JP6142484B2 - 印刷物、印刷物製造方法 - Google Patents

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本発明は、印刷物、印刷物製造方法に関するものである。
従来、コンサートや展示会に使用されるチケット等の印刷物は、用紙等の被加工物に文字や模様等が印刷されていた(例えば、特許文献1)。
このような印刷物は、外観や偽造防止機能を向上させるために、アルミニウム等の金属粉を含有したインクを用いて、光沢を有したメタリック印刷層が形成される場合がある。
一方、このような印刷物には、使用用途に応じて、日付や、会場名など、その都度、記載内容を変化させる情報を印字する場合があり、また、その印刷物を大量にする作成する場合がある。そのような場合、印刷は、乾式電子写真方式によるトナー印刷によって行われている。乾式電子写真方式によるトナー印刷は、帯電させた感光体(ドラム)にレーザ光等を照射してトナーを付着させる方式であるため、印刷物に上述の導電性を有する金属粉を含有したメタリック印刷層が存在する場合、帯電させたドラムとメタリック印刷層との間でスパークが発生する場合があった。そして、スパークが発生した場合、印刷機のドラムを破損する場合があった。
特開平11−99783号公報
本発明の課題は、帯電させたドラムとメタリック印刷層との間でスパークが発生するのを抑制することができる印刷物、印刷物製造方法を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、被加工体(11)と、金属粉を含有するインクにより前記被加工体に形成された、光反射特性を有するメタリック印刷層(13)と、前記メタリック印刷層を覆うコーティング印刷層(14)と、前記メタリック印刷層及びコーティング印刷層を印刷した後に、前記被加工体に乾式電子写真方式のトナー印刷によって印刷されるトナー印刷層(16)と、を備える印刷物(10)である。
第2の発明は、第1の発明の印刷物(10)において、前記コーティング印刷層(14)は、前記メタリック印刷層(13)よりも外形が大きく、前記メタリック印刷層の端面を覆うこと、を特徴とする印刷物である。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の印刷物(10)において、前記トナー印刷層(16)は、当該印刷物ごとに印刷内容が相違すること、を特徴とする印刷物である。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの印刷物(10)において、
前記メタリック印刷層(13)は、グラビア印刷又はシルク印刷によって形成されること、を特徴とする印刷物である。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明までのいずれかの印刷物(10)において、
前記被加工体(11)に、前記メタリック印刷層(13)を定着させる定着印刷層(12)を備えること、を特徴とする印刷物である。
第6の発明は、第5の発明に記載の印刷物(10)において、前記定着印刷層(12)は、主要な組成物が、前記メタリック印刷層(13)を形成する金属粉を含有する前記インクの主要な組成物と同様のインクによって印刷されること、を特徴とする印刷物である。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの印刷物(10)を製造する印刷物製造方法であって、前記被加工体(11)に前記メタリック印刷層(13)を印刷するメタリック印刷層形成工程と、前記メタリック印刷層形成工程で印刷された前記メタリック印刷層を覆うコーティング印刷層(14)を印刷するコーティング印刷層形成工程と、前記コーティング印刷層が印刷された被加工体に、乾式電子写真方式のトナー印刷によってトナー印刷層(16)を印刷するトナー印刷層形成工程と、を備える印刷物製造方法である。
本発明によれば、帯電させたドラムとメタリック印刷層との間でスパークが発生するのを抑制することができる。
第1実施形態の印刷物10の全体構成を示す図である。 第1実施形態の印刷物10の製造方法を説明する図である。 第1実施形態の印刷物10の製造方法を説明する図である。 第1実施形態の印刷物10の製造方法を説明する図である。 第1実施形態のトナー印刷機100の仕組みについて説明する図である。 第2実施形態の印刷物10の全体構成を示す図である。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の印刷物10の全体構成を示す図である。
