電力負荷で得られる回生電力を有効利用するとともに、可動部の重量や大きさの増加を抑制した非接触給電装置を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する請求項1に係る非接触給電装置の発明は、固定部に設けられた非接触給電用素子と、前記非接触給電用素子に高周波電力を給電する高周波電源回路と、前記固定部に移動可能に装架された可動部に設けられ、前記非接触給電用素子に離隔対向して非接触で高周波電力を受け取る非接触受電用素子と、前記非接触受電用素子が受け取った高周波電力を変換して前記可動部上の電力負荷に給電する受電回路とを備える非接触給電装置であって、前記電力負荷は、電力の消費および発生を選択的に行い、前記電力負荷が発生した回生電力を前記非接触受電用素子から前記非接触給電用素子を経由して前記固定部まで非接触で逆送する回生逆送回路と、前記固定部に設けられて逆送された前記回生電力を蓄電し、かつ前記電力負荷が前記電力を消費するときに前記高周波電源回路よりも優先して前記非接触給電用素子に高周波電力を給電する蓄電素子と、をさらに備える。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記回生逆送回路は、前記可動部に前記受電回路と並列に設けられ、前記電力負荷が発生した回生電力を高周波に変換して前記非接触受電用素子に給電する回生高周波回路、ならびに、前記可動部に設けられ、前記電力負荷を前記受電回路および前記回生高周波回路の一方に接続する回生切替えスイッチを含んで構成される。
請求項3に係る発明は、請求項2において、前記高周波電源回路は、直流電力を出力する直流電源、ならびに、4個のスイッチング素子および各前記スイッチング素子に並列接続されたフライホイールダイオードからなり前記直流電力を前記高周波電力に変換するブリッジ回路を含み、前記蓄電素子は、前記直流電源に並列接続されたチャージコンデンサであり、前記回生逆送回路は、前記フライホイールダイオードを含んで構成され、前記非接触受電用素子から前記非接触給電用素子に高周波の回生電力が逆送されたときに、前記スイッチング素子を開路状態として前記4個のフライホイールダイオードからなる全波整流回路で整流して前記チャージコンデンサに蓄電する。
請求項4に係る発明は、請求項2において、前記高周波電源回路は、直流電力を出力する二次電池、ならびに、4個のスイッチング素子および各前記スイッチング素子に並列接続されたフライホイールダイオードからなり前記直流電力を前記高周波電力に変換するブリッジ回路を含み、前記蓄電素子は、前記二次電池で兼用されており、前記回生逆送回路は、前記フライホイールダイオードを含んで構成され、前記非接触受電用素子から前記非接触給電用素子に高周波の回生電力が逆送されたときに、前記スイッチング素子を開路状態として前記4個のフライホイールダイオードからなる全波整流回路で整流して前記二次電池に蓄電する。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか一項において、前記電力負荷における前記電力の消費および発生を選択的に制御し、消費および発生に対応して前記高周波電源回路および前記回生逆送回路を制御する制御回路をさらに備える。
請求項6に係る発明は、請求項1において、前記受電回路および前記回生逆送回路は、
前記可動部に設けられ、4個のスイッチング素子および各前記スイッチング素子に並列接続されたフライホイールダイオードからなり、前記非接触受電用素子が受け取った高周波電力を直流電力に変換可能で、かつ前記電力負荷が発生した回生電力を高周波に変換して前記非接触受電用素子に給電可能であるブリッジ回路と、前記ブリッジ回路と前記電力負荷との間の給電方向を切り替える受電回生選択スイッチとを共有する。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか一項において、前記非接触給電用素子および前記非接触受電用素子は、それぞれ電極板である。
請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれか一項において、前記可動部は、基板に部品を実装する部品実装機に装備され、かつ部品実装動作を行う実装ヘッドをさらに備え、前記電力負荷は、前記可動部を駆動するリニアモータまたはボールねじ機構用モータである。
請求項1に係る非接触給電装置の発明では、電力負荷が発生した回生電力を回生逆送回路により非接触受電用素子から非接触給電用素子を経由して固定部まで非接触で逆送して固定部側の蓄電素子に蓄電し、蓄電電力を高周波電源回路よりも優先して使用する。したがって、回生電力を熱損失として浪費することなく蓄電し、自然放電してしまう以前に有効利用できる。さらに、特許文献1および2に例示される従来技術と異なり、蓄電素子が固定部側に設けられるので、可動部の重量や大きさが従来技術よりも削減される。また、電力回生を行わない構成と比較して、可動部の重量や大きさの増加が抑制される。
請求項2に係る発明では、回生逆送回路は、受電回路と並列に設けられた回生高周波回路ならびに回生切替えスイッチを含んで構成される。したがって、回生電力を逆送するときに、高周波を用いた非接触給電を行って回生逆送効率を常時の給電効率と同程度に高めることができ、回生電力を効率的に蓄電できる。
請求項3に係る発明では、高周波電源回路のフライホイールダイオードを回生逆送回路に利用してチャージコンデンサを蓄電できる。したがって、回生電力を変成する専用の回生逆送回路が固定部側で不要になって回路構成を簡素化でき、回生電力の有効利用に必要となるコストの増加分を抑制できる。
請求項4に係る発明では、高周波電源回路のフライホイールダイオードを回生逆送回路に利用して二次電池を蓄電できる。したがって、回生電力を変成する専用の回生逆送回路が固定部側で不要になって回路構成を簡素化でき、加えて、蓄電素子が二次電池で兼用されるので、回生電力の有効利用に必要となるコストの増加分を顕著に抑制できる。
