JP6141230B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び画像形成方法に関する。
プリンタ、複写機、複合機等の電子写真方式の画像形成装置では、帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、定着工程の一連のプロセスを経ることで画像を形成する。帯電工程は、感光体ドラムを一様に帯電させる。露光工程は、帯電させた感光体ドラムを露光して静電潜像を形成する。現像工程は、静電潜像にトナーを付着させて可視像を形成する。転写工程は、可視像を用紙に転写する。定着工程は、用紙に転写された可視像を溶融定着する。
この種の画像形成装置では、静電潜像が形成される感光体ドラムの像担持面と対向して当該静電潜像を現像する現像ローラが配置される。現像ローラの表面には現像剤であるトナーが担持される。静電潜像を現像する際は、現像ローラの現像剤担持面と感光体ドラムの像担持面との間に現像電界が生成され、当該現像電界の作用によりトナーが静電潜像に付着する。感光体ドラムの回転及び現像ローラの回転により相互に対向する像担持面と現像剤担持面との間の距離が変動しないように、感光体ドラムの回転軸と現像ローラの回転軸は平行に配置される。
しかしながら、現実に組み立てられた画像形成装置では、感光体ドラムの回転軸と現像ローラの回転軸は、所定の公差内で配置されている。そのため、感光体ドラムの表面と現像ローラの表面との間の距離は、回転軸方向のいずれの位置でも一定にならないという問題がある。
このような問題を解決するために、例えば、特開2005−316073号公報(特許文献1)には、感光体ドラムと帯電器との隙間間隔、現像ローラと現像剤トリミングバーとの隙間間隔、感光体ドラムと現像ローラとの隙間間隔、感光体ドラムと転写器とのニップ圧を与える設定距離間隔ついての用紙幅方向の隙間間隔に係る情報を記憶する画像形成装置が開示されている。この装置では、隙間間隔が短い場合に、静電露光部のレーザー光の露光量を小さくし、隙間間隔が長い場合に、当該レーザー光の露光量を大きくする。これにより、用紙幅方向の画像の濃度ムラを補正することが出来るとしている。
特開2005−316073号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、感光体ドラムの表面と現像ローラの表面との間の距離が、画像形成装置の組立時から変動しないことを前提としている。一方、画像形成装置の組立時以降に、現像ローラの回転軸の振れが生じ、感光体ドラムの表面と現像ローラの表面との間の距離が変動する場合がある。その場合、特許文献1に記載の技術を利用しても、画像の濃度ムラが悪化する可能性がある。
一方、現像ローラの回転軸の振れによる感光体ドラムの表面と現像ローラの表面との間の距離変動を検知し、この距離変動に合わせてレーザー光の強度を制御する技術が存在する。この技術では、感光体ドラムと現像ローラとの間を流れるAC電流を検知することで、現像ローラの回転軸の振れに起因する感光体ドラムの表面と現像ローラの表面との間の距離変動を検知する。そして、感光体ドラムの表面と現像ローラの表面との間の距離が長くなるタイミングで、レーザー光の強度を強くし、感光体ドラムの表面と現像ローラの表面との間の距離が短くなるタイミングで、レーザー光の強度を弱くする。ここで、画像形成(印刷)中に、感光体ドラムの表面と現像ローラの表面との間の距離を検知しても、画像形成に要するレーザー光の強度の設定が間に合わない。そのため、画像形成前に、感光体ドラムの表面と現像ローラの表面との間の距離変動を予め検知し、現像ローラの回転速度、感光体ドラムと現像ローラとの回転速度比、現像ローラの円周から、レーザー光の強度の強弱タイミングを予測する。
しかしながら、感光体ドラムの表面と現像ローラの表面との間の距離は、現像ローラの軸方向においても変動する。そのため、この技術では、現像ローラの回転方向の画像の濃度ムラを補正することが出来るものの、現像ローラの軸方向の画像の濃度ムラを補正することが出来ないという問題がある。