図1(a)は、印刷物10の平面図である。図1(b)は、印刷物10の層構成を説明する図である。
なお、図1において、印刷物10の長手方向を左右方向Xとし、短手方向を上下方向Yとし、表面及び裏面方向を厚み方向Zとして説明する。
印刷物10は、図1に示すように、商品券である。印刷物10は、用紙11の表面側に定着印刷層12、メタリック印刷層13、コーティング印刷層14、オフセット印刷層15、トナー印刷層16等を備える。
用紙11は、印刷物10の基礎となる基材であり、例えば、上質紙等から形成される。用紙11は、印刷物10の製造段階においては、シートSに多面付けされており(図4(c)参照)、また、シートSは、ミシン目Mを折り目にしてロールシートRに連続して形成されている(図3(b)参照)。
定着印刷層12は、用紙11の表面に帯状に印刷される略透明な印刷層であり、メジューム(無彩色の希釈用インク)により印刷されている。定着印刷層12は、用紙11に対して、メタリック印刷層13を定着させるために設けられている。そのため、定着印刷層12は、その主成分が、例えば、合成樹脂であり、メタリック印刷層13の主成分と同様である。
定着印刷層12は、グラビア(凹版)印刷によって形成される。
メタリック印刷層13は、用紙11に印刷された定着印刷層12上に印刷され、定着印刷層12と同寸法の帯状の印刷層である。メタリック印刷層13は、アルミニウム等の導電性のある金属粉を、有機溶剤等でペースト状にしたインクによって印刷されている。ここで、金属粉には、アルミニウム等の金属の粉体だけでなく、金属以外の導電性を有する材料(例えば、パール)等の粉体も含まれるものとする。
メタリック印刷層13は、インクに含まれる上記金属粉によって、光沢を発することができ(光反射特性)、印刷物10の外観や偽造防止機能を向上させている。本実施形態では、金属粉としてアルミニウムの粉体を含有しているが、真鍮や、上述のパール等の粉体を含有することもできる。
メタリック印刷層13は、定着印刷層12と同様に、グラビア印刷によって印刷される。グラビア印刷で印刷されることによって、メタリック印刷層13は、印刷機の版胴のくぼみの深さに応じて、その厚みを所定の厚みに形成することができ、メタリック印刷層13の光沢の度合いを調節することができる。
コーティング印刷層14は、メタリック印刷層13の表面に印刷され、メタリック印刷層13を覆う透明な印刷層であり、例えば、OPニス(オーバープリントニス)から構成される。コーティング印刷層14は、メタリック印刷層13の外形よりも大きく形成されることにより、メタリック印刷層13の表面及び厚み方向の端部を覆っている。これにより、コーティング印刷層14は、メタリック印刷層13の表面を保護するとともに、メタリック印刷層13に含まれる金属粉の電気的な絶縁を行う。
コーティング印刷層14は、定着印刷層12、メタリック印刷層13と同様に、グラビア印刷よって形成される。
オフセット印刷層15は、用紙11、コーティング印刷層14の上面に印刷された印刷層である。
本実施形態では、オフセット印刷層15として、図1(a)に示すように、用紙11及びコーティング印刷層14に跨って「ABC商品券」という文字や、その背景が印刷され、また、用紙11の左端X2に「ABC商品券」の文字等が印刷される。また、コーティング印刷層14上に、「ABC」という文字も印刷されている。
オフセット印刷層15は、版から被印刷体に直接印刷するのではなく、媒介物(ブランケット)を介して印刷する方式であるオフセット印刷により形成される。
なお、上記文字や、背景は、グラビア印刷してもよい。
トナー印刷層16は、用紙11上であって、帯状のメタリック印刷層13の右側X1の領域に形成された印刷層であり、図1における「有効期限」や、「2012年4月7日(土)まで有効」の文字や、商品券を個別に識別するバーコード等である。トナー印刷層16には、主に、印刷物10の用途に応じて記載内容を変化させる必要が有る情報が含まれており、本実施形態では、例えば、「2012年4月7日(土)まで有効」という情報や、バーコードを、印刷物10ごと、所定の枚数の印刷物10ごと、又は、シートSごとに相違するように印刷することができる。
次に、印刷物10の製造方法について説明する。