請求項5に係る発明では、制御回路は、電力負荷における電力の消費および発生を選択的に制御し、消費および発生に対応して高周波電源回路および回生逆送回路を制御する。したがって、電力負荷の動作状態に対応して電力の移送方向を高精度に制御でき、電力負荷の円滑な動作と、給電効率および回生逆送効率の高効率化とを実現できる。
請求項6に係る発明では、受電回路および回生逆送回路は、可動部内でブリッジ回路と受電回生選択スイッチとを共有する。したがって、回生電力を変成する専用の回生逆送回路が可動部側で不要になって回路構成を簡素化でき、回生電力の有効利用に必要となるコストの増加分を抑制できる。
請求項7に係る発明では、非接触給電用素子および非接触受電用素子はそれぞれ電極板とされており、回生電力を静電結合方式で可動部から固定部に逆送できる。したがって、直列共振回路を利用するなどの高効率給電の技術を組み合わせて適用でき、電力回生の高効率化を実現できる。
請求項8に係る発明では、可動部は部品実装機に装備され、かつ部品実装動作を行う実装ヘッドをさらに備える。本発明の非接触給電装置は、部品実装機に装備することができ、可動部を駆動するリニアモータまたはボールねじ機構用モータの回生電力を有効利用できる。
本発明の第1実施形態の非接触給電装置を適用できる部品実装機の全体構成を示した斜視図である。 第1実施形態の非接触給電装置を模式的に説明し、給電動作を説明する回路図である。 第1実施形態で電力負荷が回生電力を発生したときの逆送動作を説明する図である。 第2実施形態の非接触給電装置を模式的に説明する回路図である。 第3実施形態の非接触給電装置を模式的に説明する回路図である。 第4実施形態の非接触給電装置を模式的に説明する回路図である。 従来構成の非接触給電装置を模式的に説明する回路図である。
まず、本発明の非接触給電装置を適用できる部品実装機10について、図1を参考にして説明する。図1は、本発明の第1実施形態の非接触給電装置1を適用できる部品実装機10の全体構成を示した斜視図である。部品実装機10は、基板に多数の部品を実装する装置であり、2セットの同一構造の部品実装ユニットが概ね左右対称に配置されて構成されている。ここでは、図1の右手前側のカバーを取り外した状態の部品実装ユニットを例にして説明する。なお、図中の左奥側から右手前側に向かう部品実装機10の幅方向をX軸方向とし、部品実装機10の長手方向をY軸方向とする。
部品実装機10は、基板搬送装置110、部品供給装置120、2個の部品移載装置130、140などが機台190に組み付けられて構成されている。基板搬送装置110は、部品実装機10の長手方向の中央付近をX軸方向に横断するように配設されている。基板搬送装置110は、図略の搬送コンベアを有しており、基板をX軸方向に搬送する。また、基板搬送装置110は、図略のクランプ装置を有しており、基板を所定の実装作業位置に固定および保持する。部品供給装置120は、部品実装機10の長手方向の前部(図1の左前側)に設けられている。部品供給装置120は、複数のカセット式フィーダ121を有し、各フィーダ121にセットされたキャリアテープから2個の部品移載装置130、140に連続的に部品を供給するようになっている。
2個の部品移載装置130、140は、X軸方向およびY軸方向に移動可能ないわゆるXYロボットタイプの装置である。2個の部品移載装置130、140は、部品実装機10の長手方向の前側および後側に、相互に対向するように配設されている。各部品移載装置130、140は、Y軸方向の移動のためのリニアモータ装置150を有している。
リニアモータ装置150は、2個の部品移載装置130、140に共通な軌道部材151および補助レール155と、2個の部品移載装置130、140ごとの可動部3で構成されている。軌道部材151は、可動部3を挟んで両側に平行配置され、移動方向となるY軸方向に延在している。軌道部材151の向かい合う内側側面には、Y軸方向に沿って複数の磁石152が列設されている。可動部3は、軌道部材151に移動可能に装架されている。
可動部3は、可動本体部160、X軸レール161、および実装ヘッド170などで構成されている。可動本体部160は、Y軸方向に延在しており、その両側面には軌道部材151の磁石152に対向して推進力を発生する電機子が配設されている。X軸レール161は、可動本体部160からX軸方向に延在している。X軸レール161は、一端162が可動本体部160に結合され、他端163が補助レール155に移動可能に装架されており、可動本体部160と一体的にY軸方向に移動するようになっている。
部品実装ヘッド170は、X軸レール161に装架され、X軸方向に移動するようになっている。部品実装ヘッド170の下端には図略の吸着ノズルが設けられている。吸着ノズルは、負圧を利用して部品供給装置120から部品を吸着採取し、実装作業位置の基板へ実装する。X軸レール161上に設けられた図略のボールねじ送り機構は、ボールねじを回転駆動するX軸モータを有しており、部品実装ヘッド170をX軸方向に駆動する。
部品実装機10は、他に、オペレータと情報を交換するための表示設定装置180および、基板や部品を撮像する図略のカメラなどを備えている。
部品実装機10において、リニアモータ装置150の電機子およびボールねじ送り機構のX軸モータは、常時は電力を消費して部品実装ヘッド170を移動させる駆動源として作用する。一方、部品実装ヘッド170が減速および停止されるとき、電機子およびX軸モータには起電力が誘起され、回生電力を発生する発電機として作用する。したがって、リニアモータ装置150の電機子およびボールねじ送り機構のX軸モータは、電力の消費および発生を選択的に行う本発明の電力負荷Lに相当する。

次に、本発明の第1実施形態の非接触給電装置1について、図2および図3を参考にして説明する。図2は、第1実施形態の非接触給電装置1を模式的に説明し、給電動作を説明する回路図である。図2の左側に固定部2の各部材が示され、右側に可動部3の各部材が示されている。また、破線の矢印によって給電経路が示され、白抜き矢印RSによって非接触給電の方向が示され、一点鎖線の矢印によって制御の流れが示されている。
