JP6138624B2 - フラットケーブル用コネクタ - Google Patents

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本発明は、可撓性を有する絶縁フィルムに複数の導体パターンを挟んで形成されたケーブル、又は可撓性を有する平板型の導体を複数本並べて被覆したリボン状のケーブル(以下、フラットケーブルと総称する。)を、電子部品に接続するために用いられるフラットケーブル用コネクタに関する。
フラットケーブル用コネクタは、例えば、特許文献1に記載されているように、平型の直方体のコネクタハウジングに、フラットケーブルの先端部に露出された複数の導体が接触導通される複数の端子列が装着され、それらの複数の端子列にフラットケーブルの先端部を差し込む差込み部が形成されている。その差込み部の長手方向の両端に、フラットケーブルの先端部を設定位置に保持するロック機構が設けられている。同文献のロック機構は、フラットケーブルの先端部が差し込まれることにより弾性変形するロックアーム部を設け、ロックアーム部の変位方向に突出させて係止突起を設けている。そして、フラットケーブルの先端部の両側縁に形成された切り込み部がロックアーム部の係止突起の位置に達したとき、係止突起が切り込み部に進入してロックアーム部が復帰する。これにより、フラットケーブルが設定位置にロックされる構成となっている。また、コネクタからフラットケーブルを離脱するときは、ロックアーム部をロック方向と逆の方向に弾性変形させるロック解除部材を設けている。
特開2011−119162号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたロック解除部材は、ロックアーム部の係止突起をフラットケーブルの切り込み部から退出させる方向にロックアーム部を弾性変形させるため、差込み部の両側に設けられたロックアーム部にそれぞれ設けられる。そのため、フラットケーブルをコネクタから離脱するとき、差込み部の両側のロック解除部材を操作しなければならないので操作が煩雑である。
本発明が解決しようとする課題は、ワンタッチでフラットケーブルのロックを解除できるフラットケーブル用コネクタを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のフラットケーブル用コネクタは、フラットケーブルの先端部に露出された複数の導体がそれぞれ接触導通される複数の端子が装着されたハウジングと、前記ハウジングに弾性的に嵌合され前記ハウジングに差し込まれる前記フラットケーブルの先端部を設定位置に保持するロック部材とを備え、前記ハウジングは、前記端子の端子配列方向に沿う長手方向の両端部に支持された底部壁及び上部壁によって前記フラットケーブルの先端部の差込み部が形成され、前記ロック部材は、前記ハウジングの両端部に弾性的に嵌合される弾性嵌合部と、該弾性嵌合部間に差し渡された架橋部と、該架橋部の両端から垂下され該フラットケーブルの先端部の両側に形成された係止孔又は切込みにそれぞれ挿入される一対の係止突起とを有し、前記ロック部材の前記架橋部は、前記ハウジングの前記上部壁の長手方向に沿って張り出して形成された張出部に当接させて設けられ、少なくとも長手方向の略中央領域の前記架橋部と前記張出部との対向面間に窪みが形成され、該窪みの両側の対向面の前記架橋部と前記張出部のいずれか一方に一対の突起が形成されていることを特徴とする。
このように構成することにより、フラットケーブルをハウジングに差し込むと、フラットケーブルの先端部によってロック部材の一対の係止突起が持ち上げられる。さらに、フラットケーブルを差し込まれて、先端部の両側に形成された係止孔又は切込みが一対の係止突起の位置に達すると、一対の係止部が係止孔又は切込みに進入して、フラットケーブルの差込み位置が設定された位置に保持(ロック)される。これにより、フラットケーブルの導体部が端子列に電気的に接続される。この状態から、フラットケーブルを離脱するときは、ロック部材の架橋部の中央部ないし略中央領域を対向する張出部側に押圧すると、架橋部と張出部の対向部に形成された一対の突起を支点として、架橋部の弾性変形により略中央領域が張出部側に撓む。この撓みの反力でロック部材の両端が張出部から離れる方向に持ち上げられる。これにより、ロック部材の両端に垂下して設けられた一対の係止突起が持ち上げられて、一対の係止突起がフラットケーブルの係止孔又は切込みから退出して、フラットケーブルのロックが解除される。つまり、ワンタッチでフラットケーブルのロックを解除することができる。
