JP6142895B2 - ヒートポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、ヒートポンプに関する。
特許文献1に記載の吸着式ヒートポンプでは、ロータを回転させることで吸着材の内部を流れる熱媒が温水と冷却水とに交互に切り替えられるようになっている。
特願2012−127594号公報
しかし、特許文献1の構成では、吸着材と蒸発器との間又は吸着材と凝縮器との間の隔壁に複数の開閉弁が設けられており、この開閉弁を開閉することで、水蒸気が吸着器に供給され、又は水蒸気が凝縮器に排出されるようになっている。
本発明は、開閉弁を用いることなく、一方の吸着材が脱着・吸着を交互に繰り返し、他方の吸着材が吸着・脱着を交互に繰り返す構成を得ることである。
本発明の請求項1に係るヒートポンプは、吸着媒体が収容されている吸着空間を有する容器と、前記吸着空間で間隔を空けて並べられ、第一熱媒との熱交換により吸着媒体を生成し、第二熱媒との熱交換により吸着媒体を凝縮する複数の蒸発凝縮部と、前記吸着空間で前記蒸発凝縮部と間隔を空けて前記蒸発凝縮部と交互に並べられ、前記蒸発凝縮部が生成した吸着媒体を第三熱媒との熱交換により吸着し、前記第三熱媒と比して高温の第四熱媒との熱交換により吸着媒体を脱着する複数の吸着材と、吸着媒体を生成する前記蒸発凝縮部と吸着媒体を吸着する前記吸着材とが対向し、かつ、吸着媒体を凝縮する前記蒸発凝縮部と吸着媒体を脱着する前記吸着材とが対向するように、前記第一熱媒が流れる第一流路、前記第二熱媒が流れる第二流路、前記第三熱媒が流れる第三流路、及び前記第四熱媒が流れる第四流路が形成されている流路部材と、前記流路部材を前記吸着材及び前記蒸発凝縮部に対して相対的に移動させ、吸着媒体を生成する前記蒸発凝縮部と吸着媒体を吸着する前記吸着材とが対向し、かつ、吸着媒体を凝縮する前記蒸発凝縮部と吸着媒体を脱着する前記吸着材とが対向するように、水蒸気を生成する蒸発凝縮部及び水蒸気を吸着する吸着材と、水蒸気を凝縮する蒸発凝縮部及び水蒸気を脱着する吸着材とを順次に切り替える切替装置と、を備え、前記蒸発凝縮部と前記吸着材とは、一方向から見て間隔を空けて交互に円状に並べられ、前記切替装置は、前記一方向から見て前記蒸発凝縮部と前記吸着材とが並ぶ円の中心を軸として前記流路部材を前記吸着材及び前記蒸発凝縮部に対して相対的に回転させることを特徴とする。
上記構成によれば、容器の吸着空間に、蒸発凝縮部と吸着材とが間隔を空けて交互に並べられている。そして、流路部材には、吸着媒体を生成する蒸発凝縮部と吸着媒体を吸着する吸着材とが対向し、かつ、吸着媒体を凝縮する蒸発凝縮部と吸着媒体を脱着する吸着材とが対向するように、第一熱媒、第二熱媒、第三熱媒及び第四熱媒が流れる第一流路、第二流路、第三流路及び第四流路が形成されている。
これにより、第一熱媒との熱交換により蒸発凝縮部が生成した吸着媒体を、吸着材が第三熱媒との熱交換により吸着し、吸着材が第四媒体との熱交換により脱着した吸着媒体を、蒸発凝縮部が第二熱媒との熱交換により凝縮する。
そして、切替装置が、吸着媒体を生成する蒸発凝縮部と吸着媒体を吸着する吸着材とが対向し、かつ、吸着媒体を凝縮する蒸発凝縮部と吸着媒体を脱着する吸着材とが対向するように、水蒸気を生成する蒸発凝縮部及び水蒸気を吸着する吸着材と、水蒸気を凝縮する蒸発凝縮部及び水蒸気を脱着する吸着材とを順次に切り替える。
これにより、開閉弁を用いることなく、一方の吸着材が脱着・吸着を交互に繰り返し、他方の吸着材が吸着・脱着を交互に繰り返す構成を得ることができる。
さらに、蒸発凝縮部と吸着材とは、一方向から見て間隔を空けて交互に円状に並べられている。そして、切替装置は、一方向から見て蒸発凝縮部と吸着材とが並ぶ円の中心を中心に流路部材を吸着材及び蒸発凝縮部に対して相対的に回転させる。
このように、流路部材を回転させることで、吸着媒体を生成する蒸発凝縮部と、吸着媒体を凝縮する蒸発凝縮部とを切り替え、かつ、吸着媒体を吸着する吸着材と、吸着媒体を脱着する吸着材とを切り替えることができる。
本発明の請求項2に係るヒートポンプは、請求項1に記載のヒートポンプにおいて、前記蒸発凝縮部及び前記吸着材は、矩形板状とされ、前記蒸発凝縮部の板面及び前記吸着材の板面は、前記一方向から見て前記蒸発凝縮部と前記吸着材とが並ぶ円の周方向に向いていることを特徴とする。
上記構成によれば、蒸発凝縮部及び吸着材は、矩形板状とされ、蒸発凝縮部の板面及び吸着材の板面は、蒸発凝縮部と吸着材とが並ぶ円の周方向に向いている。
ここで、一方で、吸着材は、対向して配置されている蒸発凝縮部が蒸発凝縮部の板面で生成して吸着領域に放出した吸着媒体を吸着材の板面で吸着する。さらに、他方で、蒸発凝縮部は、対向して配置されている吸着材が吸着材の板面で脱着して吸着領域に放出した吸着媒体を蒸発凝縮部の板面で凝縮する。
このように、蒸発凝縮部及び吸着材が矩形板状とされているため、吸着材が吸着媒体を吸着する面積、吸着材が吸着媒体を脱着する面積、蒸発凝縮部が吸着媒体を生成する面積、及び蒸発凝縮部が吸着媒体を凝縮する面積を増やすことができる。
本発明によれば、開閉弁を用いることなく、一方の吸着材が脱着・吸着を交互に繰り返し、他方の吸着材が吸着・脱着を交互に繰り返す構成を得ることができる。
本第1実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示した斜視図である。 本第1実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示した側面図である。 本第1実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示した分解斜視図である。 本第1実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示し、図2におけるS1−S1線断面図である。 本第1実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示し、図4におけるS2−S2線断面図である。 本第1実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示し、図4におけるS3−S3線断面図である。 