JP6143162B2 - 中性子測定装置 - Google Patents

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Description

この発明は、球殻形状をなすシンチレータを有する中性子測定装置に関するものである。
従来の中性子測定装置は、正負電極間にガス体を充填した計数部を複数の減速体の中心に配置したものが一般的である。このような構成では、各減速体に配置された計測部がエネルギ特性の異なる中性子をそれぞれ検出して計数することにより、中性子測定を行うことができる。このような従来の中性子測定装置としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
特開昭61−269089号公報
上述した従来の中性子測定装置では、同一測定点において、複数の測定装置での測定が必要となり、装置の設置や測定に長時間が必要となり、また、原子力施設などのような必ずしも搬送が容易でない場所での測定作業は、測定者の負担が大きいというのが問題である。
本発明は上述した課題を解決するものであり、中性子測定を効率的に行うことができる中性子測定装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の中性子測定装置は、中性子を検出する中性子検出器を有する中性子測定装置であって、前記中性子検出器は、中性子を減速する減速材と、中性子を受けて発光するシンチレータと、前記シンチレータからの光を導く導光体とを一組とするシンチレーション検出部を有し、前記シンチレーション検出部が複数積層されることで球形状をなし、前記シンチレータは、球における2つの極点を結ぶ経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置される、ことを特徴とするものである。
従って、減速材とシンチレータと導光体からなるシンチレーション検出部を複数積層して球形状とする中性子検出器を構成することから、中性子検出器に入射した中性子がその最外層から中心に向かって各シンチレーション検出部を透過するとき、シンチレータの光を導光体により取得して計数することにより、中性子の多様なエネルギ特性を1つの中性子検出器を用いて測定することができ、その結果、中性子測定に要する作業時間を短縮することができると共に、中性子検出器の搬送を容易化することができる。また、シンチレータを経線に沿うと共に緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置することから、最終的に導光体を極点に集合して1箇所から引き出すことが可能となり、導光体の引き回しを容易とすることができる。
本発明の中性子測定装置では、前記シンチレータは、前記2つの極点の位置で最短幅に規定され、赤道の位置で最長幅に規定されることを特徴としている。
従って、中性子検出器におけるいずれの投影位置でも、シンチレータの面積がほぼ同等になることで、シンチレータが部分的に密集することがなく、方向依存性がほとんどなくどの位置でも安定した感度を確保することができる。
本発明の中性子測定装置では、前記シンチレータは、前記2つの極点を最短で結ぶ2つの経線に挟まれた所定の領域に設けられることを特徴としている。
従って、球の外表面に対してシンチレータを効果的に配置することができる。
本発明の中性子測定装置では、前記シンチレータは、前記シンチレーション検出部の積層方向に対して緯線方向で一致した位置に配置されることを特徴としている。
従って、シンチレータを積層方向に一致して配置することで、複数のシンチレーション検出部を容易に積層することができる。
本発明の中性子測定装置では、前記シンチレータは、前記シンチレーション検出部の積層方向に対して緯線方向で相違する位置に配置されることを特徴としている。
従って、シンチレータを緯線方向に相違して配置することで、中性子測定器におけるシンチレーション検出部の厚さを均一に規定することができる。
本発明の中性子測定装置では、前記導光体は、前記シンチレータに対応するように、前記球における経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置されることを特徴としている。
従って、中性子がシンチレーション検出部を透過するとき、シンチレータの光を導光体により適正に取得して測定精度を向上することができる。
本発明の中性子測定装置では、前記導光体は、波長シフトファイバであり、前記シンチレータに沿って複数配置され、1つの極点にまとめられて外部に取り出されることを特徴としている。
従って、導光体を波長シフトファイバとすることで、複数の波長シフトファイバを1つの極点にまとめて容易に外部に取り出すことができる。
本発明の中性子測定装置では、前記波長シフトファイバは、一方の極点から他方の極点に向けて経線方向に配置されると共に、前記他方の極点から一方の極点に向けて経線方向に配置され、2つの端部が前記一方の極点でまとめられて外部に取り出されることを特徴としている。