この場合において、架橋部と張出部の対向部に形成する一対の突起を、架橋部に対向する張出部に設ける場合は、張出部の対向面の長手方向の中央部を谷とし、その谷を挟んで長手方向の両側に山を形成することにより、張出部が架橋部に対向する面に凹凸を形成することができる。また、これに代えて、一対の突起を架橋部に形成する場合は、張出部に対向する架橋部の長手方向の中央部の厚みを薄肉にして谷を形成し、その谷を挟んで長手方向の両側を肉厚にすることにより山を形成することができる。いずれの場合でも、本願発明の課題を解決することができる。
本発明によれば、ワンタッチでフラットケーブルのロックを解除できるフラットケーブル用コネクタを提供することができる。
本発明のフラットケーブル用コネクタの一実施形態の分解斜視図をフラットケーブルの斜視図と共に示す図である。 図1実施形態のフラットケーブル用コネクタの組立斜視図とフラットケーブルの斜視図を示す図である。 図1実施形態のフラットケーブル用コネクタの動作を説明するための平面図である。 図1実施形態のロック部材とハウジングとの弾性嵌合部の構成を説明する図である。 図1実施形態のフラットケーブル用コネクタにフラットケーブルを差し込み初期のロック部材の係止部の状態を説明する図である。 図5の状態からさらにフラットケーブルを差し込んだ位置における係止部の動作位置を説明する図である。 図6の状態からフラットケーブルを設定位置まで差し込んだときの係止部のロック状態を説明する図である。 図1実施形態のフラットケーブル用コネクタからフラットケーブルを離脱させるロック解除動作の初期状態を示す図である。 図8の状態からフラットケーブルのロックが解除されたときの係止部の動作位置を示す図である。 図9のロック解除状態におけるフラットケーブル用コネクタからフラットケーブルの引き抜きを完了した状態を示す図である。 本発明のフラットケーブル用コネクタの他の実施形態の分解斜視図を示す図である。
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態のフラットケーブル用コネクタ1は、樹脂等により形成された絶縁性を有するハウジング2と、ハウジング2に装着される複数の端子を配列してなる端子3と、樹脂等により形成された絶縁性を有するロック部材4とを備えて形成されている。ハウジング2は、端子3の端子配列方向に沿う長手方向を有して形成された底部壁2aと、底部壁2aの長手方向の両端に設けられた一対の支持部2bと、一対の支持部2b間に差し渡して形成された上部壁2cを有している。上部壁2cには、長手方向に沿って底部壁2aの上面に対向させて張り出した張出部8が形成されている。張出部8は、長手方向の両端が一対の支持部2bから間隔を明けて形成されている。これらの底部壁2a、一対の支持部2b、上部壁2c、及び張出部8とで、フラットケーブル20の差込み部2dが形成されている。
差込み部2dには、ハウジング2の図において背面側から端子3が装着されるようになっている。端子3は、クリップ状に形成された複数の端子3aを備え、各端子3aは絶縁材を介して複数列設して形成されている。各端子3aの背面側には外部接続端3bが備えられ、外部接続端3aを本実施形態のフラットケーブル用コネクタ1が取り付けられる図示していない配線基板などの端子部に、はんだ付け等により電気的に接続されるようになっている。また、各端子3aのクリップ状の下端子は、底部壁2aの上面に露出させて差込み部2dに装着され、各端子3aのクリップ状の上端子は、差込み部2dに差し込まれるフラットケーブル20の露出導体が接触するようになっている。このように形成されたハウジング2は、両端の支持部2bの外面側に形成された嵌合部2fに固定具5を装着し、固定具5を介して図示していない配線基板に固定されるようになっている。
ロック部材4は、ハウジング2の長手方向に沿う長さの板材からなる架橋部41と、架橋部41の長軸方向両端に垂下させて一体成形された一対の弾性嵌合部42を備えて形成されている。一対の弾性嵌合部42は、ハウジング2の張出部8の両端の支持部2bの上面から凹ませて形成された嵌合凹所2gに挿入され、嵌合凹所2gと協働して図において上下方向に移動可能にハウジング2に嵌合されている。すなわち、ロック部材4の一対の弾性嵌合部42は、架橋部41の長軸(長手)方向に直交する幅方向の両側面からそれぞれ垂下された一対の押圧脚部43と、長軸方向の端面から垂下された係止脚部44を有して形成されている。一対の押圧脚部43は、先端先細り状に形成された弾性部材の先端に、幅方向外向きに突出させて半円柱状の突部43bを有して形成されている。係止脚部44は、一対の押圧脚部43の間に位置させて間隔を明けて垂下された弾性部材の先端に、長軸方向外向きに突出する係止突起44aを有して形成されている。係止突起44aは垂下方向の断面が先細り状に形成され、基部の上面に係止段部を有して形成されている。
