JP6144064B2 - 極低温冷凍機システム及びオイルセパレータ - Google Patents

極低温冷凍機システム及びオイルセパレータ Download PDF

Info

Publication number
JP6144064B2
JP6144064B2 JP2013026038A JP2013026038A JP6144064B2 JP 6144064 B2 JP6144064 B2 JP 6144064B2 JP 2013026038 A JP2013026038 A JP 2013026038A JP 2013026038 A JP2013026038 A JP 2013026038A JP 6144064 B2 JP6144064 B2 JP 6144064B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
punching plate
refrigerant gas
filter member
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013026038A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014153038A (ja
Inventor
卓弥 島田
卓弥 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2013026038A priority Critical patent/JP6144064B2/ja
Priority to US14/169,468 priority patent/US20140223954A1/en
Priority to CN201410045312.4A priority patent/CN103983056B/zh
Publication of JP2014153038A publication Critical patent/JP2014153038A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6144064B2 publication Critical patent/JP6144064B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B43/00Arrangements for separating or purifying gases or liquids; Arrangements for vaporising the residuum of liquid refrigerant, e.g. by heat
    • F25B43/02Arrangements for separating or purifying gases or liquids; Arrangements for vaporising the residuum of liquid refrigerant, e.g. by heat for separating lubricants from the refrigerant
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B31/00Compressor arrangements
    • F25B31/002Lubrication
    • F25B31/004Lubrication oil recirculating arrangements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B9/00Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
    • F25B9/14Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the cycle used, e.g. Stirling cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2339/00Details of evaporators; Details of condensers
    • F25B2339/04Details of condensers
    • F25B2339/047Water-cooled condensers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/02Compressor control
    • F25B2600/027Compressor control by controlling pressure
    • F25B2600/0271Compressor control by controlling pressure the discharge pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/25Control of valves
    • F25B2600/2501Bypass valves

Description

本発明は、冷媒ガスに含まれるオイルを捕集するためのフィルターエレメントを有するオイルセパレータ、及びこれを適用した極低温冷凍機システムに関する。
圧縮機で昇圧した冷媒ガスを極低温冷凍機で膨張させることにより寒冷を発生させる装置が知られている。このような圧縮機のなかには冷媒ガスの昇圧時にオイルを使用するものがある。そのため、昇圧された冷媒ガスにはオイルが含まれている場合がある。そこで、圧縮機により昇圧された冷媒ガスは、オイルセパレータに送られてオイルと冷媒ガスの分離が行われた後に冷凍機に供給される。
特開2010−255911号公報
あるオイルセパレータでは、セル内にフィルタ部材を有する。冷媒ガスはこのフィルタ部材を通過する際にオイルが分離される。しかし、分離されたオイルがフィルタ部材の下流側に飛散すると、再び冷媒ガスに混入する可能性がある。
オイルが含まれた冷媒ガスが冷凍機に供給されると、冷凍機の性能を悪化させる虞がある。そのため、オイルセパレータの分離能力の向上が求められている。
本発明の目的の一つは、フィルタ部材により分離されたオイルが再び冷媒ガスに混入されることを防止することができるオイルセパレータを提供することである。
本発明のある態様によると、冷媒ガスを昇圧する圧縮機と、前記昇圧された冷媒ガスからオイルを分離するオイルセパレータと、前記オイルセパレータから排出された冷媒ガスを膨張させる極低温冷凍機と、を備えた極低温冷凍機システムであって、前記オイルセパレータは、容器と、当該容器の上部に配置され、冷媒ガスを導入する入口配管と、内側貫通孔を有する内側パンチングプレートと、外側貫通孔を有する外側パンチングプレートとの間に配置されたフィルタ部材と、