従って、波長シフトファイバを球殻に対して適正に配置し、折曲部を少なくすることで、端部から取り出す中性子のエネルギ特性を高感度で測定することができる。
本発明の中性子測定装置では、前記他方の極点で前記波長シフトファイバが複数交差することを特徴としている。
従って、波長シフトファイバの本数を減少して効果的に配置することができる。
本発明の中性子測定装置では、前記複数の波長シフトファイバは、前記他方の極点の1点で交差することを特徴としている。
従って、複数の波長シフトファイバを適正位置に配置することができ、測定精度を向上することができる。
本発明の中性子測定装置では、前記複数の波長シフトファイバは、前記他方の極点の複数点で交差することを特徴としている。
従って、複数の波長シフトファイバの交差を解消して効果的な配置とすることができる。
本発明の中性子測定装置では、前記他方の極点で前記波長シフトファイバが複数折り返されることを特徴としている。
従って、複数の波長シフトファイバの交差をなくして効果的な配置とすることができる。
本発明の中性子測定装置によれば、減速材とシンチレータと導光体からなるシンチレーション検出部を複数積層して球形状とする中性子検出器を構成し、シンチレータを経線に沿うと共に緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置するので、中性子測定に要する作業時間を短縮することができると共に、中性子検出器の搬送を容易化することができ、また、最終的に導光体を極点に集合して1箇所から引き出すことが可能となり、導光体の引き回しを容易とすることができる。
図1は、本発明の一実施例に係る中性子測定装置における中性子検出器を表す概略図である。 図2は、中性子測定器におけるシンチレータの配置を表す概略図である。 図3は、波長シフトファイバの装着方法を表す正面図である。 図4は、波長シフトファイバの装着状態を表す平面図である。 図5は、波長シフトファイバの装着状態の変形例を表す平面図である。 図6は、波長シフトファイバの装着状態の変形例を表す平面図である。 図7は、本実施例の中性子測定器の変形例を表す概略図である。 図8は、本実施例の中性子測定装置を表す概略構成図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る中性子検出装置の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図8は、本実施例の中性子測定装置を表す概略構成図である。
本実施例において、図8に示すように、中性子測定装置(中性子スペクトロメータ)1は、中性子スペクトルを測定する装置である。この中性子測定装置1は、例えば、中性子の測定、中性子エネルギスペクトルの測定などに用いられ、特に、相互に異なる中性子エネルギをそれぞれ測定することができる。また、中性子測定装置1は、例えば、原子力発電プラントにおける放射化評価技術として採用することができる。
本実施例の中性子測定装置1は、中性子検出器2と、計測器3とを有している。
中性子検出器2は、中性子を検出するシンチレーション検出器である。この中性子検出器2は、減速材21,21A,21B,21C,21D,21Eと、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと、導光体23A,23B,23C,23D,23Eとを有している。
減速材21,21A,21B,21C,21D,21Eは、中性子を減速する部材であり、例えば、ポリエチレン、パラフィン、エポキシ樹脂、アクリル、プラスティック、カドミウムなどから構成される。シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eは、中性子を受けて蛍光する部材であり、例えば、Liガラスシンチレータ、LiIシンチレータ、LiCaAlFシンチレータ、リチウム化合物、あるいは、ほう素化合物とZnS(Ag)シンチレータとの混合物などから構成される。導光体23A,23B,23C,23D,23Eは、対応するシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eからの蛍光を導く部材であり、例えば、波長シフトファイバ、採光機能付与型光ファイバ、中空光ファイバ、ライトガイドなどから構成される。
また、中性子検出器2は、対応する減速材21,21A,21B,21C,21D,21E、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22E、導光体23A,23B,23C,23D,23Eのうちの各一つを一組のシンチレーション検出部としている。即ち、第1シンチレーション検出部21A,22A,23A、第2シンチレーション検出部21B,22B,23B、第3シンチレーション検出部21C,22C,23C、第4シンチレーション検出部21D,22D,23D、第5シンチレーション検出部21E,22E,23Eが設けられている。そして、中性子検出器2は、この第1シンチレーション検出部21A,22A,23A、第2シンチレーション検出部21B,22B,23B、第3シンチレーション検出部21C,22C,23C、第4シンチレーション検出部21D,22D,23D、第5シンチレーション検出部21E,22E,23Eが中心側から積層して構成される曲面多層構造となっている。
