JP6140365B2 - 物品洗浄用途における澱粉の改善された除去のための濃縮した洗浄剤組成物 - Google Patents

物品洗浄用途における澱粉の改善された除去のための濃縮した洗浄剤組成物 Download PDF

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Description

本発明は、物品洗浄のための、特に澱粉の除去に適する、濃縮した洗浄剤組成物に関する。
従来の物品洗浄用洗浄剤は、通常はリン酸塩ベースの、塩素漂白剤を含む高アルカリ性組成物である。しかしながら、高アルカリ性塩素漂白剤は、一般的使用のためにはあまりに強力で、危険であることが分かった。更に、リン酸塩及びリン含有化合物の使用は、環境的懸念のため勧められない。したがって、これらの組成物を、リン酸塩を含まず、塩素漂白剤の代わりにより穏和な漂白剤を使用した、より低アルカリ性の組成物で置換する関心が高まっている。
本技術分野において、塩素漂白剤を、より穏和なペルオキシド漂白剤、例えば、過ホウ酸ナトリウム、又は過炭酸ナトリウムで置換することが知られている。上記漂白剤の低減された性能を補うために、過ホウ酸塩又は過炭酸塩と反応して有機ペルオキシ酸を形成する、有機活性化剤又は漂白剤先駆体を添加することができる。周知の漂白活性剤は、Ν,Ν,Ν’,Ν’−テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)である。
物品洗浄用組成物の性能を更に増加させるために、米国特許第5,246,612号明細書は、過酸素化合物と組み合わせて二核マンガン錯体を使用することを示唆している。
漂白触媒としてのマンガン錯体と過酸素化合物との組合せは、欧州特許出願公開第0509787A2号公報における洗濯洗剤漂白粉末組成物の文脈中に開示されている。
高アルカリ性洗浄剤組成物の代替として、アルカリ源として炭酸ナトリウムに基づいた穏和なアルカリ性洗浄剤材料が開発された(例えば、米国特許第7,094,746B2号明細書を参照)。これらの組成物は、腐食性ベースの洗浄剤と比較して均等な洗浄性能を有し、かなりアルカリ性が低い、機械的に安定な固体カーボネート洗浄剤製品を提供する。
この背景に対し、業務用物品洗浄用途に向かって具体的に調整された、更なる物品洗浄用洗浄剤を開発する必要性が未だ存在する。本明細書において鍵となる目的のひとつは、コーヒー及びお茶汚れ、並びに澱粉汚れを取扱うことである。
したがって、本発明の技術的目的は、リン酸塩ベースでなく、アルカリ性が穏和で、澱粉汚れの除去に非常に有効な、物品洗浄用洗浄剤組成物を提供することである。
驚くべきことに、アルカリ源としてのアルカリ金属炭酸塩と、過酸素漂白剤化合物としてのアルカリ金属過炭酸塩と、過酸化触媒としての鉄又はマンガン錯体とを含む組成物は、澱粉汚れの除去のための非常に効果的な物品洗浄用洗浄剤を提供することが分かった。
したがって、本発明は、
アルカリ金属炭酸塩と、
アルカリ金属過炭酸塩と、
式(I)
[(L]Y (I)
により表される過酸化触媒とを含む、濃縮した洗浄剤組成物であって、
Lは、それぞれ独立して、金属Mに配位する、少なくとも3つの窒素原子及び/又は少なくとも2つのカルボキシル基を含む、有機配位子であり;
Mは、Mn又はFeであり;
Xは、それぞれ独立して、HO、OH、SH、HO 、O2−、O 2−、S2−、F、Cl、Br、I、NO 、NO 、SO 2−、SO 2−、PO 3−、N 、CN、NR、NCS、RCN、RS、RCO 、RO、及び
からなる群から選択される配位基又は架橋基であり、
Rは、水素、又はC〜Cアルキル基であり;
pは、1〜4の整数であり;
qは、1〜2の整数であり;
rは、0〜6の整数であり;
Yは、カウンターイオンであり;
sは、カウンターイオンの数である、
濃縮した洗浄剤組成物を提供する。
Mn及びFeを過酸化触媒として使用することは公知であるが、しかしながら、式(I)により表される錯体の形態で金属を提供することは、例えば、錯体の活性及び安定性が増加するといったいくつかの効果を有する。特にMn錯体の場合、配位子Lは、金属の溶解性の増加を助ける。
異なる洗浄剤処方を使用した、DM−77又はDM−78試験タイル上の、50サイクル澱粉除去試験において決定した、澱粉除去性能を示す。 異なる洗浄剤処方を使用した、DM−77又はDM−78試験タイル上の、10サイクル澱粉除去試験において決定した、澱粉除去性能を示す。
特に好ましい例において、過酸化触媒は、式(II)
により表される二核錯体であって、L及びLは、別々の配位子であることができるか、又はL及びLは、組み合わせて単一の分子であることができる、二核錯体である。
配位基又は架橋基の中でも、O 、O 2−、CH、CHCO
又はClの群が特に好ましい。
