JP2006124532A - ガスハイドレート冷却装置 - Google Patents

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清司 堀口
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裕一 加藤
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Abstract

【課題】ガスハイドレートの攪拌を十分に行い、冷却効率の向上を図る。
【解決手段】外部に冷却ジャケット2を有する横型筒状の冷却器本体3内に回転軸4を設ける。回転軸4の長手方向に多数の掻取り攪拌翼5を配置する。掻取り攪拌翼5を、回転軸4の半径方向に向けて取り付けた脚体6と、脚体6に本体の内面に沿うと共に回転軸の長手方向に延在する掻取り攪拌翼体7により構成する。また、冷却器本体3の一端にガスハイドレート導入口8を設けると共に、他端にガスハイドレート排出口9を設ける。更に、冷却ジャケット2に冷媒を供給して冷却器本体3内のガスハイドレートを氷点下に冷却する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ガスハイドレート冷却装置、より詳しくは、比較的低温、高圧下で生成されたガスハイドレートを、例えば、大気圧等の低圧状態で貯蔵または輸送する場合に、氷点下に冷却するガスハイドレート冷却装置に関するものである。
従来、ガスハイドレートを工業的に生成する方法として、メタンや天然ガスなどの原料ガスを充満させた反応塔内に水をスプレー状に噴霧する水スプレー方式と、水中に原料ガスを気泡状に吹き込みながら攪拌機で攪拌するバブリング方式の2つの方式が知られている。これらの方式では、ガスハイドレートを効率よく生成するために、比較的低温、具体的には、氷が生じない0〜5℃で、かつ、高圧、例えば、2.0〜10.0MPaの状態として生成されている。
ところで、このように比較的低温、高圧下で生成されたガスハイドレートを貯蔵または輸送するためには、耐圧容器が必要になり、そのため、ガスハイドレートの貯蔵または輸送に多大の費用が生じることとなる。
このため、生成されたガスハイドレートを、例えば、大気圧等の低圧下で貯蔵または輸送することが考えられるが、この場合、ガスハイドレートの安定化、すなわち、ガス化を防ぐために、ガスハイドレートを冷却して低温状態にする必要がある。このガスハイドレートを冷却するための冷却器としてスクリューコンベア型冷却装置が知られている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−105362号公報(第8頁−第9頁、図2)
しかしながら、このスクリューコンベア型冷却装置は、ガスハイドレートの攪拌が十分に行われないために冷却効率が悪いという問題がある。その上、ガスハイドレートの一部が容器本体の内面やスクリューに付着する恐れがある。このような事態が生ずると、ガスハイドレートの冷却効率がさらに悪化する。また、ガスハイドレートの付着量が多くなると、装置の運転ができなくなる恐れがあるなどの問題がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、次のように構成になっている。
請求項1に記載の発明は、外部に冷却ジャケットを有する横型筒状の冷却器本体内に回転軸を設けると共に、該回転軸の長手方向に多数の掻取り攪拌翼を配置し、該掻取り攪拌翼を、回転軸の半径方向に向けて取り付けた脚体と、該脚体に本体の内面に沿うと共に回転軸の長手方向に延在する掻取り攪拌翼体により構成し、かつ、前記冷却器本体の一端にガスハイドレート導入口を設けると共に、冷却器本体の他端にガスハイドレート排出口を設け、更に、前記冷却ジャケットに冷媒を供給して冷却器本体内のガスハイドレートを氷点下に冷却することを特徴とするガスハイドレート冷却装置である。
請求項2に記載の発明は、前記掻取り攪拌翼を中空翼とし、該掻取り攪拌翼内に冷媒を流通させるように構成してなる請求項1記載のガスハイドレート冷却装置である。
請求項3に記載の発明は、前記脚体と掻取り攪拌翼体により構成された掻取り攪拌翼を、位相をずらして複数配置してなる請求項1又は2記載のガスハイドレート冷却装置である。