一方、ハウジング2の両端にそれぞれに形成された嵌合凹所2gは、弾性嵌合部42が挿入可能な形状に形成されている。嵌合凹所2gのハウジング短軸方向の対向する内面は、図4(b)に示すように、上端が狭く、下端に向かうにつれて広がる傾斜面2kに形成されている。ロック部材4の弾性嵌合部42を嵌合凹所2gに挿入する際、押圧脚部43の半円柱状の突部43aが傾斜面2kを摺動して挿入されるようになっている。また、嵌合凹所2gのハウジング長軸方向の内面には、係止脚部44の係止突起44aが係止する段部2mが形成されている。
このように形成することにより、ロック部材4の押圧脚部43をハウジング2の嵌合凹所2gの上端から挿入すると、一対の押圧脚部43が図4(d)に示すように弾性変形され、半円柱状の突部43aが傾斜面2kから反力を受けて図示矢印46方向に押し下げられる。一方、外力を受けてロック部材4がハウジング2に対して上方に抜け出ようとしても、図4(c)に示すように、係止脚部44の係止突起44aが段部2mに係止して、ロック部材4がハウジング2から脱落しないようになっている。このようにして、ロック部材4の架橋部41は、ハウジング2の張出部8の上面に当接するように、一定の力で下方に押圧されるようになっている。
一方、フラットケーブル20は、図1に示したように、例えば、可撓性を有する絶縁フィルムに複数の導体パターンを挟んで形成され、その先端部21の先端に複数の導体が露出され、その幅方向の両側に一対の矩形の係止孔23が形成されている。そして、係止突起4dの先端がフラットケーブル20の係止孔23に挿入されて、係止孔23と互いに係止して、フラットケーブル20をハウジング2に固定するようになっている。なお、フラットケーブル20の先端部21は、補強部材22を積層して形成されている。
ロック部材4の係止突起4dは、架橋部41の弾性嵌合部42の内側に位置させて、弾性嵌合部42と間隔を明けて、図5(b)の断面図に示すように、底部壁2aの上面に形成された空所2hに向けて先細り状に突出させて設けられている。すなわち、図5(b)に示すように、係止突起4dはフラットケーブル20の差込み方向に平行な板部材で先細り状に形成され、先端部がフラットケーブル20の係止孔23に進入して係止するようになっている。つまり、係止突起4dは、係止孔23の差込み方向の手前側の縁23a(図1参照)に当接する係止面が先端から基部に向かって、図5(b)に示すように、差込み部6の手前側に傾斜して形成されている。また、係止孔23の差込み方向の奥側の縁23b(図1参照)に当接する係止面は、先端から基部に向かって、図5(b)に示すように、鉛直に形成されている。
次に、本実施形態の特徴部である張出部8について説明する。本実施形態の張出部8は、図1に示すように、ロック部材4の架橋部41が載置される上面に、長手方向の中央部に谷8aが形成され、谷8aを挟んで長手方向の両側に山8bが形成されていることを特徴とする。これにより、ロック部材4の長手方向の中央部の架橋部41と張出部8との対向部に空隙が形成されるように、張出部8が形成されている。
図2に、本実施形態のフラットケーブル用コネクタ1の組立斜視図及びフラットケーブルの斜視図を示す。図示のように、張出部8の上面の長手方向の中央部に谷8aが形成され、谷8aの両側に山8bが形成されていることから、ハウジング2の張出部8の上面に載置されて組付けられたロック部材4の中央部下面側に窪みが形成される。このように形成されたフラットケーブル用コネクタ1に、フラットケーブル20を接続する動作を、図5〜図7を参照して説明する。
図5は、フラットケーブル用コネクタ1にフラットケーブル20を差し込む前の状態の平面図を示している。図5は、フラットケーブル用コネクタ1にフラットケーブル20を差し込むときの初期におけるロック部材4の状態を説明する図である。同様に、図6はフラットケーブル20を差し込み初期からさらに差し込んだ状態における係止部の動作を説明する図であり、図7はフラットケーブル20を設定位置まで差し込んだときの係止部のロック状態を説明する図である。また、それらの図(a)はフラットケーブル用コネクタ1の差込み部2dを正面から見た図であり、それらの図(b)は図3の線X−Xにおける断面を示す図である。