そこで、本発明では、前記問題を解決するためになされたものであり、現像ローラの軸方向の画像の濃度ムラを補正することが可能な画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、画像形成部と、間隔予測部と、間隔判定部と、強度調整部とを備える。画像形成部は、印刷ジョブが受け付けられると、現像剤担持体の表面と像担持体の表面との間に現像電界を生成し、画像データに対応する画像信号について、前記像担持体の表面上における露光位置を特定する。間隔予測部は、前記特定した露光位置が前記現像剤担持体と対向する位置に移動したときの前記像担持体の表面と前記現像剤担持体の表面との間の、前記現像剤担持体の回転にともなって周期的に変化する、前記像担持体の回転軸の振れに起因する、間隔を予測する。間隔判定部は、前記予測された予測間隔が、当該予測間隔の周期的な変動に対して狭い状態の間隔か広い状態の間隔かを判定する。強度調整部は、前記予測間隔が狭い状態の間隔である場合、静電潜像形成のために露光部から前記像担持体の表面に照射されるレーザー光を、前記現像剤担持体の軸方向の両端部の強度を中央部の強度より高くした第一のパターンのレーザー光に調整し、前記予測間隔が広い状態の間隔である場合、前記レーザー光を、前記現像剤担持体の軸方向の両端部の強度を中央部の強度より低くした第二のパターンのレーザー光に調整する。
又、前記強度調整部の調整に加えて、当該前記強度調整部は、前記予測間隔が狭い状態の間隔である場合、前記第一のパターンのレーザー光の平均強度を、前記第二のパターンのレーザー光の平均強度よりも弱くする調整を更に実行する。
又、本発明は、画像形成方法として構成することが出来る。本発明に係る画像形成方法は、印刷ジョブが受け付けられると、現像剤担持体の表面と像担持体の表面との間に現像電界を生成し、画像データに対応する画像信号について、前記像担持体の表面上における露光位置を特定するステップを備える。又、本発明に係る画像形成方法は、前記特定した露光位置が前記現像剤担持体と対向する位置に移動したときの前記像担持体の表面と前記現像剤担持体の表面との間の、前記現像剤担持体の回転にともなって周期的に変化する、前記現像剤担持体の回転軸の振れに起因する、間隔を予測するステップを備える。又、本発明に係る画像形成方法は、前記予測された予測間隔が、当該予測間隔の周期的な変動に対して狭い状態の間隔か広い状態の間隔かを判定するステップを備える。更に、本発明に係る画像形成方法は、前記予測間隔が狭い状態の間隔である場合、静電潜像形成のために露光部から前記像担持体の表面に照射されるレーザー光を、前記現像剤担持体の軸方向の両端部の強度を中央部の強度より高くした第一のパターンのレーザー光に調整し、前記予測間隔が広い状態の間隔である場合、前記レーザー光を、前記現像剤担持体の軸方向の両端部の強度を中央部の強度より低くした第二のパターンのレーザー光に調整するステップを備える。
本発明の画像形成装置及び画像形成方法によれば、現像ローラの軸方向の画像の濃度ムラを補正することが可能となる。
本発明に係る複合機の内部の全体構成を示す概念図である。 本発明に係る複合機の制御系ハードウェアの構成を示す図である。 本発明の実施形態における複合機の機能ブロック図である。 本発明の実施形態の実行手順を示すためのフローチャートである。 本発明の実施形態における現像ローラと感光体ドラムとの位置関係と、間隔の周期的な変動とを示す図(図5A)と、予想間隔が狭い状態の間隔である場合における現像ローラと感光体ドラムとの位置関係と第一のパターンのレーザー光の強度分布とを示す図(図5B)とである。 予想間隔が広い状態の間隔である場合における現像ローラと感光体ドラムとの位置関係と第二のパターンのレーザー光の強度分布とを示す図(図6A)と、用紙の画像濃度の分布の例を示す図(図6B)とである。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。又、フローチャートにおける数字の前に付されたアルファベットSはステップを意味する。
以下に、本発明の実施形態の一例として、画像形成装置について説明する。尚、本発明の画像形成装置は、例えば、コピー、スキャナ、プリンタ等の機能を備えた複合機(MFP:Multi Function Peripheral)が該当する。
