JP6139203B2 - ステッピングモータ - Google Patents
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Description
また、他の構成として、インシュレータにコネクタハウジングを一体あるいは別体として構成し、渡り線を介して該コネクタハウジングのコネクタ端子にコイルを電気的に接続させた構成のものが知られている(特許文献2参照)。
さらに、他の構成として、ステータコアに装着されるインシュレータの磁極の根元部のつばの長さを磁極の先端部のつばの長さよりも長くし、磁極の根元部のつばの内周に楔形突起を設け、プリント基板を該楔形突起と磁極の先端部のつばの端面とで支持する構成のものが知られている(特許文献3参照)。
また、特許文献2に記載のステッピングモータは、それに用いられるインシュレータがその上下で別の形状となり、その形成が高価であるという不都合を有していた。
さらに、特許文献3に記載のステッピングモータは、インシュレータの磁極の根元部のつばの内周部に係止構造を設けることによって、巻き線の巻回時に邪魔になり、さらに、該係止構造が充分なものでなく、配線部材が外れやすく、断線の原因になる不都合を有していた。
(1)本発明のステッピングモータは、巻き線が巻回され、内周に前記巻き線の保護壁を有する筒状のインシュレータと、前記インシュレータを嵌装するステータと、前記インシュレータの一端側の形状とほぼ同形で前記一端側に重ねられて配置され、前記ステータの外周の一部に隣接されて配置されるコネクタハウジングを一体に有する配線部材と、を備え、前記インシュレータは、前記保護壁に複数の第1係止部が形成され、前記配線部材は、前記インシュレータの内面に対向して延在され前記第1係止部に対応して設けられる第2係止部が形成され、前記配線部材は、前記第1係止部と前記第2係止部の相互の係止によって、前記インシュレータに対し径方向および軸方向の移動が規制されて配置されることを特徴とする。
(2)本発明のステッピングモータは、(1)の構成において、前記配線部材の外周の一部に切欠きが設けられ、前記切欠きを通して、前記インシュレータに巻回された前記巻き線の一端を前記配線部材の前記インシュレータと反対側の表面に引き出し前記配線部材に設けられたコネクタピンに導くようにしたことを特徴とする。
(3)本発明のステッピングモータは、(1)又は(2)の構成において、前記配線部材の表面に、前記巻き線の一端の引き回し方向を規制する配線中継部が形成されていることを特徴とする。
(実施形態1)
図1は、本発明のステッピングモータを示す構成図で、回転軸を有するロータを省略した図となっている。
すなわち、図1では、ロータの周辺を囲んで配置されるステータ20があり、このステータ20の上下からインシュレータ10が嵌装され、インシュレータ10の巻回部に巻き線が巻回されるようになっている。インシュレータ10に巻き線が巻回されたステータ20は、ロータの周囲に配置されるようになっている。
配線部材30は、インシュレータ10に巻回された巻き線が該インシュレータ10と反対側の表面に引き出し線50として引き出され、配線部材のコネクタハウジング40に設けられたコネクタピン41に電気的に接続されるようになっている。コネクタハウジング40は、インシュレータ10の巻き線に電源を供給する給電コネクタ(図示せず)が嵌合されるようになっている。
図2は、インシュレータ10を示す斜視図である。図2に示すように、多角形(図ではたとえば8角形)をなす筒状体11の内周側の面に、周方向に沿って等間隔に複数(図ではたとえば8個)の突状板12が形成され、この突状板12の表面には該突状板12の外周からはみ出た辺を有する保護壁13が設けられている。
各保護壁13は、筒状体11と同軸の円上に配置され、該保護壁13によって囲まれる空間部には、回転軸を有するロータ(図示せず)が配置されるようになっている。
図3(a)、(b)は、配線部材30を示す斜視図である。図3(a)は配線部材30を表側から観た斜視図、図3(b)は配線部材30を裏側から観た斜視図である。
配線部材30の外周の一部は径方向に延在する延在部30Aを有し、この延在部30Aには該配線部材30と一体にコネクタハウジング40が形成されている。コネクタハウジング40は、配線部材30の裏側に突出して設けられた箱状をなし、この箱内には複数(図ではたとえば4個)のコネクタピン41が植設されている。このコネクタピン41は、図3(a)から明らかなように、配線部材30の表側に突出されるようになっている。
