JP6142803B2 - 車両用ポップアップフード装置 - Google Patents

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本発明は、車両用ポップアップフード装置に関する。
下記特許文献1には、フードの後端側を持ち上げて当該フードの後端側の変形代を確保した車両用ポップアップフード装置が開示されている。この文献に記載された車両用ポップアップフード装置は、フードの後端側に固定されるヒンジアッパ(第1ヒンジ部材)と、車体に固定されるヒンジベース(第2ヒンジ部材)と、一端部及び他端部がヒンジアッパ及びヒンジベースにそれぞれ回動可能に連結されたヒンジアーム(揺動部材)と、を備えている。また、ヒンジアッパとヒンジアームとの間には、アクチュエータ(ピストンシリンダユニット)が配設されており、当該アクチュエータが作動することによって、フードの後端を持ち上げることが可能となっている。
特許第4887512号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された車両用ポップアップフード装置は、アクチュエータの作動時にフードが車両後方側に移動しながら当該フードの後端側を持ち上げる構成とされているため、アクチュエータの作動量に対してフードの持ち上げ量が減少する。そのため、上記特許文献1に記載された車両用ポップアップフード装置では、フードの持ち上げ量の減少分を見込んでアクチュエータの作動量を設定する必要がある。
本発明は上記事実を考慮し、フードの持ち上げ量を確保しつつアクチュエータの作動量の増加を抑制することができる車両用ポップアップフード装置を得ることが目的である。
請求項1記載の車両用ポップアップフード装置は、車両前部に配置され車両前後方向及び車幅方向に延在するフードの後端側に固定されるヒンジアッパと、車体に固定されるヒンジベースと、一端部が前記ヒンジアッパに回動可能に連結されていると共に、他端部が前記ヒンジベースに回動可能に連結されたヒンジアームと、前記ヒンジアッパと前記ヒンジアームとの間に設けられ、車両斜め前方側又は車両斜め後方側に伸長することによって前記ヒンジアッパを前記ヒンジアームに対して回動させて前記フードの後端側を車両上方側に向けて持ち上げるアクチュエータと、を備え、前記アクチュエータが作動して前記ヒンジアッパが前記ヒンジアームに対して回動された際に、前記ヒンジアッパが前記ヒンジアームの一端部に対して車両前方側に移動可能に構成されている。
請求項1記載の車両用ポップアップフード装置によれば、ヒンジベースに対してヒンジアームを回動させることによって、フードを閉止位置から開放位置の間において移動させることができる。また、フードが閉止位置に位置している状態において、アクチュエータが作動すると、即ち、アクチュエータが車両斜め前方側又は車両斜め後方側に伸長すると、ヒンジアッパがヒンジアームに対して回動する。これにより、フードの後端側が車両上方側に向けて持ち上がる、即ち、フードがポップアップする。ここで、本車両用ポップアップフード装置では、アクチュエータが作動してヒンジアッパがヒンジアームに対して回動された際に、ヒンジアッパがヒンジアームの一端部に対して車両前方側に移動する。これにより、アクチュエータの作動前後における当該アクチュエータの傾斜角度の変化が少なくなり、当該アクチュエータの長さの変化をフードの持ち上げに有効に利用することができる。また、アクチュエータが車両斜め前方側に向けて伸長する構成においては、フードを車両前方側に積極的に移動させることができ、これにより、アクチュエータの作動時にフードが後退することによるフードの持ち上げ量の減少をより確実に抑制することができる。
請求項2記載の車両用ポップアップフード装置は、請求項1記載の車両用ポップアップフード装置において、前記ヒンジアッパと前記ヒンジアームとは、該ヒンジアッパに形成されたピン孔及び該ヒンジアームに形成されたピン孔に挿通された連結ピンを介して連結されており、前記ヒンジアッパに形成されたピン孔及び前記ヒンジアームに形成されたピン孔のいずれかが車両前後方向に長孔状に形成されている。
請求項2記載の車両用ポップアップフード装置によれば、連結ピンが長孔状に形成されたピン孔内を移動することによって、ヒンジアッパがヒンジアームに対して回動された際に、ヒンジアッパをヒンジアームの一端部に対して車両前方側に移動させることができる。