請求項4に記載の発明は、前記脚体と掻取り攪拌翼体とにより構成された掻取り攪拌翼を、回転軸に固定可能に嵌合させたボスに複数配置して掻取り攪拌ユニットとし、該掻取り攪拌ユニットを回転軸の軸心方向に複数配置してなる請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガスハイドレート冷却装置である。
請求項5に記載の発明は、前記掻取り攪拌翼を構成する掻取り攪拌翼体にすくい面を設けてなる請求項1乃至4のいずれか1項に記載のガスハイドレート冷却装置である。
請求項6に記載の発明は、前記掻取り攪拌翼を構成する掻取り攪拌翼体にスクレーパを設けてなる請求項1乃至5のいずれか1項に記載のガスハイドレート冷却装置である。
請求項7に記載の発明は、前記スクレーパの外縁に刃部を形成してなる請求項6記載のガスハイドレート冷却装置である。
請求項8に記載の発明は、前記スクレーパの外縁に複数の切欠部を設けてなる請求項6又は7に記載のガスハイドレート冷却装置である。
請求項9に記載の発明は、前記脚体の横断面を角型に形成するとともに、その一つを回転軸の回転方向に指向させるように構成してなる請求項3又は4記載のガスハイドレート冷却装置である。
請求項10に記載の発明は、前記回転軸を中空軸とし、該回転軸内に冷媒を流通させるように構成してなる請求項1記載のガスハイドレート冷却装置である。
請求項11に記載の発明は、前記冷却器本体のガスハイドレートの排出口の上部に覗き窓を設けてなる請求項1に記載のガスハイドレート冷却装置である。
請求項1に記載の発明は、外部に冷却ジャケットを有する横型筒状の冷却器本体内に回転軸を設けると共に、該回転軸の長手方向に多数の掻取り攪拌翼を配置し、該掻取り攪拌翼を、回転軸の半径方向に向けて取り付けた脚体と、該脚体に本体の内面に沿うと共に回転軸の長手方向に延在する掻取り攪拌翼体により構成し、かつ、前記冷却器本体の一端にガスハイドレート導入口を設けると共に、冷却器本体の他端にガスハイドレート排出口を設け、更に、前記冷却ジャケットに冷媒を供給して冷却器本体内のガスハイドレートを氷点下に冷却するため、掻取り攪拌翼によるガスハイドレートの攪拌を十分に行うことができる。その結果、掻取り攪拌翼や本体の内面にガスハイドレートが付着する恐れがなくなるとともに、ガスハイドレートを効率的に冷却することができる。
従って、外部に冷却ジャケットを有する横型筒状の冷却器であっても冷却器本体内のガスハイドレートを氷点下に冷却することができる。
請求項2に記載の発明は、前記掻取り攪拌翼を中空翼とし、該掻取り攪拌翼内に冷媒を流通させるように構成したため、冷却器本体内部からの冷却の程度をさらに高めることができ冷却効率をさらに高めることができる。
請求項3に記載の発明は、前記脚体と掻取り攪拌翼体により構成された掻取り攪拌翼を、位相をずらして複数配置したため、攪拌効果が向上し、攪拌の安定性が増し冷却効率をさらに高めることができる。
請求項4に記載の発明は、前記脚体と掻取り攪拌翼体とにより構成された掻取り攪拌翼を、回転軸に固定可能に嵌合させたボスに複数配置して攪拌ユニットとし、該攪拌ユニットを回転軸の軸心方向に複数配置したため、脚体と掻取り攪拌翼体とを掻取り攪拌ユニットとして組み立てることができるばかりでなく、不要な場合には、掻取り攪拌ユニット単位で取り外すことが出る。そのため、冷却器の製作や保守点検作業が容易になる。
請求項5に記載の発明は、前記掻取り攪拌翼を構成する掻取り攪拌翼体にすくい面を設けたため、遠心力により冷却器本体内面に付着したガスハイドレートを容易に除去することができる。また、回転するための回転力を小さくすることもできため、消費動力を少なくできる。更に、ガスハイドレートの付着を抑制することができるため、冷却器の連続運転が可能となる。加えて、冷却ジャケット面での伝熱効果がよくなる。
請求項6に記載の発明は、前記掻取り攪拌翼を構成する掻取り攪拌翼体にスクレーパを設けたため、冷却器本体の内面に付着したガスハイドレートを容易に除去することができる。また、回転するための回転力を小さくすることもでき、消費動力を少なくできる。更に、ガスハイドレートの付着を抑制することができるため、冷却器の連続運転が可能となる。加えて、冷却ジャケット面での伝熱効果がよくなる。
