JP6143035B1 - 郵便物 - Google Patents

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Abstract

【課題】郵便物本体部の外表面の仕様に関わらず、宛名や差出人等の文字の記入が容易で且つ可読性の優れた郵便物を提供する。【解決手段】郵便物は、郵便物本体部と、郵便物本体部の外面の少なくとも一部を覆うように当該郵便物本体部に対して一体に取り付けられ、その表面に文字の記入領域が形成されている透明又は半透明のカバーシート体と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、郵便物に関する。
封筒本体部の外面に絵柄、写真、イラスト等といった模様が印刷された封筒が知られている。例えば、特許文献1には、封筒本体部の外面全体に、等間隔で縦・横に直線状に模様を施した封筒が開示されている。
実用新案登録第3170156号公報 実開平6−51139号公報
しかしながら、郵送のための封筒や葉書(ポストカード)等といった郵便物の外面に絵柄、写真、イラスト等といった模様が印刷されていると、宛名や差出人等を示す文字を記入することが難しく、また、記入された文字が模様に紛れて見えにくくなってしまう虞があった。また、既製の封筒や葉書ではなく、例えば、お気に入りのポスターや雑誌の切り抜きなどを利用してデザイン性の高い封筒や葉書等を創作しようとした場合においても、同様に、宛名等の文字が記入しにくく、且つ、文字の可読性が低下することが想定される。その結果、デザイン性が高く、オリジナル性の豊かな封筒や葉書等を創作することが難しいのが実情であった。このような課題は、外面に模様が印刷されていない郵便物にも起こり得る。例えば、表面が平滑ではなく、エンボス加工やプリーツ加工等といった表面凹凸加飾が施されている紙を用いて封筒や葉書等を作製しようとする場合等においても、凹凸面に宛名を記入しにくくなることが想定される。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、郵便物本体部の外面の仕様に関わらず、宛名や差出人等の文字の記入が容易で且つ可読性の優れた郵便物を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る郵便物は以下の構成を採用した。即ち、本発明に係る郵便物は、郵便物本体部と、前記郵便物本体部の外面の少なくとも一部を覆うように当該郵便物本体部に対して一体に取り付けられ、その表面に文字の記入領域が形成されている透明又は半透明のカバーシート体と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、カバーシート体の表面に文字の記入領域が形成されているため、郵便物の差出人は、カバーシート体の表面に宛名や、差出人情報等を容易に記入することができる。そして、カバーシート体は、透明又は半透明であるため、郵便物の受取人も、カバーシート体に記入された文字を容易に読み取ることができると共に、カバーシート体越しに郵便物本体部の外面を容易に視認することができる。従って、本発明によれば、郵便物の外面に模様が印刷されていたり、凹凸は表面加工がなされていたとしても、宛名や差出人等の文字を記入が容易で、且つ、可読性に優れた郵便物を提供できる。更に、本発明に係る郵便物によれば、カバーシート体の表面に形成された文字の記入領域に宛名等を記入することができるため、文字の記入に用いる筆記具の自由度が制限されることがなく、利用者の使用満足度を高めることができる。なお、郵便物は、郵送のために用いられる封筒
、葉書(ポストカード)等が例示できるが、これには限られない。
また、本発明において、前記郵便物本体部は、外面に模様が印刷された模様印刷領域を有しており、前記カバーシート体は、前記郵便物本体部における前記模様印刷領域を覆っていても良い。
また、前記カバーシート体の一部のみが前記郵便物本体部に対して接着されていても良い。これによれば、郵便物の受取人が、郵便物本体部からカバーシート体を容易に取り外し、郵便物の2次的利用を図り易いという利点がある。