請求項3記載の車両用ポップアップフード装置は、請求項2記載の車両用ポップアップフード装置において、前記ヒンジアッパ及び前記ヒンジアームのいずれかには、前記フードが持ち上げられた状態において前記連結ピンを長孔状に形成された前記ピン孔内の所定の位置に保持する保持部が設けられている。
請求項3記載の車両用ポップアップフード装置によれば、フードがポップアップしている状態において、連結ピンが長孔状に形成されたピン孔内の所定の位置に保持されることにより、フードの姿勢を安定させることができる。
請求項1〜請求項3記載の本発明に係る車両用ポップアップフード装置は、フードの持ち上げ量を確保しつつアクチュエータの作動量の増加を抑制することができる、という優れた効果を有する。
車両右側に配置されたポップアップ機構部を示す側面図である。 本実施形態に係る車両用ポップアップフード装置の全体構成を示す平面図である。 アクチュエータが作動した状態におけるポップアップ機構部を示す図1に対応する側面図である。 図2に示された4−4線に沿って切断した車両の前部を模式的に示した側面図である。 アクチュエータが作動した状態における第1変形例に係るポップアップ機構部を示す図3に対応する側面図である。 アクチュエータが作動した状態における第2変形例に係るポップアップ機構部を示す図3に対応する側面図である。 第3変形例に係るポップアップ機構部を示す図1に対応する側面図である。 アクチュエータが作動した状態における第2変形例に係るポップアップ機構部を示す図7に対応する側面図である。
図1及び図2を用いて本発明の実施形態に係る車両用ポップアップフード装置について説明する。なお、各図に適宜記す矢印FR、矢印UP、矢印OUTは、車両の前方向(進行方向)、上方向、車幅方向の外側方向をそれぞれ示している。また以下、単に前後、左右、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両左右方向(車幅方向)の左右、車両上下方向の上下を示すものとする。
図2に示されるように、本実施形態の車両用ポップアップフード装置10は、フード12の後端側の両サイドにそれぞれ配設された左右一対のポップアップ機構部14を主要部として構成されている。以下、先ずフード12の概略の構成について説明し、次いでポップアップ機構部14の詳細な構成について説明する。なお、左右のポップアップ機構部14はいずれも左右対称に構成されているため、以下の説明では車両右側に配置されたポップアップ機構部14の構成について説明し、車両左側に配置されたポップアップ機構部14の構成の説明は省略する。
(フード12)
フード12は、車両前後方向及び車幅方向に延在すると共に車両平面視で略矩形状に形成されており、このフード12は、図示しないパワーユニットが収容されたパワーユニットルームを車両上方側から覆っている。また、フード12の後端部はポップアップ機構部14を構成する一対のヒンジアーム24等(図1参照)によって回動可能に支持されている。また、フード12の前端部における車幅方向の中間部には、フードストライカ16が固定されている。このフードストライカ16が車体の前端部における車幅方向の中間部に配置された単一のフードロック装置18に係止されることによって、フード12が閉止位置に保持される、即ち、フード12の回動が規制されるようになっている。
(ポップアップ機構部14)
図1に示されるように、ポップアップ機構部14は、フード12の後端側に固定されるヒンジアッパ20と、車体に固定されるヒンジベース22と、一端部がヒンジアッパ20に回動可能に連結されていると共に、他端部がヒンジベース22に回動可能に連結されたヒンジアーム24と、を備えている。また、ポップアップ機構部14は、自らが伸長することによってヒンジアッパ20をヒンジアーム24に対して回動させるアクチュエータ26を備えている。
