JP6142695B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は発光装置、とりわけ、実装基板の上面に略平行な方向に光を発することができるサイドビュー型の発光装置に関する。
発光ダイオード等の発光素子を用いた発光装置は、小型化が容易で、高い発光効率を得ることができる。
発光素子を用いた発光装置の1つとして、実装基板の上面と略平行な方向に光を発することが可能なサイドビュー型の発光装置が知られている(特許文献1)。サイドビュー型の発光装置では、その側面側が開口部であるキャビティを有し、そのキャビティ内に発光素子が配置されている樹脂パッケージを実装基板上に配置する。これにより、キャビティ内の発光素子から出た光が樹脂パッケージの側面の開口から実装基板の上面に略平行な方向に出て行くことで、実装基板の上面に略平行な方向に十分な量の光を発することができる。
このため、サイドビュー型の発光装置は、例えば、携帯電話(スマートフォンを含む)、ノート型パソコンおよびタブレット等に用いる中小型液晶ディスプレイの導光板の端面に対向するようにそのキャビティを配置することにより、小型で十分な光量を供給できるバックライト用光源として機能する。すなわち、サイドビュー型の発光装置を用いることにより、少ない消費電力で高い輝度を有し、かつ小型・軽量な液晶ディスプレイを得ることができる。
このように、低い消費電力で十分な輝度を確保し、かつ装置の小型化および/または軽量化を実現できることから、サイドビュー型の発光装置は液晶ディスプレイ以外にも各種メーター(またはインジケーター)、読み取りセンサおよび照明等の多くの用途で用いられている。
特開2008−198807号公報
近年、より光出力の高い発光素子が開発され、サイドビュー型の発光装置に用いられるようになっている。このため、発光素子からの光が樹脂パッケージと実装基板とを透過し、実装基板の下面(裏面)から光が漏洩する場合がある。実装基板の下面より光が漏れると、発光装置を用いた各種装置の裏側から意図しない光の漏れを生ずる、または意図しない部分で反射等を起こし、意図した経路を通る光と混ざり所謂、色の滲みを生ずるという問題がある。
サイドビュー型の発光装置を用いた装置では、上述のように樹脂パッケージの側面のキャビティに対向するように導光板等の受光部材の端面が配置されることから、樹脂パッケージの厚さ(キャビティ内面と樹脂パッケージ外表面との距離)のうち、底面側の厚さを大きくすると受光部材の位置を全体に上方に上げる必要があり、結果としてサイドビュー型発光装置を用いる装置全体の厚さが増加してしまうという問題がある。このため、実装基板に達する光量を減らすことを目的に樹脂パッケージの底面側の厚さを大きくすることは実用上困難である。また、実装基板を透過する光量を減らすことを目的に、実装基板の厚さを大きくすることは、同じ理由から実用上困難である。
このため、従来は、例えば色を黒くする等により、多くの光を吸収することができるレジストを実装基板の表面に塗布することにより実装基板の下面から光が漏れるのを抑制していた。
しかし、近年より一層の小型化、軽量化を進めるために、より光出力の高い発光素子が用いられるようになっており、上述のレジストを用いても十分な遮光効果を得ることができず、実装基板の下面からの光の漏洩を十分に抑制できない場合が増えている。
本発明は、このような状況を打開するために為されたものであり、実装基板の下面からの光の漏洩を十分に抑制できる発光装置を提供することを目的とする。
本発明の態様の1つは、実装基板と、該実装基板の上面に配置され、内部に発光素子を収容し、第1のリードおよび第2のリードを有する樹脂パッケージと、を含み、該樹脂パッケージの側面が、その内部に前記発光素子が収容されたキャビティを有し、前記第1のリードは、前記キャビティの内部に前記発光素子の正極または負極の一方と電気的に接続するためのキャビティ内露出部を有し、かつ前記樹脂パッケージの底面から露出し前記実装基板の上面に設けた第1の配線層と電気的に接続するための底面露出部を有し、前記第2のリードは、前記キャビティの内部に前記発光素子の正極または負極の他方と電気的に接続するためのキャビティ内露出部を有し、かつ前記樹脂パッケージの底面から露出し前記実装基板の上面に設けた第2の配線層と電気的に接続するための底面露出部を有し、前記実装基板の上面に垂直な方向からの上面視において、前記第1のリードの底面露出部と前記第2のリードの底面露出部の間に前記実装基板に設けた第3の配線層が配置され、前記第3の配線層は、前記実装基板の上面に配置された配線層であることを特徴とする発光装置である。

