JP7249798B2 - 製氷装置 - Google Patents
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Description
これによれば、下方に凹の蓋材の頂部やその周辺に氷結塊を付着しにくく、付着した氷結塊も落下し易くし、蓋材の頂部の排出口に氷詰まりが発生することを確実に防止することができる。そして、蓋材の頂部に上側軸受部に開口から上方にシャーベット氷をスムーズに移送し、蓋材の頂部の排出口からスムーズにシャーベット氷を排出することができる。また、加熱手段等の装置構造を複雑化する手段が不要であるから、故障リスクを低くし、製造コストとランニングコストを低減することができる。
これによれば、蓋材を上方に凸のドーム状に形成することにより、蓋材の強度、耐衝撃性を高めることができ、例えば足場の不安定な船上等で製氷装置を使用する場合にも破損を防止することができる。
これによれば、シャーベット氷が流れる上側軸受部の開口を大きくし且つ内筒の周方向にバランス良く配置することができる。従って、シャーベット氷を内筒の周方向の全体でバランス良くスムーズに上方に移送することができ、一層スムーズなシャーベット氷の移送、排出を行うことができる。
これによれば、蓋材を金属製とすることにより、蓋材の強度を向上することができると共に、将来の装置廃棄時の合成樹脂製の蓋材による廃プラスチック等を削減し、環境保護に資することができる。また、排出管を蓋材に設けることにより、より下流でシャーベット氷が流れる接続管や接続チューブを排出管に接続して、接続の便宜性、シャーベット氷の流通、供給の便宜性を高めることができる。
これによれば、内筒と回転体との間の間隙に圧力供給される液状素材を流入させることにより、よりスムーズに液状素材やシャーベット氷を上方に移送することができると共に、螺旋状の掻取刃により、シャーベット氷を螺旋状に移動させて上方に移送することができる。従って、一層スムーズなシャーベット氷の移送、排出を行うことができる。
これによれば、螺旋状の掻取刃の刃先を内筒の内周面に非接触とすることにより、掻取刃の摩耗による劣化を抑制し、掻取刃や製氷装置の耐久性を高め、長寿命化を図ることができる。また、螺旋状の掻取刃の刃先を非接触とすることにより、回転体と掻取刃のより滑らかな回転動作を行うことができ、シャーベット氷の螺旋状の移動をよりスムーズに行うことができる。
これによれば、外筒の外側を断熱部で覆うことにより、より省エネルギーで必要なシャーベット氷を製造することができる。また、蓋材の頂部周辺を断熱部から露出させることにより、蓋材の頂部周辺への氷結塊の付着防止を確保し、省エネルギー化を図りつつ、蓋材の頂部の排出口に氷詰まりが発生することを確実に防止することができる。
本発明による実施形態の製氷装置1は、図1~図5に示すように、内筒2と、内筒2の外側に離間して内筒2に外装される外筒3と、外筒3の外側に離間して外筒3に外装される断熱部を構成する断熱筒4を備える。内筒2の下側には環状の下側支持体5が設けられ、下側支持体5に内筒2の下端部と外筒3の下端部が固着されている。断熱筒4の下端部は、外筒3の下端部近傍で外筒3の外周面に固着されている。内筒2の上端部には環状の上側支持体6が外嵌され、内筒2の上端部は上側支持体6に固着されている。外筒3の上端と、断熱筒4の上端は、それぞれ上側支持体6の下面に嵌着されている。外筒3と断熱筒4との間の空間は減圧された真空断熱空間S1になっており、断熱筒4と真空断熱空間S1で外筒3の外側を覆う断熱部を構成している。
本明細書開示の発明は、発明として列記した各発明、実施形態及びその変形例の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な内容を本明細書開示の他の内容に変更して特定したもの、或いはこれらの内容に本明細書開示の他の内容を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な内容を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化して特定したものを包含する。そして、本明細書開示の発明には下記変形例や追記した内容も含まれる。
Claims (7)
- 掻取刃が設けられた回転体が内筒に回転可能に内装され、
前記内筒の内部に前記内筒の下側から圧送される液状素材を流入させ、
前記内筒と外筒との間に流通する冷媒で前記液状素材を冷却して前記内筒の内周面に氷を付着させ、
前記掻取刃による付着した氷の掻き取りで生成されたシャーベット氷を、前記内筒の上側で且つ前記回転体と前記掻取刃の上側に配置された蓋材の排出口から排出させる製氷装置であって、
前記回転体の回転軸の上側軸受部に開口が設けられていると共に、
前記掻取刃が設けられた回転体が内装されていない前記蓋材が上方に凸、下方に凹の形状で形成され且つ前記蓋材の頂部に前記排出口が設けられていることを特徴とする製氷装置。 - 前記蓋材が上方に凸のドーム状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の製氷装置。
- 前記上側軸受部が、前記回転軸を軸支するセンター部と、前記内筒の上端近傍に取り付けられる外周環状部と、放射状に延びて前記センター部と前記外周環状部を連結するスポーク部とから構成され、
前記スポーク部相互の間に前記開口が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の製氷装置。 - 前記蓋材が金属で形成され、前記排出口と連通する排出管が前記蓋材に一体形成されていることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の製氷装置。
- 前記回転体が円柱形に形成され、前記掻取刃が前記回転体の外周面に沿って螺旋状に設けられると共に、
前記内筒と前記回転体との間の間隙に前記液状素材が流入されることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載の製氷装置。 - 加熱手段を有しないことを特徴とする請求項1~5の何れかに記載の製氷装置。
- 前記外筒の外側が断熱部で覆われると共に、
少なくとも前記蓋材の頂部周辺が前記断熱部から露出して設けられていることを特徴とする請求項1~6の何れかに記載の製氷装置。
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JP2019023296A JP7249798B2 (ja) | 2019-02-13 | 2019-02-13 | 製氷装置 |
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Family Applications (1)
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