JP6142185B1 - 微細氷の製造機 - Google Patents

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Abstract

【課題】製氷した微細氷を円滑排出して運転を安定させ、さらにオーガーで製氷した柔らかい氷に近い形で排出できる微細氷の製造機を提供する。【解決手段】オーガー5の回転軸の回転に合わせて回転し、且つ上ハウジング内壁に近接する先端部分から回転方向に向けて、平面視で、捕集面とこれに対向する上ハウジング内壁との間隔が徐々に広がる捕集部4bが設けられ、且つ該捕集部が排出口20の高さ領域に配設される微細氷の捕集手段4を具備し、オーガー5の回転により上動する微細氷がつくる集合体の上端部を、回転する捕集部4bが掻き取って、上ハウジング内壁とで捕集し、且つ回転に伴い、捕集したその微細氷を排出口20の地点で放出するようにした。【選択図】図2

Description

本発明は生鮮魚介類や高級果実等の鮮度維持に好適な粉雪状又はシャーベット状微細氷を製造する微細氷の製造機に関する。
例えば、生鮮魚介類の鮮度維持に、海水等の塩水で造られたシャーベット状微細氷が用いられる場合がある。単なる海水では長時間の鮮度維持が難しく、また塊氷は運送中での生鮮魚介類をキズつける問題や保冷能力が不十分であるのに対し、微細氷は、容器内に収納された生鮮魚介類との隙間を埋め且つ生鮮魚介類の表面に密着し、保冷が良好で鮮度維持に優れるとされる。
こうしたことから、微細氷の製造機の発明がいくつか提案されている(例えば特許文献1)。
特開2003−42611公報
しかるに、特許文献1は、その段落0019で「この補給タンク(10)から製氷部(1)内への海水の供給は、製氷部(1)内の水位及び濃度が一定に保たれるように制御される。」とし、段落0027で「撹拌部(14)において生成したさらさらのシャーベット状又は粉雪状の氷は、撹拌羽根(7)によって撹拌されながらその体積の増加によって徐々に上方へと押し上げられ、押し上げられた氷は移送部(15)にてオーガースクリュー(12)により更に上方へと移送されて取り出し部(16)に開口された取り出し口(9)から取り出される。」とするが、断続運転なら可能でも、長期連続運転が難しくなっている。取り出し口(9)から微細氷を取り出そうとしても、うまく取り出すことは困難で、且つ時間経過とともに、取り出し部(16)周りに該微細氷が溜まってしまう。そして、溜まった微細氷が詰まって製氷機が過負荷状態になり、さらに作動不可のロック状態になる虞もある。
特許文献1を含め、従来の製氷機は、一般に製氷した微細氷を押し上げて取り出し口から排出する構造であり、取り出し口(9)周りの取り出し部空間内が微細氷で埋められる状態に導いてしまう。取り出し部内が詰まる状態へと進行しやすく、オーガースクリュー(12)の回転負荷を上げ、連続運転に支障をきたす。取り出し部に微細氷が停滞すると、取り出し部内壁に再氷結した氷が付着成長する問題もある。また、微細氷を押し上げて取り出し口から排出するので、圧し固められ、微細氷といっても固い氷の塊になり易かった。
本発明は、上記問題を解決するもので、製氷した微細氷を円滑排出して、断続運転のみならず連続運転を安定させ、さらにオーガーで製氷した柔らかい氷をその状態のまま又はそれに近い形で排出できる微細氷の製造機を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、請求項1に記載の発明の要旨は、筒状シリンダ(1)に有蓋筒状の上ハウジング(2)を固着して起立配設し、且つ該シリンダ(1)の外周部(12)を冷却し、シリンダ内壁(13)に生成した氷(IC)をオーガー(5)で掻き取って微細氷(M)にして上方移動させ、前記上ハウジング(2)に設けた排出口(20)から該微細氷(M)を排出する微細氷の製造機であって、前記オーガー(5)の回転軸の回転に合わせて回転し、且つ上ハウジング内壁(23)に近接する先端部分(411)から回転方向に向けて、平面視で、捕集部(4b)がその捕集面(43)とこれに対向する上ハウジング内壁(23)との間隔(W)を徐々に広げるように設けられ、且つ該捕集部(4b)が前記排出口(20)の高さ領域に配設される微細氷の捕集手段(4)を具備し、且つ、前記捕集部(4b)を平面視で弧状部(41)に形成し、さらに前記捕集手段(4)に、前記弧状部(41)に加え、その上方に平面視同形の補助弧状部(42a)を延在させ、且つ該補助弧状部(42a)を平面視で円形又は楕円の一部にした環状体(42)が備わる捕集具(4a)を設けて、前記オーガー(5)の回転により上動する前記微細氷(M)がつくる集合体(G)の上端部(G1)を、回転する前記捕集部(4b)が掻き取って、前記上ハウジング内壁(23)とで捕集し、且つ該捕集部(4b)の回転に伴い、捕集したその微細氷(M)を前記排出口(20)の地点で放出するようにしたことを特徴とする微細氷の製造機にある。