複合機100は、図1に示すように、操作部を介してユーザーから印刷ジョブの設定条件を受け付けて、各部(画像読取部、用紙搬送部、画像形成部、定着部等)を駆動し、当該印刷ジョブを提供する。
ここで、画像読取部は、原稿の画像を読み取り、その画像のデジタルデータ(画像データ)を生成する。又、用紙搬送部は、ユーザーが指定した用紙、又は原稿のサイズに対応する用紙を選択し、前記画像形成部に給紙する。又、画像形成部は、生成された画像データ、又はネットワークを介して他装置から受信した画像データに基づいて用紙にトナー像を形成させる。又、定着部は、熱と押圧力によってトナー像を用紙に定着する。トナー像が定着された用紙は印刷物として排紙トレイに排紙される。
複合機100の制御回路は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、HDD(Hard Disk Drive)204、各駆動部に対応するドライバ205を内部バス206によって接続している。CPU201は、例えば、RAM203を作業領域として利用し、ROM202、HDD204等に記憶されているプログラムを実行し、当該実行結果に基づいてドライバ205からのデータや指示、信号、命令等を授受し、図1に示した各駆動部の動作を制御する。又、前記駆動部以外の後述する各手段(図3に示す)についても、前記CPU201が、各プログラムを実行することで当該各手段を実現する。前記ROM202、RAM203、HDD204等には、以下に説明する各手段を実現するプログラムやデータが記憶されている。
次に、図3、図4を参照しながら、本発明の実施形態に係る構成及び実行手順について説明する。先ず、ユーザーが原稿を原稿台に載置し、操作部のタッチパネル上の操作画面を介して所望の設定条件を入力し、スタートキーを選択すると、複合機100の印刷ジョブ受付部301が、印刷ジョブを受け付ける(図4:S101)。
印刷ジョブ受付部301が印刷ジョブを受け付けると、印刷ジョブの内容が原稿台の原稿の画像を読み取る画像読取指示を含む場合、画像読取部302に画像読取を指示する。当該指示を受けた画像読取部302は、走査光学系により原稿の画像データを読み取る。一方、印刷ジョブの内容が画像データを含む場合は、前記原稿の画像データの読み取りは省略される。
次に、印刷ジョブ受付部301は、画像形成部303に画像形成を指示し、当該指示を受けた画像形成部303は、前記画像データに対応する画像信号を生成する。又、画像形成部303は、図5Aに示すように、電界生成部500を用いて現像電界生成信号を現像ローラ501に印加する。これにより、現像ローラ500の表面と感光体ドラム501の表面との間に現像電界が生成される。
ここで、電界生成部500が現像電界生成信号を印加する方法は、特に限定は無い。例えば、電界生成部500は、交流信号(交流電圧)を出力するAC電圧源と、直流信号(直流電圧)を出力するDC電圧源とを備える。電界生成部500は、DC電圧源が生成した直流電圧にAC電圧源が生成した交流電圧を重畳した現像電界生成信号を現像ローラ501に印加する。現像電界生成信号におけるDC成分は、現像ローラ501の表面(現像剤担持面)から、感光体ドラム502の表面(像担持面)における露光領域にトナーを移動させる作用を有する。又、AC成分は、現像ローラ501の表面と感光体ドラム502の表面との間でトナーを行き来させ、直流成分のみである場合に比べて濃度ムラを低減して画質を向上させる作用を有する。
次に、画像形成部303は、前記生成された画像信号において、1露光分解能分(感光体ドラム502の表面上の1点に対する照射分)の画像信号について、感光体ドラム502の表面上における露光位置を特定する(図4:S102)。
次いで、画像形成部303が前記露光位置を特定すると、その旨を間隔予測部304に通知し、当該通知を受けた間隔予測部304は、前記特定した露光位置が現像ローラ501と対向する位置に移動したときの感光体ドラム502の表面と現像ローラ501の表面との間の予測間隔を予測する(図4:S103)。