好ましくは、配位子は、トリアザシクロノナン、トリアザシクロノナン誘導体、シッフ−塩基含有配位子、ポリピリジンアミン配位子、5座窒素−ドナー配位子、ビスピドン−型配位子、及び大環状テトラアミダート配位子からなる群から選択される。これらの種類の配位子の例は、R. Hage、及びA Lienkeによって記載されている(Hage, Ronald; Lienke, Achim. Applications of Transition-Metal Catalysts to Textile and Wood-Pulp Bleaching. Angewandte Chemie International Edition, 2005, 45. Jg., Nr. 2, pp. 206-222)。
他の好ましい配位子の群は、ジカルボキシレート、特にオキサレートである。
特に好ましい配位子は、式(II)〜(IV)により表される化合物であり、Rは、それぞれ独立して、水素、又はC〜Cアルキル基である。
他の適切な配位子は、式(V)〜(XVIII)により表される化合物である。
金属MがMnである場合、配位子(V)〜(X)が特に適している。金属MがFeである場合、配位子(XII)〜(XVIII)が特によく適している。配位子(XI)はMn及びFeに等しく適している。
カウンターイオンYは、錯体[(L]の価数に応じて選択される。カウンターイオンの数sは、電荷中性を達成するのに必要なカウンターイオンの数に等しい。好ましくは、カウンターイオンの数sは、1〜3である。電荷中性のためのカウンターイオンYの種類は、錯体の活性のためには重要でなく、例えば、Cl、Br、I、NO 、ClO 、NCS、BPh 、BF 、PF 、R−SO 、R−SO 、及びR−CO からなる群から選択することができ、Rは、水素、又はC〜Cアルキル基である。特に好ましいカウンターイオンは、PF 、及びClO である。
特に好ましい実施形態において、過酸化触媒は、式(II)により表される錯体であり、Mはマンガンであり、Xは、O2−、O 2−、CH、CHCO
又はClからなる群から選択され、配位子Lは、式(II)及び/又は(IV)により表される化合物である。
MがマンガンでありLがオキサレートである過酸化触媒も好ましい。
特に好ましい過酸化触媒は、それぞれ、MnTACN、及びMnDTNEとも呼ばれる、式(XIX)及び(XX)により表される化合物である。
濃縮した洗浄剤組成物は、過酸化触媒錯体の形態の金属Mを、0.0005〜0.12質量%、好ましくは0.001〜0.05質量%含んでもよい。
濃縮した洗浄剤組成物は、アルカリ源としてアルカリ金属炭酸塩を含む。濃縮した洗浄剤組成物は、典型的に、少なくとも5質量パーセントのアルカリ金属炭酸塩を含み、組成物は、好ましくは10〜80質量パーセント、より好ましくは15〜70質量パーセント、最も好ましくは20〜60質量パーセントのアルカリ金属炭酸塩を含む。
一般に、濃縮した洗浄剤組成物は、有効量のアルカリ金属炭酸塩を含む。本発明の文脈において、アルカリ金属炭酸塩の有効量とは、少なくとも8のpH、好ましくは9.5〜11のpH、より好ましくは10〜10.3のpHを有する使用溶液を提供する量である。本発明の文脈において使用溶液とは、蒸留水中の濃縮した洗浄剤組成物の、1g/Lの溶液が考えられる。使用溶液のpHは、室温で測定したものをいう。
したがって、本発明の好ましい実施態様において、濃縮した洗浄剤組成物を、1リットルあたり1グラムの濃度で蒸留水中に希釈すると、室温で測定されるpHは、少なくとも8、好ましくはpH9.5〜11、より好ましくは10〜11である。
適切なアルカリ金属炭酸塩は、例えば、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム又は重炭酸カリウム、セスキ炭酸ナトリウム又はセスキ炭酸カリウム、及びこれらの混合物である。
アルカリ源としてアルカリ金属炭酸塩を使用するため、他のアルカリ源、例えば、アルカリ金属水酸化物は必要ではない。したがって、好ましくは、濃縮した洗浄剤組成物は、アルカリ金属水酸化物を含まない。
濃縮した洗浄剤組成物は、過酸素化合物としてアルカリ金属過炭酸塩を含む。驚くべきことに、アルカリ金属炭酸塩と本発明の過酸化触媒とを組み合わせたとき、アルカリ金属過炭酸塩は、穏和なアルカリ性のpH及び温度50〜65℃でさえ、食器から澱粉汚れを効率的に除去することが分かった。濃縮した洗浄剤組成物は、10〜60質量%、好ましくは36〜60質量%、より好ましくは40〜60質量%、最も好ましくは40〜50質量%のアルカリ金属過炭酸塩を含む場合、特に好ましいことも分かった。例えば、適切なアルカリ金属過炭酸塩は、過炭酸ナトリウム、及び過炭酸カリウムである。