請求項2の発明たる微細氷の製造機は、請求項1で、オーガー(5)の上方側シャフト(52)を軸支する軸受(61)が、前記排出口(20)よりも下方域の上ハウジング内(S)に設けられ、且つ該軸受(61)を保持するボス(62)が、その外周面(621)と上ハウジング内壁(23)とを複数の立片(63)で連結して上ハウジング(2)に固定され、さらに上ハウジング内(S)で、該軸受(61)から上方へ突出する前記上方側シャフト(52)の上端部に、前記捕集手段(4)が取付け固定されることを特徴とする。請求項3の発明たる微細氷の製造機は、請求項1又は2で、上ハウジング(2)の上板部(2b)に上ハウジング内(S)へ向かう突起(7)を固着し、該突起(7)の下端(76)が、正面視で、前記捕集具(4a)の上縁(45)近くまで下降突出するようにしたことを特徴とする。請求項4の発明たる微細氷の製造機は、請求項1〜3で、捕集具(4a)の上縁(45)を前記排出口(20)の上端(205)よりも低く設定し、且つ該捕集具(4a)の下縁(46)を該排出口(20)の下端(206)よりも低く設定したことを特徴とする。
本発明の微細氷の製造機は、製氷した微細氷を柔らかな状態で捕集し、さらにその捕集した微細氷を排出口へ特に圧力をかけずにスムーズに放出するので、製氷機本体が過負荷状態にならず、安定して連続運転ができ、且つ柔らかな微細氷が得られ、生産性向上,品質向上に多大な効を奏する。
本発明の微細氷の製造機の一形態で、一部断面表示したその全体概略説明図である。 図1でジェネレータ上部の説明断面図である。 図2の捕集部の高さで、上方側から見た横断面図である。 図2で、塩水供給後の上ハウジング周りの拡大断面図である。 図2の上ハウジングに係る主部の平面図である。 図5の縦断面図である。 (イ)が捕集手段の平面図、(ロ)が(イ)の捕集具の側面図、(ハ)が(イ)の捕集部の高さ域での横断面図である。 (イ)が捕集部で微細氷を捕集していく説明断面図、(ロ)が(イ)から時間経過後の説明断面図、(ハ)が(ロ)の後、排出口へ放出する説明断面図である。 図8(イ)の部分拡大図である。 図9に代わる他態様図である。 上板部を外して上ハウジングの主部上方から見たジェネレータの要部斜視図である。 図2との対比用微細氷の製造機の縦断面図である。 図12のインペラの高さレベルにおける横断面図である。
以下、本発明に係る微細氷の製造機について詳述する。図1〜図11は本発明の微細氷の製造機の一形態で、図1は一部断面表示したその全体説明図、図2は図1でジェネレータ上部の説明断面図、図3は図2の捕集部の高さでの横断面図、図4が図2の上ハウジング周りの拡大断面図、図5は図2の上ハウジングに係る主部の平面図、図6は図5の縦断面図、図7は(イ)が捕集手段の平面図、(ロ)が(イ)の捕集具の側面図、(ハ)が(イ)の捕集部の高さ域での断面図、図8は捕集部が微細氷を捕集し、排出口へ放出する説明図、図9は図8(イ)の部分拡大図、図10は図9に代わる他態様図、図11は上板部を外して上ハウジングの上方から見たジェネレータの要部斜視図を示す。尚、各図は本発明の構成要素を強調して描き、また図2以外は上フランジ16,27、下フランジ26や上板部2bのフランジ結合用ボルト,ナットの図示を省く。
(1)微細氷の製造機
微細氷の製造機は、海水等の塩水SWから微細氷Mを連続して製造する方法のうち、いわゆる掻き取り法による微細氷の連続製造機である。筒状シリンダ1が有蓋筒状の上ハウジング2を固着して起立配設される。そして、該シリンダ1の外周部12を冷却し、シリンダ内壁13に生成した氷ICをオーガー5で掻き取って微細氷Mにして上方移動させ、上ハウジング2に設けた排出口20から微細氷Mを排出する装置になっている。ここで、本発明でいう「筒状シリンダ1に有蓋筒状の上ハウジング2を固着して起立配設」とは、上ハウジング2が固着されたシリンダ1が、垂直起立する他、上ハウジング2に向け多少傾斜して立設する場合を含む。「上方」は図2でいえば紙面上方を指し、また「下方」は紙面下方を指し、鉛直方向になる。
微細氷の製造機は、製氷部(製氷機本体)たるジェネレータAと、冷凍機Rと塩水供給手段Kとを備える(図1)。
冷凍機Rは、公知の圧縮機MCと凝縮器CNとを備える。圧縮機MCと凝縮器CNと膨張弁Vとシリンダ1の冷媒流路19とを冷媒配管PEで接続し、シリンダ内壁13を冷やす冷媒RFを循環させて冷凍サイクルを形成する。シリンダ1内に塩水SWを満たすと、該冷凍機Rでシリンダ内壁13の周面に数mm〜十数mm厚の円筒膜状氷ICを付着形成できる(図4)。
塩水供給手段Kは、公知のポンプPとフィルタFと紫外線殺菌器UVとを備える。所定濃度にした海水等の塩水SW(又は水)をシリンダ1内に送液する機器であり、ポンプPに送り込まれた塩水SWがフィルタFを通り、紫外線殺菌器UVを経由して下ハウジング3からシリンダ1内に注入される(図1)。尚、本発明でいう塩水SWには塩分を含有しない水を含む。
ジェネレータAは、微細氷Mを製造する製氷機の本体部分(製氷部)で、シリンダ1と上ハウジング2と下ハウジング3とオーガー5とギヤモータ8と捕集手段4とを具備する。
シリンダ1は円筒状で、その内壁13よりも外側の外周部12を冷却することによって該内壁13に氷ICを生成させる縦長筒体で、上下の筒口端面に上ハウジング2と下ハウジング3との接合用フランジを固着する。本実施形態のシリンダ1は、内筒主部14の外周面と外筒副部15の内周面との間に、図2ごとくの冷媒流路19を形成した円筒状体である。
シリンダ1の下端筒口部には有底筒状の下ハウジング3が蓋をするよう取着固定され、該下ハウジング3にオーガー5の下部を軸支する軸受を設ける。また、シリンダ1の上端筒口部には有蓋筒状の上ハウジング2が蓋をするよう取着固定され、該上ハウジング2にオーガー5の上部を軸支する軸受61(ここでは、すべり軸受)を設けて、オーガー5がシリンダ1内に起立配設される。