図2は、第1実施形態の印刷物10の製造方法を説明する図である。
図2(a)は、グラビア印刷工程により帯状のメタリック印刷層13等が形成されたロールシートRを示す図である。図2(b)は、目印mの詳細を示す図である。
図3は、第1実施形態の印刷物10の製造方法を説明する図である。
図3(a)は、オフセット印刷されたロールシートRを示す図である。図3(b)は、ロールシートRを蛇腹状に折り畳んだ状態を示す図である。
図4は、第1実施形態の印刷物10の製造方法を説明する図である。
図4(a)は、トナー印刷によって所定の文字が印字されたロールシートRを示す図である。図4(b)は、ロールシートRをバースターによって、枚葉状のシートSに分離した図である。図4(c)は、枚葉状に分離されたシートSを断裁して形成される印刷物10を示す図である。
図5は、第1実施形態のトナー印刷機100の概略図である。
図5(a)は、トナー印刷機100の全体を説明する図である。図5(b)は、ドラム101によってシートロールR上に転写されるトナーTの詳細を示す図である。
本実施形態では、印刷物10(用紙11)は、ロールシートRの幅方向に2列、巻き取り方向に連続して形成される。また、ロールシートRからは、印刷物10(用紙11)が6枚(2列×3段)に多面付けされたシートSが複数枚断裁される(図4(c)参照)。
印刷物10の製造方法は、グラビア印刷工程、シート加工工程、オフセット印刷工程、トナー印刷工程、シート切り離し工程、断裁工程を備えており、前述の工程を順に経ることによって印刷物10を製造することができる。以下、各工程の詳細について説明する。
(グラビア印刷工程)
ロールシートRは、その一端が不図示の搬送機構のローラに固定され、そのローラが回転することにより、不図示のグラビア印刷機に搬送され、グラビア印刷が行われる。
図2(a)に示すように、搬送機構のローラが回転することにより、ロールシートRは、グラビア印刷機に搬送され、その表面に定着印刷層12が形成される。それから、ロールシートRは、形成された定着印刷層12上に、メタリック印刷層13が形成され(メタリック印刷層形成工程)、さらに、形成されたメタリック印刷層13上に、コーティング印刷層14が形成される(コーティング印刷層形成工程)。
ここで、コーティング印刷層14は、用紙11との間でメタリック印刷層13を覆うようにして印刷され、また、メタリック印刷層13の表面及び厚み方向の端部を覆う。
また、グラビア印刷機は、ロールシートRの右側端部に定着印刷層12、メタリック印刷層13、コーティング印刷層14の各印刷層の目印mを印刷し、その目印mに基づいてグラビア印刷の見当合わせ(位置合わせ)を行う。こうすることで、グラビア印刷機は、印刷する各層がロールシートRの面方向にずれてしまうのを防止している。なお、コーティング印刷層14は、上述したように、メタリック印刷層13の外形より大きく形成されるので、仮に位置ズレを生じたとしても、メタリック印刷層13は、コーティング印刷層14によって覆われる。
本実施形態では、上述したように、定着印刷層12が透明な層であるため、目印mは、図2(b)に示すように、定着印刷層12の印刷前に、基準色(例えば、黒)となる印刷層を印刷した上で、定着印刷層12、メタリック印刷層13、コーティング印刷層14の順で印刷される。また、目印mには、グラビア印刷機に設けられた不図示のセンサで見当合わせを行う目印m1と、作業者が目視で見当合わせを行う目印m2とが設けられている。
ここで、目印mの印刷は、ロールシートRのシートSごとに設けられていてもよく、複数枚のシートSごとに設けられていてもよい。また、ロールシートR全体で、最初のシートSにのみ設けるようにしてもよい。
また、ロールシートRには、その両端部に紙送り用のマージナルパンチ孔Pと、ロールシートRからシートSを切り離すミシン目Mとが形成される。
(オフセット印刷工程)
続いて、図3(a)に示すように、マージナルパンチ孔P等が形成されたロールシートRは、不図示のオフセット印刷機に搬送され、用紙11上や、先に形成されたコーティング印刷層14上に、オフセット印刷層15が形成される(図1(a)参照)。
オフセット印刷層15が形成されたら、図3(b)に示すように、ロールシートRは、不図示の蛇腹折り機によって、ミシン目Mを折り目として蛇腹状に折り畳まれる。
(トナー印刷工程)
次に、蛇腹折りに折り畳まれたロールシートRは、図4(a)に示すように、トナー印刷機に配置され、トナー印刷層16が印刷される。
ここで、トナー印刷機は、乾式電子写真方式の印刷機であり、印刷内容を変化させて大量に印刷するのに適している。トナー印刷機100は、図5(a)に示すように、帯電機102によって帯電したドラム(感光体)101に、レーザやLED等の光源103から光を照射して、トナー収容部105に収容されたトナーTをトナーローラ104により付着させる。そして、トナー印刷機100は、ロールシートRを、トナーTが付着したドラム101と、帯電した転写ローラ106との間の隙間で、ロールシートRにトナーTを転写し、キセノンランプ107によってトナーTをロールシートRに定着させる。
なお、ロールシートRは、搬送ローラ108に設けられたピン108pがマージナルパンチ孔Pに挿入され、搬送ローラ108が回転することによって、トナー印刷機100のドラム101等の印刷処理部へと搬送される。
上述したように、トナー印刷層16は、印刷物10の用途に応じて記載内容を変化させる必要がある情報が含まれているので、トナー印刷機100によって、印刷物10ごと、所定の枚数の印刷物10ごと、又は、シートSごとに印刷内容を変化させて印刷される。例えば、本実施形態では、ロールシートRのうち、最初の200枚のシートSは、商品券の有効期限の記載を「2012年4月7日(土)まで有効」と印刷し、次の200枚のシートSには、「2012年4月8日(日)まで有効」と印刷することができる。また、各印刷物10には、印刷物10ごとに相違する識別コードが記録されたバーコードが印刷される。
このとき、図5(b)に示すように、ロールシートRに形成されたメタリック印刷層13がコーティング印刷層14によって覆われ、電気的に絶縁されているので、帯電したドラム101とメタリック印刷層13との間でスパークが発生するのを防止することができる。
(シート切り離し工程)
トナー印刷層16が印刷されたロールシートRは、ミシン目MでロールシートRを切り離すためにバースター(切り離し装置)に搬送され、図4(b)に示すように、印刷物10が多面付けされた複数枚のシートSに分離される。
(断裁工程)
最後に、印刷物10が6枚に多面付けされたシートSが断裁機に搬送され、断裁機が、図4(c)に示すように、1枚のシートSから6枚の印刷物10を切り出し、印刷物10が製造される。
本実施形態の発明には、以下のような効果がある。
(1)メタリック印刷層13が、用紙11との間でコーティング印刷層14によって覆われているので、トナー印刷機によってトナー印刷層16を形成する場合に、帯電させたドラムとメタリック印刷層13との間でスパークが発生するのを抑制することができる。これにより、トナー印刷機100のドラム101が破損してしまうのを抑制することができる。また、印刷物10は、金属粉を含んだインクによりメタリック印刷層13を形成しているので、金属粉等がすき込まれた用紙や、金属箔を有する用紙に比べて、トナー印刷工程における金属によるスパークの影響を緩和しつつも、金属粉による光沢を表現することができる。
(2)コーティング印刷層14は、メタリック印刷層13よりも外形が大きく、メタリック印刷層13の端面を覆うので、トナー印刷層16の印刷過程において、メタリック印刷層13の端面が起因するトナー印刷機100のドラム101とのスパークの発生を抑制することができる。
(3)メタリック印刷層13は、グラビア印刷によって形成されるので、メタリック印刷層13の厚みを所望の厚みに形成することができ、厚みに応じて、メタリック印刷層13の光沢を変化させることができ、印刷物10の外観を向上させることができる。
(4)用紙11とメタリック印刷層13との間に定着印刷層12を備えているので、用紙11に対してメタリック印刷層13を容易に形成、定着させることができる。
(5)定着印刷層12は、主要な組成物が、メタリック印刷層13の印刷に使用されるインクの主要な組成物と同様の合成樹脂を有するインクによって形成されるので、用紙11に対してメタリック印刷層13を確実に定着させることができる。
(6)コーティング印刷層14を形成した(コーティング印刷層形成工程)後に、トナー印刷層16の形成(トナー印刷層形成工程)を行って印刷物10を製造するので、トナー印刷層16の形成時に、帯電させたドラム101とメタリック印刷層13との間でスパークが発生するのを防ぐことができる。これにより、トナー印刷機100のドラム101が破損するのを防ぐことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図6は、第2実施形態の印刷物10の全体構成を示す図である。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
第2実施形態の印刷物210は、トナー印刷層216が、用紙211及びオフセット印刷層215上に設けられている点で第1実施形態の印刷物10と相違する。
オフセット印刷層215は、用紙211及びコーティング印刷層214の上面に印刷された印刷層である。
本実施形態では、オフセット印刷層215は、図6(a)、図6(b)に示すように、用紙211及びコーティング印刷層214に跨って「ABC商品券」という文字や、その背景が印刷され、また、用紙211の左端側X2に「ABC商品券」の文字等が印刷される。また、コーティング印刷層214上に、「ABC」という文字も複数印刷されている。
トナー印刷層216は、オフセット印刷層215上であって、帯状のメタリック印刷層213の右側X1の領域に印刷された印刷層であり、図6(a)における「有効期限」や、「2012年4月7日(土)まで有効」の文字や、バーコード等である。
以上より、本実施形態の発明は、第1実施形態の発明と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)各実施形態において、メタリック印刷層13及びコーティング印刷層14は、グラビア印刷で印刷する例を示したが、これに限定されない。例えば、メタリック印刷層13及びコーティング印刷層14をシルク(孔版)印刷によって印刷してもよい。
(2)各実施形態において、オフセット印刷層15は、用紙11及びコーティング印刷層14の上面に印刷される例を示したが、用紙11又はコーティング印刷層14のうち、いずれか一方の上面に印刷されるようにしてもよい。
(3)各実施形態において、メタリック印刷層13は、帯状に印刷される例を示したが、これに限定されない。例えば、メタリック印刷層13は、文字や、図形、模様等であってもよく、また、単色だけでなく、2色以上で印刷されるようにしてもよい。
(4)各実施形態において、ロールシートRに対してトナー印刷工程を実施する例を示したが、これに限定されず、例えば、枚葉状のシートSに対してトナー印刷工程を実施してもよい。
(5)各実施形態において、印刷物10は、商品券の例で説明したが、これに限定されず、例えば、入場券や、他の金券等に用いることも可能である。
10、210 印刷物
11、211 用紙
12、212 定着印刷層
13、213 メタリック印刷層
14、214 コーティング印刷層
15、215 オフセット印刷層
16、216 トナー印刷層
R ロールシート
S シート

Claims (3)

  1. 被加工体と、
    金属粉を含有するインクにより前記被加工体に形成された、光反射特性を有するメタリック印刷層と、
    前記メタリック印刷層を覆い、前記メタリック印刷層に含まれる金属粉の電気的な絶縁を行うコーティング印刷層と、
    前記被加工体に形成されたトナー印刷層と、
    を備え、
    前記コーティング印刷層は、前記メタリック印刷層の外形よりも大きく形成され、前記メタリック印刷層の表面及び厚み方向の端部を覆っており、
    前記被加工体に、前記メタリック印刷層を定着させる定着印刷層を備え、
    前記定着印刷層は、無彩色の希釈用インクにより構成されている印刷物。
  2. 請求項1に記載の印刷物において、
    前記メタリック印刷層は、グラビア印刷又はシルク印刷によって形成されること、
    を特徴とする印刷物。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の印刷物を製造する印刷物製造方法であって、
    前記被加工体に、前記メタリック印刷層を定着させる定着印刷層を無彩色の希釈用インクにより印刷し、前記定着印刷層の上に前記被加工体に前記メタリック印刷層を印刷するメタリック印刷層形成工程と、
    前記メタリック印刷層形成工程で印刷された前記メタリック印刷層を覆うコーティング印刷層を印刷するコーティング印刷層形成工程と、
    前記コーティング印刷層が印刷された被加工体に、乾式電子写真方式のトナー印刷によってトナー印刷層を印刷するトナー印刷層形成工程と、
    を備える印刷物製造方法。
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