本第1実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示した拡大斜視図である。 (A)(B)本第1実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示した断面図である。 本第1実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示した断面図である。 本第1実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示した断面図である。 本第1実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示した断面図である。 本第2実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示した斜視図である。 本第2実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示した側面図である。 本第2実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示した分解斜視図である。 本第2実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示し、図13におけるS4−S4線、S5−S5線断面図である。 本第2実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示し、図15におけるS6−S6線断面図である。 本第2実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示し、図15におけるS7−S7線断面図である。 本第2実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示した断面図である。 本第2実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示した断面図である。 本第2実施形態に係る吸着式ヒートポンプを示した断面図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る吸着式ヒートポンプの一例について図1〜図11を用いて説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
第1実施形態に係るヒートポンプの一例としての吸着式ヒートポンプ10(以下「ヒートポンプ10」)は、図1、図2に示されるように、容器12と、水の蒸発、水蒸気(吸着媒体の一例)の凝縮を行う蒸発凝縮部30と、水蒸気を吸着・脱着する吸着材40を備えた吸着部36とを備えている。さらに、ヒートポンプ10は、各熱媒が流れる流路部材の一例としての流路機構50と、切替装置90(図5参照)とを備えている。
そして、このヒートポンプ10は、例えば、自動車等の廃熱によって後述する高温熱媒F3を生成し、吸着工程において後述する低温熱媒F1を冷却することができる装置である。
〔容器〕
容器12は、図1、図2、図5、図6に示されるように、装置奥行方向に延びる円筒状とされた本体部14と、本体部14において装置奥行方向の両端部に取り付けられた一対の蓋部16と、本体部14の軸線Cを軸線とする軸管18とを含んで構成されている。
軸管18は、本体部14の内部に配置され、一対の蓋部16の間に配置されている。そして、一対の蓋部16には、軸管18の内部を容器12の外部に開放する貫通孔16Aが夫々形成されている。
そして、本体部14の内周面と、一対の蓋部16と、軸管18の外周面とで囲まれた空間が吸着空間22とされている。さらに、吸着空間22は、真空脱気され、吸着空間22には、水蒸気(吸着媒体の一例)が収容されている。
〔蒸発凝縮部〕
蒸発凝縮部30は、複数設けられ、図3に示されるように、矩形板状とされ、蒸発凝縮部30の板面が軸管18の周方向を向くように同様の間隔で並べられている。
また、蒸発凝縮部30の基端部が容器12の軸管18の外周面に取り付けられ、蒸発凝縮部30の先端部が容器12の本体部14の内周面に接触し(図4参照)、蒸発凝縮部30の装置奥行方向の両端部が容器12の一対の蓋部16に接触している(図2参照)。
なお、本実施形態では、蒸発凝縮部30は、10個設けられ、軸管18の外周面に36〔°〕ピッチで並べられている。
さらに、蒸発凝縮部30の内部には、図6に示されるように、流路30Aが、蒸発凝縮部30の縁辺に沿うように形成されている。また、軸管18には、流路30Aの両端部と対向する貫通孔18Bが形成されている。これにより、流路30Aと、軸管18の内部とは連通している。なお、この流路30Aには、後述する低温熱媒F1、又は中温熱媒F2が流れるようになっている。
〔吸着部〕
吸着部36は、複数設けられ、図3に示されるように、矩形板状とされ、吸着部36の板面が軸管18の周方向を向くように同様の間隔で並べられている。そして、吸着部36と蒸発凝縮部30とは、軸管18の周方向に交互に並べられている。
また、吸着部36の基端部が軸管18の外周面に取り付けられ、吸着部36の先端部が容器12の本体部14の内周面に接触し(図4参照)、吸着部36の装置奥行方向の両端部が容器12の一対の蓋部16に接触している(図2参照)。そして、周方向において隣り合う吸着部36と蒸発凝縮部30との間には、吸着領域の一例としての領域42(図4参照)が形成されている。なお、本実施形態では、吸着部36は、10個設けられ、軸管18の外周面に36〔°〕ピッチで並べられている。
さらに、吸着部36は、図7に示されるように、3層構造とされ、中間板38と、中間板38の表面及び裏面に積層された吸着材40とを有している。吸着材40は、水蒸気を吸着して発熱し、水蒸気を脱着して吸熱するようになっている。この吸着材40としては、例えば、活性炭、メソポーラスシリカ、ゼオライト、シリカゲル、及び粘土鉱物等を用いることができる。なお、中間板38の板面に吸着材40を積層するには、例えば、吸着材を含む塗布液を中間板38に塗布する方法、吸着材を含む吸着材成形体を中間板38に接着する方法等を用いることができる。