配線部材30の外周には切欠き33が設けられ、該切欠き33を通して、インシュレータ10に巻回される巻き線の一端(引き出し線50)が配線部材30の表側に引き出されるようになっている(図1参照)。
図4に示すように、配線部材30は、図中A方向から該インシュレータ10の一端側に重ねるようにして該インシュレータ10に配置されるようになる。この場合、図4から明らかとなるように、インシュレータ10の保護壁13に形成された爪部15は、配線部材30に形成された爪受け部38の凹陥部38Bに嵌め込まれ、該爪受け部38に係合されるようになる。
また、上述のように構成された配線部材30は、たとえばプリント配線基板と比較した場合に、簡単かつ低コストで構成することができる。
実施形態1では、インシュレータ10に形成された爪部15は2個とし、これに対応して配線部材30に形成された爪受け部38も2個としたものである。しかし、この数に限定されることはなく、3個あるいは3個以上であってもよいことはいうまでもない。
実施形態1では、インシュレータ10に形成された第1係止部を爪部15とし、配線部材30に形成された第2係止部を爪受け部38としたものである。しかし、これに限定されることはなく、インシュレータ10に形成された第1係止部を爪受け部38とし、配線部材30に形成された第2係止部を爪部15とするようにしてもよいことはいうまでもない。
実施例1では、コネクタピン41は棒状で、配線部材30にインサートまたはアウトサートされていたが、図5に示すように、コネクタピンを折り曲げて配線部材30の切欠き部33の近くまで延長し、切欠き部33の近くで外方に突出するように、コネクタピン42を配線部材30にインサート成型し,インシュレータ10に巻回された巻線の一端を、切欠き部33の近くで外方に突出した部分にからげ、導通処理を行ってもよい。
これにより、円周突起35や配線中継部36を必要とせずに、巻線のからげ位置を切欠き部33に近付けることができ、 断線の防止効果をより向上させることができる。
11……筒状体、
12……突状板、
13……保護壁、
15……爪部(第1係止部)、
15A……傾斜、
20……ステータ、
30……配線部材、
30A……延在部、
31……孔、
33……切欠き部、
35……円周突起、
36……配線中継部、
38……爪受け部(第2係止部)、
38A……板材、
38B……凹陥部、
40……コネクタハウジング、
41、42……コネクタピン、
50……引き出し線。
Claims (3)
- 巻き線が巻回され、内周に前記巻き線の保護壁を有する筒状の一対のインシュレータと、
前記一対のインシュレータが一端側及び他端側に嵌装されるステータと、
前記インシュレータの一端側の形状とほぼ同形で、前記一対のインシュレータにおける一方のインシュレータの一端側に有する筒状体の内側で重ねられて配置され、前記ステータの外周の一部の外側に隣接されて配置されるコネクタハウジングを一体に有する配線部材と、を備え、
前記コネクタハウジングは、前記配線部材の裏側に突出されており、
前記一対のインシュレータは、前記保護壁に複数の第1係止部が形成され、
前記配線部材は、前記インシュレータの内面に対向して延在され前記第1係止部に対応して設けられる第2係止部が形成され、
前記配線部材は、前記第1係止部と前記第2係止部の相互の係止によって、前記インシュレータに対し径方向および軸方向の移動が規制されて配置されることを特徴とするステッピングモータ。 - 前記配線部材の外周の一部に切欠きが設けられ、
前記切欠きを通して、前記配線部材の前記インシュレータと反対側の表面に引き出された前記インシュレータに巻回された前記巻き線の一端である引き出し線は、前記配線部材の表側に突出するように設けられたコネクタピンに電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。 - 前記配線部材の表面に、前記巻き線の一端の引き回し方向を規制する配線中継部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のステッピングモータ。
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