JP6142339B2 - ラベル加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、ラベル装着システムのラベル装着装置の下流側に設けられ、当該ラベル装着装置によってPETボトル等の容器に装着されたシュリンクラベルを加熱収縮させるラベル加熱装置に関するものである。
ラベル装着システムは、液体飲料が充填されるPETボトル等の容器を所定の間隔で一列に並べてラベル装着装置に供給する一方、各容器に装着する商品名や内容物の表示等が印刷された合成樹脂フィルムからなるシュリンクラベルをラベル装着装置への容器の供給に同期して供給し、ラベル装着装置で各容器に各ラベルを装着した後、ラベル装着装置の下流側に配設されたラベル加熱装置に搬送して各容器に装着された各ラベルを熱収縮により各容器に密着させてラベル付きの容器(製品)を連続的に生産するシステムである。
ラベル加熱装置では、所定の間隔で一列に並んだラベル装着済みの容器列がトンネル状の加熱処理室内を移動し、その移動中に両側から容器列の下側から段階的に高さ位置を変化させながら蒸気を吹き付けて各ラベルを各容器の所定の位置に熱収縮させる処理が行われる。
図13は、ラベル装着システムに設けられるラベル加熱装置の構成の一例を示す図である。
ラベル加熱装置100は、ラベルLが装着された複数のボトルタイプの容器B(以下、「ボトルB」という。)を所定の間隔で一列に並べて搬送するコンベアCを囲うように設置される加熱処理室101と、加熱処理室101内にコンベアCの長手方向に沿って配設された複数の蒸気吹付装置102と、加熱処理室101内の蒸気を外部に排気する排気装置103を含む構成である。
加熱処理室101は、コンベアCの所定の区間にトンネル状の密閉空間を形成している。トンネル状の密閉空間は、コンベアCの長手方向に沿って複数の加熱ゾーン(図13では2つの加熱ゾーンZ1,Z2)に分けられている。加熱処理室101の各加熱ゾーンZ1,Z2には、同一構成の蒸気吹付装置102が複数個配設されている。各蒸気吹付装置102は、上下方向に多段に配設された複数の蒸気噴射管102aを有し、各蒸気噴射管102aにはバルブを介して図示省略のボイラーから蒸気が供給される。各蒸気噴射管102aにはコンベアC側の面に管軸に沿って多数の蒸気噴出孔が形成されている。
加熱処理室101の加熱ゾーンZ1では、主として下段の蒸気噴射管102aによって蒸気が吹き付けられ、加熱ゾーンZ2では、上下両段の蒸気噴射管102aによって蒸気が吹き付けられるので、ラベル加熱装置100は、加熱処理室101を移動するボトルBに対して最初はボトル下部に蒸気を吹き付けてラベルLの下部を熱収縮させ、その後にボトルBの全体に蒸気を吹き付けてラベルLの上部を熱収縮させるとともに、ラベルLの熱収縮の仕上げを行う処理を行う。
排気装置103は、加熱処理室101の天井に形成された複数の排気ダクト103aと、各排気口103aに配設された排気ファン(図示省略)を有する。排気装置103は、排気ファンによって加熱処理室101に充満する蒸気を強制的に排気口103aから加熱処理室101の外に排出して加熱処理室101内のラベルLを加熱する環境(温度分布や蒸気の流動状態など)の安定化を図る機能を果たす。
特開2006−168753号公報
従来のラベル加熱装置100は、ラベルLが装着された多数のボトルBを短い間隔で一列に並べて細長いトンネル状の加熱処理室101内を移動させ、その移動中に蒸気吹付装置102で各ボトルBに装着されている各ラベルLに纏めて蒸気を吹き付けて各ラベルLを熱収縮させる構成であるので、加熱処理室101の各加熱ゾーンZ1,Z2における加熱条件(温度分布や蒸気の流動状態などの条件)が大きく異なると、ラベルLの熱収縮の仕方が変化し、ボトルBにおけるラベルLの収縮位置や収縮形状が仕上がり規格の範囲から外れ、ラベル装着不良となる。
図14は、ラベルLの熱収縮処理で不良となるケースの一例を示す図である。
同図は、底に鍔が形成されたタイプのボトルBに対してラベルLがボトルBの鍔の部分も覆ってラベルLの下端をボトルBの底面と一致させるという仕上がり規格が設けられた場合のラベルLの熱収縮の仕上がり不良を示したものである。(a)は、ラベルLの下端の一部に「浮き上り」があり、ラベルLがボトルBの鍔を完全に覆っていない不良であり、(b)は、ラベルLの下端に「メクレ」と「浮き上り」が発生してボトルBの鍔を完全に覆っていない不良である。
図14に示す仕上がり不良は、いずれもラベルLの下端の収縮位置がボトルBの底面に対して1〜2mm程度上にずれているだけで、ラベルLの下端をボトルBの鍔の上端に合わせる仕上がり規格であれば、仕上がり不良にならない可能性がある。しかしながら、近年は、ボトルBにおけるラベルLの収縮位置や収縮形状の仕上がり規格に対して、厳しい規格が設定される場合があり、不良率を悪化させることなくそのような仕上がり規格に応えるようにするには、ラベルLが装着され、予め設定されたボトル間隔で並んだ一群のボトルBの列(以下、「ボトル列」という。)がトンネル状の加熱処理室101内を移動するときの加熱条件を従来よりも更に安定化させることが必要となる。
加熱処理室101内の加熱条件は、加熱処理室101内の空間の状態、蒸気吹付装置102による蒸気の吹付量や蒸気の温度、排気装置103による排気速度や排気量、加熱処理室101内を移動するボトル列の条件(ボトルBのサイズ、移動速度、ボトル間隔等)などによって変化する。ボトル列の条件はラベル装着装置で処理されるボトルBのタイプによって決まるので、加熱処理室101内を多数のボトルBが所定のボトル間隔で連続的に移動している状態では加熱処理室101内にボトル列が静止的に配置された状態と見れば、加熱処理中の加熱処理室101内の空間の条件(加熱処理室101内の蒸気の流れや温度分布に影響を与える静的な物理的な条件)は安定していると考えられる。
加熱処理中の排気装置103による排気速度や排気量が一定であるとすれば、ボトル列が移動している加熱処理室101内の加熱条件を変動させる要因は、主として蒸気吹付装置102による蒸気の吹付量や蒸気の温度と考えられるから、従来の加熱処理室101では、加熱処理室101内に温度センサを設け、その温度センサの検出温度に基づいて蒸気吹付装置102による蒸気の吹付動作(蒸気の量や温度等)を制御して加熱処理室101内の温度分布の安定化を図り、ラベルLの仕上がり不良が所定の不良率以下になるように制御している。
しかしながら、図15に示すように、運転を開始したラベル装着装置からコンベアCによって搬送されるボトル列の先頭が加熱処理室101に進入するとき(図15(a))や、ラベル装着装置が運転を停止する際にそのボトル列の最後尾が加熱処理室101から退出するとき(図15(b))や、1つのロットを構成する多数のボトルBが全てコンベアC上に所定のボトル間隔で並べて搬送されるのではなく、部分的にボトルの間隔が所定のボトル間隔よりも長くなり、複数のボトル列に分離された状態で搬送されているときの各ボトル列の先頭と最後尾が加熱処理室101に進入するときなどには、加熱処理室101内にボトル列が存在ない部分が生じるので、その部分では加熱条件が大きく変動する。
加熱処理室101内の温度分布の管理は、加熱ゾーン単位で行われるので、図15(a)のケースでは、ボトル列の先頭が加熱処理室101の入口から出口まで移動する間に各加熱ゾーンZ1,Z2ではボトル列の進入量に応じて加熱条件が大きく変動し、それに伴い各ボトルBのラベルLの熱収縮動作が変動して仕上がり不良が増大することになる。図15(b)のケースでも同様で、ボトル列の最後尾が加熱処理室101の入口から出口まで移動する間に各加熱ゾーンZ1,Z2ではボトル列の後退量に応じて加熱条件が大きく変動する。
また、1つのロットを構成する多数のボトルBが複数のボトル列に分離された状態で搬送されるケースでも前側のボトル列の最後尾が加熱処理室101の入口に進入してから後側のボトル列の先頭が加熱処理室101の入口に進入するまでに加熱処理室101内にボトル列のない状態が生じ、この状態が前後のボトル列の移動に伴い加熱処理室101内を移動する状態が生じる。
従って、加熱処理室101内にボトル列のない部分が生じることにより、加熱処理室101内の加熱条件が変動し、それに伴い各ボトルBのラベルLの熱収縮動作が変動して仕上がり不良が増大することになる。
このため、従来のラベル装着システムでは、上記の加熱処理室101内の加熱条件が変動する期間におけるラベルLの仕上がり不良の増大により、例えば、1ロット当たりのラベルLの仕上がり不良の不良率を所望の不良率以下に抑制することができないという問題がある。ラベルLの熱収縮の仕上がり規格が、例えば、図14に示したような許容範囲の厳しい規格に設定された場合は、上記の期間に発生するラベルLの仕上がり不良の問題は重大である。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、加熱処理室全体をボトル列が移動していない状態が生じることによる加熱条件の変動を抑制し、ラベルの熱収縮の仕上がり不良を低減することができるラベル加熱装置を提供することを目的とする。
本発明に係るラベル加熱装置は、シュリンクラベルが嵌挿された多数の被嵌挿体を一列に並べて搬送する搬送手段の搬送経路を囲うように配設された加熱処理室と、前記加熱処理室内の前記搬送経路に沿って配設され、前記加熱処理室内を移動する前記被嵌挿体に向けて加熱された熱流体を吹き付ける熱流体吹付手段と、を備え、前記熱流体吹付手段で吹き付けられる熱流体によって各被嵌挿体に嵌挿された各シュリンクラベルを熱収縮させるラベル加熱装置において、前記加熱処理室内に前記搬送経路に沿う加熱された熱流体の流れを発生させる熱流体流発生手段と、前記搬送手段により予め設定された被嵌挿体間隔で搬送される一群の被嵌挿体列の先頭の被嵌挿体が前記加熱処理室の入口よりも上流側に設定された検出位置を通過することを検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段により前記被嵌挿体列の先端が前記検出位置を通過したことが検出されると、前記熱流体流発生手段に予め設定された第1の時間だけ前記熱流体の流れを発生させる熱流体流発生制御手段と、を備えたことを特徴とする(請求項1)。
上記のラベル加熱装置において、前記搬送手段により搬送される最後の被嵌挿体が前記検出位置を通過することを検出する第2の検出手段を更に備え、前記熱流体流発生制御手段は、更に前記第2の検出手段により前記最後の被嵌挿体が前記検出位置を通過したことが検出されると、前記最後の被嵌挿体が前記加熱処理室に入口を通過する時点から前記熱流体流発生手段に予め設定された第2の時間だけ前記熱流体の流れを発生させるとよい(請求項2)。
上記のラベル加熱装置において、前記第1の検出手段と前記第2の検出手段は、前記検出位置に配設され、前記被嵌挿体が当該検出位置を通過したことを示す信号を出力するセンサと、前記センサから出力される信号に基づいて、前記被嵌体列の先頭と最後尾が前記検出位置を通過する時点を検出する時点検出手段と、で構成されるとよい(請求項3)。
上記のラベル加熱装置において、前記第1の検出手段は、前記搬送手段よりも上流側の搬送経路の所定の位置に設定された通過点を前記被嵌挿体列の先頭の被嵌挿体が通過する時点を基準に当該被嵌挿体が前記検出位置に移動するまでに要する移動時間を計測する第1の計時手段で構成され、前記第の検出手段は、前記通過点を前記最後の被嵌挿体が通過する時点を基準に当該被嵌挿体が前記検出位置に移動するまでに要する移動時間を計測する第2の計時手段で構成されるとよい(請求項4)。
上記のラベル加熱装置において、前記搬送経路上の前記検出位置よりも上流側の所定の位置に当該加熱処理室の入口に向けて配設された熱流体噴出手段であるとよい(請求項5)。
上記のラベル加熱装置において、前記第1の時間は、前記被嵌挿体列の先頭の被嵌挿体が前記搬送手段により搬送される最初の被嵌挿体の場合、前記第1の検出手段の検出時点から当該被嵌挿体が前記加熱処理室の出口まで移動する時間であり、前記被嵌挿体列の先頭の被嵌挿体が前記搬送手段により搬送される最初の被嵌挿体ではない場合、前記第1の検出手段の検出時点から当該被嵌挿体が前記加熱処理室のほぼ中央まで移動する時間であるとよい(請求項6)。
上記のラベル加熱装置において、前記第2の時間は、前記最後の被嵌挿体が前記加熱処理室の入口から出口まで移動する時間であるとよい(請求項7)。
前記熱流体流発生手段は、熱流体の吹き込み条件、吹き込み高さ、及び吹き込み方向の少なくともいずれかが変化能に構成され、前記熱流体の流れが調整可能であるとよい(請求項8)。
上記のラベル加熱装置において、前記熱流体は、所定の温度に加熱された水蒸気であるとよい。
本発明によれば、搬送手段により搬送される多数の被嵌挿体のうち、所定の被嵌挿体間隔で搬送される一群の被嵌挿体列の先頭の被嵌挿体がラベル加熱装置の入り口よりも上流側の設定された検出位置を通過する(加熱処理室の入口に近づく)毎に、予め設定された第1の時間だけ熱流体流生成手段により加熱処理室内に搬送経路に沿う加熱された熱流体の流れが発生されるので、その熱流体の流れによって被嵌挿体列が加熱処理室全体を移動している状態に類似した状況が生じる。
従って、最初の被嵌挿体列が加熱処理室内に進入するときや複数の被嵌挿体列が被嵌挿体間隔より長い隙間を有して加熱処理室内に進入するときなどで加熱処理室内に被嵌挿体のない空間が生じる場合でもその空間を熱流体の流れによって被嵌挿体列が移動して状態に類似させ、加熱処理室内全体を被嵌挿体列が移動しているときの加熱条件に近付けることができるので、加熱条件の変動に起因する各被嵌挿体のシュリンクラベルの熱収縮の仕上がり不良を低減することができる。
また、搬送手段により搬送される最後の被嵌挿体がラベル加熱装置に進入した後にも予め設定された第2の時間だけ熱流体発生させるので、この場合でもシュリンクラベルの加熱条件を被嵌挿体列が加熱処理室内全体を移動しているときの加熱条件に近付けることができ、各被嵌挿体のシュリンクラベルの熱収縮の仕上がり不良を低減することができる。
本発明に係るラベル加熱装置が適用されるラベル装着システムの構成を示す図である。 ラベル加熱装置の外観を示す図で、(a)は正面から見た図、(b)は入口側から見た側面図である。 加熱処理室内に配設された蒸気吹付機を示す図で、(a)は正面から見た図、(b)は入口側から見た側面図である。 蒸気吹付機とボトルとの位置関係を示す図で、(a)は第1,第2の加熱ゾーンに配設された蒸気吹付機とボトルとの位置関係を示し、(b)は第3,第4の加熱ゾーンに配設された蒸気吹付機とボトルとの位置関係を示す図である。 蒸気吹込機の構成を示す図で、(a)は正面から見た図、(b)は入口側から見た側面図である。 蒸気吹込機の蒸気吹込制御に関係した制御系のブロック構成図である。 ボトル検出センサの出力信号から生成されるボトル列全体を検出する信号を示す図である。 制御装置のよる蒸気吹込機の蒸気吹込制御を示すフローチャートである。 ラベル加熱処理中における加熱処理室内の蒸気の流れを示すイメージ図で、加熱処理室の入口側から見た図である。 ラベル付きボトルのボトル列が加熱処理室に進入するときや退出するときの加熱処理室内の蒸気の流れを示すイメージ図で、加熱処理室の入口側から見た図である。 蒸気吹込機により加熱処理室に蒸気を吹き込んだときの加熱処理室内の蒸気の流れを示すイメージ図で、加熱処理室の入口側から見た図である。 蒸気吹込機により加熱処理室に蒸気を吹き込んだときの加熱処理室内の蒸気の流れを示すイメージ図で、加熱処理室内を横側から見た図である。 ラベル装着システムに設けられるラベル加熱装置の構成の一例を示す図である。 ラベルLの熱収縮処理で不良となるケースの一例を示す図である。 ラベルLの熱収縮不良となるケースの一例を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係るラベル加熱装置が適用されるラベル装着システムの構成を示す図である。図2は、ラベル加熱装置の外観を示す図で、(a)は正面から見た図、(b)は入口側から見た側面図である。図3は、加熱処理室内に配設された蒸気吹付機を示す図で、(a)は正面から見た図、(b)は入口側から見た側面図である。
ラベル装着システム1は、ボトルBを搬送しながらシート状に折り畳まれたラベルLを筒状に開いてボトルBに被せるようにして装着するラベル装着装置2と、ラベル装着装置2に多数のボトルBを所定のボトル間隔DBで一列に並べて供給するボトル供給装置3と、各ボトルBが当該ラベル装着装置2に供給されるのに同期してシート状のラベルLを生成してラベル装着装置2に供給するラベル供給装置4と、ラベル装着装置2でラベルLが装着されたボトルB(以下、「ラベル付きボトルB」という。)を排出するボトル排出装置5と、ボトル排出装置5で搬送されるラベル付きボトルBのラベルLを加熱してボトルBの所定の位置にラベルLを密着させるラベル加熱装置6とを含むシステムである。
ラベル装着装置2、ボトル供給装置3、ラベル供給装置4及びボトル排出装置5の構成としては、例えば、特開2012-210948号公報に記載されるラベル装着装置を適用することができる。従って、以下では、ラベル装着装置2、ボトル供給装置3、ラベル供給装置4及びボトル排出装置5については、概要を説明する。
ボトル供給装置3は、第1ベルトコンベア31と第1スターホイール32を含み、上流側からその第1ベルトコンベア31で搬送される多数のボトルBをラベル装着装置2の手前の部分で所定量だけ一時貯留し、貯留したボトルBを順次、ボトル間隔DBを設けて所定の速度でラベル装着装置2側に搬送する。第1ベルトコンベア31の貯留部分の先端には各ボトルBをボトル間隔DBで第1スターホイール32に搬送するスクリュー31aが設けられている。このスクリュー31aを回転駆動することにより第1ベルトコンベア31の貯留部分から各ボトルBがボトル間隔DBで第1スターホイール32に搬送される。第1スターホイール32は第1ベルトコンベア31の先端部に設けられており、第1ベルトコンベア31とスクリュー31aとで搬送される各ボトルBを受け取ってラベル装着装置2に所定の時間間隔TBで供給する。
ラベル供給装置4は、長手方向に所定ピッチで繰り返し同じ印刷が施された帯状に折り畳まれた筒状ラベル基材を時間間隔TBで切断してラベルLを1枚ずつ生成し、各ラベルLを時間間隔TBでラベル装着装置2に供給する。ラベル基材の材料としては、例えば、シュリンクフィルムであるポリスチレンフィルムやPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムが用いられる。
ラベル装着装置2は、ロータリ基盤21の周縁部にボトル間隔DBで配設された所定数のラベル装着ユニットを有する。ラベル装着装置2は、ロータリ基盤21を回転させることにより各ラベル装着ユニットを円軌道上で移動させ、その移動中に各ラベル装着ユニットでボトル供給装置3から供給されるボトルBを受け取らせるとともにラベル供給装置4から供給されるラベルLを受け取らせ、そのラベルLを筒状に開いた後、ボトルBに嵌挿させるようにして装着する。
ボトル排出装置5は、第2ベルトコンベア51と第2スターホイール52を含み、第2スターホイール52は、第2ベルトコンベア51の基端部に設けられている。ボトル排出装置5は、ラベル装着装置2でラベル付きボトルBを第2スターホイール52で受け取り、第2ベルトコンベア51に搬送した後、当該第2ベルトコンベア51でラベル加熱装置6側に排出する。ラベル装着装置2からはボトル間隔DBでラベル付きボトルBが第2スターホイール52に受け渡されるので、各ラベル付きボトルBは第2ベルトコンベア51によりボトル間隔DBで一列に並んでラベル加熱装置6に搬送される。
ラベル装着システム1は、ボトル供給装置3でボトルBの供給を開始すると、ボトル供給装置3のボトル貯留部分に所定量のボトルBが貯留すると、ラベル装着装置2の運転を開始する。ラベル装着装置2が運転を開始すると、予め設定された生産量(1ロット分の生産量)のラベル装着処理が時間間隔TBで連続的に行われる。従って、ラベル加熱装置6には、ラベル装着装置2で生産されるラベル付きボトルBがボトル排出装置5の第2ベルトコンベア51によってボトル間隔DBで一列に並べて連続的に搬送される。
なお、1ロット分のラベル装着処理中に異常発生等によりラベル装着装置2の運転が緊急停止された場合には、1ロット分のボトルBが複数のボトル列(ボトル間隔DBで搬送される一群のラベル付きボトルB)に分離されてラベル加熱装置6に搬送されることになる。また、ラベル装着装置2とラベル加熱装置6との間にラベル装着不良のラベル付きボトルBを除去するボトル除去装置が設けられている場合には、そのボトル除去装置によりラベル付きボトルBが第2ベルトコンベア51から除去されることによって1ロット分のボトルBが複数のボトル列に分離されてラベル加熱装置6に搬送される。
ラベル加熱装置6は、ボトル排出装置5の第2ベルトコンベア51の所定の区間に当該第2ベルトコンベア51上を移動するラベル付きボトルBのボトル列を囲むように設置されている。ラベル加熱装置6は、長尺の直方体形状の加熱処理室61(図2参照)と、その加熱処理室61の両側の側壁に配設される8個の蒸気吹付機62(図3参照)と、これらの蒸気吹付機62に蒸気を送るための配管設備を収納する配管収納ボックス63(図3参照)と、蒸気吹込機64(図1、図2参照)とを含む。
加熱処理室61は、8個の蒸気吹付機62から噴出される蒸気を閉じ込める空間を形成し、その空間内の温度をラベルLの熱収縮動作に適した条件に保持する機能を果たす。8個の蒸気吹付機62は、ラベル付きボトルBのボトル列が加熱処理室61内を通過する間に所定の温度(例えば、50〜98[℃])の蒸気をボトル列に吹き付けることによって各ラベル付きボトルBのラベルLを熱収縮させ、各ラベル付きボトルBの胴部の所定の位置に密着させる。
蒸気吹込機64は、ラベル付きボトルBのボトル列が加熱処理室61内全体を移動している状態にならない場合に、加熱処理室61の入口側から加熱処理室61内に蒸気を吹き込んでラベル付きボトルBのボトル列が加熱処理室61内全体を移動している状態と類似の状況を疑似的に生成する機能を果たす。ラベル付きボトルBのボトル列が加熱処理室61内全体を移動している状態にならない場合とは、ラベル装着処理を開始したときの最初のラベル付きボトルBが加熱処理室61に進入してから退室するまでの期間や、ラベル装着処理を終了したときの最後のラベル付きボトルBが加熱処理室61に進入してから退室するまでの期間や、ラベル装着処理中の多数のラベル付きボトルBが複数のボトル列に分離されて加熱処理室61に搬送された場合のボトル列同士の隙間が加熱処理室61内を移動している期間等である。蒸気吹込機64は、本発明に係るラベル加熱装置6の特徴的な構成であり、蒸気吹込機64の具体的な構成や蒸気吹込みの制御について後述する。
加熱処理室61は、同一構成の加熱処理室を2個連結して構成されている。ラベル付きボトルBのボトル列の移動方向に対して上流側の加熱処理室61Aは、ラベル付きボトルBに嵌挿されたラベルLの下部を重点的に熱収縮させるゾーンを形成し、下流側の上流側の加熱処理室61Bは、そのラベルLを全体的に熱収縮させるゾーンを形成している。
加熱処理室61A,61Bは、長尺状の載置台611と、下側に開口が形成された函体612とを含む。載置台611の上面の中央に第2ベルトコンベア51が固定され、函体612は、開口がその第2ベルトコンベア51を挟むようにして載置台611に取り付けられている。従って、加熱処理室61A,61Bには第2ベルトコンベア51と函体612とによって蒸気を封じ込める空間が形成されるようになっている。
配管収納ボックス63Aに載置された加熱処理室61Aと配管収納ボックス63Bに載置された加熱処理室61Bを連結し、加熱処理室61Aの端部にボトル列進入部61Cを取り付けるとともに、加熱処理室61Bの端部にボトル列退出部61Dを取り付けて加熱処理室61が構成されている。
加熱処理室61Aと加熱処理室61Bの函体611の上面にはそれぞれ所定の距離を設けて排気ダクト613が2個ずつ設けられている。ボトル列進入部601Cとボト列退出部601Dの上面にもそれぞれ排気ダクト613が設けられている。図示は省略しているが、加熱処理室601内の各排気ダクト613の取付位置の近傍に排気ファンが設けられており、その排気ファンによって加熱処理室61内の蒸気が排気ダクト613から室外に排気されるようになっている。
加熱処理室61A,61Bは、図3(a)に示されるように、それぞれ配管収納ボックス63A,63Bの上面に載置されている。配管収納ボックス63A,63B内には、図示省略のボイラーから供給される蒸気を加熱処理室61A,61B内の蒸気吹付機62に分配するための蒸気供給管65が配設されている。ボイラーから加熱処理室61A,61Bに蒸気を供給する蒸気供給主管65aは、配管収納ボックス63Bの端部からボックス内に入り、配管収納ボックス63A,63B内の下部を配管収納ボックス63Aの端部まで直線的には配設されている。蒸気供給主管65aの配管収納ボックス63A内を通る部分と配管収納ボックス63B内を通る部分の適所にそれぞれ2つの分岐が設けられ、各分岐から加熱処理室61A内の蒸気吹付機62と加熱処理室61B内の蒸気吹付機62に蒸気を分配する蒸気供給管65が接続されている。
蒸気供給主管65aの基端部の適所には主電磁弁(図示省略、図6の主電磁弁12参照)が設けられている。主電磁弁は、加熱処理室61A,61B内の蒸気吹付機62への蒸気の供給(ラベル加熱装置6のラベル加熱処理の開始と停止)を制御する弁である。主電磁弁を開くと、加熱処理室61A,61B内の全ての蒸気吹付機62に所定の温度の蒸気が供給され、加熱処理室61A,61B内を移動するラベル付きボトルBに対してラベル加熱処理を行う。一方、主電磁弁を閉じると、加熱処理室61A,61B内の全ての蒸気吹付機62への蒸気の供給が停止され、ラベル加熱装置6のラベル加熱処理動作が停止する。
加熱処理室61A内の4つの角部に複数の蒸気噴射管621を着脱自在に装着する4本の管装着ヘッド623Aが設けられている。加熱処理室61B内の4つの角部にも加熱処理室61Aと同様に、複数の蒸気噴射管621を着脱自在に装着する4本の管装着ヘッド623Bが設けられている。蒸気噴射管621には、図4に示すように、丸棒型の蒸気噴射管621Aと角棒型の蒸気噴射管621Bがある。蒸気噴射管621Aの内側を望む面の中央には長手方向に所定数の蒸気噴出孔622が一列に穿設されている。一方、角棒型の蒸気噴射管621Bの内側を望む面には長手方向に所定数の蒸気噴出孔622が上下二列に穿設されている。また、角棒型の蒸気噴射管621Bには上下の面にも所定数の蒸気噴出孔622が長手方向に穿設されている。蒸気噴射管621Bでは、上段又は下段の蒸気噴出孔622の列を遮蔽するメクラプレート624(図4(b)参照)を取り付けることによってボトル列に対して蒸気を噴射する高さ位置を調節することができるようになっている。
蒸気噴射管621A及び蒸気噴射管621Bを着脱可能にしているのは、蒸気噴射管621A及び蒸気噴射管621Bのメンテナンスを可能するとともに、ボトルBの種類によってラベル付きボトルBに嵌挿されるラベルLの長さ(高さ)が異なるので、ラベルLの長さに応じて蒸気を吹き付ける高さを調整できるようするためである。
本実施形態に係るラベル加熱装置6では、凡そ220[mm]の長さのラベルLまでラベル収縮処理が可能になっており、加熱処理室61A内の4本の管装着ヘッド623Aには、それぞれ高さ方向に2本の蒸気噴射管621Aと5本の蒸気噴射管621Bの合計7本の蒸気噴射管621が装着可能になっている。一方、加熱処理室61B内の4本の管装着ヘッド623Bには、それぞれ高さ方向に6本の蒸気噴射管621Bが装着可能になっている。
加熱処理室61A内の2本の蒸気噴射管621Aは常に管装着ヘッド623Aに装着されるが、蒸気噴射管621Bの装着数は、ラベルLの長さに応じて適宜調整される。管装着ヘッド623Bに装着される蒸気噴射管621Bの装着数もラベルLの長さに応じて適宜調整される。図4は、凡そ106[mm]のラベルLの長さに対して加熱処理室61Aの高さ方向の蒸気噴射管621Bの装着数を3本とし、加熱処理室61Bの高さ方向の蒸気噴射管621Bの装着数を4本とした例を示している。
加熱処理室61Aと加熱処理室61Bの両側面には、正対視で右側半面に蒸気噴射管621A,621Bを装着脱するための扉614(図2参照)が設けられている。扉614の内側面に装着される蒸気噴射管621A,621Bの管装着ヘッド623A,623Bは、扉614の回転軸内に設けられている。加熱処理室61A内に設けられた4個の管装着ヘッド623Aは、配管収納ボックス63Aの上面から配管収納ボックス63A内の配管に接続されている。同様に、加熱処理室61B内に設けられた4個の管装着ヘッド623Bは、配管収納ボックス63Bの上面から配管収納ボックス63B内の配管に接続されている。
加熱処理室61Aと加熱処理室61Bは、図2に示すように、ラベル付きボトルBの移動方向にそれぞれ2つの加熱ゾーンに分けられ、加熱処理室61内には合計4つの加熱ゾーンが設けられている。加熱処理室61A内の上流側(入口側)の加熱ゾーンZ1(以下、「第1の加熱ゾーンZ1」という。)と下流側(出口側)の加熱ゾーンZ2(以下、「第2の加熱ゾーンZ2」という。)は、ラベル加熱処理中にラベルLの浮き上がりを防止するため、加熱処理室61内に入ってくる各ラベル付きボトルBのラベルLに対して最初にラベル下部を熱収縮させるゾーンを構成している。
第1の加熱ゾーンZ1では、一番下の蒸気噴射管621Aによる蒸気加熱が行われ、第2の加熱ゾーンZ2では、一番下の蒸気噴射管621Aに加えて2番目の蒸気噴射管621Aによる蒸気加熱が行われる。ラベルLは、蒸気の吹付けにより加熱されると、所定の熱収縮動作を行った後はその後の加熱量に関係なく熱収縮状態を保持するので、加熱処理室61Aでは、各ラベル付きボトルBのラベルLが第1の加熱ゾーンZ1と第2の加熱ゾーンZ2を通過する間にラベルLの下端から上方に2段階に分けて熱収縮処理が行われる。
加熱処理室61B内の上流側(入口側)の加熱ゾーンZ3(以下、「第3の加熱ゾーンZ3」という。)と下流側(出口側)の加熱ゾーンZ4(以下、「第4の加熱ゾーンZ4」という。)は、加熱処理室61Aでラベル下部の熱収縮が行われた各ラベル付きボトルBのラベルLを上方向に段階的に熱収縮させた後、全体的に蒸気加熱をして熱収縮処理の仕上げを行うゾーンを構成している。第3の加熱ゾーンZ3では、一番下の蒸気噴射管621Bとその上の蒸気噴射管621Bの下側の蒸気噴出孔622による蒸気加熱が行われ、第4の加熱ゾーンZ4では、全ての蒸気噴射管621Bによる蒸気加熱が行われる。すなわち、加熱処理室61Bでは、各ラベル付きボトルBのラベルLは、第3の加熱ゾーンZ3を通過する間にラベルLの下部よりも上側の熱収縮処理が行われ、第4の加熱ゾーンZ4を通過する間にラベルLの全体的な熱収縮処理(熱収縮の仕上げ処理)が行われる。
加熱処理室61A内の4個の管装着ヘッド623Aには、配管収納ボックス63A内の蒸気供給主管65a及び蒸気供給管65を通して蒸気が供給され、その蒸気が各管装着ヘッド623Aに接続された蒸気噴射管621A及び蒸気噴射管621Bに分配され、蒸気噴出孔622から噴出される。管装着ヘッド623Aの2本の蒸気噴射管621Aと5本の蒸気噴射管621Bの各装着部にはバルブ623aが設けられており、各バルブ623aの開口量を調節することにより各蒸気噴射管621Aと各蒸気噴射管621Bから噴出される蒸気の噴出量が調節される。
同様に、加熱処理室61B内の4個の管装着ヘッド623Bには、配管収納ボックス63B内の蒸気供給主管65a及び蒸気供給管65を通して蒸気が供給され、その蒸気が各管装着ヘッド623Bに接続された蒸気噴射管621Bに分配され、蒸気噴出孔622から噴出される。管装着ヘッド623Bの6個の蒸気噴射管621Bの各装着部にもバルブ623aが設けられており、そのバルブ623aの開口量を調節することにより各蒸気噴射管621Bから噴出される蒸気の噴出量が調節される。
次に、蒸気吹込機64について説明する。
ボトル列進入部61Cの先端部には、図5(a)に示すように、正面視で下側部分に内側に向かう傾斜面が形成されているが、蒸気吹込機64は、ボトル列進入部61Cの先端の略下側に配置されている。蒸気吹込機64は、第2ベルトコンベア51のベース51aに棒部材を組み合わせた支持部材641を取り付け、その支持部材641の固定アーム641aに固定されている。支持部材641はL字型の金具の中央に上方に向けて十字型の金具を組み合わせたもので、L字型の金具の先端の屈曲した固定部が第2ベルトコンベア51のベース51aにネジ止めされている。十字型の金具の第2ベルトコンベア51側に延びる水平な棒部材が固定アーム641aで、その固定アーム641aの先端に蒸気吹込機64が第2ベルトコンベア51で搬送されるラベル付きボトルBと干渉しないように取り付けられている。
蒸気吹込機64は、蒸気を噴出する断面円形のノズルで構成され、蒸気の噴出面を加熱処理室61の入口に向けて固定アーム641aに取り付けられている。本実施形態では、ノズルの蒸気噴出面の形状を円形にしているが、ラベル付きボトルBのボトル列の断面の長方形状に合わせて矩形にしてもよい。蒸気吹込機64の高さ位置は、第2ベルトコンベア51に搭載されるラベル付きボトルBの底面の高さ位置と略同一の高さ位置である。ラベルLの熱収縮不良は、ラベルLの下端で生じ易いので、蒸気吹込機64の蒸気吹込の高さ位置をラベル付きボトルBの下端(ラベルLの下端)に近い位置に合わせている。
ボトル列進入部61Cの入口側の端面には、図5(b)に示すように、第2ベルトコンベア51に搭載されたラベル付きボトルBを通過させるのに必要かつ十分な形状の開口615が形成されており、蒸気吹込機64の蒸気吹込方向の軸は、その開口615内を通るように設定されている。
図5(a)では図示を省略しているが、蒸気吹込機64のノズルには、ボイラーから加熱処理室61に蒸気を供給するための配管を分岐した分器配管がバルブと電磁弁(図6の電磁弁12,13参照)を介して接続されている。蒸気吹込機64から加熱処理室61内に吹き込まれる蒸気の吹き込み量は、バルブの開口量を調節することにより調整される。また、電磁弁の駆動を制御することによって蒸気吹込機64から加熱処理室61内に蒸気を吹き込むタイミングと吹込時間が制御される。
図6は、蒸気吹込機64の蒸気吹込制御に関係した制御系のブロック構成図である。図1〜図5で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付しているので、以下では、その部材の重複する説明は省略する。
制御装置7は、ラベル装着システムを統括的に制御する装置である。制御装置7は、CPU(Central Process Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を含むマイクロコンピュータで構成されている。主軸8は、ラベル装着装置2のロータリ基盤21の回転軸である。主軸モータM1は、主軸8の基端に直結され、主軸8の回転力を発生するモータである。パルスエンコーダ9は、主軸8の回転量を検出するセンサである。
制御装置7は、パルスエンコーダ9から出力されるパルス信号に基づいて主軸8の回転速度(ボトルBの移動速度)を制御する。ボトル供給装置3の第1スターホイール32とボトル排出装置5の第2スターホイール52の各回転軸は、歯車伝達機構によって主軸8に連結されている。ロータリ基盤21上の各ラベル装着ユニットと第1スターホイール32の各ボトルBの保持部とは同期してラベル装着装置2におけるボトル供給位置(第1スターホイール32がラベル装着装置2にボトルBを供給する位置)を通過するように設定されている。また、ロータリ基盤21上の各ラベル装着ユニットと第2スターホイール52の各ボトルBの保持部とは同期してラベル装着装置2におけるボトル排出位置(ラベル装着装置2が第2スターホイール52にラベル付きボトルBを排出する位置)を通過するように設定されている。
制御装置7は、ラベル装着処理の速度(主軸8の回転速度)を予め設定された複数の速度(例えば、550、600、650[本/分]の3段階)に変更可能になっている。主軸8の回転に連動して第1スターホイール32と第2スターホイール52も回転するので、制御装置7がラベル装着処理の速度(主軸8の回転速度)を変化させた場合でもボトル供給位置における第1スターホイール32から各ラベル装着ユニットへのボトルBの供給とボトル排出位置における第2スターホイール52による各ラベル装着ユニットからのラベル付きボトルBの受取りを確実に行わせることができる。
第1搬送モータM2は、ボトル供給装置3の第1ベルトコンベア31の駆動力を発生するモータであり、第2搬送モータM3は、ボトル排出装置5の第2ベルトコンベア51の駆動力を発生するモータである。主軸モータM1及び第1,第2搬送モータM3には、例えば、インダクションモータが用いられている。第1インバータINV1〜第3インバータINV3は、それぞれ主軸モータM1、第1搬送モータM2、第2搬送モータM3に交流電力を供給する電源である。制御装置7は、第1インバータINV1〜第3インバータINV3から主軸モータM1、第1搬送モータM2、第2搬送モータM3に出力させる交流電力の大きさや出力タイミングを制御することにより、ボトル供給装置3によるラベル装着装置2へのボトルBの供給、ラベル装着装置2によるボトルBへのラベル装着及びボトル排出装置5によるラベル装着装置2からのラベル付きボトルBの排出の各処理が互いに連動して連続的に行われるように制御する。
また、図示は省略しているが、制御装置7にはラベル供給装置4の制御装置(図示省略)が通信可能に接続されており、制御装置7は、ラベル供給装置4におけるラベルLの生成と各ラベルLのラベル装着装置2への供給の各処理も、ラベル装着装置2へのボトルBの供給及びラベル装着装置2によるボトルBへのラベル装着の処理に連動して連続的に行わせるように制御する。
従って、ラベル装着システム1のラベル装着装置2、ボトル供給装置3及びラベル供給装置4の部分では、多数のボトルBがボトル間隔DBで一列に並べて所定の速度vBで搬送され、各ボトルBがラベル装着装置2のロータリ基盤21上を移動している期間にラベル供給装置4から供給されるシート状に折り畳まれたラベルLが筒状に開かれて各ラベルBに嵌挿される。そして、ラベル装着装置2でラベルLが嵌挿された各ボトルBは、ボトル排出装置5によってボトル間隔DBで一列に並べて速度vBでラベル加熱装置6に向けて排出される。
第1ボトル検出センサ10は、ボトル供給装置3の第1ベルトコンベア31の所定の位置に配設され、当該第1ベルトコンベア31の貯留部分に所定数のボトルBが貯留されたか否かを検出するためのセンサである。第1ボトル検出センサ10には、例えば、透過型のフォトインターラプタが用いられている。第1ボトル検出センサ10は、例えば、発光部からの光を受光部が受光していると、ハイレベルで、発光部から受光部への光がボトルBで遮断されると、ローレベルに変化する信号を出力する。
第1ボトル検出センサ10から出力される信号は、制御装置7に入力される。第1ベルトコンベア31による多数のボトルBの供給が開始されると、各ボトルBは間隔を設けて一列に並べて第1ベルトコンベア31により搬送されるが、先頭のボトルBが第1ベルトコンベア31の貯留部分に到達すると、その後のボトルBが順次、当該貯留部分に貯留される。ボトルBの貯留中はボトルBが第1ボトル検出センサ10の検出位置を通過する毎にローレベルに反転するパルス信号が第1ボトル検出センサ10から出力されるが、ボトルBの貯留数が第1ボトル検出センサ10の検出位置を超えると、第1ボトル検出センサ10からはローレベルの信号が出力される。
制御装置7は、第1ボトル検出センサ10から出力される信号がハイレベルからローレベルに反転し、そのローレベルが所定の時間以上継続することにより、第1ベルトコンベア31の貯留部分に所定数のボトルBが貯留したことを検出する。制御装置7は、第1ベルトコンベア31の貯留部分に所定数のボトルBが貯留したことを検出すると、第1インバータINV1から主軸モータM1に所定の駆動電圧を出力させて主軸8の回転を開始させる(ラベル装着処理を開始させる)。また、制御装置7は、主電磁弁12を開いて蒸気吹付機62から蒸気を噴出させ、ラベル加熱装置6をラベル収縮処理可能な状態にする。
制御装置7は、第1ボトル検出センサ10から出力される信号がローレベルからハイレベルに反転し、そのハイレベルが所定の時間以上継続することにより、第1ベルトコンベア31の貯留部分に貯留している所定数のボトルBの最後尾が第1ボトル検出センサ10を通過したことを検出する。従って、制御装置7は、第1ベルトコンベア31の貯留部分に貯留している所定数のボトルBの最後尾が第1ボトル検出センサ10を通過したことを検出すると、その時点から所定の時間(最後尾のラベル付きボトルBがボトル排出装置5の第2ベルトコンベア51に搬送されるまでの時間)が経過すると、第1インバータINV1と第2インバータINV2を介して主軸モータM1と第1搬送モータM2の駆動を停止させる(ボトルBの供給とラベル装着の処理を停止させる)。
なお、制御装置7は、主軸モータM1の駆動は停止させるが、第2搬送モータM3は、最後尾のラベル付きボトルBがラベル加熱装置6よりも下流側の所定の位置まで搬送されるまで、駆動を継続する。
第2ボトル検出センサ11は、ラベル加熱装置6の入口の手前の所定の位置(本発明に係る検出位置に相当)に設けられ(図1参照)、ボトル排出装置5の第2ベルトコンベア51により搬送されるラベル付きボトルBを検出するセンサである。第2ボトル検出センサ11には、第1ボトル検出センサ10と同様に、透過型のフォトインターラプタが用いられている。第2ボトル検出センサ11は、例えば、発光部からの光を受光部が受光していると、ハイレベルで、発光部から受光部への光がボトルBで遮断されると、ローレベルに変化する信号を出力する。主電磁弁12は、蒸気吹付機62の蒸気の噴出を制御する制御弁である。電磁弁13は、蒸気吹込機64の蒸気の噴出を制御する制御弁である。
第1ボトル検出センサ10及び第2ボトル検出センサ11から出力される信号は、発光部からの光を受光部が受光しているとローレベルで、発光部から受光部への光がボトルBで遮断されるとハイレベルに変化する信号でもよい。また、第1ボトル検出センサ10及び第2ボトル検出センサ11は、反射型のフォトインターラプタでもよく、光センサ以外の非接触型のセンサでもよい。
ラベル付きボトルBが第2ボトル検出センサ11の検出位置を横切ると、第2ボトル検出センサ11から各ラベル付きボトルBが横切る毎にローレベルに反転する矩形波のパルス信号が出力される。第2ボトル検出センサ11から出力される信号は、制御装置7に入力される。
制御装置7は、第2ボトル検出センサ11から入力される信号に対して、ローレベルに反転した後にローレベルとハイレベルがそれぞれ所定の時間幅以内で繰り返されるときは、そのローレベルを維持するようにゲート処理をして、図7に示すラベル付きボトルBのボトル列を検出する信号SBを生成する。所定の時間幅は、隣接するラベル付きボトルBがボトル間隔[DB±ΔD(許容誤差)]で第2ボトル検出センサ11の検出位置を通過した場合の各ラベル付きボトルBの検出間隔である。
従って、制御装置7は、ボトル列(ボトル間隔DBで移動している一群のラベル付きボトルBの列)の先頭が第2ボトル検出センサ11の検出位置を通過したときに、ハイレベルからローレベルに反転し、ボトル列の最後尾が第2ボトル検出センサ11の検出位置を通過したときに、ローレベルからハイレベルに反転する信号SBを生成する。そして、制御装置7は、その信号SBの立ち下り(ボトル列の先頭が第2ボトル検出センサ11の検出位置を通過する時点t1)との立ち上り(ボトル列の最後尾が第2ボトル検出センサ11の検出位置を通過した時点t3)を検出する。
信号SBの最初の立ち下りは、1ロット分の一群のラベル付きボトルBの先頭(ラベル装着処理開始後の最初のラベル付きボトルB)が第2ボトル検出センサ11の検出位置を通過したことを示し、信号SBの最後の立ち上がりは、1ロット分の一群のラベル付きボトルBの最後尾(ラベル装着処理開始後の最後のラベル付きボトルB)が第2ボトル検出センサ11の検出位置を通過したことを示す。
制御装置7は、信号SBの最初の立ち下りを検出すると、この検出時点では加熱処理室61内にはラベル付きボトルBがない状態となっているから、電磁弁13を開いて蒸気吹込機64から蒸気を高速で噴出させ、その後、最初の立ち下りの時点t1から所定の時間T1が経過した時点t2で電磁弁13を閉じて蒸気吹込機64の蒸気噴出を停止させる。所定の時間T1は、時点t1からラベル装着処理開始後の最初のラベル付きボトルBがラベル加熱装置6の出口に到達する時点t2までの時間である。第2ベルトコンベア51の第2ボトル検出センサ11が設置されている位置(ボトル検出位置)からラベル加熱装置6の出口までの距離をD[mm]とすると、時間T1は、T1=D/vB[秒]である。例えば、制御装置7がラベル装着処理の速度を450[本/分]に制御している場合、時間T1は、凡そ5[秒]である。
従って、制御装置7は、ラベル装着装置2がラベル装着処理を開始してから最初に排出されたラベル付きボトルBが加熱処理室61の入口の手前に到達すると、蒸気吹込機64から加熱処理室61の入口に向けて蒸気を凡そ5秒間噴出させる。
制御装置7は、信号SBの最後の立ち上りを検出すると、この検出時点から加熱処理室61内にはラベル付きボトルBが搬送されない状態となるから、所定の時間T2だけ遅らせて再度電磁弁13を開いて蒸気吹込機64から蒸気を噴出させ、その後、所定の時間T3が経過した時点t4で電磁弁13を閉じて蒸気吹込機64の蒸気噴出を停止させる。
所定の時間T2は、ラベル装着装置2がラベル装着処理を開始してから最後に排出されたラベル付きボトルBが第2ボトル検出センサ11の検出位置を通過した時点t3から加熱処理室61内に入る時点t4までの時間である。一方、時間T3は、最後のラベル付きボトルBが加熱処理室61に入った時点t4からラベル加熱装置6の出口に到達する時点t5までの時間である。第2ボトル検出センサ11の検出位置からラベル付きボトルBがボトル列進入部61C内に完全に入るまでに一定の距離があるので、時間T3は、時間T1よりも時間T2だけ短い時間である。
信号SBに立ち下りと立ち上がりがそれぞれ複数回生じる場合は、1ロット分の一群のラベル付きボトルBが複数のボトル列に分離されてラベル加熱装置6に搬送されるケースである。信号SBのn番目(n:整数)の立ち上がりは、n番目のボトル列の最後尾のラベル付きボトルBが第2ボトル検出センサ11の検出位置を通過したことを示す。
このケースでは、隣接するボトル列同士の間隔が不定であるから、最後のボトル列を除いて各ボトル列の最後尾が加熱処理室61内に進入してから退出するまでの期間に加熱処理室61内を移動するラベル付きボトルBの隊列状態は不定である。隣接するボトル列同士に生じる隙間が広い場合には加熱処理室61内にラベル付きボトルBが全くない状態や加熱処理室61内のラベル付きボトルBのない空間が生じ、その空間が加熱条件に影響を与える場合がある。逆に、隣接するボトル列同士に生じる隙間が短い場合には加熱処理室61内に複数のラベル付きボトルBのない空間が生じるが、各空間は加熱条件に影響を与えない場合がある。
このケースでの加熱条件の変動にも対応するには、ボトル列同士に生じる隙間を検出し、その隙間が予め設定した閾値以上である場合に、蒸気吹込機64に蒸気の吹込動作を行わせるようにすればよい。
ボトル列が2個生じる場合を例に、蒸気吹込機64の蒸気吹込制御を検討すると、前のボトル列(以下、「第1のボトル列」という。)の最後尾が加熱処理室61内に進入してから後のボトル列(以下、「第2のボトル列」という。)の先頭が加熱処理室61内に進入するまでの期間に、加熱処理室61の入口部分にラベル付きボトルBのない空間が生じ、この空間の加熱条件が変動すると、第1のボトル列の後側部分と第2のボトル列の前側部分にラベル収縮不良が生じやすくなる。
例えば、加熱処理室61の長さが3m〜7m程度のラベル加熱装置6では、少なくとも全長の半分程度の区間にラベル付きボトルBのない空間が生じると、ラベル収縮不良の不良率を低下させる可能性が高い。従って、例えば、加熱処理室61の長さの凡そ1/2を閾値Dthに設定し、第1のボトル列と第2のボトル列の隙間DmがDm≧Dthであれば、蒸気吹込機64による蒸気の吹き込みを行い、Dm<Dthであれば、蒸気吹込機64による蒸気の吹き込みは行わないようにするとよい。
具体的には、制御装置7に、第2ボトル検出センサ11の検出位置よりも上流側の所定の位置に第2ボトル検出センサ11と同様の第3ボトル検出センサを設け、その第3ボトル検出センサの検出信号に対して信号SBと同様の信号SB’を生成させる。そして、信号SB’の最初の立ち上りからそれに続く信号SBの立ち下りまでの時間Tm(第1のボトル列の最後尾が第3ボトル検出センサの検出位置を通過してから第2のボトル列の先頭が同検出位置を通過するまでの時間Tm)を算出させた後、その算出値Tmとラベル付きボトルBの速度vBから隙間Dm=Tm×vBを算出させ、Dm≧Dthであれば、信号SBの2番目の立ち下り(第2のボトル列の先頭が第2ボトル検出センサ11の検出位置を通過した時点)で電磁弁13を開いて時間Tmだけ蒸気吹込機64から蒸気を噴出させる。
次に、制御装置7による蒸気吹込機64の蒸気吹込制御について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。説明を簡単にするために、図8のフローチャートは、1ロット分の一群のラベル付きボトルBが複数のボトル列に分離されていない場合の処理手順である。従って、蒸気吹込機64の蒸気吹込制御は、ラベル装着処理を開始した後の最初のラベル付きボトルBが加熱処理室61に進入するときと最後のラベル付きボトルBが加熱処理室61から退出するときに行われる。
制御装置7は、第1ボトル検出センサ10の出力信号により第1ベルトコンベア31の貯留部分に所定数のボトルBが貯留したことを検出すると(S1:YES)、スクリュー31aの回転駆動を開始するとともに、第1インバータINV1から主軸モータM1に所定の駆動電圧を出力させて主軸8の回転を開始させる(S2:ラベル装着処理の開始)。主軸8の回転に連動してボトル供給装置3の第1スターホイール32とボトル排出装置5の第2スターホイール52も回転する。
制御装置7は、ラベル供給装置4の制御装置にラベル供給開始の制御信号とパルスエンコーダ9から出力されるパルス信号を送信する。ラベル供給装置4は、この制御信号によりパルス信号に基づく所定のタイミングでラベル基材を搬送しながら各ラベルLを切り離してラベル装着装置2に供給する処理(ラベル供給処理)を開始する。また、制御装置7は、主電磁弁12を開き、加熱処理室61A,61B内の全ての蒸気吹付機62から蒸気を噴出させてラベル加熱装置6をラベル加熱処理可能な状態にする。
ラベル装着装置2、ボトル供給装置3の第1スターホイール32、ラベル供給装置4及びボトル排出装置5の第2スターホイール52が駆動を開始すると、スクリュー31aによってボトル間隔DBで一列に並べて搬送される多数のボトルBが第1スターホイール32によってラベル装着装置2のボトル供給位置に搬送され、各ラベル装着ユニットに受け取られる。
第1スターホイール32からボトルBを受け取った各ラベル装着ユニットはロータリ基盤21の周縁部を移動している間にラベル供給装置4から供給されるシート状に折り畳まれたラベルLを受け取り、そのラベルLを筒状に開いてボトルBに嵌装した後、ラベル排出位置に搬送する。ラベル排出位置に搬送された各ラベル付きボトルBは、第2スターホイール52に受け取られ、第2ベルトコンベア51まで搬送された後、当該第2ベルトコンベア51にボトル間隔DBで排出される。そして、第2ベルトコンベア51に排出された各ラベル付きボトルBは、当該第2ベルトコンベア51によってラベル加熱装置6に向けて搬送される。
制御装置7は、第2ボトル検出センサ11から出力される信号を整形した信号SBの立下り(第2ベルトコンベア51によって搬送されるラベル付きボトルBのボトル列の先頭が第2ボトル検出センサ11の検出位置を横切る時点t1)を検出すると(S3:YES)、電磁弁13を開く(S4)。電磁弁13を開くことにより蒸気吹込機64によって加熱処理室61の入口から室内に所定の噴出速度で蒸気が吹き込まれ、これにより加熱処理室61内に第2ベルトコンベア51に沿う蒸気の流れが生じ、熱処理室61内の加熱条件がラベル付きボトルBのボトル列が加熱処理室61内を移動している状況に類似した状況にされ、ラベル加熱装置6でのラベル加熱処理が開始される(S5)。
続いて、制御装置7は、信号SBの立ち下りから所定の時間T1(ラベル付きボトルBのボトル列の先頭が加熱処理室61の出口に到達するまでの時間)が経過したか否かを判別し(S6)、時間T1が経過していなければ(S6:NO)、主電磁弁12と電磁弁13とを開いた状態を保持する(S4〜S6のループ)。そして、制御装置7は、信号SBの立ち下りから時間T1が経過したことを検出すると(S6:YES)、電磁弁13を閉じ、蒸気吹込機64による加熱処理室61への蒸気吹込動作を停止させる(S7)。
続いて、制御装置7は、ラベル付きボトルBのボトル列の最後尾がラベル装着装置2から第2ベルトコンベア51に排出されたか否かを判別し(S8)、最後尾のラベル付きボトルBが第2ベルトコンベア51に排出されると(S8:YES)、スクリュー31aの回転駆動を停止するとともに、第1インバータINV1から主軸モータM1への駆動電圧の出力を停止させて主軸8の回転を停止させる(S9:ラベル装着処理の停止)。最後尾のラベル付きボトルBが第2ベルトコンベア51に排出されたか否かは、第1ボトル検出センサ10により最後のボトルBの通過が検出された時点から最後尾のラベル付きボトルBが第2ベルトコンベア51に排出されるまでのボトル搬送時間が既知であるので、第1ボトル検出センサ10により最後のボトルBの通過が検出された時点からそのボトル搬送時間を計時することにより判別される。
続いて、制御装置7は、信号SBの立ち上り(第2ベルトコンベア51によって搬送されるラベル付きボトルBのボトル列の最後尾が第2ボトル検出センサ11の検出位置を通過する時点t3)を検出すると(S10)、その立ち上りから所定の時間T2が経過した時に(S11:YES)、電磁弁13を開く(S12)。電磁弁13を開くことにより蒸気吹込機64から加熱処理室61内に所定の噴出速度で蒸気が吹き込まれ、これによりラベル付きボトルBのボトル列が加熱処理室61内に侵入するときと同様に、加熱処理室61内に第2ベルトコンベア51に沿う蒸気の流れが生じる。
続いて、制御装置7は、電磁弁13を開いてから所定の時間T3(最後尾のラベル付きボトルBが加熱処理室61の出口に到達するまでの時間)が経過したか否かを判別し(S13)、時間T3が経過していなければ(S13:NO)、電磁弁13を開いた状態を保持する(S12,S13のループ)。そして、制御装置7は、電磁弁13を開いてから時間T3が経過したことを検出すると(S13:YES)、電磁弁13を閉じ、蒸気吹込機64による加熱処理室61への蒸気吹込動作を停止させて(S14)、蒸気吹込制御を終了する。
次に、蒸気吹込機64による蒸気吹込処理の作用と効果について説明する。
例えば、ラベル装着装置2のロータリ基盤21におけるボトル間隔DB(ラベル装着ユニットの間隔)が170[mm]に設計されている場合、例えば、ラベル付きボトルBのサイズが、高さが132[mm]、胴部の径が凡そ66[mm]、胴部の長さが凡そ106[mm]のボトル缶であるとすると、加熱処理室6には、ボトル排出装置5のベルトコンベア52によりラベル付きボトルBを隙間Dm=104(=170−66)[mm]で一列に並べたボトル列が速度vBで搬送される。例えば、制御装置7がラベル装着処理の速度を450[本/分]に制御している場合、ラベル付きボトルBのボトル列は速度vB=127.5[cm/秒]で加熱処理室61内を移動するので、ラベル付きボトルBのキャップ部分を無視すると、断面が凡そ66×106[mm]の長方形状の長尺の部材が加熱処理室6内に挿入されている状態と考えることができる。
加熱処理室61内の向かい合う蒸気吹付機62の距離は、凡そ160[mm]であるので、ラベル付きボトルBのボトル列が完全に加熱処理室61内を移動しているとき、長尺の部材は、加熱処理室61内の各蒸気吹付機62から噴出される蒸気に対して凡そ50[mm]前方にある障壁のように作用する。
従って、ラベル付きボトルBのボトル列が速度vBで加熱処理室61内を移動している状態では、図9に示すように、第1の加熱ゾーンZ1〜第4の加熱ゾーンZ4の全ての加熱ゾーンで各蒸気吹付機62からラベル付きボトルBのボトル列の側面に吹き付けられる蒸気がボトル側面(ラベルL)に衝突した後拡散し、排気ファンにより加熱処理室61内の両側の隙間から上方に吸い上げられて排気ダクト613から排出されるような蒸気流の状態が生じることになる。
一方、ラベル付きボトルBのボトル列が加熱処理室61に進入するときは、加熱処理室61内にボトル列が存在しないので、加熱処理室61内は、図10に示すように、向かい合う蒸気吹付機62から噴出した蒸気が互いに衝突しながら拡散するため、ボトル列が移動している状態とは異なる複雑な蒸気の流れや分布が生じている。そして、加熱処理室61内にラベル付きボトルBのボトル列が進入していくと、第1の加熱ゾーンZ1から第4の加熱ゾーンZ4の各加熱ゾーンで複雑な蒸気の流れや分布の中にボトル列が進入する状況が生じるので、ボトル列の先頭が第1の加熱ゾーンZ1に進入してから第4の加熱ゾーンZ4を抜け出すまでの間は、加熱処理室61内の加熱条件(蒸気の流れや分布など)が時々刻々と変化し、不安定な状態となっている。
ラベル付きボトルBのボトル列が加熱処理室61から退出するときも同様の状況が生じる。すなわち、ボトル列の最後尾が第1の加熱ゾーンZ1〜第4の加熱ゾーンZ4の各加熱ゾーンを順番に通過するようになると、各加熱ゾーン内にボトル列が存在しない部分が生じ、しかもその部分がボトル列の移動に応じて増加していくので、各加熱ゾーンの加熱条件が時々刻々と変化し、加熱処理室61全体としてもボトル列の最後尾が第1の加熱ゾーンZ1に進入してから第4の加熱ゾーンZ4を抜け出すまでの間は加熱条件(蒸気の流れや分布など)が不安定な状態となっている。
従って、従来のラベル加熱装置では、ラベル付きボトルBのボトル列が加熱処理室61に進入するときや退出するときの加熱処理室内の不安定な加熱条件によって各ラベル付きボトルBのラベルLの熱収縮にばらつきが生じ、そのばらつきに起因してラベルLの熱収縮処理の不良率を一定値以下に低減できないという不都合があった。
本実施形態では、ボトル列の先頭が第1の加熱ゾーンZ1に進入してから第4の加熱ゾーンZ4を抜け出すまでの期間(以下、「ボトル列進入期間」という。)とボトル列の最後尾が第1の加熱ゾーンZ1に進入してから第4の加熱ゾーンZ4を抜け出すまでの期間(以下、「ボトル列退出期間」という。)に、蒸気吹込機64によって加熱処理室61の入口から加熱処理室61室内に高速で蒸気を吹き込み、その蒸気の流れによって加熱処理室61室内をボトル列が移動している状態と類似した状態を作るようにしている。
蒸気吹込機64によって加熱処理室61の入口に向けて高速で蒸気を吹き込むと、図11,図12に示すように、加熱処理室61室内に第2ベルトコンベア51の搬送方向(加熱処理室61の長手方向)に沿う蒸気の流れF(以下、「吹込蒸気流」という。)が生じる。このため、図11に示すように、第1の加熱ゾーンZ1〜第4の加熱ゾーンZ4の全ての加熱ゾーンで各蒸気吹付機62から噴出する蒸気は、吹込蒸気流Fに衝突した後拡散するので、加熱処理室61内はボトル列が加熱処理室61内を移動している場合と類似した加熱条件が生じる。
従って、このような加熱処理室61内にラベル付きボトルBのボトル列が進入した場合や加熱処理室61からラベル付きボトルBのボトル列が退出する場合は、加熱処理室61内の加熱条件の急激な変動が抑制されるので、ボトル列の先頭のラベル付きボトルBが加熱処理室61の入口から出口まで移動する間に加熱処理室61内で熱収縮が行われるラベルLの収縮位置のばらつきを可及的に抑制することができ、一群のボトル列(例えば、ロット単位のボトル列)に対するラベルLの熱収縮処理の不良率を低減することができる。
出願人が、高さが132[mm]、胴部の径が凡そ66[mm]、胴部の長さが凡そ106[mm]のボトル缶からなるボトルBにラベル長106[mm]のPETシュリンクフィルムからなるラベルLを嵌挿する例で、熱収縮不良を確認したところ、蒸気吹込機64による蒸気吹込みを行わなかった場合にラベルLの下端のメクレや飛び上がりなどによる熱収縮不良が凡そ35%の頻度で発生する状況で、蒸気吹込機64による蒸気吹込みを行うと、熱収縮不良の頻度が凡そ10%に低減し、蒸気吹込機64による蒸気吹込み処理が熱収縮不良の低減に有効であることが確認できた。
なお、上記の説明は、1ロット分の一群のラベル付きボトルBが複数のボトル列に分離されない場合であったが、1ロット分の一群のラベル付きボトルBが複数のボトル列に分離される状況が生じる場合に、ボトル列同士の隙間が加熱処理室61内に生じる毎に蒸気吹込機64による蒸気吹込を行う場合でもラベルLの熱収縮不良を低減することができる。
上記実施形態では、蒸気吹込機64の蒸気吹込みの開始と停止を第2ボトル検出センサ11の検出信号を用いて制御していたが、1ロット分の一群のラベル付きボトルBの先頭のラベル付きボトルB(以下、「最初のボトルB」という。)が加熱処理室61に進入するときと最後尾のラベル付きボトルB(以下、「最後のボトルB」という。)が加熱処理室61から退出するときにだけ蒸気吹込機64による蒸気吹込みを行う場合は、ラベル装着装置2がラベル装着処理の開始時点を基準としたボトルBの搬送時間によって蒸気吹込機64の蒸気吹込みの開始と停止を制御するようにしてもよい。この方法では、第2ボトル検出センサ11を省略できるので、構成が簡単になる利点がある。
最初のボトルBと最後のボトルBが第1ベルトコンベア31のスクリュー31aによってラベル装着装置2に向けて供給が開始される時とボトルBの搬送速度vBは分かるので、スクリュー31aによる最初のボトルBの供給開始時を基準にして最初のボトルBが第1ベルトコンベア31、第1スターホイール32、ラベル装着装置2、第2スターホイール52及び第2ベルトコンベア51の移動経路を経由して第2ボトル検出センサ11の検出位置に達するまでの遅れ時間TSを算出することができる。従って、図8のステップS3の処理をスクリュー31aによる最初のボトルBの供給開始時からの遅れ時間TSが経過したか否かの判別処理に置き換えてもよい。
同様に、スクリュー31aによる最後のボトルBの供給開始時から第1ベルトコンベア31、第1スターホイール32、ラベル装着装置2、第2スターホイール52及び第2ベルトコンベア51の移動経路を経由して第2ボトル検出センサ11の検出位置に達するまでの遅れ時間TEを算出することができるので、図8のステップS10の処理をスクリュー31aによる最後のボトルBの供給開始時からの遅れ時間TEが経過したか否かの判別処理に置き換えてもよい。
図8のフローチャートでは、複数のボトル列が生じる場合に各ボトル列の先頭が加熱処理室61に進入するときに加熱処理室61への蒸気吹込機64による蒸気吹込の処理は含めていないが、その処理を含めるようにしてもよい。また、図8のフローチャートでは、最初のボトルBが加熱処理室61に進入する場合と最後のボトルBが退出する場合の両方で蒸気吹込機64の蒸気吹込制御をしているが、いずれか一方で蒸気吹込機64の蒸気吹込制御をするようにしてもよい。この場合でも加熱処理室61内の加熱条件の不安定によるラベルLの熱収縮のばらつきを抑制し、熱収縮処理の不良率を低減することができる。
上記実施形態では、加熱処理室61の入口の手前に蒸気吹込機64を1つだけ配置していたが、一対の蒸気吹込機64を第2ベルトコンベア51の両側に配置し、両蒸気吹込機64の噴出蒸気を混合して吹込蒸気流を作るようにしてもよい。また、加熱処理室61内に第2ベルトコンベア51に沿って複数個の蒸気吹込機64を配置し、複数個の蒸気吹込機64の噴出蒸気を混合して吹込蒸気流を作るようにしてもよい。この場合は、加熱処理室61内をボトル列の隙間Dmが移動する場合にその移動に合わせて吹込蒸気流を作るようにするとよい。
上記実施形態では、蒸気吹込機64の蒸気を吹き込む高さ位置や蒸気の吹き込む方向は固定していたが、ボトルBの形状やサイズによって変更できるようにしてもよい。また、蒸気の吹き込み条件を吹き込み中に変化させるようにしてもよい。例えば、ボトル間隔DBの長さによって連続的に吹き込んだり、不連続に吹き込んだりするようにしてもよく、ボトルBの搬送速度vBに対応させて蒸気の吹き込み速度を変化させるようにしてもよく、蒸気の吹き込み強度を周期的に変化させるようにしてもよい。
上記実施形態では、ラベル付きボトルBを加熱する媒体として水蒸気を例に説明したが、加熱媒体は、水以外の気体や液体などの流体を加熱したものでもよい。
上記実施形態では、PETボトル等の容器BにシュリンクラベルLを装着する場合について説明したが、本発明のラベル加熱装置は、容器以外の食品、雑貨類等、種々の物品にシュリンクラベルを装着する場合に使用することができることはいうまでもない。
1 ラベル装着システム
2 ラベル装着装置
3 ボトル供給装置
31 第1ベルトコンベア
32 第1スターホイール
4 ラベル供給装置
5 ボトル排出装置
51 第1ベルトコンベア
52 第2スターホイール(搬送手段)
6 ラベル加熱装置
61,61A,61B 加熱処理室
61C ボトル列進入部
61D ボトル列退出部
611 載置台
612 函体
613 排気ダクト
614 扉
615 開口
62 蒸気吹付機(熱流体吹付手段)
621,621A,621B 蒸気噴出管
622 蒸気噴出孔
623A,623B 管装着ヘッド
624 メクラプレート
63 配管収納ボックス
64 蒸気吹込機(熱流体流発生手段)
65 蒸気供給管
65a 蒸気供給主管
7 制御装置(第1,第2の検出手段の要素,熱流体流発生制御手段,時点検出手段,第1,第2の計時手段)
8 主軸
9 パルスエンコーダ
10 第1ボトル検出センサ
11 第2ボトル検出センサ(第1,第2の検出手段の要素)
12 主電磁弁
13 電磁弁
IV1 第1インバータ
IV2 第2インバータ
IV3 第3インバータ
M1 主軸モータ
M2 第1搬送モータ
M3 第2搬送モータ
B ボトル(被嵌挿体)
L ラベル(シュリンクラベル)

Claims (8)

  1. シュリンクラベルが嵌挿された多数の被嵌挿体を一列に並べて搬送する搬送手段の搬送経路を囲うように配設された加熱処理室と、
    前記加熱処理室内の前記搬送経路に沿って配設され、前記加熱処理室内を移動する前記被嵌挿体に向けて加熱された熱流体を吹き付ける熱流体吹付手段と、を備え、
    前記熱流体吹付手段で吹き付けられる熱流体によって各被嵌挿体に嵌挿された各シュリンクラベルを熱収縮させるラベル加熱装置において、
    前記加熱処理室内に前記搬送経路に沿う加熱された熱流体の流れを発生させる熱流体流発生手段と、
    前記搬送手段により予め設定された被嵌挿体間隔で搬送される一群の被嵌挿体列の先頭の被嵌挿体が前記加熱処理室の入口よりも上流側に設定された検出位置を通過することを検出する第1の検出手段と、
    前記第1の検出手段により前記被嵌挿体列の先端が前記検出位置を通過したことが検出されると、前記熱流体流発生手段に予め設定された第1の時間だけ前記熱流体の流れを発生させる熱流体流発生制御手段と、
    を備えたことを特徴とするラベル加熱装置。
  2. 前記搬送手段により搬送される最後の被嵌挿体が前記検出位置を通過することを検出する第2の検出手段を更に備え、
    前記熱流体流発生制御手段は、更に前記第2の検出手段により前記最後の被嵌挿体が前記検出位置を通過したことが検出されると、前記最後の被嵌挿体が前記加熱処理室に入口を通過する時点から前記熱流体流発生手段に予め設定された第2の時間だけ前記熱流体の流れを発生させる、請求項1に記載のラベル加熱装置。
  3. 前記第1の検出手段と前記第2の検出手段は、
    前記検出位置に配設され、前記被嵌挿体が当該検出位置を通過したことを示す信号を出力するセンサと、
    前記センサから出力される信号に基づいて、前記被嵌体列の先頭と最後尾が前記検出位置を通過する時点を検出する時点検出手段と、
    で構成される、請求項に記載のラベル加熱装置。
  4. 前記第1の検出手段は、
    前記搬送手段よりも上流側の搬送経路の所定の位置に設定された通過点を前記被嵌挿体列の先頭の被嵌挿体が通過する時点を基準に当該被嵌挿体が前記検出位置に移動するまでに要する移動時間を計測する第1の計時手段で構成され、
    前記第の検出手段は、
    前記通過点を前記最後の被嵌挿体が通過する時点を基準に当該被嵌挿体が前記検出位置に移動するまでに要する移動時間を計測する第2の計時手段で構成される、
    請求項に記載のラベル加熱装置。
  5. 前記熱流体流発生手段は、前記搬送経路上の前記検出位置よりも上流側の所定の位置に当該加熱処理室の入口に向けて配設された熱流体噴出手段である、請求項1乃至4のいずれかに記載のラベル加熱装置。
  6. 前記第1の時間は、前記被嵌挿体列の先頭の被嵌挿体が前記搬送手段により搬送される最初の被嵌挿体の場合、前記第1の検出手段の検出時点から当該被嵌挿体が前記加熱処理室の出口まで移動する時間であり、前記被嵌挿体列の先頭の被嵌挿体が前記搬送手段により搬送される最初の被嵌挿体ではない場合、前記第1の検出手段の検出時点から当該被嵌挿体が前記加熱処理室のほぼ中央まで移動する時間である、請求項1乃至5のいずれかに記載のラベル加熱装置。
  7. 前記第2の時間は、前記最後の被嵌挿体が前記加熱処理室の入口から出口まで移動する時間である、請求項乃至のいずれかに記載のラベル加熱装置。
  8. 前記熱流体流発生手段は、熱流体の吹き込み条件、吹き込み高さ、及び吹き込み方向の少なくともいずれかが変化能に構成され、前記熱流体の流れが調整可能である、請求項1乃至7のいずれかに記載のラベル加熱装置。
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