また、中間板38の内部には、図5に示されるように、流路38Aが、中間板38の縁辺に沿うように形成されている。また、軸管18には、流路38Aの両端部と対向する貫通孔18Bが形成されている。これにより、流路38Aと、軸管18の内部とは連通している。なお、この流路38Aには、後述する中温熱媒F2、又は高温熱媒F3が流れるようになっている。
〔流路機構〕
流路機構50は、図3、図5に示されるように、軸管18の内周面と間隔を空けて軸管18を貫通している第一管部材52と、第一管部材52の内周面と間隔を空けて第一管部材52の内部に配置されている第二管部材54とを備えている。さらに、流路機構50は、第二管部材54の内周面と間隔を空けて第二管部材54の内部に配置されている第三管部材56を備えている。
また、第一管部材52、第二管部材54及び第三管部材56の両端側は、図5、図6に示されるように、前述した一対の蓋部16に夫々形成された貫通孔16Aを通って蓋部16から容器12の外部に露出している。そして、一対の蓋部16の貫通孔16Aの孔縁と、第一管部材52の外周面との間には、図示せぬ軸受が設けられ、流路機構50は、軸線Cを中心に回転可能とされている(図1矢印F参照)。また、貫通孔16Aの孔縁と第一管部材52の外周面との間は、図示せぬシール部材によってシールされている。
さらに、流路機構50は、軸管18の内部を、装置奥行方向の一端側(図中左側)の空間と、他端側(図中右側)の空間とに仕切る円状の仕切板60を備えている。そして、この仕切板60は、装置奥行方向において第一管部材52の中央側の部分で、第一管部材52、第二管部材54及び第三管部材56と一体的に成形されている。さらに、仕切板60の縁部と軸管18の内周面との間は、図示せぬシール部材によってシールされている。
また、流路機構50は、図4に示されるように、第一管部材52と軸管18との間の空間70を、軸管18の周方向(図4では上下方向)に仕切る仕切板62を備えている。仕切板62は、軸管18の装置奥行方向一端側から他端側まで設けられている。
さらに、仕切板62は、基端部が第一管部材52の外周面に連結され、装置奥行方向から見て、第一管部材52の径方向の一方側に延びて先端部が軸管18の内周面に接触している仕切板62A、62Bを備えている。また、装置奥行方向から見て、仕切板62Aと仕切板62Bとは、軸線Cを中心に対して点対称となるように配置されている。そして、仕切板62A、62Bは、第一管部材52と一体的に成形されている。さらに、仕切板62A、62Bの先端部と軸管18の内周面との間は、図示せぬシール部材によってシールされている。
また、流路機構50は、図5、図6に示されるように、仕切板60に対して装置奥行方向の一端側(図中左側)の空間70を装置奥行方向に2個の空間に仕切る円環状の仕切板64を備えている。この仕切板64は、第一管部材52と一体的に成形されている。さらに、仕切板64の縁部と軸管18の内周面との間は、図示せぬシール部材によってシールされている。
また、流路機構50は、仕切板60に対して装置奥行方向の他端側(図中右側)の空間70を装置奥行方向に2個の空間に仕切る円環状の仕切板66を備えている。この仕切板66は、第一管部材52と一体的に成形されている。さらに、仕切板66の縁部と軸管18の内周面との間は、図示せぬシール部材によってシールされている。
なお、以後の説明では、第一管部材52と伴に回転する仕切板62が、空間70を上下方向に仕切っている場合の空間70において、仕切板64と仕切板62とによって仕切られ、装置奥行方向の一端側の蓋部16側で、かつ、図5、図6の上方側に位置する空間を空間70Aと記載する。さらに、空間70Aに対して、仕切板62を挟んで反対側の空間を空間70Bと記載する。また、空間70において、空間70Aに対して仕切板64を挟んで反対側の空間を空間70Cと記載し、空間70Bに対して仕切板64を挟んで反対側の空間を70Dと記載する。
さらに、空間70において、空間70Aに対して仕切板60を挟んで反対側を70Eと、空間70Bに対して仕切板60を挟んで反対側を70Fと記載する。また、空間70において、空間70Cに対して仕切板60を挟んで反対側を70Gと、空間70Dに対して仕切板60を挟んで反対側を70Hと記載する。
さらに、流路機構50は、図6に示されるように、第一管部材52の一端側の部分で、かつ、空間70Aと接触する部分に、第一管部材52と第二管部材54とを連結する連結管72Aを備えている。また、流路機構50は、第一管部材52の他端側の部分で、かつ、空間70Eと接触する部分に、第一管部材52と第二管部材54とを連結する連結管72Bを備えている。そして、連結管72A、72Bは、第二管部材54と第三管部材56との間の空間(後述する流路82)と、空間70A、70Eとを連通させている。
さらに、流路機構50は、図6に示されるように、第一管部材52の一端側の部分で、かつ、空間70Bと接触する部分に、第一管部材52と第三管部材56とを連結する連結管74Aを備えている。また、流路機構50は、第一管部材52の他端側の部分で、かつ、空間70Fと接触する部分に、第一管部材52と第三管部材56とを連結する連結管74Bを備えている。そして、連結管74A、74Bは、第三管部材56の内部の空間(後述する流路80)と、空間70B、70Fとを連通させている。
さらに、第一管部材52の一端側の部分で、かつ、空間70Cと接触する部分に、図5に示されるように、第一管部材52の壁部を貫通する貫通孔52Aが形成されている。また、第一管部材52の他端側の部分で、かつ、空間70Gと接触する部分に、第一管部材52の壁部を貫通する貫通孔52Bが形成されている。そして、貫通孔52A、52Bは、第一管部材52と第二管部材54との間の空間(後述する流路84)と、空間70C、70Gとを連通させている。
また、流路機構50は、図5に示されるように、第一管部材52の一端側の部分で、かつ、空間70Dと接触する部分に、第一管部材52と第二管部材54とを連結する連結管76Aを備えている。また、流路機構50は、第一管部材52の他端側の部分で、かつ、空間70Hと接触する部分に、第一管部材52と第二管部材54とを連結する連結管76Bを備えている。これにより、連結管76A、76Bは、第二管部材54と第三管部材56との間の空間(後述する流路82)と、空間70D、70Hとを連通させている。