請求項7に記載の発明は、前記スクレーパの外縁に刃部を形成したため、冷却器本体内面に付着したガスハイドレートを、より効果的に除去することができる。このため、不必要な動力がいらなくなり、消費動力を少なくする。
請求項8に記載の発明は、前記スクレーパの外縁に複数の切欠部を設けたため、切欠部の作用により冷却器本体内面に付着したガスハイドレートを、より効果的に除去することができる。このため、不必要な動力がいらなくなり、消費動力を少なくする。
請求項9に記載の発明は、前記脚体の横断面を角型に形成するとともに、その一つを回転軸の回転方向に指向させるように構成したため、ガスハイドレートが脚体に付着し難くなるばかりでなく、ガスハイドレートを切り裂いて回転するため回転力を小さくすることができる。すなわち、消費動力を少なくできる。
請求項10に記載の発明は、前記回転軸を中空軸とし、該回転軸内に冷媒を流通させるように構成したため、ガスハイドレートを冷却器本体の外部および内部から冷却することができ、冷却効率をさらに高めることができる。
請求項11に記載の発明は、前記冷却器本体のガスハイドレートの排出口の上部に覗き窓を設けたため、冷却器本体内部でのガスハイドレートの冷却状態を目視することができる。そのため、冷却器の運転状態を容易に確認することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1において、1は、ガスハイドレート冷却装置であり、この冷却装置1は、冷媒aが流通する冷却ジャケット2を外部に有する横型筒状の冷却器本体3内に回転軸4を回転自在に設けるとともに、この回転軸4に複数の掻取り攪拌翼5を備えている。
この掻取り攪拌翼5は、図2及び図3に示すように、門型に形成されている。すなわち、回転軸4に、その半径方向に向けて取り付けた2本の脚体6と、2本の脚体6の先端に、本体3の内面に沿うとともに回転軸4の方向に延在する掻取り攪拌翼体7により形成されている。
再度、図1に戻って説明すると、冷却器本体3は、その一端に冷却前のガスハイドレートb1を導入する導入口8を設けるとともに、他端部に冷却されたガスハイドレートb2を排出する排出口9を設けている。
上記のように、掻取り攪拌翼5は、回転軸4の軸方向に間隔を有するように取り付けられた2本の脚体6の先端に掻取り攪拌翼体7を取り付けた門型に形成されている。この掻取り攪拌翼5は、回転軸4に2枚一組で取り付けられているとともに、回転軸4の長手方向に対しては、隣接する掻取り攪拌翼5は、位相が90°ずつずれるように取り付けられている。この掻取り攪拌翼5の配置および個数は、適宜、選択することができる。
更に、この掻取り攪拌翼5は、本体3の内面3a(図2参照。)に付着したガスハイドレートb1を掻き落とす機能と、底部のガスハイドレートb1を掻き揚げて攪拌する機能とを備えている。
冷却器本体3は、高圧に耐えるように耐圧容器となっている。この冷却器本体3の内部には、更に、駆動装置10によって回転される回転軸4に取り付けた移送スクリュー11と、払い出し翼12と、傾斜板13と、可動堰き14が設けられている。
可動堰き14は、固定部15と可動部16により形成されている。可動部16の高さは、可動部16に回転自在に取り付けたスクリュー軸17を回転させることによって任意に調節できるようになっている。つまり、スクリュー軸17は、本体3に取り付けた雌ねじ部18に螺合されており、スクリュー軸17を回転させることによって可動部16の高さを任意に調節できるのである。
続いて、このガスハイドレート冷却装置の作用について説明する。
図示しないガスハイドレート生成装置にて、例えば、温度0℃〜5℃、圧力2.0MPa〜10.0MPaの条件下で生成されたガスハイドレートは、図示しない脱水塔によって含水率約50%に脱水された後、冷却のために冷却装置1に供給される。
導入口8を経て冷却器本体3内に導入されたガスハイドレートb1は、導入口8の直下に位置している移送スクリュー11によって掻取り攪拌翼5の方に移送される。そして、掻取り攪拌翼5によって十分に攪拌される。
冷却装置1の外部ジャケット2には、図示しない冷媒冷却装置によって−35℃〜−20℃程度に冷却された冷媒aが冷媒供給ラインL1を経て供給され、冷却器本体3内で攪拌翼5によって攪拌されているガスハイドレートb1を氷点下、例えば、−20℃程度に冷却する。ガスハイドレートを冷却後の冷媒aは、冷媒排出ラインL2から冷媒冷却装置に戻される。