非接触給電装置1は、常時は固定部2から可動部3上の電力負荷Lに非接触給電を行い、電力負荷Lが回生電力を発生したときには可動部3から固定部2に回生電力を逆送して固定部2側のチャージコンデンサ52に蓄電する。非接触給電装置1は、固定部2側に給電用電極板41、42、チャージコンデンサ52を含む高周波電源回路5などを備え、可動部3側に受電用電極板61、62、回生切替えスイッチ75を含む受電回路7、および回生高周波回路8などを備えて構成されている。
2個の給電用電極板41、42は、本発明の非接触給電用素子に相当し、金属材料で薄板の細長い帯状に形成されている。2個の給電用電極板41、42は、帯状の長辺が可動部3の移動方向に延在するように固定部2に水平に設けられ、相互に離隔しつつ平行している。給電用電極板41、42の短辺の長さは、送給すべき給電電力の大きさに応じて適宜設計されている。
高周波電源回路5は、固定部2に配設されており、直流電源51、チャージコンデンサ52、およびブリッジ回路53で構成されている。直流電源51は、商用電源から直流電源電圧を生成し、正側端子5Pおよび負側端子5Nからブリッジ回路53に給電する。チャージコンデンサ52は大容量のコンデンサであり、必要に応じて複数のコンデンサを並列接続して用いることができる。チャージコンデンサ52は、後述する回生電力を蓄電するのに十分な静電容量を有している。チャージコンデンサ52は、その正側端子52Pが直流電源51の正側端子51Pに電気接続され、その負側端子52Pが直流電源51の負側端子51Nに電気接続されている。したがって、チャージコンデンサ52は、常時は直流電源電圧で充電されている。
ブリッジ回路53は、4個のスイッチング素子541〜544および各スイッチング素子541〜544に並列接続されたフライホイールダイオード551〜554で構成されている。図示されるように、ブリッジ回路53は、その正側入力端子56Pが直流電源51の正側端子51Pに電気接続され、その負側入力端子56Nが直流電源51の負側端子51Nに電気接続されている。
ブリッジ回路53の正側入力端子56Pと負側入力端子56Nとの間には、第1スイッチング素子541および第2スイッチング素子542の直列接続と、第3スイッチング素子543および第4スイッチング素子544の直列接続とが、並列に電気接続されている。第1スイッチング素子541と第2スイッチング素子542との間の一側出力端子561は一方の給電用電極板41に電気接続され、第3スイッチング素子543と第4スイッチング素子544との間の他側出力端子562は他方の給電用電極板42に電気接続されている。各フライホイールダイオード551〜554は、各スイッチング素子541〜544を開路した瞬間に発生しがちな過電圧を抑制するものである。
各スイッチング素子541〜544は、固定部2に設けられた固定部制御回路21によって開閉制御される。具体的に、或る時刻には、第1および第4スイッチング素子541、544が閉路され、第2および第3スイッチング素子542、543が開路される。これにより、一方の給電用電極板41が正側端子5Pに短絡され、他方の給電用電極板42が負側端子5Nに短絡される。また、次の時刻には、第1および第4スイッチング素子541、544が開路され、第2および第3スイッチング素子542、543が閉路される。これにより、一方の給電用電極板41が負側端子5Nに短絡され、他方の給電用電極板42が正側端子5Pに短絡される。このような、スイッチング制御が多頻度で行われて、2個の給電用電極板41、42の間に高周波電力が送給される。
一方、2個の受電用電極板61、62は、本発明の非接触受電用素子に相当し、金属材料で薄板の細長い帯状に形成されている。2個の受電用電極板61、62は、可動部3に設けられ、それぞれが固定部2側の給電用電極板41、42に離隔対向している。したがって、2組の対向する電極板(41と61、42と62)により平行板状の2個のコンデンサが構成され、図2に白抜き矢印RSで示されるように、静電結合方式で非接触給電を行うことができる。一方の受電用電極板61は、受電回路7の全波整流回路71の一側入力端子731に電気接続され、他方の受電用電極板62は、他側入力端子732に電気接続されている。
受電回路7は、可動部3に配設されており、全波整流回路71、回生切替えスイッチ75および平滑コイルで77構成されている。受電回路7は、受電用電極板61、62が受け取った高周波電力を整流変換して可動部3上の電力負荷Lに給電するものである。本第1実施形態において、電力負荷Lは直流負荷であるので、高周波電力の変換に全波整流回路71を用いる。これに限定されず、電力負荷Lが交流負荷であってもよく、その場合には全波整流回路71に代えて例えばインバータ回路を用いる。
全波整流回路71は、4個のダイオード素子721〜724がブリッジ接続されて構成されている。詳述すると、図示されるように、第1ダイオード素子721および第2ダイオード素子722の直列接続と、第3ダイオード素子723および第4ダイオード素子724の直列接続とが、正側出力端子74Pと負側出力端子74Nとの間に並列に電気接続されている。第1ダイオード素子721と第2ダイオード素子722との間の一側入力端子731は一方の受電用電極板61に電気接続され、第3ダイオード素子723と第4ダイオード素子724との間の他側入力端子732は他方の受電用電極板62に電気接続されている。また、正側出力端子74Pは、回生切替えスイッチ75の給電側接点761に電気接続され、負側出力端子74Nは、電力負荷Lの負側端子LNに電気接続されている。
回生切替えスイッチ75は、全波整流回路71および回生高周波回路8の一方を選択切り替えするスイッチである。回生切替えスイッチ75は、給電側接点761および回生側接点762の一方を共通接点763に導通させるものである。給電側接点761は、全波整流回路71の正側出力端子74Pに電気接続され、回生側接点762は、回生高周波回路8の逆送ダイオード81のアノード82Aに電気接続されている。また、共通接点763は、平滑コイル77の一側端子781に電気接続されている。