オーガー5は、掻刃55が設けられた本体51と、該本体51から上方に延在する上方側シャフト52と、該本体51から下方に延在する下方側シャフト53と、を備える。シリンダ1内に収まる本体51の外周面に、氷ICを掻き取る掻刃55が図示のごとく螺旋状に突出形成される。オーガー5は下ハウジング3に設けた軸受を貫通して、該下ハウジング3から下方側シャフト53が突き出す(図1)。
ギヤモータ8はこの突き出した下方側シャフト53に接続する。該ギヤモータ8の回転により、塩水SWが冷やされてシリンダ内周壁13に生成した膜状氷ICを、前記掻刃55が掻き取って微細氷Mにする。掻刃55で掻き取られた固形微細氷Mはオーガー5とシリンダ内周壁13との間の塩水SW中に分散するが、オーガー5の回転より、螺旋状に設けられた掻刃55によって該微細氷Mが上方へと向かう。
前記上ハウジング2は、図2〜図6のごとく、円筒状主部2aの上筒口側に上板部2bがボルト,ナットで着脱自在に取付け固定された有蓋筒状体である。主部2aのほぼ中間高さ部位にはその円筒内壁に排出口20が設けられる。該排出口20の周縁を囲って、パイプ内壁210が、排出口20と上ハウジング内壁23との接合地点から、円筒主部2aに対し、図3〜図8のごとく接線状に外方へ突出するようにして、出パイプ21が溶接固定される。
そして、オーガー5の上方側シャフト52を軸支する前記軸受61が、排出口20よりも下方域の上ハウジング内Sに配され、且つ該軸受61を保持するボス62が、その外周面621と上ハウジング内壁23とを複数の立片63で連結して上ハウジング2に固定される。ここでは、図5,図6のごとく四枚の立片63を平面視90°間隔で起立させてボス62とハウジング内壁23とを接続固定する。立片63の上縁はボス上面622よりも高く設定するのが好ましい。シリンダ1内で、塩水SWの液面SW1がボス62の上面622よりも通常高く設定され、オーガー5の回転スタート時等に波立ちが現れるが、これを抑制できるからである。また、ボス上面622に、軸受61の部位からボス外周面621の部位までラジアル方向に走る凹溝622aを設けるのが好ましい(図5,図11)。液面変動により塩水SWの液面SW1がボス上面622以下に下がっても、該塩水SWが、凹溝622aを通って、オーガー5回転下の軸受61で発生する摩擦熱を冷やして取り除けるからである。
かくして、上ハウジング2に設けた軸受61でオーガー5の上方側シャフト52を支持するが、上ハウジング内Sで、該軸受61から上方へ突出する上方側シャフト52の上端部に、捕集手段4が取付け固定される。
捕集手段4は、オーガー5の回転軸の回転に合わせて回転させ、且つ円筒状主部2a内でその半径外方に配される捕集部4bを有する。該捕集部4bは上ハウジング内壁23に近接する先端部分411からその回転方向に向けて、平面視で、捕集面43とこれに対向する上ハウジング内壁23との間隔Wが徐々に広がる構成であり、捕集手段4は該捕集部4bを設けた微細氷Mの捕集装置になっている。オーガー5とは別体の回転軸を設け、これに捕集手段4を取付けて回転させてもよいが、ここではオーガー5の上方側シャフト52に捕集手段4を固定して捕集手段用回転駆動源を省いている。
上ハウジング内壁23に近接する先端部分411は、1mm〜3mmの範囲で上ハウジング内壁23に近接設定するのが好ましい。上ハウジング内壁23と先端部分411とのクリアランスεが1mm未満だと(図4)、先端部分411がハウジング内壁を擦る虞があり、また寸法精度が厳しくなり、装置及び微細氷Mの製造が高コスト化するからである。また3mmを越えると、捕集部4bの微細氷Mを捕集する能力が急激に低下するからである。該捕集部4bは、排出口20の高さ領域に配設されて、微細氷Mを捕集する役割を担うだけでなく、微細氷Mを放出する役割も担う装置になっている。本発明の「捕集部4bが排出口20の高さ領域に配設されて」は、捕集部4bの高さ方向の一部が排出口20の高さ範囲に含まれておれば足りる。捕集部4bで、微細氷Mを放出する役割を担えるからである。勿論、捕集部4bの高さ方向の全てが排出口20の高さ範囲に含まれてもよい。
捕集部4bは、図9のごとく捕集手段4の回転軸心O(オーガー5の軸心)を中心にして、先端部分411から中心角θが少なくとも15°の角度以上の平面視長さを有し、且つ垂直方向に所定長さを有して、上ハウジング内壁23と対向する微細氷Mの捕集面43を備える。捕集部4bは捕集具4aの一部分になっている。中心角θが15°の角度範囲の捕集部4bで足りるが、15°の角度を越えて延在した部分を設けた捕集部4bにして、微細氷Mの捕集をより盤石にすることができる。但し、中心角θは180°以下(より好ましくは90°以下)が好ましい。これ以上増やしても、微細氷Mの捕集率を上げることが期待できないからである。本発明でいう「回転方向に向けて、捕集面43とこれに対向する上ハウジング内壁23との間隔Wが徐々に広がる」には、文字通り徐々に広がる場合に限らず、回転方向に向けて、一区間で間隔Wが部分的に同じになっている場合も含む。本発明と同様の効果が得られるからである。「捕集面43とこれに対向する上ハウジング内壁23との間隔Wが徐々に広がる」は、例えば図9のような弧状捕集部4b以外に、図10ごとくの平板部47や折曲げ端部分48で構成した捕集部4bであってもその要件を満たす。