そして、第三管部材56の内部が、低温熱媒F1(第一熱媒の一例)が流れる流路80(第一流路の一例)とされている。また、第二管部材54と第三管部材56との間の空間が、中温熱媒F2(第二熱媒、及び第三熱媒の一例)が流れる流路82(第二流路、及び第三流路の一例)とされている。さらに、第一管部材52と第二管部材54との間の空間が、高温熱媒F3(第四熱媒の一例)が流れる流路84(第四流路の一例)とされている。
低温熱媒F1には、一例として15〔℃〕程度の水を用いることができ、中温熱媒F2には、一例として40〔℃〕程度の水を用いることができ、高温熱媒F3には、一例として90〔℃〕程度の水を用いることができる。この高温熱媒F3は、例えば、自動車等の廃熱を輸送するものであり、ヒートポンプ10における利用の対象となる流体である。また、低温熱媒F1が、冷却の対象となる流体である。
なお、以後の説明では、図5、図6に示されるように、仕切板60で仕切られた流路80において、装置奥行方向の一端側の部分を流路80Aと記載し、他端側の部分を流路80Bと記載する。また、仕切板60で仕切られた流路82において、装置奥行方向の一端側の部分を流路82Aと記載し、他端側の部分を流路82Bと記載する。さらに、流路84において、仕切板60で仕切られた装置奥行方向の一端側の部分を流路84Aと記載し、他端側の部分を流路84Bと記載する。
この構成において、低温熱媒F1は、図6に示されるように、流路80Aに供給され、連結管74Aを通って空間70Bへ流れ込むようになっている。さらに、空間70Bへ流れ込んだ低温熱媒F1は、軸管18の壁部を挟んで空間70Bの反対側に配置されている蒸発凝縮部30の流路30Aの内部に流路30Aの一端部から流れ込むようになっている。また、流路30Aの内部に流れ込んだ低温熱媒F1は、流路30Aの他端部から流出して、空間70Fへ流れ込むようになっている。さらに、空間70Fへ流れ込んだ低温熱媒F1は、連結管74Bを通って流路80Bに流れ込み、外部に排出されるようになっている。
また、中温熱媒F2は、図6に示されるように、流路82Aに供給され、連結管72Aを通って空間70Aへ流れ込むようになっている。さらに、空間70Aへ流れ込んだ中温熱媒F2は、軸管18の壁部を挟んで空間70Aの反対側に配置されている蒸発凝縮部30の流路30Aの内部に流路30Aの一端部から流れ込むようになっている。また、流路30Aの内部に流れ込んだ中温熱媒F2は、流路30Aの他端部から流出して、空間70Eへ流れ込むようになっている。さらに、空間70Eへ流れ込んだ中温熱媒F2は、連結管72Bを通って流路82Bに流れ込み、外部に排出されるようになっている。
また、中温熱媒F2については、前述した流路とは異なる流路にも流れる。具体的には、中温熱媒F2は、図5に示されるように、流路82Aに供給され、連結管76Aを通って空間70Dへ流れ込むようになっている。さらに、空間70Dへ流れ込んだ中温熱媒F2は、軸管18の壁部を挟んで空間70Dの反対側に配置されている吸着部36の中間板38の流路38Aの内部に流路38Aの一端部から流れ込むようになっている。また、流路38Aの内部に流れ込んだ中温熱媒F2は、流路38Aの他端部から流出して、空間70Hへ流れ込むようになっている。さらに、空間70Hへ流れ込んだ中温熱媒F2は、連結管76Bを通って流路82Bに流れ込み、外部に排出されるようになっている。
また、高温熱媒F3は、図5に示されるように、流路84Aに供給され、貫通孔52Aを通って空間70Cへ流れ込むようになっている。さらに、空間70Cへ流れ込んだ高温熱媒F3は、軸管18の壁部を挟んで空間70Cの反対側に配置されている吸着部36の中間板38の流路38Aの内部に流路38Aの一端部から流れ込むようになっている。また、流路38Aの内部に流れ込んだ高温熱媒F3は、流路38Aの他端部から流出して、空間70Gへ流れ込むようになっている。さらに、空間70Gへ流れ込んだ高温熱媒F3は、貫通孔52Bを通って流路84Bに流れ込み、外部に排出されるようになっている。
〔切替装置〕
切替装置90は、図5、図6に示されるように、軸線Cを中心に流路機構50を連続的に回転させる駆動部材としてのモータ92を備えている。
この構成において、モータ92の駆動力により、流路機構50が回転(図1の矢印F参照)することで、夫々の空間70A〜70Hも回転するようになっている。
(作用)
次に、ヒートポンプ10の作用を、ヒートポンプ10の動作によって説明する。仕切板62A、62Bの板面は、初期状態では例えば、図4に示されるように、上下方向を向いている。さらに、軸線Cに対して上方側に配置されている吸着材40は、水蒸気を吸着した状態となっており、軸線Cに対して下方側に配置されている吸着材40は、水蒸気を脱着した状態となっている。また、軸線Cに対して下方側に配置されている蒸発凝縮部30の板面には、水(水滴)が付着している。
この状態で、低温熱媒F1は、図6に示されるように、流路80Aに供給され、連結管74Aを通って空間70Bへ流れ込む。さらに、空間70Bへ流れ込んだ低温熱媒F1は、軸管18の壁部を挟んで空間70Bの反対側に配置されている蒸発凝縮部30の流路30Aの内部に流路30Aの一端部から流れ込む。また、流路30Aの内部に流れ込んだ低温熱媒F1は、流路30Aの他端部から流出して、空間70Fへ流れ込む。さらに、空間70Fへ流れ込んだ低温熱媒F1は、連結管74Bを通って流路80Bに流れ込み、外部に排出される。
このように、軸線Cに対して下方側に配置されている蒸発凝縮部30の流路30Aには、低温熱媒F1が流れる。
また、中温熱媒F2は、図5に示されるように、流路82Aに供給され、連結管76Aを通って空間70Dへ流れ込む。さらに、空間70Dへ流れ込んだ中温熱媒F2は、軸管18の壁部を挟んで空間70Dの反対側に配置されている吸着部36の中間板38の流路38Aの内部に流路38Aの一端部から流れ込む。また、流路38Aの内部に流れ込んだ中温熱媒F2は、流路38Aの他端部から流出して、空間70Hへ流れ込む。さらに、空間70Hへ流れ込んだ中温熱媒F2は、連結管76Bを通って流路82Bに流れ込み、外部に排出される。
このように、軸線Cに対して下方側に配置されている吸着部36の中間板38の流路38Aには、中温熱媒F2が流れる。
ここで、蒸発凝縮部30の流路30Aを流れる低温熱媒F1は、一例として15〔℃〕とされている。これにより、蒸発凝縮部30において水と水蒸気とが平衡状態となる平衡圧力は、一例として1.7〔kPa〕となる。