本発明に係る発光装置では、実装基板に設ける配線層を特定の条件を満足するように配置し、配線層による遮光効果により、実装基板の下面からの光の漏洩を十分に抑制することができる。
図1は、本発明に係る発光装置100の斜視図である。 図2は、実装基板2の上面に垂直で且つ発光素子10を横切る断面における発光装置100の断面図を示す。 図3は、実装基板2の上面に垂直で且つ発光素子10を横切る断面における本発明の実施形態2に係る発光装置100Aの断面図を示す。 図4は、実装基板2の上面に垂直で且つ発光素子10を横切る断面における本発明の実施形態3に係る発光装置100Bの断面図を示す。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が制限されるものではない。また、複数の図面に表れる同一符号の部分は、特段の断りがない限り、同一の部分又は部材を示す。
図1は、本発明に係る発光装置100の斜視図である。図2は、実装基板2の上面に垂直で且つ発光素子10を横切る断面における発光装置100の断面図を示す。発光装置100はサイドビュー型の発光装置である。
発光装置100は、実装基板2と、リード4a、4bと、樹脂パッケージ6と、発光素子10とを有する。
リードは4a、4bは、それぞれ、樹脂パッケージ6の底面(図1、2のX−Y面)から露出した底面露出部と、樹脂パッケージ6の側面(図1、2のX−Z面)に設けたキャビティ8の底部に露出するキャビティ内露出部とを有している。また、リード4a、4bはそれぞれ、必要に応じて、図1および図2に示すように樹脂パッケージの別の側面(図1、2のY−Z面)上に位置する側面露出部を有してよい。
発光素子10は、キャビティ8の内部(詳細には底部)に収容されている。(図1、2の実施形態では、リード4bのキャビティ内露出部上に配置されている。)
発光素子10を封止するように、キャビティ8内に例えば透光性の封止樹脂18を充填してよい。また、封止樹脂18は、発光素子10が発した光を吸収し、吸収した光よりも波長の長い光を発光する蛍光体を含んでよい。
リード4a(第1のリード4a)のキャビティ内露出部は、発光素子10の正極または負極の一方と電気的に接続(図1ではワイヤー20aを介して電気的に接続)されている。
リード4aの底面露出部は、はんだ22を介して実装基板2の上面に配置された配線層12a(第1の配線層12a)と電気的に接続されている。また、リード4aが側面露出部を有する場合、必要に応じて、この側面露出部も図2に示すように、はんだ22を介して配線層12aと電気的に接続されてよい(図1では側面露出部の形状を例示するためにはんだ22の記載を省略)。
リード4b(第2のリード4b)のキャビティ内露出部は、発光素子10の正極または負極の他方と電気的に接続(図1ではワイヤー20bを介して電気的に接続)されている。
リード4bの底面露出部は、はんだ22を介して実装基板2の上面に配置された配線層12b(第2の配線層12b)と電気的に接続されている。また、リード4bが側面露出部を有する場合、必要に応じて、この側面露出部も図2に示すように、はんだ22を介して配線層12bと電気的に接続されてよい。
リード4aおよびリード4bがこのような構成を有することにより、電流が、第1の配線層12aと第2の配線層12bの一方から発光素子10を通って第1の配線層12aと第2の配線層12bの他方に流れる。これにより発光素子10は発光することができる。
発光素子10および蛍光体(蛍光体を用いる場合)から出た光の多くは、直接またはキャビティ8の内面で反射されて、キャビティ8の入口(キャビティ8の樹脂パッケージ6の側面に位置する部分)を通って樹脂パッケージの外側に出て行く(例えば、実装基板2の上面(X−Y面)に略平行な方向等に出て行く)。
なお、本明細書では、発光素子10から出た光および蛍光体から出た光(蛍光体を用いる場合)を総称して「発光素子10等から出た光」と呼ぶ。
発光素子10等から出た光の一部は、図2に矢印30で示すように、樹脂パッケージの底面(実装基板2と対向する面)を通過し、実装基板2に向かって進む。
このような光が実装基板2を透過し、さらに実装基板2よりも下方(図1、2の−Z方向)に漏洩して拡散しないように、本発明に係る発光装置では実装基板に設けた配線層を用いることを特徴としている。