球殻の中心部にコア減速材21が配置され、このコア減速材21の外側に第1シンチレータ22A、第1導光体23A、第1減速材21Aが順に積層されて第1シンチレーション検出部が構成される。この第1シンチレーション検出部は、第1導光体23Aの外側に第2シンチレータ22B、第2導光体23B、第2減速材21Bが順に積層されて第2シンチレーション検出部が構成される。この第2シンチレーション検出部は、第2導光体23Bの外側に第3シンチレータ22C、第3導光体23C、第3減速材21Cが順に積層されて第3シンチレーション検出部が構成される。この第3シンチレーション検出部は、第3導光体23Cの外側に第4シンチレータ22D、第4導光体23D、第4減速材21Dが順に積層されて第4シンチレーション検出部が構成される。この第4シンチレーション検出部は、第4導光体23Dの外側に第5シンチレータ22E、第5導光体23E、第5減速材21Eが順に積層されて第5シンチレーション検出部が構成される。このように中性子検出器2は、5つのシンチレーション検出部が球状に積層されることで、全体として球殻多層構造を有する球体となっている。
この中性子検出器2の製造工程では、まず、バルク状のコア減速材21が中性子検出器2の芯として配置される。次に、コア減速材21の外周面に第1シンチレータ22Aが配置され、第1シンチレータ22Aの外周面に第1導光体23Aが配置され、第1導光体23Aの外周面に第1減速材21Aが配置されることで、第1シンチレーション検出部が製造される。続いて、この第1シンチレーション検出部の外周面に第2シンチレータ22Bが配置され、第2シンチレータ22Bの外周面に第2導光体23Bが配置され、第2導光体23Bの外周面に第2減速材21Bが配置されることで、第2シンチレーション検出部が製造される。
その後、同様に、外周側に向けて、第3シンチレーション検出部(第3シンチレータ22C、第3導光体23C、第3減速材21C)、第4シンチレーション検出部(第4シンチレータ22D、第4導光体23D、第4減速材21D)、第5シンチレーション検出部(第5シンチレータ22E、第5導光体23E、第5減速材21E)が順に配置される。この工程により、コア減速材21の外周側に5層のシンチレーション検出部が積層され、球殻多層構造を有する中性子検出器2が構成される。
また、中性子検出器2は、最外層に光遮断層24が設けられている。この光遮断層24は、例えば、遮光膜などからなり、第5減速材21Eの外周面を覆って配置される。この構成により、光遮断層24が外部からの光を遮断するため、外部からの光とシンチレーション検出部の蛍光との混同による誤検出が低減され、中性子の検出精度が向上する。
中性子検出器2は、5層のシンチレーション検出部における導光体(波長シフトファイバ)23A,23B,23C,23D,23Eの出力側端部が外部に引き出され、計測器3に接続されている。
計測器3は、中性子検出器2の出力信号に基づいて所定のデータを取得するための機器である。この計測器3は、高感度な光電変換素子(例えば、PMT(Photomultiplier Tube)、APD(アバランシェ・フォトダイオード)、Si−PM(シリコン・Photomultiplier))31A,31B,31C,31D,31Eと、波形整形回路32A,32B,32C,32D,32Eと、計数回路33A,33B,33C,33D,33Eと、データ処理系34とを有している。
PMT31A,31B,31C,31D,31Eは、中性子検出器2の出力信号(導光体23A,23B,23C,23D,23Eからの蛍光)を電気信号に変換して増幅する光電子増倍管であり、対応する中性子検出器2の導光体23A,23B,23C,23D,23Eにそれぞれ接続されている。波形整形回路32A,32B,32C,32D,32Eは、PMT31A,31B,31C,31D,31Eの出力信号の波形を整形する回路であり、対応するPMT31A,31B,31C,31D,31Eにそれぞれ接続されている。計数回路33A,33B,33C,33D,33Eは、波形整形回路32A,32B,32C,32D,32Eの出力信号を計数する回路であり、対応する波形整形回路32A,32B,32C,32D,32Eにそれぞれ接続されている。データ処理系34は、計数回路33A,33B,33C,33D,33Eの出力信号に基づいて所定のデータ(例えば、中性子の測定データ、中性子エネルギスペクトルの測定データなど)を生成する装置であり、各計数回路33A,33B,33C,33D,33Eに接続されている。