また、本発明において、前記郵便物が封筒であって、前記郵便物本体部は、封筒前面部と封筒後面部とによって袋状をなすと共に、前記封筒前面部の上縁から封筒を封止するフラップが延設されており、前記カバーシート体の一端は、前記フラップの裏面側に折り返された状態で当該フラップの裏面に接着され、前記カバーシート体の他端は、前記封筒後面部の上縁から裏面側に折り返された状態で当該封筒後面部の裏面に接着されていても良い。
本発明によれば、郵便物本体部の外面の仕様に関わらず、宛名や差出人等の文字の記入が容易で且つ可読性の優れた郵便物を提供することができる。
図1は、実施形態1に係る封筒の正面図である。 図2は、実施形態1に係る封筒の背面図である。 図3は、実施形態1に係る封筒の斜視図である。 図4は、実施形態1に係る封筒の分解斜視図である。 図5は、実施形態1に係る封筒の組み立て手順を示す図である。 図6は、実施形態1に係る封筒に宛名書きがなされる状況を説明する図である。 図7は、実施形態1に係る封筒から半透明紙カバーが取り外される状況を説明する図である。 図8は、実施形態1の変形例に係る封筒を説明する図である。 図9は、実施形態1の変形例に係る封筒を説明する図である。 図10は、実施形態2に係る葉書を示す図である。 図11は、実施形態2に係る葉書を示す図である。 図12は、実施形態2の変形例に係るポストカードを示す図である。 図13は、実施形態2の変形例に係る葉書を示す図である。
以下、実施形態に係る封筒について、図面を参照しながら説明する。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係る封筒1の正面図である。より詳しくは、図1(a)は、フラップを閉じた状態の封筒1の正面図を示し、図1(b)は、フラップが開いた状態の封筒1の正面図を示す。図2は、実施形態1に係る封筒1の背面図である。より詳しくは、図2(a)は、フラップを閉じた状態の封筒1の背面図を示し、図2(b)は、フラップを開いた状態の封筒1の背面図を示す。
封筒1は、郵送のために用いられる郵便物の一例であり、封筒本体部2及びカバーシート体3を備えている。本実施形態における封筒本体部2は、本発明に係る郵便物本体部に
相当する。封筒本体部2は、封筒前面部21と封筒後面部22とを有し、これらによって袋体を形成している。封筒本体部2における封筒前面部21の上端には、手紙等の内容物を出し入れするための開口部24を封止するための封止フラップ23が延設されている。この封止フラップ23は、封筒本体部2における封筒後面部22側に折り返されて、封筒後面部22の外面に貼り付けられることで、封筒1の開口部24が封止されている。
封筒本体部2(封筒前面部21、封筒後面部22)の外面2aには、模様が印刷された模様印刷領域4が形成されている。本実施形態において、模様印刷領域4は、封筒本体部2の外面2aの全体(全面)に形成されている。言い換えると、封筒本体部2の外面2aの全体(全面)に模様が印刷されている。模様印刷領域4は、例えば花柄等のモチーフが印刷されたモチーフ印刷部4aと、背景が印刷された背景印刷部4bとを含む。背景印刷
部4bは、模様印刷領域4のうち、モチーフ印刷部4aを除いた領域である。なお、後述するように、封筒本体部2における外面2aの一部に模様印刷領域4が形成されていても良い。
図3は、実施形態1に係る封筒1の背面の斜視図である。図4は、実施形態1に係る封筒1の分解斜視図である。
カバーシート体3は、封筒本体部2(郵便物本体部)の外面の少なくとも一部を覆うように封筒本体部2に対して一体に取り付けられた透明又は半透明のシート部材である。本実施形態においては、カバーシート体3を半透明の紙シート部材によって形成している。より具体的には、本実施形態におけるカバーシート体3は、透光性を有する半透明紙であるトレーシングペーパーによって形成されている。また、カバーシート体3は、トレーシングペーパーに限られず、他の半透明紙によって形成されていても良い。また、カバーシート体3を形成する材料は紙でなくても良く、透明又は半透明の樹脂フィルム部材によって形成されていても良い。樹脂フィルム部材を形成する材料は特に限定されないが、例えば、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)等が例示できる。