ヒンジアッパ20は、鋼板材にプレス加工等が施されることによって形成されており、このヒンジアッパ20は、車両前後方向を長手方向とすると共に車両正面視で略L字状断面に形成されている。具体的には、ヒンジアッパ20は車両上下方向を板厚方向として車両前後方向に延びる固定部28と、固定部28の車幅方向外側の端部から車両下方側に向けて延びる基壁部30と、を備えている。固定部28には、図示しないボルトが挿入されており、このボルトがフード12の後端部に接合された図示しないウェルドナットに螺入されることによってヒンジアッパ20がフード12の後端部に固定されている。また、基壁部30の後端部には、後に詳述するアクチュエータ26の一端部が回動可能に連結されており、基壁部30の前端部には、車両前後方向を長手方向とする長孔状とされていると共に連結ピン32が挿通されるピン孔34が形成されている。また、ピン孔34の短手方向の内径は連結ピン32の外径よりも若干大きな内径とされており、ピン孔34の長手方向の内径は、連結ピン32の外径に比して大きな内径とされている。
ヒンジベース22は、上記ヒンジアッパ20と同様に鋼板材にプレス加工等が施されることによって形成されており、このヒンジベース22は、車両前後方向を長手方向とすると共に車両正面視で略L字状断面に形成されている。具体的には、ヒンジベース22は車両上下方向を板厚方向として車両前後方向に延びる固定部36と、固定部36の車幅方向内側の端部から車両上方側に向けて延びる縦壁部38と、を備えている。固定部36には、図示しないボルトが挿入されており、このボルトが図示しないエプロンアッパメンバに接合された図示しないウェルドナットに螺入されることによってヒンジベース22が車体に固定されている。
ヒンジアーム24は、上記ヒンジアッパ20及びヒンジベース22と同様に鋼板材にプレス加工等が施されることによって形成されており、このヒンジアーム24は、車両側面視で略三角形状に形成されている。なお、ヒンジアーム24の車両下方側の端部は車幅方向内側に向けて折り曲げられたフランジ部40とされている。また、ヒンジアーム24の後端部は、ヒンジベース22の縦壁部38の後端部に回動可能に連結されている。さらに、ヒンジアーム24の下端部には、後述するアクチュエータ26の他端部が回動可能に連結されている。
ヒンジアーム24の前端部には、連結ピン32が挿通される円形のピン孔42が形成されている。このピン孔42の内径は連結ピン32の外径に比して若干大きな内径とされている。ヒンジアーム24の前端部に形成されたピン孔42及びヒンジアッパ20の基壁部30に形成されたピン孔34に連結ピン32が挿入されることによって、ヒンジアーム24の前端部がヒンジアッパ20に回動可能に連結されている。そして、ヒンジアッパ20の前端部に形成されたピン孔34が車両前後方向を長手方向とする長孔状に形成されていることによって、後述のアクチュエータ26の作動時に、ヒンジアッパ20がヒンジアーム24の前端部に対して車両前方側に移動することが可能となっている。
アクチュエータ26は、有底円筒状に形成されたシリンダ部44と、棒状に形成されていると共にシリンダ部44に挿入されたロッド部46と、を有して構成されている。シリンダ部44内に設けられたガス発生剤が燃焼して、ロッド部46がシリンダ部44に対して軸方向一方側に移動することによってアクチュエータ26の長手方向の寸法が伸長するようになっている。なお、ロッド部46及びシリンダ部44には図示しないストッパ部が設けられており、これにより、アクチュエータ26が所定の寸法を超えて伸長しないようになっていると共に所定の寸法に伸長したアクチュエータ26が縮長しないようになっている。
ロッド部46の先端部は、ヒンジアッパ20の基壁部30の後端部に回動可能に連結されており、またシリンダ部44の閉止端側は、ブラケット48を介してヒンジアーム24の下端部に回動可能に連結されている。これにより、アクチュエータ26がヒンジアッパ20及びヒンジアーム24に取付けられている。また、アクチュエータ26がヒンジアッパ20及びヒンジアーム24に取付けられた状態において、アクチュエータ26の上端部が当該アクチュエータ26の下端部に比して車両後方側に位置している。当該アクチュエータ26の取付姿勢とされることによって、アクチュエータ26が車両斜め後方側に向けて伸長することが可能となっている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図2に示されるように、本実施形態の車両用ポップアップフード装置10によれば、ヒンジベース22に対してヒンジアーム24を回動させることによって、フード12を閉止位置から開放位置の間において移動させることができる。