本実施例の中性子測定装置1は、中性子検出器2が5組のシンチレーション検出部を有するため、これに対応して、計測器3が5組の計測部(PMT31A,31B,31C,31D,31E、波形整形回路32A,32B,32C,32D,32E、計数回路33A,33B,33C,33D,33E)を有している。そして、これらの計測部が、対応するシンチレーション検出部に接続されている。
中性子測定装置1は、中性子検出器2に入射した中性子が中性子検出器2の最外層からコアに向かって5層のシンチレーション検出部を透過する。このとき、中性子が減速材21A,21B,21C,21D,21Eで減速するため、より大きなエネルギを有する中性子ほどコア側に到達し、小さなエネルギを有する中性子は、途中の減速材21A,21B,21C,21D,21Eで減速して消滅する。また、中性子がシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを透過すると、そのシンチレータが蛍光する。そして、これらの蛍光が各シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eに対応する導光体23A,23B,23C,23D,23Eにより集光されて計測器3に取得される。従って、計測器3は、各シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eの蛍光を計数してデータ処理することにより、中性子検出器2に入射した中性子の特性を測定することができる。
ところで、上述した球殻構造をなす中性子測定装置2は、シンチレータからのシンチレーション光を波長シフトファイバで読み出す場合、球殻面の全体から信号を収集するため、非常に大量の波長シフトファイバが必要であり、多層型では、多数の波長シフトファイバの取り回しが困難であった。しかし、検出感度に関しては、球殻面の全面をシンチレータにより覆う必要がないことから、このシンチレータの配設方法に検討の余地がある。このとき、重要となるのが、球殻構造をなす中性子測定装置2の利点の一つである方向依存性がないという特性を消さないような形でシンチレータシートと波長シフトファイバを配置し、これをまとめて引き出すことが容易な構造とすることである。
本実施例の中性子測定装置2は、球面全体をシンチレータにより覆う必要はなく、中性子感度に方向依存性が出ない程度の適度な隙間をあけてシンチレータを配置するようにしている。球面に隙間をあけてシンチレータ及び波長シフトファイバを配置する場合、中性子測定装置2の感度に方向依存性を持たず、且つ、波長シフトファイバの引き出しが容易な構成とすることが望ましい。波長シフトファイバの集光特性を考えると、シンチレータの形は、波長シフトファイバに沿ってその長手方向の断面と同じ形状にするか、または、断面形状の中に納まる形状とすることが望ましい。
中性子測定装置2の感度に方向依存性を持たないようにするためのシンチレータの構成としては、適度な間隔で地球の経線、緯線のように縦横にシンチレータ及び波長シフトファイバを這わせる方法がある。このように経線と緯線に囲われた面積が全て等しいときには、中性子測定装置2の感度に方向依存性は生じない。しかし、この構成だと、緯線がお互い交わる場所がなく、最終的に波長シフトファイバを引き出す場所が複数個所に分散することとなり、波長シフトファイバの引き回しが煩雑となる。波長シフトファイバの引き出しの容易さを考えると、地球の経線に沿った方向のみにシンチレータ及び波長シフトファイバを配置することが望ましい。
しかし、地球の経線に沿った方向のみにシンチレータ及び波長シフトファイバを配置する構成では、シンチレータ及び波長シフトファイバが密集してしまい、極点付近での感度が他の領域に比べて高くなってしまう。そこで、波長シフトファイバの引き出しの容易さを保ちながら、感度の方向依存性を無くすために、波長シフトファイバに沿って配置するシンチレータの幅を極点付近で狭く、且つ、赤道付近で広くなるように配置する。この場合、シンチレータの幅は、最も幅の広い箇所が波長シフトファイバの幅となるようにする。シンチレータの幅が波長シフトファイバの幅より太くなると、シンチレーション光の集光効率が悪化してしまうためである。
図1は、本発明の一実施例に係る中性子測定装置における中性子検出器を表す概略図、図2は、中性子測定器におけるシンチレータの配置を表す概略図、図3は、波長シフトファイバの装着方法を表す概略図、図4は、波長シフトファイバの装着状態を表す平面図である。
なお、図1は、第5減速材21Eと光遮断層24を省略し、第5シンチレータ22Eと第5導光体23Eの配置構成が明確に表れるように記載している。また、図2は、第5導光体23Eと第5減速材21Eと光遮断層24を省略し、第5シンチレータ22Eの配置構成が明確に表れるように記載している。また、図3及び図4は、導光体としての波長シフトファイバの配索構成を説明するものであり、全ての導光体23A,23B,23C,23D,23Eに対してほぼ共通である。