当該フィルタ部材よりも外側の容器上部に配置され、当該フィルタ部材を通過した冷媒ガスを排出する出口配管と、前記容器の下部に配置され、前記フィルタ部材により分離されたオイルを排出する排出口と、前記外側パンチングプレートよりも外側に設けられ、前記分離されたオイルを前記排出口に導く補助流路と、を備え、前記補助流路は、上下方向に延在する板状部材である。
本発明のある態様によると、冷媒ガスにオイルが混入することを防止することができる。
図1は、本発明のある実施形態であるオイルセパレータが適用される圧縮機を例示的に示す構成図である。 図2は、本発明のある実施形態であるオイルセパレータの部分断面図である。 図3は本発明のある実施形態であるオイルセパレータに内設されるフィルターエレメントを示しており、図3(A)は縦断面図、図(B)は図(A)におけるA−A断面図である。 図4は、本発明のある実施形態であるオイルセパレータにおける漏出オイルの流れを説明するための図である。 図5は、外側パンチングプレート上における補助流路板の配設位置を説明するための図である。 図6は、本発明のある実施形態であるオイルセパレータの第1変形例に内設されるフィルターエレメントを示す断面図である。 図7は、本発明のある実施形態であるオイルセパレータの第2変形例に内設されるフィルターエレメントを示す断面図である。 図8は、本発明のある実施形態であるオイルセパレータの第3変形例を説明するための部分断面図である。 図9は、本発明の他の実施形態であるオイルセパレータに内設されるフィルターエレメントの部分断面図である。 図10は、図9の矢印Bで示す部分を拡大して示す断面図である。 図11は、本発明の他の実施形態であるオイルセパレータに内設されるフィルターエレメントの部分断面図である。 図12は、本発明の他の実施形態であるオイルセパレータの外側貫通孔を示す図であり、図12(A)は図11における矢印UPで示す範囲に形成された外側貫通孔の形成状態を示す図であり、図12(B)は図11における矢印LOで示す範囲に形成された外側貫通孔の形成状態を示す図である。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は、本発明の一実施形態である蓄冷器式冷凍機用圧縮機10(以下、圧縮機という)を示している。圧縮機10は、サプライ配管22及びリターン配管23によりGM冷凍機30に接続されている。
圧縮機10は、GM冷凍機30からリターン配管23を介して戻される低圧の冷媒ガス(この冷媒ガスをリターンガスという)を圧縮機本体11で昇圧し、サプライガスとしてサプライ配管22を介して再びGM冷凍機30に供給する。この圧縮機10は、大略すると圧縮機本体11、熱交換器12、高圧側配管13、低圧側配管14、オイルセパレータ15、アドーバ16、ストレージタンク17、及びバイパス機構18等により構成されている。
GM冷凍機30から戻されたリターンガスは、リターン配管23を介して先ずストレージタンク17に流入する。このストレージタンク17の機能は、リターンガスに含まれる脈動を除去することにある。
このストレージタンク17で脈動が除去されたリターンガスは、低圧側配管14に導出される。低圧側配管14は圧縮機本体11に接続されている。よってストレージタンク17において脈動を除去されたリターンガスは圧縮機本体11に供給される。
圧縮機本体11は、例えばスクロール方式或いはロータリ式のポンプであり、リターンガスを昇圧する機能を奏するものである(圧縮機本体11で昇圧された冷媒ガスをサプライガスという)。この圧縮機本体11は、昇圧されたサプライガスは高圧側配管13Aに送り出す。尚、サプライガスは圧縮機本体11で昇圧される際、圧縮機本体11内のオイルが若干混入した状態で高圧側配管13Aに送り出される場合がある。
また圧縮機本体11は、オイルを用いて冷却を行う構成とされている。このため、オイルを循環させるオイル冷却配管33は、熱交換器12を構成するオイル熱交換部26に接続されている。また、オイル冷却配管33には、内部を流れるオイル流量を制御するオリフィス32が設けられている。
熱交換器12は冷却水配管25に冷却水が循環するよう構成されており、オイル冷却配管33を流れるオイルの冷却処理を行うオイル熱交換部26と、サプライガスを冷却する冷媒ガス熱交換部27とを有している。オイル熱交換部26においてオイル冷却配管33内を流れるオイルは熱交換されて冷却され、また冷媒ガス熱交換部27において高圧側配管13A内を流れるサプライガスは熱交換されて冷却される。
圧縮機本体11で昇圧され、冷媒ガス熱交換部27で冷却されたサプライガスは、高圧側配管13Aを介してオイルセパレータ15に供給される。このオイルセパレータ15ではサプライガスに含まれるオイルが冷媒ガスから分離されると共に、オイルに含まれる不純物や塵埃も除去される。尚説明の便宜上、オイルセパレータ15の詳細な構成説明については後述するものとする。
オイルセパレータ15でオイル除去が行われたサプライガスは、高圧側配管13Bを介してアドーバ16に送られる。このアドーバ16は、サプライガスに含まれる特に気化したオイル成分を除去する機能を奏する。そして、サプライガスはアドーバ16において気化したオイル成分が除去された後、サプライ配管22を介してGM冷凍機30に供給される。
バイパス機構18は、バイパス配管19、高圧側圧力検出装置20、及びバイパス弁21により構成されている。バイパス配管19は、圧縮機10のサプライガスが流れる高圧側とリターンガスが流れる低圧側とを連通する配管である。高圧側圧力検出装置20は、高圧側配管13A内のサプライガスの圧力を検出する。バイパス弁21は、バイパス配管19を開閉する電動弁装置である。このバイパス弁21は常閉弁とされているが、高圧側圧力検出装置20により制御される。
具体的には、高圧側圧力検出装置20が圧縮機本体11からオイルセパレータ15に至るサプライガスの圧力(即ち、高圧側配管13A内の圧力)が既定圧力以上になったことを検出した際、バイパス弁21は高圧側圧力検出装置20に駆動されて開弁される。これにより、既定圧力以上のサプライガスが冷凍機30に供給されてしまうことを防止している。
続いて、オイルセパレータ15について説明する。
図2は本発明の実施形態であるオイルセパレータ15を示す断面図であり、図3はオイルセパレータ15に内設されるフィルターエレメント36Aを示す概略構成図である。オイルセパレータ15は、大略するとシェル35とフィルターエレメント36とにより構成されている。