既述のごとく下ハウジング3からシリンダ1内に塩水SWが注入されるが、その液面SW1は軸受61(より好ましくはボス上面622)よりも高く、且つ捕集部4bよりも下方位置にレベル制御される。オーガー5の回転時、軸受61の摩擦による温度上昇を塩水SWで下げることができるからである。
その後、冷凍機Rを作動させてシリンダ内周壁13に氷ICを膜状形成すると共に、ギヤモータ8を駆動させ、該氷ICを掻刃55で掻き取ってできた微細氷Mを、オーガー5の外周面とシリンダ内壁13との間の塩水SW中に分散させていく。オーガー5の回転で、該微細氷Mは上方へと進むが、上方部位の掻刃55で掻き取られた微細氷Mと出合ってその量が増え、塩水SW中の微細氷Mの密度が高まりシャーベット状になる。オーガー5の回転により上動する微細氷Mが、やがてオーガー5の外周面とシリンダ内壁13との間隔を筒厚みとした筒状集合体Gを形成していく。筒状集合体Gが上動し、オーガー本体51を越えて、ボス外周面621とシリンダ内壁13との空間に進むと、両者間の間隔を筒厚みとする筒状集合体Gに変化していく傾向にある。ただ、本実施形態はオーガー本体51の外周面とボス外周面621との外径寸法が略同じであり、オーガー本体51の上端面とボス上面622での円筒状集合体Gの筒厚みは略同じになる。さらに、オーガー5の回転により、該筒状集合体Gが液面SW1から図4のごとく持ち上げられ、その上端部G1が液面SW1よりも上方へ進む。液面SW1から上昇する微細氷Mは、そこに含まれる液が重力落下し取り除かれていく。
本発明は、このオーガー5の回転により上動する微細氷Mがつくる筒状集合体Gの上端部G1を、回転する前記捕集部4bが掻き取って、上ハウジング内壁23とで捕集し、且つ回転に伴い、捕集したその微細氷Mを前記排出口20の地点で放出するようにした微細氷の製造機になっている。シリンダ内壁13に生成された氷ICを、ギヤモータ8で回転させたオーガー5で掻き取り、その掻き取った微細氷Mを捕集手段4が集め、さらに該微細氷Mを上ハウジング2の排出口20へ円滑放出する(詳細後述)。
本実施形態は、図7ごとくの曲板状捕集部4bを備える捕集手段4とする。捕集手段4は捕集具4aと取付部4cとを具備する。ここでの捕集部4bは、上下方向に所定高さを確保して、平面視で図9のような外方に膨らむ弧状部41に形成する。そして、弧状部41の上方に平面視同形の補助弧状部42aを延在させ、且つ該補助弧状部42aが平面視で円形又は楕円の一部になっている環状体42が前記弧状部41と一体となった捕集具4aにする。環状体42が備わることによって、簡便構造にして捕集手段4の強度が増し、例えば微細氷Mの捕集時における弧状部41の変形が抑えられる。尚、弧状部41は環状体42のように全周リングにしない方がよい。連続運転を長時間行うと、リング内に微細氷Mが集合して大きな塊が溜まり、捕集具4aの回転に伴い、この大きな塊が同伴回転し、ボス上面622に在るはずの塩水SWを掃き出してしまい、軸受61の冷却を阻害するからである。
捕集手段4はオーガー5に固着する板状体の取付部4cが中央に設けられ、該取付部4cの両サイドに一対の捕集具4aを一体化した図7ごとくの微細氷Mの捕集部材とする。オーガー5の上方側シャフト52の上端面521に雌ねじ孔が穿設され、且つこれに対応する取付部4cの位置に透孔49が設けられる。該雌ねじ孔に透孔49を合わせ、図2,図4のごとく上方側シャフト上端面521に取付部4cを載置した後、透孔49に、ボルトBTの軸部を通した後、該雌ねじ孔に螺着させることで、上方側シャフト52の上部に捕集手段4を固定する。捕集手段4は、上ハウジング内Sで、取付部4cが上方側シャフト52の上端面521にボルト固定され、該取付部4cと上面を面一にして環状体42が上方側シャフト52よりも水平外方へ張り出す(図11)。該環状体42からは平面視円弧状の弧状部41が下方に延在する。ここでは、平面視角度θが約30°で、1/4円弧形の弧状部41にしている(図9)。斯かる状態下の捕集手段4は、オーガー5の中心軸に対して軸対象品になっている。捕集部4bは図7(ハ)ごとくの円弧状にして、上ハウジング内にセットされると、先端部分411が円筒状主部2a内で、最も外方に張り出す(図8)。捕集部4bは鉛直方向等断面形状にする。該捕集部4bを構成する弧状部41は、上ハウジング内壁23に近接する先端部分411から回転方向に向けて、平面視で、捕集面43とこれに対向する上ハウジング内壁23との間隔Wが徐々に広がるよう配設される(図9)。捕集部4bで、回転進行方向に向け最も間隔Wが大きくなる広がり端部分415におけるハウジング内壁23との該間隔Wは、筒状集合体Gの筒厚み(ここでは約1cm)を越えるよう設定するのがより好ましい。捕集部4bの回転で、筒状集合体Gの上端部G1を取りこぼしなく捕集できるからである。本実施形態は角度θが15°の地点で、既に間隔Wが筒状集合体Gの筒厚みを越えており、十分捕集可能となっている