より詳細には実装基板2の上面に垂直な方向からの上面視(図1、2のZ方向から見た場合)において、第1のリード4aの底面露出部と第2のリード4bの底面露出部の間に実装基板2に設けた第3の配線層が配置されていることを特徴とする。
リード4aおよびリード4bは、ある程度の厚さを有した金属板等から形成されることから、樹脂パッケージ6の底面を通り抜けた光のうち、リード4a(リード4aの底面露出部)およびリード4b(リード4bの底面露出部)に当たった光のほとんどは、リード4aおよびリード4bにより吸収または反射され、実装基板2の上面に達しない。一方、樹脂パッケージ6の底面を通り抜けリード4aの底面露出部とリード4bの底面露出部との間に達した光(例えば、図2に矢印30で示す光)は、リード4aおよびリード4bにより遮られることなく実装基板2の上面に達する。
本発明では、上面視において第1のリード4aの底面露出部と第2のリード4bの底面露出部の間に第3の配線層が配置されている。
第3の配線層は、例えば金属等の導電体より成り、導電性を確保するために所定の厚さを有している。このため、従来用いられていた、黒色のレジスト等の遮光性のレジストと比べて明らかに優れた遮光性を有する。上面視において、第3の配線層(少なくともその一部分)を上記のように第1のリード4aの底面露出部と第2のリード4bの底面露出部の間に配置することで実装基板2の下面側(実装基板2よりも下方)に光が漏洩するのを効果的に抑制できる。
第3の配線層は、他の配線層と接続されていてもよいし、他の配線層から離間して配置されていてもよい。第3の配線層は、導電性を有し実装基板2の電気的機能の一部を担うことが好ましいが、他の配線層から離間して配置される場合には電気的絶縁性を有するものであってもよい。第3の配線層は、他の配線層と同様に、単層で構成してもよいし複数の層で構成してもよい。第3の配線層は、光吸収性を重視する場合には、少なくとも表面を銅、タングステン、鉄、又はこれらの酸化物で構成することが好ましく、光反射性を重視する場合には、少なくとも表面を銀、アルミニウム、金などで構成することが好ましい。
(1)実施形態1
図2を用いて、本発明の実施形態1に係る発光装置100について説明する。
実施形態1では、実装基板2の下面に配線層14a(第3の配線層14a)と配線層14bが配置されている。
実装基板2の下面に配置された配線層14aおよび配線層14bは、それぞれ、例えば実装基板2に設けた図示しないビアを介して配線層12aまたは配線層12bと接続され、発光素子10に電力を供給する配線層であってもよい。また、配線層14aおよび配線層14bは、実装基板2の上面または下面に配置された、発光素子10以外の素子に電力を供給するための配線層であってもよい。
図2に示すように、発光装置100を上面視した場合(Z方向から見た場合)、第3の配線層である配線層14aが、第1のリード4aと第2のリード4bとの間に配置されている。
これにより、図2に示すように、発光素子10等から出た光のうち、樹脂パッケージ6の底面を透過し実装基板2に進入した矢印30で示す光が、実装基板2の下面から更に下側に進行するのを配線層14aにより阻止できる。
このように第3の配線層14aが実装基板2の下面に配置されていることにより、矢印30に沿って進み配線層14aの上面に達した光の一部は反射されるが、これらの光の多くは再び実装基板2を通過する際に吸収され、実装基板2から望ましくない方向に光が出て行くのを抑制できる。
第3の配線層14aは、図2に示すように、好ましくは、上面視した場合、リード4aの底面露出部と、リード4bの底面露出部とを繋ぐように配置されている。すなわち、上面視において、発光装置100の長手方向(幅方向;図1、2のX方向)に、リード4a、配線層14aおよびリード4bが連続して並んでいる。
これにより、樹脂パッケージ6の底面を透過し、第1のリード4aと第2のリード4bとの間に達し、さらに実装基板2に進入した光のより多くを配線層14aにより遮蔽できる。