本発明の濃縮した洗浄剤組成物は、界面活性剤、活性化剤、キレート剤/封鎖剤、シリケート、洗浄剤フィラー又は結合剤、消泡剤、抗再析剤、酵素、色素、臭気物質、及びこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を更に含んでもよい。
様々な界面活性、例えば、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及び双性界面活性剤を、本発明の組成物中に用いることができる。濃縮した洗浄剤組成物は、0.5〜20質量%、好ましくは1.5〜15質量%の界面活性剤を含むことができる。
適切なアニオン性界面活性剤は、例えば、カルボキシレート、例えば、アルキルカルボキシレート(カルボン酸塩)、及びポリアルコキシカルボキシレート、アルコールエトキシレートカルボキシレート、ノニルフェノールエトキシレートカルボキシレート;スルホネート、例えば、アルキルスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルアリールスルホネート、スルホン化脂肪酸エステル;サルフェート、例えば、硫酸化アルコール、硫酸化アルコールエトキシレート、硫酸化アルキルフェノール、アルキルスルフェート、スルホサクシネート、アルキルエーテルサルフェート;及びリン酸エステル、例えば、アルキルリン酸エステルである。アニオン性界面活性剤の例としては、ナトリウムアルキルアリールスルホネート、アルファ−オレフィンスルホネート、及び脂肪族アルコールスルフェートが挙げられる。
適切な非イオン性界面活性剤は、例えば、界面活性剤分子の一部としてポリアルキレンオキシドポリマーを有するものである。そのような非イオン性界面活性剤としては、例えば、クロリン−、ベンジル−、メチル−、エチル−、プロピル−、ブチル−、及び他の同様のアルキル−キャップした、脂肪族アルコールのポリエチレングリコールエーテル;ポリアルキレンオキシド自由非イオン性物質、例えば、アルキルポリグリコシド;ソルビタンエステル、及びスクロースエステル、及びこれらのエトキシレート;アルコキシル化エチレンジアミン;アルコールアルコキシレート、例えば、アルコールエトキシレートプロポキシレート、アルコールプロポキシレート、アルコールプロポキシレートエトキシレートプロポキシレート、アルコールエトキシレートブトキシラートなど;ノニルフェノールエトキシレート、ポリオキシエチレングリコールエーテルなど;カルボン酸エステル、例えば、グリセロールエステル、ポリオキシエチレンエステル、脂肪酸のエトキシレート及びグリコールエステルなど;カルボン酸アミド、例えば、ジエタノールアミン縮合物、モノアルカノールアミン縮合物、ポリオキシエチレン脂肪酸アミドなど;並びにエチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックコポリマーを含むポリアルキレンオキシドブロックコポリマー、例えば、商標Pluronic(BASF)の下で商業的に入手可能なもの、及び他の同様の非イオン性化合物が挙げられる。シリコーン界面活性剤を用いることもできる。
適切なカチオン性界面活性剤としては、例えば、アミン、例えば、C18アルキル鎖又はアルケニル鎖を有する、第一級、第二級、及び第三級モノアミン、エトキシル化アルキルアミン、エチレンジアミンのアルコキシレート、イミダゾール、例えば、1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリン、2−アルキル−1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イミダゾリン;並びに第四級アンモニウム塩、例えば、アルキル第四級塩化アンモニウム界面活性剤、例えば、n−アルキル(C12〜C18)ジメチルベンジルアンモニウムクロライド、n−テトラデシルジメチルベンジルアンモニウムクロライド一水和物、ナフチレン−置換第四アンモニウムクロライド、例えば、ジメチル−1−ナフチルメチルアンモニウムクロライドが挙げられる。カチオン性界面活性剤を用いて、浄化特性を提供することができる。
適切な双性界面活性剤としては、例えば、ベタイン、イミダゾリン、及びプロピネートが挙げられる。
濃縮した洗浄剤組成物を自動食器洗浄機又は物品洗浄機内で使用することが意図されている場合、何らかの界面活性剤を使用する場合、選択される界面活性剤は、食器洗浄機又は物品洗浄機内で使用したときに、許容できるレベルの発泡を提供するものであることができる。自動食器洗浄機又は物品洗浄機内で用いられる物品洗浄用組成物は、低発泡性組成物であると一般にみなされることを理解すべきである。