本実施例の中性子計装装置1にて、中性子検出器2は、前述したように、減速材21,21A,21B,21C,21D,21Eと、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと、導光体23A,23B,23C,23D,23Eとを有し、そのうちの一組がシンチレーション検出部を構成し、中心側から積層された球殻多層構造となっている。そして、図1及び図2に示すように、シンチレータ22E(22A,22B,22C,22D)は、球(球殻多層構造)における2つの極点N,Sを結ぶ経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置されている。
以下、第5シンチレータ22Eと第5導光体23Eの配置構成について説明するが、他のシンチレータ22A,22B,22C,22Dと導光体23A,23B,23C,23Dについてもほぼ同様の構成となっている。
シンチレータ22Eは、その1つが2つの極点(北極点N、南極点S)を最短で結ぶ2つの経線M1,M2に挟まれた所定の領域に設けられている。そのため、シンチレータ22Eは、2つの極点の位置で最短幅に規定され、赤道の位置で最長幅に規定されている。そして、シンチレータ22Eは、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数(本実施例では、8つ)配置されている。
導光体23Eは、シンチレータ22Eに対応するように、経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置されている。この導光体23Eは、波長シフトファイバであり、シンチレータ22Eの外周面に重なるように複数(本実施例では、4本で8つ)配置され、1つの極点、つまり、南極点Sにまとめられ、集合部23aとして外部に取り出されるように構成されている。この導光体23Eは、波長シフトファイバであることから、その長手方向に対してどの位置でも同じ幅(外径)であり、この幅は、シンチレータ22Eにおける赤道では最短幅と同じ幅となっている。
この場合、シンチレータ22E及び導光体23Eは、極点N,Sを結ぶ経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数帯状に配置され、シンチレータ22Eの外周面に導光体23Eが重なるように配置されるが、その内外に配置される減速材21D,21Eは、球の全面に球殻状に配置されている。
そのため、導光体23Eが波長シフトファイバであることから、減速材21Dの外周面に導光体23Eの幅(外径)に応じた溝(図示省略)を形成し、この溝に沿ってシンチレータ22Eと導光体23Eを配置することが望ましい。
また、導光体23E(波長シフトファイバ)は、図3に示すように、南極点Sから北極点Nに向けて経線方向に配置されると共に、この北極点Nから南極点Sに向けて経線方向に配置され、2つの端部が南極点Sでまとめられ、集合部23aとして外部に取り出される。この場合、導光体23Eは4本の波長シフトファイバが必要となる。
このとき、導光体23E(波長シフトファイバ)は、図4に示すように、北極点Nで複数(本実施例では、4本)の波長シフトファイバが交差することとなる。そして、4本の導光体23E(波長シフトファイバ)は、北極点Nの1点で重なるように交差している。
なお、全ての減速材21A,21B,21C,21D,21Eとシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと導光体23A,23B,23C,23D,23Eが、説明した減速材21D、シンチレータ22Eと導光体23Eとほぼ同様の構成となっている。そして、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eは、各シンチレーション検出部の積層方向に対して緯線方向で一致した位置に配置されている。つまり、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと導光体23A,23B,23C,23D,23Eは、減速材21A,21B,21C,21D,21Eを介して同位置で積層されている。
但し、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと導光体23A,23B,23C,23D,23Eの配置構成は、この構成に限定されるものではない。例えば、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを、各シンチレーション検出部の積層方向に対して緯線方向で相違する位置に配置してもよい。即ち、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと導光体23A,23B,23C,23D,23Eの各組を緯線方向に所定距離(所定角度)だけずらして配置してもよい。この場合、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと導光体23A,23B,23C,23D,23Eの全組を緯線方向に所定距離(所定角度)だけ全てをずらしてもよく、一部の組をずらしてもよい。