図5(b)に示すように、フラットケーブル20の先端部21が差込み部2dの入口の底部壁2aの上面を矢印41の方向に滑らせて、差込み部2dの奥側に差し込む初期段階では、係止突起4dの先端は底部壁2aの上面よりも下に位置され、空所2h内に進入している。さらに、先端部21を矢印41の方向に滑らせて差込み部2dの奥側に差し込むと、フラットケーブル20の先端部21は係止突起4dの傾斜面に当接し、係止突起4dが図6(b)に矢印42に示すように持ち上げられて、先端部21の上面に乗り上げる。このとき、ロック部材4は図6(a)に示すように、張出部8から浮き上がった状態になる。さらに、フラットケーブル20を押し込み、先端部21の係止孔23が係止突起4dに達すると、ロック部材4が弾性力により下方に押し付けられているので、係止突起4dの先端が係止孔23に進入する。この位置で、フラットケーブル20の先端部21が差込み部2dの奥壁に当接し、フラットケーブル20がフラットケーブル用コネクタ1の設定位置にロックされる。これにより、フラットケーブル20の露出されている複数の導体が、それぞれ対応する端子3aに接触導通される。
次に、フラットケーブル20の複数の導体が、それぞれ対応する端子3aに接触導通されている状態から、フラットケーブル20をフラットケーブル用コネクタ1から離脱する場合、係止突起4dと係止孔23とのロックを解除する必要がある。このロック解除動作を図8〜図10を参照して説明する。図7(b)のようにフラットケーブル用コネクタ1にフラットケーブル20がロックされている状態を解除するために、図8(a)に示すように、ロック部材4の中央部を張出部8の谷8a側に押し下げる(図示矢印51)。これにより、同図に示すように、ロック部材4は張出部8の山8bを支点として谷8a側に撓んで、ロック部材4の両端が図示矢印52の方向に持ち上げられる。これにより、同図(b)に示すように、係止突起4dの先端が係止孔23から退出し、ロックが解除される。
図9(b)の状態になれば、図示矢印51の押し下げ力を解除してもロック解除状態が維持されるから、引き続きフラットケーブルを引き抜くことにより、図10に示すように、フラットケーブル20をフラットケーブル用コネクタ1から離脱させることができる。なお、図8(a)〜図10(a)は,フラットケーブル用コネクタ1の差込み部2dを正面から見た図であり、図8(b)〜図10(b)は図3の線X−Xにおける断面を示す図である。
以上説明したように、本実施形態のフラットケーブル用コネクタ1は、フラットケーブル20の先端部に露出された複数の導体がそれぞれ接触導通される複数の端子3が装着されたハウジング2と、ハウジング2に弾性的に嵌合され、ハウジング2に差し込まれるフラットケーブル20の先端部21を設定位置に保持するロック部材4とを備えて構成される。そして、ハウジング2は、端子3の配列方向に沿う長手方向を有し、その長手方向の両端部の支持部2bと、支持部2bに支持された底部壁2a及び上部壁2cによって端子3の装着空間とフラットケーブル20の先端部21が差し込まれる差込み部2dとが形成されている。ロック部材4は、ハウジング2の両端部の支持部2bに嵌合される一対の弾性嵌合部42と、一対の弾性嵌合部42間に差し渡された架橋部41と、架橋部41の両端から垂下されフラットケーブル20の先端部21の両側に形成された係止孔23にそれぞれ挿入される一対の係止突起4dとを有している。そして、ロック部材4の架橋部41は、ハウジング2の上部壁2cの長手方向に沿って張り出して形成された張出部8に載置して設けられる。ロック部材4の架橋部41は、両端の弾性嵌合部42により張出部8方向に弾性的に押圧されている。さらに、張出部8の上面の長手方向の中央部に谷8aが形成され、谷8aの両側に山8bが形成されている。これにより、ハウジング2の張出部8の上面に載置されて組付けられたロック部材4の中央部下面側に窪みが形成される。
したがって、本実施形態によれば、フラットケーブル20をハウジング2に差し込むことによって、フラットケーブル20の先端部21の両側に形成された係止孔23にロック部材4の一対の係止突起4dが進入して、フラットケーブル20の差込み位置が設定された位置に保持(ロック)される。これにより、フラットケーブル20の導体部が端子3に電気的に接続される。この状態から、フラットケーブル20をフラットケーブル用コネクタ1から離脱するときは、ロック部材4の架橋部41の中央部を対向する張出部8側に押圧する。これにより、架橋部41と張出部8の対向部に形成された一対の突起である山8bを支点として、架橋部41の弾性変形により中央部が張出部8側に撓み、弾性脚部43がロック部材4の両端が張出部8と底部壁2aから離れる方向に持ち上げられる。これによって、ロック部材4の両端の一対の係止突起4dが持ち上げられて、フラットケーブル20の係止孔23から退出して、フラットケーブル20のロックが解除される。つまり、ワンタッチでフラットケーブル20のロックを解除することができる。