濃縮した洗浄剤組成物は、活性化剤を含んで、過炭酸塩の活性を更に増加させてもよい。そのような活性化剤は、過酸化触媒に追加して使用される。適切な活性化剤としては、ナトリウム−4−ベンゾイルオキシベンゼンスルホネート(SBOBS);Ν,Ν,Ν’,Ν’−テトラアセチルエチレンジアミン(TAED);ナトリウム−1−メチル−2−ベンゾイルオキシベンゼン−4−スルホネート;ナトリウム−4−メチル−3−ベンゾイルオキシベンゾアート;SPCCトリメチルアンモニウムトルイルオキシベンゼンスルホネート;ナトリウムノナノイルオキシベンゼンスルホネート、ナトリウム3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホネート;ペンタアセチルグルコース(PAG);オクタノイルテトラアセチルグルコース、及びベンゾイルテトラセチルグルコースが挙げられる。濃縮した洗浄剤組成物は、1〜8質量%、好ましくは2〜5質量%の濃度で、活性化剤、又は複数の活性化剤の混合物を含んでもよい。
適切なキレート剤/封鎖剤は、例えば、シトラート、アミノカルボン酸、縮合リン酸塩、ホスホネート、及びポリアクリレートである。一般に、キレート剤は、天然水中に一般に見られる金属イオンに配位(すなわち結合)して、金属イオンが洗浄用組成物の他の洗浄成分の作用を阻害することを防止することができる分子である。一般に、キレート剤/封鎖剤は、一般に、ビルダー剤の一種ともいうことができる。
キレート剤/封鎖剤は、有効量で含まれるとき、閾値剤としても機能することがある。濃縮した洗浄剤組成物は、0.1〜70質量%、好ましくは5〜60質量%、より好ましくは5〜50質量%、最も好ましくは10〜40質量%のキレート剤/封鎖剤を含むことができる。
適切なアミノカルボン酸としては、例えば、メチルグリシン二酢酸(MGDA)、N−ヒドロキシエチルイミノジ酢酸、ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、N−ヒドロキシエチル−エチレンジアミントリ酢酸(HEDTA)、及びジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)が挙げられる。
縮合リン酸塩の例としては、ナトリウムオルトホスフェート及びカリウムオルトホスフェート、ナトリウムピロホスフェート及びカリウムピロホスフェート、ナトリウムトリポリホスフェート、ナトリウムヘキサメタホスフェートなどが挙げられる。縮合リン酸塩は、組成物中に存在する自由水を水和水として固定することによって、組成物の固化をある程度助けることもある。
組成物は、ホスホネート、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸CHC(OH)[PO(OH)(HEDP);アミノトリ(メチレンホスホン酸)N[CHPO(OH);アミノトリ(メチレンホスホネート)、ナトリウム塩(NaO)(HO)P(OCHN[CHPO(ONa));2−ヒドロキシエチルイミノビス(メチレンホスホン酸)HOCHCHN[CHPO(OH);ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(HO)POCHN[CHCHN[CHPO(OH);ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホネート)、ナトリウム塩C(28−x)Na15(x=7);ヘキサメチレンジアミン(テトラメチレンホスホネート)、カリウム塩C10(28−x)12(x=6);ビス(ヘキサメチレン)トリアミン(ペンタメチレンホスホン酸)(HO)POCHN[(CHN[CHPO(OH);及びリン酸、HPOを含んでもよい。
好ましいホスホネートは、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸(HEDP)、アミノトリ(メチレンホスホン酸)(ATMP)、及びジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸)(DTPMP)である。
中性若しくはアルカリ性のホスホン酸塩、又はホスホン酸塩添加時に中和反応による熱若しくは気体がほとんど若しくは全く生じないように、混合物に添加する前にアルカリ源と組み合わせたホスホン酸塩が好ましい。ホスホネートは、有機ホスホン酸のカリウム塩(ホスホン酸カリウム)を含むことができる。ホスホン酸材料のカリウム塩は、固体洗浄剤を製造する間、ホスホン酸を、水性の水酸化カリウム溶液で中和することによって形成することができる。ホスホン酸封鎖剤を、水酸化カリウム溶液と、水酸化カリウムの化学量論量を提供する適切な割合で組み合わせて、ホスホン酸を中和することができる。約1〜約50質量%の濃度を有する水酸化カリウムを用いることができる。ホスホン酸は、水性媒体中に溶解又は懸濁することができ、次に、中和するために、水酸化カリウムをホスホン酸に加えることができる。