尚、図2においては中心線に対してフィルターエレメント36Aの左半分を断面で示し、図3においては中心線に対してフィルターエレメント36Aの右半分を断面で示している。
続いて、オイルセパレータ15について説明する。
オイルセパレータ15は、シェル35とフィルターエレメント36Aとを有している。
シェル35は、円筒部35A、上部フランジ35B、及び底部35C等により構成されている。円筒部35Aは、中空な筒形状とされている。この円筒部35Aの下端部には底部35Cが溶接等により固定されており、気密に塞がれている。また、円筒部35Aの上端部には上部フランジ35Bが溶接等により固定されており、上端部も気密に閉蓋されている。
この上部フランジ35Bには、高圧ガス導入用管15A、高圧ガス導出用管15B、及びオイル戻り用管15が配設されている。高圧ガス導入用管15Aは高圧側配管13Aに接続されている。よって圧縮機本体11で昇圧されたサプライガスが内側パンチングプレート41の内部に形成された内側空間に導入される。
高圧ガス導出用管15Bは、高圧側配管13Bに接続されている。この高圧側配管13Bは、オイルセパレータ15とアドーバ16とを接続する配管である。また、オイル戻り用管15の上端部にはオイル戻り用ポート15Cが接続されている。また、オイル戻り用管15の下端部に設けられた導入開口56は、オイルセパレータ15の底部近傍で開口している。
オイル戻りポート15Cは、オイル戻り配管24に接続されている。このオイル戻り配管24は、高圧側がオイルセパレータ15に接続されており、低圧側が低圧側配管14に接続されている。また、オイル戻り配管24の途中には、オイルセパレータ15で分離されたオイルに含まれる塵埃を除去するフィルタ43と、オイルの戻り量を制御するオリフィス31が設けられている。
フィルターエレメント36Aは、高圧ガス導入用管15A、フィルタ部材37、上部蓋体38、下部蓋体39、外側パンチングプレート40A、及び内側パンチングプレート41等により構成されている。
フィルタ部材37は、例えば、内側パンチングプレート41の芯にグラスウールを巻回し、その最外周部に外側パンチングプレート40Aが配設された構造とされている。
よって、フィルタ部材37は内側パンチングプレート41と外側パンチングプレート40Aとの間に配設された構成となる。このフィルタ部材37の上端部には接着剤(図示せず)を用いて上部蓋体38が固定され、また下端部には接着剤を用いて下部蓋体39が固定される。
これにより、フィルタ部材37、上部蓋体38、下部蓋体39、外側パンチングプレート40A、及び内側パンチングプレート41は一体的な構成となる。このフィルタ部材37は、上部蓋体38を高圧ガス導入用管15Aに溶接することにより、高圧ガス導入用管15Aに固定される。
フィルタ部材37に対して外側に配置される外側パンチングプレート40A、及びフィルタ部材37に対して内側に配置される内側パンチングプレート41は、共に筒状形状を有している。また、外側パンチングプレート40Aには外側貫通孔50Aが形成されており、内側パンチングプレート41には内側貫通孔51が形成されている。各貫通孔50A,51は円形状とされており、高圧ガス導入用管15Aからフィルターエレメント36Aの内側に導入されたサプライガス(冷媒ガス)は、内側パンチングプレート41に形成された内側貫通孔51からフィルタ部材37に導入される。
そして、サプライガスがフィルタ部材37内を進行する際、サプライガスに含まれるオイルはフィルタ部材37で除去される。また、フィルタ部材37でオイルが除去されたサプライガスは、外側パンチングプレート40Aの外側貫通孔50Aを通りフィルタ部材37の外部(シェル35内)に排出される。
ところで、サプライガスが内側パンチングプレート41から外側パンチングプレート40Aに向けフィルタ部材37内を進行する際、サプライガスに含まれるオイルはフィルタ部材37で除去される。この際、サプライガスが大量のオイルを含んでいた場合は、オイルをフィルタ部材37が保持しきれなくなり、一部のオイルが外側貫通孔50Aから外側パンチングプレート40Aの表面44に漏出する場合がある(以下、この外側貫通孔50Aから漏出したオイルを漏出オイル60という)。
この漏出オイル60は、フィルターエレメント36Aからシェル35の底部35C上に滴下し、シェル35の下部に溜められる。そして、このシェル35の下部に溜められた漏出オイル60は、オイル戻り用管15,オイル戻り配管24,及び低圧側配管14を介して圧縮機本体11に戻される。
図3(A)に梨地で示すのは、フィルタ部材37内におけるオイルの分布である。フィルタ部材37に捕集されたオイルは、重力により下方に移動する。このため、図3(A)に示すように、フィルタ部材37内におけるオイルの分布は上部においては少ないが、下部に向かい漸次増大する。このため、外側パンチングプレート40Aの外側貫通孔50Aから漏出する漏出オイル60も、外側パンチングプレート40Aの上部に比べて下部の方が多くなる。
外側貫通孔50Aから外側パンチングプレート40Aの表面に漏出した漏出オイル60が他の外側貫通孔50Aに流入した場合、漏出オイル60は外側貫通孔50Aを塞ぐように油膜を形成する。外側貫通孔50Aは冷媒ガスが内側から外側に向け流出するため、外側貫通孔50Aに漏出オイル60の油膜が形成されていると、この冷媒ガスにより漏出オイル60の油膜ははじけて飛散してしまう(この現象をバブリングという)。
このブリングが発生した場合、フィルタ部材37でオイルが除去されたサプライガスに再び漏出オイル60が混入してしまうかもしれない。
ここで、実施形態に係るオイルセパレータ15は、外側パンチングプレート40Aの表面に補助流路板45Aを設けている。この補助流路板45Aは、矩形状(外側パンチングプレート40Aの長手方向に細長い矩形状)を有した薄板板状の部材である。この補助流路板45Aは、外側パンチングプレート40Aの外周面に溶接等の周知の固定方法で固定される。
補助流路板45Aは外側パンチングプレート40Aの長手方向(図2及び図3(A)における上下方向)に沿って延在するよう配設されている。補助流路板45Aは外側パンチングプレート40Aの長手方向の全長に亘り形成されても良い。また、補助流路板45Aは複数個(本実施形態では12個)も受けられており、各補助流路板45Aは図3(B)に示すように外側パンチングプレート40Aの表面から放射状に外側に向け延出するよう配設されても良い。
また、外側パンチングプレート40A上における補助流路板45Aの配設位置は、外側貫通孔50Aの配設位置を除く必要はない。図5に示すように、外側貫通孔50Aを跨ぐように補助流路板45Aを配設してもよい。この際、補助流路板45Aは1個の外側貫通孔50Aのみを跨ぐように配設してもよく、また2個以上の外側貫通孔50Aを跨ぐよう配設してもよい。