冷却器本体3内で、氷点下、例えば、−20℃程度に冷却されたガスハイドレートb2は、払い出し翼12によって排出口9から排出される。冷却器1から排出されたガスハイドレートb2は、図示しない脱圧装置によって所定圧、例えば、大気圧まで脱圧された後、貯槽や輸送用容器内に貯蔵される。
上記のように、冷却器本体3に導入されたガスハイドレートb1は、脚体6と掻取り攪拌翼体7とよりなる門型の掻取り攪拌翼5によって攪拌されながら冷却されるため、冷却効率を高めることができる。しかも、掻取り攪拌翼体7や冷却器本体内面3aへのガスハイドレートb1の付着や堆積を防止することができる。
図4は、回転軸4を中空軸としたものであり、回転軸4を中空軸とすることによって冷媒aを流すことができるため、冷却効果をさらに高めることができる。
掻取り攪拌翼5を構成する脚体6は、2本に限られるものではなく、所望により、図5に示すように、1本または3本以上の複数としてもよい。そして、この脚体6は、図6に示すように、中空の三角柱よりなり、その一つの突状部S1が脚体6の回転方向dに向けられるように構成することができる。
このように構成すれば、脚体6には、必要に応じて冷媒aの一部を流してガスハイドレートb1を冷却することができると共に、この三角形の突状部S1によってガスハイドレートb1を切り裂くようにして回転するため、駆動装置10の動力負担を軽減することができるばかりでなく、ガスハイドレートb1の付着も防止することができる。この脚体6の突状部S1の角度θ1は、45°〜120°が好ましい。
一方、脚体6の先端に取り付けられた掻取り攪拌翼体7は、図7に示すように、側面視三角形の部材により形成され、その突端S2が脚体6の回転方向dに向けられている。この掻取り攪拌翼体7は、回転方向前面に傾斜したすくい面7aを有しており、そのすくい角θ2は、鉛直面Yに対して30°〜60°となっている。また、掻取り攪拌翼体7と鉛直面Yとの角θ3は、90°以上、つまり、90°〜130°とする。
また、掻取り攪拌翼体7の突端S2と冷却器本体3の内面3aとのクリアランスは、冷却器1の規模にもよるが、2〜20mm程度が好ましい。さらに、掻取り攪拌翼体7の背面板7bは、後方に傾斜させることが好ましい。この場合、掻取り攪拌翼体7の後側(背面側)に生じる負圧によって巻き込まれたガスハイドレートb1が、冷却器本体3の内面3aに押圧されるのを防ぐことが可能となるからである。
更に、掻取り攪拌翼5の掻取り攪拌翼体7には、図8に示すように、スクレーパ19を取り付けることができる。すなわち、掻取り攪拌翼体7の下部すくい面7aにスクレーパ19が押さえ板20とボルト21とによって取り付けられている。スクレーパ19に設けたボルト孔(図示せず)は、長孔とされ、スクレーパ19の外縁19aと冷却器本体内面3aとの間隔hが必要に応じて調整可能になっている。
このように掻取り攪拌翼体7にスクレーパ19を取り付けると、冷却器本体内面3aにガスハイドレートb1が強固に付着したとしても、このスクレーパ19によって容易に掻き落とすことができる。
このスクレーパ19の外縁には、図9に示すように、刃部22を設けることもできる。その上、その背面側に傾斜角αを有する傾斜面を設けると、ガスハイドレートb1の付着を防止することができる。
また、図10に示すように、スクレーパ19の外縁19aに複数のV型の切欠部23を設けることもできる。この場合、スクレーパ19は、複数のブロックに分かれるため、冷却器本体内面3aに付着したガスハイドレートb1をより簡単に掻き落とすことができる。なお、このV型の切欠部23は、鋸歯状にしてもよい。
図11は、回転軸4に対称に設けた上下一対のスクレーパ19に、それぞれ、V型の切欠部23を設けるとともに、その位相を回転軸4の軸心方向に所定長さLだけずらし、互いに重複しないようにしたものである。この場合は、一方のスクレーパ19で除去されずに残った冷却器本体内面3aのガスハイドレートb1を他の一方のスクレーパ19で除去することができる。