キレート剤/封鎖剤は、ビルダー剤の形態で用いることができる水調整ポリマーであってもよい。例示的な水調整ポリマーとしては、ポリカルボキシレートが挙げられる。水調整ポリマーとして使用することができる例示的なポリカルボキシレートとしては、ポリアクリル酸、マレイン酸/オレフィンコポリマー、アクリル/マレイン酸コポリマー、ポリメタクリル酸、アクリル酸−メタクリル酸共重合体、ポリアクリルアミド加水分解物、ポリメタクリルアミド加水分解物、ポリアミド−メタクリルアミドコポリマー加水分解物、ポリアクリロニトリル加水分解物、ポリメタクリロニトリル加水分解物、及びアクリロニトリル−メタクリロニトリルコポリマー加水分解物が挙げられる。
濃縮した洗浄剤組成物は、水調整ポリマーを0.1〜20質量%、好ましくは0.2〜5質量%の量で含んでもよい。
濃縮した洗浄剤組成物は、シリケートもまた含んでもよい。シリケートは、容易に洗い落とすことができる沈殿物を形成することによって、水を軟化する。これらは、一般に濡れ特性及び乳化特性を有し、酸性化合物、例えば酸性汚れに対する緩衝剤として機能する。更に、シリケートは、合成洗浄剤及び錯体ホスフェートによる、ステンレススチール及びアルミニウムの腐食を抑制することができる。特によく適するシリケートは、無水物又は水和物であることができるメタケイ酸ナトリウムである。濃縮した洗浄剤組成物は、1〜10質量%のシリケートを含んでもよい。
組成物は、有効量の洗浄剤フィラー又は結合剤を含むことができる。本組成物中での使用に適する洗浄剤フィラー又は結合剤の例としては、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、澱粉、糖、及びC〜C10アルキレングリコール、例えば、プロピレングリコールが挙げられる。洗浄剤フィラーは、1〜20質量%、好ましくは3〜15質量%の量で含まれていてもよい。
組成物中に、泡の安定性を低減する消泡剤を含んで、発泡を低減してもよい。含まれる場合、消泡剤は、0.01〜15質量%の量で提供されることができる。
適切な消泡剤としては、例えば、エチレンオキシド/プロピレンブロック共重合体、例えば、名称Pluronic N−3の下で入手可能なもの、シリコーン化合物、例えば、ポリジメチルシロキサン中に分散したシリカ、ポリジメチルシロキサン、及び官能性ポリジメチルシロキサン、脂肪アミド、炭化水素ワックス、脂肪酸、脂肪族エステル、脂肪族アルコール、脂肪酸石鹸、エトキシレート、鉱油、ポリエチレングリコールエステル、及びアルキルリン酸エステル、例えば、リン酸モノステアリルが挙げられる。
組成物は、洗浄溶液中の汚れの懸濁液の維持を促進し、洗浄中の基材上に除去した汚れが再堆積することを防止するための、抗再析剤を含むことができる。適切な抗再析剤の例としては、脂肪酸アミド、フルオロカーボン界面活性剤、錯リン酸エステル、スチレン無水マレイン酸コポリマー、及びセルロース誘導体、例えば、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられる。抗再析剤は、0.5〜10質量%、好ましくは1〜5質量%の量で含まれることができる。
組成物は、タンパク質ベースの汚れ、炭水化物ベースの汚れ、又はトリグリセリドベースの汚れの除去に望ましい活性を提供する酵素を含んでもよい。本発明を制限するものではないが、洗浄用組成物に適する酵素は、食器上で遭遇した一又は複数種類の汚れ残留物を、分解又は変換することにより、洗浄用組成物の界面活性剤又は他の成分によって、汚れを除去するか、又は汚れを除去可能にするよう、機能することができる。適当な酵素としては、あらゆる適切な起源、例えば、野菜、動物、細菌、菌類、又は酵母を起源とする、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、グルカナーゼ、セルラーゼ、ペルオキシダーゼ、又はこれらの混合物が挙げられる。濃縮した洗浄剤組成物は、1〜30質量%、好ましくは2〜15質量%、より好ましくは3〜10質量%、最も好ましくは4〜8質量%の酵素を含んでもよい。
組成物は、様々な色素、香料を含む臭気物質、及び他の美的強化剤を含むことができる。色素を含むことで組成物の外観を変えてもよく、例えば、Direct Blue 86(Miles社)、Fastusol Blue(Mobay Chemical社)、Acid Orange 7(American Cyanamid社)、Basic Violet 10(Sandoz社)、Acid Yellow 23(GAF社)、Acid Yellow 17(Sigma Chemical社)、Sap Green(Keyston Analine and Chemical社)、Metanil Yellow(Keystone Analine and Chemical社)、Acid Blue 9(Hillton Davis社)、Sandolan Blue/Acid Blue 182(Sandoz社)、Hisol Fast Red(Capitol Color and Chemical社)、Fluorescein(Capitol Color and Chemical社)、Acid Green 25(Chiba−Geigy社)である。