また、上面視において、第3の配線層14aの奥行き方向(図1、2のY方向)の位置が、発光素子10の厚さ方向(図1、2のY方向)の位置を覆うことが好ましい。これは、発光素子10の直下において、最も多くの光が樹脂パッケージ6の底面を透過し実装基板2に進入するため、この部分に第3の配線層14aを配置することが効果的であるからである。なお、この場合、上述のように、第3の配線層14aがリード4aの底面露出部と、リード4bの底面露出部とを繋ぐように配置されていることがより好ましい。さらには、上面視において、第3の配線層14aは、樹脂パッケージ6のキャビティ8を面積比で70%以上を覆うことが好ましく、樹脂パッケージ6全体を覆うことがより好ましい(すなわち、実装基板2の下面において、キャビティ8の直下部分の面積の70%以上が第3の配線層14aにより覆われていることが好ましく、キャビティ8の直下部分の全体が第3の配線層14aにより覆われていることがより好ましい。)。これは、サイドビュー型の発光装置においては、通常、樹脂パッケージ6のキャビティ8を上下に挟む壁の厚さが他の部位の厚さより小さく、キャビティ8の直下において、多くの光が樹脂パッケージ6の底面を透過するため、この部分に第3の配線層14aを配置することが効果的であるからである。
次に、発光装置100の各要素の詳細を説明する
・実装基板2
上述のように、本発明に係る発光装置では第3の配線層による遮光効果を得るため、実装基板2は、発光装置に用いられる任意の実装基板(基板)を用いることができる。そのような実装基板として、セラミックス基板およびガラスエポキシ基板、ポリイミドやポリエチレンテレフタレート(PET)等のフレキシブル基板を例示できる。
・発光素子10
発光素子10は、任意の種類のp型半導体およびn型半導体を用いた発光ダイオードであってよい。
好ましい発光素子10の例として、p型半導体層およびn型半導体層が、InXAlYGa1-X-YN(0≦X、0≦Y、X+Y≦1)等の窒化物半導体である発光ダイオードを挙げることができる。この場合、発光素子10は、p型半導体層とn型半導体層との間にこれらよりもハンドギャップエネルギーの小さいInGaN層等を含む発光層(活性層)を有することが好ましい。特に、発光素子10は、蛍光体を効率良く励起できる青色発光ダイオードが好ましい。
しかし、p型半導体層およびn型半導体層は、これに限定されるものではなく、AlInGaP、AlGaAs、GaP等を含む、発光ダイオードに用いる任意の半導体を含む層であってよい。
・蛍光体
上述のように樹脂パッケージ6のキャビティ8は、必要に応じて封止樹脂18を充填されてよく、この場合、封止樹脂18は蛍光体を含んでよい。
蛍光体は、発光ダイオードを用いた発光装置に用いることができる任意の蛍光体であってよい。例えば、発光素子10が、青色発光ダイオードである場合、好ましい蛍光体として、緑色および/または黄色を発光するYAG系蛍光体およびクロロシリケート蛍光体等のシリケート系蛍光体、赤色を発光する(Sr,Ca)AlSiN:Eu等のSCASN系蛍光体、CaAlSiN:Eu等のCASN系蛍光体などから選択される1種以上を例示することができる。
・樹脂パッケージ6
樹脂パッケージ6の成形材料には、例えば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などの熱硬化性樹脂のほか、液晶ポリマー、ポリフタルアミド樹脂、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート(PCT)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの熱可塑性樹脂を用いることができる。また、成形材料中に酸化チタンなどの白色顔料などを混合して、樹脂パッケージ6のキャビティ8の内面における光の反射率を高くしてもよい。
・リード4a、4b
リード4a、4bは、例えば、アルミニウム、鉄、ニッケル、銅などの金属のいずれか1つ以上からなる導電性材料を用いることができる。また、リード4a、4bは表面に金、銀またはそれらの合金から成るメッキ層を有してよい。
(2)実施形態2
図3は、実装基板2の上面に垂直で且つ発光素子10を横切る断面における本発明の実施形態2に係る発光装置100Aの断面図を示す。
以下に、発光装置100Aについて、発光装置100と異なる部分を中心に説明する。発光装置100Aの構成のうち、特段の説明の無いものについては発光装置100と同じ構成を有してよい。
実施形態2においては、第3の配線層が実装基板2の上面に配置されていることを特徴とする。図3に示す実施形態では、実装基板2の上面に配置された配線層のうち第2の配線層12bが第3の配線層としても機能する。すなわち、第2の配線層12bは、はんだ22を介してリード4bの底面露出部と電気的に接続されるとともに、図3に示すように、発光装置100Aを上面視した場合(図3のZ方向から見た場合)、その一部が第1のリード4aの底面露出部と第2のリード4bの底面露出部との間に位置するように配置されている。