ここで、カバーシート体3は、封筒本体部2における模様印刷領域4を覆うように当該封筒本体部2の外側に取り付けられており、その表面に宛名や差出人情報等といった文字の記入領域が形成されている。上記のように、カバーシート体3は透明又は半透明のシート部材であるため、封筒本体部2における外面2aの模様印刷領域4に印刷されている模様を視認可能な光透過性を有している。
本実施形態において、カバーシート体3を形成するトレーシングペーパーは、無地であるが、これには限定されない。例えば、カバーシート体3を形成するトレーシングペーパーに模様が印刷されていても良いし、宛名や差出人を記名する記入領域を表す枠が印刷されていても良い。また、トレーシングペーパーは、白色に限らず、白以外の色に着色された色付きトレーシングペーパーを使用してカバーシート体3を形成しても良い。
なお、本実施形態では、封筒本体部2における外面2a全面に模様印刷領域4が形成されているため、カバーシート体3は、封筒本体部2の外面2a全体を覆うように配置されている。
図4に示す分解斜視図において、封筒本体部2及びカバーシート体3が展開された状態となっている。図4に示す符号21aはサイドフラップである。サイドフラップ21aは、封筒本体部2の封筒前面部21の一対の側辺に沿って連設されたフラップである。封筒前面部21に連設されたサイドフラップ21aに封筒後面部22の裏面側の側辺を接着することで、封筒本体部2が袋状に形成される。
図5は、実施形態1に係る封筒1における封筒本体部2及びカバーシート体3の組み立て手順を示す図である。図4、図5において、封筒本体部2における外面2aの模様印刷領域4に印刷されている模様の図示を省略している。図4及び図5(a)に示すように、封筒本体部2の外面2aにカバーシート体3が対向するように、封筒本体部2とカバーシート体3とを重ねる。図4に示すように、カバーシート体3は矩形状を有しており、長手方向の一端側に第1接着領域3aが形成され、長手方向の他端側に第2接着領域3eが形
成されている。また、第1接着領域3a及び第2接着領域3bの間には、フラップ対向領域3b、前面部対向領域3c、後面部対向領域3dが、順次折り込み線を介して連なっている。フラップ対向領域3b、前面部対向領域3c、後面部対向領域3dは、それぞれ封筒本体部2のフラップ23、封筒前面部21及び封筒後面部22の高さとほぼ同じ長さ寸法を有している。厳密には、封筒1を折り込んで組み立てた際に、封筒本体部2側の折り込み位置と、カバーシート体3側の折り込み位置とが一致するように、封筒本体部2のフラップ23、封筒前面部21及び封筒後面部22の各高さに比べてカバーシート体3のフラップ対向領域3b、前面部対向領域3c、後面部対向領域3dの寸法の方が僅かに長くなっている。そして、封筒本体部2及びカバーシート体3の組み立てが完了した状態で、カバーシート体3のフラップ対向領域3b、前面部対向領域3c、後面部対向領域3dは、それぞれ封筒本体部2の封止、封筒前面部21、封筒後面部22を覆うように配置される。
図4において、L31は、第1接着領域3a及びフラップ対向領域3bの間に形成された折り込み線である。同様に、L32〜L34は、フラップ対向領域3b及び前面部対向領域3c、前面部対向領域3c及び後面部対向領域3d、後面部対向領域3d及び第2接着領域3eの間に形成された折り込み線である。
図5(a)に示すように、カバーシート体3と封筒本体部2とが重ねられた状態で、カバーシート体3の折り込み線L31〜L34(図4を参照)が、それぞれ封止フラップ23の先端部23a、封止フラップ23及び封筒前面部21の境界位置に形成された折り込み線L21、封筒前面部21及び封筒後面部22の境界位置に形成された折り込み線L22、封筒後面部22の上縁22a(図2(b)を参照)と位置が合致している。この状態から、カバーシート体3における第1接着領域3aを封筒本体部2における封止フラップ23の先端23aから裏面23b側に折り返し、折り返された状態の第1接着領域3aを封止フラップ23の裏面(内面)23bに接着する。また、カバーシート体3における第2接着領域3eを封筒本体部2における封筒後面部22の上縁22aから封筒後面部22の裏面(内面)22b側に折り返し、折り返された状態の第2接着領域3eを封筒後面部22の裏面22bに接着する(図5(b)を参照)。