また、導光体23A,23B,23C,23D,23Eとしての波長シフトファイバの配置構成は、上述したものに限定されるものではない。図5及び図6は、波長シフトファイバの装着状態の変形例を表す平面図、図7は、本実施例の中性子測定装置の変形例を表す概略図である。
中性子測定器2にて、図5に示すように、導光体23E(波長シフトファイバ)は、北極点Nの近傍で複数(本実施例では、4本)の波長シフトファイバが交差することとなる。但し、4本の導光体23E(波長シフトファイバ)は、北極点Nの1点で重なることはなく、この北極点Nの周囲の複数の点で交差している。また、中性子測定器期2にて、図6に示すように、導光体23E(波長シフトファイバ)は、北極点Nの近傍で複数(本実施例では、4本)の波長シフトファイバが折り返されることとなる。
また、中性子測定器2にて、図7に示すように、シンチレータ22Eは、球(球殻多層構造)における2つの極点N,Sを結ぶ経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置されている。このシンチレータ22Eは、その1つが2つの極点(北極点N、南極点S)を結ぶ平行な2つの経線M11,M12に挟まれた所定の領域に設けられている。そして、シンチレータ22Eは、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数(本実施例では、8つ)配置されている。
導光体23Eは、シンチレータ22Eに対応するように、経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置されている。この導光体23Eは、波長シフトファイバであり、シンチレータ22Eの外周面に一致して重なるように複数(本実施例では、4本で8つ)配置され、1つの極点、つまり、南極点Sにまとめられ、集合部23aとして外部に取り出されるように構成されている。
上述したように、本実施例の中性子検出器2は、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを2つの極点N,Sを結ぶ経線に沿うと共に緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置し、その幅が赤道で最も大きくなるように変化させている。即ち、中性子検出器2は、いずれの方向から投影しても、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eの面積が等しくなる。つまり、中性子検出器2を正面から見ても、上面から見ても、斜めから見ても、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを合わせた面積は、同じとなる。そのため、中性子検出器2は、中性子感度の方向依存性を抑制することが可能となる。そして、複数の導光体23A,23B,23C,23D,23Eを波長シフトファイバとし、各端部を南極点Sでまとめて集合部23aとして外部に取り出すことで、波長シフトファイバの取り回しが容易で、且つ、中性子感度の方向依存性の無い多層型中性子測定装置が実現できる。これにより、単一減速球型中性子スペクトロメータが実現でき、原子力施設等における中性子スペクトル測定の労力および被曝線量の低減につながる。
なお、本実施例にて、中性子検出器2は、その中心部にコア減速材21を配置し、減速材21A,21B,21C,21D,21Eとシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと導光体23A,23B,23C,23D,23Eとが組み合わされた2個のシンチレーション検出部を積層し、全体として中実構造としている。しかし、この構成に限らず、コア部を中空形状としてもよい。
また、中性子検出器2は、5層のシンチレーション検出部を有する構成としたが、5層に限るものではない。但し、中性子検出器2は、検出精度を考慮すると、5層以上のシンチレーション検出部を有することが好ましい。この場合、本実施例では、球殻の中心(コア減速材21)側から、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22E、導光体導光体23A,23B,23C,23D,23E、減速材21A,21B,21C,21D,21Eの順に配置したが、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと導光体導光体23A,23B,23C,23D,23Eは、逆であってもよい。