本捕集部4bは、図3でいえば、オーガー5と一緒に反時計周りの矢印方向に回転するが、シリンダ1内にボス上面622付近まで塩水SWを満たし、冷凍機Rを稼働させた運転状態下で、図8のような動きする。捕集部4bが排出口20を過ぎて、(イ)の箇所までくると、その限られた短い時間帯であっても、図4の微細氷の筒状集合体Gは、オーガー5の回転によって、捕集部4bの下縁412(捕集具4aの下縁46)を越えて、その下縁よりも例えば図4に示す高さh1の分だけ上昇する。微細氷の筒状集合体Gの上端部G1のうちで、捕集部4bとぶつかるこの上昇分を、捕集手段4の回転で捕集部4bの下端部分が削りとって、削り取った上昇分の微細氷Mを捕集部4bと上ハウジング内壁23でつくる囲いの中へ取り込み保持する。筒状集合体Gの上端部G1を削り取るといっても、集合体Gは無数の粒状微細氷Mが上昇する過程で単に寄せ集められているにすぎず、その上端部G1を回転する捕集部4bで簡単に掻き取ることができる。筒状集合体Gのうち、液面SW1よりも浮上して塩水の水切りが行われた上端部G1を捕集部4bの下端部分で削り取った微細氷Mであり、柔らかで細かな微細氷Mが囲い内に取り込まれる。捕集部4bの捕集面43とこれに対向する上ハウジング内壁23との間隔Wが徐々に広がり、口が捕集部4bの回転進行方向に向け大きく開いており、微細氷の筒状集合体Gの上端部G1を囲い内に楽に取り込むことができる。本実施形態の捕集部4bは、その回転方向に平面視角度θが15°よりも延設して、間隔Wをさらに大きくした広がり端部分415を設けているので、微細氷の筒状集合体Gの上端部G1をより確実に囲い内に取り込むことができる。
続く図8の(イ)から(ロ)へと進む進行過程で、(イ)と同じように、その短い時間帯であっても、微細氷の筒状集合体Gが、オーガー5の回転によって、図4のごとく捕集部4bの下縁を越えて少しだけ上昇する。この上昇分の微細氷Mを捕集部4bで削り取り、捕集部4bとシリンダ内壁13でつくる囲いの中へ取り込み、微細氷Mの量を増やしていく。このとき、囲いの中に取り込まれた微細氷Mには、捕集部4bの回転運動に対する相対移動で図8(ロ)の黒太矢印ごとくの力が働く。一旦、囲い内へ取り込んだ微細氷Mが囲い外へ出ることはない。捕集部4bの下縁部分で削り取った微細氷Mは、進行に対して後尾の先端部分411の方へ移動して、新たに削りとる微細氷Mを、捕集部4bと上ハウジング内壁23とで囲い内へうまく受け入れていく。また、捕集部4b,捕集具4aと上ハウジング内壁23は、図示のごとく鉛直方向に同形で所定高さを有している。捕集手段4の回転によって、捕集部4bの下縁部分で、上動する筒状集合体Gの上端部G1を削り取ったその微細氷Mが次々と囲い内に送り込まれると、該微細氷Mは捕集部4bと上ハウジング内壁23との囲いの中で上方に移動して保持されていく。
そうして、捕集部4bの回転が進んで(ハ)の地点までくると、上ハウジング内壁23が途絶え、排出口20が現れる。捕集部4bの進行で、これと対向する上ハウジング内壁23が排出口20へと置き変わった段階で、それまで捕集部4bと上ハウジング内壁23とでつくる囲いの中へ取り込まれていた微細氷Mは、微細氷Mの外周側を囲って保持していた上ハウジング内壁23を失って、外方へ放り出される。しかも、捕集部4bと上ハウジング内壁23の囲いの中の微細氷Mには、捕集部4bの回転による遠心力が働いていることから、該微細氷Mは図8(ハ)の黒太矢印のごとく、その遠心力で排出口20から出パイプ21外へとスムーズに放出される。尚、図8は捕集部4bの動きと作用の説明図で、二個在る捕集部4b(捕集具4a)のうち一個のみ簡略図示する。実際は捕集部4bが二個在るので、一個の捕集部4bの役割負担は1/2で済み、より軽い負荷で、微細氷Mの捕集,放出ができている。
ところで、本発明者等は本発明に辿り着く前に、図12,図13のようなポンプP等に採用される放射線状の羽根部mp2をもった排出型インペラmpを用いて種々トライしたが、液体や微細氷Mに液体を多く含む混合液と違って、微細氷Mを円滑排出させることは不可能であった。本発明と同じように、冷凍機R,オーガー5を稼働させ、図12の右半分に示す微細氷Mからなる筒状集合体Gを液面SW1から上昇させても、同図左半分に示すように、インペラの羽根部mp2間のポケット(空間)に微細氷Mが溜まる。溜まった微細氷Mが結合してできた塊が崩れるようにして断続排出される。排出が不安定になり、しばらくすると外に排出できないまま、上ハウジング2内で詰まる現象が発生する。軸部mp1と羽根部mp2とで囲まれたポケットが微細氷Mで埋め尽くされ、オーガー5の回転負荷を上げる。連続運転できない状態に陥った。尚、冷凍機R,オーガー5の稼働後、僅かな時間帯は微細氷Mを圧し出す格好で、排出口20へと向かわせることができるものの、圧す力が加わっており、圧し固まった固い微細氷Mになる。インペラの回転する力は微細氷Mの排出に役立たず、微細氷の筒状集合体Gを持ち上げるオーガー5の力が、微細氷Mを圧し付け、排出口20から外へ圧し出す力になっている。圧縮されてしまうため、元々は柔らかい微細氷Mが硬い塊になってしまっている。
本発明者等は、こうした問題を解決するために発想を転換し、鋭意研究を重ねて本発明に到達した。前記捕集手段4を有する本発明は、特許文献1や図12,図13等のように、微細氷Mが圧縮されることがなく、柔らかでキメの細やかな微細氷Mとなる。さらに、回転する捕集部4bがその下端部分で、オーガー5によって上昇移動してくる微細氷Mの円筒集合体Gのうち、その上端部G1の微細氷Mだけを削り取って捕集し、続いて、捕集手段4の回転力を利用して水平方向に放出する構成であるので、負荷が殆どかからない。連続運転が楽にできる微細氷の製造機になっている。