間隔予測部304が予測する方法は、特に限定は無い。例えば、図5Aに示すように、電界生成部500には、当該電界生成部の現像電界生成信号のAC成分の出力電流を検知可能な検知部503が接続されている。ここで、現像ローラ501の表面は、当該現像ローラ501の回転軸501aに対して完全に平行になることはなく、数十μm程度の反りが生じる。一方、感光体ドラム502の表面は、静電潜像を担持し、当該静電潜像を披転写体に転写する必要性から、当該感光体ドラム502の回転軸502aに対して極めて高い精度で平行な状態に構成されている。従って、感光体ドラム502及び現像ローラ501がともに回転した場合、感光体ドラム502の表面と現像ローラ501の表面との間の間隔の変動は、主として現像ローラ501が回転する際の軸振れ(表面の反り)に起因して発生する。言い換えると、この間隔の変動は、現像ローラ501の回転に伴って、前記間隔が狭い状態と間隔が広い状態とが周期的に発生する。
一方、現像ローラ501に現像電界生成信号が印加された状態で、前記間隔が狭くなると、現像電界生成信号のAC成分の出力電流は大きくなり、前記間隔が広くなると、現像電界生成信号のAC成分の出力電流は小さくなる。図5Aに示すように、前記間隔の変動は、前記出力電流から検知することが可能であり、前記間隔が狭い状態と間隔が広い状態とが周期的に発生する。一周期に対応する時間t0(sec)は、現像ローラ501の表面の1回転に要する時間に対応する。ここで、露光開始時に、静電潜像形成用のレーザー光が照射される感光体ドラム502の表面上の位置が、感光体ドラム502の回転に伴って現像ローラ501と対向する位置まで移動するのに要する時間をt1とすると、この時間t1の間に、現像ローラ501は、(t1/t0)回転だけ移動する。そのため、露光開始時点の現像ローラ501の状態から(t1/t0)回転だけ現像ローラ501が移動した状態の、現像ローラ501の表面と感光体ドラム502の表面との間の間隔を特定することで、前記特定した露光位置が現像ローラ501と対向する位置に移動したときの感光体ドラム502の表面と現像ローラ501の表面との間の間隔を予測できる。従って、間隔予測部304は、前記検知部503からのAC成分の出力電流に基づいて、前記一周期に対応する時間t0を予め算出し、前記露光開始からの時間t1と、前記現像ローラ501の回転速度V(m/sec)とを用いて、前記間隔を予測する。
間隔予測部304が予測を完了すると、その旨を間隔判定部305に通知し、当該通知を受けた間隔判定部305は、前記予測された予測間隔が、当該予測間隔の周期的な変動に対して狭い状態の間隔か広い状態の間隔かを判定する(図4:S104)。
間隔判定部305が判定する方法は、特に限定は無い。例えば、間隔判定部305は、前記間隔の周期的な変動に対して、狭い状態の間隔と広い状態の間隔との平均値を算出し、前記予測間隔が前記平均値以上か否かを判定する。前記予測間隔が前記平均値以上である場合は、間隔判定部305は、当該予測間隔が広い状態の間隔と判定し、前記予測間隔が前記平均値未満の場合は、間隔判定部305は、当該予測間隔が狭い状態の間隔と判定する。
前記判定の結果、前記予測間隔が狭い状態の間隔である場合(図4:S104YES)、間隔判定部305は、その旨を強度調整部306に通知し、当該通知を受けた強度調整部306は、静電潜像形成のために露光部から感光体ドラム502の表面に照射されるレーザー光を、現像ローラ501の軸方向の両端部の強度を中央部の強度より高くした第一のパターンのレーザー光に調整する(図4:S105)。
強度調整部306が調整する方法は、特に限定は無い。例えば、図5Aに示すように、感光体ドラム502の近傍には、静電潜像形成のためにレーザー光を照射する露光部504が設けられる。画像形成部303が前記露光位置を特定すると、前記1露光分解分の画像信号に対応するレーザー光を露光部504から出射し、前記露光位置に照射する。ここで、前記予測間隔が狭い状態の間隔である場合、図5Bに示すように、現像ローラ501の回転軸501aの振れにより、当該現像ローラ501の軸方向の両端部の間隔が広い状態となり、当該現像ローラ501の軸方向の中央部の間隔が狭い状態となる。つまり、現像ローラ501の軸方向の中央部で画像濃度が濃くなり、両端部で画像濃度が薄くなる。そこで、前記画像形成部303が前記露光部504からレーザー光を前記露光位置に照射する際に、強度調整部306が、当該レーザー光を、図5Bに示すように、現像ローラ501の軸方向の両端部の強度を中央部の強度より高くした碗状の強度分布を有する第一のパターンのレーザー光に調整(補正)する。これにより、前記予測間隔が狭い状態の間隔である場合において、現像ローラ501の軸方向における画像濃度のムラを解消することが出来る。