次に、図5(c)に示すように、封筒本体部2のサイドフラップ21aを折り返した後、折り込み線L22を境に封筒前面部21に対して封筒後面部22を折り返すと共に、封筒後面部22の左右の側辺部分をサイドフラップ21aに接着することで封筒本体部2を袋状に成形する。更に、折り込み線L21を境に封筒前面部21に対して封止フラップ23を折り返すことで、図1〜3等に示す封筒1が完成する。なお、本実施形態におけるカバーシート体3は、封筒本体部2におけるサイドフラップ21aを覆うように、サイドフラップ21aに対応する形状及び大きさを有するサイドフラップ被覆部が、前面部対向領域3cの両側に折り込み線を介して連設されていても良い。この場合、カバーシート体3のサイドフラップ被覆部は、前面部対向領域3cとの境界に位置する折り込み線に沿って折り返されると共に、封筒本体部2におけるサイドフラップ21a上に重ねられた状態で、サイドフラップ21aに接着しても良い。この場合、カバーシート体3は、封止フラップ23の先端部23a、封筒後面部22の上縁22aに加えて、各サイドフラップ21aにおいても、封筒本体部2と接着されることになる。
以上のように、本実施形態に係る封筒1によれば、封筒本体部2の外面2aにモチーフ印刷部4aや背景印刷部4bを含む模様印刷領域4を形成することで封筒1の外観に加飾
を施しても、カバーシート体3の表面には文字の記入領域が形成されているため、封筒1の差出人は、図6に示すように、カバーシート体3の表面に宛名や、差出人情報等を容易に記入することができる。そして、封筒1を受け取った受取人も、カバーシート体3に記入された文字を容易に読み取ることができると共に、カバーシート体3越しに模様印刷領域4に印刷されている模様を視認することができ、加飾を楽しむことができる。従って、本実施形態によれば、封筒本体部2における外面2aの仕様に関わらず、宛名や差出人等の記入が容易で、且つ、可読性に優れた封筒1を提供することができる。
ここで、一般的に、印刷面に万年筆等を用いて宛名や差出人情報を記入した場合、印刷面の油脂によってインクが弾かれ、文字を適切に筆記することが困難となる。従って、このような場合、差出人は油脂に弾かれ難い油性インキを使用せざるを得ない場合がある。その結果、宛名書き等に用いる筆記具の自由度が狭まってしまい、利用者にとって満足度合いが低くなってしまうおそれがある。これに対して、本実施形態における封筒1によれば、封筒本体部2の外面2a全体に模様を印刷したとしても、模様印刷領域4を覆うように封筒本体部2の外側にカバーシート体3が取り付けられているため、封筒1の意匠性を高めつつ、宛名書き等に用いる筆記具の選択になんら制限を設けることなく文字の記入を容易に行うことが可能となる。
更に、本実施形態に係る封筒1においては、カバーシート体3を無地のトレーシングペーパーによって形成した。これによれば、模様印刷領域4の模様を視認可能としつつ文字を容易に記入可能なカバーシート体3を非常に入手し易く廉価な材料によって形成することができるという利点がある。
また、本実施形態において、カバーシート体3の一部のみが、封筒本体部2(郵便物本体部)に対して接着されている。これによれば、カバーシート体3のうち、カバーシート体3が封筒本体部2と接着されていない領域は、外面2aとカバーシート体3との間に空気層が形成されるため、カバーシート体3に記入された宛名や差出人情報の可読性を向上させることができると共に、美観性も向上させることができる。更には、郵送されてきた封筒1を受け取った受取人が、封筒1の封筒本体部2からカバーシート体3を容易に取り外すことができ、カバーシート体3を取り外した後の封筒本体部2を受取人が2次利用することができるという利点がある。
特に、本実施形態においては、カバーシート体3の一端は、封止フラップ23の裏面23b側に折り返された状態で封止フラップ23の裏面23bに接着され、カバーシート体3の他端は、封筒後面部22の上縁22aから裏面22b側に折り返された状態で封筒後面部22の裏面22bに接着されている。このような封筒本体部2に対するカバーシート体3の接合構造を採用することで、封筒本体部2の裏面(内面)のみにカバーシート体3を接着しつつ、封筒本体部2の外面2aをカバーシート体3によって覆うことができる。