本実施形態は、さらに捕集具4aの高さ方向の寸法のうち、図示のごとくその2/3以上が排出口20の上下方向高さ範囲に配されるようにしている。捕集具4aと上ハウジング内壁23とで削り取った微細氷Mを排出口20へ円滑放出できる。そして、捕集具4aの上縁45を排出口20の上端205よりも低く設定し、且つその下縁46を該排出口20の下端206よりも低く設定している。捕集具4aの上縁45を排出口20の上端205よりも低く設定しないと、捕集具4aと上ハウジング内壁23とで削り取った微細氷Mうちの一部が、オーガー5,捕集具4aの回転で、捕集面43を上り、捕集具4aの上縁にまで辿り着き、且つここに残って微細氷Mの排出効率が悪くなる。捕集具4aの下縁46を該排出口20の下端206よりも低く設定するのは、さもないと、筒状集合体Gが排出口20の下部を塞ぐこととなり、微細氷を放出できる排出口20の実質的開口面積が減って、微細氷Mの排出量を低下させてしまうからである。
また、上ハウジング2の上板部2bに、図2,図3のような上ハウジング内Sへ向かう突起7を固着し、該突起7の下端76が、正面視で、捕集具4aの上縁45近くまで下降突出するようにしている。突起7の下端と捕集具4aの上縁との距離が10mm程度に設定される。
捕集手段4の回転によって、捕集部4bの下縁部分で削り取られた微細氷Mが、捕集部4bと上ハウジング内壁23の囲いの中を上方移動しつつ保持されるが、捕集具4aの上縁45が排出口20よりも高い場合や長時間運転等で、該微細氷Mが捕集具4aを上りきり、その上縁45に付着する場合がある。捕集具4aの上縁45に付着した微細氷Mが氷結し、さらに成長して大きくなり、オーガー5の回転に負荷がかかり支障をきたす虞がある。これを防ぐべく、突起7を設けて捕集具4aの上縁に付着した微細氷M等の氷結物を、捕集手段4の回転によって突起7に衝突させて取り除く。取り除かれ、落下した氷結物は、回転して続いて近づく捕集部4bが排出口20へと誘導する。突起7は、図3のごとく上から見た平面視で排出口20の中央で、上ハウジング内壁23に近い上ハウジング筒内Sに設けるのが好ましい。捕集部4bの上方域に氷結部が発生し易いからである。
図中、符号18は冷媒出ノズル、符号160,260,270はフランジ結合用ボルト,ナットのための孔を示す。
(2)微細氷の製造方法
次に、前記微細氷の製造機を用いた微細氷の一製造方法を述べる。図1のようなジェネレータAと冷凍機Rと塩水供給手段Kを備えた本製造機を準備し、まず、塩水SWをシリンダ1内へ供給する。ポンプPから供給された塩水SWをフィルタFで異物除去し、紫外線殺菌器UVで除菌した後、シリンダ1内へ注入する。塩水SWは軸受61の上面、ボス上面622を覆う液面SW1になるようにして、液面コントロールする。
続いて、圧縮機MCと凝縮器CNと膨張弁Vとシリンダ1の冷媒流路19とを冷媒RF管で接続した冷凍機Rを作動し、膨張,圧縮の状態変化を連続的に繰り返し、冷凍作用を発揮させて、シリンダ内周壁13に膜状の氷ICを生成する。冷媒RFの温度はシリンダ1に入る冷媒入ノズル17の地点で−20℃(夏場)〜−25℃(冬場)程度にする。
冷凍機Rの作動と相前後してギヤモータ8を回転させる。冷凍機Rの運転継続で、シリンダ内周壁13に生成、成長する固形の膜状氷ICは、回転するオーガー5によって次々と掻き取られ、シリンダ内周壁13とオーガー5との筒状隙間に在る塩水SW中へ分散し、しばらくすると、その筒状隙間に微細氷Mでつくる筒状集合体Gができる。そして、該微細氷の筒状集合体Gがオーガー5の回転で上方へと移動する。筒状集合体Gは液面SW1を浮上し、さらにその上端部G1が捕集手段4に近づく。
捕集手段4はオーガー5の回転軸に固着されており、その後、オーガー5の回転で図4のごとく捕集具4aの下縁46(詳しくは弧状部41の下縁412)を越えて筒状集合体Gが押し上げられると、捕集具4aの下縁部分を越えた集合体の上端部G1を、捕集具4aの回転で掻き取る。掻き取った該上端部G1の微細氷Mは、捕集具4aの回転が進行し、排出口20の地点で放出される。
後は、捕集具4aによる微細氷Mの掻き取りと、その掻き取った微細氷Mを排出口20へ放出する動作を繰り返し、微細氷Mを連続製造する定常運転に入る。
掻き取った前記上端部G1の微細氷Mは、捕集部4bとこれと対向する上ハウジング内壁23の部分でつくる囲いの中に取り込まれる。捕集部4bが回転し、その回転方向に向けて平面視V字状に口が開いた囲いであり、掻き取った上端部G1の微細氷Mに図8(ロ)の黒太矢印のような力が働くので、掻き取った微細氷Mが口からこぼれ出ることはない。また、冷凍機R,オーガー5の連続運転で筒状集合体Gが、捕集部4bの下縁412を越えて持続的に押し上げられ、且つ捕集部4bの下縁412で筒状集合体Gの上端部G1を順次掻き取りながら、捕集部4bが回転するので、掻き取られた上端部G1の微細氷Mは、オーガー5の押し上げる力を受けて、捕集部4bの捕集面43を上方向に移動する。そのため、囲い内に連続して取り込まれる微細氷Mの受けスペースが生まれ、筒状集合体Gの上端部G1を順次掻き取った微細氷Mを、捕集部4bと上ハウジング内壁23の部分でつくる囲いに円滑に取り込み、保持できる。ここでは、環状体42の補助弧状部42aが捕集部4bの捕集面43を上方に広げる格好になり、微細氷Mの保持量を増やすのに貢献している。