(実施形態2)
図11に、本発明のフラットケーブル用コネクタ30の他の実施形態の分解斜視図を示す。本実施形態が、図1の実施形態と異なる点は、張出部8の山8bに対応する一対の突起を、ロック部材44の架橋部45に形成したことにある。その他の点は、図1実施形態と同じであることから、説明を省略する。図11に示すように、ハウジング2の張出部18は、架橋部45が載置される対向面が平坦に形成されている。これに対して、張出部18に対向する架橋部45の面の中央部に、厚みを薄肉にして谷8aに相当する平坦部45aを形成し、平坦部45aを挟んで長手方向の両側に一対の山45bを形成している。本実施形態によれば、架橋部45の平坦部45aを張出部18側に押圧することにより、一対の山45bを支点として架橋部45が撓み、これによって架橋部45の両端の弾性嵌合部42がハウジングの底部壁2aに対して持ち上げられる。その結果、図1実施形態と同様に、ワンタッチでフラットケーブルのロックを解除できる。
以上、本発明を一実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の主旨の範囲で変形又は変更された形態で実施することが可能であることは、当業者にあっては明白なことであり、そのような変形又は変更された形態が本願の特許請求の範囲に属することは当然のことである。
例えば、第1実施形態では、架橋部41に対向する張出部8の対向面の長手方向の中央部に谷8a、谷8aの両側に山8bを形成し、架橋部41の対向面を平坦に形成した。また、第2実施形態では、架橋部45に対向する張出部18の対向面を平坦に形成し、架橋部45の長手方向の中央部に平坦部45aを形成し、平坦部45aの長手方向の両側に山45bを形成した。しかし、要は、ロック部材の中央部の架橋部と、架橋部が載置される張出部との対向部に空隙を形成し、架橋部と張出部のいずれか一方の対向部に空隙を挟んで両側に一対の突起を形成するようにしてもよい。
また、ロック部材の係止突起がフラットケーブルの先端部の係止孔に係止する例を説明したが、これに限らず、フラットケーブルの先端部の側縁に矩形の切り込みを形成しても同様の効果を奏することができる。
さらに、ロック部材4をハウジング2の支持部2bに弾性嵌合する弾性嵌合部42の構造は、第1実施形態に限られるものではない。例えば、弾性脚部43a及び円柱状の突起43bと傾斜面2kとの組合せに代えて、コイルばねを用いてハウジング2の底壁2aからロック部材4の両端を持ち上げる構造を採用することができる。
1 フレットケーブル用コネクタ
2 ハウジング
2a 底部壁
2b 支持部
2c 上部壁
2d 差込み部
3 端子
4 ロック部材
41 架橋部
42 弾性嵌合部
5 固定具
8 張出部
8a 谷
8b 山
20 フラットケーブル
21 先端部
23 係止孔

Claims (1)

  1. フラットケーブルの先端部に露出された複数の導体がそれぞれ接触導通される複数の端子が装着されたハウジングと、前記ハウジングに弾性的に嵌合され前記ハウジングに差し込まれる前記フラットケーブルの先端部を設定位置に保持するロック部材とを備え、
    前記ハウジングは、前記端子の端子配列方向に沿う長手方向の両端部に支持された底部壁及び上部壁によって前記フラットケーブルの先端部の差込み部が形成され、
    前記ロック部材は、前記ハウジングの両端部に弾性的に嵌合される弾性嵌合部と、該弾性嵌合部間に差し渡された架橋部と、該架橋部の両端部に垂下され該フラットケーブルの先端部の両側に形成された係止孔又は切込みにそれぞれ挿入される一対の係止突起とを有し、
    前記ロック部材の前記架橋部は、前記ハウジングの前記上部壁の長手方向に沿って張り出して形成された張出部に当接して設けられ、少なくとも長手方向の略中央領域の前記架橋部と前記張出部との対向面間に窪みが形成され、該窪みの両側の対向面の前記架橋部と前記張出部のいずれか一方に一対の突起が形成されているフラットケーブル用コネクタ。
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