可動部3に設けられた可動部制御回路31は、回生切替えスイッチ75の切り替え動作を制御し、電力負荷Lに給電するときには、給電側接点761を共通接点763に導通させる。また、可動部制御回路31は、電力負荷Lが発生した回生電力を逆送するときには、回生切替えスイッチ75の回生側接点762を共通接点763に導通させる。
平滑コイル77は、全波整流回路71から出力された直流電力の脈流分を平滑するものである。平滑コイル77の一側端子782は回生切替えスイッチ75の共通接点76に電気接続され、他側端子782は電力負荷の正側端子LPに電気接続されている。平滑コイル77は平滑回路の簡易な一例であって、周知の他の平滑回路を用いてもよい。
回生高周波回路8は、可動部3上に全波整流回路71と並列に設けられている。回生高周波回路8は、電力負荷Lが発生した回生電力を高周波に変換して非接触受電用素子61、62に給電するものである。回生高周波回路8は、逆送用ダイオード81と、4個のスイッチング素子851〜854からなる逆送ブリッジ回路83とにより構成されている。
逆送用ダイオード81のアノード82Aは回生切替えスイッチ75の回生側接点762に電気接続され、カソード82Kは逆送ブリッジ回路83の正側入力端子84Pに電気接続されている。逆送用ダイオード81は、電力負荷Lから非接触受電用素子61、62に向かう方向(逆送方向)の通電を許容し、その反対方向の通電を阻止する。
逆送ブリッジ回路83の正側入力端子84Pは、逆送用ダイオード81に電気接続され、負側入力端子84Nは、電力負荷Lの負側端子LNに電気接続されている。図示されるように、正側入力端子84Pと負側入力端子84Nとの間には、第1スイッチング素子851および第2スイッチング素子852の直列接続と、第3スイッチング素子853および第4スイッチング素子854の直列接続とが、並列に電気接続されている。第1スイッチング素子851と第2スイッチング素子852との間の一側出力端子861は一方の受電用電極板61に電気接続され、第3スイッチング素子853と第4スイッチング素子854との間の他側出力端子862は他方の受電用電極板62に電気接続されている。
各スイッチング素子851〜854は、可動部制御回路31によって開閉制御される。逆送ブリッジ回路83の具体的な制御方法は固定部2側のブリッジ回路53に類似するので説明は省略するが、スイッチング制御が多頻度で行われて、2個の受電用電極板61、62の間に高周波電力が逆送される。
固定部2側の固定部制御回路21および可動部3側の可動部制御回路31は、マイコンを内蔵しソフトウェアで動作するコンピュータ制御回路で構成することができる。固定部制御回路21には非接触送信部22が付属されており、可動部制御回路31には非接触受信部32が付属されている。非接触送信部22と非接触受信部32との間の通信方式には、光無線方式または電波無線方式を用いることができる。
固定部制御回路21および可動部制御回路31は協働し、電力負荷Lの駆動による実装ヘッド170の位置制御に関しては、固定部制御回路21がイニシアティブを持って執り行うように構成されている。したがって、固定部制御回路21は、電力負荷Lへの給電と電力負荷Lからの回生電力の逆送とを切り替え制御する切替え制御信号Ctl1を可動部制御回路31へ非接触で送信する。この切替え制御信号Ctl1に基づいて、可動部制御回路31は電力負荷Lに動作指令Ctl2を指令する。
なお、固定部制御回路21と可動部制御回路31との間は、必ずしも非接触通信である必要は無く、有線通信を用いることもできる。また、電力負荷Lの動作状況や、給電電力および回生電力の大きさなどの情報を、可動部制御回路31から固定部制御回路21へと送信する双方向通信を採用してもよい。
次に、上述のように構成された第1実施形態の非接触給電装置1の動作について説明する。まず、常時の給電動作について説明し、次に、電力負荷Lが回生電力を発生したときの逆送動作について説明する。
常時の給電動作では、図2の破線の矢印F1〜F4および白抜き矢印RSに示されるように、直流電源51から電力負荷Lまで電力を送給する。まず、固定部制御回路21は、非接触通信を介して可動部制御回路31へと、電力負荷Lへ給電する旨の切替え制御信号Ctl1を送信する。可動部制御回路31は、電力負荷Lに電力を送給する旨の動作指令Ctl2を指令する。また、可動部制御回路31は、回生切替えスイッチ75の給電側接点761を共通接点763に導通させ、さらに、逆送ブリッジ回路83の4個のスイッチング素子851〜854を全て開路状態に制御する。
一方、固定部制御回路21は、ブリッジ回路53を一般的なフルブリッジ回路に動作制御し、すなわち4個のスイッチング素子541〜544をスイッチング制御して高周波電力を発生する。なお、このとき、直流電源51から電力負荷Lまでの全体回路が直列共振するように、高周波電力の周波数を制御して、給電効率を高める。給電時の共振周波数は、電力負荷Lの負荷状況に応じて変化するので、可変に周波数を制御することが好ましい。
以上の制御により、図2の矢印F1、F4に示されるように、直流電源51の直流電力がブリッジ回路53で高周波電力に変換されて、2個の給電用電極板41、42に送給される。2個の給電用電極板41、42と2個の受電用電極板61、62とは、前述したように静電結合しており、白抜き矢印RSで示されるように静電結合方式で非接触給電が行われる。受電用電極板61、62が受け取った高周波電力は、矢印F2、F3に示されるように、受電回路7により直流電力に変換され、電力負荷Lに給電される。
次に、図3は、第1実施形態で電力負荷Lが回生電力を発生したときの逆送動作を説明する図である。逆送動作では、図3の破線の矢印F5〜F8および白抜き矢印RRに示されるように、電力負荷Lからチャージコンデンサ52まで回生電力を逆送する。まず、固定部制御回路21は、ブリッジ回路53の4個のスイッチング素子541〜544を全て開路状態に制御する。さらに、固定部制御回路21は、非接触通信を介して可動部制御回路31へと、回生電力を逆送する旨の切替え制御信号Ctl1を送信する。