上記のように補助流路板45Aは矩形状を有した簡単な形状の板材であるため、容易に製造することができる。また補助流路板45Aは、溶接等の周知の技術を用いて外側パンチングプレート40Aに固定することができる。よって補助流路板45Aは、外側パンチングプレート40Aに対し容易かつ低コストで配設することができる。
次に、補助流路板45Aを配設したフィルターエレメント36Aにおける漏出オイル60の挙動について説明する。
図4は、外側パンチングプレート40A及び補助流路板45Aの、外側貫通孔50Aが形成された位置の近傍を拡大して示す断面図である。同図において、図中左側がフィルターエレメント36Aの内側であり、右側がフィルターエレメント36Aの外側である。
前記のように、サプライガスが大量のオイルを含んでいた場合には、オイルをフィルタ部材37が保持しきれなくなり、一部のオイルが漏出オイル60として外側貫通孔50Aから外側パンチングプレート40Aの表面44に漏出する。
補助流路板45Aが設けられていない場合には、この漏出オイル60は外側パンチングプレート40Aの表面を下方に向けて流れるため、再び外側貫通孔50Aに流入しバブリングが発生するおそれがあることは前述した通りである。
しかしながら、本実施形態に係るオイルセパレータ15は外側パンチングプレート40Aの外側面から突出し、補助流路板45Aが補助流路板45Aの長手方向、即ち漏出オイル60の流れ方向に延出するよう設けられている。また、補助流路板45Aは外側貫通孔50Aの近傍に設けられており、また補助流路板45Aが外側貫通孔50Aを跨いで形成されている部分も存在する。
従って、外側貫通孔50Aから流出した漏出オイル60は、図4に示すように補助流路板45Aに付着し、その後は補助流路板45Aの表面上を下方に向けて流れる流路を形成する。即ち本実施形態では、外側貫通孔50Aから流出した漏出オイル60は外側パンチングプレート40Aの表面から剥離され、補助流路板45Aを流れる流路を形成する。このため外側パンチングプレート40Aの表面を流れる漏出オイル60の量は少なくなり、再び外側貫通孔50Aに流入することを防止することができる。
このように本実施形態に係るフィルターエレメント36Aでは、外側貫通孔50Aから流出した漏出オイル60が再び他の外側貫通孔50Aに流入することが防止されるため、バブリングの発生を抑制することができ、従ってサプライガスに再び漏出オイル60が混入することを防止することができる。
また、補助流路板45Aの下端部に滴下部47を設けても良い。実施の形態では、この滴下部47は、内側から外側に向けて漸次幅細となるよう形成されている。この滴下部47を側面から見ると三角形状である。
この滴下部47を設けることにより、補助流路板45A上を流れてきた漏出オイル60は、補助流路板45Aの表面から離れた位置にある滴下部47の先端部(尖った部分)からシェル35の底部35C上に滴下される。よって、この滴下部47によっても、補助流路板45A上の漏出オイル60が再び外側パンチングプレート40Aの表面に戻り、これによりサプライガスに再び漏出オイル60が混入することを防止することができる。
次に、上記した実施形態に係るオイルセパレータ15の変形例について説明する。図6乃至図8は、実施形態に係るオイルセパレータ15の第1乃至第3変形例を示している。
尚、各変形例はオイルセパレータ15のフィルターエレメントに特徴があるため、各図においてはフィルターエレメントのみを図示し、シェル35の図示は省略するものとする。また、図6乃至図8において、図1乃至図5に示した第1実施形態と対応する構成については同一符号を付し、その説明は省略するものとする。
図6は、第1変形例であるオイルセパレータに設けられるフィルターエレメント36Bを示している。
本変形例に係るオイルセパレータは、補助流路板45Bを少なくとも外側パンチングプレート40Aの長手方向に対する中央位置よりも下側に配設している。即ち、補助流路板45Bの長手方向の長さをL1とし、外側パンチングプレート40Aの長手方向の長さをL2とするとL1<L2であり、かつ外側パンチングプレート40Aの下端部から寸法(L2/2)までの範囲に設けられている。
先に図3(A)を用いて説明したように、フィルタ部材37内におけるオイルの分布は下部に向かい多くなっており、外側パンチングプレート40Aの外側貫通孔50Aから漏出する漏出オイル60も外側パンチングプレート40Aの上部に比べて下部の方が多くなる。
このため本実施形態では、漏出オイル60の外側貫通孔50Aからの漏出量が多い外側パンチングプレート40Aの長手方向に対する中央位置よりも下側にのみ補助流路板45Bを配設する構成とした。本変形例の構成によれば、漏出オイル60の外側パンチングプレート40Aからの剥離処理を効率的に行うことができ、また補助流路板45Bの小型化を図ることができる。
図7は、第2変形例であるオイルセパレータに設けられるフィルターエレメント36Cを示している。本変形例では、補助流路板45Cの形状を下方に向けて幅広となる三角形状としている。
前記のように、外側パンチングプレート40Aの外側貫通孔50Aから漏出する漏出オイル60の量は下部の方が多い。よって、外側貫通孔50A上を流れる漏出オイル60も、下部にいくに従いその量は多くなる。
これに対して本変形例では、補助流路板45Cを下方に向けて幅広となる三角形状とすることにより、上部に対して下部の面積を大きくしている。この構成とすることにより、補助流路板45Cの下部において多量の漏出オイル60を流すことが可能となる。よって、多量の漏出オイル60を保持する補助流路板45Cの下部において、漏出オイル60が再び外側パンチングプレート40Aに戻り外側貫通孔50Aに流入することを防止することができる。
図8は、第3変形例であるオイルセパレータに設けられるフィルターエレメントの外側貫通孔50Aの近傍を拡大して示す断面図である。本変形例では、補助流路板45Cに案内溝48を形成している。
案内溝48は、図8に示すように、外側パンチングプレート40Aに形成された外側貫通孔50Aの近傍位置から斜め下方に向けて延出するよう形成されている。この案内溝48を補助流路板45Dに設けることにより、外側貫通孔50Aから流出し、補助流路板45Dに付着した漏出オイル60は、案内溝48内に流入する。
案内溝48内に流入した漏出オイル60は、案内溝48の形状に沿って流れる。よって、漏出オイル60は案内溝48に案内されて外側パンチングプレート40Aの表面から離間する方向に流される。これにより、本変形例においても外側貫通孔50Aから流出した漏出オイル60が外側パンチングプレート40A及び外側貫通孔50Aに再び流入することを防止でき、よってフィルタ部材37でオイルが除去されたサプライガスに再び漏出オイル60が混入することを防止することができる。