また、本実施形態の車両用ポップアップフード装置10を備えた車両が走行している際に、歩行者等が該車両の前部に衝突したことが検知されると、アクチュエータ26が作動する。また、アクチュエータ26が作動することによって当該アクチュエータ26が伸長すると、図3に示されるように、ヒンジアッパ20がヒンジアーム24に対して回動する。これにより、図4に示されるように、フード12の後端側が車両上方側に向けて持ち上がる、即ち、フード12がポップアップする。
図3に示されるように、本車両用ポップアップフード装置10では、アクチュエータ26が作動してヒンジアッパ20がヒンジアーム24に対して回動された際に、ヒンジアッパ20に形成されたピン孔34内を連結ピン32が移動する。すなわち、ヒンジアッパ20がヒンジアーム24の前端部に対して車両前方側に移動する。その結果、アクチュエータ26の作動前後における当該アクチュエータ26の傾斜角度の変化が少なくなり、当該アクチュエータ26の長さの変化をフード12の持ち上げに有効に利用することができる。すなわち、本実施形態では、フード12の持ち上げ量を確保しつつアクチュエータ26の作動量の増加を抑制することができる。
なお、本実施形態では、内部のガス圧が上昇することによってロッド部46がシリンダ部44に対して軸方向一方側に移動するタイプのアクチュエータ26を用いてポップアップ機構部14を構成した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものでなない。例えば、シリンダ部内に配置された圧縮コイルスプリンクが伸長することによってロッド部がシリンダ部に対して軸方向一方側に移動するタイプのアクチュエータを用いてポップアップ機構部14を構成することもできる。
また、本実施形態では、ヒンジアッパ20の前端部に形成されたピン孔34が車両前後方向を長手方向とする長孔状に形成されていることによって、ヒンジアッパ20がヒンジアーム24の前端部に対して車両前方側に移動可能に構成した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ヒンジアッパ20の前端部に形成されたピン孔を連結ピン32の外径に対応する円形状に形成すると共に、当該ヒンジアッパ20の基壁部30におけるピン孔34の後方側の部位を薄肉とすること等によってヒンジアッパ20がヒンジアーム24の前端部に対して車両前方側に移動可能に構成することもできる。当該構成によれば、連結ピン32が、ヒンジアッパ20の基壁部30におけるピン孔34の後方側の部位を変形させることによってヒンジアッパ20がヒンジアーム24の前端部に対して車両前方側に移動する。
また、本実施形態では、ヒンジアッパ20の前端部に形成されたピン孔34を車両前後方向を長手方向とする長孔状に形成した例について説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ヒンジアッパ20の前端部に形成されたピン孔を連結ピン32の外径に対応する円形状に形成すると共に、ヒンジアーム24の前端部に形成されたピン孔を車両前後方向を長手方向とする長孔状に形成した構成とすることもできる。
(第1変形例及び第2変形例に係るポップアップ機構部)
次に、図5及び図6を用いて上記実施形態の第1変形例及び第2変形例に係るポップアップ機構部50,52について説明する。なお、上記実施形態と同一の機能を有する部材及び部分については、上記実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図5に示されるように、第1変形例に係るポップアップ機構部50は、フード12がポップアップしている状態において連結ピン32をヒンジアッパ20に形成されたピン孔34の後端部に保持する保持部としての一対の突起部54が設けられていることに特徴がある。この一対の突起部54は、ピン孔34の長手方向の中間部に当該ピン孔34の短手方向に対向して配置されている。また、一の突起部54と他の突起部54との距離は、連結ピン32の外径より短く設定されている。そして、連結ピン32が一対の突起部54に当接することによって連結ピン32がヒンジアッパ20に形成されたピン孔34の後端部に保持されるようになっている。なお、連結ピン32は、一対の突起部54を乗り越えて、即ち、連結ピン32が突起部54及びピン孔34の周縁部を弾性変形或いは塑性変形させることによって、ピン孔34の前端部から後端部に移動するようになっている。