一方、可動部制御回路31は、電力負荷Lに回生電力を逆送する旨の動作指令Ctl2を指令する。また、可動部制御回路31は、回生切替えスイッチ75の回生側接点762を共通接点763に導通させる。さらに、可動部制御回路31は、逆送ブリッジ回路83の4個のスイッチング素子851〜854をスイッチング制御しフルブリッジ回路として動作させ、高周波電力を発生する。なお、このとき、電力負荷Lからチャージコンデンサ52までの全体回路が直列共振するように、高周波電力の周波数を可変に制御して回生効率を高める。なお、電力回生時の共振周波数は、電力負荷Lの回生実施状況に応じて変化し、給電時の共振周波数と異なっていてもよい。
以上の制御により、図3に矢印F5、F8で示されるように、電力負荷Lで発生した回生電力が回生高周波回路8に入力され、高周波電力に変換されて2個の受電用電極板61、62に逆送される。さらに、白抜き矢印RRで示されるように静電結合方式で非接触の電力逆送が行われる。給電用電極板61、62が受け取った高周波の回生電力は、ブリッジ回路53の一側出力端子561および他側出力端子562に入力される。
ここで、ブリッジ回路53は、4個のスイッチング素子541〜544が開路されているため、4個のフライホイールダイオード551〜554からなる全波整流回路として作用する。したがって、常時と逆方向に、ブリッジ回路53の正側入力端子56Pと負側入力端子56Nとの間に逆送直流電力が出力される。逆送直流電力の逆送直流電圧は直流電源51の直流電源電圧よりも高くなり得るので、チャージコンデンサ52には常時よりも多くの電荷がチャージされる。
これにより、チャージコンデンサ52の正側端子52Pと負側端子52Nとの間の充電電圧が常時の直流電源電圧よりも上昇する。常時よりも多くチャージされた分の電荷は、次に電力負荷Lに給電するときに直流電源51よりも優先して使用される。したがって、優先して使用される分の電荷が電力回生に寄与し、この分だけ非接触給電装置1の総合効率が向上する。
本第1実施形態において、電力負荷Lからチャージコンデンサ52に回生電力を逆送する回路範囲が回生逆送回路となる。したがって、回生逆送回路は、受電回路7の平滑コイル77および回生切替えスイッチ75、回生高周波回路8、受電用電極板61、62、給電用電極板41、42、ならびにブリッジ回路53の4個のフライホイールダイオード551〜554で構成されている。
次に、第1実施形態の非接触給電装置1の効果について、従来構成と比較して説明する。図7は、従来構成の非接触給電装置9を模式的に説明する回路図である。従来構成の非接触給電装置9では、固定部2X側で給電用電極板41、42に高周波電力を送給する高周波電源回路5Xは、チャージコンデンサ52を備えていない、また可動部3X側に回生切替えスイッチ75および回生高周波回路8が無く、受電回路7Xは、全波整流回路71に平滑コイル77が直結されて構成されている。代わりに、電力負荷Lの正側端子LPと負側端子LNとの間に、チャージコンデンサ52Xが電気接続されている。
チャージコンデンサ52Xは、常時は非接触給電によって或る充電電圧までチャージされている。電力負荷Lが回生電力を発生して回生電圧を発生し、回生電圧が充電電圧を超過すると、矢印F9、F10で示されるように、電力負荷Lからチャージコンデンサ52Xへと直接的に電荷がチャージされる。従来構成および本第1実施形態において、チャージコンデンサ52X、52の配設位置が異なるが、回生時に常時よりも高い電圧でチャージコンデンサ52X、52にチャージする点は同様である。
図7と図2とを比較すれば分かるように、第1実施形態では、可動部3側にチャージコンデンサ52Xが無く、代わりに回生切替えスイッチ75および回生高周波回路8が設けられている。ここで、電力負荷Lの回生電力を有効利用するために、従来構成のチャージコンデンサ52Xは相当の大容量となり、可動部3X全体に対して大きな比率の重量および大きさを占める。そして、従来構成のチャージコンデンサ52Xは、回生切替えスイッチ75および回生高周波回路8を足したよりも重くかつ大きくなる。したがって、第1実施形態の非接触給電装置1の可動部3は、従来構成の非接触給電装置9の可動部3Xよりも小形軽量化できる。
第1実施形態の非接触給電装置1によれば、電力負荷Lが発生した回生電力を回生逆送回路により受電用電極板61、62から給電用電極板41、42を経由して固定部2まで非接触で逆送して固定部2側のチャージコンデンサ52に蓄電し、蓄電電力を直流電源51よりも優先して使用する。したがって、回生電力を熱損失として浪費することなく蓄電し、自然放電してしまう以前に有効利用できる。さらに、従来構成の非接触給電装置9と異なり、チャージコンデンサ52が固定部2側に設けられるので、可動部3の重量や大きさが従来構成の可動部3Xよりも削減される。さらに、電力回生を行わない構成と比較して、可動部3の重量や大きさの増加が抑制される。
また、非接触給電用素子および非接触受電用素子はそれぞれ電極板41、42、61、62とされて、回生電力を静電結合方式で可動部3から固定部2に逆送でき、回生逆送回路は、受電回路7と並列に設けられた回生高周波回路8ならびに回生切替えスイッチ75を含んで構成されている。したがって、回生電力を逆送するときにも高周波の直列共振回路を利用して回生逆送効率を常時の給電効率と同程度に高めることができ、回生電力を効率的に蓄電できる。
さらに、高周波電源回路5のフライホイールダイオード531〜534を回生逆送回路に利用してチャージコンデンサ52を蓄電できる。したがって、回生電力を変成する専用の回生逆送回路が固定部2側で不要になって回路構成を簡素化でき、回生電力の有効利用に必要となるコストの増加分を抑制できる。
さらに、固定部制御回路21および可動部制御回路31は協働し、電力負荷Lにおける電力の消費および発生を選択的に制御し、消費および発生に対応して高周波電源回路5および回生高周波回路8を制御する。したがって、電力負荷Lの動作状態に対応して電力の移送方向を高精度に制御でき、電力負荷Lの円滑な動作と、給電効率および回生逆送効率の高効率化とを実現できる。