このように本実施例の中性子検出装置1にあっては、中性子検出器2と計測器3とを有し、中性子検出器2として、中性子を減速する減速材21A,21B,21C,21D,21Eと、中性子を受けて発光するシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eと、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eからの光を導く導光体導光体23A,23B,23C,23D,23Eとを一組とするシンチレーション検出部を設け、このシンチレーション検出部を複数積層し球形状としている。
従って、中性子検出器2に入射した中性子がその最外層から中心に向かって各シンチレーション検出部を透過する。このとき、各シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eの光を各導光体23A,23B,23C,23D,23Eを介してそれぞれ取得して計数することにより、中性子の多様なエネルギ特性を1つの中性子検出器2を用いて測定することができる。そのため、中性子測定に要する作業時間を短縮することができ、また、中性子検出器2の搬送を容易化することができる。特に、各シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eの光を各導光体23A,23B,23C,23D,23Eを介してそれぞれ取得して計数することができるため、信号処理時間が短く、また、中性子検出器2を小型化することができる。
また、中性子検出器2は、複数組のシンチレーション検出部を積層してなる球殻多層構造となっていることから、中性子検出にかかる方向依存性が緩和され、中性子の検出精度を向上することができる。特に、室内での中性子測定では、中性子が壁面に反射して散乱し易いが、この構成では、中性子検出の方向依存性を緩和することがきる点で特に有益である。
そして、本実施例の中性子検出装置では、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eは、球における2つの極点N,Sを結ぶ経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置している。従って、最終的に導光体23A,23B,23C,23D,23Eを南極点Sに集合して1箇所から引き出すことが可能となり、導光体23A,23B,23C,23D,23Eの引き回しを容易とすることができる。
本実施例の中性子検出装置では、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eは、2つの極点N,Sの位置で最短幅に規定され、赤道の位置で最長幅に規定している。従って、中性子検出器2におけるいずれの投影位置でも、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eの面積がほぼ同等になることで、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eが部分的に密集することがなく、方向依存性がほとんどなくどの位置でも安定した感度を確保することができる。
本実施例の中性子検出装置では、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eは、2つの極点N,Sを最短で結ぶ2つの経線に挟まれた所定の領域に設けられている。従って、球の外表面に対してシンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eを効果的に配置することができる。
本実施例の中性子検出装置では、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eは、シンチレーション検出部の積層方向に対して緯線方向で一致した位置に配置されている。従って、複数のシンチレーション検出部を容易に積層することができる。
本実施例の中性子検出装置では、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eは、シンチレーション検出部の積層方向に対して緯線方向で相違する位置に配置されている。従って、中性子測定器2におけるシンチレーション検出部の厚さを均一に規定することができる。
本実施例の中性子検出装置では、導光体23A,23B,23C,23D,23Eは、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eに対応するように、球における経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置されている。従って、中性子がシンチレーション検出部を透過するとき、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eの光を導光体23A,23B,23C,23D,23Eにより適正に取得して測定精度を向上することができる。