これにより、図3に示すように、発光素子10等から出た光のうち、樹脂パッケージ6の底面を透過した矢印30で示す光が、実装基板2に進入し実装基板2の下面から漏洩するのを第2の配線層12bにより抑制することができる。
このように第3の配線層として機能する配線層12bを実装基板2の上面に配置することにより、矢印30に沿って進んだ発光素子10等からの光について、その少なくとも一部を実装基板2に進入する前に遮光できるという利点を有する。
配線層12bは、図3に示すように、好ましくは、上面視した場合、リード4aの底面露出部と、リード4bの底面露出部とを繋ぐように配置されている。すなわち、上面視において、発光装置100Aの長手方向(幅方向;図3のX方向)に、リード4a、配線層12bおよびリード4bが連続して並んでいる。
これにより、樹脂パッケージ6の底面を透過し、第1のリード4aと第2のリード4bとの間に達した光のより多くを配線層12bにより遮蔽できる。
また、上面視において、配線層12bの奥行き方向(図3のY方向)の位置が、発光素子10の厚さ方向(図3Y方向)の位置を覆うことが好ましい。これは、発光素子10の直下において、最も多くの光が樹脂パッケージ6の底面を透過するため、この部分に配線層12bを配置することが効果的であるからである。なお、この場合、さらに、上述のように、配線層12bがリード4aの底面露出部と、リード4bの底面露出部とを繋ぐように配置されていることがより好ましい。さらには、上面視において、配線層12bは、樹脂パッケージ6のキャビティ8を面積比で50%以上を覆うことが好ましく、樹脂パッケージ6のキャビティ8を面積比で70%以上を覆うことがより好ましい(すなわち、実装基板2の上面において、キャビティ8の直下部分の面積の50%以上が配線層12bにより覆われていることが好ましく、キャビティ8の直下部分の面積の70%以上が配線層12bにより覆われていることがより好ましい。)。これは、サイドビュー型の発光装置においては、通常、樹脂パッケージ6のキャビティ8を上下に挟む壁の厚さが他の部位の厚さより小さく、キャビティ8の直下において、多くの光が樹脂パッケージ6の底面を透過するため、この部分に配線層12bを配置することが効果的であるからである。
図3に示す実施形態では、上述のように第2の配線層12bを、上面視した場合、その一部が第1のリード4aの底面露出部と第2のリード4bの底面露出部との間に位置するように配置したが、これに代えて第1の配線層12aが第3の配線層として機能するように、上面視した場合、その一部が第1のリード4aの底面露出部と第2のリード4bの底面露出部との間に位置するように配置してもよい。このように、第3の配線層は、第1の配線層12aおよび第2の配線層12bのいずれか一方と同じ配線層であってもよい。
あるいは、第2の配線層12bに代えて、第1の配線層12aおよび第2の配線層12bと異なる、別の配線層を第3の配線層として、発光装置100Aを上面視した場合、少なくともその一部が第1のリード4aの底面露出部と第2のリード4bの底面露出部との間に位置するように実装基板2の上面に配置してよい。
この場合、実装基板2の上面に配置した第3の配線層は、発光素子10以外の要素(図示しない要素)に電力を供給するために用いてよい。
(3)実施形態3
図4は、実装基板2の上面に垂直で且つ発光素子10を横切る断面における本発明の実施形態3に係る発光装置100Bの断面図を示す。
以下に、発光装置100Bについて、発光装置100と異なる部分を中心に説明する。発光装置100Bの構成のうち、特段の説明の無いものについては発光装置100と同じ構成を有してよい。
実施形態3においては、第3の配線層が実装基板2の内部に配置されていることを特徴とする。図4に示す実施形態では、実装基板2の内部に2つの配線層16a、16bが配置されており、このうち配線層16aが第3の配線層として機能する。すなわち、配線層16aは、図4に示すように、発光装置100Bを上面視した場合(図4のZ方向から見た場合)、その一部が第1のリード4aの底面露出部と第2のリード4bの底面露出部との間に位置するように配置されている。
これにより、図4に示すように、発光素子10等から出た光のうち、樹脂パッケージ6の底面を透過し、実装基板2に進入した矢印30で示す光を遮光することができ、この結果、実装基板2の下面から光が漏洩するのを十分に抑制できる。
このように第3の配線層として機能する配線層16aを実装基板2の内部に配置することにより、配線層16aの劣化を抑制できるため、優れた遮光性能を長期間に亘って維持できるという利点を有する。また、実装基板2の内部に配置する第3の配線層は、上面や下面の場合に比べて配置に制約を受けにくいため、位置や形状を選択しやすく、実装基板2の広い範囲で光の漏洩を抑制できる。