次に、固定部2A側の高周波電源回路5Aの構成が異なる第2実施形態の非接触給電装置1Aについて、図4を参考にして、第1実施形態と異なる点を主に説明する。図4は、第2実施形態の非接触給電装置1Aを模式的に説明する回路図である。第2実施形態では、固定部2Aの高周波電源回路5Aは、直流電源51およびチャージコンデンサ52に代えてバッテリ51Aを有している。バッテリ51Aは、充電および放電を繰り返して行うことができる二次電池であり、蓄電素子を兼ねている。つまり、バッテリ51Aは、可動部3から固定部2Aに逆送された回生電力を蓄電する。
第2実施形態の非接触給電装置1Aによれば、蓄電素子がバッテリ51Aで兼用されるので、回生電力の有効利用に必要となるコストの増加分を顕著に抑制できる。第2実施形態のその他の部位の構成、動作および上記した以外の効果は、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
次に、可動部3B側の受電回路7B内に回生高周波回路が組み込まれた第3実施形態の非接触給電装置1Bについて、図5を参考にして、第1および第2実施形態と異なる点を主に説明する。図5は、第3実施形態の非接触給電装置1Bを模式的に説明する回路図である。第3実施形態では、受電回路7Bはブリッジ回路79、受電回生選択スイッチ75B、および平滑コイル77で構成されている。
ブリッジ回路79は、固定部2のブリッジ回路53と同一の回路であり、4個のスイッチング素子および各スイッチング素子に並列接続されたフライホイールダイオードで構成されている。図示されるように、ブリッジ回路79の一側入力端子791は一方の受電用電極板61に電気接続され、他側入力端子792は他方の給電用電極板62に電気接続されている。また、ブリッジ回路79の正側出力端子79Pが切り替えスイッチ75Bに電気接続され、負側出力端子79Nが電力負荷Lの負側端子LNに電気接続されている。ブリッジ回路79の4個のスイッチング素子は、可動部制御回路31により制御され、給電時には全てが開路され、回生時にはスイッチング制御される。
受電回生選択スイッチ75Bは、給電と回生とを選択切り替えするスイッチである。受電回生選択スイッチ75Bは、給電側接点761および回生側接点762の一方を共通接点763に導通させるものである。給電側接点761は、ブリッジ回路79の正側出力端子79Pに直接的に電気接続され、回生側接点762は、逆送ダイオード764を介して正側出力端子79Pに電気接続されている。逆送ダイオード764は、電力負荷Lから非接触受電用素子61、62に向かう方向(逆送方向)の通電を許容し、その反対方向の通電を阻止する。可動部制御回路31は、電力負荷Lに給電するときには、受電回生選択スイッチ75Bの給電側接点761を共通接点763に導通させ、電力負荷Lが発生した回生電力を逆送するときには、回生側接点762を共通接点763に導通させる。
第3実施形態の非接触給電装置1Bでは、ブリッジ回路79は、給電時に全波整流回路として作用し、回生時に回生高周波回路として作用する。したがって、第3実施形態の非接触給電装置1Bは、第1実施形態と同等に動作し、第1実施形態と同様の効果が発生する。加えて、図5を図2と比較すれば分かるように、第3実施形態では、専用の回生逆送回路が可動部3B側で不要になって回路構成を簡素化でき、回生電力の有効利用に必要となるコストの増加分を抑制できる。
次に、非接触給電用素子および非接触受電用素子が異なる第4実施形態の非接触給電装置1Cについて、図6を参考にして、第1実施形態と異なる点を主に説明する。図6は、第4実施形態の非接触給電装置1Cを模式的に説明する回路図である。第4実施形態では、固定部2Cの非接触給電用素子として給電用コイル43が用いられ、可動部3Cの非接触受電用素子として受電用コイル63が用いられている。給電用コイル43と受電用コイル63とは良好に電磁結合しており、電磁誘導方式で非接触給電を行えるように構成されている。その他の部位は、第1実施形態と同様の構成であり、説明は省略する。
第4実施形態の非接触給電装置1Cによれば、給電用コイル43および受電用コイル63を用いて電磁誘導方式により非接触で電力負荷Lが発生した回生電力を逆送し、固定部2C側で蓄電できる。これにより、電磁誘導方式の非接触給電の総合効率を高めることができる。なお、給電用コイル43および受電用コイル63は、第2および第3実施形態に組み合わせて用いることもできる。
なお、本発明は、静電結合方式および電磁結合方式の非接触給電装置に限定されず、磁界共鳴方式などの他の非接触給電方式で実施することもできる。また、高周波電源回路5、5Aや受電回路7、7B、回生高周波回路8などの回路構成は、適宜変形することもできる。本発明は、その他にも様々な応用や変形が可能である。
本発明の非接触給電装置は、部品実装機に利用でき、基板検査機など他の基板用作業機器にも利用することができる。さらに、本発明の非接触給電装置は、リニアモータ装置やボールねじ送り機構以外の電力回生可能な電力負荷を可動部に有する様々な機器に利用することもできる。
1、1A、1B、1C:非接触給電装置
2、2A、2C:固定部 21;固定部制御回路
3、3B、3C:可動部 31:可動部制御回路
41、42:給電用電極板(非接触給電用素子)
43:給電用コイル(非接触給電用素子)
5、5A:高周波電源回路 51:直流電源
51A:バッテリ(二次電池) 52:チャージコンデンサ(蓄電素子)
53:ブリッジ回路 541〜544:スイッチング素子
551〜554:フライホイールダイオード
61、62:受電用電極板(非接触受電用素子)
63:受電用コイル(非接触受電用素子)
7、7B:受電回路 71:全波整流回路
721〜724:ダイオード素子
75:回生切替えスイッチ 75B:受電回生選択スイッチ
764:逆送ダイオード 77:平滑コイル 79:ブリッジ回路
8:回生高周波回路 81:逆送ダイオード 83:逆送ブリッジ回路
851〜854:スイッチング素子
9:従来技術の非接触給電装置
10:部品実装機
110:基板搬送装置 120:部品供給装置
130、140:部品移載装置 150:リニアモータ装置
160:可動本体部 161:X軸レール 170:実装ヘッド