尚、本変形例では案内溝48の延出方向を水平方向に対して下方略45°となるよう設定したが、この角度は適宜変更することが可能なものである。即ち、案内溝48の水平方向に対する角度が大きくなるにつれ漏出オイル60は案内溝48内を流れる速度は速くなる。
また、本変形例では案内溝48の形状を長楕円形状としたが、案内溝48の形状はこれに限定されるものではない。例えば、L字状等の非直線状の形状としてもよく、その幅、長さ、及び深さも適宜変更が可能である。上記の水平方向に対する角度、幅、長さ、深さ、形状等により補助流路板45D上における漏出オイル60の流れ速度(流れ量)や流れる位置を適宜制御することが可能となり、これによっても外側貫通孔50Aから流出した漏出オイル60が外側パンチングプレート40A及び外側貫通孔50
Aに再び流入することを防止することができる。
次に、本発明の他の実施形態であるオイルセパレータについて説明する。図9及び図10は、他の実施形態であるオイルセパレータを説明するための図である。
尚、この実施形態においもオイルセパレータのフィルターエレメント36Dに特徴があるため、各図にはフィルターエレメント36Dのみを図示し、シェル35の図示は省略するものとする。また、図9及び図10においも、図1乃至図5に示した第1実施形態と対応する構成については同一符号を付し、その説明は省略するものとする。
この実施形態に係るオイルセパレータは、フィルターエレメント36Dに鍔部49を設けたことを特徴としている。鍔部49は、外側パンチングプレート40Aの表面に複数(本実施形態では6個)設けられている。また各鍔部49は、平行に並設されている。
各鍔部49は外側パンチングプレート40Aの表面を囲繞するよう形成されており、またその断面視した形状は水平方向よりも下方に向けて延出している(図9の中心線よりも左側の断面部分を参照)。従って、鍔部49は、傘状の形状を有しているともいえる。
また、各鍔部49は少なくとも一つの外側貫通孔50Aを覆うように形成されている。図10は、図9における矢印Bで示す部分を拡大して示している。同図に示されるように、本実施形態では鍔部49が1個の外側貫通孔50Aを覆う構成とされている。
本実施形態に係るオイルセパレータは、外側貫通孔50Aから流出した漏出オイル60は、図10に示すように、斜め下方に延出した鍔部49の上面に沿って流れ、鍔部49の下端部からシェル35の底部35Cに滴下する。
よって、本実施形態においても外側貫通孔50Aから流出した漏出オイル60は、鍔部49上を流れることにより外側パンチングプレート40Aの表面から剥離され、鍔部49上を流れるに従い外側パンチングプレート40Aの表面から離間する。従って、本実施形態においても外側貫通孔50Aから流出した漏出オイル60が外側パンチングプレート40A及び外側貫通孔50Aに再び流入することを防止でき、よってフィルタ部材37でオイルが除去されたサプライガスに再び漏出オイル60が混入することを防止することができる。
尚、鍔部49の外側パンチングプレート40Aの表面に対する角度(図10に矢印θで示す)は、0°≦θ<90°の範囲で設定することが可能である。この傾斜角度θを小さくすることにより鍔部49上における漏出オイル60の流れ速度は遅くなるが、短い長さで外側パンチングプレート40Aの表面から漏出オイル60を離間させることができる。また、傾斜角度θを小さくした場合には、鍔部49上における漏出オイル60の流れ速度は早くなるが、外側パンチングプレート40Aの表面から漏出オイル60を離間させるのに鍔部49を長く延出させる必要がある。
また、図9及び図10に示す実施形態では外側パンチングプレート40Aに複数の鍔部49を設けた構成としたが、鍔部を螺旋形状とすることにより1枚の鍔部で外側貫通孔50Aから流出する漏出オイル60を外側パンチングプレート40Aの表面から剥離させる構成とすることも可能である。
次に、本発明のさらに別の実施形態であるオイルセパレータについて説明する。図11及び図12は、第3実施形態であるオイルセパレータを説明するための図である。また、図12(A)は図11における矢印UPで示す領域の外側パンチングプレート40Bの表面を拡大して示しており、図12(B)は図11における矢印LOで示す領域の外側パンチングプレート40Bの表面を拡大して示している。
尚、この実施形態においもオイルセパレータのフィルターエレメント36Eに特徴があるため、各図にはフィルターエレメント36Eのみを図示し、シェル35の図示は省略するものとする。また、図11及び図12においも、図1乃至図5に示した第1実施形態と対応する構成については同一符号を付し、その説明は省略するものとする。
本実施形態に係るオイルセパレータは、フィルターエレメント36Eの外側パンチングプレート40Bに形成される外側貫通孔50B,50Cの開口比(外側パンチングプレート40Bの全表面積に対する前記外側貫通孔の総孔面積の比)を、外側パンチングプレート40Bの上部と下部で変化させている。具体的には、本実施形態に係るオイルセパレータは、外側パンチングプレート40Aの長手方向に対する中央位置よりも下側(図11に矢印LOで示す領域)に配設された外側貫通孔50Cの開口比を、中央位置よりも上側(図11に矢印UPで示す領域)に配設された外側貫通孔50Bの開口比よりも小さく設定している。
本実施形態では、個々の外側貫通孔50Bと外側貫通孔50Cは同一直径(同一面積)を有している。従って、中央位置よりも下側の領域LO(図12(B)に示す)に配設された外側貫通孔50Cの形成数は、中央位置よりも上側の領域UP(図12(A)に示す)に配設された外側貫通孔50Bの形成数よりも少ない。
従って、外側パンチングプレート40Bの表面における漏出オイル60の流れる流路を考えた場合、図12(A)に示す中央位置よりも上側の領域UPにおいては流路面積は狭くなっている。これに対し、図12(B)に示す中央位置よりも下側の領域LOでは流路面積は広くなっている。
前記のようにフィルタ部材37に含まれるオイル量は上下位置において均一ではなく、中央位置よりも上側の領域UPにおいては少なく、中央位置よりも側の領域LOにおいては多い。このため、外側パンチングプレート40Bの中央位置よりも上側の領域UPにおいては、サプライガスの流出量は多いが漏出オイル60の流出量は少ない。逆に、外側パンチングプレート40Bの中央位置よりも下側の領域LOにおいては、漏出オイル60の流出量は多いがサプライガスの流出量は少ない。