以上説明した第1変形例に係るポップアップ機構部50によれば、ポップアップしたフード12の姿勢を安定させることができる。
また、図6に示された第2変形例に係るポップアップ機構部52のように、単一の突起部54をピン孔34の上縁部に設けた構成においても上記第1変形例に係るポップアップ機構部50と同様の作用効果を得ることができる。また、長孔状のピン孔34が基壁部30の前端部に形成されている構成においては、アクチュエータ26の作動時に連結ピン32がピン孔34の下縁部と摺接する。そのため、突起部54をピン孔34の上縁部に設けた構成とすることにより、連結ピン32をピン孔34内においてスムーズに移動させることができる。なお、長孔状のピン孔がヒンジアーム24の前端部に形成されている構成においては、アクチュエータ26の作動時に連結ピン32が長孔状のピン孔の上縁部と摺接する。そのため、当該構成においては、突起部54をピン孔の下縁部に設けた構成とすることにより、連結ピン32をピン孔内においてスムーズに移動させることができる。
(第3変形例に係るポップアップ機構部)
次に、図7及び図8を用いて上記実施形態の第3変形例に係るポップアップ機構部56について説明する。なお、上記実施形態等と同一の機能を有する部材及び部分については、上記実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示されるように、本変形例に係るポップアップ機構部56は、アクチュエータ26がヒンジアッパ20及びヒンジアーム24に取付けられた状態において、アクチュエータ26の上端部が当該アクチュエータ26の下端部に比して車両前方側に位置していることに特徴がある。当該アクチュエータ26の取付姿勢とされることによって、アクチュエータ26が車両斜め前方側に向けて伸長することが可能となっている。
上記第3変形例に係るポップアップ機構部56によれば、アクチュエータ26が車両斜め前方側に向けて伸長する構成とされていることにより、当該アクチュエータ26の作動時にフード12を車両前方側に積極的に移動させることができる。これにより、アクチュエータ26の作動によるフード12の持ち上げ量を積極的に増加させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車両用ポップアップフード装置
12 フード
20 ヒンジアッパ
22 ヒンジベース
24 ヒンジアーム
26 アクチュエータ
32 連結ピン
34 ピン孔
42 ピン孔
54 突起部(保持部)

Claims (3)

  1. 車両前部に配置され車両前後方向及び車幅方向に延在するフードの後端側に固定されるヒンジアッパと、
    車体に固定されるヒンジベースと、
    一端部が前記ヒンジアッパに回動可能に連結されていると共に、他端部が前記ヒンジベースに回動可能に連結されたヒンジアームと、
    前記ヒンジアッパと前記ヒンジアームとの間に設けられ、車両斜め前方側又は車両斜め後方側に伸長することによって前記ヒンジアッパを前記ヒンジアームに対して回動させて前記フードの後端側を車両上方側に向けて持ち上げるアクチュエータと、
    を備え、
    前記アクチュエータが作動して前記ヒンジアッパが前記ヒンジアームに対して回動された際に、前記ヒンジアッパが前記ヒンジアームの一端部に対して車両前方側に移動可能に構成された車両用ポップアップフード装置。
  2. 前記ヒンジアッパと前記ヒンジアームとは、該ヒンジアッパに形成されたピン孔及び該ヒンジアームに形成されたピン孔に挿通された連結ピンを介して連結されており、
    前記ヒンジアッパに形成されたピン孔及び前記ヒンジアームに形成されたピン孔のいずれかが車両前後方向に長孔状に形成されている請求項1記載の車両用ポップアップフード装置。
  3. 前記ヒンジアッパ及び前記ヒンジアームのいずれかには、前記フードが持ち上げられた状態において前記連結ピンを長孔状に形成された前記ピン孔内の所定の位置に保持する保持部が設けられている請求項2記載の車両用ポップアップフード装置。
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