配線層16aは、図4に示すように、好ましくは、発光装置100Bを上面視した場合、リード4aの底面露出部と、リード4bの底面露出部とを繋ぐように配置されている。すなわち、上面視において、発光装置100Bの長手方向(幅方向;図4のX方向)に、リード4a、配線層16aおよびリード4bが連続して並んでいる。
これにより、樹脂パッケージ6の底面を透過し、第1のリード4aと第2のリード4bとの間に達し、さらに実装基板2に進入した光のより多くを配線層16aにより遮蔽できる。
また、上面視において、配線層16aの奥行き方向(図4のY方向)の位置が、発光素子10の厚さ方向(図4のY方向)の位置を覆うことが好ましい。これは、発光素子10の直下において、最も多くの光が樹脂パッケージ6の底面を透過するため、この部分に配線層16aを配置することが効果的であるからである。なお、この場合、さらに、上述のように、発光装置100Bの上面視において、配線層16aが、リード4aの底面露出部とリード4bの底面露出部とを繋ぐように配置されていることがより好ましい。さらには、上面視において、配線層16aは、樹脂パッケージ6を面積比で70%以上を覆うことが好ましく、樹脂パッケージ6のキャビティ8全体を覆うことがより好ましい(すなわち、実装基板2の内部の配線層16aが形成されている面において、キャビティ8の直下部分の面積の70%以上が配線層16aにより覆われていることが好ましく、キャビティ8の直下部分の全体が配線層16aにより覆われていることがより好ましい。)。これは、サイドビュー型の発光装置においては、通常、樹脂パッケージ6のキャビティ8を上下に挟む壁の厚さが他の部位の厚さより小さく、キャビティ8の直下において、多くの光が樹脂パッケージ6の底面を透過するため、この部分に配線層16aを配置することが効果的であるからである。
なお、図4に示すような、内部に配線層16a、16bを備えた実装基板2は、例えば、2つ以上の基材(薄い基板)の間に配線層となる金属部材を挟んで形成した積層基板であってよい。
実装基板2の内部に配置された配線層16aおよび配線層16bは、例えば実装基板2に設けた図示しないビアを介して配線層12aまたは配線層12bと接続され、発光素子10に電力を供給する配線層であってもよく、また、実装基板2の上面または下面に配置された、発光素子10以外の素子(不図示)に電力を供給するための配線層であってもよい。
また、図4では、第3の配線層として機能する、実装基板2の内部に配置された配線層は1つであるがこれに限定されるものではない。
例えば、実装基板2の内部に配置され、第3の配線層として機能する配線層を実装基板2の厚さ方向(図4のZ方向)に複数配置するなど、第3の配線層として機能する配線層を実装基板2の内部に複数配置してよい。
(4)実施形態4
実施形態4は、実施形態1〜3から選択される2つ以上の実施形態を組み合わせるものである。
すなわち、発光装置の上面視において、第1のリード4aの底面露出部と第2のリード4bの底面露出部の間に、その少なくとも一部が配置されている第3の配線層を(1)実装基板2の上面、(2)実装基板2の内部、および(3)実装基板2の下面のうちの2箇所以上((1)〜(3)の2つ以上)、好ましくは3箇所全て((1)〜(3)の全て)に有している。
実装基板2の上面、内部および下面のうちの少なくとも2箇所、好ましくは3箇所に第3の配線層を形成することで、より確実に実装基板2の下面からの光の漏洩を抑制できる。
2 実装基板
4a、4b リード
6 樹脂パッケージ
8 キャビティ
10 発光素子
12a、12b、14a、14b、16a、16b 配線層
18 封止樹脂
20a、20b ワイヤー
22 はんだ

Claims (5)

  1. 実装基板と、
    該実装基板の上面に配置され、内部に発光素子を収容し、第1のリードおよび第2のリードを有する樹脂パッケージと、
    を含み、
    該樹脂パッケージの側面が、その内部に前記発光素子が収容されたキャビティを有し、前記第1のリードは、前記キャビティの内部に前記発光素子の正極または負極の一方と電気的に接続するためのキャビティ内露出部を有し、かつ前記樹脂パッケージの底面から露出し前記実装基板の上面に設けた第1の配線層と電気的に接続するための底面露出部を有し、