組成物中に含まれてもよい芳香剤又は香料としては、例えば、テルペノイド、例えば、シトロネロール、アルデヒド、例えば、アミルシンナムアルデヒド、ジャスミン、例えばC1S−ジャスミン又はジャスマル、及びバニリンが挙げられる。
濃縮した洗浄剤組成物は、例えば、固体、粉末、液体、又はゲルの形態で提供してもよい。好ましくは、濃縮した洗浄剤組成物は、固体、又は粉末の形態で提供される。
濃縮した洗浄剤組成物を形成するために用いる成分は、水性媒体、例えば、処理における補助としての水を含むことができる。水性媒体は、処理のために成分に所望の粘度を提供するのに役立つであろうと考えられる。更に、水性媒体は、固体としての濃縮した洗浄剤組成物を形成することを所望するときに、固化プロセスに役立つことがあると考えられる。濃縮した洗浄剤組成物を固体として提供する場合、例えば、ブロック又はペレットの形態で提供することができる。ブロックは、少なくとも約5グラムのサイズを有し、約50グラムを超えるサイズを含むことができると考えられる。濃縮した洗浄剤組成物は、水を1〜50質量%、好ましくは2〜20質量%の量で含むであろうと考えられる。
処理され濃縮した洗浄剤組成物を形成する成分を、ブロックへと処理する場合、成分は、押出技術又はキャスティング技術によって処理することができると考えられる。一般に、成分を押出技術によって処理する場合、キャスティング技術と比較して、濃縮した洗浄剤組成物は、処理の補助として、比較的少ない量の水を含むことができると考えられる。一般に、押出によって固体を調製する場合、濃縮した洗浄剤組成物は、2〜10質量%の水を含むことができると考えられる。キャスティングによって固体を調製する場合、水量は20〜40質量%であると考えられる。
第二の側面において、本発明は、上述した濃縮した洗浄剤組成物の、澱粉汚れの除去のための物品洗浄用洗浄剤としての使用にも関する。
好ましくは、濃縮した洗浄剤組成物を、0.1〜10g/L、好ましくは0.5〜5g/L、最も好ましくは1〜1.5g/Lの濃度に希釈して、使用溶液を提供する。
特定の好ましい実施形態において、濃縮した洗浄剤組成物は、澱粉汚れの除去のための物品洗浄用洗浄剤として、20〜85℃、好ましくは50〜75℃の温度で使用される。
記載の濃縮した洗浄剤組成物の、物品洗浄用洗浄剤としての使用は、物品洗浄用洗浄剤がすすぎ落されるまでに物品と接触している時間として定義される、短い洗浄時間を可能にする。好ましくは、物品洗浄用洗浄剤は、10秒〜5分、好ましくは15秒〜2分、より好ましくは30〜60秒、最も好ましくは30〜45秒の洗浄時間で使用される。
以下の例は、セラミックタイルから澱粉汚れを除去する試験によって、本発明を説明する。
この試験のために、黒色色素のない、澱粉汚れによって汚したセラミック丸角タイルを用いた。
セラミックタイル試験のため、3つの洗浄サイクルを含む洗浄性能試験を適用し、それぞれの試験につき5枚のタイルを洗浄した。実験は、全体時間55秒の標準的なプログラム(洗浄工程45秒、すすぎ工程10秒、主要洗浄タンクの充填容積53L、すすぎ体積2.8L)を有する、Hobart AM−15フード−型食器洗浄機を使用して行った。予想温度は、洗浄工程について71℃、すすぎ工程について82℃であった。
実験のそれぞれのサイクルの前に、洗浄剤成分を、手動で洗浄タンクに加えた。こうして、第一のサイクルの前に加えた成分を、機械を15秒間作動させることによって、主要洗浄タンク内で溶解させ、続いて5分間待った。実験前に、表1に掲げる異なる原料を、個別に計量し、洗浄サイクルごとに食器洗浄機に加えた。
実験のために、増粘するまで加熱し、セラミックタイルに適用したコーンスターチ懸濁液で、セラミックタイルを汚した。
洗浄手順の後、ヨード液を使用して、澱粉タイルを染色し、あらゆる残存する澱粉フィルムも見えるようにした。染色したタイルをカラースキャナを使用して撮像し、澱粉除去のレベルを決定するために、画像をImageJソフトウェアによって分析した。
画像分析のために、タイル画像を16ビットグレースケール画像に変換し、タイルごとに平均グレースケール値を決定した。完全にきれいなタイルは、255のグレースケール値を有し、完全に黒色タイルは0のグレースケール値を有する。水及び腐食性洗浄剤を用いた対称試験と比較した相対的グレースケール値に基づいて、それぞれの実験に評価を与えた。タイルの評価に使用した評価スケールを表2に示す。