よって、フィルタ部材37でオイルが除去されたサプライガスは中央位置よりも上側の領域UPに多数形成された外側貫通孔50Bから効率的に外側パンチングプレート40Bからシェル35内に流出する。
一方、前記のようにフィルタ部材37で除去されたオイルは、フィルタ部材37内を下方に向け流れるため、下側の領域LOにおいて外側貫通孔50Cから流出する漏出オイル60は多くなる。しかしながら、図12(B)に示すように、下側の領域LOでは隣接する外側貫通孔50C間の距離が長く、漏出オイル60の流路が確保されている。このため、外側貫通孔50Cから流出した漏出オイル60は再び他の外側貫通孔50Cに流入することなく下方に流出されていく(図12(B)に漏出オイル60の流れを矢印で示す)。
よって、外側貫通孔50Cから流出した漏出オイル60が他の外側貫通孔50Cに再び流入することを防止できる。そのため、フィルタ部材37でオイルが除去されたサプライガスに再び漏出オイル60が混入することを防止することができる。また、サプライガスは開口比が大きい上側の領域UPにおいてフィルターエレメント36Eの外部に流出されるため、サプライガスの流出抵抗を小さくすることができ、効率的な気液分離を行うことが可能となる。
尚,上記した実施形態では各外側貫通孔50B,50Cの直径を同一寸法とすると共に上側領域UPにおける外側貫通孔50Bの形成数と下側領域LOにおける外側貫通孔50Cの配設数を異ならせることにより、上側領域UPに対する下側領域LOの開口比を大きくする構成とした。
しかしながら、上側領域UPと下側領域LOにおける貫通孔の形成数を等しく設定すると共に、外側貫通孔50Bと外側貫通孔50Cの直径を異ならせることにより、上側領域UPに対する下側領域LOの開口比を大きくすることも可能である。
即ち、下側領域LOに配設された外側貫通孔50Cの直径を、上側領域UPに配設された外側貫通孔50Bの直径よりも小さくすることによっても、上側領域UPに対する下側領域LOの開口比を大きくすることができる。
また、上記した実施形態では、外側パンチングプレート40Bをその中央位置で上側領域UPと下側領域LOに分け、上側領域UPと下側領域LOとで開口比を変化させる構成とした。しかしながら、外側パンチングプレート40Bの上端部から下端部に向け外側貫通孔の開口比が漸次増大するよう貫通孔の数及び直径を変化させる構成としてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
10 圧縮機
11 圧縮機本体
12 熱交換器
13 高圧側配管
14 低圧側配管
15 オイルセパレータ
15A 高圧ガス導入用管
15B 高圧ガス導出用管
15C オイル戻りポート
15D オイル戻り用管
16 アドーバ
17 ストレージタンク
18 バイパス機構
22 サプライ配管
23 リターン配管
24 オイル戻り配管
25 冷却水配管
26 オイル熱交換部
27 冷媒ガス熱交換部
30 冷凍機
30 GM冷凍機
33 オイル冷却配管
35 シェル
35A 円筒部
35B 上部フランジ
35C 底部
36A〜36E フィルターエレメント
37 フィルタ部材
38 上部蓋体
38a 鍔部
39 下部蓋体
40A〜40C 外側パンチングプレート
41 内側パンチングプレート
43 フィルタ
45A〜45C 補助流路板
47 滴下部
48 案内溝
49 鍔部
50A〜50C 外側貫通孔
51 内側貫通孔
52 溝部
54 鍔部
60 漏出オイル

Claims (9)

  1. 冷媒ガスを昇圧する圧縮機と、前記昇圧された冷媒ガスからオイルを分離するオイルセパレータと、前記オイルセパレータから排出された冷媒ガスを膨張させる極低温冷凍機と、を備えた極低温冷凍機システムであって、
    前記オイルセパレータは、
    容器と、
    当該容器の上部に配置され、冷媒ガスを導入する入口配管と、
    内側貫通孔を有する内側パンチングプレートと、外側貫通孔を有する外側パンチングプレートとの間に配置されたフィルタ部材と、
    当該フィルタ部材よりも外側の容器上部に配置され、当該フィルタ部材を通過した冷媒ガスを排出する出口配管と、
    前記容器の下部に配置され、前記フィルタ部材により分離されたオイルを排出する排出口と、
    前記外側パンチングプレートよりも外側に設けられ、前記分離されたオイルを前記排出口に導く補助流路と、を備え、
    前記補助流路は、上下方向に延在する板状部材であることを特徴とする極低温冷凍機システム。
  2. 冷媒ガスを昇圧する圧縮機と、前記昇圧された冷媒ガスからオイルを分離するオイルセパレータと、前記オイルセパレータから排出された冷媒ガスを膨張させる極低温冷凍機と、を備えた極低温冷凍機システムであって、
    前記オイルセパレータは、
    容器と、
    当該容器の上部に配置され、冷媒ガスを導入する入口配管と、
    内側貫通孔を有する内側パンチングプレートと、外側貫通孔を有する外側パンチングプレートとの間に配置されたフィルタ部材と、
    当該フィルタ部材よりも外側の容器上部に配置され、当該フィルタ部材を通過した冷媒ガスを排出する出口配管と、
    前記容器の下部に配置され、前記フィルタ部材により分離されたオイルを排出する排出口と、
    前記外側パンチングプレートよりも外側に設けられ、前記分離されたオイルを前記排出口に導く補助流路と、を備え、
    前記補助流路は、前記外側パンチングプレートの表面に対して垂直方向又は、下方に向けて延在する鍔部を含み、前記分離されたオイルを前記外側パンチングプレートの表面から離間した位置から前記排出口に滴下させることを特徴とする極低温冷凍機システム。
  3. 冷媒ガスを昇圧する圧縮機と、前記昇圧された冷媒ガスからオイルを分離するオイルセパレータと、前記オイルセパレータから排出された冷媒ガスを膨張させる極低温冷凍機と、を備えた極低温冷凍機システムであって、
    前記オイルセパレータは、
    容器と、
    当該容器の上部に配置され、冷媒ガスを導入する入口配管と、
    内側貫通孔を有する内側パンチングプレートと、外側貫通孔を有する外側パンチングプレートとの間に配置されたフィルタ部材と、
    当該フィルタ部材よりも外側の容器上部に配置され、当該フィルタ部材を通過した冷媒ガスを排出する出口配管と、
    前記容器の下部に配置され、前記フィルタ部材により分離されたオイルを排出する排出口と、
    前記外側パンチングプレートよりも外側に設けられ、前記分離されたオイルを前記排出口に導く補助流路と、を備え、
    前記外側パンチングプレートの上下方向に対する中央位置よりも下側に配設された前記外側貫通孔の開口比は、前記中央位置よりも上側に配設された前記外側貫通孔の開口比よりも小さいことを特徴とする極低温冷凍機システム。