掻取り攪拌翼5は、例えば、図12および図13に示すように、掻取り攪拌ユニット24としてもよい。すなわち、この掻取り攪拌ユニット24は、回転軸4に貫入可能な所定長の管体(ボス)25の一端に複数の切欠部26を設けるとともに、他端に突起27を設け、その外面に二つの掻取り攪拌翼5を上下対称に取り付けたものである。
この掻取り攪拌ユニット24を用いる時は、突起27が隣接する他の掻取り攪拌ユニット24の切欠部26に嵌合するように、複数の掻取り攪拌ユニット24を回転軸4に挿入して固定する。このようにすれば、掻取り攪拌ユニット24を工場で容易に製作することができるばかりでなく、組み立てや解体が簡単になるため、製作や保守点検作業などが容易になる。なお、掻取り攪拌ユニット24は、切欠部26を設けず図示しないキーで固定することもできる。
もちろん、本発明によるガスハイドレートの冷却器構造において、掻取り攪拌翼5などにポリテトラルオロエチレンコーティングを施すことにより、ガスハイドレートb1の付着をより一層防止することができる。
また、排出口8の上部に覗き窓28を設けてもよい。このように構成すれば、冷却器本体3内のガスハイドレートb1の冷却状態を目視することができる。
本発明に係るガスハイドレート冷却装置の断面図である。 掻取り攪拌翼の正面図である。 図2のA―A矢視図である。 回転軸の他の実施例の斜視図である。 掻取り攪拌翼の他の実施例の側面図である。 図3のB―B断面図である。 掻取り攪拌翼体の側面図である。 掻取り攪拌翼体の他の実施例の側面図である。 掻取り攪拌翼体のさらに他の実施例の側面図である。 スクレーパの説明図である。 スクレーパの他の実施例の説明図である。 掻取り攪拌翼ユニットの正面図である。 図12のC―C矢視図である。
符号の説明
2 冷却ジャケット
3 横型筒状の冷却器本体
4 回転軸
5 掻取り攪拌翼
6 脚体
7 掻取り攪拌翼体
8 ガスハイドレート導入口
9 ガスハイドレート排出口
a 冷媒

Claims (11)

  1. 外部に冷却ジャケットを有する横型筒状の冷却器本体内に回転軸を設けると共に、該回転軸の長手方向に多数の掻取り攪拌翼を配置し、該掻取り攪拌翼を、回転軸の半径方向に向けて取り付けた脚体と、該脚体に本体の内面に沿うと共に回転軸の長手方向に延在する掻取り攪拌翼体により構成し、かつ、前記冷却器本体の一端にガスハイドレート導入口を設けると共に、冷却器本体の他端にガスハイドレート排出口を設け、更に、前記冷却ジャケットに冷媒を供給して冷却器本体内のガスハイドレートを氷点下に冷却することを特徴とするガスハイドレート冷却装置。
  2. 前記掻取り攪拌翼を中空翼とし、該掻取り攪拌翼内に冷媒を流通させるように構成してなる請求項1記載のガスハイドレート冷却装置。
  3. 前記脚体と掻取り攪拌翼体により構成された掻取り攪拌翼を、位相をずらして複数配置してなる請求項1又は2記載のガスハイドレート冷却装置。
  4. 前記脚体と掻取り攪拌翼体とにより構成された掻取り攪拌翼を、回転軸に固定可能に嵌合させたボスに複数配置して掻取り攪拌ユニットとし、該掻取り攪拌ユニットを回転軸の軸心方向に複数配置してなる請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガスハイドレート冷却装置。
  5. 前記掻取り攪拌翼を構成する掻取り攪拌翼体にすくい面を設けてなる請求項1乃至4のいずれか1項に記載のガスハイドレート冷却装置。
  6. 前記掻取り攪拌翼を構成する掻取り攪拌翼体にスクレーパを設けてなる請求項1乃至5のいずれか1項に記載のガスハイドレート冷却装置。
  7. 前記スクレーパの外縁に刃部を形成してなる請求項6記載のガスハイドレート冷却装置。
  8. 前記スクレーパの外縁に複数の切欠部を設けてなる請求項6又は7に記載のガスハイドレート冷却装置。
  9. 前記脚体の横断面を角型に形成するとともに、その一つを回転軸の回転方向に指向させるように構成してなる請求項3又は4記載のガスハイドレート冷却装置。
  10. 前記回転軸を中空軸とし、該回転軸内に冷媒を流通させるように構成してなる請求項1記載のガスハイドレート冷却装置。
  11. 前記冷却器本体のガスハイドレートの排出口の上部に覗き窓を設けてなる請求項1に記載のガスハイドレート冷却装置。
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