一方、S104において、前記判定の結果、前記予測間隔が広い状態の間隔である場合(図4:S104NO)、強度調整部306は、前記レーザー光を、現像ローラ501の軸方向の両端部の強度を中央部の強度より低くした第二のパターンのレーザー光に調整する(図4:S106)。
この場合は、図6Aに示すように、現像ローラ501の回転軸501aの振れにより、当該現像ローラ501の軸方向の両端部の間隔が狭い状態となり、当該現像ローラ501の軸方向の中央部の間隔が広い状態となる。つまり、現像ローラ501の軸方向の中央部で画像濃度が薄くなり、両端部で画像濃度が濃くなる。そこで、強度調整部306が、前記レーザー光を、現像ローラ501の軸方向の両端部の強度を中央部の強度より低くした逆碗状の強度分布を有する第二のパターンのレーザー光に調整(補正)する。これにより、前記予測間隔が広い状態の間隔である場合において、現像ローラ501の軸方向における画像濃度のムラを解消することが出来る。尚、前記現像ローラ501の軸方向の両端部の強度と、前記中央部の強度との差異は、前記現像ローラ501の回転軸501aの振れの程度により、適宜設計される。
尚、S105、S106において、強度調整部306は、レーザー光の平均強度を、前記予測間隔に応じて更に調整しても良い。尚、レーザー光の平均強度とは、現像ローラ501の軸方向の一方の端部の強度から、中央部の強度を介し、他方の端部の強度までを全て加算して、平均した値である。例えば、前記予測間隔が狭い状態の間隔である場合(図4:S104YES)、強度調整部306は、前記第一のパターンのレーザー光の平均強度を、前記第二のパターンのレーザー光の平均強度よりも弱くする(図4:S105)。前記予測間隔が広い状態の間隔である場合(図4:S104NO)、強度調整部306は、前記第二のパターンのレーザー光の平均強度を、前記第一のパターンのレーザー光の平均強度よりも強くする(図4:S106)。これにより、現像ローラ501の回転軸501aの振れにより生じる現像ローラ501の回転方向における画像濃度のムラを解消することが可能となる。
さて、強度調整部306が調整を完了すると、画像形成部303が、前記調整されたレーザー光に基づいて、感光体ドラム502の表面に静電潜像を形成する。ここで、画像形成部303が、前記画像データを構成する全画像信号が完了するか否かを判定し(図4:S107)、未だ画像信号が完了していない場合(図4:S107NO)、S102へ戻り、S102からS107までの処理を繰り返す。これにより、前記画像データを構成する全画像信号について、上述のレーザー光の強度調整が実施される。
一方、全画像信号について処理が完了すると、画像形成部303が、現像ローラ501へ近づいた静電潜像に対してトナー像を形成させて、当該トナー像を用紙に転写し、定着部で当該トナー像を用紙に定着させ、画像形成を実施する(図4:S108)。これにより、現像ローラ501の軸方向(用紙の幅方向)及び回転方向(用紙の搬送方向)における画像濃度のムラを解消した印刷物を得ることが可能となる。例えば、図6Bに示すように、用紙の幅方向(現像ローラ501の軸方向)及び搬送方向(現像ローラ501の回転方向)に対して同一の濃度(例えば、「50%」)の画像を均等に印字する場合、現像ローラ501の振れにより、通常であれば、感光体ドラム502の表面と現像ローラ501の表面との間の間隔の狭広に応じて、現像ローラ501の軸方向及び回転方向における画像濃度のムラが生じ得る。本発明では、感光体ドラム502の表面と現像ローラ501の表面との間の間隔の狭広に応じて、画像書込みのためのレーザー光の強度を強弱させるため、現像ローラ501の軸方向の画像濃度のムラを解消することが出来る。更に、本発明では、前記間隔の狭広に応じて、レーザー光の平均強度を調整することで、現像ローラ501の回転方向における画像濃度のムラを解消することが出来る。従って、図6Bに示す例では、同一の濃度の画像を均等に印字することが可能となる。