180:表示設定装置 190:機台
L:電力負荷

Claims (8)

  1. 固定部に設けられた非接触給電用素子と、
    前記非接触給電用素子に高周波電力を給電する高周波電源回路と、
    前記固定部に移動可能に装架された可動部に設けられ、前記非接触給電用素子に離隔対向して非接触で高周波電力を受け取る非接触受電用素子と、
    前記非接触受電用素子が受け取った高周波電力を変換して前記可動部上の電力負荷に給電する受電回路とを備える非接触給電装置であって、
    前記電力負荷は、電力の消費および発生を選択的に行い、
    前記電力負荷が発生した回生電力を前記非接触受電用素子から前記非接触給電用素子を経由して前記固定部まで非接触で逆送する回生逆送回路と、
    前記固定部に設けられて逆送された前記回生電力を蓄電し、かつ前記電力負荷が前記電力を消費するときに前記高周波電源回路よりも優先して前記非接触給電用素子に高周波電力を給電する蓄電素子と、をさらに備える非接触給電装置。
  2. 請求項1において、前記回生逆送回路は、
    前記可動部に前記受電回路と並列に設けられ、前記電力負荷が発生した回生電力を高周波に変換して前記非接触受電用素子に給電する回生高周波回路、ならびに、
    前記可動部に設けられ、前記電力負荷を前記受電回路および前記回生高周波回路の一方に接続する回生切替えスイッチを含んで構成される非接触給電装置。
  3. 請求項2において、
    前記高周波電源回路は、直流電力を出力する直流電源、ならびに、4個のスイッチング素子および各前記スイッチング素子に並列接続されたフライホイールダイオードからなり前記直流電力を前記高周波電力に変換するブリッジ回路を含み、
    前記蓄電素子は、前記直流電源に並列接続されたチャージコンデンサであり、
    前記回生逆送回路は、前記フライホイールダイオードを含んで構成され、前記非接触受電用素子から前記非接触給電用素子に高周波の回生電力が逆送されたときに、前記スイッチング素子を開路状態として前記4個のフライホイールダイオードからなる全波整流回路で整流して前記チャージコンデンサに蓄電する非接触給電装置。
  4. 請求項2において、
    前記高周波電源回路は、直流電力を出力する二次電池、ならびに、4個のスイッチング素子および各前記スイッチング素子に並列接続されたフライホイールダイオードからなり前記直流電力を前記高周波電力に変換するブリッジ回路を含み、
    前記蓄電素子は、前記二次電池で兼用されており、
    前記回生逆送回路は、前記フライホイールダイオードを含んで構成され、前記非接触受電用素子から前記非接触給電用素子に高周波の回生電力が逆送されたときに、前記スイッチング素子を開路状態として前記4個のフライホイールダイオードからなる全波整流回路で整流して前記二次電池に蓄電する非接触給電装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、前記電力負荷における前記電力の消費および発生を選択的に制御し、消費および発生に対応して前記高周波電源回路および前記回生逆送回路を制御する制御回路をさらに備える非接触給電装置。
  6. 請求項1において、前記受電回路および前記回生逆送回路は、
    前記可動部に設けられ、4個のスイッチング素子および各前記スイッチング素子に並列接続されたフライホイールダイオードからなり、前記非接触受電用素子が受け取った高周波電力を直流電力に変換可能で、かつ前記電力負荷が発生した回生電力を高周波に変換して前記非接触受電用素子に給電可能であるブリッジ回路と、
    前記ブリッジ回路と前記電力負荷との間の給電方向を切り替える受電回生選択スイッチとを共有する非接触給電装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、前記非接触給電用素子および前記非接触受電用素子は、それぞれ電極板である非接触給電装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項において、
    前記可動部は、基板に部品を実装する部品実装機に装備され、かつ部品実装動作を行う実装ヘッドをさらに備え、
    前記電力負荷は、前記可動部を駆動するリニアモータまたはボールねじ機構用モータである非接触給電装置。
JP2014534084A 2012-09-05 2012-09-05 非接触給電装置 Active JP6104254B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2012/072631 WO2014038017A1 (ja) 2012-09-05 2012-09-05 非接触給電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2014038017A1 true JPWO2014038017A1 (ja) 2016-08-08
JP6104254B2 JP6104254B2 (ja) 2017-03-29

Family

ID=50236669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014534084A Active JP6104254B2 (ja) 2012-09-05 2012-09-05 非接触給電装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6104254B2 (ja)
CN (1) CN104604089B (ja)
WO (1) WO2014038017A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015198123A1 (en) * 2014-06-26 2015-12-30 Eggtronic S.R.L. A method and an apparatus for transferring electrical power