実験処方1(表1)からの個々の成分を用いて、多くの試験を行った。これらの試験の結果を表3に示す。結果は、本発明の、炭酸ナトリウムと、過炭酸ナトリウムと、触媒(例7及び12)との組合せは、2000ppmの腐食性洗浄剤と比較しても、澱粉除去の改善につながることを実証した。
腐食性の洗浄剤は、17.65質量%の水、37.9質量%の水酸化ナトリウム、42質量%のアミノカルボキシレート、1.2質量%のエトキシル化非イオン性界面活性剤、及び1.25質量%のポリアクリレートを含む、組成物であった。
商業的に入手可能な、澱粉−被覆したメラミンタイル(Testfabrics社)で、追加の洗浄性能試験を行った。タイルを、混合澱粉(DM−77)、又は米澱粉(DM−78)のいずれかで被覆した。これらのタイル上の澱粉汚れは、セラミックタイル上の澱粉汚れよりも、除去するのが非常に困難であり、したがって、より多くのサイクルを使用することが必要であった。これらのメラミンタイルでの試験は、多くの場合、実質的に澱粉汚れを除去するには、50以上のサイクルを必要とする。測定可能な澱粉除去に必要なサイクル数がより多いため、メラミンタイルでの試験は全て、自動ディスペンサーを利用して、所望量の洗浄剤を供給した。次に、澱粉除去性能を試験するために、全ての処方をブロックにした。DM−77の2枚、及びDM−78の2枚のメラミンタイル上で、洗浄試験を行った。試験を行った後、色彩計を使用してタイルを分析し、汚れ除去のパーセントを決定した。240nmでタイルの吸光度を測定し、これをタイルの最初の吸光度、及びきれいなタイルの吸光度と比較することによって、パーセント汚れ除去を算出した。
表4及び表5、並びに図1及び2は、それぞれ、50サイクル及び10サイクルについての澱粉除去性能を示す。結果は、過炭酸塩及び触媒を含む実験処方1(表1)は、水、2000ppmの腐食性洗浄剤、又は2500ppmの灰洗浄剤よりも、著しく高い澱粉除去性能を有することを実証した。
灰洗浄剤は、8.55質量%の水、0.45質量%の水酸化カリウム、72.33質量%の炭酸ナトリウム、7.5質量%のクエン酸ナトリウム、5.7質量%の界面活性剤(エチレンオキシド及びプロピレンオキシドに基づくブロックコポリマー)、3質量%のポリアクリレート、0.58質量%のATMP、及び2質量%の糖を含む組成物であった。
実験処方1の投与量500ppmでさえ、50サイクル後にほとんど完全な澱粉除去を示した。更に、澱粉の多くは、全処方の1500ppmの投与量での、わずか10サイクル後に除去することができた。10サイクル後、水で洗浄したタイルと、腐食性又は灰洗浄剤で洗浄したタイルとの間に、違いはほとんどなかった。
以下、本発明の実施形態の例を列記する。
[1]
アルカリ金属炭酸塩と、
アルカリ金属過炭酸塩と、
式(I)
[(L ]Y (I)
により表される過酸化触媒とを含む、濃縮した洗浄剤組成物であって、
Lは、それぞれ独立して、金属Mに配位する、少なくとも3つの窒素原子又は少なくとも2つのカルボキシル基を含む、有機配位子であり;
Mは、Mn又はFeであり;
Xは、それぞれ独立して、H O、OH 、SH 、HO 、O 2− 、O 2− 、S 2− 、F 、Cl 、Br 、I 、NO 、NO 、SO 2− 、SO 2− 、PO 3− 、N 、CN 、NR 、NCS 、RCN、RS 、RCO 、RO 、及び
からなる群から選択される配位基又は架橋基であり、
Rは、水素、又はC 〜C アルキル基であり;
pは、1〜4の整数であり;
qは、1〜2の整数であり;
rは、0〜6の整数であり;
zは、錯体[(L ]の価数を表し;
Yは、カウンターイオンであり;
sは、カウンターイオンの数である、
濃縮した洗浄剤組成物。
[2]
前記過酸化触媒が、式(II)
により表される錯体であり、
及びL は、別々の配位子であることができるか、又はL 及びL は、組み合わせて単一の分子であることができる、項目1に記載の濃縮した洗浄剤組成物。
[3]
Lが、式(II)〜(IV)
により表される配位子であり、
Rは、それぞれ独立して、水素、及びC 〜C アルキルからなる群から選択される、項目1又は2に記載の濃縮した洗浄剤組成物。
[4]
Yは、Cl 、Br 、I 、NO 、ClO 、NCS 、BPh 、BF 、PF 、R −SO 、R −SO 、及びR −CO からなる群から選択され、R は、水素、又はC 〜C アルキル基である、項目1〜3のいずれか一項に記載の濃縮した洗浄剤組成物。
[5]
組成物が、過酸化触媒錯体の形態の前記金属Mを、0.0005〜0.12質量%含む、項目1〜4のいずれか一項に記載の濃縮した洗浄剤組成物。
[6]
組成物が、少なくとも36質量%の前記アルカリ金属過炭酸塩を含む、項目1〜5のいずれか一項に記載の濃縮した洗浄剤組成物。
[7]
組成物が、少なくとも5質量%の前記アルカリ金属炭酸塩を含む、項目1〜6のいずれか一項に記載の濃縮した洗浄剤組成物。
[8]