尚、本発明の実施形態では、複合機100が各手段を備えるよう構成したが、当該各手段を実現するプログラムを記憶媒体に記憶させ、当該記憶媒体を提供するよう構成しても構わない。当該構成では、前記プログラムを複合機100に読み出させ、当該複合機100が前記各手段を実現する。その場合、前記記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の作用効果を奏する。さらに、各手段が実行するステップをハードディスクに記憶させる方法として提供することも可能である。
以上のように、本発明に係る画像形成装置及び画像形成方法は、複合機はもちろん、複写機、プリンタ等に有用であり、現像ローラの軸方向の画像の濃度ムラを補正することが可能な画像形成装置及び画像形成方法として有効である。
100 複合機
301 印刷ジョブ受付部
302 画像読取部
303 画像形成部
304 間隔予測部
305 間隔判定部
306 強度調整部

Claims (3)

  1. 印刷ジョブが受け付けられると、現像剤担持体の表面と像担持体の表面との間に現像電界を生成し、画像データに対応する画像信号について、前記像担持体の表面上における露光位置を特定する画像形成部と、
    前記特定した露光位置が前記現像剤担持体と対向する位置に移動したときの前記像担持体の表面と前記現像剤担持体の表面との間の、前記現像剤担持体の回転にともなって周期的に変化する、前記現像剤担持体の回転軸の振れに起因する、間隔を予測する間隔予測部と、
    前記予測された予測間隔が、当該予測間隔の周期的な変動に対して狭い状態の間隔か広い状態の間隔かを判定する間隔判定部と、
    前記予測間隔が狭い状態の間隔である場合、静電潜像形成のために露光部から前記像担持体の表面に照射されるレーザー光を、前記現像剤担持体の軸方向の両端部の強度を中央部の強度より高くした第一のパターンのレーザー光に調整し、前記予測間隔が広い状態の間隔である場合、前記レーザー光を、前記現像剤担持体の軸方向の両端部の強度を中央部の強度より低くした第二のパターンのレーザー光に調整する強度調整部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記強度調整部の調整に加えて、当該強度調整部は、前記予測間隔が狭い状態の間隔である場合、前記第一のパターンのレーザー光の平均強度を、前記第二のパターンのレーザー光の平均強度よりも弱くする調整を更に実行する
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 印刷ジョブが受け付けられると、現像剤担持体の表面と像担持体の表面との間に現像電界を生成し、画像データに対応する画像信号について、前記像担持体の表面上における露光位置を特定するステップと、
    前記特定した露光位置が前記現像剤担持体と対向する位置に移動したときの前記像担持体の表面と前記現像剤担持体の表面との間の、前記現像剤担持体の回転にともなって周期的に変化する、前記現像剤担持体の回転軸の振れに起因する、間隔を予測するステップと、
    前記予測された予測間隔が、当該予測間隔の周期的な変動に対して狭い状態の間隔か広い状態の間隔かを判定するステップと、
    前記予測間隔が狭い状態の間隔である場合、静電潜像形成のために露光部から前記像担持体の表面に照射されるレーザー光を、前記現像剤担持体の軸方向の両端部の強度を中央部の強度より高くした第一のパターンのレーザー光に調整し、前記予測間隔が広い状態の間隔である場合、前記レーザー光を、前記現像剤担持体の軸方向の両端部の強度を中央部の強度より低くした第二のパターンのレーザー光に調整するステップと、
    を備えることを特徴とする画像形成方法。
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