  4. 冷媒ガスを昇圧する圧縮機と、前記昇圧された冷媒ガスからオイルを分離するオイルセパレータと、前記オイルセパレータから排出された冷媒ガスを膨張させる極低温冷凍機と、を備えた極低温冷凍機システムであって、
    前記オイルセパレータは、
    容器と、
    当該容器の上部に配置され、冷媒ガスを導入する入口配管と、
    内側貫通孔を有する内側パンチングプレートと、外側貫通孔を有する外側パンチングプレートとの間に配置されたフィルタ部材と、
    当該フィルタ部材よりも外側の容器上部に配置され、当該フィルタ部材を通過した冷媒ガスを排出する出口配管と、
    前記容器の下部に配置され、前記フィルタ部材により分離されたオイルを排出する排出口と、
    前記外側パンチングプレートよりも外側に設けられ、前記分離されたオイルを前記排出口に導く補助流路と、を備え、
    前記外側パンチングプレートの上下方向に対する中央位置よりも下側に配設された前記外側貫通孔の開口比は、前記中央位置よりも上側に配設された前記外側貫通孔の開口比よりも小さく、
    前記外側パンチングプレートの長手方向に対する中央位置よりも下側に配設された前記外側貫通孔の形成数は、前記中央位置よりも上側に配設された前記外側貫通孔の形成数よりも少ないことを特徴とする極低温冷凍機システム。
  5. 冷媒ガスを昇圧する圧縮機と、前記昇圧された冷媒ガスからオイルを分離するオイルセパレータと、前記オイルセパレータから排出された冷媒ガスを膨張させる極低温冷凍機と、を備えた極低温冷凍機システムであって、
    前記オイルセパレータは、
    容器と、
    当該容器の上部に配置され、冷媒ガスを導入する入口配管と、
    内側貫通孔を有する内側パンチングプレートと、外側貫通孔を有する外側パンチングプレートとの間に配置されたフィルタ部材と、
    当該フィルタ部材よりも外側の容器上部に配置され、当該フィルタ部材を通過した冷媒ガスを排出する出口配管と、
    前記容器の下部に配置され、前記フィルタ部材により分離されたオイルを排出する排出口と、
    前記外側パンチングプレートよりも外側に設けられ、前記分離されたオイルを前記排出口に導く補助流路と、を備え、
    前記外側パンチングプレートの上下方向に対する中央位置よりも下側に配設された前記外側貫通孔の開口比は、前記中央位置よりも上側に配設された前記外側貫通孔の開口比よりも小さく、
    前記外側パンチングプレートの長手方向に対する中央位置よりも下側に配設された前記外側貫通孔の直径は、前記中央位置よりも上側に配設された前記外側貫通孔の直径よりも小さいことを特徴とする極低温冷凍機システム。
  6. 前記補助流路は、少なくとも前記外側パンチングプレートの上下方向における中央位置よりも下側に配設されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の極低温冷凍機システム。
  7. 前記補助流路は、上下方向に少なくとも2個以上の前記外側貫通孔を跨ぐ長さを有していることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の極低温冷凍機システム。
  8. 前記補助流路は、前記分離されたオイルを底部に案内する溝部を表面に有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の極低温冷凍機システム。
  9. 極低温冷凍機システムに用いられるオイルセパレータであって、
    容器と、
    当該容器の上部に配置され、冷媒ガスを導入する入口配管と、
    内側及び外側パンチングプレートとの間に配置されたフィルタ部材と、
    当該フィルタ部材よりも外側の容器上部に配置され、当該フィルタ部材を通過した冷媒ガスを排出する出口配管と、
    前記容器の底部に配置され、前記フィルタ部材により分離されたオイルを排出する排出口と、
    前記外側パンチングプレートよりも外側に設けられ、前記分離されたオイルを前記排出口に導く補助流路と、を備え、
    前記補助流路は、前記外側パンチングプレートの表面に対して垂直方向又は、下方に向けて延在する鍔部を含み、前記分離されたオイルを前記外側パンチングプレートの表面から離間した位置から前記排出口に滴下させることを特徴とするオイルセパレータ。
JP2013026038A 2013-02-13 2013-02-13 極低温冷凍機システム及びオイルセパレータ Expired - Fee Related JP6144064B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013026038A JP6144064B2 (ja) 2013-02-13 2013-02-13 極低温冷凍機システム及びオイルセパレータ
US14/169,468 US20140223954A1 (en) 2013-02-13 2014-01-31 Cryogenic refrigerator system and oil separator
CN201410045312.4A CN103983056B (zh) 2013-02-13 2014-02-07 超低温制冷机系统及油分离器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013026038A JP6144064B2 (ja) 2013-02-13 2013-02-13 極低温冷凍機システム及びオイルセパレータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014153038A JP2014153038A (ja) 2014-08-25
JP6144064B2 true JP6144064B2 (ja) 2017-06-07

Family

ID=51275124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013026038A Expired - Fee Related JP6144064B2 (ja) 2013-02-13 2013-02-13 極低温冷凍機システム及びオイルセパレータ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20140223954A1 (ja)
JP (1) JP6144064B2 (ja)
CN (1) CN103983056B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017126963B4 (de) * 2017-11-16 2023-08-03 Physik Instrumente (Pi) Gmbh & Co. Kg Spindelmutter