組成物を1g/Lの濃度で蒸留水中に希釈したときのpHが少なくとも8である、項目1〜7のいずれか一項に記載の濃縮した洗浄剤組成物。
[9]
組成物が、界面活性剤、活性化剤、キレート剤/封鎖剤、シリケート、洗浄剤フィラー又は結合剤、消泡剤、抗再析剤、酵素、色素、臭気物質、及びこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を更に含む、項目1〜8のいずれか一項に記載の濃縮した洗浄剤組成物。
[10]
組成物が、固体、粉末、液体、又はゲルの形態で提供される、項目1〜9のいずれか一項に記載の濃縮した洗浄剤組成物。
[11]
澱粉汚れの除去のための物品洗浄用洗浄剤としての、項目1〜9のいずれか一項に記載の濃縮した洗浄剤組成物の、使用。
[12]
前記濃縮した洗浄剤組成物を、濃度0.1〜10g/Lに希釈して、使用溶液を提供する、項目11に記載の使用。
[13]
前記濃縮した洗浄剤組成物を、20〜85℃の温度で使用する、項目11又は12に記載の使用。
[14]
前記物品洗浄用洗浄剤を、10秒〜5分の洗浄時間で使用する、項目11〜13のいずれか一項に記載の使用。

Claims (12)

  1. 少なくとも20質量%のアルカリ金属炭酸塩と、
    少なくとも36質量%のアルカリ金属過炭酸塩と、
    式(I)
    [(L]Y (I)
    により表される過酸化触媒とを含む、濃縮した洗浄剤組成物であって、
    Lは、それぞれ独立して、金属Mに配位する、少なくとも3つの窒素原子又は少なくとも2つのカルボキシル基を含む、有機配位子であり;
    Mは、Mn又はFeであり;
    Xは、それぞれ独立して、HO、OH、SH、HO 、O2−、O 2−、S2−、F、Cl、Br、I、NO 、NO 、SO 2−、SO 2−、PO 3−、N 、CN、NR、NCS、RCN、RS、RCO 、RO、及び
    からなる群から選択される配位基又は架橋基であり、
    Rは、水素、又はC〜Cアルキル基であり;
    pは、1〜4の整数であり;
    qは、1〜2の整数であり;
    rは、0〜6の整数であり;
    zは、錯体[(L]の価数を表し;
    Yは、カウンターイオンであり;
    sは、カウンターイオンの数である、
    濃縮した洗浄剤組成物。
  2. 前記過酸化触媒が、式(II)
    により表される錯体であり、
    及びLは、別々の配位子であることができるか、又はL及びLは、組み合わせて単一の分子であることができる、請求項1に記載の濃縮した洗浄剤組成物。
  3. Lが、式(II)〜(IV)
    により表される配位子であり、
    Rは、それぞれ独立して、水素、及びC〜Cアルキルからなる群から選択される、請求項1又は2に記載の濃縮した洗浄剤組成物。
  4. Yは、Cl、Br、I、NO 、ClO 、NCS、BPh 、BF 、PF 、R−SO 、R−SO 、及びR−CO からなる群から選択され、Rは、水素、又はC〜Cアルキル基である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の濃縮した洗浄剤組成物。
  5. 組成物が、過酸化触媒錯体の形態の前記金属Mを、0.0005〜0.12質量%含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の濃縮した洗浄剤組成物。
  6. 組成物を1g/Lの濃度で蒸留水中に希釈したときのpHが少なくとも8である、請求項1〜のいずれか一項に記載の濃縮した洗浄剤組成物。
  7. 組成物が、界面活性剤、活性化剤、キレート剤/封鎖剤、シリケート、洗浄剤フィラー又は結合剤、消泡剤、抗再析剤、酵素、色素、臭気物質、及びこれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を更に含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の濃縮した洗浄剤組成物。
  8. 組成物が、固体、粉末、液体、又はゲルの形態で提供される、請求項1〜のいずれか一項に記載の濃縮した洗浄剤組成物。
  9. 澱粉汚れの除去のための物品洗浄用洗浄剤としての、請求項1〜のいずれか一項に記載の濃縮した洗浄剤組成物の、使用。
  10. 前記濃縮した洗浄剤組成物を、濃度0.1〜10g/Lに希釈して、使用溶液を提供する、請求項に記載の使用。
  11. 前記濃縮した洗浄剤組成物を、20〜85℃の温度で使用する、請求項又は10に記載の使用。
  12. 前記物品洗浄用洗浄剤を、10秒〜5分の洗浄時間で使用する、請求項11のいずれか一項に記載の使用。
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