一方、吸着部36の中間板38の流路38Aを流れる中温熱媒F2は、一例として40〔℃〕とされている。これにより、吸着部36の吸着材40において水と水蒸気とが平衡状態となる平衡圧力は、一例として0.3〔kPa〕となる。
この平衡圧力の差により、軸線Cに対して下方側に配置されている蒸発凝縮部30は、蒸発凝縮部30の板面に付着している水を、低温熱媒F1との熱交換により、蒸発させて水蒸気を生成する。さらに、軸線Cに対して下方側に配置されている吸着材40は、蒸発凝縮部30によって蒸発した水蒸気を、中温熱媒F2との熱交換により吸着する(吸着工程)。
具体的には、図8(B)に示されるように、蒸発凝縮部30の板面で蒸発した水蒸気は、領域42を移動し、領域42を挟んで蒸発凝縮部30と対向して配置されている吸着材40によって吸着される。
ここで、水を蒸発させる際の気化熱により、蒸発凝縮部30の流路30Aを流れる低温熱媒F1が冷却される。
また、中温熱媒F2は、図6に示されるように、流路82Aに供給され、連結管72Aを通って空間70Aへ流れ込む。さらに、空間70Aへ流れ込んだ中温熱媒F2は、軸管18の壁部を挟んで空間70Aの反対側に配置されている蒸発凝縮部30の流路30Aの内部に流路30Aの一端部から流れ込む。また、流路30Aの内部に流れ込んだ中温熱媒F2は、流路30Aの他端部から流出して、空間70Eへ流れ込む。さらに、空間70Eへ流れ込んだ中温熱媒F2は、連結管72Bを通って流路82Bに流れ込み、外部に排出される。このように、軸線Cに対して上方側に配置されている蒸発凝縮部30の流路30Aには、中温熱媒F2が流れる。
また、高温熱媒F3は、図5に示されるように、流路84Aに供給され、貫通孔52Aを通って空間70Cへ流れ込む。さらに、空間70Cへ流れ込んだ高温熱媒F3は、軸管18の壁部を挟んで空間70Cの反対側に配置されている吸着部36の中間板38の流路38Aの内部に流路38Aの一端部から流れ込む。また、流路38Aの内部に流れ込んだ高温熱媒F3は、流路38Aの他端部から流出して、空間70Gへ流れ込む。さらに、空間70Gへ流れ込んだ高温熱媒F3は、貫通孔52Bを通って流路84Bに流れ込み、外部に排出される。
このように、軸線Cに対して上方側に配置されている吸着部36の中間板38の流路38Aには、高温熱媒F3が流れる。
ここで、蒸発凝縮部30の流路30Aを流れ中温熱媒F2は、一例として40〔℃〕とされている。これにより、蒸発凝縮部30において水と水蒸気とが平衡状態となる平衡圧力は、一例として7.2〔kPa〕となる。
一方、吸着部36の中間板38の流路38Aを流れる高温熱媒F3は、一例として90〔℃〕とされている。これにより、吸着部36の吸着材40において水と水蒸気とが平衡状態となる平衡圧力は、一例として10.0〔kPa〕となる。
この平衡圧力の差により、軸線Cに対して上方側に配置されている吸着材40は、高温熱媒F3との熱交換により、吸着している水蒸気を脱着する。さらに、軸線Cに対して上方側に配置されている蒸発凝縮部30は、吸着材40が脱着した水蒸気を凝縮する(脱着工程)。
具体的には、図8(A)に示されるように、吸着材40が脱着した水蒸気は、領域42を移動し、領域42を挟んで吸着材40の反対側に配置されている蒸発凝縮部30によって凝縮される。また、凝縮されることで生成した水は、蒸発凝縮部30の板面に水滴として付着する。
そして、図9、図10、図11に示されるように、流路機構50が、モータ92(図6参照)によって図中矢印F方向に回転する。これにより、夫々の空間70が回転(移動)し、水蒸気を生成する蒸発凝縮部30と水蒸気を吸着する吸着材40とが対向し、かつ、水蒸気を凝縮する蒸発凝縮部30と水蒸気を脱着する吸着材40とが対向するように、水蒸気を生成する蒸発凝縮部30及び水蒸気を吸着する吸着材40を有する吸着部36と、水蒸気を凝縮する蒸発凝縮部30及び水蒸気を脱着する吸着材40を有する吸着部36とが順次に切り替えられる。
なお、モータ92の駆動力によって流路機構50が回転する回転速度は、1回の吸着工程において、吸着材40が吸着材40と接している領域42の温度での平衡状態となり、1回の脱着工程において、吸着材40が吸着材40と接している領域42の温度での平衡状態となるように決められている。
(まとめ)
以上説明したように、装置奥行方向から見て、軸管18の径方向の一方側では、蒸発凝縮部30の板面で蒸発した水蒸気が、領域42を移動し、領域42を挟んで蒸発凝縮部30と対向して配置されている吸着材40によって吸着される。一方、装置奥行方向から見て、軸管18の径方向の他方側では、吸着材40が脱着した水蒸気が、領域42を移動し、領域42を挟んで吸着材40と対向して配置されている蒸発凝縮部30によって凝縮される。また、凝縮されることで生成した水は、蒸発凝縮部30の板面に水滴として付着する。
そして、流路機構50が回転することで、各空間70が回転し、水蒸気を生成する蒸発凝縮部30及び水蒸気を吸着する吸着材40を有する吸着部36と、水蒸気を凝縮する蒸発凝縮部30及び水蒸気を脱着する吸着材40を有する吸着部36とが順次に切り替えられる。このように、開閉弁を用いることなく、一方側(一方)の吸着材40が脱着・吸着を交互に繰り返し、蒸発凝縮部30が凝縮・蒸発を交互に繰り返し、他方側(他方)の吸着材40が吸着・脱着を交互に繰り返し、蒸発凝縮部30が蒸発・凝縮を交互に繰り返す構成を得ることができる。
また、上記第1実施形態では、蒸発凝縮部30と吸着部36(吸着材40)とは、装置奥行方向から見て間隔を空けて円状に並べられている。これにより、モータ92が、流路機構50を、軸線Cを中心に回転させるだけで、蒸発凝縮部30の流路30A及び吸着部36の流路38Aを流れる熱媒を切り替えることができる。
また、上記第1実施形態では、蒸発凝縮部30及び吸着部36(吸着材40)は、矩形板状とされている。そして、吸着工程においては、蒸発凝縮部30によって蒸発凝縮部30の板面で蒸発した水蒸気が、領域42を移動し、領域42を挟んで蒸発凝縮部30と対向して配置されている吸着材40によって吸着材40の板面で吸着される。また、脱着工程においては、吸着材40によって吸着材40の板面で脱着した水蒸気が、領域42を移動し、領域42を挟んで吸着材40と対向して配置されている蒸発凝縮部30によって蒸発凝縮部30の板面で凝縮される。そして、凝縮されることで生成した水が、蒸発凝縮部30の板面に付着する。これにより、例えば、蒸発凝縮部及び吸着材が、パイプ状とされている場合と比して、吸着材40において水蒸気を吸着する面積、及び水蒸気を脱着する面積を増やすことができる。さらに、蒸発凝縮部30において水蒸気を生成する面積、及び水蒸気を凝縮する面積を増やすことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るヒートポンプの一例について図12〜図20を用いて説明する。なお、第1実施形態と同一部材等については、同一符号を付してその説明を省略し、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
(全体構成)
第2実施形態に係るヒートポンプ100は、図12、図13に示されるように、容器112と、蒸発凝縮部30と、吸着部36とを備えている。さらに、ヒートポンプ100は、各熱媒が流れる流路部材の一例としての流路機構150と、切替装置90(図16参照)とを備えている。
〔容器〕
容器112は、図12、図13、図16、図17に示されるように、装置奥行方向に延びる円筒状とされた本体部114と、本体部114において装置奥行方向の両端部に取り付けられた一対の蓋部116と、本体部114の軸線Cを軸線とする軸管18とを含んで構成されている。さらに、容器112は、蒸発凝縮部30及び吸着部36の装置奥行方向の両端部に配置され、容器112の内部を装置奥行方向において分離する一対の分離部120(図13参照)を備えている。
軸管18は、図13に示されるように、本体部14の内部において一対の分離部120の間に配置され、一対の分離部120には、軸管18の外径と同様の外径の貫通孔120Aが夫々形成されている。さらに、一対の蓋部116には、装置奥行方向から見て、貫通孔120Aと同様の形状の貫通孔116Aが夫々形成されている。
そして、本体部114の内周面と、一対の分離部120と、軸管18の外周面とで囲まれた空間は、吸着空間122とされている。この吸着空間122は、真空脱気され、吸着空間122には、水蒸気が収容されている。また、装置奥行方向の一方側及び他方側には、分離部120と蓋部116との間の空間170が夫々形成されている。この空間170は、吸着空間122とは異なり大気圧とされている。
〔蒸発凝縮部〕
蒸発凝縮部30は、図14に示されるように、矩形板状とされ、蒸発凝縮部30の装置奥行方向の両端部が容器112の一対の分離部120に接触している(図17参照)。さらに、蒸発凝縮部30の先端部は、容器112の本体部114の内周面に接触している。
また、蒸発凝縮部30の内部には、図17に示されるように、流路130Aが、蒸発凝縮部30の縁辺に沿うように形成されている。また、一対の分離部120には、流路130Aの両端部と対向する貫通孔120Bが形成されている。これにより、流路130Aと、空間170とは連通している。なお、この流路130Aには、低温熱媒F1、又は中温熱媒F2が流れるようになっている。
〔吸着部〕
吸着部36は、図14に示されるように、矩形板状とされ、吸着部36の装置奥行方向の両端部が容器112の一対の分離部120に接触している(図16参照)。さらに、吸着部36の先端部は、容器112の本体部114の内周面に接触している。
また、中間板38の内部には、図16に示されるように、流路138Aが、中間板38の縁辺に沿うように形成されている。また、一対の分離部120には、流路138Aの両端部と対向する貫通孔120Bが形成されている。これにより、流路138Aと、空間170とは連通している。なお、この流路138Aには、中温熱媒F2、又は高温熱媒F3が流れるようになっている。
〔流路機構〕
流路機構150は、図14に示されるように、軸管18を貫通している第一管部材152と、第一管部材152の内周面と間隔を空けて第一管部材152の内部に配置されている第二管部材154とを備えている。さらに、流路機構150は、第二管部材154の内周面と間隔を空けて第二管部材154の内部に配置されている第三管部材156を備えている。
また、第一管部材152、第二管部材154及び第三管部材156の両端側は、図16、図17に示されるように、前述した一対の分離部120に夫々形成された貫通孔120A、及び一対の蓋部116に夫々形成された貫通孔116Aを通って蓋部116から容器112の外部に露出している。そして、一対の蓋部116の貫通孔116Aの孔縁と、第一管部材152の外周面との間には、図示せぬ軸受が設けられ、流路機構150は、軸線Cを中心に回転可能とされている(図12の矢印F参照)。さらに、貫通孔116Aの孔縁と第一管部材152の外周面との間は、図示せぬシール部材によってシールされている。
また、流路機構150は、図16、図17に示されるように、第一管部材152の内部を、装置奥行方向の一端側(図中左側)の空間と、他端側(図中右側)の空間とに仕切る一対の円状の仕切板160を備えている。そして、この一対の仕切板160は、第一管部材152、第二管部材154及び第三管部材156と一体的に成形されている。
また、流路機構150は、図14、図15に示されるように、装置奥行方向の一端側において、分離部120と蓋部116との間の空間170を第一管部材152の周方向に仕切る仕切板162を備えている。さらに、流路機構150は、装置奥行方向の他端側において、分離部120と蓋部116との間の空間170を仕切る仕切板163を備えている。
仕切板162は、基端部が第一管部材152の外周面に連結され、装置奥行方向から見て、第一管部材152の径方向に延びて先端部が本体部114の内周面に接触している仕切板162Aと、162Bとを備えている。また、装置奥行方向から見て、仕切板162Aと仕切板162Bとは、軸線Cを中心に対して点対称となるように配置されている。そして、仕切板162A、162Bは、第一管部材52と一体的に成形されている。また、仕切板162A、162Bの先端部と本体部114の内周面との間は、図示せぬシール部材によってシールされている。
さらに、仕切板163は、基端部が第一管部材152の外周面に連結され、装置奥行方向から見て、第一管部材152の径方向に延びて先端部が本体部114の内周面に接触している仕切板163Aと、163Bとを備えている。また、装置奥行方向から見て、仕切板163A及び仕切板163Bは、前述した仕切板162A及び仕切板162Bと第一管部材152の周方向において同様の位置に配置されている。さらに、仕切板163A、163Bの先端部と本体部114の内周面との間は、図示せぬシール部材によってシールされている。