JP7292904B2 (ja) * 2019-03-06 2023-06-19 住友重機械工業株式会社 オイルセパレータ、フィルターエレメント、および極低温冷凍機用圧縮機
JP2024059364A (ja) * 2022-10-18 2024-05-01 住友重機械工業株式会社 オイル潤滑式の極低温冷凍機用圧縮機およびその運転方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1871546A (en) * 1931-10-13 1932-08-16 Edward R Mcclafferty Automatic oil separator
CH185502A (de) * 1935-06-13 1936-07-31 Rudolf Dr Bloch Kocherabsorber für periodisch wirkende Trockenabsorptions-Kältemaschinen.
US3802160A (en) * 1972-05-17 1974-04-09 Hankison Corp Aerosol coalescing filter and the like
SU1139941A1 (ru) * 1983-01-10 1985-02-15 Предприятие П/Я А-3857 Маслоотделитель
JPS62203992A (ja) * 1986-03-03 1987-09-08 Hitachi Ltd 密閉形スクロ−ル圧縮機
JPS6332619U (ja) * 1986-08-18 1988-03-02
US4806241A (en) * 1987-05-18 1989-02-21 Holien Dwight H Overflow lint strainer
JPH1114113A (ja) * 1997-06-18 1999-01-22 Matsushita Seiko Co Ltd レンジフードのフィルター
US6468333B2 (en) * 2001-01-22 2002-10-22 Aeronex, Inc. Gas purifier apparatus
JP4398959B2 (ja) * 2006-08-02 2010-01-13 住友重機械工業株式会社 オイルセパレータ及び蓄冷器式冷凍機用圧縮機
JP5378050B2 (ja) * 2009-04-23 2013-12-25 住友重機械工業株式会社 蓄冷器式冷凍機用圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
US20140223954A1 (en) 2014-08-14
CN103983056A (zh) 2014-08-13
JP2014153038A (ja) 2014-08-25
CN103983056B (zh) 2017-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5378050B2 (ja) 蓄冷器式冷凍機用圧縮機
CN102538324B (zh) 油分离器
JP6144064B2 (ja) 極低温冷凍機システム及びオイルセパレータ
CN103727707A (zh) 具有二重冷媒分配装置的全降膜式蒸发器
TW201243258A (en) Oil separator
JP2018021692A (ja) エコノマイザ
KR20150070632A (ko) 분배 유닛 및 이를 포함하는 증발기
US10317114B2 (en) Methods and systems of streaming refrigerant in a heat exchanger
CN104729165A (zh) 储液器、空调装置以及储液器的制造方法
CN104949406A (zh) 一种气液分离器
CN209386644U (zh) 一种油分离器和空调机组
KR20120063883A (ko) 냉수탱크
US9038402B2 (en) Apparatus and method for separating droplets from vaporized refrigerant
US9612046B2 (en) Sub-cooled condenser having a receiver tank with a refrigerant diverter for improved filling efficiency
US20210389031A1 (en) An evaporator with improved droplet separation
JP2014020753A (ja) 流下液膜式蒸発器
CN109357451A (zh) 一种油分离器和空调机组
US20150176874A1 (en) Absorber with a spiral plate exchanger with a homogeneous fluid supply
CN114450547B (zh) 液态制冷剂散布装置及降膜式蒸发器
JP7292904B2 (ja) オイルセパレータ、フィルターエレメント、および極低温冷凍機用圧縮機
CN107830660A (zh) 立式蒸发器、气液分离方法、制冷系统及空调
CN216282176U (zh) 一种油分离器及压缩机换热系统
KR100357928B1 (ko) 흡수식 냉동장치의 적하장치
WO2023007620A1 (ja) 冷媒貯留容器及びこの冷媒貯留容器を備えた冷凍サイクル装置
WO2019064427A1 (ja) 油分離器およびそれを備えた空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160722

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161220

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170314

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20170322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170510

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6144064

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees