JP2005178861A - フィルム収縮用トンネル - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、前工程において熱収縮性フィルムで包装された1次包装品(ワーク)を加熱収縮させて密着包装するフィルム収縮用トンネルにおいて、初期起動時のトンネル内風量変化によって発生するフィルム収縮不良と一定時間経過後の風量安定時の高熱による該フィルムの膨張過剰による破裂を防止するフィルム収縮用トンネルを提供することを目的とする。
【解決手段】前記フィルム収縮用トンネルAには、トンネルA内風量変化によって発生するフィルム収縮不良を防止するために、ワーク通過情報を取得するワーク通過情報取得手段1と、該トンネルA内の温度情報を取得する温度情報取得手段2と、該ワーク通過情報と該温度情報とに基づいてトンネルA内温度を変化させる温度制御手段3とを備えていることを特徴とするフィルム収縮用トンネルである。
【選択図】図1

Description

本発明は、ピロー包装設備などの前工程で包装された熱収縮性フィルムを熱により収縮させる収縮フィルム用トンネルに関するものである。
食品入りプラスチックトレー容器などの包装、カップ麺、菓子、カセット、ビデオディスクなどの個包装、飲料などの食料品、各種部品、事務用品などの集積包装などにおける収縮包装分野においては、ピロー包装設備などの前工程で熱収縮性フィルムにより、ラフな形状に1次包装した製品(ワーク)をタイトな仕上がり状態に最終包装するために高温の内部環境を有する収縮フィルム用トンネルを通過させている。
このような熱収縮包装に使用される代表的なフィルムは、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)であるが、用途によっては、その他にポリスチレン、高収縮ナイロン、PSP、発泡ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)などがある。
このような熱収縮性フィルムの特性で重要な点は、収縮特性であり、即ち収縮方向、収縮温度、収縮応力によって適用可能な包装形態と包装物が限定される。
まず、収縮方向については、フィルムの縦方向だけ収縮する縦一軸タイプと横方向だけの横一軸および縦横とも収縮する二軸タイプがある。
収縮温度が高いフィルムは、収縮応力が小さくなり、美麗な包装に仕上げることが困難なため工業包装用または流通包装用に適している。
また、収縮温度が低いフィルムは、収縮応力が大きくなり、複雑な形状でも美麗な包装に仕上げることができるので商業包装用に適している。
上記の熱収縮包装に使用される代表的なフィルムである、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)の各々の収縮適性温度は、ポリ塩化ビニル(PVCが97〜103℃、ポリエチレン(PE)が150〜180℃、ポリプロピレン(PP)が140〜150℃程度である。
したがって、一般的にポリエチレン(PE)フィルムは、収縮温度が高く、弾力性に富み、気温による影響が少ないため、主に工業包装用分野または流通包装用に使用される。
これに対しポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)は、収縮温度が低く、透明性が良いため商業包装用分野に使用される。
次に、前工程における包装形態は、二方シール方式としては、例えば2枚のフィルムを上下方向からそれぞれ繰り出し、合せて先ず、前方を熱接着し、ここに包装対象品を送り込み、I型シール・バーによって進行方向後方をシール・カットし、収縮包装すると包装物の両側面に隙間(スリーブ孔)が残るスリーブ包装方式がある。
三方シール方式としては、二つ折りフィルムをロール状に巻いたものから引き出し、フィルムの間に包装対象品を入れ、L型熱シール・バーでシールとカットを行うL型シール包装方式がある。
また、ロール状のフィルムを引き出し、製袋板を使用してセンター・シールを行い、その間に包装対象品を入れ、進行方向の前後をクロス・シールしてピロー状にするピロー包装方式がある。
四方シール方式としては、ロール状のフィルムを引き出し、前後シールと両サイドシールを組み合わせて行う四方シール包装方式がある。
以上のような方法により、前工程で熱収縮性フィルムにより、1次包装された製品(ワーク)は、図5に示すように、高温の内部環境を有する収縮フィルム用トンネル(炉)A内に供給される。
前記収縮フィルム用トンネル(炉)Aは、該トンネルA内を高温の環境にするために主に熱風が使用されている。
該熱風は、該トンネルAの上部にある空気供給口11から、外気が供給され、該外気は電気ヒータ9などが内蔵された熱風製造器10により作られ、吹き出し口12から供給される。
該収縮フィルム用トンネルAの供給口13から供給されたワークBは、コンベア8により、排出口14に移動するが、そのトンネルAに入った瞬間、該トンネルA内の熱により、その包装された被包装物の内部の空気が急激に膨張するので、密封包装の場合は、熱収縮性フィルムEは風船のように膨張状態15になる。
その後、該トンネルA内を通過中に該フィルムに開けられたいくつかの空気孔から空気が徐々に抜け収縮状態16になり、その後該フィルムEはワークBにタイトに張り付いた仕上がり状態17で、該収縮フィルム用トンネルAの排出口14から排出される。
ワークBがまだ供給される前の収縮フィルム用トンネルA内は、一定の温度と風量を保持しているが、該ワークBが該トンネルA内に供給され連続して通過すると該トンネルA内の風量バランスが崩れはじめフィルムEが収縮するための充分な熱量が与えられず収縮不良が発生する。
すなわち、図6に示すように、ワークBが該トンネルA内に供給口13から、供給され連続して通過し、該トンネルA外に排出口14から排出されると、該トンネルAのワークBの供給口13から外気が流入し、排出口14からは該トンネルA内の熱風が流出していくためである。
トンネルA内の温度は、該トンネルA内に設置された温度検知器5の電気信号により、電気ヒータ9を比例制御し、温度制御されているが、特に該トンネルAの初期起動時は、風量バランスが崩れると正確な制御ができなくなり、該トンネルA内の温度が低下するので、一定時間後に風量が安定し、該トンネルA内温度も回復するまでの間、フィルムEの収縮不良が多発する問題が発生する。
そこでフィルムEの収縮不良を温度で補おうとして高温にした場合、ワークBの通過開始時は良好な収縮を行うが、図7に示すように、該トンネルA内が高温状態のままで一定時間経過後の風量安定状態になると、該トンネルAの供給口13から供給された該ワークBは、該トンネルAに入った瞬間、該トンネルA内の高熱により、初期起動時よりも更に激しく膨張するので包装したシール面が該フィルムEの膨張に耐え切れず破裂状態18を引き起こし、充分な包装ができない問題が発生する。
さらに、包装したフィルムEに余分な熱がかかり、フィルムE自体もダメージを受ける問題も発生する。
本発明は従来技術の問題点を解決しようとするものであり、前工程において熱収縮性フィルムで包装された1次包装品(ワーク)を加熱収縮させて密着包装するフィルム収縮用トンネルにおいて、初期起動時のトンネル内風量変化によって発生するフィルム収縮不良と一定時間経過後の風量安定時の高熱による該フィルムの膨張過剰による破裂を防止するフィルム収縮用トンネルを提供することを目的とする。
本発明は、上記のような課題を解決する為に成されたもので、本発明の請求項1に係る発明は、前工程において熱収縮性フィルムで包装された1次包装品(ワーク)Bを加熱し収縮させて密着包装するフィルム収縮用トンネルAにおいて、前記フィルム収縮用トンネルAには、トンネルA内風量変化によって発生するフィルム収縮不良を防止するために、ワーク通過情報を取得するワーク通過情報取得手段1と、該トンネルA内の温度情報を取得する温度情報取得手段2と、該ワーク通過情報と該温度情報とに基づいてトンネルA内温度を変化させる温度制御手段3とを備えていることを特徴とするフィルム収縮用トンネルである。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1記載のフィルム収縮用トンネルにおいて、前記ワーク通過情報取得手段1は、前記トンネルA内に設置されたワーク検知器4から得られる電気信号により行われることを特徴とするフィルム収縮用トンネルである。
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1記載のフィルム収縮用トンネルにおいて、前記温度情報取得手段2は、前記トンネルA内に設置された温度検知器5から得られる電気信号により行われることを特徴とするフィルム収縮用トンネルである。
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1記載のフィルム収縮用トンネルにおいて、前記温度制御手段3は、前記ワーク通過情報取得手段1と前記温度情報取得手段2とにより得られる各々の電気信号を制御コンピュータDに入力し、該制御コンピュータDを構成しているタイマーTとカウンターCと内部リレーMとの組み合わせにより、トンネルA内の温度制御が行われることを特徴とする請求項1記載のフィルム収縮用トンネルである。
本発明の請求項5に係る発明は、請求項1又は4記載のフィルム収縮用トンネルにおいて、前記温度制御手段3は、前記トンネルA内にワークBが一定時間通過しなければ、該トンネルA内を高温状態6にすることを特徴とするフィルム収縮用トンネルである。
本発明の請求項6に係る発明は、請求項1又は4記載のフィルム収縮用トンネルにおいて、前記温度制御手段3は、前記トンネルA内にワークBが一定時間通過し続け、該トンネルA内の風量バランスがワーク通過状態で安定する時間になれば、該トンネルA内を低温状態7にすることを特徴とするフィルム収縮用トンネルである。
本発明のフィルム収縮用トンネルは、ワーク通過情報を取得するワーク通過情報取得手段と、該トンネル内の温度情報を取得する温度情報取得手段と、該ワーク通過情報と該温度情報とに基づいてトンネル内温度を変化させる温度制御手段とを備えることにより、初期起動時のトンネル内風量変化によって発生するフィルム収縮不良と一定時間経過後の風
量安定時の高熱による該フィルムの膨張過剰による破裂を防止し、更にトンネル内風量変化時の使用者による温度設定変更の手間が省けるフィルム収縮用トンネルを提供することを目的とする。
本発明の実施の形態を図1から図4に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係るフィルム収縮用トンネルAの1実施例を示すブロック図であり、図2は本発明に係るフィルム収縮用トンネルAの1実施例を示すフローチャートであり、図3は本発明に係るフィルム収縮用トンネルAの1実施例を示す側断面図であり、図4は本発明に係るフィルム収縮用トンネルAの温度制御を行う制御コンピュータDの原理図である。
本発明のフィルム収縮用トンネルAは、図1に示すように、前工程において熱収縮性フィルムで包装された1次包装品(ワーク)Bを加熱し収縮させて密着包装するフィルム収縮用トンネルAにおいて、前記フィルム収縮用トンネルAには、トンネル内風量変化によって発生するフィルム収縮不良を防止するために、ワーク通過情報を取得するワーク通過情報取得手段1と、該トンネル内の温度情報を取得する温度情報取得手段2と、該ワーク通過情報と該温度情報とに基づいてトンネルA内温度を変化させる温度制御手段3とを備えている。
前記ワーク通過情報取得手段1は、トンネルA内に設置されたリミット・スイッチや赤外線センサなどから構成されるワーク検知器4から得られる電気信号により行われる。
前記温度情報取得手段2は、トンネルA内に設置された温度トランスミッタなどの温度検知器5から得られる電気信号により行われることを特徴とするフィルム収縮用トンネルである。
前記温度トランスミッタは、温度を電気信号に変換する温度センサ部と、この電気信号を増幅して出力する変換部から構成され、温度センサには白金測温抵抗体などが使用されている。
前記ワーク通過情報取得手段1と前記温度情報取得手段2とにより得られる各々の電気信号は、制御コンピュータDの入力部Xに入力され、該制御コンピュータDの温度制御手段3により、トンネルA内の温度制御が行われる。
前記制御コンピュータDの内部原理は、図4に示すように、基本的な要素として、電気信号を取り込む入力部X、外部へ出力する出力部Y、内部で記憶するために使用する内部リレーM、内部で時間を計測するタイマーT、内部でカウントするカウンターCなどで構成されている。
前記入力部Xと前記出力部Yは、外部と接続している信号を操作し、また取り出すことができるが、内部リレーM、タイマーT、カウンターCは直接外部と信号をやり取りできないので、必ず入・出力部X、Yを介して行う。
前記温度制御手段3は、前記トンネルA内にワークBが一定時間通過しなければ、該トンネルA内を高温状態6に温度制御する。
また、前記トンネルA内にワークBが一定時間通過し続け、該トンネルA内の風量バランスがワーク通過状態で安定する時間になれば、該トンネルA内を低温状態7に温度制御
する仕組みになっている。
次に、図2および図3に示す、フローチャートとフィルム収縮用トンネルの1実施例を
示す側断面図に基づいて詳細に説明する。
<S1>フィルム収縮用トンネルA内にリミット・スイッチや赤外線センサなどから構成されるワーク検知器4を設置する。
<S2>フィルム収縮用トンネルAの供給口13から供給されてくるコンベア8上のワークBが連続して通過するか否かをワーク検知器4により測定し、その情報を制御コンピュータDに入力する。
<S3>フィルム収縮用トンネルA内に温度トランスミッタから構成される温度検知器5を設置する。
<S4>フィルム収縮用トンネルA内の温度を温度検知器5により測定し、該測定温度を制御コンピュータDに入力する。
<S5>制御コンピュータD内部では、フィルム収縮用トンネルAの供給口13から供給されてくるコンベア8上のワークBが連続して通過するか否かの情報とその時の該トンネルA内の温度をリアルタイムに照合する。
<S6>その際、ワークBが予め設定した一定時間の間に該トンネルA内を連続して通過しなくて、且つ予め設定した温度より低い場合は、図3に示すように、該トンネルAの上部にある空気供給口11から、外気を供給し、該外気は電気ヒータ9などが内蔵された熱風製造器10により熱風に変換されて吹き出し口12から供給され該トンネルA内は高温状態になる。
このように該トンネルA内の環境を高温状態にすることにより、該トンネルAの初期起動時に発生するワークBの通過開始時の風量低下(風量バランス不安定時)に起因するフィルムEの収縮不良を補い収縮不良問題が解決される。
<S7>また、トンネルA内にワークBが一定時間通過し続け、該トンネルA内の風量バランスがワーク通過状態で安定する時間になれば、図3に示すように、該トンネルAの上部にある空気供給口11から、外気を供給し、熱風製造器10により作られる熱風の温度が予め設定した温度に制御され、該トンネルA内を低温状態7にすることにより、フィルムEの膨張過剰による破裂を防止する。
次に、再びトンネルA内にワークBが一定時間通過しなければ、該トンネルA内の環境を高温状態6にする仕組みになっている。
以上のような仕組みによって構成された、フィルム収縮用トンネルAを用いることにより、初期起動時のトンネル内風量変化によって発生するフィルム収縮不良と一定時間経過後の風量安定時の高熱による該フィルムの膨張過剰による破裂を防止し、更にトンネル内風量変化時の使用者による温度設定変更の手間が省けるフィルム収縮用トンネルを提供することができる。
本発明のフィルム収縮用トンネルAは、該トンネルAの供給口13にワーク通過情報を取得するワーク通過情報取得手段1として、リミット・スイッチからなるワーク検知器4
を設置した。
また、温度情報取得手段2として、トンネルA内に温度トランスミッタからなる温度検知器5を設置した。
次に、該トンネルAの上部にある空気供給口11から、外気を供給し、該外気を電気ヒータ9が内蔵された熱風製造器10により熱風に変換し、吹き出し口12から供給して該トンネルA内を160℃程度の高温状態にした。
次に、フィルム収縮用トンネルA内の温度を温度検知器5により測定した結果を制御コンピュータDに入力した。
このように高温状態6の環境になった該トンネルA内に厚さ150μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルムEで包装したワークB(ダンボール函)を供給し連続通過させた。
該トンネルAの供給口13に設置されたリミット・スイッチからなるワーク検知器4によりワーク通過情報が制御コンピュータDに入力された。
ワークBが100個程通過した時点で制御コンピュータD内の温度制御装置により、該トンネルA内の風量バランスがワーク通過状態で安定する時間になったので、該トンネルAの上部にある空気供給口11から、外気が供給され、熱風製造器10により作られる熱風の温度が150℃に制御され、該トンネルA内が低温状態7になった。
以上のような仕組みによって構成されたフィルム収縮用トンネルAを用いることにより、初期起動時に発生するワークBの通過開始時の風量低下(風量バランス不安定時)に起因する熱収縮性フィルムEの収縮不良もなく、また一定時間経過後の風量安定時の高熱による該フィルムの膨張過剰による破裂もなく、さらにトンネルA内の温度設定変更も自動化され無人化することが可能になり、包装コストが削減できた。
本発明のフィルム収縮用トンネルAは、該トンネルAの供給口13にワーク通過情報を取得するワーク通過情報取得手段1として、リミット・スイッチからなるワーク検知器4を設置した。
また、温度情報取得手段2として、トンネルA内に温度トランスミッタからなる温度検知器5を設置した。
次に、該トンネルAの上部にある空気供給口11から、外気を供給し、該外気を電気ヒータ9が内蔵された熱風製造器10により熱風に変換し、吹き出し口12から供給して該トンネルA内を110℃程度の高温状態にした。
次に、フィルム収縮用トンネルA内の温度を温度検知器5により測定した結果を制御コンピュータDに入力した。
このように高温状態6の環境になった該トンネルA内に厚さ200μmの二軸延伸塩化ビニルフィルムEで包装したワークB(ダンボール函)を供給し、連続通過させた。
該トンネルAの供給口13に設置されたリミット・スイッチからなるワーク検知器4によりワーク通過情報が制御コンピュータDに入力された。
ワークBが100個程通過した時点で制御コンピュータD内の温度制御装置により、該トンネルA内の風量バランスがワーク通過状態で安定する時間になったので、該トンネルAの上部にある空気供給口11から、外気が供給され、熱風製造器10により作られる熱風の温度が100℃に制御され、該トンネルA内が低温状態7になった。
以上のような仕組みによって構成されたフィルム収縮用トンネルAを用いることにより、初期起動時に発生するワークBの通過開始時の風量低下(風量バランス不安定時)に起因する熱収縮性フィルムEの収縮不良もなく、また一定時間経過後の風量安定時の高熱による該フィルムの膨張過剰による破裂もなく、さらにトンネルA内の温度設定変更も自動化され無人化することが可能になり、包装コストが削減できた。
本発明に係るフィルム収縮用トンネルの1実施例を示すブロック図である。 本発明に係るフィルム収縮用トンネルの1実施例を示すフローチャートである。 本発明に係るフィルム収縮用トンネルの1実施例を示す側断面図である。 本発明に係るフィルム収縮用トンネルの温度制御を行う制御コンピュータの原理図である。 従来のフィルム収縮用トンネルの1実施例を示す側断面図である。 従来のフィルム収縮用トンネルの熱収縮性フィルムの収縮状態の1実施例を示す側断面図である。 従来のフィルム収縮用トンネルの熱収縮性フィルムの収縮状態の1実施例を示す側断面図である。
符号の説明
A・・・収縮用トンネル
B・・・ワーク(製品)
E・・・熱収縮性フィルム
D・・・制御コンピュータ
X・・・入力部
Y・・・出力部
M・・・内部リレー
T・・・タイマー
C・・・カウンター
1・・・ワーク通過情報取得手段
2・・・温度情報取得手段
3・・・温度制御手段
4・・・ワーク検知器
5・・・温度検知器
6・・・高温状態
7・・・低温状態
8・・・コンベア
9・・・電気ヒータ
10・・・熱風製造器
11・・・空気供給口
12・・・吹き出し口
13・・・供給口
14・・・排出口
15・・・膨張状態
16・・・収縮状態
17・・・仕上がり状態
18・・・破裂状態

Claims (6)

  1. 前工程において熱収縮性フィルムで包装された1次包装品(ワーク)を加熱し収縮させて密着包装するフィルム収縮用トンネルにおいて、前記フィルム収縮用トンネルには、トンネル内風量変化によって発生するフィルム収縮不良を防止するために、ワーク通過情報を取得するワーク通過情報取得手段と、該トンネル内の温度情報を取得する温度情報取得手段と、該ワーク通過情報と該温度情報とに基づいてトンネル内温度を変化させる温度制御手段とを備えていることを特徴とするフィルム収縮用トンネル。
  2. 前記ワーク通過情報取得手段は、前記トンネル内に設置されたワーク検知器から得られる電気信号により行われることを特徴とする請求項1記載のフィルム収縮用トンネル。
  3. 前記温度情報取得手段は、前記トンネル内に設置された温度検知器から得られる電気信号により行われることを特徴とする請求項1記載のフィルム収縮用トンネル。
  4. 前記温度制御手段は、前記ワーク通過情報取得手段と前記温度情報取得手段とにより得られる各々の電気信号を制御コンピュータに入力し、該制御コンピュータを構成しているタイマーとカウンターと内部リレーとの組み合わせにより、トンネル内の温度制御が行われることを特徴とする請求項1記載のフィルム収縮用トンネル。
  5. 前記温度制御手段は、前記トンネル内にワークが一定時間通過しなければ、該トンネル内を高温状態にすることを特徴とする請求項1又は4記載のフィルム収縮用トンネル。
  6. 前記温度制御手段は、前記トンネル内にワークが一定時間通過し続け、該トンネル内の風量バランスがワーク通過状態で安定する時間になれば、該トンネル内を低温状態にすることを特徴とする請求項1又は4記載のフィルム収縮用トンネル。
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