図7は、実施形態1に係る封筒1の受取人が、封筒1の封筒本体部2からカバーシート体3を取り除いている状態を説明する図である。封筒本体部2のうち、模様印刷領域4が設けられている外面2aにはカバーシート体3が直接接着されていないため、封筒1を2次利用し易い。即ち、受取人に郵送された後の封筒1におけるカバーシート体3を封筒本体部2から取り外した場合、接着部分にカバーシート体3が破れて残存したとしても封筒本体部2の外面2aにカバーシート体3が残存することがない。また、糊汚れが、カバーシート体3の外面2aに現れることもない。従って、封筒1の受取人が封筒本体部2からカバーシート体3を取り外した後、模様印刷領域4が形成されている外面2aを表側にして壁等に飾ろうとする際にも、透明紙カバー3の取り残しや糊汚れ等が表側に出現するこ
とを抑制できる。
また、本発明は、既製品ではなく、例えば、お気に入りのポスターや雑誌の切り抜きなど、あらゆる素材を利用してデザイン性が高く、オリジナル性の豊かな郵便物を創作する場合にも特に有用である。例えば、商品の販売促進、イベント案内、商品案内等の公告、宣伝が印刷されたポスター・チラシ等を袋状に折り込むことで封筒本体部2を作製する場合を考える。この種のポスター・チラシ等は、通常、全面に公告、宣伝情報が印刷されている場合が多い。このような場合においても、本発明によれば、封筒本体部2の外面2aを覆うようにしてカバーシート体3を封筒本体部2に取り付けることで、宛名や差出人等の記入が容易で、且つ、可読性に優れた郵便物を提供することができる。
なお、本発明に係る実施形態は種々の変更、改良、組み合わせ等が可能である。例えば、上記実施形態1において、封筒1は洋封筒を例に説明したが、和封筒であっても良いのは勿論である。また、模様印刷領域4に印刷する模様の種類、数、印刷範囲等は適宜変更することができる。
上述の実施形態1では、封筒本体部2における外面2a全体に模様印刷領域4が形成される態様を例に説明したが、封筒本体部2における外面2aの一部のみに模様印刷領域4が形成されていても良い。この場合、封筒本体部2における模様印刷領域4の全部がカバーシート体3によって覆われても良いし、模様印刷領域4の一部のみがカバーシート体3によって覆われても良い。勿論、封筒本体部2における外面2a全体を、カバーシート体3によって覆うようにしても良い。
また、上述の実施形態1では、封筒本体部2の裏面(内面)のみにカバーシート体3を接着しつつ、封筒本体部2の外面2aをカバーシート体3によって覆う態様を例に説明したが、これには限られない。例えば、封筒本体部2の封筒前面部21に対してサイドフラップ21a及び封筒後面部22が折り返されると共に封筒後面部22の両側辺部分がサイドフラップ21aと接着されることで既に袋状をなしている封筒本体部2に対してカバーシート体3を取り付ける場合を想定する。この場合、既に封筒本体部2における封筒後面部22の両側辺部分がサイドフラップ21aと接着されているため、これらの間にカバーシート体3の端部を挿入することができない。そこで、このような態様の場合には、封筒後面部22における表面側、例えば、封筒後面部22における上縁22aに沿ってカバーシート体3の端縁を接着しても良い。以上のように、本実施形態において、封筒本体部2に対するカバーシート体3の接着態様は、適宜変更することができる。
また、実施形態1に係る封筒1の封筒本体部2は、外面2aに模様印刷領域4が形成されていなくても良い。例えば、外面2aが平滑ではなく、エンボス加工やプリーツ加工等といった表面凹凸加飾が施されている紙を用いて封筒本体部2を形成する場合等、通常であれば凹凸面に宛名等を記入する必要があり、適切に筆記することが難しくなり易い。これに対して、本実施形態における封筒1においては、封筒本体部2の外面2aにエンボス加工やプリーツ加工等といった表面凹凸加飾が施されている場合等においても、封筒本体部2の外面2aの少なくとも一部を覆うように封筒本体部2に対してカバーシート体3を一体に取り付けることができるため、カバーシート体3の表面に形成されている文字の記入領域に容易かつ適切に筆記することが可能となる。
<変形例>
図8及び図9は、実施形態1の変形例に係る封筒1Aを説明する図である。図8の分解斜視図に示すようなカバーシート体3Aを、封筒本体部2に取り付けることで封筒1Aを作製しても良い。封筒本体部2は、図4等で説明した通りである。また、カバーシート体3Aは、上述したカバーシート体3と同様にトレーシングペーパーによって形成されてい