    前記第2のリードは、前記キャビティの内部に前記発光素子の正極または負極の他方と電気的に接続するためのキャビティ内露出部を有し、かつ前記樹脂パッケージの底面から露出し前記実装基板の上面に設けた第2の配線層と電気的に接続するための底面露出部を有し、
    前記実装基板の上面に垂直な方向からの上面視において、前記第1のリードの底面露出部と前記第2のリードの底面露出部の間に前記実装基板に設けた第3の配線層が配置され、前記第3の配線層は、前記実装基板の上面に配置された配線層であることを特徴とする発光装置。
  2. 実装基板と、
    該実装基板の上面に配置され、内部に発光素子を収容し、第1のリードおよび第2のリードを有する樹脂パッケージと、
    を含み、
    該樹脂パッケージの側面が、その内部に前記発光素子が収容されたキャビティを有し、前記第1のリードは、前記キャビティの内部に前記発光素子の正極または負極の一方と電気的に接続するためのキャビティ内露出部を有し、かつ前記樹脂パッケージの底面から露出し前記実装基板の上面に設けた第1の配線層と電気的に接続するための底面露出部を有し、
    前記第2のリードは、前記キャビティの内部に前記発光素子の正極または負極の他方と電気的に接続するためのキャビティ内露出部を有し、かつ前記樹脂パッケージの底面から露出し前記実装基板の上面に設けた第2の配線層と電気的に接続するための底面露出部を有し、
    前記実装基板の上面に垂直な方向からの上面視において、前記第1のリードの底面露出部と前記第2のリードの底面露出部の間に前記実装基板に設けた第3の配線層が配置され、前記第3の配線層は、前記第1の配線層および前記第2の配線層のいずれか一方と同じ配線層であることを特徴とする発光装置。
  3. 実装基板と、
    該実装基板の上面に配置され、内部に発光素子を収容し、第1のリードおよび第2のリードを有する樹脂パッケージと、
    を含み、
    該樹脂パッケージの側面が、その内部に前記発光素子が収容されたキャビティを有し、前記第1のリードは、前記キャビティの内部に前記発光素子の正極または負極の一方と電気的に接続するためのキャビティ内露出部を有し、かつ前記樹脂パッケージの底面から露出し前記実装基板の上面に設けた第1の配線層と電気的に接続するための底面露出部を有し、
    前記第2のリードは、前記キャビティの内部に前記発光素子の正極または負極の他方と電気的に接続するためのキャビティ内露出部を有し、かつ前記樹脂パッケージの底面から露出し前記実装基板の上面に設けた第2の配線層と電気的に接続するための底面露出部を有し、
    前記実装基板の上面に垂直な方向からの上面視において、前記第1のリードの底面露出部と前記第2のリードの底面露出部の間に前記実装基板に設けた第3の配線層が配置され、前記第3の配線層は、前記実装基板の内部に配置された配線層であることを特徴とする発光装置。
  4. 実装基板と、
    該実装基板の上面に配置され、内部に発光素子を収容し、第1のリードおよび第2のリードを有する樹脂パッケージと、
    を含み、
    該樹脂パッケージの側面が、その内部に前記発光素子が収容されたキャビティを有し、前記第1のリードは、前記キャビティの内部に前記発光素子の正極または負極の一方と電気的に接続するためのキャビティ内露出部を有し、かつ前記樹脂パッケージの底面から露出し前記実装基板の上面に設けた第1の配線層と電気的に接続するための底面露出部を有し、
    前記第2のリードは、前記キャビティの内部に前記発光素子の正極または負極の他方と電気的に接続するためのキャビティ内露出部を有し、かつ前記樹脂パッケージの底面から露出し前記実装基板の上面に設けた第2の配線層と電気的に接続するための底面露出部を有し、
    前記実装基板の上面に垂直な方向からの上面視において、前記第1のリードの底面露出部と前記第2のリードの底面露出部の間に前記実装基板に設けた第3の配線層が配置され、前記第3の配線層が、前記実装基板の上面、前記実装基板の下面、および前記実装基板の内部からなる群から選択される少なくとも2箇所に配置された配線層であることを特徴とする発光装置。
  5. 前記実装基板の上面に垂直な方向からの上面視において、前記第1のリードの底面露出部と前記第2のリードの底面露出部とを繋ぐように、前記実装基板に設けた第3の配線層が配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発光装置。
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