また、流路機構150は、図14、図15に示されるように、装置奥行方向の一端側の空間170を第一管部材152の径方向に2個の空間に仕切る円環状の仕切板164を備えている。この仕切板164は、仕切板162と一体的に成形されている。さらに、仕切板164の一方の縁部と蓋部116との間、及び仕切板164の他方の縁部と分離部120との間は、図示せぬシール部材によってシールされている。
また、流路機構150は、装置奥行方向の他端側の空間170を第一管部材152の径方向に2個の空間に仕切る円環状の仕切板166を備えている。この仕切板166は、仕切板163と一体的に成形されている。さらに、仕切板166の一方の縁部と蓋部116との間、及び仕切板166の他方の縁部と分離部120との間は、図示せぬシール部材によってシールされている。
なお、以後の説明では、第一管部材152と伴に回転する仕切板162、163が、空間170を装置幅方向に仕切っている場合の空間170において、仕切板164と仕切板162とによって仕切られ、第一管部材152側で、かつ、図15の左方側に位置する空間を空間170Aと記載する。さらに、空間170Aに対して、仕切板162を挟んで反対側の空間を空間170Bと記載する。また、空間170において、空間170Aに対して仕切板164を挟んで反対側の空間を170Cと記載し、空間170Bに対して仕切板164を挟んで反対側の空間を170Dと記載する。
さらに、装置奥行方向の他端側の空間170において、装置奥行方向から見て空間170Aと同様の位置に配置される空間を空間170Eと記載する。さらに、装置奥行方向から見て空間170Bと同様の位置に配置される空間を空間170Fと記載する。また、装置奥行方向から見て空間170Cと同様の位置に配置される空間を空間170Gと記載し、空間170Dと同様の位置に配置される空間を空間170Hと記載する。
さらに、流路機構150は、図17に示されるように、第一管部材152の一端側の部分で、かつ、空間170Aと接触する部分に、第一管部材152と第二管部材154とを連結する連結管172Aを備えている。また、流路機構150は、第一管部材152の他端側の部分で、かつ、空間170Eと接触する部分に、第一管部材152と第二管部材154とを連結する連結管172Bを備えている。これにより、連結管172A、172Bは、第二管部材154と第三管部材156との間の空間(後述する流路182)と、空間170A、170Eとを連通させている。
さらに、流路機構150は、図17に示されるように、第一管部材152の一端側の部分で、かつ、空間170Bと接触する部分に、第一管部材152と第三管部材156とを連結する連結管174Aを備えている。また、流路機構150は、第一管部材152の他端側の部分で、かつ、空間170Fと接触する部分に、第一管部材152と第三管部材156とを連結する連結管174Bを備えている。これにより、連結管174A、174Bは、第三管部材156の内部の間の空間(後述する流路180)と、空間170B、170Fとを連通させている。
さらに、流路機構150は、図16に示されるように、第一管部材152の一端側の部分で、かつ、空間170Cと対向する部分に、第一管部材152と仕切板164とを連結する連結管178Aを備えている。また、流路機構150は、第一管部材52の他端側の部分で、かつ、空間170Gと対向する部分に、第一管部材152と仕切板166とを連結する連結管178Bを備えている。これにより、連結管178A、178Bは、第一管部材152と第二管部材154との間の空間(後述する流路184)と、空間170C、170Gとを連通させている。
さらに、流路機構150は、図16に示されるように、第一管部材152の一端側の部分で、かつ、空間170Dと対向する部分に、第二管部材154と仕切板164とを連結する連結管176Aを備えている。また、流路機構150は、第一管部材152の他端側の部分で、かつ、空間170Hと対向する部分に、第二管部材154と仕切板166とを連結する連結管176Bを備えている。これにより、連結管176A、176Bは、第二管部材154と第三管部材156との間の空間(後述する流路182)と、空間170D、170Hとを連通させている。
そして、第三管部材156の内部が、低温熱媒F1(第一熱媒の一例)が流れる流路180(第一流路の一例)とされている。また、第二管部材154と第三管部材56との間の空間が、中温熱媒F2(第二熱媒、及び第三熱媒の一例)が流れる流路182(第二流路、及び第三流路の一例)とされている。さらに、第一管部材152と第二管部材54との間の空間が、高温熱媒F3(第四熱媒の一例)が流れる流路184(第四流路の一例)とされている。
なお、以後の説明では、図16、図17に示されるように、流路180において、仕切板160で仕切られた装置奥行方向の一端側の部分を流路180Aと記載し、他端側の部分を流路180Bと記載する。また、流路182において、仕切板160で仕切られた装置奥行方向の一端側の部分を流路182Aと記載し、他端側の部分を流路182Bと記載する。さらに、流路184において、仕切板160で仕切られた装置奥行方向の一端側の部分を流路184Aと記載し、他端側の部分を流路184Bと記載する。
この構成において、低温熱媒F1は、図17に示されるように、流路180Aに供給され、連結管174Aを通って空間170Bへ流れ込むようになっている。さらに、空間170Bへ流れ込んだ低温熱媒F1は、分離部120を挟んで空間170Bの反対側に配置されている蒸発凝縮部30の流路130Aの内部に流路130Aの一端部から流れ込むようになっている。また、流路130Aの内部に流れ込んだ低温熱媒F1は、流路130Aの他端部から流出して、空間170Fへ流れ込むようになっている。さらに、空間170Fへ流れ込んだ低温熱媒F1は、連結管174Bを通って流路180Bに流れ込み、外部に排出されるようになっている。