ても良く、表面に宛名や差出人情報等といった文字の記入領域が形成されている。
図8においても、封筒本体部2における外面2aの模様印刷領域4に印刷されている模様の図示を省略している。図8に示すカバーシート体3Aは、前面部対向領域3cと、前面部対向領域3cの両側に折り込み線を介して連設されている一対のサイドフラップ被覆部3fを有している。カバーシート体3Aは、サイドフラップ被覆部3fが前面部対向領域3cとの境界に位置する折り込み線L35に沿って折り返される。そして、封筒本体部2におけるサイドフラップ21a上にサイドフラップ被覆部3fが重ねられた状態で、サイドフラップ21aにサイドフラップ被覆部3fが接着されることで、カバーシート体3Aが封筒本体部2と一体に取り付けられ、図9に示す封筒1Aが完成する。なお、本変形例に係る封筒1Aは、封筒本体部2における封筒前面部21の外面2aがカバーシート体3Aの前面部対向領域3cによって覆われた構造となっている。
<実施形態2>
次に、実施形態2について説明する。実施形態2においては、郵送のために用いられる郵便物として、葉書(ポストカード)1Bを例に採用する場合を説明する。図10、図11は、実施形態2に係る葉書1Bを示す図である。葉書1Bは、葉書本体部6(郵便物本体部)及びカバーシート体31,32を備えている。葉書本体部6は、表面6aを有する第1紙板61と、裏面6bを有する第2紙板62を貼り合わせた合紙構造を有している。図10(a)は、実施形態2における葉書1B(葉書本体部6)の表面6a側を示した正面図である。図10(b)は、実施形態2における葉書1B(葉書本体部6)の裏面6b側を示した正面図である。葉書本体部6における表面6a及び裏面6bは、葉書本体部6の外面に該当する。
葉書本体部6における第1紙板61の表面6aと、第2紙板62の裏面6bには、絵柄、写真、イラスト等といった模様が印刷された模様印刷領域4が形成されている。模様印刷領域4は、実施形態1において既に述べた通りである。図10(a)、(b)に示す例では、第1紙板61の表面6aには、「Merry Christmas」というメッセージと雪の結晶のイラスト等が印刷された模様印刷領域4が形成されている。また、第2紙板62の裏面6bには、氷をモチーフとした写真が印刷されている。但し、これら模様印刷領域4の態様は例示的なものである。
カバーシート体3Bは、葉書本体部6の表面6aを覆うように葉書本体部6に取り付けられている透明又は半透明のシート部材である。また、カバーシート体3Cは、葉書本体部6の裏面6bを覆うように葉書本体部6に取り付けられている透明又は半透明のシート部材である。本実施形態におけるカバーシート体3B、3Cは、実施形態1のカバーシート体3と同様にトレーシングペーパーによって形成されているが、実施形態1において述べたようにカバーシート体は種々の変形例を採用することができる。また、カバーシート体3B、3Cにおいても、表面に宛名や差出人情報等といった文字の記入領域が形成されている。
図11は、実施形態2に係る葉書1Bの断面構造を示す図である。図11に示す61a及び61bは、それぞれ葉書本体部6における第1紙板61の上縁及び下縁である。また、62a及び62bは、それぞれ葉書本体部6における第2紙板62の上縁及び下縁であ
る。図11に示すように、カバーシート体3Bの一端側の端部301と他端側の端部302は、第1紙板61の上縁61a及び下縁61bに沿って裏面6c側に折り返されて、当該裏面6cに接着されている。同様に、カバーシート体3Cの一端側の端部303と他端側の端部304は、第2紙板62の上縁62a及び下縁62bに沿って裏面6d側に折り返されて、当該裏面6dに接着されている。即ち、カバーシート体3B、3Cは、その端部のみが葉書本体部6に対して接着されており、その接着部が葉書本体部6の外面側に現
れない構造となっている。葉書1Bは、例えば、図11に示すようにカバーシート体3Bが取り付けられた第1紙板61と、カバーシート体3Cが取り付けられた第2紙板62をそれぞれ用意し、これらを接着材7によって貼り合せることで完成する。
以上のように構成される実施形態2に係る葉書1Bにおいても、郵便物本体部としての葉書本体部6の少なくとも一部がカバーシート体3C,3Dによって覆われているため、上述した実施形態1に係る封筒1と同様の効果を奏する。即ち、葉書本体部6における外面(表面6a、裏面6b)の仕様に関わらず、宛名や差出人等の記入が容易で、且つ、可読性に優れた葉書1B(郵便物)を提供することができる。