JP6782300B2 (ja) * 2016-09-30 2020-11-11 株式会社Fuji 非接触給電装置
CN109792162B (zh) * 2016-10-18 2023-05-16 株式会社富士 非接触供电装置
CN108347167B (zh) * 2017-01-25 2021-07-13 通用电气公司 用于软切换dc—dc转换器的系统和方法
KR102007957B1 (ko) * 2017-06-19 2019-10-21 주식회사 유니코어 대상물 이송용 가변식 컨베이어 장치
JP7187810B2 (ja) * 2018-04-13 2022-12-13 スミダコーポレーション株式会社 非接触電力伝送システム、受電装置及び送電装置
CN115102304B (zh) * 2022-07-25 2024-03-08 重庆大学 双向电场耦合式无线电能传输系统及其控制方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000209786A (ja) * 1999-01-18 2000-07-28 Hitachi Ltd 電力蓄積手段の充放電装置及びそれを用いた電力蓄積手段の製造方法
JP2005295680A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Tsubakimoto Chain Co 非接触給電装置及び非接触給電システム
JP2012019603A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Murata Mach Ltd 非接触受電装置
JP2012100505A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Mitsubishi Heavy Industries Parking Co Ltd 揚重装置およびその制御方法、これを応用した機械式立体駐車場
WO2012066862A1 (ja) * 2010-11-17 2012-05-24 富士機械製造株式会社 往復移動装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102421628B (zh) * 2009-05-14 2014-04-23 丰田自动车株式会社 车辆用充电装置
JP2010288431A (ja) * 2009-06-15 2010-12-24 Sanyo Electric Co Ltd 電池内蔵機器と充電台

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000209786A (ja) * 1999-01-18 2000-07-28 Hitachi Ltd 電力蓄積手段の充放電装置及びそれを用いた電力蓄積手段の製造方法
JP2005295680A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Tsubakimoto Chain Co 非接触給電装置及び非接触給電システム
JP2012019603A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Murata Mach Ltd 非接触受電装置
JP2012100505A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Mitsubishi Heavy Industries Parking Co Ltd 揚重装置およびその制御方法、これを応用した機械式立体駐車場
WO2012066862A1 (ja) * 2010-11-17 2012-05-24 富士機械製造株式会社 往復移動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6104254B2 (ja) 2017-03-29
WO2014038017A1 (ja) 2014-03-13
CN104604089A (zh) 2015-05-06
CN104604089B (zh) 2017-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6104254B2 (ja) 非接触給電装置
US11223238B2 (en) Non-contact power feeding device
JP6095661B2 (ja) 非接触給電装置
US9985476B2 (en) Electrostatic coupling type contactless electric power supply device
US9831720B2 (en) Electrostatic-coupling contactless power supply device
CN104137386A (zh) 输电装置以及输电控制方法
JP6076355B2 (ja) 非接触給電装置
JP6049744B2 (ja) 非接触給電装置
JP6353046B2 (ja) 給電装置
JP6899229B2 (ja) 非接触送電装置、非接触受電装置、および非接触給電システム
JP6701231B2 (ja) 非接触給電装置
JP6677523B2 (ja) 非接触給電装置
WO2018158856A1 (ja) 非接触受電装置および非接触給電システム
JP7117219B2 (ja) 無線給電装置およびこれを用いた多軸ロボット
JP5946287B2 (ja) 部品装着装置
JP6873212B2 (ja) 基板生産ライン
JPWO2017163388A1 (ja) 非接触給電装置
JP2013045777A (ja) 基板用作業装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161004

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6104254

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250