また、中温熱媒F2は、図16に示されるように、流路182Aに供給され、連結管176Aを通って空間170Dへ流れ込むようになっている。さらに、空間170Dへ流れ込んだ中温熱媒F2は、分離部120を挟んで空間170Dの反対側に配置されている吸着部36の中間板38の流路138Aの内部に流路138Aの一端部から流れ込むようになっている。また、流路138Aの内部に流れ込んだ中温熱媒F2は、流路138Aの他端部から流出して、空間170Hへ流れ込むようになっている。さらに、空間170Hへ流れ込んだ中温熱媒F2は、連結管176Bを通って流路182Bに流れ込み、外部に排出されるようになっている。
また、中温熱媒F2については、前述した流路とは異なる流路にも流れる。具体的には、中温熱媒F2は、図17に示されるように、流路182Aに供給され、連結管172Aを通って空間170Aへ流れ込むようになっている。さらに、空間170Aへ流れ込んだ中温熱媒F2は、分離部120を挟んで空間170Aの反対側に配置されている蒸発凝縮部30の流路130Aの内部に流路130Aの一端部から流れ込むようになっている。また、流路130Aの内部に流れ込んだ中温熱媒F2は、流路130Aの他端部から流出して、空間170Eへ流れ込むようになっている。さらに、空間170Eへ流れ込んだ中温熱媒F2は、連結管172Bを通って流路182Bに流れ込み、外部に排出されるようになっている。
また、高温熱媒F3は、図16に示されるように、流路184Aに供給され、連結管178Aを通って空間170Cへ流れ込むようになっている。さらに、空間170Cへ流れ込んだ高温熱媒F3は、分離部120を挟んで空間170Cの反対側に配置されている吸着部36の中間板38の流路138Aの内部に流路138Aの一端部から流れ込むようになっている。また、流路138Aの内部に流れ込んだ高温熱媒F3は、流路138Aの他端部から流出して、空間170Gへ流れ込むようになっている。さらに、空間170Gへ流れ込んだ高温熱媒F3は、連結管178Bを通って流路184Bに流れ込み、外部に排出されるようになっている。
〔切替装置〕
切替装置90は、図16、図17に示されるように、軸線Cを中心に流路機構150を連続的に回転させる駆動部材としてのモータ92を備えている。
この構成において、モータ92の駆動力により、流路機構150が、図18、図19、図20に示されるように、回転(矢印F参照)することで、各空間170も回転するようになっている。
第2実施形態の作用については、吸着部36及ぶ蒸発凝縮部30に熱媒を流し入れる方向、及び吸着部36及ぶ蒸発凝縮部30から熱媒が排出される方向を除いて第1実施形態の作用と同様である。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、流路機構50、150を回転させたが、蒸発凝縮部30及び吸着部36を回転させてもよく、流路機構50、150と、蒸発凝縮部30及び吸着部36とを相対的に回転(移動)させればよい。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、蒸発凝縮部30の板面に水を保持する多孔質体等を設けてもよい。
また、上記実施形態では、吸着媒体として水蒸気を用いたが、アンモニアを気化させて吸着媒体としてもよい。
また、上記実施形態では、蒸発凝縮部30から冷熱を取り出す場合を例にとって説明したが、蒸発凝縮部30から温熱を取り出してもよい。
また、上記実施形態では、流路機構50、150を連続的に回転させたが、間欠的に回転させてもよい。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、吸着材40による水蒸気の吸着については、化学吸着であってもよく、物理吸着であってもよい。また、吸着反応に代えて同様の効果を生じる化学反応等であってもよい。
10 ヒートポンプ(ヒートポンプの一例)
12 容器
22 吸着空間
30 蒸発凝縮部
40 吸着材
42 領域(吸着領域の一例)
50 流路機構(流路部材の一例)
80 流路(第一流路の一例)
82 流路(第二流路、及び第三流路の一例)
84 流路(第四流路の一例)
90 切替装置
100 ヒートポンプ(ヒートポンプの一例)
112 容器
122 吸着空間
150 流路機構(流路部材の一例)
180 流路(第一流路の一例)
182 流路(第二流路、及び第三流路の一例)
184 流路(第四流路の一例)
F1 低温熱媒(第一熱媒の一例)
F2 中温熱媒(第二熱媒、及び第三熱媒の一例)
F3 高温熱媒(第四熱媒の一例)

Claims (2)

  1. 吸着媒体が収容されている吸着空間を有する容器と、
    前記吸着空間で間隔を空けて並べられ、第一熱媒との熱交換により吸着媒体を生成し、第二熱媒との熱交換により吸着媒体を凝縮する複数の蒸発凝縮部と、
    前記吸着空間で前記蒸発凝縮部と間隔を空けて前記蒸発凝縮部と交互に並べられ、前記蒸発凝縮部が生成した吸着媒体を第三熱媒との熱交換により吸着し、前記第三熱媒と比して高温の第四熱媒との熱交換により吸着媒体を脱着する複数の吸着材と、
    吸着媒体を生成する前記蒸発凝縮部と吸着媒体を吸着する前記吸着材とが対向し、かつ、吸着媒体を凝縮する前記蒸発凝縮部と吸着媒体を脱着する前記吸着材とが対向するように、前記第一熱媒が流れる第一流路、前記第二熱媒が流れる第二流路、前記第三熱媒が流れる第三流路、及び前記第四熱媒が流れる第四流路が形成されている流路部材と、
    前記流路部材を前記吸着材及び前記蒸発凝縮部に対して相対的に移動させ、吸着媒体を生成する前記蒸発凝縮部と吸着媒体を吸着する前記吸着材とが対向し、かつ、吸着媒体を凝縮する前記蒸発凝縮部と吸着媒体を脱着する前記吸着材とが対向するように、水蒸気を生成する蒸発凝縮部及び水蒸気を吸着する吸着材と、水蒸気を凝縮する蒸発凝縮部及び水蒸気を脱着する吸着材とを順次に切り替える切替装置と、を備え、
    前記蒸発凝縮部と前記吸着材とは、一方向から見て間隔を空けて交互に円状に並べられ、
    前記切替装置は、前記一方向から見て前記蒸発凝縮部と前記吸着材とが並ぶ円の中心を軸として前記流路部材を前記吸着材及び前記蒸発凝縮部に対して相対的に回転させるヒートポンプ。
  2. 前記蒸発凝縮部及び前記吸着材は、矩形板状とされ、
    前記蒸発凝縮部の板面及び前記吸着材の板面は、前記一方向から見て前記蒸発凝縮部と前記吸着材とが並ぶ円の周方向に向いている請求項1に記載のヒートポンプ。
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