本実施例の中性子検出装置では、導光体23A,23B,23C,23D,23Eを波長シフトファイバとし、シンチレータ22A,22B,22C,22D,22Eに沿って複数配置し、南極点Sにまとめられて外部に取り出している。従って、導光体23A,23B,23C,23D,23Eを波長シフトファイバとすることで、複数の波長シフトファイバを南極点Sにまとめて容易に外部に取り出すことができる。
本実施例の中性子検出装置では、波長シフトファイバを南極点Sから北極点Nに向けて経線方向に配置すると共に、この北極点Nから南極点Sに向けて経線方向に配置し、2つの端部を南極点Sでまとめて外部に取り出している。従って、波長シフトファイバを球殻に対して適正に配置し、折曲部を少なくすることで、端部から取り出す中性子のエネルギ特性を高感度で測定することができる。
この場合、北極点Nで波長シフトファイバを複数交差すると、波長シフトファイバの本数を減少して効果的に配置することができる。また、複数の波長シフトファイバを北極点Nの1点で交差すると、複数の波長シフトファイバを適正位置に配置することができ、測定精度を向上することができる。一方、複数の波長シフトファイバを北極点Nの近傍の複数点で交差すると、複数の波長シフトファイバの交差を解消して効果的な配置とすることができる。更に、北極点Nで波長シフトファイバを複数折り返して配置すると、複数の波長シフトファイバの交差をなくして効果的な配置とすることができる。
1 中性子測定装置
2 中性子検出器
3 計測器
21A,21B,21C,21D,21E 減速材
22A,22B,22C,22D,22E シンチレータ
23A,23B,23C,23D,23E 導光体
24 光遮断層
31A〜31E PMT
32A,32B,32C,32D,32E 波形整形回路
33A,33B,33C,33D,33E 計数回路
34 データ処理系
N 北極点(極点)
S 南極点(極点)

Claims (12)

  1. 中性子を検出する中性子検出器を有する中性子測定装置であって、
    前記中性子検出器は、中性子を減速する減速材と、中性子を受けて発光するシンチレータと、前記シンチレータからの光を導く導光体とを一組とするシンチレーション検出部を有し、前記シンチレーション検出部が複数積層されることで球形状をなし、
    前記シンチレータは、球における2つの極点を結ぶ経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置される、
    ことを特徴とする中性子測定装置。
  2. 前記シンチレータは、前記2つの極点の位置で最短幅に規定され、赤道の位置で最長幅に規定されることを特徴とする請求項1に記載の中性子測定装置。
  3. 前記シンチレータは、前記2つの極点を最短で結ぶ2つの経線に挟まれた所定の領域に設けられることを特徴とする請求項2に記載の中性子測定装置。
  4. 複数積層された前記シンチレーション検出部における各々の前記シンチレータは、前記シンチレーション検出部の積層方向に対して緯線方向で一致した位置に配置されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の中性子測定装置。
  5. 複数積層された前記シンチレーション検出部における各々の前記シンチレータは、前記シンチレーション検出部の積層方向に対して緯線方向で相違する位置に配置されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の中性子測定装置。
  6. 前記導光体は、前記シンチレータに対応するように、前記球における経線に沿うと共に、緯線方向に所定の隙間領域をあけて複数配置されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つに記載の中性子測定装置。
  7. 前記導光体は、波長シフトファイバであり、前記シンチレータに沿って複数配置され、1つの極点にまとめられて外部に取り出されることを特徴とする請求項6に記載の中性子測定装置。
  8. 前記波長シフトファイバは、一方の極点から他方の極点に向けて経線方向に配置されると共に、前記他方の極点から一方の極点に向けて経線方向に配置され、2つの端部が前記一方の極点でまとめられて外部に取り出されることを特徴とする請求項7に記載の中性子測定装置。
  9. 前記他方の極点で前記波長シフトファイバが複数交差することを特徴とする請求項8に記載の中性子測定装置。
  10. 前記複数の波長シフトファイバは、前記他方の極点の1点で交差することを特徴とする請求項9に記載の中性子測定装置。
  11. 前記複数の波長シフトファイバは、前記他方の極点の複数点で交差することを特徴とする請求項9に記載の中性子測定装置。
  12. 前記他方の極点で前記波長シフトファイバが複数折り返されることを特徴とする請求項8に記載の中性子測定装置。
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