その後、捕集具4aは回転しており、捕集具4aと対向する上ハウジング内壁23が排出口20の地点に進むと、それまで微細氷Mを囲い内に取り込み、外側を囲っていた上ハウジング内壁23の押えがないので、微細氷Mが排出口20から外へ放出される。このとき、捕集具4aの回転による遠心力が加わり、囲い内に取り込んでいた微細氷Mを図8(ハ)のごとく排出口20へとスムーズに放出することになる。図6の排出口20から延びる出パイプ21は下降傾斜させれば、柔らかで且つ粒径が20〜30μm程の細やかな微細氷Mを自然落下で取り出すことができる。
捕集具4aが一回転ごとに、シリンダ1から上ハウジング2へ連続的にせり上がってくる微細氷Mがつくる筒状集合体Gの上端部G1を、捕集具4aの下縁部分で掻き取り、捕集具4aの捕集面43と対向する上ハウジング内壁23とで上端部G1の微細氷Mを掻き集めつつ回転し、その後、排出口20に到達した時に掻き集めた微細氷Mを放出するという、微細氷Mの掻き取りと放出を繰り返し、粉雪状又はシャーベット状の微細氷Mを連続的に製造していく。
(3)効果
このように構成した微細氷の製造機は、シリンダ内壁13に生成した氷ICがオーガー5で掻き取られて微細氷Mとなり、上方移動し、上ハウジング2内をせり上がっていくが、捕集部4bが先端部分411から回転方向に向けて、平面視で、捕集面43とこれに対向する上ハウジング内壁23との間隔Wが徐々に広がるように設けられるので、効率良くその微細氷Mを捕集できる。捕集面43とこれに対向する上ハウジング内壁23との間隔Wが徐々に広がるように設けられるので、図12,図13のインペラにみられるポケットができず、微細氷Mが上ハウジング内で停滞し、溜まることがない。特に図7〜図9のように対向する上ハウジング内壁23に向けて一様に膨む弧状部41を備えた捕集部4bを採用すると、捕集した微細氷Mが溜まるポケットが全くないので、極めて良好になる。
オーガー5で掻き取られた微細氷Mは微細氷の筒状集合体Gとなって上動するが、高さ方向に所定長さがある捕集面43を有する捕集部4bがオーガー5の回転軸の回転に合わせて図8のように水平回転している。したがって、該捕集部4bの下縁412を越えてせり上がった筒状集合体Gの上端部G1の部分だけを掻き取って、その微細氷Mを捕集していくことになり、微細氷Mの捕集時にギヤモータ8に与える負荷が小さい。連続運転を安定させる。
実施形態のように捕集手段4に二つの捕集具4a,捕集部4bを設けると、微細氷の筒状集合体Gのせり上がりスピードが同じである場合、捕集手段4の一回転で、一の捕集具4aが微細氷Mを掻き取る量が1/2に減り、負荷が殆どかからない。
また、捕集部4bの下縁412を越えてせり上がった微細氷Mが寄せ集まっただけの筒状集合体Gの上端部G1を、該捕集部4bと、これと対向する上ハウジング内壁23とで捕集,保持していくので、オーガー5で掻き取られたままの、またはそれに近い柔らかな微細氷Mが得られる。
そして、捕集部4bが上ハウジング2に設けた排出口20の高さ領域に配設されるので、捕集部4bと上ハウジング内壁23とで捕集,保持した微細氷Mは、捕集部4bの回転で排出口20の部位に入ると、捕集部4bの回転力の力を借りて排出口20へスムーズに放出できる。本微細氷の製造機は、特許文献1や図12,図13のようにオーガー5の力で微細氷Mを圧しつけて排出口20から押し出す構造と違って、オーガー5で垂直方向に上昇する微細氷の筒状集合体Gの動きに対し、オーガー5と一体の捕集部4bの回転運動を利用して、その微細氷Mを水平方向に方向転換させて排出口20へうまく放出する極めて画期的な発明になっている。
筒状集合体Gの上端部G1を、回転する捕集部4bの下縁部分で掻き取り、オーガー5の回転に合わせて回転する該捕集部4bが掻き取った上端部G1の微細氷Mに水平方向の遠心力を与えて、排出口20,出パイプ21へと該微細氷Mを放出する。放出にあたって、微細氷Mを圧縮する外力が加わらないので、圧し固められた特許文献1や図12等の微細氷Mにはならない。
こうして、オーガー5で製氷した柔らかい微細氷M又はそれに近い粒径が20〜30μm程度の良好な微細氷Mが得られる。これにとどまらず、本製造機を用いた場合、微細氷MをジェネレータA内に長く停滞させることがなく、回転する捕集部4bが微細氷Mの掻き取り及び放出を繰り返し迅速処理するので、気温や水温といった外的要因の変化による微細氷Mの製氷量に変動が起きても、製氷部内部での凍結や詰まりといった不具合が発生しない。供給塩水SWの水温は、例えば5℃〜25℃の範囲で対応できる。塩水中に微細氷Mが含まれる比率が低い場合は特に問題なくても、微細氷Mの比率が高い良品の微細氷を排出口20から取り出す場合、従来の製氷機では圧し固められ易いため、運転停止の虞がある。しかし、本発明ではこうした運転停止を引き起こさない。
また、捕集部4bを平面視で弧状部41に形成すると、その捕集面43を一様で滑らかにできるので、捕集手段4による微細氷Mの捕集と排出口20での微細氷Mの放出が円滑に進む。捕集手段4に、該弧状部41の上方に平面視同形の補助弧状部42aを延在させ、且つ該補助弧状部42aが平面視で円形又は楕円の一部になっている環状体42が弧状部41と一体化した捕集具4aを設けると、機械的強度が増すので、弧状部41であっても頑強になる。筒状体をカットして捕集具4aを簡単に作製できるので、作製容易にして低コスト化が図れる。