なお、葉書1Bにおけるカバーシート体3B、3Cの配置態様について、種々の変更を加えることができる。例えば、カバーシート体3B及び3Cの何れか一方を配置しなくてもよい。例えば、葉書本体部6の表面6a側だけにカバーシート体3Bを設け、裏面6bを露出させても良い。また、葉書本体部6の裏面6c側だけにカバーシート体3Cを設け、表面6aを露出させても良い。
また、本発明は、図12に示す変形例のように二つ折りポストカード1C(郵便物)にも適用することができる。二つ折りポストカード1Cは、二つ折りの葉書本体部6Aと、葉書本体部6Aの外面60の少なくとも一部を覆うように葉書本体部6Aに取り付けられるカバーシート体3Dを有している。図12は、葉書本体部6Aの外面60側を示している。葉書本体部6Aは、中央の折り込み線を境にして一方側の領域である第1本体部61Aと、他方側の領域である第2本体部62Aとを含んでいる。葉書本体部6Aは、本発明に係る郵便物本体部の一例である。また、カバーシート体3Dは、上述までのカバーシート体3、3A〜Cと同様である。
図12に示す例では、葉書本体部6Aの外面60全体に模様印刷領域4が形成されており、カバーシート体3Dは外面60全体を覆っている。なお、カバーシート体3Dは、その端部領域のみが葉書本体部6Aに接着されており、これによってカバーシート体3Dに記入された宛名等の可読性を高めることができる。このような二つ折りポストカード1Cによっても、上述した葉書1Bと同様な効果を奏する。また、二つ折りポストカード1Cにおいて、葉書本体部6Aの見開き面側にもカバーシート3Dを取り付けることで、当該見開き面をカバーシート体3Dによって覆っても良い。この場合、例えば、葉書本体部6Aの見開き面に模様印刷領域4が形成されている場合であっても、カバーシート体3Dの表面に容易にメッセージ等を筆記することができ、また、そのメッセージの可読性や模様印刷領域4の視認性も十分に確保することができる。
図13は、変形例に係る葉書1D(郵便物)を示したものである。葉書1Dは、葉書本体部6B(郵便物本体部)と、当該葉書本体部6Bを覆う袋状のカバーシート体3Eを有する。カバーシート体3Eの表面には、宛名や差出人情報等といった文字の記入領域が形成されている。葉書本体部6Bの外面60には、模様印刷領域4が形成されている。カバーシート体3Eは、例えば、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)等といった透明の樹脂フィルムによって形成されている。このような構造によっても、カバーシート体3Eと葉書本体部6Bとの間には空気層が形成されるため、葉書本体部6Bの仕様に関わらず宛名や差出人情報の可読性を向上させることができる。
以上、実施形態に沿って本発明に係る封筒や葉書(ポストカード)等といった郵送のために用いる郵便物の構造について説明したが、本発明はこれらに制限されるものではなく、上記実施形態は種々の変更、改良、組み合わせ等が可能である。
1・・・封筒
2・・・封筒本体部
3・・・カバーシート体
4・・・模様印刷領域
4a・・モチーフ印刷部
4b・・背景印刷部

Claims (1)

  1. 郵便物本体部と、
    前記郵便物本体部の外面の少なくとも一部を覆うように当該郵便物本体部に対して一体に取り付けられ、その表面に文字の記入領域が形成されている透明又は半透明のカバーシート体と、
    を備え
    前記カバーシート体の一部のみが前記郵便物本体部に対して接着されており、
    前記郵便物が封筒であって、
    前記郵便物本体部は、封筒前面部と封筒後面部とによって袋状をなすと共に、前記封筒前面部の上縁から封筒を封止するフラップが延設されており、
    前記カバーシート体の一端は、前記フラップの裏面側に折り返された状態で当該フラップの裏面に接着され、前記カバーシート体の他端は、前記封筒後面部の上縁から裏面側に折り返された状態で当該封筒後面部の裏面に接着されている、
    郵便物。
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