さらに、オーガー5の上方側シャフト52を軸支する軸受61が、排出口20よりも下方域の上ハウジング内Sに設けられると、該軸受61よりも高い位置に塩水SWの液面SW1を維持させることで、オーガー5の回転で軸受61に発生する摩擦熱を該塩水SWで自律的に除去できる。そして、軸受61を保持するボス62が、その外周面621と上ハウジング内壁23とを複数の立片63で連結して上ハウジング2に固定され、さらに該軸受61から上方へ突出する上方側シャフト52の上端部G1に、捕集手段4が取付け固定されると、捕集手段4の回転用駆動源を別途要しない。加えて、立片63を設けることで、軸受61をボス62で保持しつつ、該ボス62とシリンダ内壁13との間に微細氷Mを上昇させるに必要な筒状隙間が確保されるなど、理にかなった微細氷の製造機になっている。
さらにいえば、上板部2bに上ハウジング内Sへ向かう突起7を固着し、該突起7の下端76が、正面視で、捕集具4aの上縁45近くまで下降突出すると、捕集具4aの上縁に上った微細氷M等の氷結物は、捕集具4aの回転に伴って衝突,落下するので、これを簡単に取り除くことができる。該氷結物の成長等によって運転停止に至らぬよう早めの対策を講じることができる。
加えて、捕集具4aの上縁45を排出口20の上端205よりも低く設定することで、捕集具4aの上縁に上る前記微細氷Mを減らして、微細氷Mの生産安定性を高める。また、捕集具4aの下縁を排出口20の下端206よりも低く設定することで、排出口20を目一杯活用でき、生産性を上げることができる。
このように本微細氷の製造機は、上述した数々の優れた効果を発揮し極めて有益である。
尚、本発明においては前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。ジェネレータA,シリンダ1,上ハウジング2,捕集手段4,オーガー5,軸受61,ボス62,立片63,突起7等の形状,大きさ,個数,材料,材質等は用途に合わせて適宜選択できる。例えば、実施形態は捕集手段4に二つの捕集具4aを設けたが、一つ又は三つ以上の複数の捕集具4aを設けた捕集手段4とすることもできる。
1 シリンダ
12 外周部
13 内壁(内周壁)
2 上ハウジング
23 上ハウジング内壁
4 捕集手段
4a 捕集具
4b 捕集部
41 弧状部
411 先端部分
42 環状体
42a 補助弧状部
43 捕集面
5 オーガー
52 上方側シャフト
61 軸受
62 ボス
63 立片
7 突起
G 集合体(筒状集合体)
G1 上端部
IC 氷
M 微細氷

Claims (4)

  1. 筒状シリンダ(1)に有蓋筒状の上ハウジング(2)を固着して起立配設し、且つ該シリンダ(1)の外周部(12)を冷却し、シリンダ内壁(13)に生成した氷(IC)をオーガー(5)で掻き取って微細氷(M)にして上方移動させ、前記上ハウジング(2)に設けた排出口(20)から該微細氷(M)を排出する微細氷の製造機であって、
    前記オーガー(5)の回転軸の回転に合わせて回転し、且つ上ハウジング内壁(23)に近接する先端部分(411)から回転方向に向けて、平面視で、捕集部(4b)がその捕集面(43)とこれに対向する上ハウジング内壁(23)との間隔(W)を徐々に広げるように設けられ、且つ該捕集部(4b)が前記排出口(20)の高さ領域に配設される微細氷の捕集手段(4)を具備し、
    且つ、前記捕集部(4b)を平面視で弧状部(41)に形成し、さらに前記捕集手段(4)に、前記弧状部(41)に加え、その上方に平面視同形の補助弧状部(42a)を延在させ、且つ該補助弧状部(42a)を平面視で円形又は楕円の一部にした環状体(42)が備わる捕集具(4a)を設けて、
    前記オーガー(5)の回転により上動する前記微細氷(M)がつくる集合体(G)の上端部(G1)を、回転する前記捕集部(4b)が掻き取って、前記上ハウジング内壁(23)とで捕集し、且つ該捕集部(4b)の回転に伴い、捕集したその微細氷(M)を前記排出口(20)の地点で放出するようにしたことを特徴とする微細氷の製造機。
  2. 前記オーガー(5)の上方側シャフト(52)を軸支する軸受(61)が、前記排出口(20)よりも下方域の上ハウジング内(S)に設けられ、且つ該軸受(61)を保持するボス(62)が、その外周面(621)と上ハウジング内壁(23)とを複数の立片(63)で連結して上ハウジング(2)に固定され、さらに上ハウジング内(S)で、該軸受(61)から上方へ突出する前記上方側シャフト(52)の上端部に、前記捕集手段(4)が取付け固定される請求項1に記載の微細氷の製造機。
  3. 前記上ハウジング(2)の上板部(2b)に上ハウジング内(S)へ向かう突起(7)を固着し、該突起(7)の下端(76)が、正面視で、前記捕集具(4a)の上縁(45)近くまで下降突出するようにした請求項1又は2に記載の微細氷の製造機。
  4. 前記捕集具(4a)の上縁(45)を前記排出口(20)の上端(205)よりも低く設定し、且つ該捕集具(4a)の下縁(46)を該排出口(20)の下端(206)よりも低く設定した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の微細氷の製造機。
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